JP2009231366A - 表面実装機 - Google Patents

表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009231366A
JP2009231366A JP2008072028A JP2008072028A JP2009231366A JP 2009231366 A JP2009231366 A JP 2009231366A JP 2008072028 A JP2008072028 A JP 2008072028A JP 2008072028 A JP2008072028 A JP 2008072028A JP 2009231366 A JP2009231366 A JP 2009231366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
supply
electronic component
mounting
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008072028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009231366A5 (ja
JP4731579B2 (ja
Inventor
Koji Onomi
幸治 尾身
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2008072028A priority Critical patent/JP4731579B2/ja
Publication of JP2009231366A publication Critical patent/JP2009231366A/ja
Publication of JP2009231366A5 publication Critical patent/JP2009231366A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4731579B2 publication Critical patent/JP4731579B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components

Abstract

【課題】電子部品の実装作業にかかる時間を短縮することができ、かつ電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる表面実装機を提供する。
【解決手段】部品供給位置Pから電子部品2をピックアップするとともに基板3上に実装し得る実装ヘッド21と、前記実装ヘッド21が前記ピックアップ動作を行う位置に到達する時間にあわせて、前記部品供給位置Pへ前記電子部品2を供給するよう、供給動作プログラムにしたがって供給動作を行う部品供給装置40と、前記供給動作プログラムに対する前記供給動作の遅れを察知して信号を発生する監視手段73と、前記信号を受けると前記実装ヘッド21の移動を制御するヘッド制御手段62とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、基板に電子部品を実装するための表面実装機に関する。
一般に、IC、トランジスタ、コンデンサ等の電子部品を基板に実装するための表面実装機は、電子部品をピックアップして基板上に実装し得る実装ヘッドと、電子部品を供給する部品供給装置とを備えている。実装ヘッドは、電子部品のピックアップ動作を行う位置まで下降し、部品供給位置に供給された電子部品を取り上げて再び上昇する。ここで、部品供給位置への電子部品の供給が、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達するまでに完了していない場合には、遅れて供給された電子部品が実装ヘッドに接触し、双方が損傷等してしまうおそれがある。
そこで、電子部品の供給が完了したことを確認してから、実装ヘッドの下降を開始させるようにした表面実装機が知られている(例えば特許文献1)。この表面実装機であれば、電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる。
特開2006−173442公報
しかしながら、上記の表面実装機では、例えば電子部品の供給時間が長くかかる場合には、電子部品の供給が完了するまで、実装ヘッドが下降しないで待機することになる。ここで、表面実装機においては、電子部品のピックアップと基板への実装という一連の作業が何度も繰り返されるので、そのような待ち時間をできるだけなくして時間の短縮を図りたいという要望がある。
このような実装ヘッドの待ち時間をなくすためには、実装ヘッドの到達時間に対して、かなり余裕をもった早い段階で、電子部品の供給を行うことが考えられる。しかし、あまりに早い段階で電子部品を供給すると、表面実装機がエラーで停止したときなどには、供給された電子部品が無駄になってしまう等の問題があるため望ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電子部品の実装作業にかかる時間を短縮することができ、かつ電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる表面実装機を提供することを目的とする。
本発明の表面実装機は、部品供給位置から電子部品をピックアップするとともに基板上に実装し得る実装ヘッドと、前記実装ヘッドが前記ピックアップ動作を行う位置に到達する時間にあわせて前記電子部品を前記部品供給位置へ供給する供給動作プログラムに基づき、前記電子部品の供給動作を行う部品供給装置と、前記供給動作プログラムに対する前記供給動作の遅れを察知して信号を発生する監視手段と、前記信号を受けると前記実装ヘッドの移動を制御するヘッド制御手段とを備えるところに特徴を有する。
このような構成によれば、部品供給装置が供給動作プログラムどおりの動作を実現すると、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達する時間にあわせて、電子部品の供給が完了する。したがって、実装ヘッドが電子部品の供給を待つ時間が不要となり、電子部品の実装作業にかかる時間を短縮することができる。
