JPH08148664A - 固体撮像装置の蓋封止装置 - Google Patents
固体撮像装置の蓋封止装置Info
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- JPH08148664A JPH08148664A JP6286518A JP28651894A JPH08148664A JP H08148664 A JPH08148664 A JP H08148664A JP 6286518 A JP6286518 A JP 6286518A JP 28651894 A JP28651894 A JP 28651894A JP H08148664 A JPH08148664 A JP H08148664A
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- lid
- gas
- jig
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Abstract
(57)【要約】
【目的】固体撮像装置の蓋封止作業の流し化が可能で、
生産効率及び製品歩留まりを向上させることができる固
体撮像装置の蓋封止装置を提供すること。 【構成】パッケージ搬送機構部30と、ダスト除去部5
0と、パッケージPに紫外線硬化性接着剤Bを塗布する
接着剤塗布部60と、蓋Gを垂直にして収納する蓋供給
部90と、蓋Gの外周部に当接し、蓋Gを所定の位置に
位置決めする外形基準部材81〜84と、蓋供給部80
から蓋Gをその外面を吸着して搬送し、外形基準部材8
1〜84に水平にして載置する第1の蓋搬送機構部72
と、外形基準部材81〜84から蓋Gをその一方の面を
吸着して搬送し、パッケージPに蓋Gを組込む第2の蓋
搬送機構部73と、接着剤Bに紫外線を照射して硬化さ
せて蓋GをパッケージPに固定する紫外線照射炉100
とを備えている。
生産効率及び製品歩留まりを向上させることができる固
体撮像装置の蓋封止装置を提供すること。 【構成】パッケージ搬送機構部30と、ダスト除去部5
0と、パッケージPに紫外線硬化性接着剤Bを塗布する
接着剤塗布部60と、蓋Gを垂直にして収納する蓋供給
部90と、蓋Gの外周部に当接し、蓋Gを所定の位置に
位置決めする外形基準部材81〜84と、蓋供給部80
から蓋Gをその外面を吸着して搬送し、外形基準部材8
1〜84に水平にして載置する第1の蓋搬送機構部72
と、外形基準部材81〜84から蓋Gをその一方の面を
吸着して搬送し、パッケージPに蓋Gを組込む第2の蓋
搬送機構部73と、接着剤Bに紫外線を照射して硬化さ
せて蓋GをパッケージPに固定する紫外線照射炉100
とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子を収納す
るパッケージに紫外線硬化性接着剤を介して光透過性の
蓋を接着する固体撮像装置の蓋封止装置に関する。
るパッケージに紫外線硬化性接着剤を介して光透過性の
蓋を接着する固体撮像装置の蓋封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオカメラやファクシミリ等
に用いられる固体撮像装置においては、固体撮像素子を
外的汚染から保護するために封止が行われる。固体撮像
素子は通常、中空型のセラミックス製のパッケージ等に
収納されており、このパッケージの開口部を平板状のガ
ラスや樹脂等の透明な蓋によって閉塞することによりパ
ッケージ内の気密性を保つようにしている。なお、ここ
で言う気密性とは、リーク試験をパスするための適性だ
けではなく、長期間に亘って外部からの汚染を排除する
ための適性をも含んでいる。
に用いられる固体撮像装置においては、固体撮像素子を
外的汚染から保護するために封止が行われる。固体撮像
素子は通常、中空型のセラミックス製のパッケージ等に
収納されており、このパッケージの開口部を平板状のガ
ラスや樹脂等の透明な蓋によって閉塞することによりパ
ッケージ内の気密性を保つようにしている。なお、ここ
で言う気密性とは、リーク試験をパスするための適性だ
けではなく、長期間に亘って外部からの汚染を排除する
ための適性をも含んでいる。
【0003】一方、蓋をパッケージに固定する方法とし
ては、シームウエルド封止による方法や、有機系樹脂接
着剤が予め塗布されたガラス蓋をパッケージに組込んだ
後に接着剤を加熱硬化させる方法などがある。
ては、シームウエルド封止による方法や、有機系樹脂接
着剤が予め塗布されたガラス蓋をパッケージに組込んだ
後に接着剤を加熱硬化させる方法などがある。
【0004】これらのうち接着剤を利用した方法は次の
ようにして行う。図10の(a)に示すように固体撮像
素子Dを予めパッケージPに収納する。一方、ガラス蓋
Gの裏面に熱硬化性エポキシ樹脂Eを塗布する。このガ
ラス蓋Gを図10の(b)に示すようなチャック1で掴
んで搬送し、ガラス蓋GをパッケージPに組み込む。次
に加熱オーブン(不図示)により、シール部P′への気
泡混入を防ぐためのエアー抜き予備加熱を例えば一定温
度(120℃)で60分間行う。その後、接着剤硬化の
ための加熱を例えば150℃で90分間行う。なお、こ
れらの作業中にはN2 ガスを加熱オーブンの背面から全
面に向けて吹き出すようにしている。
ようにして行う。図10の(a)に示すように固体撮像
素子Dを予めパッケージPに収納する。一方、ガラス蓋
Gの裏面に熱硬化性エポキシ樹脂Eを塗布する。このガ
ラス蓋Gを図10の(b)に示すようなチャック1で掴
んで搬送し、ガラス蓋GをパッケージPに組み込む。次
に加熱オーブン(不図示)により、シール部P′への気
泡混入を防ぐためのエアー抜き予備加熱を例えば一定温
度(120℃)で60分間行う。その後、接着剤硬化の
ための加熱を例えば150℃で90分間行う。なお、こ
れらの作業中にはN2 ガスを加熱オーブンの背面から全
面に向けて吹き出すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の固
体撮像装置の蓋封止装置にあっては次のような問題があ
った。すなわち、接着剤硬化のために加熱する際にエア
ー抜きの予備時間を要するため、作業が複雑で、長時間
を費やしていた。また、熱硬化型接着剤の硬化時間には
上述したように多大の時間を要するため、複数個(約5
0個)をまとめて処理するバッチ処理を採用している。
このため、処理が停滞し、接着剤塗布工程からガラス蓋
組込工程までの流し化が困難となり、生産ラインという
一連の流れ作業に鑑みれば生産性が悪いという問題があ
った。
体撮像装置の蓋封止装置にあっては次のような問題があ
った。すなわち、接着剤硬化のために加熱する際にエア
ー抜きの予備時間を要するため、作業が複雑で、長時間
を費やしていた。また、熱硬化型接着剤の硬化時間には
上述したように多大の時間を要するため、複数個(約5
0個)をまとめて処理するバッチ処理を採用している。
このため、処理が停滞し、接着剤塗布工程からガラス蓋
組込工程までの流し化が困難となり、生産ラインという
一連の流れ作業に鑑みれば生産性が悪いという問題があ
った。
【0006】また、加熱オーブン内にN2 ガスが吹き出
されるため、ガラス蓋Gにダストが付着し易く、ダスト
管理が困難となる問題もあった。さらに、シームウエル
ド封止及び有機系樹脂接着剤を用いた封止においては、
予備加熱が必要であるため工程数が多く、生産コストが
高かった。そして、パッケージ及びガラス蓋が高温の加
熱工程を経るため、ごみが焼付けられて歩留り低下の原
因となるという問題もあった。
されるため、ガラス蓋Gにダストが付着し易く、ダスト
管理が困難となる問題もあった。さらに、シームウエル
ド封止及び有機系樹脂接着剤を用いた封止においては、
予備加熱が必要であるため工程数が多く、生産コストが
高かった。そして、パッケージ及びガラス蓋が高温の加
熱工程を経るため、ごみが焼付けられて歩留り低下の原
因となるという問題もあった。
【0007】一方、接着剤Eが塗布されたガラス蓋Gを
チャック1で掴んで搬送する構造の搬送機構を用いてい
たため、チャック1に接着剤が付着し、この接着剤Eに
ごみが付いてガラス蓋Gに付着する虞があった。また、
ガラス蓋Gの裏面に接着剤が塗布されているため、ガラ
ス蓋Gの供給、搬送、位置決め時に接着剤に接触するこ
となどによるダストが発生し、製品の歩留りに大きく影
響する虞があった。
チャック1で掴んで搬送する構造の搬送機構を用いてい
たため、チャック1に接着剤が付着し、この接着剤Eに
ごみが付いてガラス蓋Gに付着する虞があった。また、
ガラス蓋Gの裏面に接着剤が塗布されているため、ガラ
ス蓋Gの供給、搬送、位置決め時に接着剤に接触するこ
となどによるダストが発生し、製品の歩留りに大きく影
響する虞があった。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、固体撮像
装置の蓋封止作業の流し化が可能で、生産効率及び製品
歩留まりを向上させることができる固体撮像装置の蓋封
止装置を提供することにある。
装置の蓋封止作業の流し化が可能で、生産効率及び製品
歩留まりを向上させることができる固体撮像装置の蓋封
止装置を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、接着剤硬化時にお
いて効率よく硬化を行うことができるとともに、パッケ
ージを適正温度に保つことにより、さらに生産効率及び
製品歩留まりを向上させることができる固体撮像装置の
蓋封止装置を提供することにある。
いて効率よく硬化を行うことができるとともに、パッケ
ージを適正温度に保つことにより、さらに生産効率及び
製品歩留まりを向上させることができる固体撮像装置の
蓋封止装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された本発明によれ
ば、固体撮像素子を収納したパッケージに紫外線硬化性
接着剤を介して光透過性の蓋を接着する固体撮像装置の
蓋封止装置において、複数の前記パッケージを保持した
パッケージ治具と、複数の前記パッケージ治具を収納し
たマガジンと、複数の前記マガジンを収納するローダ
と、前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を
載置し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、
前記パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付け
るガス吹付部と、前記パッケージに紫外線硬化性接着剤
を塗布する接着剤塗布部と、複数の前記蓋を垂直方向に
立てて保持するための蓋保持部と、前記蓋を水平にして
