JP2007073791A - テープフィーダー及び表面実装機 - Google Patents

テープフィーダー及び表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007073791A
JP2007073791A JP2005260190A JP2005260190A JP2007073791A JP 2007073791 A JP2007073791 A JP 2007073791A JP 2005260190 A JP2005260190 A JP 2005260190A JP 2005260190 A JP2005260190 A JP 2005260190A JP 2007073791 A JP2007073791 A JP 2007073791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
tape feeder
sprocket
feeder
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005260190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4628909B2 (ja
Inventor
Hiroaki Fujita
宏昭 藤田
Osamu Araki
治 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2005260190A priority Critical patent/JP4628909B2/ja
Publication of JP2007073791A publication Critical patent/JP2007073791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628909B2 publication Critical patent/JP4628909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】 表面実装機から取り外したテープフィーダーであっても電源を使用することなく手動でテープ送り機構を使用することができるテープフィーダーを提供する。
【解決手段】 テープを巻回したリールとテープを一定量ずつ繰り出すための送り用スプロケットとスプロケットを駆動させるモータを駆動源とした駆動機構とを備えたテープフィーダーにおいて、スプロケットまたは前記駆動機構の回転部分に手送り用の穴、凹部または凸部からなる操作部を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、表面実装機に搭載され、テープを担体として実装用の部品を供給するテープフィーダーに関するものである。
従来から、表面実装機において実装用の部品を供給する装置としてテープフィーダーが一般に知られている。このフィーダーは、所定間隔おきに部品を収納したテープをリールに巻回した状態で保持し、このリールからフィーダー前方の部品取出部にテープを送り出しながら当該テープを担体として部品取出部に部品を供給し、部品実装用のヘッドにより部品の取出しが行われるに伴い、テープ送り機構によりテープを送り出すようになっており、上記テープ送り機構として、モータを用いた電動式のものが知られている(例えば下記特許文献1参照)。
このテープ送り機構は、テープに係合するスプロケットを有しており、外部電源から電源を供給されたモータがこのスプロケットを回転駆動することにより収納部品のピッチに対応した所定のピッチでテープを送り出すように構成されている。
ここで従来のテープフィーダーにおけるテープの掛け替え作業などにおけるリール交換作業は、まずフィーダーを表面実装機から取り外した後、旧リールを新しいテープが巻回されたリールに交換し、その後、新リールに巻回されたテープのうち、部品が収納されていない引出代部分についてテープ送り機構を使用して送り出し動作(頭出し)を行うことによって完了する。
テープフィーダーは電源供給源となる表面実装機から取り外されているため、送り出し動作を行うにあたってはフィーダーに電源を供給する必要があるが、従来では表面実装機などに別途用意された電源コネクタにより電源を供給することによってテープ送り機構を動作させていた。
特開2001−7593号公報
しかしながら、わずかな送出し量のために電源コネクタを接続して送り出し動作を行うには、その接続作業が煩わしいという問題があった。また、表面実装機から取り外したフィーダーのテープ送り機構を使用するために別途電源コネクタを設けるのは、装置コストが高くならざるを得ないという問題があった。
本発明では、上記課題を解決するためになされたものであり、電動式のテープ送り機構を備えたフィーダーであっても表面実装機から取り外した場合等において電源を使用することなくテープ送り機構を動かすことができるテープフィーダーを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のテープフィーダーは、所定間隔おきに部品を収納したテープを巻回したリールと、前記テープの貫通孔に係合して前記テープを所定量ずつ繰り出すための送り用スプロケットと、前記スプロケットを駆動させるモータを駆動源とした駆動機構と、を備えたテープフィーダーにおいて、前記スプロケットまたは前記駆動機構の回転部分に手送り用の穴、凹部または凸部からなる操作部を設け、該操作部を外部から操作可能に構成したことを特徴としている。
この構成によれば、前記操作部を外部から手動操作することによって前記駆動機構を駆動させることができる。したがって、表面実装機からテープフィーダーを取り外し、テープフィーダーに電源が供給されない場合であっても、テープフィーダーのテープの送り操作を行うことができる。
