JP5878996B1 - 搬送装置及び搬送体 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送レール上の任意の位置で簡単な操作で搬送体を停止操作可能な搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置100は、対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体110と、対象物の搬送方向に沿って延びるとともに搬送体110が走行するためのレール部131、及び、該レール部131に併設されるとともに搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部135を備える搬送レール130と、を備える。該搬送体110は、搬送体本体111と、対象物を支持するための支持部112と、搬送体本体111がレール部131を走行するための走行部113と、搬送体本体111に支持され、コンベヤ部135に圧接して搬送体本体111をコンベヤ部135に連結するための圧接体115と、該圧接体115のコンベヤ部135への圧接を解除操作するための制御部116と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、対象物を所定位置まで搬送するための搬送装置及び搬送体に関する。
従来、対象(ワーク材)に対して一の工程を施す第1の工程実施場所から他の工程を施す第2の工程実施場所へと対象を搬送するために種々の搬送装置(搬送システム)が用いられている。
特許文献1の搬送ラインシステム(搬送装置)は、複数の主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)と、待避レール部材(5a、5b、5c)と、サブ基幹レール部材(6a、6b、6c)と、支持部材(3)と、ベルト部材(103)を備える。支持部材(3)は、主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)、待避レール部材(5a、5b、5c)又はサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)に沿って移動可能に配設され、且つ、ワーク材を含有するための容器体(2)を支持する。そして、ベルト部材(103)を電気的に駆動することによって、支持部材(3)が各レールに沿って移動する。また、複数の主基幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)は、所定のワーク材を搬送するために、一の工程実施場所と他の工程実施場所との間に配設されている。そして、待避レール部材(5a、5b、5c)は、複数の主幹レール部材(4a、4b、4c、4d、4e)のうちの一の主基幹レール部材と他の主基幹レール部材との間に位置する工程実施場所に配設されており、所定のワーク材を用いて工程を実施する場合に一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へと、移動部材によって移動可能であり、又は、一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へと移動部材によって移動可能である。さらに、サブ基幹レール部材(6a、6b、6c)は、工程実施場所に配設され、待避レール部材(5a、5b、5c)に連結部材(7)で連結されている。該待避レール部材(5a、5b、5c)が一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へと移動すると、これに連動して、別のワーク材が工程実施場所を素通りできるように一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へとサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)が移動する。又は、待避レール部材(5a、5b、5c)が一及び他の主基幹レール部材と断絶する位置から連続する位置へと移動すると、これに連動して、一及び他の主基幹レール部材と連続する位置から断絶する位置へとサブ基幹レール部材(6a、6b、6c)が移動する。
特許第5004377号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の搬送装置では、ライン上で工程実施場所を予め定めた上で、該工程実施場所の直上に主幹レールの断絶部分を設け、該断絶部分に待避レール部材及びサブ基幹レール部材を配設するものである。そのため、一旦定めた工程実施場所を変更するには、各レールを再配置しなければならず、工程実施場所の変更に柔軟に対応することができなかった。それ故、より簡易な構造で搬送体を搬送レールの任意の位置で停止可能とすることが求められている。また、特許文献1の搬送装置では、安全上の理由で1つの支持部材を緊急停止させることが必要となった場合、ベルト部材の回転駆動を止めるべくシステム全体を停止させなければならなかった。そのため、作業者が問題のある搬送体のみを迅速に操作して停止させることができず、搬送体に体の一部が巻き込まれるなどの事故につながる虞があった。つまり、作業者が該支持部材をその場で操作して迅速且つ簡単に停止できるような搬送装置を提供することが求められている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、搬送レール上の任意の位置で簡単な操作で搬送体を停止操作可能な搬送装置、及び、該搬送装置に用いられる搬送体を提供することにある。