載置したときに前記蓋の外周部に当接し、前記蓋を所定
の位置に位置決めする外形基準部材と、前記蓋保持部か
ら前記蓋をその一方の面を吸着することにより搬送し、
前記外形基準部材に水平にして載置する第1の蓋搬送機
構部と、前記外形基準部材から前記蓋をその一方の面を
吸着することにより搬送し、前記パッケージ治具により
保持された前記パッケージに前記蓋を組込む第2の蓋搬
送機構部と、前記パッケージ治具を収納し、前記紫外線
硬化性接着剤に紫外線を照射し、前記紫外線硬化性接着
剤を硬化させて前記蓋を前記パッケージに固定する紫外
線照射炉と、前記紫外線照射炉から取出された前記パッ
ケージ治具を収納するアンローダとを備えるようにし
た。
達成するために、請求項1に記載された本発明によれ
ば、固体撮像素子を収納したパッケージに紫外線硬化性
接着剤を介して光透過性の蓋を接着する固体撮像装置の
蓋封止装置において、複数の前記パッケージを保持した
パッケージ治具と、複数の前記パッケージ治具を収納し
たマガジンと、複数の前記マガジンを収納するローダ
と、前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を
載置し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、
前記パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付け
るガス吹付部と、前記パッケージに紫外線硬化性接着剤
を塗布する接着剤塗布部と、複数の前記蓋を垂直方向に
立てて保持するための蓋保持部と、前記蓋を水平にして
載置したときに前記蓋の外周部に当接し、前記蓋を所定
の位置に位置決めする外形基準部材と、前記蓋保持部か
ら前記蓋をその一方の面を吸着することにより搬送し、
前記外形基準部材に水平にして載置する第1の蓋搬送機
構部と、前記外形基準部材から前記蓋をその一方の面を
吸着することにより搬送し、前記パッケージ治具により
保持された前記パッケージに前記蓋を組込む第2の蓋搬
送機構部と、前記パッケージ治具を収納し、前記紫外線
硬化性接着剤に紫外線を照射し、前記紫外線硬化性接着
剤を硬化させて前記蓋を前記パッケージに固定する紫外
線照射炉と、前記紫外線照射炉から取出された前記パッ
ケージ治具を収納するアンローダとを備えるようにし
た。
【0011】請求項2に記載された発明によれば、固体
撮像素子を収納したパッケージに紫外線硬化性接着剤を
介して光透過性の蓋を接着する固体撮像装置の蓋封止装
置において、複数の前記パッケージを保持したパッケー
ジ治具と、複数の前記パッケージ治具を収納したマガジ
ンと、複数の前記マガジンを収納するためのローダと、
前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を載置
し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、前記
パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付けるガ
ス吹付部と、前記パッケージに紫外線硬化性接着剤を塗
布する接着剤塗布部と、複数の前記蓋を待機させるため
の蓋供給部と、この蓋供給部から前記蓋を取出して搬送
し、前記パッケージ治具により保持された前記パッケー
ジに前記蓋を組込む蓋搬送機構部と、前記パッケージ治
具を収納し、前記紫外線硬化性接着剤に紫外線を照射
し、前記紫外線硬化性接着剤を硬化させて前記蓋を前記
パッケージに固定する紫外線照射炉と、この紫外線照射
炉に設けられ前記パッケージ治具を押圧して前記パッケ
ージと前記蓋とを同時に加圧する加圧手段と、この加圧
手段に設けられ冷却流体が流れる流体路と、前記紫外線
照射炉から取出された前記パッケージ治具を収納するア
ンローダとを備えるようにした。
撮像素子を収納したパッケージに紫外線硬化性接着剤を
介して光透過性の蓋を接着する固体撮像装置の蓋封止装
置において、複数の前記パッケージを保持したパッケー
ジ治具と、複数の前記パッケージ治具を収納したマガジ
ンと、複数の前記マガジンを収納するためのローダと、
前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を載置
し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、前記
パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付けるガ
ス吹付部と、前記パッケージに紫外線硬化性接着剤を塗
布する接着剤塗布部と、複数の前記蓋を待機させるため
の蓋供給部と、この蓋供給部から前記蓋を取出して搬送
し、前記パッケージ治具により保持された前記パッケー
ジに前記蓋を組込む蓋搬送機構部と、前記パッケージ治
具を収納し、前記紫外線硬化性接着剤に紫外線を照射
し、前記紫外線硬化性接着剤を硬化させて前記蓋を前記
パッケージに固定する紫外線照射炉と、この紫外線照射
炉に設けられ前記パッケージ治具を押圧して前記パッケ
ージと前記蓋とを同時に加圧する加圧手段と、この加圧
手段に設けられ冷却流体が流れる流体路と、前記紫外線
照射炉から取出された前記パッケージ治具を収納するア
ンローダとを備えるようにした。
【0012】請求項3に記載された発明によれば、前記
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガスは、前記パッケージに付着したダストを除去する
ためのイオン化されたN2 ガスであることが好ましい。
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガスは、前記パッケージに付着したダストを除去する
ためのイオン化されたN2 ガスであることが好ましい。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、前記
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガス吹付部による前記ガスの吹付け方向が可変である
ことが好ましい。
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガス吹付部による前記ガスの吹付け方向が可変である
ことが好ましい。
【0014】請求項5に記載された発明によれば、前記
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガス吹付部から吹き出された前記ガスを吸引する吸引
部を備えていることが好ましい。
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記ガス吹付部から吹き出された前記ガスを吸引する吸引
部を備えていることが好ましい。
【0015】請求項6に記載された発明によれば、前記
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記蓋搬送機構部は、搬送されている前記蓋にガスを吹付
ける蓋用ガス吹付部を備えていることが好ましい。
請求項1または請求項2に記載された発明において、前
記蓋搬送機構部は、搬送されている前記蓋にガスを吹付
ける蓋用ガス吹付部を備えていることが好ましい。
【0016】請求項7に記載された発明によれば、前記
請求項6に記載された発明において、前記ガスは、前記
パッケージに付着したダストを除去するためのイオン化
されたN2 ガスであることが好ましい。
請求項6に記載された発明において、前記ガスは、前記
パッケージに付着したダストを除去するためのイオン化
されたN2 ガスであることが好ましい。
【0017】請求項8に記載された発明によれば、前記
請求項6に記載された発明において、前記ガス吹付部に
よる前記ガスの吹付け方向が前記パッケージの搬送方向
に、又は、搬送方向と交差する方向に可変であることが
好ましい。
請求項6に記載された発明において、前記ガス吹付部に
よる前記ガスの吹付け方向が前記パッケージの搬送方向
に、又は、搬送方向と交差する方向に可変であることが
好ましい。
【0018】請求項9に記載された発明によれば、前記
請求項6に記載された発明において、前記ガス吹付部か
ら吹き出された前記ガスを吸引する吸引部を備えている
ことが好ましい。
請求項6に記載された発明において、前記ガス吹付部か
ら吹き出された前記ガスを吸引する吸引部を備えている
ことが好ましい。
【0019】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。すなわち、請求項1に記載された発明によれば、紫
外線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱
が不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮
することができる。また、接着剤塗布をバッチ処理とし
なくてもよい。一方、ガス吹付部を設けたことにより、
パッケージにガスを吹付けることができる。また、接着
剤塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤
を塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダストの付
着しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。さら
に蓋を垂直方向に立てて保持するととともに、蓋の外周
部を外形基準部材に当接させることにより固体撮像素子
側である内面に接触することなく位置決めを行うことが
できるので、蓋にダストが付着することを防止できる。
また、蓋の搬送は蓋の一方の面を吸着することにより行
うので蓋の内面には蓋供給部からパッケージ取り付けま
で接触する部材はなく、ダスト管理が容易である。
る。すなわち、請求項1に記載された発明によれば、紫
外線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱
が不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮
することができる。また、接着剤塗布をバッチ処理とし
なくてもよい。一方、ガス吹付部を設けたことにより、
パッケージにガスを吹付けることができる。また、接着
剤塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤
を塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダストの付
着しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。さら
に蓋を垂直方向に立てて保持するととともに、蓋の外周
部を外形基準部材に当接させることにより固体撮像素子
側である内面に接触することなく位置決めを行うことが
できるので、蓋にダストが付着することを防止できる。
また、蓋の搬送は蓋の一方の面を吸着することにより行
うので蓋の内面には蓋供給部からパッケージ取り付けま
で接触する部材はなく、ダスト管理が容易である。
【0020】請求項2に記載された発明によれば、紫外
線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱が
不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮す
ることができる。また、接着剤塗布をバッチ処理としな
くてもよい。一方、ダスト除去部を設けたことにより、
パッケージ内のダストを除去することができる。また、
接着剤塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接
着剤を塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダスト
の付着しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。
また、紫外線照射炉においてパッケージに紫外線光を照
射する際に、パッケージと蓋とを押し付ける加圧手段に
冷却流体の流れる冷却路を設けたことにより、紫外線照
射の効率を維持したまま紫外線照射による温度上昇を抑
えることができ、紫外線硬化性接着剤の発泡現象やパッ
ケージの熱ダメージを防止することができる。
線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱が
不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮す
ることができる。また、接着剤塗布をバッチ処理としな
くてもよい。一方、ダスト除去部を設けたことにより、
パッケージ内のダストを除去することができる。また、
接着剤塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接
着剤を塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダスト
の付着しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。
また、紫外線照射炉においてパッケージに紫外線光を照
射する際に、パッケージと蓋とを押し付ける加圧手段に
冷却流体の流れる冷却路を設けたことにより、紫外線照
射の効率を維持したまま紫外線照射による温度上昇を抑
えることができ、紫外線硬化性接着剤の発泡現象やパッ
ケージの熱ダメージを防止することができる。
【0021】請求項3に記載された発明によれば、ガス
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、パッケー
ジに静電気により付着しているダストを効果的に除去す
ることができる。
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、パッケー
ジに静電気により付着しているダストを効果的に除去す
ることができる。
【0022】請求項4に記載された発明によれば、ガス
の吹付け方向を可変とすることにより、パッケージ治具
に保持された複数のパッケージに効果的にガスを吹付け
ることができる。
の吹付け方向を可変とすることにより、パッケージ治具
に保持された複数のパッケージに効果的にガスを吹付け
ることができる。
【0023】請求項5に記載された発明によれば、ガス
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
りパッケージに吹付けられ、除去されたダストが含まれ
たガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされること
を防止できる。
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
りパッケージに吹付けられ、除去されたダストが含まれ
たガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされること
を防止できる。
【0024】請求項6に記載された発明によれば、蓋に
ガスを吹付ける蓋用ガス吹付部を備えているので、パッ
ケージに蓋を組み込む前に蓋に付着したダストを除去す
ることができる。
ガスを吹付ける蓋用ガス吹付部を備えているので、パッ
ケージに蓋を組み込む前に蓋に付着したダストを除去す
ることができる。
【0025】請求項7に記載された発明によれば、ガス
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、蓋に静電
気により付着しているダストを効果的に除去することが
できる。
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、蓋に静電
気により付着しているダストを効果的に除去することが
できる。
【0026】請求項8に記載された発明によれば、ガス
の吹付け方向が前記パッケージの搬送方向に、又は、搬
送方向と交差する方向に可変であることにより、蓋に効
果的にガスを吹付けることができる。
の吹付け方向が前記パッケージの搬送方向に、又は、搬
送方向と交差する方向に可変であることにより、蓋に効
果的にガスを吹付けることができる。
【0027】請求項9に記載された発明によれば、ガス
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
り蓋に吹付けられ、除去されたダストが含まれたガスを
吸引できるので、ダストが撒き散らされることを防止で
きる。他の蓋等にダストが付着することを防止できる。
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
り蓋に吹付けられ、除去されたダストが含まれたガスを
吸引できるので、ダストが撒き散らされることを防止で
きる。他の蓋等にダストが付着することを防止できる。
【0028】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る固体撮像装置
の蓋封止装置(以下、「封止装置」と称する)を示す斜
視図である。封止装置は、図1に示すように制御装置・
駆動装置等が収納された本体10と、パッケージ治具C
を供給するローダ20と、このローダ20から後述する
紫外線照射炉100までパッケージPを保持したパッケ
ージ治具Cを搬送するパッケージ搬送部30と、このパ
ッケージ搬送部30に隣接して設けられた蓋供給部90
と、ガラス蓋Gが組み込まれたパッケージPに紫外線を
照射する紫外線照射炉100と、この紫外線照射炉10
0からパッケージ治具Cを取り出し、外部に送るアンロ
ーダ110を備えている。
の蓋封止装置(以下、「封止装置」と称する)を示す斜
視図である。封止装置は、図1に示すように制御装置・
駆動装置等が収納された本体10と、パッケージ治具C
を供給するローダ20と、このローダ20から後述する
紫外線照射炉100までパッケージPを保持したパッケ
ージ治具Cを搬送するパッケージ搬送部30と、このパ
ッケージ搬送部30に隣接して設けられた蓋供給部90
と、ガラス蓋Gが組み込まれたパッケージPに紫外線を
照射する紫外線照射炉100と、この紫外線照射炉10
0からパッケージ治具Cを取り出し、外部に送るアンロ
ーダ110を備えている。
【0029】ローダ20は、複数のマガジンMを載置す
る載置部21と、この載置部21からマガジンMを後述
する走行体42上に移載する移載機構(不図示)を備え
ている。
る載置部21と、この載置部21からマガジンMを後述
する走行体42上に移載する移載機構(不図示)を備え
ている。
【0030】マガジンMは矩形箱状に成形されており、
その長手方向の両端が開口している。各マガジンMには
複数のパッケージ治具Cが収納されている。パッケージ
治具Cは矩形状に形成されており、その長辺の端部が下
方に折り曲げてある。パッケージ治具CはマガジンM内
において、その長手方向をマガジンMの長手方向に一致
させて所定間隔で上下に並べられている。なお、1つの
マガジンMにつき、例えば10枚のパッケージ治具Cが
収納されている。
その長手方向の両端が開口している。各マガジンMには
複数のパッケージ治具Cが収納されている。パッケージ
治具Cは矩形状に形成されており、その長辺の端部が下
方に折り曲げてある。パッケージ治具CはマガジンM内
において、その長手方向をマガジンMの長手方向に一致
させて所定間隔で上下に並べられている。なお、1つの
マガジンMにつき、例えば10枚のパッケージ治具Cが
収納されている。
【0031】パッケージ治具Cは、図6に示すように複
数の固体撮像装置用の中空型のパッケージPを保持して
おり、パッケージPを所定間隔で規則的に並べている。
そして、パッケージ治具Cは、図8に示すように固体撮
像素子Dを収納したパッケージPの開口部を上方に向け
ている。なお、1つのパッケージ治具Cには、例えば1
2個のパッケージPが保持されている。
数の固体撮像装置用の中空型のパッケージPを保持して
おり、パッケージPを所定間隔で規則的に並べている。
そして、パッケージ治具Cは、図8に示すように固体撮
像素子Dを収納したパッケージPの開口部を上方に向け
ている。なお、1つのパッケージ治具Cには、例えば1
2個のパッケージPが保持されている。
【0032】パッケージ搬送部30は、ローダ20から
パッケージ治具Cを紫外線照射炉100まで搬送するパ
ッケージ搬送機構部40と、このパッケージ搬送機構部
40に沿ってローダ20側から配置されたガス吹付部5
0と、接着剤塗布部60と、蓋組込み部70とを備えて
いる。
パッケージ治具Cを紫外線照射炉100まで搬送するパ
ッケージ搬送機構部40と、このパッケージ搬送機構部
40に沿ってローダ20側から配置されたガス吹付部5
0と、接着剤塗布部60と、蓋組込み部70とを備えて
いる。
【0033】パッケージ搬送機構40は、搬送路41
と、この搬送路41に沿って所定方向へ例えばピッチ走
行する図4に示すような走行体42が設けられている。
この走行体42は水平方向に走行する。さらに、走行体
42の走行方向とパッケージ治具Cの向きとは、走行体
42の向きとパッケージ治具Cの長手方向とが一致する
よう設定されている。走行体42はマガジンMから取出
