JP5463094B2 - 落下防止機能付き搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送物を仮置きする仮置き台と、その搬送物を搬送する搬送台とを備えた搬送装置に関し、特に仮置き台や搬送台から搬送物が落下するのを防止する落下防止機能付き搬送装置に関する。
例えば鉄道車両では、ステンレス製の外板に芯材を溶接した複数のパーツを形成し、それらを接合して組み合わせることによって車両用構体が造られる。このような場合には、複数の工程を経て車両が完成するが、各工程で広い作業スペースが必要であるため、作業棟を跨いだワークの搬送が行われる。従って、車両用構体を完成させるには、ワークを一の作業棟から他の作業棟へと移す搬送が必要になる。
作業棟の中では、ワークを搬送する場合に天井クレーンなどが使用されるが、別棟へと移動させるには、両棟の間に他の搬送装置(図1及び図2参照)が必要になる。この搬送装置1は、前工程の作業棟からのワークを仮置きしておく仮置き台2が設置され、その仮置き台2からワークを受けて後工程の作業棟へと搬送する搬送台3が、レール4に沿って移動できるよう構成されている。仮置き台2には、一度に複数のワークを搭載することができ、搬送台3に対して順に送り出せるようにしたローラコンベア10が設けられている。
特開平05−162043号公報
この搬送装置1では、搬送台3による搬送が行われている間に仮置き台2へワークが追加され、その際、既に載っているワークがローラコンベア10によって前送りして新たなスペースが空けられる。また、次の搬送台3に載せ替えるための準備として、同じようにワークがローラコンベアによって前方へ送り出される等の作業が行われる。このとき、送出しの前方には搬送台3が存在しないため、仮置き台2からワークが落ちないようにした落下防止機能が必要になる。一方、その落下防止機能は、仮置き台2から搬送台3へのワーク受け渡し時には邪魔になるため、出し入れが可能な構造であることが必要である。
そうした仮置き台2に設けられる落下防止機能は、停止部材の出し入れをアクチュエータなどの駆動手段をもって作業者が遠隔操作するものや、手動で直接行うものが考えられる。しかし、前者では、構造が複雑になってコストを上げる要因になるとともに、駆動手段の故障によって出し入れできなくなるおそれもある。また、両方の構造に関して、作業者のミスによって停止部材を出し忘れてしまいワークを落としてしまったり、逆に停止部材の入れ忘れによってワークの移し替えをできなくしてしまうことがある。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、作業に応じて自動的に停止部材を出し入れする機械的な構造の落下防止手段を設けた落下防止機能付き搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る落下防止機能付き搬送装置は、搬送物を仮置きする仮置き台と、地面に敷設されたレールに従って移動が可能な搬送台とを有し、その仮置き台と搬送台には搭載した搬送物が移動可能な移動手段を備え、レールに従って移動する搬送台を仮置き台に突き合わせた状態で当該仮置き台と搬送台との間で搬送物の移動を可能とするものであり、その仮置き台と搬送台には、突き合わされる各突き合わせ部分に搬送物の落下を防止する落下防止手段が設けられたものであって、前記落下防止手段は、前記仮置き台と搬送台の一方に設けられた押圧部材と、他方に設けられたストッパ機構との組合せが複数設けられ、そのストッパ機構は、前記仮置き台と搬送台の接近による前記押圧部材の押し付けを受け、搬送物に当接する上昇していた停止部材を下降させるよう動作するリンク機構によって構成されたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る落下防止機能付き搬送装置は、前記落下防止手段が、前記仮置き台の突き合わせ部分に前記押圧部材とストッパ機構とが交互に複数設けられ、前記搬送台の突き合わせ部分には前記仮置き台とは異なる順番で前記押圧部材とストッパ機構とが交互に複数設けられたものであることが好ましい。
また、本発明に係る落下防止機能付き搬送装置は、前記落下防止手段が、前記移動手段の高さを上下する停止部材がバネによって上方に付勢され、通常時には搬送物の落下を防止する状態にあり、前記リンク機構は、前記押圧部材の押し付けにより前記停止部材をバネの付勢力に抗して下降させるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る落下防止機能付き搬送装置は、前記搬送台が、レールに対する車輪を回転させる駆動モータと、その駆動モータを制御する制御手段と、前記仮置き台との突き合わせ部分が所定位置まで接近することを確認する位置センサを有し、前記制御手段は、前記位置センサからの検出信号に基づき、前記押圧部材とストッパ機構とが作用する位置で自動停止させるようにしたものであることが好ましい。
