JP3719160B2 - 浴室暖房機 - Google Patents

浴室暖房機 Download PDF

Info

Publication number
JP3719160B2
JP3719160B2 JP2001147501A JP2001147501A JP3719160B2 JP 3719160 B2 JP3719160 B2 JP 3719160B2 JP 2001147501 A JP2001147501 A JP 2001147501A JP 2001147501 A JP2001147501 A JP 2001147501A JP 3719160 B2 JP3719160 B2 JP 3719160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
body case
bathroom
mounting plate
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001147501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002340353A (ja
Inventor
格 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2001147501A priority Critical patent/JP3719160B2/ja
Publication of JP2002340353A publication Critical patent/JP2002340353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3719160B2 publication Critical patent/JP3719160B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、温水暖房熱源機から供給される温水の熱を利用して浴室内に温風を吹き出すことによって浴室内の暖房を行う浴室暖房機、特に、施工性に優れた浴室暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の温水式の浴室暖房乾燥機は、図15(a)、(b)及び図16(a)、(b)に示すように、温水と空気との間で熱交換を行う熱交換器52や、浴室内から吸い込んだ空気を熱交換器52を通して浴室内に送風する循環ファン53等からなる暖房機構部が収容される、前面側が開放された本体ケース51と、この本体ケース51の開放された前面側を覆うように、本体ケース51の下端部にビス止めされるフロントカバー54とを備えており、本体ケース51内に収容された熱交換器52には、屋外に設置される温水暖房熱源機から温水パイプ及び接続チューブHCを介して温水が供給されるようになっている。
【0003】
前記接続チューブHCや浴室暖房乾燥機50の電源線等の電線類EWは、図16(a)に示すように、本体ケース51の背面に形成された引出穴51aから機外に引き出された後、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機50の取付領域内において、本体ケース51の引出穴51aに対応する位置に形成された換気穴等の貫通穴を通して屋外に引き出されるようになっている。
【0004】
こういった浴室暖房乾燥機50を浴室内に設置するには、まず、図17(a)に示すように、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機50の取付領域EA内の所定位置に換気穴等の貫通穴THを形成した後、その取付領域内の所定位置に取付板60をビス止めし、この取付板60に浴室暖房乾燥機50を据付固定することで、同図(b)に示すように、浴室暖房乾燥機50を浴室の壁面に取り付ける。
【0005】
この取付板60は、同図(a)に示すように、浴室の壁面にビス止めするための複数のビス孔61aが所定位置に形成された基板61と、この基板61の上端から僅かに前方側に張り出すようにして上方に突出した左右一対の係止爪62と、基板61の下端から前方側に張り出した、ねじ孔63aが形成された固定片63とを備えており、浴室の壁面に固定された取付板60の係止爪62を、浴室暖房乾燥機50の本体ケース51の背面上部に形成された差込穴に差し込むことによって引っかけた状態で、固定片63を本体ケース51の下端部にビス止めすると、浴室暖房乾燥機50が取付板60に据付固定されるようになっている。
【0006】