されたパッケージ治具Cを載せてピッチ走行し、パッケ
ージ治具Cをその長手方向を前後に向けたまま、ローダ
20から紫外線照射炉100に向けて搬送する。ここ
で、走行体42の走行ピッチは例えば25.4mmに設
定されている。
と、この搬送路41に沿って所定方向へ例えばピッチ走
行する図4に示すような走行体42が設けられている。
この走行体42は水平方向に走行する。さらに、走行体
42の走行方向とパッケージ治具Cの向きとは、走行体
42の向きとパッケージ治具Cの長手方向とが一致する
よう設定されている。走行体42はマガジンMから取出
されたパッケージ治具Cを載せてピッチ走行し、パッケ
ージ治具Cをその長手方向を前後に向けたまま、ローダ
20から紫外線照射炉100に向けて搬送する。ここ
で、走行体42の走行ピッチは例えば25.4mmに設
定されている。
【0034】ガス吹付部50は、次工程の接着剤塗布部
60の直前に設けると最も効率的である。図2に示すよ
うにガス吹付部50は、ガス吹出器51を備えており、
このガス吹出器51は搬送路41上に突出して設けられ
ており、N2 ガスをこの搬送路41を走行する走行体4
2の上のパッケージ治具Cに吹き出すように設定されて
いる。また、ガス吹出器51はガス供給源52に接続さ
れており、イオン化されたN2 ガスを予め定められたタ
イミングにしたがって吹き出す。一方、搬送路41の図
中下方には吸引ノズル53が配置されており、この吸引
ノズル53はガス吸引部54に接続され、ガス吹出部5
1から吹き出されたN2 ガスを回収する。
60の直前に設けると最も効率的である。図2に示すよ
うにガス吹付部50は、ガス吹出器51を備えており、
このガス吹出器51は搬送路41上に突出して設けられ
ており、N2 ガスをこの搬送路41を走行する走行体4
2の上のパッケージ治具Cに吹き出すように設定されて
いる。また、ガス吹出器51はガス供給源52に接続さ
れており、イオン化されたN2 ガスを予め定められたタ
イミングにしたがって吹き出す。一方、搬送路41の図
中下方には吸引ノズル53が配置されており、この吸引
ノズル53はガス吸引部54に接続され、ガス吹出部5
1から吹き出されたN2 ガスを回収する。
【0035】なお、N2 ガスはイオン化することによ
り、静電気により付着しているダストも効果的に除去で
きる。また、ガスはN2 ガス以外の不活性ガスでもよ
い。一方、ガス吹出器51の吹出方向は次工程へダスト
が飛ばない方向が望ましい。また、ガス吹出器51の吹
出しノズル(不図示)を可動にして、搬送方向にスイン
グさせてもよい。
り、静電気により付着しているダストも効果的に除去で
きる。また、ガスはN2 ガス以外の不活性ガスでもよ
い。一方、ガス吹出器51の吹出方向は次工程へダスト
が飛ばない方向が望ましい。また、ガス吹出器51の吹
出しノズル(不図示)を可動にして、搬送方向にスイン
グさせてもよい。
【0036】図3の(a),(b)はガス吹付部50の
変形例を示す図である。ガス吹出部55は搬送路41の
側方に設けられ、N2 ガスをこの搬送路41を走行する
走行体42の上のパッケージ治具Cに吹き出すように設
定されている。また、ガス吹出器55はガス供給源56
に接続されており、イオン化されたN2 ガスを予め定め
られたタイミングにしたがって吹き出す。一方、ガス吹
出部55の搬送路41を挟んで反対側には吸引ノズル5
7が配置されており、この吸引ノズル57はガス吸引部
58に接続され、ガス吹出部55から吹き出されたN2
ガスを回収する。なお、ガスの吹出方向は上述した方向
にだけに限らず、パッケージPの搬送方向、又は、パッ
ケージPの搬送方向と交差する方向に吹き出してもよ
い。
変形例を示す図である。ガス吹出部55は搬送路41の
側方に設けられ、N2 ガスをこの搬送路41を走行する
走行体42の上のパッケージ治具Cに吹き出すように設
定されている。また、ガス吹出器55はガス供給源56
に接続されており、イオン化されたN2 ガスを予め定め
られたタイミングにしたがって吹き出す。一方、ガス吹
出部55の搬送路41を挟んで反対側には吸引ノズル5
7が配置されており、この吸引ノズル57はガス吸引部
58に接続され、ガス吹出部55から吹き出されたN2
ガスを回収する。なお、ガスの吹出方向は上述した方向
にだけに限らず、パッケージPの搬送方向、又は、パッ
ケージPの搬送方向と交差する方向に吹き出してもよ
い。
【0037】接着剤塗布部60は、搬送路41の上方に
突出するように設けられ、その吐出方向を搬送路41方
向としたディスペンサ61と、このディスペンサ61の
接着剤吐出を制御するディスペンスコントローラ62を
備えている。ディスペンサ61は直交する2方向に水平
移動し、所定の範囲内で任意に位置決めされる。接着剤
供給源(不図示)から導かれた紫外線硬化性接着剤B
を、ディスペンスコントローラ62により空圧制御され
て吐出する。
突出するように設けられ、その吐出方向を搬送路41方
向としたディスペンサ61と、このディスペンサ61の
接着剤吐出を制御するディスペンスコントローラ62を
備えている。ディスペンサ61は直交する2方向に水平
移動し、所定の範囲内で任意に位置決めされる。接着剤
供給源(不図示)から導かれた紫外線硬化性接着剤B
を、ディスペンスコントローラ62により空圧制御され
て吐出する。
【0038】蓋組込み部70は、後述する蓋供給部90
と搬送路41との間に配置された蓋位置決め機構71
と、蓋供給部90のリッドトレイ92に収納されたガラ
ス蓋Gを吸着して蓋位置決め機構71まで搬送する第1
蓋搬送機構72と、蓋位置決め機構71から搬送路41
までガラス蓋Gを搬送する第2蓋搬送機構73と、蓋用
ガス吹付部74とを備えている。
と搬送路41との間に配置された蓋位置決め機構71
と、蓋供給部90のリッドトレイ92に収納されたガラ
ス蓋Gを吸着して蓋位置決め機構71まで搬送する第1
蓋搬送機構72と、蓋位置決め機構71から搬送路41
までガラス蓋Gを搬送する第2蓋搬送機構73と、蓋用
ガス吹付部74とを備えている。
【0039】蓋位置決め機構71は、図4に示すように
本体10上に設けられたベース71aと、このベース7
1aから所定高さに支持されたチャック80を備えてい
る。チャック80は図5の(a)に示すようにガラス蓋
Gを四方向から挟む同一形の4つの爪81〜84を備え
ている。なお、爪81〜84は外形基準部材を形成して
いる。すなわち、爪81は内壁がガラス蓋Gの一辺に当
接する直方体の当接部81aと、この当接部81aの下
端に接して設けられ、当接部81aから離れるにしたが
って下方及び内側に傾斜するテーパ部81bを備えてい
る。図中82a,83a,84aは当接部、82b,8
3b,84bはテーパ部を示している。なお、爪81〜
84はチャック80の動作により図5の(b)に示すご
とくガラス蓋Gを保持する。すなわち、ガラス蓋Gはそ
の外周部の各辺の下端線がそれぞれ4つのテーパ部81
b〜84bに線接触して保持されるから、4つの爪81
〜84がなす枠内の所定位置に位置決めされることにな
る。
本体10上に設けられたベース71aと、このベース7
1aから所定高さに支持されたチャック80を備えてい
る。チャック80は図5の(a)に示すようにガラス蓋
Gを四方向から挟む同一形の4つの爪81〜84を備え
ている。なお、爪81〜84は外形基準部材を形成して
いる。すなわち、爪81は内壁がガラス蓋Gの一辺に当
接する直方体の当接部81aと、この当接部81aの下
端に接して設けられ、当接部81aから離れるにしたが
って下方及び内側に傾斜するテーパ部81bを備えてい
る。図中82a,83a,84aは当接部、82b,8
3b,84bはテーパ部を示している。なお、爪81〜
84はチャック80の動作により図5の(b)に示すご
とくガラス蓋Gを保持する。すなわち、ガラス蓋Gはそ
の外周部の各辺の下端線がそれぞれ4つのテーパ部81
b〜84bに線接触して保持されるから、4つの爪81
〜84がなす枠内の所定位置に位置決めされることにな
る。
【0040】第1蓋搬送機構部72は、本体10上に図
4中矢印α及びβ方向にスライド自在に設けられたスラ
イダ72aと、このスライダ72aに図4中矢印r方向
に回転自在に取り付けられたアーム72bと、このアー
ム72b先端に設けられガラス蓋Gを真空吸着する吸着
部72cを備えている。
4中矢印α及びβ方向にスライド自在に設けられたスラ
イダ72aと、このスライダ72aに図4中矢印r方向
に回転自在に取り付けられたアーム72bと、このアー
ム72b先端に設けられガラス蓋Gを真空吸着する吸着
部72cを備えている。
【0041】第2蓋搬送機構部73は、本体10上に設
けられたベース73aと、このベース73aに図4中矢
印Z方向にスライド自在に設けられた回転機構73b
と、この回転機構73bの鉛直方向の回転軸を中心とし
て図4中矢印R方向に回転するアーム73cと、このア
ーム73c先端に図4中上下方向にスライド自在に設け
られガラス蓋Gを真空吸着する吸着部73dを備えてい
る。
けられたベース73aと、このベース73aに図4中矢
印Z方向にスライド自在に設けられた回転機構73b
と、この回転機構73bの鉛直方向の回転軸を中心とし
て図4中矢印R方向に回転するアーム73cと、このア
ーム73c先端に図4中上下方向にスライド自在に設け
られガラス蓋Gを真空吸着する吸着部73dを備えてい
る。
【0042】蓋用ガス吹付部74は、蓋位置決め機構7
1のベース71aと、第2蓋搬送機構部73のベース7
3aとの間に配置されており、イオン化されたN2 ガス
を第2搬送機構部73の吸着部73dに保持されたガラ
ス蓋Gに吹付ける吹付けノズル74aと、ガラス蓋Gに
吹付けられたN2 ガスを回収する吸引ノズル74bと、
これら吹付けノズル74aにN2 ガスを供給するととも
に、吸引ノズル74bで回収されたN2 ガスを収容する
ガス供給・収容部74cを備えている。
1のベース71aと、第2蓋搬送機構部73のベース7
3aとの間に配置されており、イオン化されたN2 ガス
を第2搬送機構部73の吸着部73dに保持されたガラ
ス蓋Gに吹付ける吹付けノズル74aと、ガラス蓋Gに
吹付けられたN2 ガスを回収する吸引ノズル74bと、
これら吹付けノズル74aにN2 ガスを供給するととも
に、吸引ノズル74bで回収されたN2 ガスを収容する
ガス供給・収容部74cを備えている。
【0043】蓋供給部90は、図4中矢印X方向にスラ
イド移動自在に作動するXステージ91を備えている。
このXステージ91上にリッドトレイ92が載置されて
いる。リッドトレイ92には複数枚のガラス製のガラス
蓋Gが立てられた状態で一列に並べられて収納されてい
る。
イド移動自在に作動するXステージ91を備えている。