また、何らかの事情で部品供給装置が供給動作プログラムを実現できず、供給動作に遅れが生じた場合には、監視手段がその遅れを察知して信号を発生し、信号を受けたヘッド制御手段は実装ヘッドの移動を制御するから、電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防ぐことができる。
すなわち、本発明の構成によれば、電子部品の実装作業にかかる時間を短縮することができ、かつ電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、ピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる。
前記監視手段は、前記供給動作プログラムに対する前記供給動作の遅れ量を算出し、この遅れ量が許容遅れ量に達したら前記信号を発生し、この信号を受けた前記ヘッド制御手段は、前記実装ヘッドの移動を一旦停止させるものとしてもよい。
また、前記監視手段の信号を受けるとエラーを表示する表示手段を備えるものとしてもよい。これにより、部品供給装置の供給動作が遅れて、実装ヘッドの移動が制御されたまま、留め置かれる事態を防ぐことができる。
前記監視手段は、前記供給動作が前記電子部品を供給し終わる前に停止したら前記信号を発生し、この信号を受けた前記表示手段はエラーを表示するものとしてもよい。これにより、部品供給装置の供給動作が途中で停止したまま、留め置かれる事態を防ぐことができる。
前記監視手段は、前記部品供給装置に備えられているものとしてもよい。例えば、部品供給装置とは異なる他の装置に監視手段が設けられている場合には、他の装置と部品供給装置との間で大量の信号伝達を行わなければならず、信号伝達に時間がかかるという問題がある。しかし、部品供給装置に監視手段が設けられているから、他の装置との間で大量の信号伝達を行う必要がなく、信号伝達にかかる時間を短縮することができる。
前記部品供給装置は複数が設けられ、前記監視手段は、前記複数の部品供給装置のうち前記供給動作を行っているものを監視し、前記供給動作を行っていないものについては監視しないものとしてもよい。このような構成によれば、監視手段は、実際に電子部品の供給動作を行っている部品供給装置について監視を行い、供給動作を行っていない部品供給装置については監視を行わないので効率が良い。
本発明によれば、電子部品の実装作業にかかる時間を短縮することができ、かつ電子部品の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッドがピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる表面実装機を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図9によって説明する。
本実施形態における表面実装機1は、IC、トランジスタ、コンデンサ等の電子部品2を基板3に実装する機器であり、電子部品2を供給する多数の部品フィーダ40(本発明の部品供給装置に該当する)がセットされる部品供給部16と、部品供給部16から基板3の上方へ電子部品2を移送するヘッドユニット20とを備えている。以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
表面実装機1の基台10の上には、図2に示すように、基板3を搬送する一対のコンベア11が、X軸方向(基板3の搬送方向と平行方向)に延びて配置され、部品供給部16は、一対のコンベア11の両側(図2の上下両側)においてX軸方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に設けられている。
また、基台10の上には、Y軸方向(X軸方向と直角方向)に延びる一対の固定レール12が備えられている。一対の固定レール12上には、ヘッドユニット20を支持するヘッドユニット支持部材13がX軸方向に掛け渡されている。また基台10には、Y軸サーボモータにより回転駆動されるY方向ボールねじ軸14が設置され、このY方向ボールねじ軸14のボールナット(図示せず)には、ヘッドユニット支持部材13が固定されている。ヘッドユニット支持部材13は、Y軸サーボモータの作動により、基台10に対してY軸方向に移動する。
また、ヘッドユニット支持部材13は、X軸サーボモータにより駆動されるX方向ボールねじ軸15を有し、このX方向ボールねじ軸15のボールナット(図示せず)には、ヘッドユニット20が固定されている。そして、ヘッドユニット20は、X軸サーボモータの作動により、ヘッドユニット支持部材13に対してX軸方向に移動する。
ヘッドユニット20には、部品供給部16から電子部品2をピックアップするとともに電子部品2を基板3に実装し得る複数本(本実施形態では8本)の実装ヘッド21が、並列して備えられている。8本の実装ヘッド21は、コンベア11の延び方向(X軸方向)に略等間隔で一列に設けられている。
各実装ヘッド21の下端(先端)には、吸着ノズル22が備えられている(図3参照)。各吸着ノズル22は負圧発生装置(図示せず)に接続され、その負圧吸着力により電子部品2を着脱可能に保持し得るようになっている。
各実装ヘッド21は、Z軸サーボモータおよびR軸サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段および回転駆動手段により、Z軸方向(上下方向)の移動およびR軸(吸着ノズル22の中心軸)回りの回転が可能とされている。
また、基台10上におけるX方向のほぼ中央位置には、一対のコンベア11を間に挟んで2機の部品認識カメラ18が設置されている。2機の部品認識カメラ18は実装ヘッド21に吸着された電子部品2の画像を撮像する機能を有し、その電子部品2の吸着姿勢のずれを検出し得る。
各部品供給部16は、部品テープ30を巻き取ったテープリール(図示せず)がセットされるリール保持部16Aと、部品テープ30を送り出す部品フィーダ40がセットされるフィーダ装着部16Bとを有している。
フィーダ装着部16Bには、各部品フィーダ40に設けられたフィーダ側コネクタ59と嵌合可能な本体側コネクタ17が設けられている(図7参照)。本体側コネクタ17は、各部品フィーダ40のセット位置に設けられ、表面実装機1の本体(表面実装機1のうち部品フィーダ40を除く部分であり、以後実装機本体1Aと称する)に設けられた本体側制御部60と電気的に接続されている。なお、本体側制御部60については、後ほど詳しく説明する。
