JP2007129054A - 電子部品実装システム及びフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品実装システムのタクトタイムを短縮化できると共に、信号の送受信に必要なソフト・ハードウエアの低コスト化の要求を満たすことができるようにする。
【解決手段】フィーダ11の電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの部品供給時間の情報を、当該フィーダ11のマイクロコンピュータ16のROMに保存しておき、実装作業を開始する前にフィーダ11のマイクロコンピュータ16から部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信する。電子部品実装機12の制御部19は、実装作業中にフィーダ11の制御部15に部品供給要求信号をタクトタイムに相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから部品供給時間が経過した時点でフィーダ11による電子部品供給動作が完了したと判断して吸着ノズルによる部品吸着動作を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品を供給するフィーダ(電子部品供給装置)を電子部品実装機にセットして電子部品の供給動作と実装動作とを交互に繰り返す電子部品実装システム及びフィーダに関する発明である。
電子部品実装機に電子部品を供給するフィーダ(電子部品供給装置)は、電子部品実装機に取り替え可能にセットされ、供給する電子部品が無くなった時や、電子部品の種類を変更する時等に、電子部品実装機にセットされたフィーダが取り替えられる。この種の電子部品実装システムは、特許文献1(特開2004−327570号公報)に記載されているように、電子部品実装機の実装作業中は、電子部品実装機の制御部から部品供給要求信号をフィーダの制御部に送信することで、当該フィーダに電子部品の供給動作を行わせ、その供給動作が完了した時点で、フィーダの制御部から部品供給完了信号を電子部品実装機の制御部に送信する。そして、電子部品実装機の制御部は、部品供給完了信号を受信する毎に、吸着ノズルで電子部品を吸着する動作を開始すると共に、次の部品供給要求信号をフィーダの制御部に送信するという処理を繰り返すようになっている。
また、特許文献2(特開2003−218588号公報)では、鞘状のスティック内に収容した電子部品をスティックの一端から1個ずつ排出して供給するスティック型のフィーダを電子部品実装機にセットしたシステムにおいて、スティック型のフィーダにより電子部品が部品供給位置に供給されたことがセンサで検出された時、または、部品供給動作開始後の経過時間が設定時間に達した時に、部品供給動作の完了と判断して、フィーダの制御部から部品供給完了信号を電子部品実装機の制御部に送信することで、吸着ノズルによる電子部品の吸着動作を開始すると共に、吸着ノズルに電子部品が確実に吸着されていることが検出された時に、電子部品実装機の制御部から次の部品供給要求信号をフィーダの制御部に送信するようにしている。
特開2004−327570号公報(第1頁等参照) 特開2003−218588号公報(第4頁等参照)
近年の電子部品実装機は、生産性向上のために電子部品実装動作の高速化が要求され、タクトタイム(電子部品1個当たりの稼働時間)が非常に短くなってきているため、通信系の応答遅れ程度の信号の遅れであっても、その影響がタクトタイムの悪化として現れることになる。
上記特許文献1,2のように、電子部品実装機の制御部がフィーダの制御部から部品供給完了信号が送信されてくるのを待って、次の部品供給要求信号をフィーダの制御部に送信するようにした従来システムでは、電子部品実装機の制御部が実際に部品供給完了信号を受信するタイミングが通信系の応答遅れ等によって遅れてしまい、それによって生じるタクトタイムの悪化が問題となってくる。
しかも、従来システムは、特許文献1に記載されているように、部品供給要求信号と部品供給完了信号とをそれぞれ別々の信号線を介して送受信するようにしているため、必要な信号線の本数が増えて、信号の送受信に必要なソフト・ハードウエアのコストが高くなるという欠点もあった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、タクトタイムを短縮化できると共に信号の送受信に必要なソフト・ハードウエアの低コスト化の要求を満たすことができる電子部品実装システム及びフィーダを提供することにある。
電子部品実装機にセットされたフィーダを取り替える毎に、当該フィーダの電子部品の供給動作開始から供給動作完了までの時間(部品供給時間)が変化する可能性があるが、同じフィーダを使用している間は、同じ部品供給時間が維持されるものと思われる。
このような事情を考慮して、請求項1に係る発明は、電子部品を供給するフィーダを電子部品実装機にセットして前記フィーダの制御部と前記電子部品実装機の制御部との間を通信可能に接続し、前記フィーダの制御部は、前記電子部品実装機の制御部から送信されてくる部品供給要求信号を受信する毎に電子部品を前記電子部品実装機に供給するように制御し、前記電子部品実装機の制御部は、前記フィーダによる電子部品供給動作が完了する毎に当該電子部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装するように制御する電子部品実装システムにおいて、前記フィーダの制御部は、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの時間(以下「部品供給時間」という)を記憶又は算出する手段を有すると共に、前記電子部品実装機が実装作業を開始する前に前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信し、前記電子部品実装機の制御部は、実装作業を開始する前に前記フィーダの制御部から送信されてくる部品供給時間のデータを受信し、実装作業中は前記フィーダの制御部に前記部品供給要求信号をタクトタイム(電子部品1個当たりの稼働時間)に相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、前記部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから前記部品供給時間が経過した時点で前記フィーダによる電子部品供給動作が完了したと判断して前記吸着ノズルによる部品吸着動作を実行することを特徴とするものである。