このXステージ91上にリッドトレイ92が載置されて
いる。リッドトレイ92には複数枚のガラス製のガラス
蓋Gが立てられた状態で一列に並べられて収納されてい
る。
【0044】紫外線照射炉100は、図6に示すように
矩形箱状のハウジング101を備えており、その長手方
向を走行体42の走行方向に対して垂直に向けて配置さ
れている。このハウジング101内には図中上方から紫
外線照射部102と、矩形状に形成された枠体103
と、加圧機構104を備えている。なお、図6中105
は走行体42から後述するプッシャ104d上にパッケ
ージ治具Cを移載する移載機構を示している。
矩形箱状のハウジング101を備えており、その長手方
向を走行体42の走行方向に対して垂直に向けて配置さ
れている。このハウジング101内には図中上方から紫
外線照射部102と、矩形状に形成された枠体103
と、加圧機構104を備えている。なお、図6中105
は走行体42から後述するプッシャ104d上にパッケ
ージ治具Cを移載する移載機構を示している。
【0045】紫外線照射部102は、図7に示すように
枠体103の開口部に沿って配置された直管状の紫外線
ランプ102aと、この紫外線ランプ102aの上側を
覆うように配置されたダイクロイックミラー等の反射体
カバー102bと、図中一点鎖線で示す回転軸を中心に
して回動自在に設けられ紫外線ランプ102aから枠体
103へ照射される紫外線光を所定のタイミングで遮る
ためのシャッタ102cを備えている。なお、紫外線ラ
ンプ102aからの紫外線光は枠体103を通して後述
するプッシャ104dに載置されたパッケージ治具Cへ
向けて直接に、或いは反射体カバー102bを介して照
射する。また、シャッタ102cは通常は図に示すよう
に閉じた状態となっており、紫外線ランプ102aは点
灯した状態となっている。
枠体103の開口部に沿って配置された直管状の紫外線
ランプ102aと、この紫外線ランプ102aの上側を
覆うように配置されたダイクロイックミラー等の反射体
カバー102bと、図中一点鎖線で示す回転軸を中心に
して回動自在に設けられ紫外線ランプ102aから枠体
103へ照射される紫外線光を所定のタイミングで遮る
ためのシャッタ102cを備えている。なお、紫外線ラ
ンプ102aからの紫外線光は枠体103を通して後述
するプッシャ104dに載置されたパッケージ治具Cへ
向けて直接に、或いは反射体カバー102bを介して照
射する。また、シャッタ102cは通常は図に示すよう
に閉じた状態となっており、紫外線ランプ102aは点
灯した状態となっている。
【0046】枠体103は、矩形状の枠本体103a
と、この枠本体103aの中央に設けられた矩形状の開
口部103bと、この開口部103bにその板面を上下
に向けて嵌め込まれ紫外線透過率の高い透明の石英ガラ
ス板103cと、この石英ガラス板103cの図中下面
に開口部103bに沿って一定間隔に突設されたシリコ
ン等からなる直方体状に成形されたパッド103dを備
えている。なお、パッド103dの先端はパッケージ治
具Cに、略均一な間隔で離間しながら対向している。ま
た、パッド103dのピッチは、パッケージ治具C上の
パッケージPのピッチと略一致しており、パッド103
dとパッケージPとは互いに対応する位置関係にある。
枠本体103a内部には、冷却水路103eが設けられ
ており、この冷却水路103eの両端は、パイプ103
fを介して図示しないサーキュレータ(温調器)に接続
されている。サーキュレータは、冷却水を循環させ、石
英ガラス板103c及びパッド103dの表面温度が一
定以下となるように温度制御を行っている。
と、この枠本体103aの中央に設けられた矩形状の開
口部103bと、この開口部103bにその板面を上下
に向けて嵌め込まれ紫外線透過率の高い透明の石英ガラ
ス板103cと、この石英ガラス板103cの図中下面
に開口部103bに沿って一定間隔に突設されたシリコ
ン等からなる直方体状に成形されたパッド103dを備
えている。なお、パッド103dの先端はパッケージ治
具Cに、略均一な間隔で離間しながら対向している。ま
た、パッド103dのピッチは、パッケージ治具C上の
パッケージPのピッチと略一致しており、パッド103
dとパッケージPとは互いに対応する位置関係にある。
枠本体103a内部には、冷却水路103eが設けられ
ており、この冷却水路103eの両端は、パイプ103
fを介して図示しないサーキュレータ(温調器)に接続
されている。サーキュレータは、冷却水を循環させ、石
英ガラス板103c及びパッド103dの表面温度が一
定以下となるように温度制御を行っている。
【0047】加圧装置104は、ベース104aと、こ
のベース104aに取り付けられパッド103dに対応
する位置に設けられたシリンダ104bと、このシリン
ダ104b内に配置され図8に示すようにスプリング1
04cを介して図中上下方向にスライド自在に設けられ
たプッシャ104dと、このプッシャ104d内に設け
られ一端をプッシャ104d先端に露出させた吸気路1
04eと、この吸気路104eの他端に接続された吸気
装置104fと、プッシャ104dを図中上方へ駆動す
る加圧機構104gを備えている。なお、104hは遮
光板を示している。
のベース104aに取り付けられパッド103dに対応
する位置に設けられたシリンダ104bと、このシリン
ダ104b内に配置され図8に示すようにスプリング1
04cを介して図中上下方向にスライド自在に設けられ
たプッシャ104dと、このプッシャ104d内に設け
られ一端をプッシャ104d先端に露出させた吸気路1
04eと、この吸気路104eの他端に接続された吸気
装置104fと、プッシャ104dを図中上方へ駆動す
る加圧機構104gを備えている。なお、104hは遮
光板を示している。
【0048】アンローダ110は、空のマガジンM′が
複数載置された載置部111と、紫外線照射炉100か
らパッケージ治具Cを取り出し、載置部111の空のマ
ガジンM′に収納する移載機構112を備えている。
複数載置された載置部111と、紫外線照射炉100か
らパッケージ治具Cを取り出し、載置部111の空のマ
ガジンM′に収納する移載機構112を備えている。
【0049】このように構成された封止装置では次のよ
うにしてパッケージPの封止が行われる。すなわち、ロ
ーダ20の載置部21に置かれたマガジンMから移載機
構によりパッケージ搬送機構40の走行体42に1つの
パッケージ治具Cが供給される。走行体42は搬送路4
1に沿ってピッチ走行し、ダスト除去部50のガス噴出
器51の下方に位置したときに、ガス吹出器51がN2
ガスをパッケージ治具Cに保持された各パッケージPに
吹付けてダストを吹き飛ばす。次にパッケージ治具Cが
接着剤塗布部60のディスペンサ61の下方に位置した
ときに、ディスペンスコントローラ62からの指令によ
りディスペンサ61が接着剤BをパッケージPの所定部
に塗布する。この後、走行体42はさらにピッチ走行
し、蓋組込み部70に到達する。
うにしてパッケージPの封止が行われる。すなわち、ロ
ーダ20の載置部21に置かれたマガジンMから移載機
構によりパッケージ搬送機構40の走行体42に1つの
パッケージ治具Cが供給される。走行体42は搬送路4
1に沿ってピッチ走行し、ダスト除去部50のガス噴出
器51の下方に位置したときに、ガス吹出器51がN2
ガスをパッケージ治具Cに保持された各パッケージPに
吹付けてダストを吹き飛ばす。次にパッケージ治具Cが
接着剤塗布部60のディスペンサ61の下方に位置した
ときに、ディスペンスコントローラ62からの指令によ
りディスペンサ61が接着剤BをパッケージPの所定部
に塗布する。この後、走行体42はさらにピッチ走行
し、蓋組込み部70に到達する。
【0050】一方、蓋供給部90では、Xステージ91
に載置されたリッドトレイ92から1枚のガラス蓋Gの
図4中左側の面を第1蓋搬送機構72の吸着部72cに
よって吸着する。次にアーム72bをガラス蓋Gが水平
になるまで回転させるとともに、スライダ72aを蓋位
置決め機構71の中心に位置するまで図4中左方向に移
動させる。さらにスライダ72aを図中下方に移動さ
せ、チャック80の爪81〜84の当接部81aの高さ
より僅かに低い位置で停止する。次にチャック80を図
5の(a)に示すように作動させ、爪81〜84を閉じ
てゆく。テーパ部81b〜84bのいずれかがガラス蓋
Gの辺の下端線に当接した時点で吸着部72cを吸着を
停止し、スライダ72aを上昇させる。さらにチャック
80を作動させ、爪81〜84を閉じてゆく。閉じてゆ
くにしたがってガラス蓋Gの各辺の下端線が4つの爪8
1〜84のテーパ部81b〜84bにそれぞれ線接触す
るから、このガラス蓋Gの鉛直方向の回転ずれが補正さ
れる。当接部81a〜84aがそれぞれガラス蓋Gの各
辺の下端線に当接した時点でチャック80の作動を停止
する。この時点でガラス蓋Gが所定の位置に位置決めさ
れる。
に載置されたリッドトレイ92から1枚のガラス蓋Gの
図4中左側の面を第1蓋搬送機構72の吸着部72cに
よって吸着する。次にアーム72bをガラス蓋Gが水平
になるまで回転させるとともに、スライダ72aを蓋位
置決め機構71の中心に位置するまで図4中左方向に移
動させる。さらにスライダ72aを図中下方に移動さ
せ、チャック80の爪81〜84の当接部81aの高さ
より僅かに低い位置で停止する。次にチャック80を図
5の(a)に示すように作動させ、爪81〜84を閉じ
てゆく。テーパ部81b〜84bのいずれかがガラス蓋
Gの辺の下端線に当接した時点で吸着部72cを吸着を
停止し、スライダ72aを上昇させる。さらにチャック
80を作動させ、爪81〜84を閉じてゆく。閉じてゆ
くにしたがってガラス蓋Gの各辺の下端線が4つの爪8
1〜84のテーパ部81b〜84bにそれぞれ線接触す
るから、このガラス蓋Gの鉛直方向の回転ずれが補正さ
れる。当接部81a〜84aがそれぞれガラス蓋Gの各
辺の下端線に当接した時点でチャック80の作動を停止
する。この時点でガラス蓋Gが所定の位置に位置決めさ
れる。
【0051】次に第2搬送機構73の回転機構73bを
作動させ、吸着部73dにより蓋位置決め機構71のチ
ャック80に保持されたガラス蓋Gを吸着する。回転機
構73bを作動させ、走行体42上のパッケージ治具C
に保持されたパッケージPの所定位置にガラス蓋Gを載
置する。そして、パッケージ治具C上の全てのパッケー
ジPにガラス蓋Gを載せた後、走行体42を紫外線照射
炉100へ向けて走行させる。
作動させ、吸着部73dにより蓋位置決め機構71のチ
ャック80に保持されたガラス蓋Gを吸着する。回転機
構73bを作動させ、走行体42上のパッケージ治具C
