JPH0814597A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0814597A
JPH0814597A JP6152136A JP15213694A JPH0814597A JP H0814597 A JPH0814597 A JP H0814597A JP 6152136 A JP6152136 A JP 6152136A JP 15213694 A JP15213694 A JP 15213694A JP H0814597 A JPH0814597 A JP H0814597A
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Kazuhisa Sato
一久 佐藤
Masaya Aofuji
誠哉 青藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配線用コネクタに対する外部からの配線コード
の接続が容易な構造を採用して、作業性の向上を図った
空気調和機を提供する。 【構成】前面側に開閉自在に吸込みグリル2aが取付け
られた前面パネル2を備えたユニット本体1と、前面パ
ネルを開放した状態で露出する電気部品箱5と、この電
気部品箱の前面に設けられるコネクタ支持体7とを具備
し、上記コネクタ支持体は、配線用コネクタCを支持
し、一辺部が電気部品箱に回動自在に軸支されるコネク
タベース10と、このコネクタベースに着脱自在に取着
され、コネクタおよびこのコネクタに接続される配線コ
ードTを遮蔽保護するコネクタカバー11と、このコネ
クタカバーとコネクタベースとの間に形成され、配線用
コネクタに接続される配線コードをユニット本体の後面
側から前面側に配線案内する配線通路19とを具備し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
に、室内ユニットにおける電気部品箱内の電気部品と外
部から延出される配線コードとの電気的な接続をなす配
線用コネクタの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】普通用いられる空気調和機は、被空調室
に取付けられる室内ユニットと、建屋外部に据付けられ
る室外ユニットとから構成され、各ユニット間を冷媒管
や電気配線等を介して接続してなる。
【0003】上記室内ユニットは、前面パネルの少なく
とも前部側に吸込みグリルが設けられ、被空調室の熱交
換空気が吸込み案内される。内部には熱交換器と送風機
とが配置され、熱交換空気は熱交換器を通過して熱交換
をなし、前面パネルの下面部に設けられる吹出し口から
再び被空調室へ吹出されるようになっている。
【0004】また、室内ユニットには、遠隔操作盤(リ
モコンと呼ばれる)が付属される。上記送風機や室外ユ
ニットに配置される圧縮機他の冷凍サイクル構成部品
は、上記遠隔操作盤からの指示信号を受けて設定された
空調条件を得るよう、電気的に制御される。
【0005】室内ユニットのユニット本体内には、この
ような制御をなす電気制御部品が備えられ、これらは全
て電気部品箱に一括して収容される。上記前面パネルを
取り外すと、上記電気部品箱が露出する。
【0006】この電気部品箱は、電気制御部品の故障時
における交換など必要な作業が行えるよう、作業者が対
向する面である前面側は開閉可能な構成が採用される。
すなわち、電気部品箱の前面側は開口部であり、この開
口部に蓋体が開閉自在に取着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電気部品箱内の電気部品は、電源部から延出される電源
コードや、室外ユニットに運転指令信号を送る信号用コ
ードなどの外部配線コードが接続される。
【0008】すなわち、室内ユニット内には配線用コネ
クタが予め設けられており、これと上記電気部品箱内の
電気部品が配線コードで接続された状態で、工場から出
荷される。
【0009】そして、空気調和機の据え付け時に、電源
部や室外ユニットから延出される外部配線コードを上記
配線用コネクタに接続することにより、必要な電気配線
がなされる。