続いて、フロントカバー54の固定ビスを外してフロントカバー54を本体ケース51から取り外すことによって、本体ケース51に収容された暖房機構部を露出させた状態で、図16(a)、(b)に示すように、接続チューブHCを熱交換器52の温水コイルに接続すると共に、この接続チューブHCを浴室暖房乾燥機50の電源線等の電線類EWと共に本体ケース51の背面に形成された引出穴51a及びその引出穴51aに対応する位置に形成されている貫通穴THを通して屋外に引き出した後、図15(a)、(b)に示すように、フロントカバー54を本体ケース51に再びビス止めすると、浴室内における浴室暖房乾燥機50の設置が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、接続チューブHCや電線類EWを屋外に引き出すための貫通穴THは、浴室内や屋外の状況等によっては、必ずしも、浴室暖房乾燥機の取付領域EAにおける本体ケース51の引出穴51aに対応する位置に形成することができるとは限らない。
【0008】
また、換気ギャラリ等の換気口が既に浴室の壁面に形成されている場合は、新たに貫通穴を形成することなく、そういった既設の換気口を利用して、接続チューブHCや電線類EWを屋外に引き出すことが望まれているが、既設の換気口等を利用しようとする場合、その換気口の形成位置によっては、必ずしも、その換気口が本体ケース51の背面に形成された引出穴51aに対応する位置にくるように、浴室暖房乾燥機50の取付位置を設定することができるとは限らず、既設の換気口が本体ケース51の背面に形成された引出穴51aから完全にずれてしまうような場合がある。
【0009】
このように、浴室の壁面に形成される貫通穴THが本体ケース51の引出穴51aから完全にずれてしまった場合は、温水コイルに接続された接続チューブHCや電線類EWを、取付板60を介して浴室壁面に据付固定された浴室暖房乾燥機50の前面側から、浴室壁面に形成された貫通穴THに通すことができず、浴室暖房乾燥機50を短時間で効率よく、浴室内に設置することができないという問題があった。
【0010】
そこで、この発明の課題は、浴室の壁面に形成される貫通穴と本体ケースに形成された引出穴とが完全にずれてしまったような場合でも、接続チューブや電線類を短時間で効率よく屋外へ引き出すことができる浴室暖房機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、熱交換器を含む暖房機構部が収容された本体ケースと、前記本体ケースの開放された前面側を覆うフロントカバーとを備え、浴室の壁面に固定された取付板の係止爪を、前記本体ケースの背面上部に形成された差込穴に差し込むようにして引っかけた状態で浴室の壁面に据付固定され、前記熱交換器に接続される接続チューブを、前記本体ケースの背面に形成された引出穴及び浴室の壁面に形成された貫通穴から外部へ引き出すようになっている浴室暖房機において、前記本体ケースは、その背面側に、前記引出穴から引き出された接続チューブを前記貫通穴まで導くためのチューブ収容凹部を有しており、前記本体ケースの底面には、前記チューブ収容凹部を開放する切欠部が形成されていると共に、その切欠部を隠蔽するケース底部材が着脱自在に装着されており、前記フロントカバーは、前記本体ケースの下端部にビス止めされるようになっており、前記ケース底部材は、前記本体ケースに装着した状態で、前記本体ケースに対する前記フロントカバーのビス止め部を隠蔽するようになっていることを特徴とする浴室暖房機を提供するものである。
【0013】
特に、この浴室暖房機は、本体ケースの底面に切欠部が形成されていると共に、その切欠部を隠蔽するケース底部材が着脱自在に装着されているので、浴室暖房機の下部を手前側に引き寄せる際、ケース底部材を取り外しておくと、本体ケースの底面に形成された切欠部によって、本体ケースの背面側に形成されたチューブ収容凹部が下方側に開放されることになる。これによって、浴室暖房機の下部を手前側に少し引き寄せるだけで十分な作業スペースが確保され、接続チューブや電線類の屋外への引出作業を効率よく行うことができる。
【0014】
また、の浴室暖房機では、フロントカバーが、本体ケースの下端部にビス止めされるようになっており、ケース底部材は、本体ケースに装着した状態で、本体ケースに対するフロントカバーのビス止め部を隠蔽するようになっているので、本体ケースに対するフロントカバーのビス止め部を隠蔽するためのビスカバーを別途設ける必要がなく、部品点数を減らすことができるので、製品コストの削減を図ることができる。
【0015】