に保持されたパッケージPの所定位置にガラス蓋Gを載
置する。そして、パッケージ治具C上の全てのパッケー
ジPにガラス蓋Gを載せた後、走行体42を紫外線照射
炉100へ向けて走行させる。
【0052】なお、第2蓋搬送機構73の吸着部73a
が蓋用ガス吹付部74近傍を通過する際に、吸着部73
aに吸着されたガラス蓋Gに吹付けノズル74aからイ
オン化されたN2 ガスを吹付け、ダストを除去した後、
ガラス蓋GをパッケージPに載置するようにしてもよ
い。このとき、N2 ガスを吸引ノズル74bで回収する
ことにより、吹き飛ばしたダストが他のガラス蓋G等に
付着することがない。この場合も、ガス吹付部50と同
様に種々の変形をしてもよい。
が蓋用ガス吹付部74近傍を通過する際に、吸着部73
aに吸着されたガラス蓋Gに吹付けノズル74aからイ
オン化されたN2 ガスを吹付け、ダストを除去した後、
ガラス蓋GをパッケージPに載置するようにしてもよ
い。このとき、N2 ガスを吸引ノズル74bで回収する
ことにより、吹き飛ばしたダストが他のガラス蓋G等に
付着することがない。この場合も、ガス吹付部50と同
様に種々の変形をしてもよい。
【0053】一方、走行体42が搬送路41の終端に到
着した時点で、移載機構105によりパッケージ治具C
を下側から支持するとともに、パッケージ治具Cの長手
方向と紫外線照射炉100の長手方向とが一致するよう
に90度回転させる。さらに移載機構105によりパッ
ケージ治具CをパッケージPが対応するプッシャ104
dの先端に当接するようにプッシャ104dの上に載置
する。
着した時点で、移載機構105によりパッケージ治具C
を下側から支持するとともに、パッケージ治具Cの長手
方向と紫外線照射炉100の長手方向とが一致するよう
に90度回転させる。さらに移載機構105によりパッ
ケージ治具CをパッケージPが対応するプッシャ104
dの先端に当接するようにプッシャ104dの上に載置
する。
【0054】次に加圧機構104gを作動させることに
より、スプリング104cの引張力に抗しながらプッシ
ャ104dを押し上げる。プッシャ104dの上昇に伴
ってパッケージ治具Cが上昇すると、パッケージPのガ
ラス蓋Gに枠体103のパッド103dが弾性的に当接
し、ガラス蓋GがパッケージPに押付けられる。なお、
ガラス蓋GをパッケージPに押付ける力は、それぞれ均
一な値(例えば2kgf程度)になるように設定されてい
る。
より、スプリング104cの引張力に抗しながらプッシ
ャ104dを押し上げる。プッシャ104dの上昇に伴
ってパッケージ治具Cが上昇すると、パッケージPのガ
ラス蓋Gに枠体103のパッド103dが弾性的に当接
し、ガラス蓋GがパッケージPに押付けられる。なお、
ガラス蓋GをパッケージPに押付ける力は、それぞれ均
一な値(例えば2kgf程度)になるように設定されてい
る。
【0055】次に、シャッタ102cを開き、紫外線ラ
ンプ102aからの紫外線光を枠体103に照射する。
照射された紫外線光は、石英ガラス板103c及びガラ
ス蓋Gを透過して、接着剤Bに到達する。そして、ガラ
ス蓋GがパッケージPに押付けられると同時に、接着剤
Bが硬化し、ガラス蓋GとパッケージPとの間が気密的
に塞がれ、ガラス蓋GとパッケージPとの接着が完了す
る。そして、シャッタ102cが開いてから60秒後に
シャッタ102cを閉じる。なお、冷却水路103eに
はサーキュレータにより石英ガラス103cの温度に応
じて適当な量の冷却水が循環し、一定温度が保たれる。
したがって、固体撮像素子Dが熱により破壊したり、接
着剤Bが熱により発泡することはない。
ンプ102aからの紫外線光を枠体103に照射する。
照射された紫外線光は、石英ガラス板103c及びガラ
ス蓋Gを透過して、接着剤Bに到達する。そして、ガラ
ス蓋GがパッケージPに押付けられると同時に、接着剤
Bが硬化し、ガラス蓋GとパッケージPとの間が気密的
に塞がれ、ガラス蓋GとパッケージPとの接着が完了す
る。そして、シャッタ102cが開いてから60秒後に
シャッタ102cを閉じる。なお、冷却水路103eに
はサーキュレータにより石英ガラス103cの温度に応
じて適当な量の冷却水が循環し、一定温度が保たれる。
したがって、固体撮像素子Dが熱により破壊したり、接
着剤Bが熱により発泡することはない。
【0056】次にアンローダ110の移載機構112に
よりパッケージ治具Cを取り出し、載置部111に載置
された空のマガジンM′に収納する。上述したように本
実施例の封止装置においては、接着剤として紫外線硬化
性接着剤Bを用いることにより、ローダ20、パッケー
ジ搬送部30、ダスト除去部50、接着剤塗布部60、
蓋組込み部70、蓋供給部90、紫外線照射炉100及
びアンローダ110が本体10上に設けることができ、
接着材Bの塗布及びガラス蓋Gの組込み及び接着剤硬化
の作業を流し化することが可能である。また、蓋封止が
複数のパッケージPを保持したパッケージ治具C単位で
一括に行われるので、生産タクトタイムを短縮できる。
したがって、生産効率が向上する。
よりパッケージ治具Cを取り出し、載置部111に載置
された空のマガジンM′に収納する。上述したように本
実施例の封止装置においては、接着剤として紫外線硬化
性接着剤Bを用いることにより、ローダ20、パッケー
ジ搬送部30、ダスト除去部50、接着剤塗布部60、
蓋組込み部70、蓋供給部90、紫外線照射炉100及
びアンローダ110が本体10上に設けることができ、
接着材Bの塗布及びガラス蓋Gの組込み及び接着剤硬化
の作業を流し化することが可能である。また、蓋封止が
複数のパッケージPを保持したパッケージ治具C単位で
一括に行われるので、生産タクトタイムを短縮できる。
したがって、生産効率が向上する。
【0057】一方、接着剤Bの塗布をガラス蓋Gをパッ
ケージPに組込む直前に行われるので、接着剤Bが供給
されたパッケージPの搬送距離が大幅に短くなり、接着
剤Bにダストが付着しにくい。また、ガラス蓋Gの位置
決めにおいてはガラス蓋Gの固体撮像素子D側の面にチ
ャック等の部材が接触することなく搬送及び位置決めを
行うことができるので、ダストが付着することがない。
したがって、ダスト管理が容易であり、製品の歩留まり
が向上する。
ケージPに組込む直前に行われるので、接着剤Bが供給
されたパッケージPの搬送距離が大幅に短くなり、接着
剤Bにダストが付着しにくい。また、ガラス蓋Gの位置
決めにおいてはガラス蓋Gの固体撮像素子D側の面にチ
ャック等の部材が接触することなく搬送及び位置決めを
行うことができるので、ダストが付着することがない。
したがって、ダスト管理が容易であり、製品の歩留まり
が向上する。
【0058】さらに、ガラス蓋GをパッケージPに略均
等な力で押し付けることができるので、接着剤Bの厚さ
をパッケージPについて均等に設定することができ、製
品の歩留まり向上に寄与する。
等な力で押し付けることができるので、接着剤Bの厚さ
をパッケージPについて均等に設定することができ、製
品の歩留まり向上に寄与する。
【0059】なお、前述した冷却水路103e及びサー
キュレータは次のような理由で設けられている。すなわ
ち、紫外線硬化による接着に必要な照射時間は、通常5
秒程度で十分な接着強度を得ることができる。しかしな
がら、前述したような固体撮像装置において要求される
気密性を得るには、紫外線(UV)強度200mW/c
m2 以上(波長365nmの強度)の場合には必要な照
射時間が60秒程度となる。したがって、封止装置を連
続運転すると、60秒間の紫外線照射と、10秒間のイ
ンターバルを繰り返すことになり、石英ガラス板103
c及びパッド103dの表面温度が約300℃まで上昇
する。この温により固体撮像素子Dが破壊したり、接着
剤Bに気泡が発生し、製品歩留まりが低下する虞があ
る。
キュレータは次のような理由で設けられている。すなわ
ち、紫外線硬化による接着に必要な照射時間は、通常5
秒程度で十分な接着強度を得ることができる。しかしな
がら、前述したような固体撮像装置において要求される
気密性を得るには、紫外線(UV)強度200mW/c
m2 以上(波長365nmの強度)の場合には必要な照
射時間が60秒程度となる。したがって、封止装置を連
続運転すると、60秒間の紫外線照射と、10秒間のイ
ンターバルを繰り返すことになり、石英ガラス板103
c及びパッド103dの表面温度が約300℃まで上昇
する。この温により固体撮像素子Dが破壊したり、接着
剤Bに気泡が発生し、製品歩留まりが低下する虞があ
る。
【0060】一方、温度上昇を防止するために熱線カッ
トフィルタやコールドミラーを用いるものがある。しか
しながら、熱線カットフィルタやコールドミラーを通し
て紫外線照射をした場合には、紫外線強度が20%程度
低下するため、紫外線ランプを高容量のものにする必要
があった。このため、紫外線照射炉及び電源が大型化
し、ひいては封止装置自体が大型になるという問題があ
った。また、紫外線ランプの容量がそのままであると生
産効率が低下するという問題もあった。
トフィルタやコールドミラーを用いるものがある。しか
しながら、熱線カットフィルタやコールドミラーを通し
て紫外線照射をした場合には、紫外線強度が20%程度
低下するため、紫外線ランプを高容量のものにする必要
があった。このため、紫外線照射炉及び電源が大型化
し、ひいては封止装置自体が大型になるという問題があ
った。また、紫外線ランプの容量がそのままであると生
産効率が低下するという問題もあった。
【0061】このため、冷却水路103eを設けること
によって、石英ガラス板103c及びパッド103dを
積極的に冷却し、温度制御を行うことにより、固体撮像
素子Dに与える熱ダメージ及び接着剤Bの発泡を防止
し、製品歩留りを向上させることができる。
によって、石英ガラス板103c及びパッド103dを
積極的に冷却し、温度制御を行うことにより、固体撮像
素子Dに与える熱ダメージ及び接着剤Bの発泡を防止
し、製品歩留りを向上させることができる。
【0062】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではない。すなわち、上述した実施例において
は、ガラス蓋GをパッケージPに押付けるパッド103
dはガラス蓋Gに面接触するように直方体状に形成され
ているが、例えば図9の(a)に示すようにパッド12
0に曲面120aを形成してもよく、図9の(b)に示
すようにパッド121に溝121a,121bを形成し
てもよい。また、外形基準部材として爪81〜84は図
5に示すように形成したが、爪の代わりに図10に示す
ようにローラ131〜134をガラス蓋Gの端面に当接