また、前記駆動機構は、前記スプロケットと駆動モータとの間に減速用ギアを備え、この減速用ギアに前記操作部を設けることが好ましい。
このようにすると、駆動モータの駆動軸に近い減速用ギアを手動操作して前記駆動機構を駆動させることができるため、より小さな力で送り操作を行うことができる。
さらに、前記操作部を、カバー部材の開口部から操作可能に構成することが好ましい。
このようにすると、カバー部材を取り外すことなく操作部を手動操作して、送り操作を行うことができる。
また、前記駆動機構の、テープフィーダーの一側面側に臨む位置にある回転部分と、テープフィーダーの他側面側に臨む位置にある回転部分とにそれぞれ前記操作部を設けることが好ましい。
このようにすると、テープフィーダーの左右両側のいずれからも操作部を手動操作することが可能となる。
また、上記課題を解決するために、本発明の表面実装機は、移動可能なヘッドユニットにより部品供給部から部品を吸着し、所定の位置に位置決めされている基板の上に前記部品を装着するように構成された表面実装機において、
前記部品供給部に前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープフィーダーが配設されていることを特徴としている。
この構成によれば、電動式のテープ送り機構を備えたテープフィーダーを表面実装機から取り外した場合であっても電源を使用することなくテープ送り機構を動かすことができる。したがって、テープフィーダーのテープの送り操作時の電源を表面実装機に設ける必要がなく、コストダウンを図った表面実装機とすることができる。
本発明によるテープフィーダーによれば、操作部を外部から手動操作することによって駆動機構を駆動させることができる。そのため、表面実装機からテープフィーダーを取り外し、テープフィーダーに電源が供給されない場合であっても、テープフィーダーのテープの送り操作を行うことができる。したがって、テープフィーダーを表面実装機から取り外した際にテープの送り操作を行うために必要となる電源コネクタを設ける必要がなくなるとともに、送り操作の際に電源コネクタに接続するといった煩わしい作業を解消することができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1,図2は、本発明に係るテープフィーダーが適用される表面実装機の全体構成を概略的に示している。
これらの図において、表面実装機(以下、実装機と略す)の基台1上には基板搬送用のコンベア2が配置されており、このコンベア2上をプリント基板3が搬送されて所定の実装作業位置で停止され、図外のプッシュアップピン等の基板保持手段により保持されるようになっている。なお、以下の説明では、コンベア2の方向をX軸方向、水平面上でX軸と直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることにする。
コンベア2の両側には、プリント基板3に実装する電子部品を供給するための部品供給部4が設けられている。これらの部品供給部4には、X軸方向に多数列のテープフィーダー4aが配置されている。各テープフィーダー4aには、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を収納保持した後記テープを巻回したリールが着脱可能に装着されており、このリールからフィーダー先端の部品取出部に前記テープを間欠的に繰り出しながら、後述するヘッドユニット5により、テープに収納された部品をピックアップさせるように構成されている。なお、テープフィーダー4aの構成については後に詳述する。
前記基台1の上方には、さらに部品実装用のヘッドユニット5が設けられている。このヘッドユニット5は、部品供給部4から部品を吸着してプリント基板3上に実装し得るように、一定の領域内でX軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動可能とされている。
すなわち、前記基台1には、ヘッドユニット5の支持部材11がY軸方向の固定レール7に移動可能に配置され、この支持部材11上にヘッドユニット5がX軸方向のガイド部
材14に沿って移動可能に支持されている。そして、Y軸サーボモータ9により駆動されるボールねじ8に支持部材11が螺合装着されることにより、支持部材11のY軸方向の移動が行われる一方、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ13にヘッドユニット5が装着されることにより、ヘッドユニット5のX軸方向の移動が行われるように構成されている。
前記ヘッドユニット5には部品を吸着してプリント基板3に実装するための複数本の実装用ヘッド20が搭載されており、当実施形態では、4本の実装用ヘッド20がX軸方向に一列に並べられた状態で搭載されている。
これらの実装用ヘッド20は、Z軸サーボモータ(図示省略)を駆動源とする昇降機構に連結されるとともにR軸サーボモータ(図示省略)を駆動源とする回転機構にそれぞれ連結されており、これらの機構によりヘッドユニット5に対して上下方向(Z軸方向)および自軸回り(R軸方向という)に駆動されるようになっている。
また、各実装用ヘッド20の先端には部品吸着用のノズル21が設けられている。各ノズル21はそれぞれ図外のバルブ等を介して負圧供給手段に接続されており、前記テープフィーダー4aからの部品取出し時には、ノズル21の先端に負圧が供給されることにより部品の吸着が行われるようになっている。なお、ノズル21は、実装用ヘッド20に対して着脱可能に装着されており、必要に応じて基台1上のノズルステーション(図示せず)に収納された他のノズル21、すなわち先端形状や大きさの異なる他のノズル21と自動交換されるようになっている。