このようにすれば、電子部品実装機の制御部は、予めフィーダの制御部から送信されてくる部品供給時間のデータに基づいて、フィーダによる電子部品供給動作の完了時期を精度良く推定して吸着ノズルによる部品吸着動作を開始することができるので、従来システムで部品吸着動作を開始するのに必要であった部品供給完了信号が不要になり、従来の部品供給完了信号の遅れによるタクトタイムの悪化の問題を解消することができて、タクトタイムの短縮化を実現することができる。しかも、部品供給完了信号が不要になることで、部品供給完了信号を送受信する機能を省くことができ、その分、信号の送受信に必要なソフト・ハードウエアを低コスト化することが可能となる。
本発明は、フィーダの制御部から部品供給時間のデータを電子部品実装機の制御部に送信するタイミングは、電子部品実装機が実装作業を開始する前であれば、いつであっても良い。
例えば、請求項2のように、電子部品実装機の制御部は、実装作業を開始する前に部品供給時間送信要求信号をフィーダの制御部に送信し、フィーダの制御部は、前記部品供給時間送信要求信号を受信したときに前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信するようにしても良い。
或は、請求項3のように、フィーダを電子部品実装機にセットして当該フィーダの制御部を電子部品実装機の制御部に通信可能に接続したときに、当該フィーダの制御部から前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信するようにしても良い。
上記請求項2、3のいずれであっても、電子部品実装機が実装作業を開始する前にフィーダの制御部から部品供給時間のデータを電子部品実装機の制御部に確実に送信することができる。
上記請求項1〜3に係る発明は、電子部品実装機が実装作業を開始する前にフィーダの制御部から部品供給時間のデータを電子部品実装機の制御部に送信するようにしたが、請求項4のように、実装作業を開始する前に電子部品実装機の制御部がフィーダの制御部にアクセスして部品供給時間のデータを読み取るようにしても良い。このようにしても、同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、電子部品実装機にセット可能な様々なフィーダの部品供給時間の範囲と、電子部品実装機の実装能力とを考慮して、実装作業中に部品供給要求信号をフィーダの制御部に送信する時間間隔(タクトタイム)を予め設定しておくようにしても良いが、請求項5のように、電子部品実装機の制御部は、フィーダの制御部から送信されてくる部品供給時間のデータに基づいて部品供給要求信号を送信する時間間隔(タクトタイム)を設定又は補正するようにしても良い。このようにすれば、電子部品実装機にセットされているフィーダの部品供給時間に応じて、電子部品実装機の実装能力の範囲内でタクトタイムを更に短縮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて電子部品実装システム全体の概略構成を説明する。本実施例では、フィーダ11としてテープフィーダを用いるが、この他、バルクフィーダ、スティックフィーダ、トレイフィーダ等のいずれの種類のフィーダであっても良く、複数種類のフィーダが電子部品実装機12にセットできるようになっている。フィーダ11は、駆動源として例えばパルスモータ13を用い、このパルスモータ13の回転位置(回転量)をエンコーダ等のモータ位置検出センサ14で検出しながら、フィーダ11の電子部品供給動作を制御するようになっている。
このフィーダ11の制御部15には、マイクロコンピュータ16、電源回路17、モータ駆動回路18等が設けられ、マイクロコンピュータ16がモータ位置検出センサ14の出力信号を読み込んでパルスモータ13の回転位置(回転量)を確認しながら、モータ駆動回路18に駆動パルスを出力してパルスモータ13を駆動することで、フィーダ11が電子部品を1個ずつ所定の吸着点まで送り出すようになっている。
このフィーダ11の制御部15と電子部品実装機12の制御部19との間は、2本の電源線V(+) ,V(-) と4本の信号線TX,RX,Feed,Errによってコネクタ20を介して電気的に接続されている。
ここで、信号線Feedは、電子部品実装機12の制御部19からフィーダ11の制御部14に部品供給要求信号を送信するのに使用される。
信号線Errは、フィーダ11の制御部15から電子部品実装機12の制御部19にエラー信号を送信するのに使用される。このエラー信号は、フィーダ11の部品供給ミス等が発生したときに電子部品実装機12の制御部19に送信される。
他の2本の信号線TX,RXは、フィーダ11の制御部15と電子部品実装機12の制御部19との間で管理・識別情報や後述する部品供給時間のデータ等を送受信するのに使用される会話用の信号線である。本実施例では、一方の信号線TXは、電子部品実装機12の制御部19からフィーダ11の制御部15に後述する部品供給時間送信要求信号を送信するのに使用され、他方の信号線RXは、フィーダ11の制御部15から電子部品実装機12の制御部19に後述する部品供給時間のデータを送信するのに使用される。
