JP6910808B2 - 仕分けコンベヤ - Google Patents

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Description

本発明は、連結された複数の搬送台車をループ状の搬送ルートに沿って走行させる仕分けコンベヤに関する。
移送された物品(搬送物)を載置し、所定位置で載置した物品を搬送方向と直交する方向に移送するコンベヤを有する搬送台車を、各搬送台車が有するフレームリンクを無端状となるように複数連結し、複数の搬送台車をフリクションドライブ方式の駆動装置を用いてフレームであるビーム状リンクを側方から送り出すように駆動し、例えばループ状の搬送ルートに沿って走行させる仕分けコンベヤが一般的に知られている。このような仕分けコンベヤでは、隣り合う2台の搬送台車のうち、先頭側の搬送台車の後端部に連結体の一端部を連結ピンにより軸着し、また、後尾側の搬送台車の先端部に連結体の他端部を連結ピンにより回動自在に軸着することで、隣り合う2台の搬送台車を連結する方法が採用される(特許文献1参照)。
特開2005−255331号公報
ところで、複数の搬送台車を無端状に連結した仕分けコンベヤでは、上述したフリクションドライブ方式の駆動装置により各搬送台車のフレームであるビーム状リンクが押し出される関係で、無端チェーン状につなげられたフレームであるビーム状リンクとフリクションドライブ方式の駆動装置との位置関係が、駆動装置に引き込まれる直前は強く引かれ、駆動装置が駆動して出てきたフレームであるビーム状リンクは押出し状態であり、隣り合う2台の搬送台車の連結部分に張力変化が発生しやすい。隣り合う2台の搬送台車の連結部分の張力変化は、隣り合う2台の搬送台車の連結部分を摩耗させる原因となり、無端状に連結した複数の搬送台車のフレームであるビーム状リンクの全長が搬送ルートの全長よりも長くなることがある。その結果、複数の搬送台車間の弛みが発生し、各搬送台車が蛇行走行するとともに、搬送台車の走行時における異音や振動が発生する。さらに、隣り合う2台の搬送台車の連結部分における摩耗が激しい場合には、隣り合う2台の搬送台車の連結部分が破損し、連結が解けた台車の先頭部分が頭を下げてレールクロスメンバに引っかかって多重衝突を起こすなど、仕分けコンベヤの駆動に支障を与えてしまう。
したがって、複数の搬送台車を無端状に連結した仕分けコンベヤでは、複数の搬送台車の弛みを解消するためのメンテナンス作業が必要となる。例えば特許文献1に開示される仕分けコンベヤでは、連結体が有する長さ調節用部材を連結体から着脱可能とすることで、複数の搬送台車の全長を搬送ルートの全長と一致するように調整することを提案している。しかしながら、複数の搬送台車の全長を搬送ルートの全長と一致するように調整する場合、無端状に連結される搬送台車間に有する全ての連結体の各々で、搬送台車間の間隔が均一となるように調整する必要があり、調整作業が困難である。したがって、複数の搬送台車の弛みを解消するためのメンテナンス作業を必要としない仕分けコンベヤを提供することが望まれる。
本発明は、複数の搬送台車の弛みを解消するためのメンテナンス作業を行うことなく、仕分けコンベヤによる物品の搬送を安定して行うことができるようにした仕分けコンベヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の仕分けコンベヤは、クロスソータ用コンベヤと、該クロスソータ用コンベヤのフレームを形成する一方向に延出されるリンクと、前記リンクの後端で且つ前記クロスソータ用コンベヤにおける搬送方向の両端に配置される走行ホイールと、を有する搬送台車を複数、前記リンクの前後端で連結し、前記走行ホイールをループ状の搬送ルートに設けられた一対の走行レール上で摺接させて、複数の前記搬送台車を前記搬送ルートに沿って走行させる仕分けコンベヤであって、複数の前記搬送台車は、先頭の搬送台車の前記リンクと最後尾の搬送台車の前記リンクとが端部を形成するように、隣り合う2台の前記リンクをそれぞれ連結するように構成され、複数の前記搬送台車は、前記一対の走行レールの軌道中心線上の軌跡であるループ状の搬送ルートの全長に対して前記リンクを総計した長さが短く設定され、複数の前記搬送台車のうち、前記先頭の搬送台車の前端部に、前記先頭の搬送台車の姿勢を安定させる姿勢安定装置を配置し、前記姿勢安定装置は、前記先頭の搬送台車の前記リンクの延出方向を回動軸として、前記先頭の搬送台車の前記リンクに回動自在に連結される本体リンクと、前記一対の走行レールの各走行レール上で摺接される第1の補助ホイールと、前記本体リンクに直交する方向を延出方向として前記本体リンクに固定され、前記延出方向の両端部に前記第1の補助ホイールを回転自在に保持する保持クロスメンバと、を有することを特徴とする。

また、前記姿勢安定装置は、前記第1の補助ホイールの前方に、前記一対の走行レールの各走行レールから前記第1の補助ホイールが脱輪することを防止する脱輪防止機構を有することを特徴とする。
また、前記姿勢安定装置は、前記第1の補助ホイールと、前記走行レールの外周面の異なる位置で摺接される第1のガイドホイールと、前記複数のガイドホイールが軸支され、前記搬送ルートに設けられた前記一対の走行レールの曲率半径に合わせて、前記第1の補助ホイール及び前記第1のガイドホイールを回動させるブラケットと、を有する第1のガイドホイールユニットを有することを特徴とする。
この場合、前記第1のガイドホイールユニットは、前記ブラケットと前記本体リンクとの間に配置され、前記本体リンクの延出方向において、前記第1の補助ホイールの前端部が前記第1の補助ホイールの後端部よりも前記本体リンク側に位置するように前記第1のガイドホイールユニットを付勢する第1のスプリングを有することが好ましい。
また、前記姿勢安定装置と、直線状に連結した複数の前記搬送台車のうち、最後尾の搬送台車との間に、前記先頭の搬送台車を前記最後尾の搬送台車に向けて付勢する第2のスプリングを配置したことを特徴とする。
この場合、前記最後尾の搬送台車と前記姿勢安定装置との間に配置される前記第2のスプリングの取付長さは、前記搬送台車が前記搬送ルートのカーブを走行するときに前記搬送台車にかかるスラスト荷重に基づいた前記第2のスプリングの変位量と、前記第2のスプリングの自然長とを加算した値であることが好ましい。
また、前記走行レール上で摺接される第2の補助ホイール及び前記走行レールの外周面の異なる位置で摺接される第2のガイドホイールを含む第2のガイドホイールユニットと、前記保持クロスメンバに軸支され、前記第2のガイドホイールユニットが前記第1のガイドホイールユニットの前方に位置するように、自由端側において前記第2のガイドホイールユニットを軸支する連結リンクと、前記第1のガイドホイールユニットのブラケットに一端が軸支されるとともに、前記連結リンクが軸支する前記第2のガイドホイールユニットの回動軸に他端が軸支されるガススプリングと、をさらに有し、前記第1のガイドホイールユニットは、前記連結リンクの回動に伴って前記第2のガイドホイールユニットの位置が変化したことに起因した前記ガススプリングの伸張によって回動することを特徴とする。
