JPH08146616A

JPH08146616A - ドラム型転写装置

Info

Publication number: JPH08146616A
Application number: JP6285293A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Yamamoto; 敏行山本; Junichi Tamura; 純一田村; Katsuji Fujita; 勝司藤田; Masato Doi; 正人土居
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1994-11-18
Filing date: 1994-11-18
Publication date: 1996-06-07
Also published as: EP0713147A3; EP0713147A2; US5585904A

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、転写むらをなくし画質向上をはか
った装置、転写ずれをなくし画質向上をはかった装置を
提供する。【構成】ドラム表面を粘着性シートで覆ったドラムで
転写するドラム型転写装置において、前記粘着性シート
で覆ったドラムと、前記ドラムに粘着性シートの先端を
固定する先端固定手段と、前記ドラムに前記粘着性シー
ト後端を固定する後端固定手段と、前記ドラムに前記粘
着性シートの先端固定と後端固定後の弛みを取る弛み取
り手段と、を備えたドラム型転写装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はドラム型転写装置に係わ
り、さらに詳しくは転写むら、転写ずれ、誤操作防止、
作業性の向上、火傷の安全性等を図ったドラム型転写装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、回転ドラムに印刷本紙を固定
しピンバーによりドラムに転写フイルムを装着して加圧
ローラで加圧して印刷本紙に転写するドラム型転写装置
がある。従来のセット方法として印刷本紙と転写フイル
ムとを重ね合わせた後、ドラムにセットするものがあ
り、また、転写フイルムの先端をドラムに固定して、手
で転写フイルムの後端を持ち上げる等して転写フイルム
のしわをなくすものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドラム
転写装置における転写作業は手作業で行っており、精度
をだすのに手間がかかり、また熟練をようしている。さ
らに、転写フイルムのしわの発生、ローラ圧力または熱
による転写むら、ドラムへの転写フイルムの誤転写、ピ
ンバーの取扱い時の火傷等があることが分かった。

【０００４】本発明は上記の課題の少なくとも１つを解
決すべくなされたもので、本発明のドラム型転写装置は
転写むらをなくし画質向上をした装置、転写ずれをなく
し画質向上をした装置、火傷をなくして安全性の向上を
した装置、また、作業性の向上、誤操作防止等をはかっ
た装置、を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、（１）ドラム表面を粘
着性シートで覆ったドラムで転写するドラム型転写装置
において、前記粘着性シートで覆ったドラムと、前記ド
ラムに粘着性シートの先端を固定する先端固定手段と、
前記ドラムに前記粘着性シート後端を固定する後端固定
手段と、前記ドラムに前記粘着性シートの先端固定と後
端固定後の弛みを取る弛み取り手段と、を備えたことを
特徴とするドラム型転写装置であり、（２）印刷本紙，
転写フイルムのシート類を加熱されたドラム手段上に固
定して回転し転写するドラム型転写装置において、少な
くとも表面の一部が断熱材を有し前記印刷本紙、転写フ
イルムのシート類のドラムへ固定をするシート類固定手
段を前記ドラム手段に備えたことを特徴とするドラム型
転写装置であり、（３）前記シート類固定手段が前記転
写フイルムの先端を位置決めするピンバー部材および／
または転写フイルムを剥離する剥離部材であることを特
徴とする（２）記載のドラム型転写装置であり、（４）
前記シート類固定手段が印刷本紙の位置合わせ部を有す
ることを特徴とする（２）または（３）記載のドラム型
転写装置であり、（５）ドラムに印刷本紙を巻付けて固
定し転写フイルムで転写するドラム型転写装置におい
て、前記ドラムに前記印刷本紙の有無および／または前
記印刷本紙の少なくとも幅方向の長さを光学的に検知す
る光学的検知手段を備えたことを特徴とするドラム型転
写装置であり、（６）前記光学的検知手段が発光部と受
光部とを有する透過型および／または反射型の光学的検
知であることを特徴とする（５）記載のドラム型転写装
置であり、（７）転写フイルムの先端をドラムに装着し
加圧ローラで加圧するドラム型転写装置において、前記
転写フイルムを装着するドラム手段と、加圧ローラ長さ
方向において、中央部が圧力最低値となるよう加圧する
加圧ローラ手段と、前記加圧ローラを転写フイルムに加
圧する加圧手段と、を備えたことを特徴とするドラム型
転写装置であり、（８）前記ドラム手段に加熱源を有し
たことを特徴とする（７）記載のドラム型転写装置であ
り、（９）前記加圧ローラ手段が、加圧ローラの表面が
ビッカース硬度30°から80°の弾性体であることを特徴
とする（８）記載のドラム型転写装置であり、（10）前
記ドラム手段が、ドラム表面に厚さ75から175μmのペッ
トベースで、厚さ30から80μmのシリコン層の粘着性シ
ートを有することを特徴とする（８）記載のドラム型転
写装置であり、（11）転写フイルムの先端をドラムに装
着し加圧して転写するドラム型転写装置において、第１
の位置で転写フイルムをセットし、第２の位置で転写フ
イルムの自重により張力をあたえ、転写フイルムを第３
の位置で加圧するドラム手段を備えたことを特徴とする
ドラム型転写装置であり、（12）転写フイルムの先端を
ドラムに装着し加圧して転写するドラム型転写装置にお
いて、転写フイルムの先端を装着するドラムと、転写フ
イルムを加圧する加圧ローラと、前記加圧ローラをドラ
ム外側に沿い回動する加圧ローラ回動手段と、前記加圧
ローラをドラムに圧接する加圧手段と、を備えたことを
特徴とするドラム型転写装置であり、（13）転写フイル
ムの先端をドラムに装着し加圧して転写するドラム型転
写装置において、前記転写フイルムの先端を装着するド
ラムと、転写フイルムの先端を固定する転写フイルム先
端固定部材と、ドラムの近傍に転写フイルムを持ち上げ
る持ち上げ手段と、を備えたことを特徴とするドラム型
転写装置であり、（14）ピンバー方式により転写フイル
ムをドラムに位置決めするドラム型転写装置において、
前記転写フイルムの先端を装着するドラムと、前記ドラ
ムに摺動可能にした前記転写フイルムを幅方向に張力を
あたえるピン部材と、前記ピン部材をドラム軸と平行に
付勢する弾性部材と、を備えたことを特徴とするドラム
型転写装置である。

