JP2018093020A - テープフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、空テープを切断可能なテープフィーダを提供することを課題とする。【解決手段】テープフィーダ1は、電子部品実装機の部品供給台90に着脱可能に配置されるフィーダ本体2と、電子部品Pが収容されたテープ91が搬送される搬送路Aと、テープ91から電子部品Pが取り出される取出位置Bと、電子部品Pが取り出された後のテープ91である空テープ912が切断される切断位置Cと、フィーダ本体2に配置され外部から操作力が入力される入力部30と、切断位置Cにおいて操作力により空テープ912を切断するカッター31と、入力部30からカッター31に操作力を伝達する動力伝達部32と、を有するテープ切断部3と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品実装機に電子部品を供給するテープフィーダに関する。
特許文献1には、圧搾空気の力で移動する切刃により収容テープを切断するテープフィーダが開示されている。テープフィーダの内部には、テープ切断部が配置されている。切刃は、テープ切断部に進入可能である。テープフィーダをデバイスパレットから取り外す際、作業者が操作桿を引っ張ると、操作桿の動きに連動して圧搾空気が供給される。エアージョイントは、当該圧搾空気に押圧され、移動する。切刃は、当該エアージョイントに連動し、テープ切断部に進入する。収容テープは、当該切刃により切断される。
特開2005−123465号公報
しかしながら、同文献記載のテープフィーダの場合、圧搾空気の力により切刃を動かしている。このため、圧搾空気を確保するために、別途、空気供給設備(例えば、コンプレッサ、タンク、配管など)を配置する必要がある。そこで、本発明は、簡単な構成で、空テープを切断可能なテープフィーダを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のテープフィーダは、電子部品実装機の部品供給台に着脱可能に配置されるフィーダ本体と、電子部品が収容されたテープが搬送される搬送路と、前記テープから前記電子部品が取り出される取出位置と、前記電子部品が取り出された後の前記テープである空テープが切断される切断位置と、前記フィーダ本体に配置され外部から操作力が入力される入力部と、前記切断位置において前記操作力により前記空テープを切断するカッターと、前記入力部から前記カッターに前記操作力を伝達する動力伝達部と、を有するテープ切断部と、を備えることを特徴とする。
本発明のテープフィーダは、外部から入力される操作力により、空テープを切断している。このため、別途、カッターを駆動させるための設備(例えば、特許文献1の空気供給設備等)が不要である。したがって、簡単な構成で、空テープを切断することができる。
本発明の一実施形態のテープフィーダが配置されたデバイスパレットの上面図である。 同テープフィーダの左側部分の前後方向断面図である。 同テープフィーダの右側部分の前後方向断面図である。 図2の枠IV内の拡大図である。 同テープフィーダの、空テープ切断時における、カッター付近の前後方向断面図である。 その他の実施形態のテープフィーダのカット用動力伝達部の模式図である。
以下、本発明のテープフィーダの実施の形態について説明する。
<テープフィーダの構成>
まず、本実施形態のテープフィーダの構成について説明する。図1に、本実施形態のテープフィーダが配置されたデバイスパレットの上面図を示す。図2に、同テープフィーダの左側部分(カット用レバー部分)の前後方向断面図を示す。図3に、同テープフィーダの右側部分(リリース用レバー部分)の前後方向断面図を示す。
図1に示すように、デバイスパレット90には、複数のスロットSが区画されている。デバイスパレット90は、本発明の「部品供給台」の概念に含まれる。デバイスパレット90は、電子部品実装機(図略)に配置されている。複数のスロットSは、左右方向に並んでいる。スロットSは、前後方向に延在している。スロットSには、テープフィーダ1が着脱可能に配置されている。テープフィーダ1は、フィーダ本体2と、搬送路Aと、取出位置Bと、切断位置Cと、テープ切断部3と、リリース部4と、を備えている。
[フィーダ本体2]
フィーダ本体2は、デバイスパレット90のスロットSに挿入されている。図1、図2に示すように、フィーダ本体2の上面には、前側から後側(テープ91の順送方向)に向かって、搬送路Aと、取出位置Bと、切断位置Cと、が配置されている。搬送路Aは、前後方向(テープ91の搬送方向)に延在している。搬送路Aには、搬送中のテープ91が載置されている。スプロケット(図略)により、テープ91は、所定のピッチずつ、前側から後側に送られる。取出位置Bは、搬送路Aの後端に連なっている。切断位置Cは、取出位置Bの後側に並置されている。切断位置Cは、フィーダ本体2の後端(電子部品実装機側の端)に配置されている。