本発明によれば、複数の搬送台車の弛みを解消するためのメンテナンス作業を行うことなく、仕分けコンベヤによる物品の搬送を安定して行うことができる。また、本発明によれば、姿勢安定装置が有するガイドホイールユニットを対応する走行レールに押し当てた状態で走行させることができるので、先頭の走行台車が搬送ルートの直線からカーブに進入するとき、搬送ルートのカーブから直線に進入するときに、ガイドホイールユニットが走行レールに衝突することが防止される。したがって、先頭の搬送台車の蛇行走行や、搬送台車の走行時の振動や異音の発生を防止することができる。
本発明の仕分けコンベヤの上面図である。 搬送台車の構成の一実施形態を示す上面図である。 図2に示す搬送台車の側面図である。 図2に示す搬送台車を前方から視認したときの図である。 先頭の搬送台車の前方に設けられる姿勢安定装置の上面図である。 図5に示す姿勢安定装置の側面図である。 図5に示す姿勢安定装置を前方から視認したときの図である。 先頭の搬送台車のビーム状リンクと、姿勢安定装置の補助リンクとの連結部分を示す断面図である。 複数の搬送台車をループ状に連結した仕分けコンベヤの上面図である。 ガイドホイールユニットを補助リンク側に付勢するスプリングを設けた姿勢安定装置の上面図である。 最後尾の搬送台車と姿勢安定装置との間にスプリングを配設した場合の姿勢安定装置の上面図である。 ガイドホイールユニットの他に、補助ガイドホイールユニットをさらに設けた姿勢安定装置の上面図である。 図12に示す姿勢安定装置の側面図である。 図12に示す姿勢安定装置を前方から視認したときの図である。
以下、本実施形態について説明する。図1は、仕分けコンベヤ10の一例を示す上面図である。本実施形態の仕分けコンベヤ10は、各搬送台車のフレームをなすビーム状リンクを連結するが両端のビーム状リンクが端部を形成しループ状の搬送ルート全長より短く連結された複数の搬送台車15を、ループ状の搬送ルートに沿って走行させるものである。ループ状の搬送ルートには、一対の走行レールが設置されており、仕分けコンベヤ10の駆動時には、連結された各搬送台車15は、一対の走行レールにより走行方向を規制されながら走行する。一対の走行レールの各レールは、中空の丸パイプ形状の金属材料からなる部材である。以下、一対の走行レールのうち、内側に位置する走行レールを内側レール16、外側に位置する走行レールを外側レール17と称する。
仕分けコンベヤ10は、搬送ルートの所定位置に、且つ内側レール16と外側レール17との間に設置された駆動装置18及び駆動装置18’により駆動される。駆動装置18及び駆動装置18’は、一例として、フリクションドライブ方式の駆動装置が挙げられる。詳細については省略するが、フリクションドライブ方式の駆動装置は、搬送台車15のビーム状リンク21の両側面に圧接させる一対のフリクションベルト、一対のフリクションベルトの往き側を搬送台車15のビーム状リンク21の側面に圧接させる方向に押し付ける複数のフリクションローラ、及び一対のフリクションベルトの各々に対してフリクションベルト駆動プーリとフリクションベルト従動プーリで張設しフリクションベルト駆動プーリを駆動するべく設けられた一対の減速機付きモータを有する駆動装置である。
仕分けコンベヤ10は、駆動時に直線状に連結された複数の搬送台車15を図1中時計方向(図1中A方向)に走行させる。各搬送台車15が図1中A方向に移動する過程で、搬送ルートの内側に位置する載込みコンベヤ19により移送された搬送物が各搬送台車15に受け渡され、搬送台車15が有するクロスソータ用コンベヤユニット上に搬送物が載置される。搬送台車15が有するクロスソータ用コンベヤユニット上に搬送物が載置された後も搬送台車15は図1中A方向に移動する。そして、搬送台車15が所定の位置まで移動したときに、クロスソータ用コンベヤユニットが駆動して搬送物を搬送台車15から搬送コンベヤ(払い出しコンベヤ)20に受け渡す。なお、図1において、搬送台車15の各々に搬送物を送り出す載込みコンベヤ19、又は搬送台車15から搬送物が受け渡される払い出しコンベヤ20は一例を開示したに過ぎず、載込みコンベヤや払い出しコンベヤの位置は適宜設定されるものである。
以下、搬送台車15の構成について図2から図4を用いて説明する。本実施形態では、搬送台車15に設けられるクロスソータ用コンベヤユニットとして2つのベルトコンベヤユニット36,37を搬送台車15の走行方向に並置した場合を説明するが、クロスソータ用コンベヤユニットとして1つのベルトコンベヤユニットを用いることも可能である。
搬送台車15は、搬送台車15の走行方向を延出方向とするビーム状リンク21と、ビーム状リンク21の延出方向に直交して所定の間隔を空けて並置される3本の支持クロスメンバ22,23,24とを、骨格をなすフレームシャーシ部分として有する。
ビーム状リンク21は、延出方向に直交する断面が略正方形状で、且つ中空の金属材料からなる部材である。ビーム状リンク21は、上述したフリクションドライブ方式の駆動装置が有する一対のフリクションベルトの往き側部分を、側面で受け止める部材である。
3本の支持クロスメンバ22,23,24は、延出方向に直交する断面が上下方向を長辺とする略長方形状で、中空の金属材料からなる部材である。3本の支持クロスメンバ22,23,24のうち、支持クロスメンバ22は側部フレーム30を、支持クロスメンバ23は中央フレーム31を、支持クロスメンバ24は側部フレーム32を、上面に各々保持する。側部フレーム30と中央フレーム31との間には、支持部材34,35が所定の間隔を空けて配置される。なお、図示は省略するが、中央フレーム31と側部フレーム32との間にも同様に支持部材が所定の間隔を空けて配置される。
ベルトコンベヤユニット36は、側部フレーム30と中央フレーム31との間に形成される空隙部分に側部フレーム30と中央フレーム31を自身のフレームとして配置される。また、ベルトコンベヤユニット37は、中央フレーム31と側部フレーム32との間に形成される空隙部分に中央フレーム31と側部フレーム32を自身のフレームとして配置される。以下、ベルトコンベヤユニット36,37の構成は同一構成となることから、ベルトコンベヤユニット36のみの構成について説明し、ベルトコンベヤユニット37の構成については省略する。
ベルトコンベヤユニット36は、フレーム以外としては駆動プーリ41、従動プーリ42、複数のローラ43、無端ベルト44、伝達機構45及び駆動モータ46から構成される。ここで、駆動プーリ41、従動プーリ42及び複数のローラ43は、各プーリ及び各ローラの頂点が同一の水平面上に位置するように各々配置される。本実施形態では、駆動プーリ41と従動プーリ42との間に無端ベルト44の上部(搬送物が載置される部分)を下方から支持する部材として複数のローラ43を設けた場合を説明するが、複数のローラ43を設ける代わりに、駆動プーリ41及び従動プーリ42の間に支持板を設けることも可能である。
駆動プーリ41は、側部フレーム30及び中央フレーム31の間の空隙部分において、図2中y方向における右端部に配置される。駆動プーリ41の回転軸の一端部41aは、側部フレーム30から突出している。側部フレーム30から突出した回転軸の一端部41aに、伝達機構45を構成する歯付きプーリ48が固定される。駆動プーリ41は、無端ベルト44が巻き掛けられるローラ部分の両端部にV溝41b,41cを有する。
従動プーリ42は、側部フレーム30及び中央フレーム31の間の空隙部分において、図2中y方向における左端部に配置される。従動プーリ42は、駆動プーリ41と同様に、無端ベルトが巻き掛けられるローラ部分の長手方向における両端部にV溝42a,42bを有する。