【0010】問題は、室内ユニットにおける上記配線用
コネクタの位置であって、従来のものは、室内ユニット
の側面や下面に設けられていて、これと対向してブッシ
ングがある。
【0011】実際の配線作業は、上記ブッシングを取外
して配線用コネクタを露出させ、ここに配線コードを接
続するようになっている。そして接続を終えたら、上記
ブッシングを再び取付ける。
【0012】ブッシングの取付け位置から、作業者は無
理な姿勢を取らなければならず、手間がかかる面倒な作
業であり、かつブッシングの紛失にも神経を使わねばな
らない本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、配線用コネクタに対する外部
からの配線コードの接続が容易な構造を採用して、作業
性の向上を図った空気調和機を提供しようとするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
の本発明の空気調和機は、請求項1として、前面側に開
閉自在に吸込みグリルが取付けられた前面パネルを備え
た空気調和機本体と、この空気調和機本体内に配置され
上記前面パネルを開放した状態で露出する電気部品箱
と、この電気部品箱の前面に設けられるコネクタ支持体
とを具備し、上記コネクタ支持体は、配線用コネクタを
支持し、かつその一辺部が上記電気部品箱に回動自在に
軸支されるコネクタベースと、このコネクタベースに着
脱自在に取着され、配線用コネクタおよびこの配線用コ
ネクタに接続される配線コードを遮蔽保護するコネクタ
カバーと、このコネクタカバーとコネクタベースとの間
に形成され、上記配線コードを配線案内する配線通路と
を具備した。
【0014】請求項2として、請求項1記載の上記コネ
クタベースは配線用コネクタを斜めに傾斜した状態で支
持し、上記配線通路は配線コードを斜めに傾斜して配線
案内することを特徴とする。
【0015】請求項3として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記電気部品箱には引掛け爪が突設
され、上記コネクタベースは引掛け爪によって電気部品
箱に係止固定され、上記コネクタカバーは前面側から引
掛け爪を遮蔽し、かつこのコネクタカバーを取外さない
限り引掛け爪の解除操作が可能とならないことを特徴と
す。
【0016】請求項4として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記コネクタカバーは、上記配線通
路に配線案内される配線コードをコネクタベースに押え
付けて保持する配線押え部と、この配線押え部に一体に
延設され、配線通路から延出する配線コードを遮蔽する
配線カバー部を具備したことを特徴とする。
【0017】請求項5として、請求項1および請求項2
のいずれかに記載の上記コネクタベースはこの側部に一
体に突設され突出端部にセンサが取付けられるセンサ支
持腕を具備したことを特徴とする
【0018】
【作用】電気部品箱の前面に、配線用コネクタを支持す
るコネクタベースと、このコネクタベースに着脱自在に
取着され配線コードを遮蔽保護するコネクタカバーおよ
び配線コードを配線案内する配線通路を具備したコネク
タ支持体を設けたから、ユニット本体の前面側から配線
用コネクタに対する配線コードの接続作業が行えるよう
になり、作業が容易化する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に、空気調和機を構成する室内ユニット
を示す。空気調和機本体であるユニット本体1は、前面
パネル2と、この前面パネル2が嵌め込まれる後板3と
からなり、前面パネルの前面側には開閉自在に吸込みグ
リル2aが取付けられている。
【0020】同図のように、上記吸込みグリル2aを開
放した状態で、ユニット本体1内の前面側にフイルタ4
と電気部品箱5が露出する。また、上記フイルタ4の下
部には吹出し口6が設けられる。上記フイルタ4は、こ
こでは図示しない熱交換器や送風機の前面側に位置して
いる。
【0021】一方、上記電気部品箱5の前面側一部に
は、後述するコネクタ支持体7が設けられる。図2に示