図4に、図2の枠IV内の拡大図を示す。図3、図4に示すように、フィーダ本体2は、左右一対のガイド部20と、スプリング座21と、スリット22と、貫通孔23と、リール保持部24と、レバー揺動孔25と、を備えている。
図4に示すように、左右一対のガイド部20は、フィーダ本体2の左右両壁の内面(左壁の右面および右壁の左面)に配置されている。ガイド部20は、上下方向に延在する溝状を呈している。ガイド部20は、切断位置Cの下側に配置されている。スプリング座21は、フィーダ本体2の上壁の内面(下面)に突設されている。スプリング座21は、環状のリブ状を呈している。スリット22は、左右方向(テープ91の幅方向)に長い長孔状を呈している。スリット22は、フィーダ本体2の上壁を、上下方向に貫通している。スリット22は、切断位置Cに開口している。図3に示すように、貫通孔23は、フィーダ本体2の下壁を、上下方向(詳しくは後上−前下方向。上側から下側に向かってデバイスパレット90の後壁から遠ざかる方向。)に貫通している。貫通孔23は、デバイスパレット90上面の凹部900に連なっている。レバー揺動孔25は、フィーダ本体2の上壁を、上下方向に貫通している。レバー揺動孔25は、フィーダ本体2の上壁の前端に配置されている。リール保持部24は、フィーダ本体2の前縁(作業エリア側の縁)に配置されている。リール保持部24には、リール92が、着脱可能に保持されている。リール92には、テープ91が巻装されている。
テープ91は、キャリアテープ910と、トップテープ911と、の二層構造を呈している。図4に示すように、キャリアテープ910の上面には、複数の部品収容部910aが設けられている。複数の部品収容部910aは、キャリアテープ910の長手方向に沿って、所定間隔ずつ離間して配置されている。部品収容部910aには、電子部品Pが収容されている。取出位置Bにおいて、電子部品Pは、吸着ノズル93により、部品収容部910aから取り出される。取り出された電子部品Pは、基板(図略)の所定の装着座標に装着される。以下、トップテープ911が剥離され、電子部品Pが取り出された後のキャリアテープ910を、空テープ912と称する。空テープ912は、切断位置Cにおいて、カッター31により、切断される。
[テープ切断部3]
図2に示すように、テープ切断部3は、カット用レバー30と、カッター31と、カット用動力伝達部32と、テープ押さえ部材33と、を備えている。カット用動力伝達部32は、本発明の「動力伝達部」の概念に含まれる。
カット用レバー30は、レバー本体300と、揺動軸301と、を備えている。揺動軸301は、フィーダ本体2の前端内部(レバー揺動孔25付近)に配置されている。レバー本体300は、フィーダ本体2の前上端に配置されている。レバー本体300は、揺動軸301を中心に、上下方向に揺動可能である。左側または右側から見て、レバー本体300はL字状を呈している。レバー本体300は、L字長辺に対応する把持部300aと、L字短辺に対応するワイヤ接続部300bと、を備えている。把持部300aは、レバー揺動孔25からフィーダ本体2の外部に突出している。把持部300aは、作業者により把持される。ワイヤ接続部300bは、フィーダ本体2の内部に配置されている。
図4に示すように、カッター31は、柄部310と、刃部311と、を備えている。カッター31は、切断位置Cの下側に配置されている。柄部310は、左右一対の被ガイド部310aと、スプリング座310bと、を備えている。左右一対の被ガイド部310aは、柄部310から左右両側に突出している。被ガイド部310aは、上下方向に延在するリブ状を呈している。被ガイド部310aは、ガイド部20に沿って、上下方向に移動可能である。スプリング座310bは、フランジ状であって、柄部310の外周面に突設されている。スプリング座310bは、スプリング座21の下側に配置されている。刃部311は、柄部310の上側に配置されている。
図4に示すように、カット用動力伝達部32は、ワイヤ320と、動滑車321と、定滑車322と、ワイヤ固定部323と、スプリング(付勢部材)324と、を備えている。図2に示すように、ワイヤ固定部323は、フィーダ本体2の後壁の内面(前面)の上端に固定されている。ワイヤ320は、ワイヤ接続部300bとワイヤ固定部323とを連結している。図4に示すように、動滑車321は、ワイヤ固定部323の前側に配置されている。動滑車321は、柄部310の下端に、回転可能に配置されている。動滑車321には、ワイヤ320が巻装されている。定滑車322は、フィーダ本体2の左壁の内面(右面)の上端に、回転可能に配置されている。定滑車322は、動滑車321の前側に配置されている。定滑車322には、ワイヤ320が巻装されている。スプリング324は、上側のスプリング座21と、下側のスプリング座310bと、の間に配置されている。スプリング324は、カッター31を下側(切断位置Cから離間する方向)に付勢している。