請求項1に記載の搬送装置は、
対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体と、
前記対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レールと、を備え、
前記搬送体は、
搬送体本体と、
前記対象物を支持するための支持部と、
前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え
前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部に対して付勢し、
前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を牽引する牽引部を備え、
前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記牽引部に牽引される係合部を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において、前記走行部は、1又は複数の第1車輪及び第2車輪からなり、前記対となる第1及び第2車輪で前記レール部を挟み込むことを特徴とする。
請求項3に記載の搬送装置は、請求項1又は2に記載の搬送装置において、前記コンベヤ部は、搬送方向に連続するコンベヤベルト、及び、前記コンベヤベルトを回転駆動する複数の駆動輪からなり、前記コンベヤベルトの表面に前記圧接体が圧接し、前記コンベヤベルトの回転駆動とともに前記搬送体が移動することを特徴とする。
請求項に記載の搬送装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送装置において、前記牽引部は、前記搬送体本体と前記係合部との間に配置される楔状の錐体であり、前記ハンドル部を前記搬送体本体に押し込むことにより、前記係合部と前記搬送体本体との間の距離が広がり、前記圧接部が前記搬送体本体側に牽引されることを特徴とする。
請求項に記載の搬送装置は、請求項に記載の搬送装置において、前記牽引部には、前記圧接体の前記軸部が貫通配置される長孔が形成され、前記長孔は前記ハンドル部の操作方向に沿って延びており、前記軸部が前記長孔内を相対移動可能であることを特徴とする。
請求項に記載の搬送装置は、対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体と、
前記対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レールと、を備え、
前記搬送体は、
搬送体本体と、
前記対象物を支持するための支持部と、
前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え、
前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部から離隔する方向に付勢し、
前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を前記レール部に押圧する押圧部を備え、
前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記押圧部に押圧される係合部を備え、
前記押圧部は、楔状の錐体であり、前記ハンドル部を前記搬送体本体から引くことにより、前記係合部が前記錐体の傾斜面上を相対移動して、前記圧接部が前記レール部から離隔することを特徴とする。
請求項に記載の搬送体は、
対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レール上を走行する搬送体であって、
搬送体本体と、
前記対象物を支持するための支持部と、
前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え
前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部に対して付勢し、
前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を牽引する牽引部を備え、