複数のローラ43は、駆動プーリ41及び従動プーリ42の間に配置される。また、複数のローラ43は、無端ベルト44の内側面が摺接されるローラ部分の長手方向における両端部にV溝43a,43bを有する。
無端ベルト44は、ベルトの幅方向における両端部で、かつベルトの内側面の全周に亘って突条(図示省略)が設けられる。これら突条は、無端ベルト44を駆動プーリ41及び従動プーリ42に巻き掛けたときには、各プーリ及び各ローラに設けたV溝に入り込む。これにより、無端ベルト44が走行したときの無端ベルト44の蛇行が防止される。
伝達機構45は、2つの歯付きプーリ48,49及び駆動タイミングベルト50から構成される。2つの歯付きプーリ48,49のうち、歯付きプーリ48は側部フレーム30から突出した駆動プーリ41の回転軸の一端部41aに固定され、歯付きプーリ49は、駆動モータ46の回転軸46aに固定される。駆動タイミングベルト50は、2つの歯付きプーリ48,49に巻き掛けられる。したがって、駆動モータ46の回転軸46aに固定される歯付きプーリ49が主動プーリ、側部フレーム30から突出した駆動プーリ41の回転軸の一端部41aに固定される歯付きプーリ48が従動プーリとなる。
駆動モータ46は、ブラケット51を介して側部フレーム30に固定される。駆動モータ46としては、例えばサーボモータが用いられる。駆動モータ46は、例えば中央フレーム31と側部フレーム32との間で、且つビーム状リンク21の上面に保持されたコントローラユニット52から動力供給及び制御信号の授受ができるように電気的に接続される。
上述した搬送台車15は、側部フレーム32の搬送台車15の幅方向における両端部に、ガイドホイールユニット55,56を有する。
ガイドホイールユニット55は、搬送ルートに設けられる一対の走行レールのうち、直進部では外側レール17の頂点、又はカーブ部では頂点近傍で摺接しながら回転する走行ホイール61、外側レール17の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍で摺接されながら回転するガイドホイール62、及び外側レール17の側方から摺接されながら回転するガイドホイール63を有する。走行ホイール61は、ブラケット64に固定された発電機65の回転軸65aに固定される。走行ホイール61は、搬送台車15の重量を支持して外側レール17の頂点又は頂点近傍で摺接しながら台車の重量の大部分を外側レール17に伝える。また、ガイドホイール62は、走行ホイール61との間が、外側レール17の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール61の回転軸(詳細には、発電機65の回転軸65a)に対して平行となるようにブラケット64に軸支される。また、ガイドホイール63は、回転軸が走行ホイール61及びガイドホイール62の回転軸と直交するようにブラケット64に軸支される。なお、上述したブラケット64は、側部フレーム32に設けたブラケット66に軸支される。図2中符号67は、ガイドホイールユニット55の回転軸である。
発電機65は、走行ホイール61が外側レール17の頂点又は頂点近傍で摺接しながら回転することを受けて発電する。発電機65が発電することで得られる電力は、コントローラユニット52を介して、ベルトコンベヤユニット36,37の駆動モータ46に各々供給される。
本実施形態のガイドホイールユニット55においては、外側レール17の側方から摺接されながら回転するガイドホイールを1つのガイドホイールとしているが、これに限定される必要はなく、2つのガイドホイールを用いることも可能である。
また、本実施形態のガイドホイールユニット55においては、走行ホイール61を発電機65の回転軸65aに固定し、走行ホイール61の回転により発電機65において電力を発生させている。しかしながら、発電機65に代えて、非接触の電力供給機構を用いてもよい。図示は省略するが、非接触の電力供給機構は、例えば外側レールの外方斜め上方に設けたループコイルと、搬送台車のガイドホイールユニットに設けられ、ループコイルが挿通されるピックアップコイルが内包されたコイル部と、から構成される。この非接触の電力供給機構では、ループコイルは一次コイル、コイル部に内包されたピックアップコイルは二次コイルとして各々機能する。したがって、ループコイルに高周波の電流を流すと、ループコイルと、コイル部に内包されたピックアップコイル間に電磁誘導作用が発生し、ループコイルを流れる高周波の電流がコイル部に内包されたピックアップコイルに伝達される。なお、コイル部に内包されたピックアップコイルに伝達された高周波の電流は、図示を省略したA/D変換器やコンバータなどを介してコントローラユニットに供給される。
ガイドホイールユニット56は、搬送ルートに設けられる一対の走行レールのうち、内側レール16の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍で摺接しながら回転する走行ホイール71、内側レール16の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍で摺接されながら回転するガイドホイール72、及び内側レール16の側方から摺接しながら回転するガイドホイール73を有する。走行ホイール71は、ブラケット75に軸支される。走行ホイール71は、搬送台車15の重量を支持して内側レール16の頂点、又は頂点近傍で摺接しながら台車重量の大部分を内側レール16に伝える。また、ガイドホイール72は、走行ホイール71との間が、内側レール16の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール71の回転軸に対して平行となるようにブラケット74に軸支される。また、ガイドホイール73は、回転軸が走行ホイール71の回転軸及びガイドホイール72の回転軸と直交するようにブラケット74に軸支される。なお、上述したブラケット74は、支持クロスメンバ24に設けたブラケット75に軸支される。図2中符号76は、ガイドホイールユニット56の回転軸である。
本実施形態のガイドホイールユニット56においては、内側レール16の側方から摺接されながら回転するガイドホイールを1つのガイドホイールとしているが、これに限定される必要はなく、2つのガイドホイールを用いることも可能である。
ガイドホイールユニット55は、走行ホイール61が外側レール17の頂点、又は頂点近傍で摺接され、また、ガイドホイール62が外側レール17の底点、又は底点近傍で摺接されることで、外側レール17に対する搬送台車15の上下方向に対する位置を規制する。また、ガイドホイール63が外側レール17の側方から摺接させることで、搬送台車15が内側レール16に向けて移動することを規制する。
ガイドホイールユニット56は、走行ホイール71が内側レール16の頂点、又は頂点近傍で摺接され、また、ガイドホイール72が内側レール16の底点、又は底点近傍で摺接されることで、内側レール16に対する搬送台車15の上下方向に対する位置を規制する。また、ガイドホイール73が内側レール16の側方から摺接させることで、搬送台車15が外側レール17に向けて移動することを規制する。
したがって、搬送台車15が走行する過程では、搬送台車15は、ガイドホイールユニット55,56により搬送台車15の走行方向が搬送ルートに沿って設置される一対の走行レール(内側レール16及び外側レール17)の延出方向に規制され、また、搬送台車15が走行したときに、搬送台車15が一対の走行レールから脱落することを防止する。