また、請求項に係る発明の浴室暖房機のように、前記本体ケースは、前記フロントカバーを取り付けた状態で、その下端部が前記取付板の下端部から前方側に張り出した固定片にビス止めされるようになっており、前記ケース底部材は、前記本体ケースに装着した状態で、前記取付板に対する前記本体ケースのビス止め部を隠蔽するようになっているものにあっては、ケース底部材を本体ケースから取り外した状態で、接続チューブや電線類の屋外への引き出しと、取付板の固定片に対する本体ケースのビス止めとを行った後、ケース底部材を本体ケースに装着することによって、本体ケースに対するフロントカバーのビス止め部と、取付板に対する本体ケースのビス止め部との双方を同時に隠蔽することができるので、取付板に対する本体ケースのビス止め部を隠蔽するビスカバーを別途設ける必要がなく、さらに、製品コストの削減を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。この浴室暖房乾燥機1は、図1(a)〜(c)及び図2に示すように、取付板を介して浴室の壁面に取り付けられる、前面が開放された本体ケース11と、この本体ケース11の前面側を覆うフロントカバー17とを備えており、前記本体ケース11内には、図2に示すように、屋外に設置される温水暖房熱源機から温水パイプ及び接続チューブHC(図6参照)を介して供給される温水と空気との間で熱交換を行う熱交換器13と、この熱交換器13の背面側に設置された循環ファン14と、この循環ファン14を駆動させるファン駆動モータ15と、熱交換器13の下側に形成される温風吹出口に配設された風向調整用のルーバー16とが設けられている。
【0017】
前記本体ケース11内には、換気ファンは搭載されておらず、屋外に別途設置される換気ファンユニットによって、浴室壁面における浴室暖房乾燥機1の取付領域内に形成された換気穴を通して浴室内の湿度の高い空気が屋外に排気されるようになっており、本体ケース11の背面には、図2に示すように、熱交換器13の温水コイルと温水暖房熱源機に接続された温水パイプとを相互に接続するための接続チューブHC(図6参照)及び浴室暖房乾燥機1の電源線等の電線類EWを機外に引き出すための引出穴11aが形成されている。
【0018】
また、本体ケース11は、図3に示すように、その背面側に、本体ケース11に形成された引出穴11aと換気穴とが完全にずれている場合に、引出穴11aから機外に引き出された接続チューブHC(図6参照)を換気穴まで導くためのチューブ収容凹部11bを有しており、本体ケース11の背面上部には、後述する取付板の係止爪を差し込むための差込穴11cが形成されている。
【0019】
また、本体ケース11の底面には、図4(a)に示すように、温風吹出口に対応して背面側を部分的に開放する切欠部11dが形成されており、その切欠部11dを隠蔽するケース底部材12が着脱自在に取り付けられている(図1(c)参照)。このケース底部材12は、図5(a)〜(c)に示すように、切欠部11dを覆う底面板12aの前端から、湾曲した正面板12bが立ち上がっており、底面板12aの両端部及び中央部に形成された左右一対の突起12c、12dを本体ケース11の底面に形成された係合穴11e、11fにそれぞれ係合させることによって、本体ケース11に保持されるようになっている。なお、このケース底部材12を本体ケース11に取り付けた状態では、後述する本体ケース11に対するフロントカバー17のビス止め部α及び取付板に対する本体ケース11のビス止め部β(図4(b)参照)が正面板12bによって隠蔽されるようになっている(図13参照)。
【0020】
前記フロントカバー17は、図1(a)〜(c)及び図6(a)、(b)に示すように、本体ケース11の下端部にビス止めされるカバー本体18と、このカバー本体18の前面を覆うフロントグリル部19とを有しており、フロントグリル部19は、カバー本体18の前面を開放することができるように、アーム19aを介してカバー本体18の上部側に開閉可能に支持されている。なお、フロントグリル部19を開いた状態では、アーム19aに形成された係止突起(図示せず)が、カバー本体18に形成された係止部(図示せず)に係合することによって、その状態に保持されるようになっている。
【0021】
前記カバー本体18には、フロントグリル部19を閉じたときに隠蔽される部分に、熱交換器13の前面側を開放する複数の空気吸込用開口18aが形成されていると共に、フロントグリル部19を開いたときに、熱交換器13の側方に配置された、接続チューブHCの接続作業等の種々の作業を行うための作業スペースを前面側に開放する作業用開口18bが形成されている。
【0022】