前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記牽引部に牽引される係合部を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、圧接体がコンベヤ部に圧接した状態で搬送体がコンベヤ部の回転駆動とともに搬送レールに沿って移動し、且つ、圧接体がコンベヤ部から離隔した状態で搬送体が搬送レールの所定位置で停止可能に構成されている。そして、搬送体の制御部を操作することにより、圧接体のコンベヤ部への圧接を選択的に解除し、又は、圧接体をコンベヤ部へと選択的に圧接させることができる。すなわち、作業者が搬送体の制御部を操作してコンベヤ部への圧接体の圧接状態を適宜制御することにより、搬送レールの任意の位置で搬送体を迅速且つ簡単に停止又は発進させることが可能である。このように、圧接体のコンベヤ部への圧接を制御するという簡易な機構により、搬送体の搬送レール上の移動を制御することが可能である。そして、作業者が搬送体を個別に制御することにより、コンベヤ部の駆動を停止させることなく、搬送体を搬送レール上で停止させることが可能である。また、弾性体の付勢力という簡易な機構によって、圧接体のコンベヤ部への圧接を実現することができる。さらに、ハンドル部の操作によって弾性体の付勢力に抗して圧接体を牽引することにより、圧接部とコンベヤ部とを離隔させて、搬送体を簡単に停止させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、走行部の対となる車輪でレール部を挟み込むことにより、搬送体が搬送レールから脱線することを抑え、より安定的に対象物を搬送することが可能である。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、搬送方向に連続するコンベヤベルトに圧接体が圧接し、コンベヤベルトの回転駆動とともに搬送体が移動する。これにより、搬送体が連続的に移動し、対象物の搬送の安定性を維持することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれかの発明の効果に加えて、ハンドル部を搬送体に押し込むことにより、係合部と搬送体本体とを隔てる錐体の厚みを変化させることにより、圧接体をレール部から離隔させる方向に牽引することができる。すなわち、本発明の搬送体は簡易な構造を有し、簡単な操作で圧接を解除可能である。
請求項に記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、牽引部に長孔が形成されていることにより、制御部の牽引部の移動が長孔の周縁によってガイドされ、ハンドル部の操作感が向上する。
請求項に記載の発明によれば制御部の押圧部が錐体の傾斜面で圧接体をレール部に向けて押圧することにより、圧接体とコンベヤ部とを互いに圧接させる。そして、ハンドル部を引くことにより、弾性部材が圧接体を離隔方向に牽引するとともに係合部が傾斜面上を相対移動して、圧接体がレール部から離隔する。すなわち、本発明の搬送体は簡易な構造を有し、簡単な操作で圧接を解除可能である。
請求項に記載の発明によれば、搬送体は、圧接体がコンベヤ部に圧接した状態でコンベヤ部の回転駆動とともに搬送レールに沿って移動し、且つ、圧接部がコンベヤ部から離隔した状態で搬送レールの所定位置で停止可能に構成されている。そして、制御部を操作することにより、圧接体のコンベヤ部への圧接を選択的に解除し、又は、圧接体をコンベヤ部へと選択的に圧接させることができる。すなわち、作業者が制御部を操作してコンベヤ部への圧接体の圧接状態を適宜制御することにより、搬送レールの任意の位置で搬送体を迅速且つ簡単に停止又は発進させることが可能である。このように、圧接体のコンベヤ部への圧接を制御するという簡易な機構により、搬送体の搬送レール上の移動を容易に制御することが可能である。また、弾性体の付勢力という簡易な機構によって、圧接体のコンベヤ部への圧接を実現することができる。さらに、ハンドル部の操作によって弾性体の付勢力に抗して圧接体を牽引することにより、圧接部とコンベヤ部とを離隔させて、搬送体を簡単に停止させることができる。
本発明の一実施形態の搬送装置の概略斜視図。 図1の搬送装置の搬送体の概略斜視図。 図2の搬送体の(a)正面図及び(b)平面図。 図2の搬送体(圧接形態)を示し、図3(b)の(a)A−A断面図及び(b)B−B断面図。 図2の搬送体(非圧接形態)を示す(a)縦断面図及び(b)横断面図。 図1の搬送装置の搬送レールの一部を示す概略斜視図。 図6の搬送レールの(a)平面図及び(b)側面図。 図7の搬送レールのC−C断面図。 図1の搬送体がコンベヤ部に走行駆動される状態の搬送装置の側面図。 図1の搬送体とコンベヤ部との連結が切断された状態の搬送装置の側面図。 本発明の別実施形態(第2実施形態)の搬送装置の概略斜視図。 本発明の別実施形態(第3実施形態)の搬送装置(圧接形態)の(a)縦断面図及び(b)横断面図。 図12の搬送装置の非圧接形態を示す(a)縦断面図及び(b)横断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
[第1実施形態]