本発明の落下防止機能付き搬送装置では、仮置き台に対して搬送台を接近させ、互いの突き合わせ部分を突き合わせることにより、そこに設けられた押圧部材とストッパ機構による落下防止手段が作用し、ストッパ機構の停止部材が下降して両台の間の搬送物移動を可能にする。一方、仮置き台から搬送台が離れると、落下防止手段は、そのストッパ機構の停止部材が上昇し、仮置き台や搬送台の端部で搬送物の落下を防止する。従って、本発明によれば、停止部材の上下動は仮置き台と搬送台との接近と離間とによって自動的に行われ、その構成もリンク機構を使用した簡易なものである。
落下防止機能付き搬送装置の実施形態を示した斜視図であり、仮置き台と搬送台が一体になった状態である。 落下防止機能付き搬送装置の実施形態を示した斜視図であり、仮置き台から搬送台が離れた状態である。 プレートやローラコンベアを取り除いた仮置き台を示した図2に示すA部の平面図である。 プレートを取り除いた搬送台を示した図2に示すB部の平面図である。 落下防止機能付き搬送装置の落下防止手段を示した図である。 支持アームを示した平面図である。 リンク部材を示した平面図である。 ストッパを示した正面図である。
次に、本発明に係る落下防止機能付き搬送装置について図面を参照しながら以下に説明する。ここで図1及び図2は、本実施形態の落下防止機能付き搬送装置を示した斜視図である。落下防止機能付き搬送装置(以下、単に「搬送装置」とする)1は、固定された不動の仮置き台2と、敷設された3本のレール4に沿って移動可能な搬送台3によって構成されている。図1は、その仮置き台2と搬送台3が一体になって搬送物であるワークを受け渡しする状態を示しており、図2は、搬送台3が仮置き台2から離れて移動する状態を示している。
本実施形態で示す搬送装置1は、鉄道車両の製造工場に設置されるものであり、搬送物であるワークは車両用構体を構成するパーツなどである。そのパーツは、例えば長さ7メートルほどの長方形パネルであって、パネルトレイに載せられて搬送される。そうしたワークを搬送する搬送装置1は、仮置き台2が縦(レール4の方向。以下「搬送方向」とする)10メートル、横20メートルの寸法で、搬送台3は、縦3メートル、横20メートルの寸法である。
仮置き台2と搬送台3は、その上でワークを搬送方向に送るローラコンベア10が複数列設けられ、ローラコンベア10の間のスペースにはプレート11が張られている。ここで、図3は、プレート11やローラコンベア10を取り除いた仮置き台2を示した、図2に示すA部の平面図である。また図4は、プレート11を取り除いた搬送台3を示した、図2に示すB部の平面図である。
仮置き台2や搬送台3は、H形鋼材による縦フレーム13,15と横フレーム14,16とが接合され、それぞれの形枠が形成されている。仮置き台2側の図3には記載していないが、ローラコンベア10は、図4に示すように縦フレーム15の間毎に設けられており、横フレーム16間を架け渡してベース21が固定され、そこに複数のローラ22が回転自在に支持されている。そして、各列のローラコンベア10には駆動モータ23が設けられ、その回転がスプロケットとチェーンを介して全体に伝達されるように構成されている。なお、仮置き台2と対向する搬送台3の横フレーム16には、また仮置き台2の各横フレーム14には、ローラ22よりも小径の補助ローラ24が軸支されている。
移動可能な搬送台3は、3本のレール4に対して搬送方向に2個ずつの車輪25を有し、合計6個の車輪25によって走行可能に支持されている。そして、中央を除く左右2本のレール4に対する車輪25に駆動モータ26が設けられ、その回転をスプロケットとチェーンを介して前後一方の車輪25に伝達するように構成されている。走行可能な搬送台3には、駆動モータ23,26へ電源を供給するため、ケーブルリール27が設けられ、また走行やローラコンベア10によるワークの移動をコントロールするための制御ボックス28が設置されている。なお、仮置き台2にも同じようにローラコンベア10が構成され、それをコントロールするための制御ボックスも設置されている。
次に、仮置き台2と搬送台3には、搭載されたワークを落下させないための落下防止手段が設けられている。ローラコンベア10によるオーバーランや、搬送台3の移動に伴う慣性力によって、ワークが仮置き台2や搬送台3から落下しないようにする必要があるからである。落下防止手段は、レール4に沿った搬送方向に見た場合の前後にそれぞれ設けられている。すなわち、図2に示す仮置き台2と搬送台3が突き当てられる合わせ側31,32に可動式のストッパ35が設けられ、これとは反対の外側33,34には固定式のストッパ36が設けられている。