【０００６】ここで、「ドラム手段」とは、印刷本紙を
巻き付け、また転写フイルムの先端を装着するドラム手
段をいう。また、「粘着性シート」とは、印刷本紙をド
ラムに固定し易くするためにドラムに巻き付ける粘着性
のシートをいう。「シート類」とは粘着シート、印刷本
紙、転写フイルムをいう。また、「先端固定手段」とは
粘着性シートの先端を固定する手段をいう。「後端固定
手段」とは粘着性シートの後端を固定する手段をいう。
「弛み取り手段」とは粘着性シートの弛みをとる手段で
ある。「断熱材」とは火傷しにくいプラスチック、ゴム
等の材質をいう。

【０００７】また、「ピンバー部材」はドラムに転写フ
イルムをピンで位置決めする部材をいう。また、「剥離
部材」は転写フイルムを剥離する部材をいう。さらに、
「光学的検知手段」とは光学的に印刷本紙の位置、幅、
長さ等を検知する手段で、透過型または反射型の発光部
と受光部を有する検知手段である。

【０００８】

【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。

【０００９】（実施例１）図１は、転写方式の校正刷り
作成システムの説明図である。工程を大きくわけると露
光工程、現像工程、転写工程になる。露光工程では支持
層71、剥離層72、転写層73よりなる転写フイルムと原稿
91と重ねプリンタにて露光する。つぎに露光された転写
フイルムは現像工程で非画像部が溶出され、転写フイル
ム上には画像部のみが残る。現像ずみの転写フイルムは
次に転写工程で印刷本紙90に画像部のみが転写される。
以上の露光、現像、転写工程をイエロ（Ｙ），マゼンタ
（Ｍ），シアン（Ｃ），ブラック（Ｋ）と４色繰り返す
事により、フルカラーのプルーフが得られる。

【００１０】図２は、ドラム型転写装置と現像装置の概
略構成図である。図で上部は本発明のドラム型転写装置
10で下部は従来の現像装置と一体になっている。イエロ
（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ），ブラック
（Ｋ）の各色について露光がされた転写フイルムを現像
装置で現像部11、水洗部12、乾燥部13の各工程を経て処
理する。