本実施形態の搬送装置100は、所定の搬送路に従って敷設された搬送レール130に沿って対象物(図示せず)を搬送体110で所定位置まで搬送するものである。より具体的には、対象に複数の工程を施すべく、第1の工程を施すための一の工程実施場所から、第2の工程を施すための他の工程実施場所へと対象を搬送レール130に沿って搬送することに当該搬送装置100が用いられる。
図1は、本発明の一実施形態の搬送装置100の概略斜視図である。図1に示すとおり、搬送装置100は、対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体110と、対象物の搬送方向に沿って延びるとともに搬送体110が走行するためのレール部131、及び、該レール部131に併設されるとともに搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部135を備える搬送レール130と、を備えてなる。
なお、図1では、説明の便宜上、1つの搬送体110のみを示したが、長尺の搬送レール130上に任意の間隔で複数の搬送体110を配置してもよい。また、図1に模式的に示された搬送レール130は、説明の便宜上、1ユニット又は一部分として示されているが、実際は、一の工程実施場所とこれと離れた少なくとも1つの他の工程実施場所を搬送レール130で繋ぐべく、長尺に構成され得る。この搬送レール130は、直線的に敷設されてもよく、屈曲又は蛇行して敷設されてもよく、あるいは、環状に敷設されてもよい。そして、該搬送レール130の長さは、用地等に応じて任意に定められる。
まず、図2乃至図5を参照して、当該搬送装置100の搬送体110を説明する。図2は、搬送体110の斜視図である。図3(a)、(b)は、搬送体110の正面図及び平面図である。図4は、圧接形態の搬送体110の縦断面図及び横断面図である。図5は、非圧接形態の搬送体110の縦断面図及び横断面図である。
図2乃至図4に示すように、搬送体110は、ブロック状の搬送体本体111と、搬送体本体111の上面に固定され、対象物を支持するための支持板112(支持部)と、搬送体本体111が搬送レール130のレール部131を走行するための走行部113と、搬送体本体111に支持され、搬送レール130のコンベヤ部135に圧接可能に構成された圧接体115と、該圧接体115のコンベヤ部135への圧接を解除操作するための制御部116と、を備える。
図4に示すように、搬送体本体111は、複数の矩形状のブロックが積み重なってボルトで連結されたものである。該搬送体本体111は、平面視において搬送レール130の幅方向よりも長手方向(搬送方向)に長辺を有する。該搬送体本体111には、該搬送体本体111を高さ方向に貫通する複数(本実施形態では3つ)の貫通孔111aが穿設されている。各貫通孔111aは、後述する圧接体115の軸部115aが軸方向に移動可能に、該軸部115aの径よりも大きい所定の径で構成されている。また、搬送体本体111の上面(上段のブロック)には、支持板112を固定するための固定孔111bが複数形成されている。該固定孔111bを介して、所定厚の支持板112がビスで搬送体本体111に固定されている。支持板112は、対象を載置可能に幅広な板状に形成されている。さらに、搬送体本体111上面と支持板112下面との間で、制御部116の牽引部116cを収容可能な収容部111cが設けられている。
本実施形態の走行部113は、搬送体本体111の側部に回転可能に軸支された複数対の車輪からなる。各車輪は、図3(b)に示すように搬送体本体111の正面及び背面の両側に設けられている。さらに、図3(a)に示すように、走行部113は、搬送体本体111の上側で水平方向に沿って並んだ複数(本実施形態では4つ)の第1車輪113aと、各第1車輪113aの直下で水平方向に沿って並んだ複数(本実施形態では4つ)の第2車輪113bとを備える。第1車輪113a及び第2車輪113bは、それぞれレール部131の厚み分だけ離隔している。そして、これら第1車輪113a及び第2車輪113bは、対となって搬送レール130のレール部131を挟み込むように構成されている。すなわち、走行部113の対となる車輪113a、113bでレール部131を挟み込むことにより、搬送体110が搬送レール130から脱線することを抑え、より安定的に対象物を搬送することが可能である。なお、対となる第1車輪113a及び第2車輪113bの間にバネを配置して互いに近接する方向に付勢してもよい。
本実施形態の圧接体115は、搬送体本体111に支持され、搬送レール130のコンベヤ部135に圧接して搬送体本体111をコンベヤ部135に連結するように機能する。該圧接体115は、図4に示すように、搬送体本体111の高さ方向に延びる複数(本実施形態では3つ)の軸部115aと、各軸部115aの下端に固定された板状の圧接板(圧接部)115bと、中央の軸部115aの上端で左右方向にバー状に延びる係合部115cと、を備える。各軸部115aは、搬送体本体111の各貫通孔111a内に上下動可能に挿通(遊挿)されている。3つの軸部115aのうちの左右両方(搬送方向の前後)の軸部115aには、コイルバネ状の弾性体114が外挿されている。該弾性体114の上端が搬送体本体111の貫通孔111a周縁(下面)に当接し、且つ、該弾性体114の下端が圧接板115bの上面に当接している。そして、弾性体114は、搬送体本体111及び圧接体115bの間に圧縮された状態で配置されており、搬送体本体111及び圧接体115bを互いに離隔する方向に付勢している。つまり、弾性体114の弾性復帰力によって圧接体114がコンベヤ部135に対して付勢される。また、圧接板115bは、両端が上方に反っており、その下面がコンベヤ部135に圧接するように構成されている。そして、係合部115cは、搬送体本体111の収容部111cに収容され、後述する制御部116の牽引部116cに係合可能に配置されている。