本実施形態の仕分けコンベヤ10を構成する複数の搬送台車15は、隣り合う2台の搬送台車15が連結機構80を介して連結されている。詳細については説明を省略するが、連結機構80は、x軸、y軸及びz軸方向の3軸方向に回動する機構を有している。したがって、連結機構80を用いて隣り合う2台の搬送台車15を連結すると、2台の搬送台車15のうち、一方の搬送台車15が他方の搬送台車15に対して、x軸、y軸及びz軸の少なくともいずれか1つの軸を中心にして回動させることが可能となる。また、連結機構80を用いて隣り合う2台の搬送台車15を連結すると、z軸を中心とした回動中心Eは、2台の搬送台車15のうち、先頭側の搬送台車15のガイドホイールユニット55の回動軸67の中心67a及びガイドホイールユニット56の回動軸76の中心76aを結ぶ直線H上に位置する。これにより、2台の搬送台車15のうち、先頭側の搬送台車15のガイドホイールユニット55,56が、搬送ルートの直線からカーブに移動したとき、又は搬送ルートのカーブから直線に移動したときに2台の搬送台車15間の連結部分の落ち込みを防止することができる。
搬送台車のフレームをなす各ビーム状リンク21を有端状で且つループ状搬送ルートを形成する走行レール全長より短く連結される複数の搬送台車15のうち、先頭の搬送台車15には、先頭の搬送台車15の走行時の姿勢を安定させる姿勢安定装置85が配設される。
図5から図9に示すように、姿勢安定装置85は、本体リンク86、保持クロスメンバ87、ガイドホイールユニット(第1のガイドホイールユニットに相当)88,89を有する。本体リンク86は、搬送台車15の搬送方向である延出方向に直交する断面が略正方形状で、且つ中空の金属材料からなる部材である。本体リンク86は、延出方向における中心近傍から先端側となる一端部にむけて先細りする形状である。本体リンク86を先端側の一端部に向けて先細りした形状とすることで、本体リンク86を介して、フリクションドライブ方式の駆動装置18又は駆動装置18’が有する一対のフリクションベルトの間に、搬送台車15が有するビーム状リンク21を確実に案内することが可能となる。
本体リンク86は、延出方向における両端部のうちの他端部に遮蔽板90が設けられる。遮蔽板90の中央には、ねじ孔90aが形成される。一方、ビーム状リンク21の先端には、上述した連結機構80を接続するための遮蔽板92が形成される。遮蔽板92には挿通孔92aが形成され、本体リンク86に対峙する面側からすべり軸受け93が圧入される。なお、符号94はすべり軸受け93に挿通されるカラーである。
上述したビーム状リンク21の先端部は上面が開口されている。この開口からスプリングワッシャ95とワッシャ96とに挿通されたボルト97がカラー94に挿通される。カラー94に挿通されたボルト97は、本体リンク86の遮蔽板90に設けたねじ孔90aに螺合される。したがって、ビーム状リンク21と本体リンク86とは、ビーム状リンク21の延出方向を回転軸として相対的に回動する(ビーム状リンク21に対して本体リンク86を捩る)ことが可能である。
保持クロスメンバ87は、延出方向に直交する断面が上下方向を長辺とする略長方形状で、中空の金属材料からなる部材である。保持クロスメンバ87は、本体リンク86の上部に、延出方向が本体リンク86の延出方向と直交するように固定される。
ガイドホイールユニット88は、搬送ルートに設けられる内側レール16の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍で摺接しながら回転する走行ホイール(第1の補助ホイールに相当)100、内側レール16の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍に摺接されながら回転するガイドホイール(第1のガイドホイールに相当)101及び内側レール16の側面に摺接しながら回転するガイドホイール(第1のガイドホイールに相当)102を有する。走行ホイール100は、ブラケット103に軸支される。また、ガイドホイール101は、走行ホイール100との間が内側レール16の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール100の回転軸に対して平行となるようにブラケット103に軸支される。また、ガイドホイール102は、回転軸の各々が走行ホイール100及びガイドホイール101の回転軸と直交するようにブラケット103に軸支される。なお、上述したブラケット103は、保持クロスメンバ87に設けたブラケット104に軸支される。なお、図5中符号105は、ブラケット103の回動軸である。
同様にして、ガイドホイールユニット89は、搬送ルートに設けられる外側レール17の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍で摺接しながら回転する走行ホイール(第1の補助ホイールに相当)110、外側レール17の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍で摺接されながら回転するガイドホイール(第1のガイドホイールに相当)111及び外側レール17の側面に摺接しながら回転するガイドホイール(第1のガイドホイールに相当)112を有する。走行ホイール110は、ブラケット113に軸支される。また、ガイドホイール111は、走行ホイール110との間が外側レール17の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール110の回転軸に対して平行となるようにブラケット113に軸支される。また、ガイドホイール112は、回転軸の各々が走行ホイール110及びガイドホイール111の回転軸と直交するようにブラケット113に軸支される。なお、上述したブラケット113は、保持クロスメンバ87に設けたブラケット114に軸支される。なお、図5中符号115は、ブラケット113の回動軸である。
脱輪防止用ストッパ(脱輪防止機構に相当)121は、保持クロスメンバ87の延出方向における一端部に設けた保持ブラケット122と、保持ブラケット122の下端部に固定されるL字状のブラケット123とから構成される。脱輪防止用ストッパ121は、L字状のブラケット123の底面の高さが内側レール16の頂点よりも若干高くなる位置となるように設けられる。脱輪防止用ストッパ121は、ガイドホイールユニット88の走行ホイール100が内側レール16から脱輪することを防止する。なお、脱輪防止用ストッパ121を、保持ブラケット122及びL字状のブラケット123との2つの部材から構成しているが、1つの部材から構成することも可能である。
脱輪防止用ストッパ(脱輪防止機構に相当)125は、保持クロスメンバ87の延出方向における他端部に設けた保持ブラケット126と、保持ブラケット126の下端部に固定されるL字状のブラケット127とから構成される。脱輪防止用ストッパ125は、L字状のブラケット127の底面の高さが外側レール17の頂点よりも若干高くなる位置となるように設けられる。脱輪防止用ストッパ125は、ガイドホイールユニット89の走行ホイール110が外側レール17から脱輪することを防止する。なお、脱輪防止用ストッパ125を、保持ブラケット122及びL字状のブラケット123との2つの部材から構成しているが、1つの部材から構成することも可能である。