すように、電気部品箱5は前後方向に二分割されてい
て、後部側分割体である箱体8と、前部側分割体である
蓋体9とから構成される。上記箱体8内には、図示しな
い多数の制御用電気部品が収容される。蓋体9の前面側
の開口から電気部品箱5内の制御用電気部品のスイッチ
10が露出する。
【0022】そして、蓋体9は箱体8の前面側に取付け
られるところから、上記前面パネル2を開放した状態で
蓋体9が露出し、必要に応じて電気部品箱5内部を開放
できるようになっている。
【0023】また、上記蓋体9は箱体8の前面開口部に
対して逆L字状に形成されており、この前面開口部の残
りのスペースに上記コネクタ支持体7が設けられる。こ
のコネクタ支持体7は、コネクタベース10と、コネク
タカバー11とから構成される。
【0024】図3にも示すように、上記コネクタベース
10は、断面U字状に折曲形成されるベース本体12の
上端部に、左右に突出する一対の回動腕13が一体に設
けられていて、これら回動腕の先端は円形の枢支ピン部
14となっている。
【0025】上記枢支ピン部14は、上記電気部品箱5
の箱体8に設けられる半円アーチ状の枢支部15に回動
自在に枢支される。すなわちコネクタベース10は、上
端部を枢支部としてその下端部が回動自在である。
【0026】上記ベース本体12の上部前面側は前板1
7により閉成されていて、この一部にコード確認用開口
窓18が設けられる。前板17の下部側は開放してお
り、ここに電気部品箱5内からの図示しない配線コード
が接続された配線用コネクタCが取付けられる。
【0027】上記配線用コネクタC下部側のベース本体
12面は一段前面側に突出し、上記コネクタカバー11
を取付けた状態で、カバー部分とは狭小の間隙を存す
る。この間隙は、図示しない室外機から電気部品箱5の
下部に形成されたコード案内部5aを通って上記配線用
コネクタCに接続される配線コードTを配線案内するた
めの配線通路19である。
【0028】ベース本体12の最下端部にはねじ孔20
が設けられていて、上記コネクタカバー11をコネクタ
ベース10に取付け固定するための取付けねじ21が螺
挿される。このねじ孔21近傍の側部面に、上記電気部
品箱5から延設される後述する引掛け爪22が係止する
ようになっている。
【0029】ベース本体12の一側面、図において右側
面下部には、上下に並んで一対の係止用開口部23が開
口している。これとは反対側の図において左側面に沿っ
てアース端子部24が一体に突設される。このアース端
子部24は、一対の取付けねじによって金属片が取付け
られ、それぞれの取付けねじには電気部品箱5からのア
ース端子やコンセントへのアース線が接続される。
【0030】このようなコネクタベース10の前面を、
上記コネクタカバー11が覆うようになっている。コネ
クタカバー11の幅寸法は、コネクタベース10の幅寸
法であるベース本体12と補助コネクタ部24の幅寸法
の合計と一致する。
【0031】上記コネクタカバー11の一側部に一対の
係止突起11aが設けられ、これらがベース本体12一
側面の上記係止用開口部23に係脱自在に係合する。コ
ネクタカバー11には、後述する配線押え部25が設け
られ、この側面部がベース本体12に係脱自在に係合す
る。さらに、コネクタカバー12の裏面側縁に片部26
が突設され、上記補助コネクタ部24の側縁に係脱自在
に係合する。
【0032】このことから、上記取付けねじ21を外し
た状態でもなお、コネクタカバー11はコネクタベース
10に係止されることになる。コネクタカバー11の上
端部には、コネクタベース10のベース本体12上に突
出するとともに、ベース本体上端部の回動腕13と枢支
ピン部14を遮蔽するカバー部27が一体に設けられ
る。
【0033】この下部側カバー面には、コネクタカバー
11のコード確認用開口窓18と対向する位置に、同一
形状面積のコード確認用開口窓28が開口される。図の
下部右側隅部は段状に凹陥形成され、この凹陥部分はベ
ース本体12内に突出し、かつベース面と狭小の間隙を
存して平行に形成される。
【0034】上述したように、この間隙が配線通路19
となり、コネクタカバー11の凹陥部分は配線通路19