図4に示すように、テープ押さえ部材33は、切断位置Cを上側から覆っている。テープ押さえ部材33は、下側に開口するC字状を呈している。テープ押さえ部材33は、左右一対の脚部(図略)と、橋部330と、を備えている。橋部330は、左右一対の脚部の上端間を連結している。橋部330の下面と切断位置Cとの間には、空テープ912が通過可能な、隙間Dが確保されている。橋部330にはスリット330aが形成されている。スリット330aは、左右方向に長い長孔状を呈している。スリット330aは、橋部330を上下方向に貫通している。スリット330aは、スリット22の上側に配置されている。
[リリース部4]
図3に示すように、リリース部4は、リリース用レバー40と、ストッパ41と、シリンダ42と、リリース用動力伝達部43と、を備えている。図1に示すように、リリース用レバー40は、カット用レバー30の右側に並置されている。図3に示すように、リリース用レバー40は、レバー本体400を備えている。レバー本体400は、フィーダ本体2の前上端に配置されている。レバー本体400は、揺動軸301を中心に、レバー本体300から独立して、上下方向に揺動可能である。レバー本体300と同様に、レバー本体400は、把持部400aとワイヤ接続部400bとを備えている。ただし、把持部400aは、把持部300aよりも、揺動軸301からの長さが短い。シリンダ42の下端は、貫通孔23に挿入されている。シリンダ42は、下側に開口する筒状を呈している。シリンダ42は、上下方向(詳しくは後上−前下方向。上側から下側に向かってデバイスパレット90の後壁から遠ざかる方向。)に延在している。ストッパ41は、シリンダ42に収容されている。ストッパ41は、シリンダ42から、貫通孔23を介して、凹部900に進入可能である。リリース用動力伝達部43は、カット用動力伝達部32に干渉しないように、カット用動力伝達部32の右側に配置されている。リリース用動力伝達部43は、ワイヤ430と、定滑車431と、スプリング(付勢部材)432と、を備えている。ワイヤ430は、シリンダ42の上壁を貫通して、ワイヤ接続部400bとストッパ41とを連結している。定滑車431は、フィーダ本体2の右壁の内面(左面)の上端に、回転可能に配置されている。定滑車431には、ワイヤ430が巻装されている。スプリング432は、シリンダ42に収容されている。スプリング432は、シリンダ42の上壁と、ストッパ41と、の間に配置されている。スプリング432は、ストッパ41を下側(凹部900に接近する方向)に付勢している。
<テープフィーダの動き>
次に、本実施形態のテープフィーダの動きについて説明する。具体的には、生産対象基板の種類を変更する段取り替えにおいて、デバイスパレット90の任意のスロットSから別のスロットSにテープフィーダ1の位置を変更する場合について説明する。図5に、本実施形態のテープフィーダの、空テープ切断時における、カッター付近の前後方向断面図を示す。なお、図5は、図4に対応している。
まず、作業者は、位置変更対象となるテープフィーダ1の空テープ912を切断する。すなわち、図2に矢印Y1で示すように、作業者は、カット用レバー30を、図2に実線で示す基準位置から、図2に一点鎖線で示すカット位置に、切り替える。具体的には、作業者は、テープフィーダ1のカット用レバー30のレバー本体300の把持部300aを把持し、揺動軸301を中心に上側に揺動させる。把持部300aが上側に揺動すると、ワイヤ接続部300bは前側に揺動する。このため、図2に矢印Y2で示すように、ワイヤ320がワイヤ接続部300bに引っ張られる。したがって、図2に矢印Y3、Y4で示すように、動滑車321が上側に移動する。
図4、図5に示すように、動滑車321の上側にはカッター31が配置されている。また、カッター31の被ガイド部310aは、ガイド部20に対して、上下方向に移動可能である。このため、カッター31は、ガイド部20に沿って、上側に移動する。カッター31が上側に移動すると、刃部311は、下側から上側に向かって、スリット22を貫通し、空テープ912を切断する。その後、刃部311は、スリット330a内で停止する。また、カッター31の上昇により、スプリング座21にスプリング座310bが接近する。このため、スプリング324に、下向きの付勢力が蓄積される。