上述した本体リンク86の上面には、監視カメラ130がブラケット131を介して設けられる。監視カメラ130は、搬送ルート状に落下物の有無を検出するために設けられる。詳細は図示を省略するが、監視カメラ130は、Wi−Fi(登録商標)に代表される無線LAN通信を、仕分けコンベヤ10の駆動を制御する外部通信機器との間で行う装置側通信機器(ルーター)に接続される。装置側通信機器は、先頭の搬送台車15のビーム状リンク21と本体リンク86との連結部分に設けたひずみゲージ135、ガイドホイールユニット88,89に設けた距離センサ136,137、先頭の搬送台車15に設けた加速度計138、各搬送台車15を複数台統括して設けられたコントローラユニット52等と接続される。各搬送台車15を複数台統括するコントローラユニット52は、各搬送台車15間の連結機構80部分に沿わせて有線で各搬送台車の番地や搬送物の情報も保有しながら適宜駆動モータ46の運転制御信号を指令として出力し駆動プーリ41を駆動して無端ベルト44を動作させ、且つひずみゲージ135、距離センサ136,137、加速度計138の各情報を演算し所定の規定値との差分を演算して正常異常を判断して装置側通信機器へ出力する。そして、装置側通信機器は、各部からの検出信号やコントローラユニット52からの信号を、装置側通信機器を介して、外部通信機器に送信する。また、装置側通信機器は、外部通信機器からの各搬送台車の番地や搬送物の情報信号を駆動信号を受信する。
ひずみゲージ135は、先頭の搬送台車15のビーム状リンク21と本体リンク86と間のひずみを検出する。ひずみゲージ135を設けることで、姿勢安定装置85が有するガイドホイールユニット88の走行ホイール100と内側レール16との間の異物噛み込みやガイドホイールユニット89の走行ホイール110と外側レール17との間の異物噛み込みを検出することができる。また、ひずみゲージ135を設けることで、ガイドホイールユニット88の走行ホイール100、ガイドホイール101,102における軸受けの破損、ガイドホイールユニット89の走行ホイール110、ガイドホイール111,112における軸受けの破損の他、先頭の搬送台車15のビーム状リンク21の遮蔽板92の挿通孔92aに圧入されたすべり軸受け93の破損等を検出することができる。
距離センサ136は、ガイドホイールユニット88に設けられ、内側レール16までの距離を検出する。また、距離センサ137は、ガイドホイールユニット89に設けられ、外側レール17までの距離を検出する。これら距離センサ136,137を設けることで、ガイドホイールユニット88,89の各走行ホイール100,110の摩耗状況を検出することができる。
加速度計138は、先頭の搬送台車15のビーム状リンク21に配設される。加速度計138は、X軸、Y軸、Z軸方向における加速度を各々検出することで、先頭の搬送台車15のガイドホイールユニット55の走行ホイール61、ガイドホイール62,63や、ガイドホイールユニット56の走行ホイール71、ガイドホイール72,73の摩耗の他、内側レール16及び外側レール17の異常を検出することができる。
コントローラユニット52は、発電機65が発電することで得られる電力を、ベルトコンベヤユニット36,37の駆動モータ46に各々供給する。この際、コントローラユニットは、ベルトコンベヤユニット36,37の駆動モータ46に各々供給する電力量を、装置側通信機器を介して外部通信機器に送信する。これにより、ベルトコンベヤユニットの駆動状態(駆動日数、駆動時間)の他、ベルトコンベヤユニット36,37に載置される搬送物の重量を監視することが可能となる。
図9に示す仕分けコンベヤ10’は、例えば搬送ルートがトラック形状からなるループ状の搬送ルートで、且つ複数の搬送台車15が無端状に連結されている。このような仕分けコンベヤ10’では、搬送ルートに設けた駆動装置18の上部に位置する搬送台車15’と駆動装置18’の上部に位置する搬送台車15’が各駆動装置18,18’の駆動力が直接伝達されることで、図9中B方向に送り出される。その結果、駆動装置18,18’の駆動力が直接伝達されていない搬送台車15’は、駆動装置18,18’の駆動力が直接伝達された搬送台車15’に働く駆動力に基づいた押圧力又は引張力が他の搬送台車15’に伝達されることで搬送ルート上を走行することが可能となる。このため、各搬送台車15’間では、連結部において張力変動が発生し、連結部の摩耗を発生させる。その結果、仕分けコンベヤの駆動時間が長期化するに従い、無端状に連結される搬送台車の全長が搬送ルートの全長よりも長くなる事象が発生し、各搬送台車が蛇行走行する。
一方、本実施形態の仕分けコンベヤ10では、図1に示すように、直線状に連結した複数の搬送台車15を、例えば搬送ルートがトラック形状からなるループ状の搬送ルートで走行させる。この場合、先頭の搬送台車15が搬送ルートに設けた駆動装置18又は駆動装置18’の駆動力が直接伝達されると、図1中A方向に送り出される。先頭の搬送台車15が搬送ルートに設けた駆動装置18によって送り出された後は、後続の搬送台車15に働く駆動力に基づいた押圧力によって搬送ルート上を走行する。したがって、先頭の搬送台車は、駆動装置18,18’により押し出される搬送台車15までの台数が多くになるに従って、駆動装置18,18’により押し出される搬送台車15が押し出す押出力は分散され、先頭の搬送台車15の推進力が低下する。そこで、本実施形態の仕分けコンベヤ10では、先頭の搬送台車15に姿勢安定装置85を設けることで、先頭の搬送台車15の推進力が低下した場合であっても、先頭の搬送台車15を安定して走行させる。その結果、先頭の搬送台車15の蛇行走行が抑制され、搬送台車15のガイドホイールユニット55,56と走行レールのカーブ部突入部との衝突による振動や異音などの発生を防止できる。
また、本実施形態の仕分けコンベヤ10では、複数の搬送台車15を搬送台車15のフレームをなす各ビーム状リンク21を有端状で且つループ状の搬送ルートを形成する走行レールの全長より短く連結した状態で搬送ルートを走行させる。したがって、複数の搬送台車15’を無端状に連結した仕分けコンベヤ10’では、各搬送台車15’を連結した連結機構において発生する張力変化による摩耗等により、連結した複数の搬送台車の全長が搬送ルートの全長よりも長くなることがあるが、本実施形態の仕分けコンベヤ10では、搬送台車のフレームをなす各ビーム状リンク21を有端状で且つループ状搬送ルートを形成する走行レール全長より短く複数の搬送台車15を連結することで、複数の搬送台車の全長は搬送ルートの全長よりも短く設定されることとなる。したがって、直線状に連結した複数の搬送台車の全長が搬送ルートの全長よりも長くなることがなく、連結した複数の搬送台車の全長を搬送ルートの全長と同一にする調整(メンテナンス)作業を行う必要がなくなる。