本実施形態の制御部116は、圧接体115のコンベヤ部135への圧接を解除操作するように機能する。すなわち、図4及び図5に示すように、制御部116は、圧接体115を搬送体本体111の高さ方向に変位させるように機能する。該制御部116は、弾性体114の付勢力に抗して圧接体115を牽引するための牽引部116aと、該牽引部116aから搬送体本体111の手前側に突出したアーム部116bと、該アーム部116bの手前側の端部に形成され、作業者が操作するためのハンドル部116cと、を備える。
牽引部116aは、搬送体本体111の収容部111cに収容される側面視で楔状の錐体であり、搬送体本体111側の先端がテーパー状となり、基端が相対的に厚い直状となっている。そして、牽引部116aは、上方に平面を有し、下方に傾斜面(湾曲面)を有する。図4(b)に示すように、牽引部116aには、錐体の上下面を貫通するように搬送体本体111(又は搬送レール130)の幅方向に延びるスライド孔116dが穿設されている。該スライド孔116dには圧接体115の軸部115aが貫通配置され、且つ、その係合部115cがスライド孔116dの周縁で錐体上面に係合(当接)するように配置される。すなわち、制御部116は、スライド孔116d及び軸部115aを介して、搬送体本体111に支持されている。そして、圧接体115の軸部115aがスライド孔116d内を相対移動することにより、牽引部116aが圧接体115に対して幅方向に沿って変位する。
図4は、弾性体114の付勢によって圧接体115の圧接板115bが下方(コンベヤ部135との圧接方向)に延び出た圧接形態の搬送体110を示している。他方、図5は、制御部116によって圧接体115が上方(コンベヤ部135に対する離隔方向)に変位した非圧接形態の搬送体110を示している。
図4(b)に示すとおり、圧接形態の搬送体110では、制御部116のハンドル部116cが搬送体本体111から離隔する方向に引かれている。より具体的には、スライド孔116dの先端まで軸部115aが相対移動し、牽引部116aの先端近傍の相対的に薄いテーパー部分が係合部115cと搬送体本体111との間に挟まれている。そして、牽引部116a及びアーム部116bが後方斜め上方に傾斜した状態で、牽引部116aの錐体上面が係合部115cに当接し、且つ、錐体下面が搬送体本体111上面に当接している。つまり、弾性体114が圧接体115を下方に付勢しているため、係合部115cと搬送体本体111上面との間の距離がその間に配置される(すなわち、係合部115cと当接又は係合する位置の)牽引部(錐体)115aの厚みによって決定される。よって、図4の圧接形態では、搬送体110の構造上で圧接体115の圧接板115bが最下位置(すなわち、コンベヤ部135に最も近接する位置)に配置されている。なお、最下位置では、圧接板115b下面がコンベヤ部135のコンベヤベルト135b外面に圧接可能となるまで、圧接体115が延び出る。
他方、図5(b)に示すとおり、非圧接形態の搬送体110では、制御部116のハンドル部116cが搬送体本体111側に押し込まれている。より具体的には、スライド孔116dの基端まで軸部115aが相対移動し、牽引部116aの基端近傍の相対的に厚い直状部分が係合部115cと搬送体本体111との間に挟まれている。そして、牽引部116a及びアーム部116bが水平な状態で、牽引部116aの錐体上面が係合部115cに当接し、且つ、錐体下面が搬送体本体111上面に当接している。すなわち、図4の圧接形態と比べて、牽引部116aの直状部分とテーバー部分との厚みの差分だけ、圧接体115の圧接板115bが上方に牽引されている。よって、図5の非圧接形態では、搬送体110の構造上で圧接体115の圧接板115bが最上位置(すなわち、コンベヤ部135に最も離隔する位置)に配置されている。なお、最上位置では、圧接板115b下面がコンベヤ部135のコンベヤベルト135b外面から離隔する位置まで、圧接体115が牽引される。
次に、図6乃至図8を参照して、当該搬送装置100の搬送レール130を説明する。図6は、搬送レール130の斜視図である。図7(a)、(b)は、搬送レール130の平面図及び側面図である。図8は、搬送レール130の縦断面図である。