【００１１】次に、印刷本紙がドラムにセットし、ドラ
ム上の装填部のピンバー部材32に現像済の転写フイルム
70をセットし、ボタンを押すと、分離ガイド61で転写フ
イルムのドラムへの接触をさけてドラムが回転し、加圧
ローラ手段40が下降し、転写が行われる。イエロ
（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ），ブラック
（Ｋ）の転写フイルムについて繰り返し転写を行うこと
によりカラープルーフ作成が完了する。以上のように転
写装置にドラムを採用することにより、前面操作による
作業性の向上、コンパクト化が図れる。

【００１２】図３は、ドラム部への粘着性シート覆いの
概略構成図である。さらに詳しくは、印刷本紙の装着を
安定させるための粘着性シートの固定機構である。ドラ
ム手段20のドラムの外周には粘着性シート80を固定する
固定部材31がある。先端固定部材311により粘着性シー
トの先端を固定し、後端固定部材312により、粘着性シ
ートの後端を固定する。さらに、弛み取り部材313で粘
着性シートを引張り弛みをなくす。ドラム手段は、中に
熱源として、図示しないランプヒータがあり、60℃以上
又、加圧ローラからの熱移動によって100℃以上にも上
昇するので、断熱材の粘着性シートが必要である。ドラ
ム表面をシリコンの粘着性シートで覆い、その上に印刷
本紙をセットするようにしたので、印刷本紙の熱収縮に
よる合わせ精度への影響を無すことができ、印刷本紙の
ドラムの装着作業が容易となる。また、メンテナンスが
容易となる。なお、固定手段の固定部材31は固定した後
はドラムと同一面を形成するようにする。固定部材31を
取り付けるためのドラムの凹部は転写に関係のない部分
に設け、Ｖ字型、円弧型、角型等が好ましい。また、固
定部材31はドラムと幅は同じが好ましい。また、弛み取
り部材313は少なくとも１個所に設ける。なお、加圧ロ
ーラ手段40は転写フイルムを加圧する加圧ローラであ
る。

【００１３】図４は、ピンバー部の概略構成図である。
ドラム43の外周には粘着性シート80があり、その上に印
刷本紙90が固定され、さらに、固定部材34、ピンバー部
材32、剥離部材331が設けられている。転写フイルム70
はピンバー部材32により位置決めされている。なお、加
圧ローラ手段40は転写フイルムを印刷本紙に転写する手
段である。

【００１４】図５は、転写フイルムの自動分離の説明図
である。ドラムが時計方向に回動してピンバー部が加圧
ローラ手段40を通過した後、転写フイルム70は剥離部材
３３１がカム３８を通過した後に上昇することにより、
その先端が印刷本紙90から剥離しローラ65に導かれる。
このことにより、転写済の転写フイルム70は印刷本紙90
から自動的に剥がされ装置外に排出される。

【００１５】図６は、他のピンバー部の転写フイルム、
および印刷本紙の固定概略構成図である。ドラム手段20
の外周には固定部材344が設けられ、印刷本紙90はピン
バー部材32と固定部材344にはさまれ固定されている。
また、転写フイルム70はピンバー部材32より位置決めさ
れている。なお、剥離部材333により、転写フイルムが
転写後に剥離される。なお、加圧ローラ手段40は転写フ
イルム70と印刷本紙90を重ねて加圧（転写）するように
なっている。

【００１６】（実施例２）実施例は火傷防止をしたドラ
ム型転写装置である。ドラム型転写装置は図２の変形
で、変形部分のみを図７に示す。ドラム型転写装置内の
温度はドラム部では60℃から80℃となっており、また加
圧ローラでは80℃から120℃となっている。したがっ
て、作業するにあたって火傷しないようにする必要があ
る。

【００１７】図７は、火傷防止部品の説明図である。
（Ａ）はピンバー部材321に火傷防止としてプラスチッ
ク材をピン先端に用いたもので、（Ｂ）はピンバー部材
322の全体をプラスチック材としたもので、さらに
（Ｃ）は剥離部材332を断熱材としてゴム材を使用した
もので、また固定部材341を断熱材としてプラスチック
材としたものである。なお、図示しないが熱発生部で操
作時に手の触れるすべての個所を火傷防止とすることが
望ましい。

【００１８】（実施例３）実施例は印刷本紙のドラムへ
の装着時の位置合わせをし易くするドラム型転写装置
で、ドラム型転写装置は図２の変形で、位置合わせ部分
のみを図８に示す。