複数のテープリールは、Y軸方向に部品テープ30を繰り出し可能な姿勢で、X軸方向に並列してリール保持部16Aにセットされる。リール保持部16Aにセットされたテープリールは、フィーダ装着部16Bにセットされた部品フィーダ40に対し背面側(部品テープ30の繰り出し方向における反対側)に配される。
部品テープ30は、図4に示すように、電子部品2を収容する部品収容部31が設けられたキャリア層30Aと、このキャリア層30Aの一面側に貼り付けられたカバー層30Bとからなる2層構造とされている。各部品収容部31は、カバー層30Bとは反対側へ凹んだ凹形状をなし、各部品収容部31内には電子部品2が1ずつ収容されている。そして、各部品収容部31は、キャリア層30Aの長手方向の全長にわたって貼り付けられたカバー層30Bにより、開口側を塞がれている。
部品収容部31が設けられている間隔、言い換えると、部品テープ30に電子部品2が取り付けられている間隔(部品ピッチL)は、部品テープ30の全長にわたって等しくされている。部品ピッチLは、各部品収容部31の中心位置同士の間隔である。なお、部品ピッチLは、電子部品2の種類(大きさ)により異なるものとされ、例えば大型部品であれば部品ピッチは大きく、小型部品であれば小さくされている。
キャリア層30Aの長手方向の両側縁部のうち片側の縁部には、キャリア層30Aを厚さ方向に貫通する複数の係合孔32が設けられている。複数の係合孔32は、キャリア層30Aの長手方向に一定間隔(部品収容部31が設けられた間隔と略同一間隔)で設けられている。各係合孔32は、キャリア層30Aのうち部品収容部31同士を仕切る部分における部品テープ30の引き出し方向略中央位置よりも若干引き出し方向の前方に寄った位置に配されている。
複数の部品フィーダ40は、各部品テープ30の繰り出しを可能とするべく、テープリールに対応した位置にセットされ、フィーダ装着部16Bに並列される。各部品フィーダ40は、部品フィーダ40の並列方向に対して略直交方向(Y軸方向)にスライドされてフィーダ装着部16Bに着脱される。
部品フィーダ40は前後方向に長い形状をなし、略前半部分はフィーダ本体部41、略後半部分はテープ収容部42とされている(図5参照)。
フィーダ本体部41の上縁のうち前端寄りの位置は、部品供給位置Pとして設定され、部品供給位置Pのすぐ後側(電子部品2の送り出し方向後側)には、部品テープ30のカバー層30Bのみを後方へ折り返す折返部43が設けられている(図6参照)。部品供給位置Pは、折返部43から部品ピッチLよりも小さい間隔だけ前方(部品テープ30の引き出し方向前方)に離れた位置に設定され、この部品供給位置Pに電子部品2が収容された部品収容部31が1ずつ送り出される。そして、折返部43よりも前方にはカバー層30Bが剥がされた部品収容部31が複数並び、そのうち折返部43に最も近い位置の電子部品2が収容された部品収容部31よりも前方には、すでに電子部品2がピックアップされて空になった部品収容部31が並んで配される。
部品フィーダ40内には、部品テープ30用の通路44が設けられている。通路44は、部品フィーダ40の後端から前方へ延び、部品供給位置Pにおいて上面側に臨んでいる。
部品フィーダ40は電動式であり、部品テープ30の送り出しを行う送出装置45および引取装置51を有している。送出装置45および引取装置51はいずれもフィーダ本体部41内に設けられ、送出装置45はフィーダ本体部41の前側寄りの位置に、引取装置51は後側寄りの位置に配されている。
送出装置45は、駆動モータ46(例えばブラシレスDCモータ)と、この駆動モータ46の駆動により回転する第1ギア47、第2ギア48およびスプロケット49を有している。駆動モータ46を駆動させると、その動力が第1ギア47、第2ギア48を介してスプロケット49に伝達され、それにより回転したスプロケット49は、部品テープ30のキャリア層30Aのうちカバー層30Bが剥がされた部分の係合孔32に係合して、キャリア層30Aを前方(コンベア11側)へ送り出す。スプロケット49には、図示しないロータリーエンコーダが備えられており、ロータリーエンコーダは、スプロケット49の回転量を検出し、フィーダ側制御部70へパルス信号を送る。
引取装置51は、駆動モータ52(例えばブラシレスDCモータ)と、この駆動モータ52の駆動により回転するギア53と、ギア53の回転により回転する第1ローラ54と、第1ローラ54との間にカバー層30Bを挟み込んで回転する第2ローラ55とを有している。第1ローラ54と第2ローラ55とは、折返部43(部品供給位置Pの後方位置)において後方へ折り返されたカバー層30Bを挟持し、駆動モータ52の駆動により回転して、カバー層30Bを後側(テープ収容部42側)へ送り出す。こうして引取装置51が、カバー層30Bを後方(送出装置45による部品テープ30の送り出し方向とは異なる方向)に引っ張ることで、カバー層30Bは、キャリア層30Aから剥離される。なお、後側へ送り出されたカバー層30Bは、テープ収容部42内に収容される。
部品フィーダ40が、部品ピッチLと同等の長さ寸法だけ部品テープ30を送り出すことにより、電子部品2が1ずつ部品供給位置Pに送り出される。なお、送出装置45によるキャリア層30Aの送り出し速度と、引取装置51によるカバー層30Bの送り出し速度とはほぼ同等とされている。
部品フィーダ40には、この部品フィーダ40をフィーダ装着部16Bに固定するための固定手段56が設けられている。固定手段56は、フィーダ本体部41の下側であってコントロールボックス58の前方位置に設けられ、部品フィーダ40をフィーダ装着部16Bにセットすると自動的に固定状態になる。なお、固定手段56の固定状態は、部品フィーダ40の上側に設けられた操作レバー57を操作することにより解除状態になり、部品フィーダ40の取り外しが可能となる。
部品フィーダ40の下部には、コントロールボックス58が備えられている。コントロールボックス58内には、フィーダ側制御部70が収容されている。フィーダ側制御部70については後ほど詳しく説明する。
コントロールボックス58の前端には、フィーダ側コネクタ59が備えられている。フィーダ側コネクタ59は、部品フィーダ40をフィーダ装着部16Bに取り付ける際のスライド動作によって、本体側コネクタ17に差し込まれ、電気的に接続される。部品フィーダ40は、両コネクタ17,59を介して実装機本体1A側と電気的に接続されることで、実装機本体1A側から駆動モータ46,52を駆動する駆動電力が供給され、かつ実装機本体1A側との間で制御信号の送受がなされる。
