JP3747801B2 - 浴室暖房機の取付板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、温水暖房熱源機から供給される温水の熱を利用して浴室内に温風を吹き出すことによって浴室内の暖房を行う浴室暖房機を浴室の壁面に取り付けるための取付板、特に、施工性に優れた浴室暖房機の取付板に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室内の湿度の高い空気を屋外に排気するための換気ファンが搭載された浴室暖房乾燥機は、通常、取付板を介して浴室の壁面に取り付けた状態で、浴室の外壁に形成した換気穴に挿通固定された換気パイプと換気ファンとを接続すると共に、温水暖房熱源機に接続された温水パイプと熱交換器とを接続する接続チューブや電線類等を換気パイプを通して屋外へ引き出すようになっている。
【0003】
こういった浴室暖房乾燥機を浴室の壁面に取り付けるための取付板は、図14(a)、(b)に示すように、浴室の壁面にビス止めするための複数のビス孔51aが所定位置に形成された基板51と、この基板51の上端から僅かに前方側に張り出すようにして上方に突出した左右一対の係止爪52と、基板51の下端から前方側に張り出した、ねじ孔53aが形成された固定片53とを備えており、前記基板51は、図15に示すように、浴室暖房乾燥機60に対して、その換気ファンと浴室の外壁を貫通する換気パイプとの接続領域CAまで張り出さないような大きさ及び形状を有している。
【0004】
なお、図15における2点鎖線で示す領域は、排気を行わないタイプの浴室暖房乾燥機における接続チューブや電線類を屋外に引き出すための引出穴の形成領域PAを示しており、この取付板50は、排気を行わないタイプの浴室暖房乾燥機にも使用することができるように、基板51が接続チューブ等を引き出すための引出穴の形成領域PAにも張り出さないようになっている。
【0005】
以上のように構成された取付板50を用いて換気ファンが搭載される浴室暖房乾燥機を浴室の壁面に取り付けるには、まず、図16(a)に示すように、決定された浴室暖房乾燥機の取付領域EAにあわせて浴室の壁面に換気穴を形成し、その換気穴に換気パイプEPを挿通固定した後、基板51をビス止めすることによって、浴室の壁面の所定位置に取付板50を固定する。続いて、浴室暖房乾燥機60の背面上部に形成された差込孔61に係止爪52を差し込むことによって浴室暖房乾燥機60を取付板50に引っかけた状態(図15参照)で、浴室暖房乾燥機60の下部を固定片53にビス止めすると、図16(b)に示すように、浴室暖房乾燥機60が取付板50を介して浴室の壁面に据付固定されるので、その状態で換気ファンの吐出部と換気パイプとを接続すると共に、接続チューブや電線類を換気パイプを通して屋外に引き出すことになる。
【0006】
また、浴室内に設置される浴室暖房乾燥機に換気ファンを搭載せずに、換気ファンユニットを屋外に別途設置するタイプの浴室暖房乾燥機もあるが、こういった浴室暖房乾燥機の場合には、浴室の壁面との間に数mm程度の隙間が形成されるように、浴室暖房乾燥機を取付板を介して浴室の壁面に取り付け、その隙間から浴室内の空気を外壁を貫通する換気パイプに導くことになるので、こういったタイプの浴室暖房乾燥機を浴室の壁面に取り付けるための取付板についても、上述した取付板と同様に、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機の取付領域に対して予め設定された所定位置を貫通する換気パイプを塞がないような大きさ及び形状を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房乾燥機は、換気ファンが搭載された浴室暖房乾燥機とは異なり、浴室暖房乾燥機と換気パイプとを接続するわけではないので、換気パイプを通して接続チューブや電線類を屋外に引き出すことができるのであれば、その換気パイプは、基本的に浴室の壁面における浴室暖房乾燥機の取付領域内のどの位置を貫通していてもよいことになる。
【0008】
従って、換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房乾燥機については、例えば、浴室内に既に換気ギャラリ等の換気口が形成されている場合は、外壁に浴室暖房乾燥機用の換気穴を新たに形成することなく、既設の換気口をそのまま利用することが望まれている。
【0009】
しかしながら、上述したように、浴室暖房乾燥機用の換気穴を浴室の壁面に新たに形成することを前提にその大きさや形状が設計されている取付板を用いて、換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房乾燥機を、既設の換気口が形成された浴室の壁面に取り付けようとすると、取付板が既設の換気口を塞がないように、既設の換気口が正規の換気穴の形成領域付近に位置するように、浴室暖房乾燥機の取付位置を設定しなければならないので、例えば、既設の換気口が浴室のコーナー部付近に形成されているため、既設の換気口が正規の換気穴の形成領域付近に位置するように、浴室暖房乾燥機の取付位置をずらそうとしても、ずらすことができないような場合は、結局、浴室の壁面に浴室暖房乾燥機用の換気穴を新たに形成せざるを得ず、既設の換気口を有効に利用することができないといった問題がある。