この浴室暖房乾燥機1を浴室の壁面に取り付けるための取付板は、図7(a)、(b)に示すように、浴室の壁面にビス止めされる基板31と、この基板31の上端から僅かに前方側に張り出すようにして上方に突出した左右一対の係止爪32と、基板31の下端から前方側に張り出したネジ孔33aを有する固定片33とを備えており、図8に示すように、浴室の壁面に固定された取付板30の係止爪32を、浴室暖房乾燥機1の本体ケース11の背面上部に形成された差込穴11cに差し込んだ状態で、固定片33を本体ケース11の下端部にビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機1の背面と浴室の壁面との間に数mm程度の隙間Sが形成された状態で、浴室暖房乾燥機1が浴室の壁面に取り付けられるようになっている。なお、このようにして、浴室暖房乾燥機1と浴室の壁面との間に形成された隙間Sから浴室内の空気が吸い込まれ、浴室壁面における浴室暖房乾燥機1の取付領域内に形成された換気穴を通して屋外に排気される。
【0023】
前記基板31は、浴室暖房乾燥機1の幅の約1/3強の幅を有しており、その中央部には、浴室の壁面に形成される換気穴の口径よりも大きい開口31aが形成されている。また、この取付板30は、図9に示すように、浴室暖房乾燥機1の幅方向の中央部、即ち、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機1の取付領域EAの中央部に固定設置されるようになっており、浴室暖房乾燥機1の取付領域EA内には、同図に斜線で示すように、基板31に形成された開口31a内及び取付板30を挟んでその左右両側に換気穴の形成領域が確保されるようになっている。
【0024】
前記基板31には、図7(a)に示すように、その四隅に、浴室の壁面にビス止めするための複数のビス孔31bが形成されており、各ビス孔31bは全て縦長に形成されている。従って、この取付板30を浴室の壁面にビス止めする際、そのビス止め位置が多少ずれても、縦長に形成されたビス孔31bの範囲内で取付板30を適宜上下方向にずらすことによって、取付板30を浴室の壁面に水平に固定することができる。
【0025】
以上のように構成された浴室暖房乾燥機1を、取付板30を用いて浴室内に設置する方法について、以下に説明する。まず、屋外の状況及び浴室内の状況を確認して、図10に示すように、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機1の取付領域EAを決定した後、その決定された浴室暖房乾燥機1の取付領域EA内に換気穴EHを形成する。その形成位置は、同図に実線で示すように、浴室暖房乾燥機1の本体ケース11の背面に形成された引出穴11aに対応した正規の位置、即ち、浴室の壁面に固定する取付板30の右下側に形成するのが最も好ましいが、屋外の状況等によって正規の位置に換気穴EHを形成することができないときは、同図に二点差線で示すように、正規の位置の上方または取付板30に形成された開口31a内や取付板30の左側に形成すればよい。
【0026】
このようにして浴室の壁面に換気穴EHを形成すると、この換気穴EHに換気パイプを挿通固定することになるが、その際は、図11(a)に示すように、換気パイプEPの浴室側の端部を、鍔部22を有するゴムブッシュ21に差し込んだ状態でアルミニウムテープATを巻き付けることによって両者を固定し、ゴムブッシュ21の鍔部22の内面側の基端部全周にシール材SMを塗布した状態で、同図(b)に示すように、換気穴EHに挿通固定することによって、浴室の壁面における換気穴EHの周縁部分とゴムブッシュ21の鍔部22とをシールする。これによって、浴室内の湿度の高い空気を屋外に排気する際、その空気の換気穴EHから外壁内への侵入が防止される。
【0027】
続いて、図12に示すように、基板31部分を浴室の壁面にビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機1の取付領域EA内の所定位置(幅方向の中央部)に取付板30を固定した後、この取付板30を介して浴室暖房乾燥機1を浴室の壁面に取り付けることになるが、以下の作業については、換気穴EHが正規の位置に形成されている場合と、それ以外の位置に形成されている場合とに分けて説明する。なお、図12では、正規の位置に換気穴EHが形成された状態を示している。
【0028】
まず、換気穴EHが正規の位置に形成されている場合は、ケース底部材12を取り外した状態で、取付板30の係止爪32を浴室暖房乾燥機1の本体ケース11の背面上部に形成された差込穴11cに差し込むことによって、浴室暖房乾燥機1を取付板30の係止爪32に引っかけた状態で、取付板30の固定片33に本体ケース11の下端部をビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機1を取付板30に完全に固定した後、ケース底部材12を本体ケース11に取り付けることによって、そのビス止め部及び本体ケース11に対するフロントカバー17のビス止め部を隠蔽する(図13参照)。なお、この状態では、図13に示すように、換気パイプEPに取り付けられたゴムブッシュ21の鍔部22に形成された突起23が本体ケース11の背面に当接しているので、浴室の壁面にシールされているゴムブッシュ21の鍔部22が浴室の壁面から離反することがなく、シール切れの発生が確実に阻止されるようになっている。