次に、作業者は、把持部300aから手を離す。作業者が把持部300aから手を離すと、スプリング324に蓄積された付勢力により、スプリング324がカッター31および動滑車321を押し下げる。このため、図5に示す上死点から図4に示す下死点まで、カッター31および動滑車321が移動する。また、ワイヤ320が動滑車321に引っ張られる。このため、カット用レバー30が、図2に一点鎖線で示すカット位置から、図2に実線で示す基準位置に、切り替わる。
続いて、作業者は、空テープ912切断済みのテープフィーダ1をデバイスパレット90のスロットSから取り外す。すなわち、図3に矢印Y5で示すように、作業者は、リリース用レバー40を、図3に実線で示すロック位置から、図3に一点鎖線で示すリリース位置に、切り替える。具体的には、作業者は、テープフィーダ1のリリース用レバー40のレバー本体400の把持部400aを把持し、揺動軸301を中心に上側に揺動させる。把持部400aが上側に揺動すると、ワイヤ接続部400bは前側に揺動する。このため、図3に矢印Y6で示すように、ワイヤ430がワイヤ接続部400bに引っ張られる。したがって、図3に矢印Y7で示すように、ストッパ41が上側に移動する。すなわち、ストッパ41が、凹部900から抜ける。ストッパ41が凹部900から抜けると、デバイスパレット90に対するテープフィーダ1のロックが解除される。作業者は、リリース用レバー40をリリース位置に保持したまま、デバイスパレット90からテープフィーダ1を持ち上げる。なお、ストッパ41の上昇により、シリンダ42内部のスプリング432が圧縮される。このため、スプリング432に、下向きの付勢力が蓄積される。
それから、作業者は、取り外したテープフィーダ1を、図1に示すデバイスパレット90の別のスロットSに取り付ける。具体的には、まず、作業者は、リリース用レバー40をリリース位置に保持したまま、デバイスパレット90の所望のスロットSに、テープフィーダ1を挿入する。図5に示すように、テープフィーダ1に残った空テープ912(以下、「残テープ」と称す)の長さは、取出位置Bと切断位置Cとの間の前後方向長さに対応している。このため、残テープは、非常に短い。また、残テープの後端(切断跡)は、テープ押さえ部材33と切断位置Cとの間の隙間Dに収容されている。したがって、スロットSにテープフィーダ1を挿入する際、残テープが、デバイスパレット90や、隣接する別のテープフィーダ1に、干渉しにくい。次に、作業者は、把持部400aから手を離す。作業者が把持部400aから手を離すと、スプリング432に蓄積された付勢力により、スプリング432がストッパ41を押し下げる。このため、ストッパ41が、凹部900に挿入される。すなわち、デバイスパレット90に対して、テープフィーダ1がロックされる。また、ワイヤ430がストッパ41に引っ張られる。このため、リリース用レバー40が、図3に一点鎖線で示すリリース位置から、図3に実線で示すロック位置に、切り替わる。このように、まずカット用レバー30を、次にリリース用レバー40を、順に操作することにより、デバイスパレット90に対するテープフィーダ1の位置を変更する。
<作用効果>
次に、本実施形態のテープフィーダの作用効果について説明する。図2、図4、図5に示すように、本実施形態のテープフィーダ1は、外部から入力される操作力により、空テープ912を切断している。すなわち、作業者が、手動で空テープ912を切断している。このため、別途、カッター31を駆動させるための設備(例えば、空気供給設備、モータ、ソレノイド等)が不要である。したがって、簡単な構成で、空テープ912を切断することができる。また、テープフィーダ1の電源が切れている場合であっても、空テープ912を切断することができる。
また、図5に示すように、取出位置Bと切断位置Cとは、フィーダ本体2の上面に配置されている。このため、切断位置Cがフィーダ本体2の内部に配置されている場合と比較して、残テープの長さを短くすることができる。
また、図2に示すように、カット用動力伝達部32は、カット用レバー30とカッター31との間に配置されるワイヤ320と、ワイヤ320が巻装される動滑車321と、を備えている。このため、外部から入力される操作力を、増幅することができる。したがって、空テープ912切断時の作業負荷を小さくすることができる。また、図4、図5に示すように、定滑車322とワイヤ固定部323とは、動滑車321を挟んで、前後両側に配置されている。このため、カット用レバー30から入力される操作力の伝達方向を、前後方向(空テープ912の搬送方向)から、上下方向(空テープ912の搬送方向に対して直交する方向。切断方向。)に、変換することができる。