上述した実施形態では、保持クロスメンバ87の両端部にガイドホイールユニット88,89を軸支した姿勢安定装置85について説明している。しかしながら、上述した姿勢安定装置85の場合には、搬送ルートに設けられたカーブを先頭の搬送台車15が走行する過程で、ガイドホイールユニット88のガイドホイール102が走行レール16の側方に、又はガイドホイールユニット89のガイドホイール112が走行レール17の側方に接触しない場合がある。このような場合には、ガイドホイールユニット88の走行ホイール100と走行レール16との間、又はガイドホイールユニット89の走行ホイール110と走行レール17との間で生じる摩擦力の差や先頭の搬送台車15における推進力の差によって、ガイドホイールユニット88又はガイドホイールユニット89が揺動してしまい、先頭の搬送台車15の走行軌跡が安定せず、蛇行走行となる場合がある。さらに、ガイドホイールユニット88又はガイドホイールユニット89の揺動により、ガイドホイールユニット88のガイドホイール102が走行レール16に衝突する、又はガイドホイールユニット89のガイドホイール112が走行レール17に衝突して異音を発生させる他、先頭の搬送台車15に振動を与える原因となる。
したがって、図10に示すように、ガイドホイールユニット88のブラケット103と本体リンク86との間にスプリング(第1のスプリングに相当)140を配置し、本体リンク86の延出方向において、走行ホイール100の前端部が走行ホイール100の後端部よりも本体リンク86側に位置するようにガイドホイールユニット88を図10中D1方向に付勢する。また、ガイドホイールユニット89のブラケット113と本体リンク86との間にスプリング(第1のスプリングに相当)141を配置し、本体リンク86の延出方向において、走行ホイール110の前端部が走行ホイール110の後端部よりも本体リンク86側に位置するようにガイドホイールユニット89を図10中D2方向に付勢する。このように、ガイドホイールユニット88のブラケット103と本体リンク86との間にスプリング140を、ガイドホイールユニット89のブラケット113と本体リンク86との間にスプリング141を各々配置することで、特にガイドホイール102,112の走行レール16,17の側面への追従がよくなり、ガイドホイールユニット88,89の走行レールに対する姿勢が安定し、先頭の搬送台車15が搬送ルートを走行したときの異音の発生や振動の発生を抑制することができる。
また、この他に、姿勢安定装置と最後尾の搬送台車との間をスプリング(第2のスプリングに相当)などにより連結することで、最後尾の搬送台車の推進力を先頭の搬送台車に付加することで、先頭の搬送台車15の姿勢安定装置85にあるガイドホイールユニット88,89の走行レール16,17のカーブ部での方向転換のスラスト荷重を、スプリング連結による方向転換をサポートすることで減らし、先頭の搬送台車の走行を安定させることも可能である。図11に示すように、最後尾の支持クロスメンバ24にブラケット145を設け、また、姿勢安定装置85の本体リンク86にブラケット146を設ける。そして、これらブラケット145,146にスプリング147を配設する。ここで、スプリング147の取付長さL1を以下に設定することが好ましい。
例えば、先頭の搬送台車15が搬送ルートの搬送する際に先頭の搬送台車15の重心に係る遠心力をFとすると、姿勢安定装置85のガイドホイールユニット88,89の走行ホイール100,110、及び先頭の搬送台車15のガイドホイールユニット55,56の走行ホイールにかかるスラスト荷重Fsは、Fs=F/2となる。
なお、搬送台車の重量をM、搬送速度をV、搬送ルートのカーブの半径をR、重力をgとする場合、遠心力Fは以下の式(1)で示される。
F=(M×V)/(R×g) ・・・(1)
例えば、上述したスラスト荷重Fsの1/3程度をスプリング147で負担すると、スプリング147に生じる荷重Psは、Ps=(Fs/3)/sinθとなる。なお、角度θは、搬送台車15が走行するときに、スプリング147の長手方向と、搬送台車15のビーム状リンク21の延出方向とがなす角度である。
例えばスプリングの自由長をL、バネ定数をk、スプリング141に係る初張力をPiとした場合、搬送ルートのカーブを走行したときのスプリング141の変位量は、変位量を記号δとすると、以下の式(2)で表される。
δ=(Ps−Pi)/k ・・・(2)
したがって、スプリング147の自然長をL0とすると、取付長さL1は、以下の式(3)で表される。
L1=L0+δ ・・・(3)
したがって、最後尾の搬送台車のブラケットと、姿勢安定装置のブラケットとの間に配設されるスプリングの取付長さは、式(3)で表される取付長さL1となるように設定される。
なお、スプリング147の取付長L1を搬送台車に係るスラスト荷重に基づいて設定することを例に挙げているが,例えば駆動装置18又は駆動装置18’により押し出される搬送台車の推力に基づいて、スプリング147の取付長L1を設定することも可能である。この場合、駆動装置18又は駆動装置18’における推力をTとした場合、スプリング147に生じる荷重Psは、Ps=α×Tで表される。なお、記号αは、係数である。
本実施形態では、保持クロスメンバ87の両端部にガイドホイールユニット88,89を各々配置した姿勢安定装置85について説明しているが、保持クロスメンバ87の両端部に設けたガイドホイールユニット88,89の前方に補助ガイドホイールユニットをさらに設けることも可能である。図12から図14に示すように、姿勢安定装置150を、補助リンク151、保持クロスメンバ152、ガイドホイールユニット(第1のガイドホイールユニットに相当)153,154の他、補助ガイドホイールユニット(第2のガイドホイールユニットに相当)155,156から構成する。
ガイドホイールユニット153は、内側レール16の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍に摺接されながら回転する走行ホイール(第1の補助ホイールに相当)161、内側レール16の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍に摺接されながら回転するガイドホイール162及び内側レール16の側面に外側方から摺接されながら回転するガイドホイール163a,163bを有する。ガイドホイール162は、走行ホイール161との間が、内側レール16の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール161の回転軸に対して平行となるようにブラケット164に軸支される。また、ガイドホイール163a,163bは、回転軸の各々が走行ホイール161及びガイドホイール162の回転軸と直交するようにブラケット164に軸支される。上述したブラケット164は、保持クロスメンバ152に設けたブラケット166に軸支される。なお、ガイドホイール163a,163bは、1個のガイドホイールとしてもよい。
ガイドホイールユニット154は、外側レール17の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍に摺接されながら回転する走行ホイール(第1の補助ホイールに相当)171、外側レール17の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍に摺接されながら回転するガイドホイール172及び外側レール17の側面に外側方から摺接されながら回転するガイドホイール173a,173bを有する。ガイドホイール172は、走行ホイール171との間が、外側レール17の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール171の回転軸に対して平行となるようにブラケット174に軸支される。また、ガイドホイール173a,173bは、回転軸の各々が走行ホイール171及びガイドホイール172の回転軸と直交するようにブラケット174に軸支される。上述したブラケット174は、保持クロスメンバ152に設けたブラケット176に軸支される。なお、ガイドホイール173a,173bは、1個のガイドホイールとしてもよい。