基台1上には、さらに各実装用ヘッド20による部品の吸着状態を画像認識するための部品認識カメラ17が設けられている。この部品認識カメラ17は、コンベア2とフロント側(図1では下側)の部品供給部4との間に設けられており、ヘッドユニット5がこの部品認識カメラ17上方の所定の撮像位置に配置されたときに、各実装用ヘッド21による吸着部品をその下側から撮像するようになっている。
以上の構成により上記実装機では次のようにしてプリント基板3に部品が実装される。
先ずヘッドユニット5が部品供給部4の上方に移動し、各実装用ヘッド20によりテープフィーダー4aからの部品の取出しが行われる。具体的には、部品を吸着すべき所定の実装用ヘッド20が下降して部品を吸着し、さらに部品を吸着した状態で上昇することによりテープフィーダー4aから部品をピックアップする。この際、可能な場合には、複数の実装用ヘッド20により同時に部品が取出される。
全ての実装用ヘッド20による部品の吸着が完了すると、ヘッドユニット5が部品認識カメラ17の上方に移動し、各吸着部品の撮像が行われることにより、その撮像結果に基づき各部品の吸着状態が調べられる。そして、ヘッドユニット5がプリント基板3上に移動した後、所定の部品実装ポイントに順次ヘッドユニット5が移動しながら各実装用ヘッド20の昇降が行われ、この昇降に伴い各部品がプリント基板3上に実装される。
図3、図4は、上記テープフィーダー4aの構成を概略的に示している。図3はカバー部材27、28を取り付ける前の状態を示す図であり、図4は、カバー部材27、28を取り付けた後の状態を示す図である。
テープフィーダー4aは、同図に示すように、ボックス型のフィーダー本体部25と、フィーダー本体部25に連設されるプレート状のリール支持部26とを備えており、先端側、すなわちフィーダー本体部25をコンベア2側に向けた状態で、前記部品供給部4に設けられるフィーダー取付台6に着脱自在に固定されている。なお、以下の説明では、フィーダー本体部25側(先端側)を前方としリール31側から見た場合を基準に左右を定義する。すなわち、図3(a)はテープフィーダー4aの右側側面図を示し、図3(b)はその左側側面図を示している。
フィーダー本体部25は、その内部にテープ送り用のスプロケット50とこれを駆動する駆動機構とで構成されたテープ送り機構等を収容している。後述するように、駆動機構はモータ42とその回転を伝達するギア42a,53a〜53g等で構成されている。そして、テープフィーダー4aのフィーダー本体部25は、一体にダイカスト鋳造により形成され、右側表面25aには右側開口部25bが、左側表面25cには左側開口部25dが形成されている。
右側表面25aには、その表面に右側開口部25bが形成されている。この右側開口部25bは、図3(a)に示すように、ギア53b〜53f等を臨めるように設けられ、右側開口部25bを介して、作業者によりギア53b〜53fに対して回転操作が可能となるように開口形成されている。さらに右側開口部25bは右カバー部材27が嵌合可能になっている。右カバー部材27を嵌合した状態では、右カバー部材27に設けられた操作窓27aから第2減速ギア53cのみが臨める状態となり、作業者により第2減速ギア53cに対して回転操作可能となるように構成されている(図4(a)参照)。
左側表面25cには、右側表面25aと同様に、その表面に左側開口部25dが設けられている。図3(b)に示すように、左側表面25cに設けられた左側開口部25dからは、モータ42,後記第1減速ギア53a、スプロケット50が臨めるようになっている。そして、左側開口部25dは、作業者によりモータ42の駆動軸、第1減速ギア53a、スプロケット50に対して回転操作可能に開口形成されている。さらにその左側開口部25dには左カバー部材28が嵌合可能であり、左カバー部材28を嵌合した状態では、モータ42が隠蔽され左カバー部材28に設けられた操作窓28aから第1減速ギア53aのみが臨める状態となり、作業者により第1減速ギア53aに対して回転操作可能となるように構成されている(図4(b)参照)。
前記リール支持部26には、その後端部(図3(a)では左端部)にテープ32を巻回したリール31が回転可能に保持されており、このリール31から前方の前記フィーダー本体部25へテープ32が導出されている。
なお、テープ32は、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の部品を所定間隔、ここでは一定間隔置きに収納、保持するものであり、図5に示すように、キャリアテープ33とこれに貼着されるカバーテープ34とから構成されている。キャリアテープ33は、上方に開口した空洞状の部品収納部33aを所定間隔、ここでは一定間隔置きに有しており、各部品収納部33aにIC等の部品が収納されている。また、キャリアテープ33の一辺側には、その縁部に沿ってテープ厚み方向に貫通する係合孔33bが一定間隔で設けられている。一方、カバーテープ34は、部品収納部33aが開口する部分を覆うように前記キャリアテープ33の上面に接着されている。
図3に示すように、フィーダー本体部25の上部には、前後方向(Y軸方向)に延びる案内部35が設けられるとともに、その上部を覆うようにテープガイド部36が設けられており、リール31から導出されたテープ32は、この案内部35に沿ってテープガイド部36の下方に案内されるようになっている。
フィーダー本体部25の前端部には、部品取出部37が設けられている。この部品取出部37は、実装用ヘッド20により部品をピックアップさせる部分で、この部分では、前記案内部35に沿って案内されるテープ32が前記テープガイド部36の切欠部分36aを介して上方に露出するとともに、前記カバーテープ34がテープ32から引き剥がされつつ前記切欠部分36aの縁に沿って折り返されており、これによってテープ32(キャリアテープ33)の部品収納部33aが上方に開放されて、実装用ヘッド20による部品の取出しが可能となっている。