ストッパ35,36は、矩形のプレートがローラ22や補助ローラ24よりも高い位置に突き出してワークを止めるようにしたものである。特に、可動式のストッパ35は上下方向に移動し、突き出した状態でワークに当たって落下を防止し、下降状態ではローラ22や補助ローラ24よりも低くなってワークの通過を可能にしている。そこで次に、この可動式ストッパ35の落下防止手段について説明する。図5は、ストッパ35を備える搬送装置1の落下防止手段を示した図である。
落下防止手段5は、ストッパ35にリンク部材41などによるリンク機構と、リンク部材41を水平方向に押す押圧部材45によって構成され、押圧部材45にリンク部材41が押されてストッパ35が昇降するよう構成されている。すなわち、落下防止手段5は、こうしたストッパ35側のリンク機構40と押圧部材45とが一組になり、仮置き台2と搬送台3にそれぞれが設けられている。ストッパ35側のリンク機構40と押圧部材45は、図3及び図4に示すように、仮置き台2と搬送台3の合わせ側31,32の横フレーム14,16に沿って複数組み配置されている。
図5に示すリンク機構40と押圧部材45については、以下、仮置き台2側に設けられたリンク機構40と、搬送台3側に設けられた押圧部材45として説明する。ただし、このストッパ35側のリンク機構40と押圧部材45は、図3及び図4に示すように、横フレーム14,16のそれぞれにおいて交互に設けられ、ストッパ35によるワークの落下防止は、仮置き台2と搬送台3の両方に一つおきに行われるようになっている。そして、こうした仮置き台2と搬送台3の各々において隣り合うストッパ35の距離は、ワークの長さよりも短くなっている。
ストッパ35側のリンク機構40と押圧部材45は、ローラコンベア10の位置に設けられており、ストッパ35は、横フレーム14,16を切り欠いた部分にあって(図3、図4参照)、補助ローラ24とローラ22との間を昇降するよう構成されている。
ストッパ35側のリンク機構40は、先ず、フレーム14に支持アーム42が固定されている。支持アーム42は、図6に示す平面形状をしており、固定プレート421に「へ」の字に折れた2本のアーム部422が平行に突き出している。アーム部422には、その先端部分にリンク部材41を軸着する軸受部423が形成され、支持アーム42の固定プレート421側の付け根側にはストッパ35のガイドロッド353が上下方向に通った貫通孔424が形成されている。
次に、リンク部材41は、押圧部材45側に延びたアーム部411と支持アーム42に軸着する連結部412が横板413を介して接続され一体になっている。また、このリンク部材41は、図7に示す平面形状をしており、支持アーム42に合わせて2箇所で軸着するように構成されている。アーム部411と連結部412は、それぞれ2枚の平行な板材によって形成され、連結部412を構成する板材の間に支持アーム42の軸受部423がそれぞれ挿入され、軸孔414を通したピン43によってピン結合されている。リンク部材41は、固定された支持アーム42に対し、ピン43を支点にして揺動するよう構成されている。
また、リンク部材41には、連結部412に長孔415が形成され、そこを通すピン44によってストッパ35のガイドロッド353がピン結合されている。リンク部材41のアーム部411は、横フレーム14を上下方向に切り欠いた切欠部141の下を通って押圧部材45側に突き出し、先端部に受ローラ416が軸支されている。押圧部材45は、この受ローラ416に当たるプレートであり、横フレーム16から接続プレート46を介して突き出すようにして取り付けられている。また、押圧部材45は、リンク部材41が下方に揺動するように、最初の当たり面に傾斜が形成されている。
次に、図8は、ストッパ35を押圧部材45側(図5の左側)から見た図である。ストッパ35は、長方形の停止板351が支持板352に突き立てられ、その支持板352に固定された2本のガイドロッド353が一体になって形成されている。2本のガイドロッド353は、支持アーム42の貫通孔424を通り、貫通した下端部が、長孔415を通すピン44によってリンク部材41に連結されている。また、ガイドロッド353の周りにはスプリング38が嵌め合わされている。このスプリング38は、支持板352と支持アーム42に当接し、停止板351を上方に付勢している。