【００１９】図８は、印刷本紙の位置合わせ部材の説明
図で、（Ａ）は印刷本紙の固定部材342は印刷本紙の位
置合わせの位置合わせマーク351を有するプラスチック
材となっている。また、（Ｂ）には色の異なるプラスチ
ックを組み合わせた断熱材の固定部材343、344は位置合
わせマーク352を有している。以上のような位置合わせ
マークにより印刷本紙の合わせがし易くなる。

【００２０】（実施例４）実施例は誤操作を防止したド
ラム型転写装置である。ドラム型転写装置は図２を変形
したもので、変形部分のみを図９に示す。

【００２１】図９は、印刷本紙の取り付け有無、印刷本
紙の大きさを検知する機構説明図である。図（Ａ）はド
ラム21に印刷本紙90をセットし、反射型の光学的検知手
段51により印刷本紙の有無、または印刷本紙の幅を検出
する。さらに、ドラム回転により長さを検出する。その
後検出回路63で増幅され、制御回路64で印刷本紙の有
無、また印刷本紙の大きさ等を表示する。又印刷本紙の
取り付けミスがあった場合に警告表示するようになって
いる。また、図（Ｂ）は上記（Ａ）で反射型の光学的検
知手段51が透過型となったものである。なお、印刷本紙
の検知は幅のみ、または長さのみであっても良い。

【００２２】（実施例５）実施例は転写が均一に行われ
る加圧機構を有するドラム型転写装置である。ドラム型
転写装置は図２の変形で、変形部分のみを図10に示す。

【００２３】図10は、一部断面の転写部機構の正面図で
ある。先ず、ドラム21の内部にはヒータ22が設けられ、
外周面には粘着性シート80が巻き付けられている。な
お、この粘着性シート80はペットベース801は厚さ75か
ら175μmが好ましく、シリコン層802は硬度ビッカース3
0°から80°が好ましい。一方、加圧ローラ44は内部に
ヒータ47があり、外側面には弾性部材45のゴム等が巻付
かれている。さらに、印刷本紙90と転写フイルム70がド
ラム部と加圧ローラ間で加圧されるとローラ長さ方向に
おいて、中央部が圧力最低値となるようにしたドラム型
転写装置である。次に圧力測定方法を示す。

【００２４】図11は、加圧装置の測定方法を示す図であ
る。ドラム21と加圧ローラ40の間に感圧紙の圧力測定紙
92をはさみ加圧する。そして、圧力測定紙の濃度で加圧
分布状態をａ点からｅ点で調べる。測定結果を同図に示
す。図のように中央部に圧力最低値を示すようになって
いる。使用した感圧紙はFPD301（富士フイルム株製）極
超低圧用を使用した。なお、弾性部材45は粘着性シート
がなくても、上述の中央部の圧力最低値の分布になれば
良い。

【００２５】（実施例６）実施例は転写フイルムの浮
き、しわを防止したドラム型転写装置である。ドラム型
転写装置は図２を変形したもので、変形部分のみを図12
に示す。

【００２６】図12は、ドラム型転写装置の転写部の概略
構成図である。転写工程を説明すると、先ず、ドラム手
段20を、第１の位置211にセットし、転写フイルム70を
ピンバー部材32に位置決めし取り付ける。つぎに、第２
の位置212に回動して、転写フイルム70が自重で浮き、
しわをとるようにする。その後、時計方向に回転させ
て、第３の位置213で加圧ローラ手段40で加圧し、ドラ
ムを時計方向に回動して転写する。このことにより転写
フイルムが浮き、しわのない状態で加圧することができ
る。

【００２７】（実施例７）実施例は転写フイルムに浮
き，しわを防止したドラム型転写装置である。ドラム型
転写装置は図２を変形したもので、変形部分のみを図13
に示す。

【００２８】図13は、他のドラム型転写装置の転写部の
概略構成図である。転写工程を説明すると、先ずドラム
手段20のドラム外周に第１の位置214で転写フイルム70
をセットし自重によりしわのない状態にしておく。次
に、ドラム外周方向に回動する加圧ローラ回転部401
を、反時計方向に回転させ、第２の位置215まで回動さ
せた後に転写フイルムを加圧し転写する。なお、このこ
とにより転写フイルムの自重で浮き、しわのない状態で
加圧されることができる。

【００２９】（実施例８）実施例は転写フイルムのドラ
ム装置時の浮き、しわを防止したドラム型転写装置であ
る。ドラム型転写装置は図２を変形したもので、変形部
分を図14に示す。

【００３０】図14は、他のドラム型転写装置の転写部の
概略構成図である。転写工程を説明すると、先ず、転写
フイルム70をドラム手段20に設けられたピンバー部材32
に位置決めして取り付ける。次に、たわみ防止ローラ62
を図で実線位置から点線位置に移動して転写フイルム70
の浮きを防止して一部をドラムに巻き付かせる。次に、
時計方向に回転させた後、加圧ローラ手段40で転写フイ
ルムを加圧して時計方向にドラムを回動して転写する。
たわみ防止ローラ62はドラム回転と同期して可動させ、
加圧前のドラムと転写フイルムとの接触による熱転写を
防止でき、さらに、転写フイルムの搬送時の接触抵抗は
少なくでき品質向上が図れる。

【００３１】（実施例９）実施例は転写フイルムの浮
き、しわを防止したドラム型転写装置である。ドラム型
転写装置は図２を変形したもので、変形部分のみ図15に
示す。

【００３２】図15は、他のドラム型転写装置の転写部の
概略構成図である。さらに詳しくは転写フイルム70を幅
方向に引張り、浮き、しわを防止して転写する機構で
（Ａ）は要部平面図、（Ｂ）は図ＡのＰＰ断面の断面図
である。転写フイルム70には位置決め用の２つの長穴70
1と１つの穴702がある。先ず、可動ピン手段37のピン37
1に転写フイルム70の穴702を嵌合させ、さらに、転写シ
ートの両幅方向に付勢されたピン375に長穴701を嵌合さ
せる。なお、ピン375はスライド板372に植えられたばね
374により付勢され、押さえ板373はスライド板372を摺
動可能にしている。以上により、転写フイルムは幅方向
に伸ばされてたるみ、しわがなくなり良好な転写が出来
るようになる。

【００３３】

【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。請求項１によれば転写むらを防止し画質
が向上する。また、請求項２から４によれば火傷を防止
し安全性が向上する。また、請求項５と６によれば誤操
作の防止が出来る。また、請求項７から10によれば転写
むらが防止され画質が向上する。さらに、請求項11から
14は転写ずれ、転写むらがなくなり画質が向上し作業性
も向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】転写方式の校正刷り作成システムの説明図であ
る。

【図２】ドラム型転写装置と現像装置の概略構成図であ
る。

【図３】ドラム部への粘着性シート覆いの概略構成図で
ある。

【図４】ピンバー部の概略構成図である。

【図５】転写フイルムの自動分離の説明図である。

【図６】他のピンバー部の転写フイルムおよび印刷本紙
の固定概略構成図である。

【図７】火傷防止部品の説明図である。

【図８】印刷本紙の位置合わせ部材の説明図である。

【図９】印刷本紙の取り付け有無、大きさを検知する機
構説明図である。

【図１０】一部断面の転写部機構の正面図である。

【図１１】加圧装置の測定方法を示す図である。

【図１２】ドラム型転写装置の転写部の概略構成図であ
る。

【図１３】他のドラム型転写装置の転写部の概略構成図
である。

【図１４】他のドラム型転写装置の転写部の概略構成図
である。

【図１５】他のドラム型転写装置の転写部の概略構成図
である。

【符号の説明】

10 ドラム型転写装置 11 現像部 12 水洗部 13 乾燥部 20 ドラム手段 21 ドラム 211 第１の位置 212 第２の位置 213 第３の位置 214 第１の位置 215 第２の位置 22 ヒータ 31 固定部材 311 先端固定部材 312 後端固定部材 313 弛み取り部材 32，321，322 ピンバー部材 331，332，333 剥離部材 34，341，342，343，344，345 固定部材 351，352 位置合わせマーク 37 可動ピン手段 371 ピン 372 スライド板 373 押さえ板 374 ばね 375 ピン 38 カム 40 加圧ローラ手段 401 加圧ローラ回転部 43 ドラム 44 加圧ローラ 45 弾性部材 47 ヒータ 51，52 光学的検知手段 61 分離ガイド 62 たわみ防止ローラ 63 検出回路 64 制御回路 65 ローラ 70 転写フイルム 701 長穴 702 穴 71 支持層 72 剥離層 73 転写層 80 粘着性シート 801 ペットベース８０２シリコン層 90 印刷本紙 91 原稿 92 圧力測定紙

フロントページの続き (72)発明者土居正人東京都日野市さくら町１番地コニカ株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ドラム表面を粘着性シートで覆ったドラ
ムで転写するドラム型転写装置において、前記粘着性シ
ートで覆ったドラムと、前記ドラムに粘着性シートの先
端を固定する先端固定手段と、前記ドラムに前記粘着性
シート後端を固定する後端固定手段と、前記ドラムに前
記粘着性シートの先端固定と後端固定後の弛みを取る弛
み取り手段と、を備えたことを特徴とするドラム型転写
装置。
【請求項２】印刷本紙，転写フイルムのシート類を加
熱されたドラム手段上に固定して回転し転写するドラム
型転写装置において、少なくとも表面の一部が断熱材を
有し前記印刷本紙、転写フイルムのシート類のドラムへ
固定をするシート類固定手段を前記ドラム手段に備えた
ことを特徴とするドラム型転写装置。
【請求項３】前記シート類固定手段が前記転写フイル
ムの先端を位置決めするピンバー部材および／または転
写フイルムを剥離する剥離部材であることを特徴とする
請求項２記載のドラム型転写装置。
【請求項４】前記シート類固定手段が印刷本紙の位置
合わせ部を有することを特徴とする請求項２または請求
項３記載のドラム型転写装置。
【請求項５】ドラムに印刷本紙を巻付けて固定し転写
フイルムで転写するドラム型転写装置において、前記ド
ラムに前記印刷本紙の有無および／または前記印刷本紙
の少なくとも幅方向の長さを光学的に検知する光学的検
知手段を備えたことを特徴とするドラム型転写装置。
【請求項６】前記光学的検知手段が発光部と受光部と
を有する透過型および／または反射型の光学的検知であ
ることを特徴とする請求項５記載のドラム型転写装置。
【請求項７】転写フイルムの先端をドラムに装着し加
圧ローラで加圧するドラム型転写装置において、前記転
写フイルムを装着するドラム手段と、加圧ローラ長さ方
向において、中央部が圧力最低値となるよう加圧する加
圧ローラ手段と、前記加圧ローラを転写フイルムに加圧
する加圧手段と、を備えたことを特徴とするドラム型転
写装置。
【請求項８】前記ドラム手段に加熱源を有したことを
特徴とする請求項７記載のドラム型転写装置。
【請求項９】前記加圧ローラ手段が、加圧ローラの表
面がビッカース硬度30°から80°の弾性体であることを
特徴とする請求項８記載のドラム型転写装置。
【請求項１０】前記ドラム手段が、ドラム表面に厚さ
75から175μmのペットベースで、厚さ30から80μmのシ
リコン層の粘着性シートを有することを特徴とする請求
項８記載のドラム型転写装置。
【請求項１１】転写フイルムの先端をドラムに装着し
加圧して転写するドラム型転写装置において、第１の位
置で転写フイルムをセットし、第２の位置で転写フイル
ムの自重により張力をあたえ、転写フイルムを第３の位
置で加圧するドラム手段を備えたことを特徴とするドラ
ム型転写装置。
【請求項１２】転写フイルムの先端をドラムに装着し
加圧して転写するドラム型転写装置において、転写フイ
ルムの先端を装着するドラムと、転写フイルムを加圧す
る加圧ローラと、前記加圧ローラをドラム外側に沿い回
動する加圧ローラ回動手段と、前記加圧ローラをドラム
に圧接する加圧手段と、を備えたことを特徴とするドラ
ム型転写装置。
【請求項１３】転写フイルムの先端をドラムに装着し
加圧して転写するドラム型転写装置において、前記転写
フイルムの先端を装着するドラムと、転写フイルムの先
端を固定する転写フイルム先端固定部材と、ドラムの近
傍に転写フイルムを持ち上げる持ち上げ手段と、を備え
たことを特徴とするドラム型転写装置。
【請求項１４】ピンバー方式により転写フイルムをド
ラムに位置決めするドラム型転写装置において、前記転
写フイルムの先端を装着するドラムと、前記ドラムに摺
動可能にした前記転写フイルムを幅方向に張力をあたえ
るピン部材と、前記ピン部材をドラム軸と平行に付勢す
る弾性部材と、を備えたことを特徴とするドラム型転写
装置。