に案内される外部からの配線コードTをベース本体12
面に押え付けて固定する上記配線押え部25となる。
【0035】この配線押え部25は、同一の幅寸法でコ
ネクタカバー11のカバー面下端縁から下方へ延出さ
れ、配線カバー部29となっている。この配線カバー部
29は、上記配線通路19からコード案内部5aを通っ
て外部へ延長される配線コードTを前面側から遮蔽す
る。
【0036】配線カバー部29の側部のカバー面部位に
は、上記ねじ孔20と対向する取付け用孔30が設けら
れる。この取付け用孔30から、コネクタカバー11の
カバー面がさらに下方に突出しており、突出部分の裏面
側に上記引掛け爪22が対向位置する。このようにコネ
クタカバー11の左下端隅部は、引掛け爪22を前面側
から遮蔽する爪カバー部31となっている。
【0037】爪カバー部31の前面に摘み32が一体に
突設される。これは、コネクタカバー11の取外し操作
の際に有効である。このようにして構成されるコネクタ
支持体7であり、ユニット本体1の据付け時には、吸込
みグリル2aを開放して電気部品箱5とともにコネクタ
支持体7を露出させる。すなわち、コネクタ支持体7は
作業員が対面する位置にあり、後述する配線作業がし易
い条件が整えられている。
【0038】コネクタ支持体7の前面側にはコネクタカ
バー11が対向しており、取付けねじ21を取外してか
ら、コネクタカバーの摘み32をとって手前側に引くこ
とにより、係止突起11aがベース本体12の係止用開
口部23から、配線押え部25側部がベース本体12側
部から、およびカバー裏面側縁の片部26が補助コネク
タ部24側縁からそれぞれ離反し、コネクタカバー11
を取外しできる。
【0039】この状態で、コネクタベース10を電気部
品箱5に係止固定する引掛け爪22が露出する。特に図
4に示すように、作業者は指で引掛け爪22を下方に押
圧付勢して弾性変形させ、コネクタベース10から離反
させて自由状態にする。
【0040】ついで、コネクタベース10の下端部を手
前に引いて、この上端部の枢支ピン部14と枢支部15
を支点として回動し、同図に二点鎖線で示すように、コ
ネクタベース10を斜めの状態にして保持する。
【0041】普通、室内ユニットの据付け箇所は被空調
室の壁面高所に設定されるので、作業者は作業姿勢が楽
になるよう脚立など何らかの作業台に載り、ユニット本
体1と同じ目線にして据付け作業を行う。そして電源部
や室外ユニットから延長される外部の配線コードTの接
続作業を行う。
【0042】このとき上記コネクタベース10を回動保
持できるようにしたので、ここに設けられる配線用コネ
クタCの配線挿入孔(垂直方向に貫通する)を作業員の
視線とほぼ一致させることができる。したがって、配線
コードTを配線用コネクタCの配線挿入孔に挿入するの
に、コードと挿入孔の両方を目視しながら行えて、容易
な作業となる。
【0043】必要な配線コードTの接続を終えたら、コ
ネクタベース10を元の位置に回動付勢する。引掛け爪
22は再びコネクタベース10を電気部品箱5に係止固
定する。
【0044】ついでコネクタベース10にコネクタカバ
ー11を押し当てる。この係止突起11aがベース本体
12の係止用開口部23に係止し、配線押え部25側部
がベース本体12に係止し、かつカバー11裏面の片部
26が補助コネクタ部24側縁に係止する。
【0045】このようにしてコネクタカバー11の支持
がなされるが、さらに取付けねじ21を取付け用孔30
を介してねじ孔20に螺挿することにより、確実なコネ
クタカバーの取付け固定をなす。
【0046】コネクタカバー11のコード確認用開口窓
28から、コネクタベース10のコード確認用開口窓1
8を介して配線用コネクタCへの配線コードTの接続を
確認できる。
【0047】作業員が接続した外部の配線コードTは、
コネクタカバー11に形成される配線押え部25によっ
てコネクタベース10に確実に押え付けられ、後の作業
で誤って配線コードTに触れるようなことがあっても、
配線用コネクタCに対する接続状態が損なわれることは
ない。
【0048】そして、配線押え部25から一体に延設さ
れる配線カバー部29が上記配線コードTを前面側から