【0029】
その後、図6に示すように、フロントカバー17のフロントグリル部19を開くことによって作業スペースを開放し、本体カバー18に形成された作業用開口18b内で、接続チューブHCを熱交換器13の温水コイルに接続すると共に、この接続チューブHCを電源線等の電線類EWと共に本体ケース11の背面に形成された引出穴11a及びその引出穴11aに対応する正規の位置に端部が開放されている換気パイプEPを通して屋外に引き出した後、フロントグリル部19を閉じると、浴室暖房乾燥機1の浴室壁面への取付が完了する。
【0030】
一方、換気穴EHが正規の位置に形成されていないために、換気穴EHと引出穴11aとが完全にずれている場合は、浴室暖房乾燥機1を取付板30に取り付ける前に、フロントカバー17のフロントグリル部19を開くことによって作業スペースを開放し、本体カバー18に形成された作業用開口18b内で、接続チューブHCを熱交換器13の温水コイルに接続すると共に、この接続チューブHCを電源線等の電線類EWと共に本体ケース11の背面に形成された引出穴11aから引き出した後、フロントグリル部19を閉じる。
【0031】
続いて、このようにして、接続チューブHCと電線類EWとが機外(背面側)に引き出された浴室暖房乾燥機1を、上述したように、浴室の壁面に固定された取付板30の係止爪32に引っかけた後、図14(a)、(b)に示すように、ケース底部材12を取り外し、浴室暖房乾燥機1の下部を手前側に引き寄せて浴室の壁面との間にある程度のスペースを確保した状態で、本体ケース11の背面側に引き出された接続チューブHCと電線類EWとをチューブ収容凹部11b内において本体ケース11の背面に沿わせながら、換気穴EHの形成位置まで導き、換気パイプEP内を通して外部に引き出す。
【0032】
最後に、取付板30の固定片33に本体ケース11の下端部をビス止めした後、ケース底部材12を本体ケース11に装着することによって、本体ケース11の底面に形成された切欠部11bと、本体ケース11に対するフロントカバー17のビス止め部α及び取付板30に対する本体ケース11のビス止め部βとを隠蔽すると、浴室暖房乾燥機1の浴室壁面への取付が完了する。
【0033】
また、新たに換気穴を形成することなく、浴室の壁面に形成された既設の換気口を利用する場合は、取付板30に形成された開口31a内または取付板30を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に既設の換気口が位置するように浴室暖房乾燥機1の取付位置を決定し、その換気口に対して所定の処理を施した後、上述したような方法により、取付板30を用いて浴室暖房乾燥機1を浴室の壁面に取り付ける。なお、既設の換気口を利用する場合も、接続チューブHC及び電線類EWの引出作業性を考慮すると、できるだけ換気穴の正規の形成領域付近に既設の換気口が位置するように、浴室暖房乾燥機1の取付位置を設定しておくことが望ましい。
【0034】
以上のように、この浴室暖房乾燥機1は、本体ケース11の底面に切欠部11dが形成されていると共に、その切欠部11dを隠蔽するケース底部材12が着脱自在に装着されているので、浴室の壁面に形成された換気穴EHと本体ケース11の引出穴11aとが完全にずれている場合、引出穴11aから機外に引き出された接続チューブHCや電線類EWを換気穴EHに導くための作業スペースを確保するために浴室暖房乾燥機1の下部を手前側に引き寄せる際、ケース底部材を取り外しておくことで、浴室暖房乾燥機1の本体ケース11の底面に形成された切欠部11dによって、チューブ収容凹部11bが下方側に開放されるので、浴室暖房乾燥機1の下部を手前側に少し引き寄せるだけで十分な作業スペースが確保され、接続チューブHCや電線類EWの引出作業を効率よく行うことができる。
【0035】
また、この浴室暖房乾燥機1は、フロントカバー17(カバー本体18)を本体ケース11の下端部にビス止めすると共に、フロントカバー17をビス止めした本体ケース11の下端部を、取付板30の固定片33にビス止めするようになっているので、こういったビス止め部α、βを隠蔽しなければならないが、本体ケース11の底面に形成された切欠部11dを隠蔽するためのケース底部材12を本体ケース11に装着することによって、本体ケース11に対するフロントカバー17のビス止め部α及び取付板30に対する本体ケース11のビス止め部βが同時に隠蔽されるようになっているので、本体ケース11に対するフロントカバー17のビス止め部α等を隠蔽するためのビスカバーを別途設ける必要がない。従って、部品点数が減少し、製品コストの削減を図ることができると共に、ケース底部材12自体が比較的大きな部材となるので、ビス止め部分を個別に隠蔽する小さなビスカバーを使用している従来の浴室暖房乾燥機のように、浴室暖房乾燥機を浴室に設置する際に、ビスカバーを紛失するおそれもない。