また、駆動機構は、スプロケット50に回転駆動力を与えるものである。この駆動機構のモータ42は、扁平型のDCモータあるいはステッピングモータで形成され、回転軸42bがフィーダー本体部25に回転自在に支持されている。そして、テープフィーダー4aの左側面側において、モータ42の回転軸42bに前記ギア42aが固定されるとともに、このギア42aに大径の第1減速ギア53aが噛合している。
また、テープフィーダー4aの右側面側には、前記第1減速ギア52aと同軸の小径ギア53b、このギア53bの回転駆動力をテープ送り機構に伝えるギア53c、53d等が配設されている。そして、ギア53dにスプロケット50が連結されている。
ギア53a(第1減速ギア53a)は、左側表面25cの左側開口部25dから臨めるその表面に、軸を中心として円周状に手送り用穴wが6個所貫通形成されている。手送り用穴wは、指が挿通できる程度の大きさであり、手送り用穴wに指を引っかけて回転させることにより上記ギア53b、53c、53dを介してスプロケット50を回転させることができる。また、手送り用穴wは、左カバー部材28の操作窓28aから操作可能であり、左カバー部材28を装着した状態においても手送り用穴wを使用して第1減速ギア53aを回転させることができる。なお、手送り用穴wは本発明における操作部に該当する。
ギア53c(第2減速ギア)についても同様に、手送り用穴wが形成されており、手送り用穴wに指を引っかけて回転させることにより上記ギア53dを介してスプロケット50を回転させることができる。また、操作窓27aから回転操作可能であり、右カバー部材27を装着した状態においても手送り用穴wに指を引っかけて回転させることにより第2減速ギア53cを回転させることができる。
前記スプロケット50は、部品取出部37の下方に配置され、その外縁部分の一部がフィーダー本体部25の内側天井部分に形成される開口部を介して前記部品取出部37に臨むとともに、その歯の一部が前記係合孔33bに嵌合することにより前記テープ32に係合している。このスプロケット50がギア53dに連結されているため、前記送りモータ42によりスプロケット50が回転駆動されると、この回転に伴いリール31からテープ32が引出されつつ、部品収納部33aのピッチに対応する一定のピッチでテープ32が間欠的に送り出されるようになっている。
また、フィーダー本体部25におけるテープ送り機構より後側には、テープ32(キャリアテープ33)からカバーテープ34を引き剥がす引取り機構が設けられている。この引取り機構は、当実施形態では、前記モータ42で駆動されるようになっており、引取りギア対56a,56bと、モータ42およびモータ42の回転駆動力を伝達するギア53g、ギア53f、ギア53e、ギア53b(ギア53a)等から構成されている。そして、引取りギア対56a,56bの間に、前記切欠部分36aでテープ32から引き剥がされたカバーテープ34が案内されており、部品供給時には、引取りモータ42の作動により引取りギア対56a,56bが回転駆動され、その引取力(回転力)によってカバーテープ34がキャリアテープ33から引き剥がされるようになっている。
当実施形態においては、ギア53a〜53gにより、テープ送り機構の送り速度と引取り機構の引取速度とが、それぞれテープ32を剥離するのに最適となるように減速比が設定される。すなわち、テープ送り機構の送り速度は、スプロケット50と同軸上に取り付けられたギア53d、53c、53b(53a)とで設定され、引取り機構の送り速度は、引取ギア56aと噛合するギア53gと、53f、53e、53b(53a)とで設定される。
なお、詳しく図示していないが、モータ基板には、これらモータ42を駆動制御するための制御回路が一体に組込まれており、実装動作中は、制御回路によりモータ42の駆動が制御されることにより、テープフィーダー4aによる部品の供給が連続的に行われる。
このように構成されるテープフィーダー4aによれば、テープの架け替え作業の際にテープ32の送り操作を手動にて行うことができる。すなわち、テープ架け替え作業では、テープフィーダー4aを実装機から取り外し、テープフィーダー4aに供給される電源は遮断される。その状態において、左右表面25a、25cの左右開口部25b、25dか、あるいはカバー部材27、28を設けている場合には、それぞれの操作窓27a、28aから、駆動機構の操作部を操作してテープ32の送り操作を行う。すなわち、左右開口部25b、25dあるいは操作窓27a、28aを介して第2減速ギア53cまたは第1減速ギア53aに設けた手送り用穴wに指を引っかけて減速ギア53a(または53c)を回転させることにより、その回転駆動力が各ギア53a〜53dを介して最終的にスプロケット50に伝達され、スプロケット50が回転する。そのスプロケット50の回転により、テープ32はリール31から引き出されつつ、一定のピッチで間欠的に送り出される。そして、所望の位置までテープ32を送り出したことを確認した後、手動による送り操作を止めればテープ32の送りは停止する。以上の操作により、新しいリール31に巻回されたテープ32の引出代部分の送り出しを手動にて行うことができる。したがって、テープ32の送り操作を行うための電源が不要となるため、煩わしい送り操作用の電源接続作業から解放される。
上記実施形態では、第1減速ギア53aおよび第2減速ギア53cに手送り用穴wを設けているが、双方に設ける必要はなく、第1減速ギア53aのみに設ける構成としてもよい。この場合、第2減速ギア53cよりも第1減速ギア53aの方がモータ42の回転軸42bに近い位置に設置されているため負荷が軽く、送り操作を行いやすい点で好ましい。また、手送り用穴wを第1減速ギア53aおよび第2減速ギア53cに設けており、減速比の関係で回転操作の負荷が軽くなる点で好ましいが、他のギア53のいずれに設けてもよい。