本体側制御部60は、実装プログラムを記憶する実装プログラム記憶装置61と、ヘッドユニット20および実装ヘッド21の動作を制御するヘッド制御手段62と、モニタ19にエラーを表示する表示手段63して機能する。
実装プログラムには、基板3に実装される電子部品2についての各種データ、具体的には電子部品2の部品サイズ、電子部品2の部品供給位置Pの座標、電子部品2の基板3上の実装位置の座標、電子部品2をピックアップする実装ヘッド21の識別符号(8本の実装ヘッド21のうちいずれの実装ヘッド21にピックアップされるか)、および電子部品2がヘッドユニット20にピックアップされる順序等が各電子部品2に対応して予め記録されている。なお、各電子部品2をピックアップする実装ヘッド21およびその順序については、各実装ヘッド21が有する性能等(吸着ノズル22が吸着可能な電子部品2の大きさや重量等)を考慮して決められている。
ヘッド制御手段62は、プログラム記憶装置61に記憶された実装プログラムに基づいてX軸サーボモータおよびY軸サーボモータを制御し、ヘッドユニット20を、部品供給部16の上方と基板3の上方との間で移動させる。
また、ヘッド制御手段62は、実装プログラムに基づいてZ軸サーボモータおよびR軸サーボモータを制御し、各実装ヘッド21を、電子部品2のピックアップや電子部品2の実装を可能とする下降位置と、ヘッドユニット20が移動する際の上昇位置との間を所定のタイミングで昇降させ、また電子部品2を所定の向きで基板3に実装するために必要に応じて回転させる。
なお、各サーボモータには、それぞれエンコーダが設けられており、これにより実装ヘッド21のXY方向の位置およびZ方向の高さ位置が検出される。
ヘッド制御手段62は、ヘッドユニット20のXY方向の移動の完了後、若干遅れて実装ヘッド21が下降し終わるよう、実装プログラムに基づいて、ヘッドユニット20および実装ヘッド21の移動動作を制御している。具体的には、ヘッド制御手段62は、以下のようにして移動動作を制御する。まず、複数の実装ヘッド21のうち、次に電子部品2をピックアップする実装ヘッド21が、その電子部品2の部品供給位置Pの真上に至るまでの、ヘッドユニット20のXY方向の移動距離とヘッドユニット20の移動速度とに基づいて、ヘッドユニット20のXY方向の移動時間を算出する。また、その実装ヘッド21が、上昇位置から電子部品2をピックアップ可能な位置(下降位置)に至るまでの下降距離と、実装ヘッド21の下降速度とに基づいて、実装ヘッド21の下降時間を算出する。そして、ヘッド制御手段62は、算出したヘッドユニット20のXY方向の移動時間から、XY方向の移動の完了時刻を算出し、この完了時刻から実装ヘッド21の下降時間だけさかのぼった時点よりも若干遅いタイミングで、実装ヘッド21の下降動作を開始させる。これにより、実装ヘッド21は、ヘッドユニット20のXY方向の移動の完了よりも若干遅れて下降し終わる。また、本体側制御部60は、実装ヘッド21が下降し終わる時間(到達予想時間)を算出して記憶する。
そして、本体側制御部60は、実装ヘッド21の到達予想時間にあわせて、部品供給位置Pへの電子部品2の供給を完了するよう、供給動作プログラムを作成する。供給動作プログラムの作成については後ほど詳しく説明する。
なお、実装ヘッド21が電子部品2をピックアップ可能な位置(下降位置)とは、実装ヘッド21の下端(吸着ノズル22の下端)が、部品供給位置Pに配置された電子部品2に対して電子部品2の吸着が可能となるまで接近する位置のことである。そして、下降距離とは、上昇位置にある実装ヘッド21の下端位置と、下降位置にある実装ヘッド21の下端位置との間の高低差のことであり、この下降距離は、当該実装ヘッド21がピックアップする電子部品2の厚さ寸法に応じてそれぞれ算出される。また、ヘッドユニット20のXY方向の移動時間と、実装ヘッド21の下降時間とを算出する際には、ヘッドユニット20の移動速度および実装ヘッド21の下降速度ともに加減速を考慮する。
フィーダ側制御部70は、部品供給データを記憶する供給データ記憶装置71と、電子部品2の供給動作を制御する供給制御手段72と、その供給動作を監視する監視手段73と、部品フィーダ40が供給動作を開始してからの経過時間をカウントするカウンタ74として機能する。
供給データ記憶装置71には、部品フィーダ40が送り出しを行う部品テープ30に関するデータ(部品ピッチL)や、部品テープ30を送り出す際の送り出し速度(想定送り出し速度Vと称する)等が、部品供給データとして予め記憶され、または部品フィーダ40をフィーダ装着部16Bにセットした際に本体側制御部60から読み出されて記憶される。
フィーダ側制御部70の供給制御手段72は、供給動作プログラムにしたがって駆動モータ46,52等の駆動を制御して電子部品2の供給を行う。
供給動作プログラムは以下のようにして作成される。
まず、フィーダ側制御部70は、供給データ記憶装置71に記憶された部品テープ30を送り出す際の送り出し速度(想定送り出し速度V)と、1の電子部品2を供給するのに必要な部品テープ30の送り出し量(部品ピッチL)とから、1の電子部品2を送り出すのに要する時間(想定供給時間TE)を算出する。そして、本体側制御手段60は、フィーダ側制御部70から想定供給時間TEを受け取り、実装ヘッド21の到達予想時間から、想定供給時間TEと、多少の供給動作の遅れを許容するための余裕時間TFとを差し引いた時間を、電子部品2の供給動作を開始する時間(供給開始時間T0)として算出する。こうして、電子部品2の供給動作を供給開始時間T0に開始し、部品テープ30を想定送り出し速度Vで送り出し、想定供給時間TEに電子部品2の供給動作を終える供給動作プログラムが作成される。
供給動作プログラムが正常に実行されると、電子部品2の送り出しを開始してからの経過時間Tと、電子部品2の移動距離X(部品テープ30の送り出し長さ)とを表すグラフは図8の一点鎖線で示される。なお、想定送り出し速度Vは、部品フィーダ40が電子部品2の供給動作を開始してから一定の速度に達するまでは早くなり(加速区間)、一定の速度から供給動作を停止するまでは遅くなる(減速区間)ものであり、これを考慮して想定供給時間TEの算出がなされる。