【0036】
なお、上述した実施形態では、屋外に換気ファンユニットを別途設置するタイプの浴室暖房乾燥機について説明したが、これに限定されるものではなく、本体ケース内に換気ファンが搭載される浴室暖房乾燥機や換気機能を備えていない浴室暖房乾燥機についても本発明を適用することができることはいうまでもない。
【0037】
また、上述した実施形態では、浴室内に設置する際、フロントカバー17を本体ケース11から取り外さなくてもよいように、作業用開口18bが形成されたカバー本体18と、このカバー本体18の前面を覆う開閉可能なフロントグリル部19とを有するフロントカバー17を使用しているが、これに限定されるものではなく、本発明は、フロントカバーを取り外した状態で浴室の壁面に取り付ける、従来タイプの浴室暖房乾燥機にも適用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる浴室暖房機の一実施形態である浴室暖房乾燥機を示す正面図、(b)は同上の浴室暖房乾燥機を示す側面図、(c)は同上の浴室暖房乾燥機を示す底面図である。
【図2】同上の浴室暖房乾燥機におけるフロントカバーを取り外した状態を示す正面図である。
【図3】同上の浴室暖房乾燥機を示す断面図である。
【図4】(a)は同上の浴室暖房乾燥機におけるケース底部材を取り外した状態を示す底面図、(b)はその正面図である。
【図5】(a)は同上のケース底部材を示す正面図、(b)は同上のケース底部材を示す底面図、(c)は同上のケース底部材を示す側面図である。
【図6】(a)は同上の浴室暖房乾燥機におけるフロントグリル部を開いた状態を示す正面図、(b)はその状態を示す側面図である。
【図7】(a)は同上の浴室暖房乾燥機の取付板を示す正面図、(b)は同上の取付板を示す側面図である。
【図8】同上の浴室暖房乾燥機を同上の取付板を用いて浴室の壁面に取り付けた状態を示す側面図である。
【図9】同上の浴室暖房乾燥機の取付領域内における同上の取付板の固定位置を示す概略図である。
【図10】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図11】(a)、(b)は 同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図12】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図13】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図14】(a)、(b)は正規の位置に換気穴が形成されていない場合における同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図15】(a)は従来の浴室暖房乾燥機を示す正面図、(b)は同上の浴室暖房乾燥機を示す側面図である。
【図16】(a)は同上の浴室暖房乾燥機におけるフロントカバーを取り外した状態を示す正面図、(b)はその状態を示す側面図である。
【図17】(a)、(b)は同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【符号の説明】
1 浴室暖房乾燥機(浴室暖房機)
11 本体ケース
11a 引出穴
11b チューブ収容凹部
11c 差込穴
11d 切欠部
12 ケース底部材
12a 底面板
12b 正面板
17 フロントカバー
18 カバー本体
19 フロントグリル部
21 ゴムブッシュ
30 取付板
EA 浴室暖房乾燥機の取付領域
EH 換気穴(貫通穴)
EP 換気パイプ
EW 電線類
HC 接続チューブ
α、β ビス止め部

Claims (2)

  1. 熱交換器を含む暖房機構部が収容された本体ケースと、前記本体ケースの開放された前面側を覆うフロントカバーとを備え、
    浴室の壁面に固定された取付板の係止爪を、前記本体ケースの背面上部に形成された差込穴に差し込むようにして引っかけた状態で浴室の壁面に据付固定され、
    前記熱交換器に接続される接続チューブを、前記本体ケースの背面に形成された引出穴及び浴室の壁面に形成された貫通穴から外部へ引き出すようになっている浴室暖房機において、