【0010】
そこで、この発明の課題は、既設の換気口等を有効に活用しながら浴室暖房乾燥機を取り付けることができる浴室暖房乾燥機の取付板を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房機を浴室の壁面に取り付けるために、浴室の壁面における前記浴室暖房機の取付領域内に予め設定されている換気穴の正規の形成領域を避けるように、前記浴室の壁面に固定される浴室暖房機の取付板において、前記換気穴の口径より大きな開口が形成されていることを特徴とする浴室暖房機の取付板を提供するものである。
【0012】
以上のように、この浴室暖房機の取付板には、換気穴の口径より大きな開口が形成されているので、換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房機を浴室の壁面に取り付ける際、換気穴の正規の形成領域付近だけでなく、取付板に形成された開口内に換気穴を形成することができるので、換気穴の形成位置の自由度が広がり、浴室暖房機の取付施工性が向上するという効果が得られる。
【0013】
特に、浴室の壁面に形成された既設の換気口を利用して浴室暖房機を取り付けようとする場合、既設の換気口が換気穴の正規の形成領域付近だけでなく、取付板に形成された開口内に位置するように、浴室暖房機の取付位置を設定することができるので、既設の換気口を換気穴の正規の形成領域付近に位置するように浴室暖房機の取付位置を設定しなければならない従来の取付板を使用する場合に比べて、浴室暖房機の取付位置の自由度が広がり、既設の換気口を有効に活用することが可能となる。
【0014】
また、この取付板は、複数のピースに分割されているわけではないので、浴室の壁面に取り付ける際の施工性が悪くなることもなく、また、形成された開口の周囲が完全に繋がっているので、十分な強度を確保することができ、取付板を取り扱う際に変形しにくいという効果も得られる。
【0015】
また、請求項2に係る浴室暖房機の取付板のように、浴室の壁面における前記浴室暖房機の取付領域内の左右両側に、前記換気穴の形成領域がそれぞれ確保されるように、その幅及び前記浴室暖房機の取付領域内における固定位置が設定されているものにあっては、取付板に形成された開口内または取付板を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に換気穴を形成することができるので、浴室暖房機の取付施工性がさらに向上すると共に、既設の換気口を利用する場合は、取付板に形成された開口内または取付板を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に既設の換気口が位置するように浴室暖房機の取付位置を設定することができるので、浴室暖房機の取付位置の自由度がさらに広がり、既設の換気口を最大限に活用することが可能となる。
【0016】
また、請求項3に係る浴室暖房機の取付板のように、前記浴室の壁面にビス止めするためのビス孔が形成されており、そのビス孔が縦長に形成されているものにあっては、取付板を浴室の壁面にビス止めする際、そのビス止め位置が多少ずれても、ビス孔の範囲内で取付板を上下方向にずらすことによって、取付板を浴室の壁面に水平に固定することができるので、浴室暖房機を傾きのない状態で浴室の壁面に簡単に取り付けることができるという効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)は、浴室内の暖房及び乾燥を行う、図2〜図6に示すような浴室暖房乾燥機20を浴室の壁面に取り付けるための取付板1を示している。
【0018】
前記浴室暖房乾燥機20は、図2(a)〜(c)に示すように、前記取付板1を介して浴室の壁面に取り付けられる、前面が開放された本体ケース21と、この本体ケース21の前面側を覆うフロントカバー27とを備えており、前記本体ケース21内には、図3に示すように、屋外に設置される温水暖房熱源機から温水パイプ及び接続チューブHC(図6参照)を介して供給される温水と空気との間で熱交換を行う熱交換器23と、この熱交換器23の背面側に設置された循環ファン24と、この循環ファン24を駆動させるファン駆動モータ25と、熱交換器23の下側に形成される温風吹出口に配設された風向調整用のルーバー26とが設けられている。
【0019】
前記本体ケース21内には、換気ファンは搭載されておらず、屋外に別途設置される換気ファンユニットによって、浴室壁面における浴室暖房乾燥機20の取付領域内に形成された換気穴を通して浴室内の湿度の高い空気が屋外に排気されるようになっており、本体ケース21の背面側には、熱交換器23の温水コイルと温水暖房熱源機に接続された温水パイプとを相互に接続するための接続チューブHC(図6参照)及び浴室暖房乾燥機20の電源線等の電線類EWを、換気穴を通して屋外に引き出すための引出穴21aが形成されている。
【0020】