図6乃至図8に示すとおり、搬送レール130は、搬送方向に沿って長手状に延びる底壁部132と、該底壁部132の幅(短手)方向の両端縁から上方に立設した一対の側壁部133と、該一対の側壁部133の間で開口した開口部134とを備える。各側壁部133の開口端には、内側に張り出したレール部131がそれぞれ形成されている。この長手方向(搬送方向)に延びる一対のレール部131間の間隔は、搬送体本体111の幅よりも大きく、且つ、走行部113の車輪の位置に対応している。
他方、搬送レール130の開口部134の反対側には、コンベヤ部135が設けられている。該コンベヤ部135は、レール部131に併設されており、搬送体110をレール部131上で走行させるように駆動する。コンベヤ部135は、両側壁部133間に回転可能に軸支された複数のプーリ135aと、該複数のプーリ135aに掛架されたコンベヤベルト135bと、プーリ135a及びコンベヤベルト135bを回転駆動するための駆動軸135cとを備える。図示しないが、駆動軸135cには、モータ等の回転駆動手段が取り付けられる。後述するとおり、コンベヤベルト135bの表面に圧接体115の圧接板115bが圧接し、コンベヤベルト135bの回転駆動とともに搬送体110が移動する。
図9は、搬送体110がコンベヤ部135に走行駆動される状態の搬送装置100の側面図である。なお、説明の便宜上、搬送レール130の側壁部133の一部を切り欠いて示した。図9に示すとおり、搬送体110の圧接体115が弾性体114によってコンベヤ部135側に付勢されることにより、圧接板115b下面がコンベヤベルト135b上面に圧接されている。この圧接により、圧接板115b下面とコンベヤベルト135b上面との間に強い摩擦力が生じ、これらが搬送方向にずれることなく、搬送体110が搬送レール130のコンベヤ部135に一体的に連結されている。この圧接による連結状態で、コンベヤベルト135bが順方向に回転することにより、コンベヤベルト135bとともに対象物(図示せず)を支持する搬送体110が搬送路に沿って移動する。このとき、走行部113の第1車輪113a及び第2車輪113bがレール部131の上下面に当接して回転することで、搬送体110が搬送レール130に沿って滑らかに走行する。この形態のまま、該搬送体110は、例えば一の工程実施場所から他の工程実施場所へと対象を搬送可能である。そして、作業者がハンドル部116cを奥側に押し込むことにより、図10に示すように、圧接体115とコンベヤ部135との係合が解除され、搬送体110とコンベヤ部135との連動が切断される。
図10は、搬送体110の圧接体115とコンベヤ部135との連結(圧接)を解除して、コンベヤ部135の回転に拘わらず、搬送体110を停止可能とした状態の搬送装置100の側面図である。なお、説明の便宜上、搬送レール130の側壁部133の一部を切り欠いて示した。図10に示すとおり、制御部116のハンドル部116cが奥側に押し込まれることにより、弾性体114の付勢力に抗して係合部115cが上方に牽引されて、圧接板115bとコンベヤベルト135bとが離隔している。この状態では、搬送体110の走行部113のみが搬送レール130に当接している。つまり、搬送体110は、コンベヤ部135と関係なく、レール部131の所定位置で停止可能である。あるいは、コンベヤ部135を停止させることなく、搬送体110をレール部131に沿って人力で前後に自由にスライドさせることができる。例えば、作業者が、コンベヤ部135によって流れてきた搬送体110に対して、制御部116を操作することで任意の工程実施場所で停止させることができる。または、作業者がレール部131上の任意の位置で制御部116を操作することで、搬送体110を迅速且つ緊急に停止させることもできる。なお、図10の状態から、作業者がハンドル部116cを手前側に引くことにより、図9に示したように、圧接体115がコンベヤ部135に係合し、搬送体110が再び発進する。
以下、本発明の一実施形態の搬送装置100及び搬送体110の作用効果について説明する。
本実施形態の搬送装置100では、圧接体115がコンベヤ部135に圧接した状態で搬送体110がコンベヤ部135の回転駆動とともに搬送レール130に沿って移動し、且つ、圧接板115がコンベヤ部135から離隔した状態で搬送体110が搬送レール130の所定位置で停止可能に構成されている。そして、搬送体110の制御部116を操作することにより、圧接体115のコンベヤ部135への圧接を選択的に解除し、又は、圧接体115をコンベヤ部135へと選択的に圧接させることができる。すなわち、作業者が搬送体110の制御部116を操作してコンベヤ部135への圧接体115の圧接状態を適宜制御することにより、搬送レール110の任意の位置で搬送体110を迅速且つ簡単に停止又は発進させることが可能である。このように、圧接体110のコンベヤ部135への圧接を制御するという簡易な機構により、搬送体110の搬送レール130上の移動を制御することが可能である。そして、作業者が1又は複数の搬送体110を個別に制御することにより、コンベヤ部135の駆動を停止させることなく、搬送体110を搬送レール130上で停止させたり、あるいは、自由に手動操作可能な状態にすることが可能である。