遮蔽することになり、ユーザによるメンテナンスの際に
前面パネル2を回動しても配線コードは見えないところ
から、故意もしくは偶然の配線コードへの接触を防止で
きる。
【0049】このように、配線用コネクタCに接続され
る配線コードTは、配線押え部25と配線カバー部29
を介して電気部品箱5に設けられる筒状のコード案内部
5aに導かれ、さらにユニット本体1後面側から外部へ
引き出される。
【0050】また、コネクタカバー11を取付けた状態
で、コネクタベース10を電気部品箱5に係止固定する
引掛け爪22は、コネクタカバーの左下端隅部に形成さ
れる爪カバー部31によって前面側から遮蔽される。
【0051】上述したように、コネクタカバー11を取
外さなければ引掛け爪22を操作することができない。
すなわち、配線コードTの接続作業を行う意思をもって
コネクタカバー11を外さないかぎり、引掛け爪22を
操作できないようになっており、ユーザによるメンテナ
ンスの際における故意もしくは偶然の引掛け爪に対する
接触を防止できる。
【0052】なお、上記実施例においては、コネクタ支
持体7を垂直方向に向けた状態で電気部品箱5に係止固
定するようにしたが、これに限定されるものではなく、
図5に示すように、電気部品箱5の前面に傾斜部40を
設け、この傾斜部にコネクタ支持体7を係止固定するよ
うにしてもよい。
【0053】上記コネクタ支持体7の構成は、先に図2
ないし図4で説明したものと全く同一のものでよい。た
だし、電気部品箱5側におけるコネクタ支持体7を傾斜
状態で係止固定するための引掛け爪22の取付け位置
と、係止位置が相違する。
【0054】当然、配線用コネクタに接続される配線コ
ードTを押え付ける配線押付け部をはじめ、全ての構成
部材が傾斜した状態で取付け保持される。ここから外部
に延長される配線コードもまた大きく湾曲して後面側に
導かれる。
【0055】したがって、配線コードTの急な角度の折
り曲がりがなく、配線コードに無理な力がかからずにす
み、早期の劣化を防止して耐久性の向上を図れる。ま
た、図6に示すようにコネクタベース10に一体にセン
サ支持腕16を突設して、その端部を熱交換器前面まで
延出させ、ここに温度センサSを取付けるようにしても
よい。
【0056】センサ支持腕16以外のコネクタ支持体7
の構成は、先に図2ないし図4で説明したものと全く同
一のものでよい。上記センサ支持腕16は、その突出長
さが長いものであるが、上記電気部品箱5に突設するも
のよりもコネクタベース10から突出させたほうが、成
形用金型の構造が簡単化してコストの低減に寄与し、か
つ取扱いも容易になる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、前面パネルを開放した状態で露出する電気部品
箱の前面に、配線用コネクタを支持し電気部品箱に回動
自在に軸支されるコネクタベース、このコネクタベース
に着脱自在に取着され配線用コネクタおよび配線コード
を遮蔽保護するコネクタカバー、このコネクタカバーと
コネクタベースとの間に形成される配線通路を具備した
コネクタ支持体を設けたから、配線コードの接続作業
を、作業者が対面する面であるユニット本体の前面側か
ら行えることとなり、手間がかからず容易化し、作業姿
勢も楽になって作業性の向上化を図れる効果を奏する。
【0058】請求項2として、配線用コネクタを斜めに
傾斜した状態で支持するコネクタベースとし、配線通路
もまた配線コードを斜めに傾斜して配線案内するように
したから、コネクタ支持体から引き回される配線コード
の極端な折り曲がりを防止して、耐久性の向上を図れる
という効果を奏する。
【0059】請求項3として、コネクタベースを電気部
品箱に突設される引掛け爪によって係止固定し、コネク
タカバーは引掛け爪を遮蔽し、かつこのコネクタカバー
を取外さない限り引掛け爪の解除操作が可能とならない
ようにしたから、配線作業の意思がない者による故意も
しくは偶然の接触から確実に保護して、安全性の向上を
図れるという効果を奏する。
【0060】請求項4として、コネクタカバーに配線通
路に配線案内される配線コードをコネクタベースに押え