させることにより、ガラス蓋Gの位置補正を行うように
してもよい。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
るものではない。すなわち、上述した実施例において
は、ガラス蓋GをパッケージPに押付けるパッド103
dはガラス蓋Gに面接触するように直方体状に形成され
ているが、例えば図9の(a)に示すようにパッド12
0に曲面120aを形成してもよく、図9の(b)に示
すようにパッド121に溝121a,121bを形成し
てもよい。また、外形基準部材として爪81〜84は図
5に示すように形成したが、爪の代わりに図10に示す
ようにローラ131〜134をガラス蓋Gの端面に当接
させることにより、ガラス蓋Gの位置補正を行うように
してもよい。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、紫外
線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱が
不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮す
ることができる。また、接着剤塗布をバッチ処理としな
くてもよい。一方、ガス吹付部を設けたことにより、パ
ッケージ内のダストを除去するとともに、接着剤塗布部
においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤を塗布す
るようにし、搬送や位置決めの際にダストの付着しやす
い蓋には接着剤を塗布しないようにした。さらに蓋を垂
直にして待機させるととともに、蓋の外周部を外形基準
部材に当接させることにより固体撮像素子側である内面
に接触することなく位置決めを行うことができるので、
蓋にダストが付着することを防止できる。また、蓋の搬
送は蓋の外面を吸着することにより行うので蓋の内面に
は蓋供給部からパッケージ取り付けまで接触する部材は
なく、ダスト管理が容易である。したがって、固体撮像
装置の蓋封止作業の流し化が可能で、生産効率及び製品
歩留まりを向上させることが可能となる。
線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加熱が
不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短縮す
ることができる。また、接着剤塗布をバッチ処理としな
くてもよい。一方、ガス吹付部を設けたことにより、パ
ッケージ内のダストを除去するとともに、接着剤塗布部
においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤を塗布す
るようにし、搬送や位置決めの際にダストの付着しやす
い蓋には接着剤を塗布しないようにした。さらに蓋を垂
直にして待機させるととともに、蓋の外周部を外形基準
部材に当接させることにより固体撮像素子側である内面
に接触することなく位置決めを行うことができるので、
蓋にダストが付着することを防止できる。また、蓋の搬
送は蓋の外面を吸着することにより行うので蓋の内面に
は蓋供給部からパッケージ取り付けまで接触する部材は
なく、ダスト管理が容易である。したがって、固体撮像
装置の蓋封止作業の流し化が可能で、生産効率及び製品
歩留まりを向上させることが可能となる。
【0064】一方、請求項2に記載した発明によれば、
紫外線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加
熱が不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短
縮することができる。また、接着剤塗布をバッチ処理と
しなくてもよい。一方、ダスト除去部を設けたことによ
り、パッケージ内のダストを除去するとともに、接着剤
塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤を
塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダストの付着
しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。また、
紫外線照射炉においてパッケージに紫外線光を照射する
際に、パッケージと蓋と押し付ける加圧手段に冷却流体
の流れる冷却路を設けたことにより、紫外線照射の効率
を維持したまま紫外線照射による温度上昇を抑えること
ができ、紫外線硬化性接着剤の発泡現象やパッケージの
熱ダメージを防止することができる。接着剤硬化時にお
いて効率よく硬化を行うことができるとともに、パッケ
ージを適正温度に保つことにより、さらに生産効率及び
製品歩留まりを向上させることが可能である。
紫外線硬化性接着剤を用いるためにエアー抜きの予備加
熱が不要となるとともに、接着剤の硬化時間を大幅に短
縮することができる。また、接着剤塗布をバッチ処理と
しなくてもよい。一方、ダスト除去部を設けたことによ
り、パッケージ内のダストを除去するとともに、接着剤
塗布部においてパッケージに直接紫外線硬化性接着剤を
塗布するようにし、搬送や位置決めの際にダストの付着
しやすい蓋には接着剤を塗布しないようにした。また、
紫外線照射炉においてパッケージに紫外線光を照射する
際に、パッケージと蓋と押し付ける加圧手段に冷却流体
の流れる冷却路を設けたことにより、紫外線照射の効率
を維持したまま紫外線照射による温度上昇を抑えること
ができ、紫外線硬化性接着剤の発泡現象やパッケージの
熱ダメージを防止することができる。接着剤硬化時にお
いて効率よく硬化を行うことができるとともに、パッケ
ージを適正温度に保つことにより、さらに生産効率及び
製品歩留まりを向上させることが可能である。
【0065】請求項3に記載された発明によれば、ガス
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、パッケー
ジに静電気により付着しているダストを効果的に除去す
ることができる。
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、パッケー
ジに静電気により付着しているダストを効果的に除去す
ることができる。
【0066】請求項4に記載された発明によれば、ガス
の吹付け方向を可変とすることにより、パッケージ治具
に保持された複数のパッケージに効果的にガスを吹付け
ることができる。
の吹付け方向を可変とすることにより、パッケージ治具
に保持された複数のパッケージに効果的にガスを吹付け
ることができる。
【0067】請求項5に記載された発明によれば、ガス
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
りパッケージに吹付けられ、除去されたダストが含まれ
たガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされること
を防止できる。
を吸引する吸引部を備えていることで、ガス吹付部によ
りパッケージに吹付けられ、除去されたダストが含まれ
たガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされること
を防止できる。
【0068】請求項6に記載された発明によれば、蓋に
ガスを吹付ける蓋用ガス吹付部を備えているので、パッ
ケージに蓋を組み込む前に蓋に付着したダストを除去す
ることができる。
ガスを吹付ける蓋用ガス吹付部を備えているので、パッ
ケージに蓋を組み込む前に蓋に付着したダストを除去す
ることができる。
【0069】請求項7に記載された発明によれば、ガス
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、蓋に静電
気により付着しているダストを効果的に除去することが
できる。
をイオン化されたN2 ガスとすることにより、蓋に静電
気により付着しているダストを効果的に除去することが
できる。
【0070】請求項8に記載された発明によれば、ガス
の吹付け方向を可変とすることにより、蓋に効果的にガ
スを吹付けることができる。請求項9に記載された発明
によれば、ガスを吸引する吸引部を備えていることで、
ガス吹付部により蓋に吹付けられ、除去されたダストが
含まれたガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされ
ることを防止できる。
の吹付け方向を可変とすることにより、蓋に効果的にガ
スを吹付けることができる。請求項9に記載された発明
によれば、ガスを吸引する吸引部を備えていることで、
ガス吹付部により蓋に吹付けられ、除去されたダストが
含まれたガスを吸引できるので、ダストが撒き散らされ
ることを防止できる。
【図1】本発明の一実施例に係る封止装置を示す斜視
図。
図。
【図2】同封止装置に組込まれたガス吹付部を示す正面
図。
図。
【図3】同封止装置に組込まれたガス吹付部の変形例を
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図。
示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図4】同封止装置に組込まれた蓋供給部の概略を示す
側面図。
側面図。
【図5】同封止装置に組込まれた蓋組込み部の蓋位置決
め機構の爪を示す斜視図であって、(a)はチャックを
開いた状態、(b)はチャックを閉じた状態。
め機構の爪を示す斜視図であって、(a)はチャックを
開いた状態、(b)はチャックを閉じた状態。
【図6】同封止装置に組込まれた紫外線照射炉の概略を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図7】同紫外線照射炉の要部を一部切欠して示す側面
図。
図。
【図8】同紫外線照射炉に組込まれた枠体とプッシャを
示す断面図。
示す断面図。
【図9】同紫外線照射炉に組込まれたパッドの変形例を
示す斜視図であって、(a)は第1変形例、(b)は第
2変形例。
示す斜視図であって、(a)は第1変形例、(b)は第
2変形例。
【図10】同封止装置に組込まれた蓋供給部の蓋位置決
め機構の変形例を示す断面図。
め機構の変形例を示す断面図。
【図11】従来の封止装置の封止方法を示す断面図。
10…本体 20…ローダ 21…載置部 30…パッケージ
搬送部 40…パッケージ搬送機構 41…搬送路 42…走行体 50…ガス吹付部 51,55…ガス吹出器 52,56…ガス
貯蔵部 53,57…吸引ノズル 54,58…ガス
吸引部 60…接着剤塗布部 61…ディスペン
サ 62…ディスペンスコントローラ 70…蓋組込み部 71…蓋位置決め