すなわち、搬送体110を搬送レール130上の任意の位置で停止させることが可能であるため、搬送レール130の任意の位置に工程実施場所を設定することが可能である。また、搬送体110の緊急停止が必要な場合においても、作業者が制御部116を個別に操作することにより、迅速に対応可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の実施形態や変形例を取り得る。以下、本発明の第2及び第3実施形態並びに変形例を説明する。各実施形態において、下二桁が共通する構成要素は、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、搬送体110が搬送レール130の上を走行し、支持板112の上に対象物を載置するように構成されている。しかしながら、図11に示す搬送装置200のように、搬送レール230から搬送体210及び支持部212を吊り下げるように配置してもよい。この場合、搬送レール230は作業者の頭上に敷設される。
[第3実施形態]
上記第1実施形態の搬送体110では、ハンドル部116cを奥側に押し込むことにより、圧接体115が上方(コンベヤ部135との離隔方向)に移動するように構成されているが、逆の構成としてもよい。例えば、図12及び図13に示す搬送体310では、ハンドル部316cを奥側に押し込んだ状態で圧接体315が押し下げられており、他方、ハンドル部316cを手前に引きつけた状態で圧接体315が上昇している。
すなわち、搬送装置300では、圧接体315の軸部315a上端と搬送体本体311上面(又は支持板312下面)との間に弾性体314が配置され、該弾性体314がその収縮力により圧接体315をコンベヤ部335から離隔する方向に付勢している。制御部316は、ハンドル部316c、及び、該ハンドル部316cの操作によって弾性体316の付勢力に抗して圧接体315をレール部331に押圧する押圧部316aを備える。圧接体315は、搬送体本体311を貫通する1又は複数の軸部315a、該軸部315aの一端に形成されたとともにコンベヤ部335に圧接する圧接板(圧接部)315b、及び、圧接体315の中央の軸部315aの他端に設けられ、押圧部316aに押圧される係合部315cを備える。なお、圧接体315は、第1実施形態の圧接体115と同様の構造を有する。押圧部316aは、楔状の錐体であり、その下面を構成する傾斜面が係合部315c上面に当接している。なお、該押圧部316aは、第1実施形態の牽引部116aと同様のほぼ外形を有するが、スライド孔116dが設けられていない。そして、ハンドル部316cを搬送体本体310から引くことにより、係合部315cが錐体の傾斜面上を相対移動して、弾性体314による牽引力によって圧接板315bがレール部331から離隔する。すなわち、押圧部316aと係合部315cの当接(係合)する位置の錐体316aの厚みによって、圧接315が押し下げられる距離が決定される。そして、ハンドル部316cを押し込んだ状態では、係合部315cに当接する箇所の錐体316aの厚みが大きいので、圧接体315が押し下げられた圧接形態をとり得る。
[変形例]
本発明の搬送体及び搬送レールの形態は当該実施形態に限定されない。例えば、搬送レールを筐型としないように側壁部及び底壁部を省略し、コンベヤ部と別体として、シャフト状のレール部を採用してもよい。また、レール部及び走行部をラック・アンド・ピニオンとして、歯車の歯の噛み合いにより、搬送体を走行させてもよい。このように、ラック・アンド・ピニオンを採用すると、搬送路を傾斜又は垂直方向に敷設した際の搬送体の走行に有利となる。さらに、走行部でレール部を上下から挟み込むことなく、走行部がレール部の一方の面上を走行するようにしてもよい。
また、コンベヤ部は、プールとコンベヤベルトの形態に限定されず、圧接体との圧接関係を維持し、搬送体を搬送路に沿って送り出すことができれば、その手段は問わない。例えば、コンベヤ部に複数の駆動輪を採用し、各駆動輪の回転とともに搬送体を送り出してもよい。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
100 搬送装置
110 搬送体
111 搬送体本体
111a 貫通孔
111b 固定孔
111c 収容部
112 支持板(支持部)
113 走行部
114 弾性体
115 圧接体
115a 軸部
115b 圧接板(圧接部)
115c 係合部
116 制御部
116a 牽引部(錐体)
116b アーム部
116c ハンドル部
116d スライド孔
130 搬送レール
131 レール部
132 底壁部
133 側壁部
134 開口部
135 コンベヤ部
135a プーリ
135b コンベヤベルト
135c 駆動軸

Claims (7)

  1. 対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体と、
    前記対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レールと、を備え、
    前記搬送体は、