付けて保持する配線押え部と、ここから延出される配線
コードを遮蔽する配線カバー部を具備したから、ユーザ
が前面パネルを開放しても電気部品は勿論、配線コード
も見えずにすみ、これらに対する故意もしくは偶然の接
触から保護でき、安全性の向上を図れる効果を奏する。
【0061】請求項5として、コネクタベースに熱交換
器前面側まで突出し、この端部にセンサが取付けられる
センサ支持腕を一体に設けたから、電気部品箱の形状構
造が簡単化し、金型の簡素化によるコスト低減を得ると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、前面パネルを開放し
た室内ユニットの一部省略した斜視図。
【図2】同実施例の、電気部品箱とコネクタ支持体の斜
視図。
【図3】同実施例の、コネクタ支持体を構成するコネク
タベースからコネクタカバーを取外した斜視図。
【図4】同実施例の、コネクタベースからコネクタカバ
ーを取外し、かつ引掛け爪を解除する状態を説明する側
面図。
【図5】他の実施例の、電気部品箱に斜めに係止固定さ
れるセンサ支持体の側面図。
【図6】他の実施例の、電気部品箱とコネクタ支持体の
斜視図。
【符号の説明】
2a…吸込みグリル、2…前面パネル、1…空気調和機
本体(ユニット本体)、5…電気部品箱、7…コネクタ
支持体、C…配線用コネクタ、10…コネクタベース、
T…配線コード、11…コネクタカバー、19…配線通
路、22…引掛け爪、25…配線押え部、29…配線カ
バー部、S…温度センサ、16…センサ支持腕。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面側に開閉自在に吸込みグリルが取付け
    られた前面パネルを備えた空気調和機本体と、 この空気調和機本体内に配置され上記前面パネルを開放
    した状態で露出する電気部品箱と、 この電気部品箱の前面に設けられるコネクタ支持体とを
    具備し、 上記コネクタ支持体は、配線用コネクタを支持し、かつ
    その一辺部が上記電気部品箱に回動自在に軸支されるコ
    ネクタベースと、 このコネクタベースに着脱自在に取着され、上記配線用
    コネクタおよびこの配線用コネクタに接続される配線コ
    ードを遮蔽保護するコネクタカバーと、 このコネクタカバーと上記コネクタベースとの間に形成
    され、上記配線コードを配線案内する配線通路とを具備
    したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記コネクタベースは、配線用コネクタを
    斜めに傾斜した状態で支持し、 上記配線通路は、配線コードを斜めに傾斜して配線案内
    することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】上記電気部品箱には引掛け爪が突設され、 上記コネクタベースは、上記引掛け爪によって電気部品
    箱に係止固定され、 上記コネクタカバーは、前面側から上記引掛け爪を遮蔽
    し、かつこのコネクタカバーを取外さない限り引掛け爪
    の解除操作が可能とならないことを特徴とする請求項1
    および請求項2のいずれかに記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記コネクタカバーは、上記配線通路に配
    線案内される配線コードを上記コネクタベースに押え付
    けて保持する配線押え部と、 この配線押え部に一体に延設され、配線通路から延出す
    る配線コードを遮蔽する配線カバー部とを具備したこと
    を特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載
    の空気調和機。
  5. 【請求項5】上記コネクタベースは、この側部に一体に
    突設され、突出端部にセンサが取付けられるセンサ支持
    腕を具備したことを特徴とする請求項1および請求項2
    のいずれかに記載の空気調和機。
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