機構 71a…ベース 72…第1蓋搬送
機構 72a…スライダ 72b…アーム 72c…吸着部 73…第2蓋搬送
機構部 73a…ベース 73b…回転機構 73c…アーム 73d…吸着部 74…蓋用ガス吹付部 74a…吹付けノ
ズル 74b…吸引ノズル 74c…ガス供給
・収容部 80,130…チャック 81〜84…爪 81a〜84a…当接部 81b〜84b…
テーパ部 90…蓋供給部 91…Xステージ 92…リッドトレイ 100…紫外線照
射炉 101…ハウジング 102…紫外線照
射部 102a…紫外線ランプ 102b…反射体
カバー 102c…シャッタ 103…枠体 103a…枠本体 103b…開口部 103c…石英ガラス板 103d,12
0,121…パッド 103e…冷却水路 104…加圧装置 104a…ベース 104b…シリン
ダ 104c…スプリング 104d…プッシ
ャ 104e…吸気路 104f…吸気装
置 104g…加圧機構 104h…遮光板 105…移載機構 110…アンロー
ダ 111…載置部 112…移載機構 131〜134…ローラ
搬送部 40…パッケージ搬送機構 41…搬送路 42…走行体 50…ガス吹付部 51,55…ガス吹出器 52,56…ガス
貯蔵部 53,57…吸引ノズル 54,58…ガス
吸引部 60…接着剤塗布部 61…ディスペン
サ 62…ディスペンスコントローラ 70…蓋組込み部 71…蓋位置決め
機構 71a…ベース 72…第1蓋搬送
機構 72a…スライダ 72b…アーム 72c…吸着部 73…第2蓋搬送
機構部 73a…ベース 73b…回転機構 73c…アーム 73d…吸着部 74…蓋用ガス吹付部 74a…吹付けノ
ズル 74b…吸引ノズル 74c…ガス供給
・収容部 80,130…チャック 81〜84…爪 81a〜84a…当接部 81b〜84b…
テーパ部 90…蓋供給部 91…Xステージ 92…リッドトレイ 100…紫外線照
射炉 101…ハウジング 102…紫外線照
射部 102a…紫外線ランプ 102b…反射体
カバー 102c…シャッタ 103…枠体 103a…枠本体 103b…開口部 103c…石英ガラス板 103d,12
0,121…パッド 103e…冷却水路 104…加圧装置 104a…ベース 104b…シリン
ダ 104c…スプリング 104d…プッシ
ャ 104e…吸気路 104f…吸気装
置 104g…加圧機構 104h…遮光板 105…移載機構 110…アンロー
ダ 111…載置部 112…移載機構 131〜134…ローラ
Claims (9)
- 【請求項1】固体撮像素子を収納したパッケージに紫外
線硬化性接着剤を介して光透過性の蓋を接着する固体撮
像装置の蓋封止装置において、 複数の前記パッケージを保持したパッケージ治具と、 複数の前記パッケージ治具を収納したマガジンと、 複数の前記マガジンを収納するためのローダと、 前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を載置
し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、 前記パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付け
るガス吹付部と、 前記パッケージに紫外線硬化性接着剤を塗布する接着剤
塗布部と、 複数の前記蓋を垂直方向に立てて保持するための蓋保持
部と、 前記蓋を水平にして載置したときに前記蓋の外周部に当
接し、前記蓋を所定の位置に位置決めする外形基準部材
と、 前記蓋保持部から前記蓋をその一方の面を吸着すること
により搬送し、前記外形基準部材に水平にして載置する
第1の蓋搬送機構部と、 前記外形基準部材から前記蓋をその一方の面を吸着する
ことにより搬送し、前記パッケージ治具により保持され
た前記パッケージに前記蓋を組込む第2の蓋搬送機構部
と、 前記パッケージ治具を収納し、前記紫外線硬化性接着剤
に紫外線を照射し、前記紫外線硬化性接着剤を硬化させ
て前記蓋を前記パッケージに固定する紫外線照射炉と、 前記紫外線照射炉から取出された前記パッケージ治具を
収納するアンローダとを備えていることを特徴とする固
体撮像装置の蓋封止装置。 - 【請求項2】固体撮像素子を収納したパッケージに紫外
線硬化性接着剤を介して光透過性の蓋を接着する固体撮
像装置の蓋封止装置において、 複数の前記パッケージを保持したパッケージ治具と、 複数の前記パッケージ治具を収納したマガジンと、 複数の前記マガジンを収納するためのローダと、 前記マガジンから供給された前記パッケージ治具を載置
し所定ピッチで搬送するパッケージ搬送機構部と、 前記パッケージ治具上の前記パッケージにガスを吹付け
るガス吹付部と、 前記パッケージに紫外線硬化性接着剤を塗布する接着剤
塗布部と、 複数の前記蓋を待機させるための蓋供給部と、 この蓋供給部から前記蓋を取出して搬送し、前記パッケ
ージ治具により保持された前記パッケージに前記蓋を組
込む蓋搬送機構部と、 前記パッケージ治具を収納し、前記紫外線硬化性接着剤
に紫外線を照射し、前記紫外線硬化性接着剤を硬化させ
て前記蓋を前記パッケージに固定する紫外線照射炉と、 この紫外線照射炉に設けられ前記パッケージ治具を押圧
して前記パッケージと前記蓋とを同時に加圧する加圧手
段と、 この加圧手段に設けられ冷却流体が流れる流体路と、 前記紫外線照射炉から取出された前記パッケージ治具を
収納するアンローダとを備えていることを特徴とする固
体撮像装置の蓋封止装置。 - 【請求項3】前記ガスは、前記パッケージに付着したダ
ストを除去するためのイオン化されたN2 ガスであるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置
の蓋封止装置。 - 【請求項4】前記ガス吹付部による前記ガスの吹付け方
向が可変であることを特徴とする請求項1または2に記
載の固体撮像装置の蓋封止装置。 - 【請求項5】前記ガス吹付部から吹き出された前記ガス
を吸引する吸引部を備えていることを特徴とする請求項
1または2に記載の固体撮像装置の蓋封止装置。 - 【請求項6】前記蓋搬送機構部は、搬送されている前記
蓋にガスを吹付ける蓋用ガス吹付部を備えていることを
特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置の蓋
封止装置。 - 【請求項7】前記ガスは、前記パッケージに付着したダ
ストを除去するためのイオン化されたN2 ガスであるこ
とを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置の蓋封止
装置。 - 【請求項8】前記ガス吹付部による前記ガスの吹付け方
向が前記パッケージの搬送方向、又は、搬送方向と交差
する方向に可変であることを特徴とする請求項6に記載
の固体撮像装置の蓋封止装置。 - 【請求項9】前記ガス吹付部から吹き出された前記ガス
を吸引する吸引部を備えていることを特徴とする請求項
6に記載の固体撮像装置の蓋封止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286518A JPH08148664A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 固体撮像装置の蓋封止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286518A JPH08148664A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 固体撮像装置の蓋封止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148664A true JPH08148664A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17705452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6286518A Pending JPH08148664A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 固体撮像装置の蓋封止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08148664A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010068777A (ko) * | 2000-01-10 | 2001-07-23 | 박종섭 | 시시디 패키지 제조용 이물 제거 시스템 |
KR100394488B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-08-14 | (주)트라이맥스 | 반도체 보호패키지 제조용 가압트레이 |
KR100394487B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-08-14 | (주)트라이맥스 | 반도체 보호패키지 제조장치 및 제조방법 |
JP2006086357A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 電子部品組立方法 |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP6286518A patent/JPH08148664A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010068777A (ko) * | 2000-01-10 | 2001-07-23 | 박종섭 | 시시디 패키지 제조용 이물 제거 시스템 |
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KR100394487B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-08-14 | (주)트라이맥스 | 반도체 보호패키지 제조장치 및 제조방법 |
JP2006086357A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 電子部品組立方法 |
JP4655194B2 (ja) * | 2004-09-16 | 2011-03-23 | 澁谷工業株式会社 | 電子部品組立方法 |
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