落下防止手段5は、押圧部材45が当てられていない場合には、ストッパ35の停止板351がスプリング38によって上方へ持ち上げられ、ローラ22や補助ローラ24よりも高い位置に突き出している。これによってストッパ35がローラコンベア10に載せられているワークに当たり、その移動を制限するようになっている。また、押圧部材45が受ローラ416に当てられると、スプリング38が押し縮められてストッパ35の停止板351がローラ22や補助ローラ24よりも低い位置まで下降し、ワークが補助ローラ24を超えて移動できるようになっている。つまり、仮置き台2と搬送台3との間でワークの移動が可能になる。
搬送装置1の落下防止手段5は、仮置き台2と搬送台3の合わせ側31,32同士の接近と離間によって自動的にストッパ35の停止板351が昇降するものである。そして、仮置き台2と搬送台3の間でワークを移し替える場合には必ず停止板351が入り込んでいなければならない。そこで本実施形態では、搬送台3に不図示の近接センサが設けられており、仮置き台2と搬送台3の接近状態が検出され、それによって搬送台3の停止が制御されるようになっている。これにより確実に落下防止手段5が作用し、ストッパ35の停止板351が下降してローラ22と補助ローラ24との間に入り込んでワークの通過を可能にする。
続いて、以上のような構成の搬送装置1について作用を説明する。搬送装置1は、搬送台3が駆動モータ26によって車輪25を回転させ、レール4上を移動してワークを搬送する。このとき、図2に示すように、レール4に沿った搬送方向前後の合わせ側32と外側34には、ストッパ35,36が上方に突き出しており、ワークが当たって落下しないようになっている。可動式のストッパ35は、図5に示すようにスプリング38によって押し上げられて突き出ている。
一方、仮置き台2側でも、合わせ側31と外側33にストッパ35,36が突き出している。従って、搬送台3が離れている間にワークをローラコンベア10の駆動によって前送りするなどの作業を行っても、送りすぎが生じた場合に、ストッパ35の停止板351が当たってワークの落下を防止する。このときの落下防止手段5は、図5に示すように、スプリング38が支持アーム42に支えられてストッパ35を押し上げている。それに伴い、ガイドロッド353を介してリンク部材41が引き上げられ、ピン43を支点に連結部412の長孔415側が引っ張られている。そして、このときアーム部411の先端に保持された受ローラ416は、対向する押圧部材45側に突き出されている。
次に、ワークを仮置き台2から搬送台3へ移し替える場合、図2の状態から搬送台3が仮置き台2へと近づいていき、近接センサの検出によって所定位置まで進んで停止する。それにより、仮置き台2と搬送台3は、合わせ側31,32が突き合わせられ、図1に示すように一体のテーブルが構成される。このとき落下防止手段5は、図5に示すように、押圧部材45が図面左側から近づき、その当接面がリンク部材41の受ローラ416へ押し当てられる。更に搬送台3が仮置き台2へ近づき、押圧部材45が受ローラ416を押すと、受ローラ416が押圧部材45の当接面を下方へ転がり、リンク部材41がピン43を支点として揺動する。
図5において鎖線で示すように、アーム部411が位置を変化させてリンク部材41が振れると、連結部412に形成された長孔415の位置が下がり、それに伴って長孔415とピン44によって連結されているガイドロッド353が、支持アーム42の貫通孔424に従って直線方向に引き下げられる。ガイドロッド353の引き下げによってスプリング38が押し縮められ、ストッパ35の停止板351がローラ22や補助ローラ24よりも低い位置に下降して入り込む。図1に示すように、仮置き台2から搬送台3が突き合わされた状態では、それぞれに設けられたストッパ35がこうして下降し、両者の間のワーク移動を可能にする。
仮置き台2と搬送台3のローラコンベア10が駆動することにより、その上に載せられたワークが両者を跨いで移動する。ワークの移し替えが終了すると、図3に示すように再び仮置き台2から搬送台3が離れてワークの搬送を行う。搬送台3が仮置き台2から離れる際、リンク部材41を押していた押圧部材45が、図5の左側に移動して押しを緩めて離れていく。そのため、押し縮められていたスプリング38が伸び、支持アーム42に支えられてストッパ35を押し上げる。これにより、ストッパ35の停止板351がローラ22や補助ローラ24よりも高い位置にまで上昇して突き出し、ワークが仮置き台2や搬送台3の合わせ側31,32から落下してしまうのを防止する。
よって、本実施形態の搬送装置1は、その落下防止手段5をストッパ35を昇降させるリンク機構と押圧部材45とによる簡易なものとしたため、落下防止機能に関する構造を軽量にし、しかも低コストに抑えることが可能になった。