そして、供給制御手段72は、供給動作プログラムの実現を図るべく、駆動モータ46,52の駆動を制御する。具体的には、供給制御手段72は、ロータリーエンコーダからのパルス信号を受けて、実際の部品テープ30の送り出し速度V1を算出し、想定送り出し速度Vと差異が生じた場合には駆動モータ46,52の電圧を調整し、供給動作プログラムの実現を図る。そして、供給制御手段72は、ロータリーエンコーダからのパルス信号に基づいて、駆動モータ46,52の回転回数がある程度の回数に達し、部品テープ30の送り出し量が部品ピッチLに近づくと、駆動モータ46,52を減速させる。駆動モータ46,52の回転回数が予定した回転回数に達してロータリーエンコーダから出力されるパルス信号のトータル信号数(送り出し開始からのトータル信号数)が予定数となったとき、減速状態にある駆動モータ46,52の駆動を完全に停止させる。このとき、部品テープ30の送り出し量が部品ピッチLに達し、カバー層30Bが剥がされて露出した1の電子部品2が、部品供給位置Pに配置される(供給完了)。
カウンタ74は、部品フィーダ40が電子部品2の供給動作を開始し始めたときからカウント動作を行い、そのカウント値(供給動作開始からの経過時間T1)を記憶する。このカウント値は、部品フィーダ40が1の電子部品2を供給し終わるとリセットされる。
監視手段73は、ロータリーエンコーダからのパルス信号を受け、電子部品2の供給動作が供給動作プログラムに対して遅れを生じたときにはそれを察知し、遅れ量(本実施形態では遅れ時間ΔT)を算出する。
遅れ時間ΔTの算出は、具体的には以下のようになされる。監視手段73は、ロータリーエンコーダからのパルス信号を受けて、電子部品2の実際の移動距離X1を算出し、また電子部品2の供給動作の開始からの経過時間T1をフィーダ側制御部70から読み取る。そして、供給動作プログラムに従った場合に移動距離X1を移動するのにかかる時間Tと、実際にかかった時間T1とを比較し、その差から遅れ時間ΔTを算出する(図8のグラフ参照)。なお、実際の電子部品2の供給動作に関する電子部品2の位置と経過時間との関係を図8に実線で示した。
そして、監視手段73は、算出した遅れ時間ΔTに基づいて、ヘッド制御手段62に信号を送り、実装ヘッド21の移動を制御する。具体的には、遅れ時間ΔTが第1許容遅れ時間TA(本発明の許容遅れ量に該当する)に達したとき、またその後電子部品2の供給動作が完了したときに本体側制御部60に信号を送り、実装ヘッド21の移動を制御する。なお、第1許容遅れ時間TAは、余裕時間TFを超えない時間に設定されている。また、遅れ時間ΔTが第2許容遅れ時間TBに達したときには、本体側制御部60の表示手段63に信号を送り、モニタ19にエラーを表示させる。第2許容遅れ時間TBは、第1許容遅れ時間TAよりも遅い時間であり、駆動モータ46,52の電圧の調整では解決できない原因で供給動作に遅れが生じ、電子部品2の供給が不可能であると判断され得る時間、または、電子部品2の供給が完了する見込みはあるけれどもそれを待つよりもオペレータの処置を講ずるほうが得策だと判断されうる時間に設定されている。
なお、監視手段73は、複数の部品フィーダ40のうち供給動作を行っているものではON(監視する状態)になり、供給動作を行っていない部品供給装置ではOFF(監視しない状態)になる。具体的には、監視手段73は、供給制御手段72から供給動作の開始の信号を受けるとONになり、供給動作の完了の信号を受けるとOFFになる。
次に、本実施形態の表面実装機1による電子部品2のピックアップ動作と、本体側制御部60およびフィーダ側制御部70の動作とをあわせて説明する。
作業者が、実装ラインにおいて生産する基板3の種別を選択すると、コンベヤにより基板3が作業位置に搬送され、図9に示すピックアップ動作ルーチンが開始される。
まず、本体側制御部60のヘッド制御手段62は、実装プログラム記憶装置61に記憶された実装プラグラムに基づいて、ヘッドユニット20を部品供給位置Pの上方に向かって移動させる(S101)。
そして、本体側制御部60は、実装ヘッド21の到達予想時間を算出した後(S102)、供給動作プログラムを作成する(S103)。次いで、本体側制御部60は、供給開始時間T0に達したときにフィーダ側制御部70に指令を送り、指令を受けたフィーダ側制御部70の供給制御手段72は、電子部品2の供給動作を開始し(S104)、同時に供給動作の開始の信号を監視手段73に送る。また、フィーダ側制御部70のカウンタ74は、供給動作にかかる経過時間のカウントを開始する。
供給制御手段72から供給動作の開始の信号を受けた監視手段73はONになり(S105)、部品フィーダ40の供給動作を監視する。
監視手段73は、供給動作プログラムに対する供給動作の遅れを察知しない場合には(S106でNo)、そのまま監視を継続し、遅れを察知した場合には(S106でYes)、遅れ時間ΔTを算出する(S107)。
遅れ時間ΔTが第1許容遅れ時間TAに達しないうち、言い換えると、電子部品2の供給動作に遅れを生じていても、その遅れが余裕時間TF内の遅れである場合には(S108でNo)、監視手段73は信号を発せず、ヘッド制御手段62は実装プログラムにしたがって実装ヘッド21の移動を継続させる(S110)。そして、電子部品2の供給が完了した場合には(S117でYes)、供給制御手段72は監視手段73に信号を送り、信号を受けると監視手段73はOFFになる(S118)。また、ヘッド制御手段62は、部品供給位置Pに供給された電子部品2を実装ヘッド21にピックアップさせ(S119)、電子部品2のピックアップ動作ルーチンが終了する。
一方、算出した遅れ時間ΔTが第1許容遅れ時間TAに達した場合には(S108でYes)、監視手段73は本体側制御部60のヘッド制御手段62に信号を送り、信号を受けたヘッド制御手段62は実装ヘッド21を停止させ(S109)、電子部品2の供給が完了するのを待って待機させる。
そして、電子部品2の供給が完了した場合には(S112でYes)、フィーダ側制御部70の供給制御手段72は、監視手段73と本体側制御部60のヘッド制御手段62とに信号を送る。この信号を受けると監視手段73はOFFになり(S113)、また、ヘッド制御手段62は、停止させていた実装ヘッド21を再始動して、部品供給位置Pに供給された電子部品2をピックアップさせ(S114)、電子部品2のピックアップ動作ルーチンが終了する。