従来システムでは、上記4本の信号線TX,RX,Feed,Errの他に、フィーダ11による電子部品供給動作が完了した時にフィーダ11のマイクロコンピュータ16から電子部品実装機12の制御部19に部品供給完了信号を送信する信号線が設けられていたが、本実施例では、この部品供給完了信号用の信号線は省略されている。尚、本発明は、部品供給完了信号用の信号線を備えたシステムにも適用可能であるが、部品供給完了信号用の信号線は不使用の信号線となる。
ところで、電子部品実装機12にセットされたフィーダ11を取り替える毎に、当該フィーダ11の電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの時間(以下「部品供給時間」という)が変化する可能性があるが、同じフィーダ11を使用している間は、同じ部品供給時間が維持されるものと思われる。
この点に着目して、本実施例では、フィーダ11のマイクロコンピュータ16のROM等の不揮発性メモリに、予め当該フィーダ11の部品供給時間の情報を保存しておく。この部品供給時間は、実測値でも良いし、フィーダ11の仕様データに基づいて算出しても良い。この部品供給時間を算出する場合は、次のようにして算出すれば良い。
フィーダ11(テープフィーダ)は、パルスモータ13を駆動パルスで一定角度θずつ回転駆動して電子部品が収容されたテープを一定ピッチpずつ送り出す構成であり、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの電子部品の搬送距離(電子部品1個当たりのテープの送り出し量)Lは、仕様データ又は実測値により容易に分かるため、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までのパルスモータ13の駆動パルス数N(つまり電子部品1個当たりのテープの送り出し量Lを送り出すのに必要なパルスモータ13の駆動パルス数N)も容易に算出できる。
N=L/p
フィーダ11のマイクロコンピュータ16は、パルスモータ13のモータ駆動回路18に出力する駆動パルスの周期t(パルス間隔)を一定時間に制御するため、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの部品供給時間は、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までのパルスモータ13の駆動パルス数Nと周期tとの掛け算により算出できる。
部品供給時間=N×t
尚、フィーダ11のマイクロコンピュータ16のROM等の不揮発性メモリに上記駆動パルス数Nと周期tのデータを記憶して、マイクロコンピュータ16で部品供給時間を演算するようにしても良い。
電子部品実装機12の制御部19は、フィーダ11をセットして実装作業を開始する前に、部品供給時間送信要求信号をフィーダ11のマイクロコンピュータ16に送信し、フィーダ11のマイクロコンピュータ16は、当該部品供給時間送信要求信号を受信したときに、不揮発性メモリに保存されている部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信する。
これにより、電子部品実装機12の制御部19は、実装作業を開始する前にフィーダ11のマイクロコンピュータ16から送信されてくる部品供給時間のデータを受信し、実装作業中はフィーダ11の制御部15に部品供給要求信号をタクトタイム(電子部品1個当たりの稼働時間)に相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから部品供給時間が経過した時点でフィーダ11による電子部品供給動作が完了したと判断して当該電子部品を吸着ノズル(図示せず)で吸着して回路基板に実装するように制御する。
この場合、電子部品実装機12にセット可能な様々なフィーダ11の部品供給時間の範囲と、電子部品実装機12の実装能力とを考慮して、実装作業中に部品供給要求信号をフィーダ11のマイクロコンピュータ16に送信する時間間隔(タクトタイム)を予め設定しておくようにしても良いが、電子部品実装機12の制御部19は、フィーダ11のマイクロコンピュータ16から送信されてくる部品供給時間のデータに基づいて部品供給要求信号を送信する時間間隔(タクトタイム)を設定又は補正するようにしても良い。このようにすれば、電子部品実装機12にセットされているフィーダ11の部品供給時間に応じて、電子部品実装機12の実装能力の範囲内でタクトタイムを短縮することができる。
以上説明したフィーダ11の電子部品供給動作と電子部品実装機12の部品吸着動作は、図2及び図3の各プログラムに従って実行される。以下、図2及び図3の各プログラムの処理内容を説明する。
[フィーダ制御プログラム]
図2のフィーダ制御プログラムは、フィーダ11のマイクロコンピュータ16によって所定の制御周期で繰り返し実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ100で、受信処理を実行し、もし、電子部品実装機12の制御部19から部品供給時間送信要求信号や部品供給要求信号が送信されていれば、その信号を受信する。