補助ガイドホイールユニット155は、内側レール16の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍に摺接されながら回転する走行ホイール(第2の補助ホイールに相当)181、内側レール16の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍に摺接されながら回転するガイドホイール(第2のガイドホイールに相当)182及び内側レール16の側面に外側方から摺接されながら回転するガイドホイール(第2のガイドホイールに相当)183a,183bを有する。ガイドホイール182は、走行ホイール181との間が、内側レール16の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール181の回転軸に対して平行となるようにブラケット184に軸支される。また、ガイドホイール183a,183bは、各回転軸が走行ホイール181及びガイドホイール182の回転軸と直交するようにブラケット184に軸支される。なお、ガイドホイール183a,183bは、1個のガイドホイールとしてもよい。
補助ガイドホイールユニット156は、外側レール17の直進部では頂点、又はカーブ部では頂点近傍に摺接されながら回転する走行ホイール(第2の補助ホイールに相当)191、外側レール17の直進部では底点、又はカーブ部では底点近傍に摺接されながら回転するガイドホイール(第2のガイドホイールに相当)192及び外側レール17の側面に外側方から摺接されながら回転するガイドホイール(第2のガイドホイールに相当)193a,193bを有する。ガイドホイール192は、走行ホイール191との間が、外側レール17の外径よりも若干広い間隔を空けて、且つ回転軸が走行ホイール191の回転軸に対して平行となるようにブラケット194に軸支される。また、ガイドホイール193a,193bは、各回転軸が走行ホイール191及びガイドホイール192の回転軸と直交するようにブラケット194に軸支される。なお、ガイドホイール193a,193bは、1個のガイドホイールとしてもよい。
補助ガイドホイールユニット155は、リンク(連結リンクに相当)201及びガススプリング202によって、ガイドホイールユニット153の前方に保持される。リンク201は、長手方向の一端部が保持クロスメンバ152に軸着され、長手方向の他端部が補助ガイドホイールユニット155のブラケット184に軸着される。したがって、ガススプリング202が取り付けられていない場合には、補助ガイドホイールユニット155は、リンク201の一端部(符号201a)を回動軸として回動し、また、リンク201は、保持クロスメンバ152に軸着される他端部(符号201b)を回動軸として回動する。
ガススプリング202は、長手方向の一端部がリンク201の他端部と同軸となるように補助ガイドホイールユニット155のブラケット184に軸着される。また、ガススプリング202は、長手方向の他端部がガイドホイールユニット153のブラケット164に軸着される。したがって、ガススプリング202は、補助ガイドホイールユニット155を押圧して、補助ガイドホイールユニット155のガイドホイール183a,183bを内側レール16の側方に押し当てる。
補助ガイドホイールユニット156は、リンク203及びガススプリング204によって、ガイドホイールユニット154の前方に保持される。リンク203は、長手方向の一端部が保持クロスメンバ152に軸着され、長手方向の他端部が補助ガイドホイールユニット156のブラケット194に軸着される。したがって、ガススプリング204が取り付けられていない場合には、補助ガイドホイールユニット156は、リンク203の一端部(符号203a)を回動軸として回動し、また、リンク203は、保持クロスメンバ152に軸着される他端部(符号203b)を回動軸として回動する。
ガススプリング204は、長手方向の一端部がリンク203の他端部と同軸となるように補助ガイドホイールユニット156のブラケット194に軸着される。また、ガススプリング204は、長手方向の他端部がガイドホイールユニット154のブラケット174に軸着される。したがって、ガススプリング204は、補助ガイドホイールユニット156を押圧して、補助ガイドホイールユニット156のガイドホイール193a,193bを外側レール17の側方に押し当てる。
例えば、走行する先頭の搬送台車15が搬送ルートの直線から右側に湾曲するカーブに到達したときには、内側レール16の側方によってカーブの曲率が大きくなるほど右へ補助ガイドホイールユニット155が押圧される。したがって、補助ガイドホイールユニット155はリンク201により、図12中D3方向に回動する。これを受けて、ガススプリング202は縮みながら、ガイドホイールユニット153のブラケット164を押圧する。したがって、ガイドホイールユニット153は、図12中D4方向に回動する。これにより、補助ガイドホイールユニット155が先方でカーブ曲率に倣ってガイドホイールユニット153の舵を切ってくれて、補助ガイドホイールユニット155のガイドホイール183a,183bの移動により、ガイドホイールユニット153のガイドホイール163a,163bが内側レール16の側方に押し当てられる。先方の補助ガイドホイールユニット155でのカーブの曲率と、搬送台車側のガイドホイールユニット153でのカーブの曲率との違いによる、倣い移動のずれは、ガススプリング202の伸縮にて吸収してくれる。
一方、補助ガイドホイールユニット156は、外側レール17が右へ湾曲することで右へ移動するのだが、ガススプリング204が伸びることで外側レール17に向けて押圧される。したがって、補助ガイドホイールユニット156はリンク203により、図12中D5方向に回動する。これに合わせて、ガイドホイールユニット154は、ガススプリング204に引っ張られ、図12中D6方向に回動する。これにより、補助ガイドホイールユニット156のガイドホイール193a,193bだけでなく、ガイドホイールユニット154のガイドホイール173a,173bが外側レール17の側方に押し当てられる。このように、補助ガイドホイールユニット156が先方でカーブ曲率に倣ってガイドホイールユニット154の舵を切ってくれる。
その後、走行する先頭の搬送台車15が搬送ルートのカーブから直線に到達したときには、ガススプリング202が伸びる。その結果、補助ガイドホイールユニット155は内側レール16に向けて押圧される。したがって、補助ガイドホイールユニット155は、図12中D7方向に回動する。これに合わせて、ガイドホイールユニット153は、図12中D8方向に回動する。これにより、補助ガイドホイールユニット155のガイドホイール183a,183bだけでなく、ガイドホイールユニット153のガイドホイール163a,163bが内側レール16の側方に押し当てられる。
一方、補助ガイドホイールユニット156は外側レール17により押圧される。したがって、補助ガイドホイールユニット156はリンク203により、図12中D9方向に回動する。これを受けて、ガススプリング204は縮みながら、ガイドホイールユニット154のブラケット174を押圧する。したがって、ガイドホイールユニット154は、図12中D10方向に回動する。これにより、補助ガイドホイールユニット156のガイドホイール193a,193bだけでなく、ガイドホイールユニット154のガイドホイール173a,173bが外側レール17の側方に押し当てられる。