    搬送体本体と、
    前記対象物を支持するための支持部と、
    前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
    前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
    前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え
    前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部に対して付勢し、
    前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を牽引する牽引部を備え、
    前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記牽引部に牽引される係合部を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記走行部は、1又は複数の第1車輪及び第2車輪からなり、前記対となる第1及び第2車輪で前記レール部を挟み込むことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記コンベヤ部は、搬送方向に連続するコンベヤベルト、及び、前記コンベヤベルトを回転駆動する複数の駆動輪からなり、前記コンベヤベルトの表面に前記圧接体が圧接し、前記コンベヤベルトの回転駆動とともに前記搬送体が移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記牽引部は、前記搬送体本体と前記係合部との間に配置される楔状の錐体であり、前記ハンドル部を前記搬送体本体に押し込むことにより、前記係合部と前記搬送体本体との間の距離が広がり、前記圧接部が前記搬送体本体側に牽引されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 前記牽引部には、前記圧接体の前記軸部が貫通配置される長孔が形成され、前記長孔は前記ハンドル部の操作方向に沿って延びており、前記軸部が前記長孔内を相対移動可能であることを特徴とする請求項に記載の搬送装置。
  6. 対象物を所定位置まで搬送する1又は複数の搬送体と、
    前記対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レールと、を備え、
    前記搬送体は、
    搬送体本体と、
    前記対象物を支持するための支持部と、
    前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
    前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
    前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え、
    前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部から離隔する方向に付勢し、
    前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を前記レール部に押圧する押圧部を備え、
    前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記押圧部に押圧される係合部を備え、
    前記押圧部は、楔状の錐体であり、前記ハンドル部を前記搬送体本体から引くことにより、前記係合部が前記錐体の傾斜面上を相対移動して、前記圧接部が前記レール部から離隔することを特徴とす搬送装置。
  7. 対象物の搬送方向に沿って延びるとともに前記搬送体が走行するためのレール部、及び、前記レール部に併設されるとともに前記搬送方向に回転駆動されるコンベヤ部を備える搬送レール上を走行する搬送体であって、
    搬送体本体と、
    前記対象物を支持するための支持部と、
    前記搬送体本体が前記レール部を走行するための走行部と、
    前記搬送体本体に支持され、前記コンベヤ部に圧接して前記搬送体本体を前記コンベヤ部に連結するための圧接体と、
    前記圧接体の前記コンベヤ部への圧接を解除操作するための制御部と、を備え
    前記圧接体と前記搬送体本体との間に弾性体が配置され、前記弾性体が前記圧接体を前記コンベヤ部に対して付勢し、
    前記制御部は、ハンドル部、及び、前記ハンドル部の操作によって前記弾性体の付勢力に抗して前記圧接体を牽引する牽引部を備え、
    前記圧接体は、前記搬送体本体を貫通する1又は複数の軸部、前記軸部の一端に形成されたとともに前記コンベヤ部に圧接する圧接部、及び、前記圧接体の軸部の少なくとも1つの他端に設けられ、前記牽引部に牽引される係合部を備えることを特徴とする搬送体。
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