一方、電子部品2の供給が完了しないまま(S112でNo)、遅れ時間ΔTが第2許容遅れ時間TBに至った場合には(S115でYes)、監視手段73は本体側制御部60の表示手段63に信号を送り、信号を受けた表示手段63はモニタ19にエラーを表示させ(S116)、電子部品2のピックアップ動作ルーチンが終了する。モニタ19ーには、エラー表示とともに電子部品2の供給動作に遅れを生じた部品フィーダ40がどれであるかと、その遅れ時間ΔTとがあわせて表示され、モニタ19を見たオペレータにより適宜エラーの処理がなされる。
ピックアップ動作ルーチンが終了すると、本体側制御部60のヘッド制御手段62は、実装プログラム記憶装置61に記憶された実装プログラムに基づいてヘッドユニット20を基板3の上方に移動させて電子部品2の実装を行い、または次にピックアップする電子部品2の部品供給位置Pの上方へ移動させて電子部品2をピックアップさせる。このような一連の処理が繰り返し行われることにより、電子部品2が順次基板3に実装され、やがて全ての電子部品2の実装が完了する。全ての電子部品2の実装が完了すると、コンベア11が駆動され、基板3は機外に搬出される。
上記のように構成された本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
部品フィーダ40が、供給動作プログラムどおりの動作を実現することにより、実装ヘッド21がピックアップ動作を行う位置に到達する時間にあわせて、電子部品2の供給が完了する。したがって、実装ヘッド21が電子部品2の供給を待つ時間が不要となるから、電子部品2の実装作業にかかる時間を短縮することができる。
なお、部品供給位置Pに配置された電子部品2は、部品テープ30のカバー層30Bが引き剥がされて露出した状態にあるので、わずかな振動等によっても部品収容部31から飛び出しやすい。このため、実装ヘッド21がピックアップ動作を行う位置に到達する時間よりもかなり早い段階で、電子部品2を供給するようにすると、電子部品2がピックアップされるまでの間に何らかの異常が生じて部品フィーダ40が振動等した場合に、部品収容部31から電子部品2が飛び出す等して無駄になってしまうおそれがある。しかしながら、供給動作プログラムどおりの動作が実現されると、電子部品2の供給は、実装ヘッド21の到達時間にあわせて(すなわち到達時間の直前に)完了するから、そのような無駄を生じにくくすることができる。
そして、例えば、部品フィーダ40のセットの仕方に問題があったり、部品フィーダ40を繰り返し使用することによって送出装置45や引取装置51が劣化したり、部品テープ30がテープリールに引っ掛かったり等の様々な原因により、部品フィーダ40が供給動作プログラムを実現できず、供給動作に遅れが生じてしまう場合がある。このような場合には、フィーダ側制御部70の監視手段73が供給動作プログラムに対する供給動作の遅れを察知し、ヘッド制御手段62は実装ヘッド21の移動を制御(停止)する。したがって、電子部品2の供給が未完了であるにもかかわらず、実装ヘッド21がピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防ぐことができる。
すなわち、本発明の構成によれば、電子部品2の実装作業にかかる時間を短縮することができ、かつ電子部品2の供給が未完了であるにもかかわらず、ピックアップ動作を行う位置に到達してしまう事態を防止することができる。
また、フィーダ側制御部70の監視手段73は、供給動作の遅れ時間ΔTが第2許容遅れ時間TBに達したら、本体側制御部60に信号を送り、それによりモニタ19にエラーが表示される。したがって、電子部品2の供給動作が遅れたままの状態で留め置かれる事態を防ぐことができる。
さらに、監視手段73は、部品フィーダ40に備えられている。ここで、監視手段が、例えば実装機本体やこれとは別に備えられた管理コンピュータ等(部品フィーダとは異なる他の装置)に設けられている場合には、他の装置と部品フィーダとの間で大量の信号伝達を行わなければならず、信号伝達に時間がかかり、例えば遅れ時間ΔTが算出されるタイミングが遅れる等の問題を生じるおそれがある。しかし、本実施形態では、監視手段73は部品フィーダ40に設けられているから、そのような大量の信号伝達を他の装置との間で行う必要がなく、信号伝達にかかる時間を短縮することができ、そのような問題の発生を回避することができる。
また、監視手段73は、複数の部品フィーダ40のうち供給動作を行っているものを監視し、供給動作を行っていないものについては監視しないから、例えば全ての部品フィーダ40について監視し続ける場合に比べて効率が良い。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、遅れ時間ΔTが第1許容遅れ時間TAに達した場合には、本体側制御部60のヘッド制御手段62が監視手段73からの信号を受けて実装ヘッド21を停止させるようになっているが、この実装ヘッド21を停止させるタイミングについては、例えばヘッド制御手段62が監視手段73からの信号を受けた時点で実装ヘッド21が下降中であれば、その信号を受けると同時に実装ヘッド21を停止させるようにし、また信号を受けた時点でヘッドユニット20がXY方向の移動を終えていない場合には、ヘッドユニット20の移動を終えたところでヘッドユニット20と実装ヘッド21との移動を停止させるようにする等、任意に設定するのがよい。
(2)上記実施形態では、想定送り出し速度Vをほぼ一定速度として供給動作プログラムを作成しているが、これに限らず、想定送り出し速度の加減を任意に設定して供給動作プログラムを作成するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、フィーダ装着部16Bは実装機本体1Aに設けられているが、例えば、実装機本体1Aに装着される台車等に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、監視手段73は、供給動作プログラムに対する供給動作の遅れ量として算出した遅れ時間ΔTを許容遅れ時間(第1許容遅れ時間TAおよび第2許容遅れ時間TB)と比較して信号を送るようにしているが、これに限らず、例えば実際の部品テープの送り出し速度V1と想定送り出し速度Vとの差から算出した遅れ速度ΔVや、実際の電子部品2の移動距離X1と想定移動距離Xとの差から算出したΔX等をそれぞれ許容遅れ量と比較するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、遅れ時間ΔTが第2許容遅れ時間TBに至った場合には、モニタ19にエラーが表示されるが、これに限らず、例えば遅れ時間ΔTが第2許容遅れ時間TBを超えていても、供給動作がわずかに進捗している場合にはエラーが表示されないようにし、供給動作が完全に停止した場合にエラーを表示するようにしてもよい。また、供給動作の停止と同時にではなく、供給動作が完全に停止したまま所定時間が経過したときにエラーを表示するようにしてもよい。これにより、部品フィーダ40の供給動作が停止したまま留め置かれる事態を防ぐことができ、また、供給動作に遅れが生じる度にエラーを出す場合に比べてエラーの頻度を減らすことができる。