また、操作部として手送り用穴wをギア53の表面に貫通形成されているが、これに限定されるわけではなく、手動にて回転動作を行える構成であればよい。例えば、貫通しない凹部w(窪みw)として、外部から指で引っ掛けてギア53を回転させて送り操作を行う構成にしてもよい。また、ギア53の表面に凸部を設け、凸部を指で摘んでギア53を回転させる構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、ギア53に操作部を設けているが、スプロケット50やモータ42の回転軸42bに設ける構成としてもよい。例えばスプロケット50に設ける場合には、ギア53に設けた操作部同様に、スプロケット50の表面に貫通形成する手送り用穴wを設けたり、貫通しない凹部wを設ける構成としてもよい。また、モータ42の回転軸42bに設ける場合には、ギア42aの表面から回転軸42bを突出状に形成し、該突出部を摘んで操作する操作部としてもよい。
本発明に係るテープフィーダーが搭載される表面実装機を示す平面図である。 表面実装機を示す正面図である。 本発明に係るテープフィーダーのカバー部材を外した状態を示す側面図であり、(a)は右側面図であり、(b)は左側面図である。 本発明に係るテープフィーダーのカバー部材を取り付けた状態を示す側面図であり、(a)は右側面図であり、(b)は左側面図である。 テープフィーダーで使用されるテープの構成を示す斜視図である。
符号の説明
4a テープフィーダー
25 フィーダー本体部
25a 右側表面
25b 右側開口部
25c 左側表面
25d 左側開口部
27 右カバー部材
27a 操作窓
28 左カバー部材
28a 操作窓
42 モータ
42a ギア
42b 回転軸
50 スプロケット
53a 第1減速ギア
53c 第2減速ギア

Claims (5)

  1. 所定間隔おきに部品を収納したテープを巻回したリールと、
    前記テープの貫通孔に係合して前記テープを所定量ずつ繰り出すための送り用スプロケットと、
    前記スプロケットを駆動させるモータを駆動源とした駆動機構と、
    を備えたテープフィーダーにおいて、
    前記スプロケットまたは前記駆動機構の回転部分に手送り用の穴、凹部または凸部からなる操作部を設け、該操作部を外部から操作可能に構成したことを特徴とするテープフィーダー。
  2. 前記駆動機構は、前記スプロケットと駆動モータとの間に減速用ギアを備え、この減速用ギアに前記操作部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダー。
  3. テープフィーダーの側面部に前記駆動機構を覆うカバー部材を備え、このカバー部材の前記操作部に対応する個所に開口部を設け、前記操作部を、カバー部材の開口部から操作可能に構成したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテープフィーダー。
  4. 前記駆動機構の、テープフィーダーの一側面側に臨む位置にある回転部分と、テープフィーダーの他側面側に臨む位置にある回転部分とにそれぞれ前記操作部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテープフィーダー。
  5. 移動可能なヘッドユニットにより部品供給部から部品を吸着し、所定の位置に位置決めされている基板の上に前記部品を装着するように構成された表面実装機において、
    前記部品供給部に前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープフィーダーが配設されていることを特徴とする表面実装機。
JP2005260190A 2005-09-08 2005-09-08 テープフィーダー及び表面実装機 Active JP4628909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005260190A JP4628909B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 テープフィーダー及び表面実装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005260190A JP4628909B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 テープフィーダー及び表面実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007073791A true JP2007073791A (ja) 2007-03-22
JP4628909B2 JP4628909B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=37934972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005260190A Active JP4628909B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 テープフィーダー及び表面実装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4628909B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100834193B1 (ko) 2007-01-12 2008-05-30 미래산업 주식회사 테이프 피더의 비닐배출장치