    前記本体ケースは、その背面側に、前記引出穴から引き出された接続チューブを前記貫通穴まで導くためのチューブ収容凹部を有しており、
    前記本体ケースの底面には、前記チューブ収容凹部を開放する切欠部が形成されていると共に、その切欠部を隠蔽するケース底部材が着脱自在に装着されており、
    前記フロントカバーは、前記本体ケースの下端部にビス止めされるようになっており、
    前記ケース底部材は、前記本体ケースに装着した状態で、前記本体ケースに対する前記フロントカバーのビス止め部を隠蔽するようになっていることを特徴とする浴室暖房機。
  2. 前記本体ケースは、前記フロントカバーを取り付けた状態で、その下端部が前記取付板の下端部から前方側に張り出した固定片にビス止めされるようになっており、前記ケース底部材は、前記本体ケースに装着した状態で、前記取付板に対する前記本体ケースのビス止め部を隠蔽するようになっている請求項1に記載の浴室暖房機
JP2001147501A 2001-05-17 2001-05-17 浴室暖房機 Expired - Fee Related JP3719160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147501A JP3719160B2 (ja) 2001-05-17 2001-05-17 浴室暖房機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147501A JP3719160B2 (ja) 2001-05-17 2001-05-17 浴室暖房機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002340353A JP2002340353A (ja) 2002-11-27
JP3719160B2 true JP3719160B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=18992978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001147501A Expired - Fee Related JP3719160B2 (ja) 2001-05-17 2001-05-17 浴室暖房機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3719160B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002340353A (ja) 2002-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2652963C1 (ru) Наружный блок кондиционера
JP2008164206A (ja) 空調装置
JP2009030938A (ja) 空調装置
JP4678833B2 (ja) 空気調和装置の室外機
EP3076095B1 (en) Indoor unit
KR101233198B1 (ko) 공기조화기의 실내기
JP3719160B2 (ja) 浴室暖房機
JP5449921B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3173938B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
CN215412327U (zh) 换气装置
KR100755301B1 (ko) 천정형 공기조화기의 분할식 인쇄회로기판의 장착구조
JP3747801B2 (ja) 浴室暖房機の取付板
JP2006214678A (ja) 空気調和機の室内機
JP2007100980A (ja) 空気調和装置
JP2003185175A (ja) 空気調和機
JP2002340354A (ja) 浴室暖房機及びその設置方法
JP2000065385A (ja) 天井埋込型空気調和機
WO2011030610A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP2009250459A (ja) 空気調和機の室外ユニット
WO2022091168A1 (ja) 壁掛け式エアコン室内機
JP2000227249A (ja) 天井埋込型空気調和機
KR101186324B1 (ko) 공기조화기의 실내기
KR100870031B1 (ko) 공기조화기의 터미널 블록
JPH0327227Y2 (ja)
JP3627682B2 (ja) 浴室暖房機用の換気ファンユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees