JPH08146331A - 光ビーム走査装置の回転多面鏡 - Google Patents

光ビーム走査装置の回転多面鏡

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JPH08146331A
JPH08146331A JP6280949A JP28094994A JPH08146331A JP H08146331 A JPH08146331 A JP H08146331A JP 6280949 A JP6280949 A JP 6280949A JP 28094994 A JP28094994 A JP 28094994A JP H08146331 A JPH08146331 A JP H08146331A
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JP
Japan
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rotary polygon
polygon mirror
face
side wall
light beam
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Pending
Application number
JP6280949A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nemoto
猛 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、回転多面鏡を複数重ねあわ
せて切削加工を行なう際、重合によるクランプ力に影響
されずに高い面精度が得られる光ビーム走査装置の回転
多面鏡を提供することにある。 【構成】 本発明は上記目的を達成するために、光ビー
ムを偏向する反射面を有する回転多面鏡本体と、この回
転多面鏡本体の少なくとも一方の端面に、この端面を相
互に重合したとき凹溝を形成し、且つ上記反射面と略平
行な側面部を有する凸部とを具備する光ビーム走査装置
の回転多面鏡により、切削加工時のクランプ力が反射面
に均一且つ垂直に伝達される反射面の領域では歪等によ
る変形を起こすことがなく、クランプ力を開放しても反
射面は平面度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビーム等の記録装
置に係り、高速高精細に好適な光ビーム走査装置の回転
多面鏡(ポリゴンミラー)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の回転多面鏡を用いている複写機、
レーザプリンタ、ファクシミリなどのの小型化、高速
化、高精度化、低コスト化に伴い、それらに用いられて
いる光ビームユニットのアルミニウム合金製の回転多面
鏡も小型化が図られている。そのため、反射面の1面当
たりの面積が小さくても高精度に加工できる切削技術が
要求されている。
【0003】このような回転多面鏡の反射面の切削加工
(鏡面加工)方法として、特公平01−52730(平
成元年11月9日公告)が提案されている。
【0004】この技術は、図1のように回転多面鏡1の
端面2に円筒形状の段部3を設け、複数の回転多面鏡1
を重ね合わせて反射面4を切削加工する際、相互の端面
2同士の間にこの段部3を配置するようにして凹溝を形
成するものである。このように回転多面鏡1を重合して
反射面4をダイヤモンドカッタ等により同時に切削加工
を行なうことで、切削加工によって生じる切削屑がこの
凹溝より排出され、端面2同士の間に切削屑がつまるこ
とがないため、反射面に傷をつけることがない。
【0005】この切削方法では、回転多面鏡1を重合す
るため、治具による相当量のクランプ力が必要である。
このクランプ力は段部3の側面より、この段部3の円筒
形状に沿った力として反射面4に伝達される。
【0006】反射面4はこのクランプ力による歪が発生
した状態で切削加工され平面仕上げされる。切削加工が
終了し、治具より開放された反射面4は若干の凹形状と
なり、面精度(平面度)に影響することから、ダイヤモ
ンドカッタの形状、回転方法等を工夫する必要がある
が、このようなことは作業効率の低下につながる。また
この面精度の低下は回転多面鏡1の重合する枚数が多け
れば多いほど顕著となる。
【0007】そこで、クランプ力を低減する必要がある
が、そのためにはダイヤモンドカッタの切り込み量とな
る切削代を小さくする必要がある。しかしながらこの切
削代を小さくするには、ダイヤモンドカッタの描く平面
に対する反射面4の平行性、重ねる回転多面鏡1個々の
加工精度の均一性が要求される。平行性、加工精度の均
一性が損なわれると切削代が所定量以上になり、切削力
が増大しクランプ力がより大きくなるため、切削工程に
大きな影響を及ぼす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、回転多面鏡を複数重ねあわせて切削加工を行なう
際、重合によるクランプ力に影響されずに高い面精度が
得られる光ビーム走査装置の回転多面鏡を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、光ビームを偏向する反射面を有する回転多
面鏡本体と、この回転多面鏡本体の少なくとも一方の端
面に、この端面を相互に重合したとき凹溝を形成し、且
つ上記各反射面と略平行な側面壁部を有する凸部とを具
備することを特徴とする光ビーム走査装置の回転多面鏡
を提供する。
【0010】
【作用】回転多面鏡本体の端面に形成した凸部の形状が
反射面と平行な側面で構成されているため、切削加工時
のクランプ力が反射面に均一且つ垂直に伝達される有効
反射面の領域では歪等による変形を起こすことがなく、
クランプ力を開放しても反射面は良好な平面度を得るこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0012】図2(a)は本発明に係る回転多面鏡の一
例を示す概略斜視図で、図2(b)はその断面図であ
る。この図によって全体構成を説明する。
【0013】回転多面鏡11は、主に複数の同一面積の
反射面となる側面12と端面13により構成されてい
る。この側面12は所望の位置に光ビームを偏向する。
図2では6面体構成としているが、使用される装置の高
速性等によって適宜面数は選択される。
【0014】そして端面13の周縁近傍を除く部分に凸
部14が設けられている。この凸部14は別部材として
端面13に接着剤やボルトなどにより取付けても、一体
構成として切削加工により構成しても構わない。
【0015】また凸部14は端面13の両側でも片側の
みでも構わないが、両端面13,13に設けることで、
後述するように回転多面鏡11を重合したとき、端部に
位置した回転多面鏡11の保持の仕方とそれ以外の回転
多面鏡11の保持の仕方が同一になるため、クランプ力
をより均一に伝達することが可能である。
【0016】更にこの凸部14の外形状は上面部15と
側面壁部16より構成されている。
【0017】上面部15は平滑形状として側面12に対
して垂直となるようにする。これによって、後述するよ
うに回転多面鏡11を重合して側面を切削加工する時
に、重合した全ての側面12がダイヤモンドカッタに垂
直に接触させることができる。
【0018】側面壁部16は側面12により構成されて
いる多角形状と同一形状とし、且つ各側面12と各側面
壁部16が略平行となるように構成されている。このよ
うな構成にすることで、後述する回転多面鏡11を重合
する際のクランプ力が、側面壁部16より側面12に対
して垂直に伝達することになり、側面12の変形を抑制
することができる。
【0019】また、回転多面鏡11の中心には回転多面
鏡11を回転させる回転軸を取付ける中心穴17が設け
られている。この中心穴17は後述するように切削加工
における治具への取り付けにも用いられているため、基
準部18を設けることで各回転多面鏡11の側面12を
揃え易くしていると共に、回転多面鏡11を製作した時
の同一側面12を重合させることができる。
【0020】次に複数の回転多面鏡11を重合して側面
12を加工する際の切削加工例を図3により説明する。
各回転多面鏡11の中心穴17の基準部18とこの中心
穴17に嵌合する軸部と治具21の治具基準部22とを
嵌合して複数の回転多面鏡11をセットし、夫々の側面
12をダイヤモンドカッタにより同時に切削加工し鏡面
仕上げを行ない、光ビームを偏向する反射面とする。
尚、側面12にシリコン等を蒸着して反射面としても構
わない。
【0021】このとき生じる切り屑は、これら回転多面
鏡11の端面13間に凸部14によって形成される屑と
おし23から排出される。そのため、回転多面鏡11間
に切り屑がつまって切削障害を起すことがない。
【0022】また、凸部14の側面壁部16の幅を垂直
方向に伸ばして交差する側面12の有効領域部31は、
側面壁部16からのクランプ力が均一且つ垂直に伝達さ
れるため、クランプ力による歪等の変形を抑制すること
ができる。そのため、切削加工終了後にクランプ力を開
放して各回転多面鏡11を取りだしても、クランプ中と
ほぼ同程度の平面性であるため、シャープな平滑面に仕
上げることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の構成によれば、回転多面鏡を重
合した際、回転多面鏡の端面に形成された凸部からのク
ランプ力が側面に均一、且つ垂直に伝達されるため、切
削加工終了後でも平面性を維持することができ、均一な
平滑面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回転多面鏡の斜視図である。
【図2】(a)本発明に係る回転多面鏡の概略斜視図で
ある。
【図2】(b)本発明に係る回転多面鏡の断面図であ
る。
【図3】本発明に係わる回転多面鏡の重合を示す概略図
である。
【符号の説明】
11 回転多面鏡、12 側面、13 端面、14 凸
部、15 上面部 16 側面壁部、17 中心穴、18 基準部 21 治具、22 治具基準部、23 屑とおし 31 有効領域部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを偏向する複数の反射面を有す
    る回転多面鏡本体と、この回転多面鏡本体の少なくとも
    一方の端面に、この端面を相互に重合したとき凹溝を形
    成し、且つ上記各反射面と略平行な側面壁部を有する凸
    部とを具備することを特徴とする光ビーム走査装置の回
    転多面鏡。
JP6280949A 1994-11-15 1994-11-15 光ビーム走査装置の回転多面鏡 Pending JPH08146331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6280949A JPH08146331A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ビーム走査装置の回転多面鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6280949A JPH08146331A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ビーム走査装置の回転多面鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08146331A true JPH08146331A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17632157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6280949A Pending JPH08146331A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 光ビーム走査装置の回転多面鏡

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JP (1) JPH08146331A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070786A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 光偏向器、光走査装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070786A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 光偏向器、光走査装置及び画像形成装置

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