また、図4、図5に示すように、被ガイド部310aは、ガイド部20に沿って移動可能である。このため、被ガイド部310aおよびガイド部20の延在方向、全長などを調整することにより、カッター31のストローク方向(上下方向)、ストローク量、上死点および下死点の位置などを、自在に設定することができる。
また、図3に示すように、本実施形態のテープフィーダ1は、デバイスパレット90からフィーダ本体2を解除可能なリリース用レバー40を備えている。図1に示すように、リリース用レバー40と、カット用レバー30と、は互いに独立している。このため、デバイスパレット90からのテープフィーダ1の取外し作業と、空テープ912の切断作業と、が連動している場合と比較して、テープフィーダ1の取外し作業から独立して空テープ912の切断作業を行うことができる。例えば、デバイスパレット90からテープフィーダ1を取り外すことなく、空テープ912の切断作業を行うことができる。このため、途中まで使用したテープ91をリール92に巻き直し、当該リール92だけを回収する際などに便利である。また、空テープ912を切断することなく、デバイスパレット90からテープフィーダ1を取り外すこともできる。
また、図5に示すように、本実施形態のテープフィーダ1は、テープ押さえ部材33を備えている。テープ押さえ部材33は、上側から空テープ912を押さえている。このため、空テープ912の切断時において、空テープ912が刃部311から上側に逃げるのを、抑制することができる。また、空テープ912の切断後において、残テープが、自身の巻き癖により、フィーダ本体2の上面から浮くのを、抑制することができる。また、テープ押さえ部材33は、スリット330aを備えている。空テープ912の切断時において、刃部311は、スリット330aに下側から進入し、空テープ912を切断する。このため、刃部311が空テープ912に加える剪断力を、大きくすることができる。また、図1〜図3に示すように、把持部300aは、把持部400aよりも、揺動軸301からの長さが長い。このため、作業者から加わる操作力を増幅しやすい。
また、図1に示すように、把持部300aは、スロットSの左右方向幅内に収まっている。並びに、把持部300aは、把持部400aの左右方向幅内に収まっている。このため、二つの把持部300a、400aを、スロットSの左右方向幅内に収めることができる。
<その他>
以上、本発明のテープフィーダの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
カット用動力伝達部32の動滑車321、定滑車322の大きさ(径)、数は特に限定しない。図6に、その他の実施形態のテープフィーダのカット用動力伝達部の模式図を示す。なお、図4と対応する部位については、同じ符号で示す。図6に示すように、動滑車321と定滑車322とを、前後方向(かつ動滑車321が下側、定滑車322が上側)に、交互に配置してもよい。また、複数の動滑車321同士を連結部材325で連結してもよい。そして、交互に配置された動滑車321および定滑車322に、ワイヤ320を巻装してもよい。また、定滑車322の代わりに、回転しないピンを配置してもよい。なお、リリース用動力伝達部43の定滑車431についても同様である。
図2に示すカット用動力伝達部32の構成は特に限定しない。例えば、カット用動力伝達部32は、歯車、スプロケット、プーリー、ベルト、チェーンなどの動力伝達部材を備えていてもよい。図3に示すリリース用動力伝達部43についても同様である。
図2に示すカット用レバー30の把持部300aの揺動軸301からの長さは特に限定しない。空テープ912の切断に充分な操作力を、カッター31に加えることができればよい。図3に示すリリース用レバー40の把持部400aの揺動軸301からの長さについても同様である。カット用レバー30とリリース用レバー40とを一体化してもよい。すなわち、フィーダ本体2に、揺動軸301を中心に揺動する、共用レバーを配置してもよい。そして、共用レバーに、カット用動力伝達部32を介して、カッター31を連動させてもよい。並びに、共用レバーに、リリース用動力伝達部43を介して、ストッパ41を連動させてもよい。こうすると、テープフィーダ1におけるレバー配置スペースを小さくすることができる。例えば、共用レバーの揺動ストロークを二区間(揺動前半区間、揺動後半区間)に分割し、揺動前半区間に空テープ912の切断作業を、揺動後半区間にテープフィーダ1のリリース作業を、各々割り当ててもよい。勿論、揺動前半区間にテープフィーダ1のリリース作業を、揺動後半区間に空テープ912の切断作業を、各々割り当ててもよい。また、空テープ912の切断作業と、テープフィーダ1のリリース作業と、を並行して行ってもよい。