JP2009140986A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Juki Corp 部品供給装置
WO2013136414A1 (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 富士機械製造株式会社 部品実装機
WO2019229993A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 株式会社Fuji テープフィーダ
JP7445836B2 (ja) 2020-09-25 2024-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 テープフィーダおよびテープフィーダの検査方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253621A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Sony Corp 発電機
JP2001135983A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品供給装置及び電子部品供給方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253621A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Sony Corp 発電機
JP2001135983A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品供給装置及び電子部品供給方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100834193B1 (ko) 2007-01-12 2008-05-30 미래산업 주식회사 테이프 피더의 비닐배출장치
JP2009140986A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Juki Corp 部品供給装置
WO2013136414A1 (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 富士機械製造株式会社 部品実装機
WO2019229993A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 株式会社Fuji テープフィーダ
CN112237058A (zh) * 2018-06-01 2021-01-15 株式会社富士 带式供料器
JPWO2019229993A1 (ja) * 2018-06-01 2021-02-25 株式会社Fuji テープフィーダ
JP7012842B2 (ja) 2018-06-01 2022-01-28 株式会社Fuji テープフィーダ
CN112237058B (zh) * 2018-06-01 2022-02-15 株式会社富士 带式供料器
JP7445836B2 (ja) 2020-09-25 2024-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 テープフィーダおよびテープフィーダの検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4628909B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4243137B2 (ja) 電子部品装着方法
JP5781686B2 (ja) 作業ヘッド、および、トップテープ剥離装置
JP4522839B2 (ja) 部品供給装置および表面実装機
JP5746593B2 (ja) 電子部品供給装置
JP2008078413A (ja) 部品供給装置及び表面実装機
JP4628909B2 (ja) テープフィーダー及び表面実装機
JP6554440B2 (ja) 部品供給装置、部品供給方法および表面実装機
JP6600185B2 (ja) テープフィーダ
JP4607686B2 (ja) テープフィーダーおよび表面実装機
JP2007048891A (ja) 表面実装機
JP2005026281A (ja) 電子部品供給装置及び電子部品供給装置を備えた電子部品装着装置
WO2015186196A1 (ja) 部品供給装置、表面実装機
JP2007048838A (ja) 部品供給装置および表面実装機
JP6498777B2 (ja) 部品供給装置
JP2009231366A (ja) 表面実装機
JP4105515B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2007067156A (ja) テープフィーダー及び表面実装機
JP4105514B2 (ja) 電子部品供給装置
JP4322512B2 (ja) 電子部品供給装置
JP6661460B2 (ja) 部品供給装置、部品供給方法および表面実装機
WO2019087273A1 (ja) 部品供給装置および部品実装装置
JP4938623B2 (ja) 表面実装機
WO2023166704A1 (ja) リール保持装置及びテープフィーダ
JP6570437B2 (ja) ロータリーヘッド、部品実装装置、及び、表面実装機
JP4026951B2 (ja) 表面実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4628909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250