また、この落下防止手段5によれば、仮置き台2と搬送台3との間でワークを移す場合には必ずストッパ35が下降し、搬送台3が仮置き台2から離れる場合には必ずストッパ35が上昇するため、搬送装置1による一連の作業においてストッパ35の入れ忘れや出し忘れが解消できた。特に、近接センサによって搬送台3の移動制御を行うため、ストッパ35が降りずにワークを移動させてしまうことはない。
また、仮置き台2と搬送台3では、ストッパ35と押圧部材45とを交互に配置しているため、それぞれにおいてストッパ35が所定の距離で配置でされ、ワークを複数箇所で止めるように落下を防止することができる。
更に、スプリング38の付勢によってストッパ35を押し上げ、ガイドロッド353、支持アーム42及びリンク部材41などからなるリンク機構40を介し、押圧部材45の押し付けによってストッパ35を下降させるようにしたので、簡単な構造とすることができた。
以上、本発明に係る落下防止機能付き搬送装置の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、レール4の両端に仮置き台2を配置したような場合には、搬送台3の両端にストッパ35を設けてもよい。
1 落下防止機能付き搬送装置
2 仮置き台
3 搬送台
4 レール
10 ローラコンベア
22 ローラ
24 補助ローラ
35 ストッパ
40 リンク機構
41 リンク部材
42 支持アーム
45 押圧部材

Claims (3)

  1. 搬送物を仮置きする仮置き台と、地面に敷設されたレールに従って移動が可能な搬送台とを有し、その仮置き台と搬送台には搭載した搬送物が移動可能な仮置き台移動手段と搬送台移動手段を備え、レールに従って移動する搬送台を仮置き台に突き合わせた状態で当該仮置き台と搬送台との間で搬送物の移動を可能とするものであり、前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段には、突き合わされる各突き合わせ部分に搬送物の落下を防止する落下防止手段が設けられた落下防止機能付き搬送装置であって、
    前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段が、互いに突き合わせた状態で、複数列配置されていること、
    前記落下防止手段は、前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段の一方に設けられた押圧部材と、他方に設けられたストッパ機構との組合せが、前記複数の仮置き台移動手段と前記複数の搬送台移動手段との間に各別に設けられ、そのストッパ機構は、前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段の接近による前記押圧部材の押し付けを受け、搬送物に当接する上昇していた停止部材を下降させるよう動作するリンク機構によって構成されたものであること
    前記落下防止手段は、前記複数列配置された前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段の突き合わせ部分に、前記押圧部材と前記ストッパ機構とが交互に複数設けられ、前記搬送台移動手段の突き合わせ部分には、前記仮置き台移動手段とは異なる順番で前記押圧部材と前記ストッパ機構とが交互に設けられていること、
    を特徴とする落下防止機能付き搬送装置。
  2. 前記請求項1に記載する落下防止機能付き搬送装置において、
    前記落下防止手段は、前記仮置き台移動手段と前記搬送台移動手段に対し高さを上下する停止部材がバネによって上方に付勢され、通常時には搬送物の落下を防止する状態にあり、前記リンク機構は、前記押圧部材の押し付けにより前記停止部材をバネの付勢力に抗して下降させるようにしたものであることを特徴とする落下防止機能付き搬送装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載する落下防止機能付き搬送装置において、
    前記搬送台は、レールに対する車輪を回転させる駆動モータと、その駆動モータを制御する制御手段と、前記仮置き台との突き合わせ部分が所定位置まで接近することを確認する位置センサを有し、
    前記制御手段は、前記位置センサからの検出信号に基づき、前記押圧部材とストッパ機構とが作用する位置で自動停止させるようにしたものであることを特徴とする落下防止機能付き搬送装置。
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