図4に示すスプリング324を、動滑車321の下側に配置してもよい。スプリング324により、動滑車321を、下側から引っ張ってもよい。すなわち、スプリング324は、動滑車321つまりカッター31に、下向き(切断位置Cから離間する向き)の付勢力を加えることができればよい。
図4に示すテープ押さえ部材33は、スリット330aを備えていなくてもよい。すなわち、空テープ912の切断時において、刃部311が橋部330の下面に突き当たってもよい。こうすると、カット用レバー30から加わる反力の変化により、作業者が、空テープ912の切断完了を認識しやすい。
また、テープフィーダ1に、空テープ912の切断完了を検出するセンサと、空テープ912の切断完了を作業者に知らせる報知部(例えば、ランプ、ブザーなど)と、を配置してもよい。センサは、「被ガイド部310aがガイド部20の上端に到達したこと」、「カッター31がストロークの上死点に到達したこと」、「刃部311が橋部330の下面に突き当たったこと」などを検出する。センサからの信号を基に、報知部は光や音を発生する。
テープフィーダ1は、テープ押さえ部材33を、備えていなくてもよい。この場合であっても、被ガイド部310a、ガイド部20の全長、上端位置、カット用レバー30の揺動ストロークなどにより、カッター31の上死点の位置を制御することができる。
カッター31の刃部311の種類は特に限定しない。カミソリ状、工作機械のバイト状、穴空けパンチの無端環状の棒刃状などであってもよい。刃部311の上端(先端)角度は鋭角(90°以下)でも鈍角(90°超過)でもよい。鈍角の場合、作業者の安全性を確保しやすい。
切断位置Cは、取出位置Bに並置されていなくてもよい。取出位置Bの下流側であればよい。例えば、フィーダ本体2の内部に切断位置Cが配置されていてもよい。反対に、切断位置Cは、取出位置Bと一致していてもよい。
1:テープフィーダ、2:フィーダ本体、20:ガイド部、21:スプリング座、22:スリット、23:貫通孔、24:リール保持部、25:レバー揺動孔、3:テープ切断部、30:カット用レバー、300:レバー本体、300a:把持部、300b:ワイヤ接続部、301:揺動軸、31:カッター、310:柄部、310a:被ガイド部、310b:スプリング座、311:刃部、32:カット用動力伝達部(動力伝達部)、320:ワイヤ、321:動滑車、322:定滑車、323:ワイヤ固定部、324:スプリング、325:連結部材、33:テープ押さえ部材、330:橋部、330a:スリット、4:リリース部、40:リリース用レバー、400:レバー本体、400a:把持部、400b:ワイヤ接続部、41:ストッパ、42:シリンダ、43:リリース用動力伝達部、430:ワイヤ、431:定滑車、432:スプリング、90:デバイスパレット(部品供給台)、900:凹部、91:テープ、910:キャリアテープ、910a:部品収容部、911:トップテープ、912:空テープ、92:リール、93:吸着ノズル、A:搬送路、B:取出位置、C:切断位置、D:隙間、P:電子部品

Claims (4)

  1. 電子部品実装機の部品供給台に着脱可能に配置されるフィーダ本体と、
    電子部品が収容されたテープが搬送される搬送路と、
    前記テープから前記電子部品が取り出される取出位置と、
    前記電子部品が取り出された後の前記テープである空テープが切断される切断位置と、
    前記フィーダ本体に配置され外部から操作力が入力される入力部と、前記切断位置において前記操作力により前記空テープを切断するカッターと、前記入力部から前記カッターに前記操作力を伝達する動力伝達部と、を有するテープ切断部と、
    を備えるテープフィーダ。
  2. 前記取出位置と前記切断位置とが、前記フィーダ本体の上面に配置される請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記動力伝達部が、前記入力部と前記カッターとの間に配置されるワイヤと、前記ワイヤが巻装される動滑車と、を備える請求項1または請求項2に記載のテープフィーダ。
  4. 前記部品供給台から前記フィーダ本体を解除可能なリリース用レバーと、
    前記リリース用レバーから独立して前記フィーダ本体に配置されるカット用レバーである前記入力部と、
    を前記フィーダ本体に備える、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のテープフィーダ。
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