(6)上記実施形態では、電子部品2の供給動作の遅れが余裕時間TF内の遅れである場合には、ヘッド制御手段62は実装プログラムにしたがって実装ヘッド21の移動を継続させるが、これに限らず、例えば実装ヘッド21の移動速度を遅くするようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、電子部品2の供給が完了した直後に、実装ヘッド21は電子部品2をピックアップする位置に到達するようになっているが、電子部品2の供給の完了と同時に実装ヘッド21が到達するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、本体側制御部60は実装機本体1Aに備えられ、フィーダ側制御部70は部品フィーダ40に備えられているが、これに限らず、例えば両制御部は、ともに実装機本体に備えられていてもよく、または実装機本体とネットワークを通じてデータ通信可能に接続された管理コンピュータに備えられていてもよい。
本実施形態にかかる表面実装機の正面図 同平面図 表面実装機の一部拡大正面図 部品テープの外観斜視図 部品フィーダの内部構造を概略的に表す側面図 部品フィーダの前端部の部分拡大斜視図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 供給動作プログラムからの遅れ量を算出するグラフ ピックアップ動作の流れを示すフローチャート
符号の説明
P…部品供給位置
TA…第1許容遅れ時間(遅れ許容量)
1…表面実装機
2…電子部品
3…基板
21…実装ヘッド
40…部品フィーダ(部品供給装置)
62…ヘッド制御手段
63…表示手段
73…監視手段

Claims (6)

  1. 部品供給位置から電子部品をピックアップするとともに基板上に実装し得る実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドが前記ピックアップ動作を行う位置に到達する時間にあわせて前記電子部品を前記部品供給位置へ供給する供給動作プログラムに基づき、前記電子部品の供給動作を行う部品供給装置と、
    前記供給動作プログラムに対する前記供給動作の遅れを察知して信号を発生する監視手段と、
    前記信号を受けると前記実装ヘッドの移動を制御するヘッド制御手段とを備えることを特徴とする表面実装機。
  2. 前記監視手段は、前記供給動作プログラムに対する前記供給動作の遅れ量を算出し、この遅れ量が許容遅れ量に達したら前記信号を発生し、前記信号を受けた前記ヘッド制御手段は、前記実装ヘッドの移動を一旦停止させることを特徴とする請求項1に記載の表面実装機。
  3. 前記監視手段の信号を受けるとエラーを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面実装機。
  4. 前記監視手段は、前記供給動作が前記電子部品を供給し終わる前に停止したら前記信号を発生し、この信号を受けた前記表示手段はエラーを表示することを特徴とする請求項3に記載の表面実装機。
  5. 前記監視手段は、前記部品供給装置に備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の表面実装機。
  6. 前記部品供給装置は複数が設けられ、前記監視手段は、前記複数の部品供給装置のうち前記供給動作を行っているものを監視し、前記供給動作を行っていないものについては監視しないことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の表面実装機。
JP2008072028A 2008-03-19 2008-03-19 表面実装機 Active JP4731579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072028A JP4731579B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 表面実装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072028A JP4731579B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 表面実装機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009231366A true JP2009231366A (ja) 2009-10-08
JP2009231366A5 JP2009231366A5 (ja) 2011-02-17
JP4731579B2 JP4731579B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=41246476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008072028A Active JP4731579B2 (ja) 2008-03-19 2008-03-19 表面実装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4731579B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174643A1 (ja) * 2013-04-25 2014-10-30 富士機械製造株式会社 テープフィーダ及び部品供給装置
JP2015211055A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装方法