その後、ステップ101に進み、今回の受信処理で部品供給時間送信要求信号を受信したか否かを判定し、部品供給時間送信要求信号を受信していれば、ステップ102に進み、マイクロコンピュータ16の不揮発性メモリに保存されている部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信して、本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ101で、今回の受信処理で部品供給時間送信要求信号を受信していないと判定されれば、ステップ103に進み、今回の受信処理で部品供給要求信号を受信したか否かを判定し、部品供給要求信号を受信したと判定されれば、ステップ104に進み、フィーダ11による電子部品供給動作を開始し、次の電子部品を所定の吸着点まで送り出す。尚、上記ステップ103で、今回の受信処理で部品供給要求信号を受信していないと判定されれば、何もせずに本プログラムを終了する。
[電子部品実装機制御プログラム]
図3の電子部品実装機制御プログラムは、電子部品実装機12の制御部19によって所定の制御周期で繰り返し実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ200で、受信処理を実行し、もし、フィーダ11のマイクロコンピュータ16から部品供給時間のデータが送信されていれば、その信号を受信する。
その後、ステップ201に進み、部品供給時間のデータを受信済みであるか否かを判定し、現在までに部品供給時間のデータを受信していなければ、ステップ202に進み、部品供給時間送信要求信号をフィーダ11のマイクロコンピュータ16に送信して、本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ201で、現在までに部品供給時間のデータを受信済みであると判定されれば、ステップ203に進み、実装作業中であるか否かを判定し、実装作業中でなければ、何もせずに本プログラムを終了し、実装作業中であれば、ステップ204に進み、部品供給要求信号の送信タイミングであるか否かを判定する。この際、現在までに部品供給要求信号を1回も送信していなければ、部品供給要求信号の送信タイミングと判定される。また、前回の部品供給要求信号の送信タイミングから現在までの経過時間がタクトタイム(電子部品1個当たりの稼働時間)に相当する時間に達する毎に、部品供給要求信号の送信タイミングと判定される。
上記ステップ204で部品供給要求信号の送信タイミングと判定されれば、ステップ208に進み、部品供給要求信号をフィーダ11のマイクロコンピュータ16に送信して、本プログラムを終了する。
一方、部品供給要求信号の送信タイミングでなければ、ステップ204からステップ205に進み、前回の部品供給要求信号の送信タイミングから部品供給時間が経過したか否かを判定し、まだ部品供給時間が経過していなければ、そのまま本本プログラムを終了する。
その後、前回の部品供給要求信号の送信タイミングから部品供給時間が経過した時点で、フィーダ11による電子部品供給動作が完了したと判断して、ステップ206に進み、吸着ノズル(図示せず)による部品吸着動作を開始し、次のステップ207で、部品供給要求信号をフィーダ11のマイクロコンピュータ16に送信する。これにより、フィーダ11は、次の電子部品の供給動作を開始する。
以上説明した本実施例によれば、フィーダ11の電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの部品供給時間の情報を、当該フィーダ11のマイクロコンピュータ16のROM等の不揮発性メモリに保存しておき、実装作業を開始する前にフィーダ11のマイクロコンピュータ16から部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信し、電子部品実装機12の制御部19は、実装作業中にフィーダ11の制御部15に部品供給要求信号をタクトタイムに相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから部品供給時間が経過した時点でフィーダ11による電子部品供給動作が完了したと判断して吸着ノズルによる部品吸着動作を実行するようにしたので、次のような効果が得られる。すなわち、電子部品実装機12の制御部19は、予めフィーダ11のマイクロコンピュータ16から送信されてくる部品供給時間のデータに基づいて、フィーダ11による電子部品供給動作の完了時期を精度良く推定して吸着ノズルによる部品吸着動作を開始することができるので、従来システムで部品吸着動作を開始するのに必要であった部品供給完了信号が不要になり、従来の部品供給完了信号の遅れによるタクトタイムの悪化の問題を解消することができて、タクトタイムの短縮化を実現することができる。しかも、部品供給完了信号が不要になることで、部品供給完了信号を送受信する機能を省くことができ、その分、信号の送受信に必要なソフト・ハードウエアを低コスト化することが可能となる。
尚、本実施例では、フィーダ11のマイクロコンピュータ16は、実装作業を開始する前に、電子部品実装機12の制御部19から送信されてくる部品供給時間送信要求信号を受信したときに、マイクロコンピュータ16のROM等の不揮発性メモリに保存されている部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信するようにしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、フィーダ11を電子部品実装機12にセットして当該フィーダ11のマイクロコンピュータ16を電子部品実装機12の制御部19に通信可能に接続したときに、当該フィーダ11のマイクロコンピュータ16から部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信するようにしても良い。要するに、フィーダ11のマイクロコンピュータ16から部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信するタイミングは、電子部品実装機12が実装作業を開始する前であれば、いつであっても良い。