なお、走行する先頭の搬送台車が搬送ルートの直線から左側に湾曲するカーブに到達した場合には、補助ガイドホイールユニット156が図12中D9方向に回動すると同時に、ガイドホイールユニット154も図12中D10方向に回動する。その結果、補助ガイドホイールユニット156のガイドホイール193a,193bだけでなく、ガイドホイールユニット154のガイドホイール173a,173bが外側レール17の側方に押し当てられる。同時に、補助ガイドホイールユニット155が図12中D7方向に回動すると同時に、ガイドホイールユニット153も図12中D8方向に回動する。その結果、補助ガイドホイールユニット155のガイドホイール183a,183bだけでなく、ガイドホイールユニット153のガイドホイール163a,163bが内側レール16の側方に押し当てられる。
このように、ガイドホイールユニット153,154の前方に補助ガイドホイールユニット155,156を設け、補助ガイドホイールユニット155,156をリンク201,203及びガススプリング202,204によって保持することで、補助ガイドホイールユニット155のガイドホイール183a,183b及び補助ガイドホイールユニット156のガイドホイール193a,193bだけでなく、ガイドホイールユニット153のガイドホイール163a,163b及び,ガイドホイールユニット154のガイドホイール173a,173bを搬送ルートに設けた走行レールに各々押し当てることができ、先頭の搬送台車15の姿勢を安定させることができる。
この場合であっても、先頭の搬送台車15における蛇行走行が抑制され、また、先頭の搬送台車15の蛇行走行が抑制される。その結果、搬送台車15と走行レールとの衝突による振動や異音などの発生を防止できる。
10…仕分けコンベヤ、15…搬送台車、55,56,88,89,153,154…ガイドホイールユニット、61,71,100,110…走行ホイール、85,150…姿勢安定装置、86…本体リンク、87,152…保持クロスメンバ、121,125…脱輪防止用ストッパ、101,102,111,112…ガイドホイール、140,141…スプリング、147…スプリング、155,156…補助ガイドホイールユニット、201,203…リンク、161,171…走行ホイール、181,191…走行ホイール、202,204…ガススプリング

Claims (7)

  1. クロスソータ用コンベヤと、該クロスソータ用コンベヤのフレームを形成する一方向に延出されるリンクと、前記リンクの後端で且つ前記クロスソータ用コンベヤにおける搬送方向の両端に配置される走行ホイールと、を有する搬送台車を複数、前記リンクの前後端で連結し、前記走行ホイールをループ状の搬送ルートに設けられた一対の走行レール上で摺接させて、複数の前記搬送台車を前記搬送ルートに沿って走行させる仕分けコンベヤであって、
    複数の前記搬送台車は、先頭の搬送台車の前記リンクと最後尾の搬送台車の前記リンクとが端部を形成するように、隣り合う2台の前記リンクをそれぞれ連結するように構成され、
    複数の前記搬送台車は、前記一対の走行レールの軌道中心線上の軌跡であるループ状の搬送ルートの全長に対して前記リンクを総計した長さが短く設定され、
    複数の前記搬送台車のうち、前記先頭の搬送台車の前端部に、前記先頭の搬送台車の姿勢を安定させる姿勢安定装置を配置し、
    前記姿勢安定装置は、
    前記先頭の搬送台車の前記リンクの延出方向を回動軸として、前記先頭の搬送台車の前記リンクに回動自在に連結される本体リンクと、
    前記一対の走行レールの各走行レール上で摺接される第1の補助ホイールと、
    前記本体リンクに直交する方向を延出方向として前記本体リンクに固定され、前記延出方向の両端部に前記第1の補助ホイールを回転自在に保持する保持クロスメンバと、
    を有する
    ことを特徴とする仕分けコンベヤ。
  2. 請求項1に記載の仕分けコンベヤにおいて、
    前記姿勢安定装置は、前記第1の補助ホイールの前方に、前記一対の走行レールの各走行レールから前記第1の補助ホイールが脱輪することを防止する脱輪防止機構を有することを特徴とする仕分けコンベヤ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の仕分けコンベヤ用レールにおいて、
    前記姿勢安定装置は、
    前記第1の補助ホイールと、
    前記走行レールの外周面の異なる位置で摺接される第1のガイドホイールと、
    前記複数のガイドホイールが軸支され、前記搬送ルートに設けられた前記一対の走行レールの曲率半径に合わせて、前記第1の補助ホイール及び前記第1のガイドホイールを回動させるブラケットと、を有する第1のガイドホイールユニットを有することを特徴とする仕分けコンベヤ。
  4. 請求項3に記載の仕分けコンベヤ用レールにおいて、
    前記第1のガイドホイールユニットは、
    前記ブラケットと前記本体リンクとの間に配置され、前記本体リンクの延出方向において、前記第1の補助ホイールの前端部が前記第1の補助ホイールの後端部よりも前記本体リンク側に位置するように前記第1のガイドホイールユニットを付勢する第1のスプリングを設けたことを特徴とする仕分けコンベヤ。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の仕分けコンベヤにおいて、
    前記姿勢安定装置と、直線状に連結した複数の前記搬送台車のうち、前記最後尾の搬送台車との間に、前記先頭の搬送台車を前記最後尾の搬送台車に向けて付勢する第2のスプリングを配置したことを特徴とする仕分けコンベヤ。
  6. 請求項5に記載の仕分けコンベヤにおいて、
    前記最後尾の搬送台車と前記姿勢安定装置との間に配置される前記第2のスプリングの取付長さは、前記搬送台車が前記搬送ルートのカーブを走行するときに前記搬送台車にか
    かるスラスト荷重に基づいた前記第2のスプリングの変位量と、前記第2のスプリングの自然長とを加算した値であることを特徴とする仕分けコンベヤ。
  7. 請求項3に記載の仕分けコンベヤにおいて、
    前記走行レール上で摺接される第2の補助ホイール及び前記走行レールの外周面の異なる位置で摺接される第2のガイドホイールを含む第2のガイドホイールユニットと、
    前記保持クロスメンバに軸支され、前記第2のガイドホイールユニットが前記第1のガイドホイールユニットの前方に位置するように、自由端側において前記第2のガイドホイールユニットを軸支する連結リンクと、
    前記第1のガイドホイールユニットのブラケットに一端が軸支されるとともに、前記連結リンクが軸支する前記第2のガイドホイールユニットの回動軸に他端が軸支されるガススプリングと、をさらに有し、
    前記第1のガイドホイールユニットは、前記連結リンクの回動に伴って前記第2のガイドホイールユニットの位置が変化したことに起因した前記ガススプリングの伸張によって回動することを特徴とする仕分けコンベヤ。
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