JP2018073855A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 ヤマハ発動機株式会社 表面実装機
JP2019012776A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ヤマハ発動機株式会社 部品実装装置
WO2020039569A1 (ja) 2018-08-24 2020-02-27 株式会社Fuji 部品装着機および部品採取方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094230A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Sony Corp 電子部品の高速供給制御方法
JP2005150169A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 I-Pulse Co Ltd 表面実装機
JP2007129054A (ja) * 2005-11-03 2007-05-24 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品実装システム及びフィーダ
JP2008159623A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品供給装置における部品取出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094230A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Sony Corp 電子部品の高速供給制御方法
JP2005150169A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 I-Pulse Co Ltd 表面実装機
JP2007129054A (ja) * 2005-11-03 2007-05-24 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品実装システム及びフィーダ
JP2008159623A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品供給装置における部品取出装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174643A1 (ja) * 2013-04-25 2014-10-30 富士機械製造株式会社 テープフィーダ及び部品供給装置
JPWO2014174643A1 (ja) * 2013-04-25 2017-02-23 富士機械製造株式会社 テープフィーダ及び部品供給装置
JP2015211055A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装方法
JP2018073855A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 ヤマハ発動機株式会社 表面実装機
JP2019012776A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ヤマハ発動機株式会社 部品実装装置
WO2020039569A1 (ja) 2018-08-24 2020-02-27 株式会社Fuji 部品装着機および部品採取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4731579B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4804296B2 (ja) 部品供給装置及び表面実装機
KR101647653B1 (ko) 부품 공급 장치 및 표면 실장기
WO2008023757A1 (fr) Dispositif d'alimentation de bande et appareil de montage
EP2741596B1 (en) Electronic component mounting method and surface mounting apparatus
JP4731579B2 (ja) 表面実装機
JP4777209B2 (ja) 部品供給装置
JP2007048891A (ja) 表面実装機
JP2008053381A (ja) テープフィーダおよび実装機
EP3193574B1 (en) Tape feeder holding device
JP6412125B2 (ja) 部品装着機
JP4829042B2 (ja) 実装機
JP4850751B2 (ja) 表面実装機
JP4628909B2 (ja) テープフィーダー及び表面実装機
JP6491324B2 (ja) フィーダ装置、およびフィーダ装置のキャリアテープ繰り出し方法
WO2016181439A1 (ja) 実装装置及び実装方法
JP2000077892A (ja) テープフィーダーおよび表面実装機
JP6746465B2 (ja) 表面実装機
JP5805875B2 (ja) コンベア式の部品供給装置及び表面実装機
JP2010157578A (ja) 部品供給装置及びそれを備えた表面実装機
JP5963692B2 (ja) フラックス液の成膜装置、フラックス液の検出方法、部品実装装置
JP7164922B2 (ja) キャリアテープ装填方法
JP4112706B2 (ja) 表面実装機
JP4026951B2 (ja) 表面実装機
JP4764859B2 (ja) 実装機および部品供給装置
JP2683513B2 (ja) チップ部品装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091026

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101224

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20101224

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4731579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250