更に言えば、本発明は、電子部品実装機12が実装作業を開始する前にフィーダ11の制御部15から部品供給時間のデータを電子部品実装機12の制御部19に送信する構成に限定されず、実装作業を開始する前に電子部品実装機12の制御部19がフィーダ11の制御部15にアクセスして部品供給時間のデータを読み取るようにしても良い。このようにしても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施例における電子部品実装システム全体の概略構成を説明するブロック図である。 フィーダ制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 電子部品実装機制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…フィーダ、12…電子部品実装機、13…パルスモータ、15…フィーダの制御部、16…マイクロコンピュータ、19…電子部品実装機の制御部

Claims (6)

  1. 電子部品を供給するフィーダを電子部品実装機にセットして前記フィーダの制御部と前記電子部品実装機の制御部との間を通信可能に接続し、
    前記フィーダの制御部は、前記電子部品実装機の制御部から送信されてくる部品供給要求信号を受信する毎に電子部品を前記電子部品実装機に供給するように制御し、
    前記電子部品実装機の制御部は、前記フィーダによる電子部品供給動作が完了する毎に当該電子部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装するように制御する電子部品実装システムにおいて、
    前記フィーダの制御部は、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの時間(以下「部品供給時間」という)を記憶又は算出する手段を有すると共に、前記電子部品実装機が実装作業を開始する前に前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信し、
    前記電子部品実装機の制御部は、実装作業を開始する前に前記フィーダの制御部から送信されてくる部品供給時間のデータを受信し、実装作業中は前記フィーダの制御部に前記部品供給要求信号をタクトタイムに相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、前記部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから前記部品供給時間が経過した時点で前記フィーダによる電子部品供給動作が完了したと判断して前記吸着ノズルによる部品吸着動作を実行することを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 前記電子部品実装機の制御部は、実装作業を開始する前に部品供給時間送信要求信号を前記フィーダの制御部に送信し、
    前記フィーダの制御部は、前記部品供給時間送信要求信号を受信したときに前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装システム。
  3. 前記フィーダの制御部は、前記電子部品実装機の制御部に通信可能に接続されたときに前記部品供給時間のデータを前記電子部品実装機の制御部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装システム。
  4. 電子部品を供給するフィーダを電子部品実装機にセットして前記フィーダの制御部と前記電子部品実装機の制御部との間を通信可能に接続し、
    前記フィーダの制御部は、前記電子部品実装機の制御部から送信されてくる部品供給要求信号を受信する毎に電子部品を前記電子部品実装機に供給するように制御し、
    前記電子部品実装機の制御部は、前記フィーダによる電子部品供給動作が完了する毎に当該電子部品を吸着ノズルで吸着して回路基板に実装するように制御する電子部品実装システムにおいて、
    前記フィーダの制御部は、電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの時間(以下「部品供給時間」という)を記憶又は算出する手段し、
    前記電子部品実装機の制御部は、実装作業を開始する前に前記フィーダの制御部にアクセスして部品供給時間のデータを読み取り、実装作業中は前記フィーダの制御部に前記部品供給要求信号をタクトタイムに相当する時間間隔で送信する処理を繰り返すと共に、前記部品供給要求信号を送信する毎にその送信タイミングから前記部品供給時間が経過した時点で前記フィーダによる電子部品供給動作が完了したと判断して前記吸着ノズルによる部品吸着動作を実行することを特徴とする電子部品実装システム。
  5. 前記電子部品実装機の制御部は、前記部品供給時間のデータに基づいて前記部品供給要求信号を送信する時間間隔を設定又は補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子部品実装システム。
  6. 電子部品実装機に電子部品を供給するフィーダにおいて、
    電子部品1個当たりの供給動作開始から供給動作完了までの時間(以下「部品供給時間」という)を記憶又は算出する手段を備え、当該部品供給時間のデータを電子部品実装機に送信し又は電子部品実装機が当該部品供給時間のデータを読み取れるようになっていることを特徴とするフィーダ。
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