また、本体ケース21の底面には、図4(a)に示すように、温風吹出口に対応して背面側を部分的に開放する切欠部21bが形成されており、その切欠部21bを隠蔽するケース底部材22が着脱自在に取り付けられている(図2(c)参照)。このケース底部材22は、図5(a)〜(c)に示すように、切欠部21bを覆う底面板22aの前端から、湾曲した正面板22bが立ち上がっており、底面板22aの両端部及び中央部に形成された左右一対の突起22c、22dを本体ケース21の底面に形成された係合穴21c、21dにそれぞれ係合させることによって、本体ケース21に保持されるようになっている。なお、このケース底部材22を本体ケース21に取り付けた状態では、後述する本体ケース21に対するフロントカバー27のビス止め部及び取付板1に対する本体ケース21のビス止め部(図4(b)参照)が正面板22bによって隠蔽されるようになっている。
【0021】
前記フロントカバー27は、図2(a)〜(c)及び図6(a)、(b)に示すように、本体ケース21にビス止めされるカバー本体28と、このカバー本体28の前面を覆うフロントグリル部29とを有しており、フロントグリル部29は、カバー本体28の前面を開放することができるように、アーム29aを介してカバー本体28の上部側に開閉可能に支持されている。なお、フロントグリル部29を開いた状態では、アーム29aに形成された係止突起(図示せず)が、カバー本体28に形成された係止部(図示せず)に係合することによって、その状態に保持されるようになっている。
【0022】
前記カバー本体28には、フロントグリル部29を閉じたときに隠蔽される部分に、熱交換器23の前面側を開放する複数の空気吸込用開口28aが形成されていると共に、フロントグリル部29を開いたときに、熱交換器23の側方に配置された、接続チューブHCの接続作業等の種々の作業を行うための作業スペースを前面側に開放する作業用開口28bが形成されている。
【0023】
前記取付板1は、図1(a)、(b)に示すように、浴室の壁面にビス止めされる基板11と、この基板11の上端から僅かに前方側に張り出すようにして上方に突出した左右一対の係止爪12と、基板11の下端から前方側に張り出したネジ孔13aを有する固定片13とを備えており、図7に示すように、浴室の壁面に固定された取付板1の係止爪12を、浴室暖房乾燥機20の本体ケース21の背面上部に形成された差込穴21eに差し込んだ状態で、固定片13を本体ケース21の下端部にビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機20の背面と浴室の壁面との間に数mm程度の隙間Sが形成された状態で、浴室暖房乾燥機20が浴室の壁面に取り付けられるようになっている。なお、このようにして、浴室暖房乾燥機20と浴室の壁面との間に形成された隙間Sから浴室内の空気が吸い込まれ、浴室壁面における浴室暖房乾燥機20の取付領域内に形成された換気穴を通して屋外に排気される。
【0024】
前記基板11は、浴室暖房乾燥機20の幅の約1/3強の幅を有しており、その中央部には、浴室の壁面に形成される換気穴の口径よりも大きい開口11aが形成されている。また、この取付板1は、図8に示すように、浴室暖房乾燥機20の幅方向の中央部、即ち、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機20の取付領域EAの中央部に固定設置されるようになっており、浴室暖房乾燥機20の取付領域EA内には、同図に斜線で示すように、基板11に形成された開口11a内及び取付板1を挟んでその左右両側に換気穴の形成領域が確保されるようになっている。
【0025】
前記基板11には、図1(a)に示すように、その四隅に、浴室の壁面にビス止めするための複数のビス孔11bが形成されており、各ビス孔11bは全て縦長に形成されている。従って、この取付板1を浴室の壁面にビス止めする際、そのビス止め位置が多少ずれても、縦長に形成されたビス孔11bの範囲内で取付板1を適宜上下方向にずらすことによって、取付板1を浴室の壁面に水平に固定することができる。
【0026】
以上のように構成された取付板1を用いて、浴室暖房乾燥機20を浴室の壁面に取り付ける方法について、以下に説明する。まず、屋外の状況及び浴室内の状況を確認して、図9に示すように、浴室の壁面における浴室暖房乾燥機20の取付領域EAを決定した後、その決定された浴室暖房乾燥機20の取付領域EA内に換気穴EHを形成する。その形成位置は、同図に実線で示すように、浴室暖房乾燥機20の本体ケース21の背面に形成された引出穴21aに対応した正規の位置、即ち、浴室の壁面に固定する取付板1の右下側に形成するのが最も好ましいが、屋外の状況等によって正規の位置に換気穴EHを形成することができないときは、同図に二点差線で示すように、正規の位置の上方または取付板1に形成された開口11a内や取付板1の左側に形成すればよい。
【0027】
このようにして浴室の壁面に換気穴EHを形成すると、この換気穴EHに換気パイプを挿通固定することになるが、その際は、図10(a)に示すように、換気パイプEPの浴室側の端部を、鍔部32を有するゴムブッシュ31に差し込んだ状態でアルミニウムテープATを巻き付けることによって両者を固定し、ゴムブッシュ31の鍔部32の内面側の基端部全周にシール材SMを塗布した状態で、同図(b)に示すように、換気穴EHに挿通固定することによって、浴室の壁面における換気穴EHの周縁部分とゴムブッシュ31の鍔部32とをシールする。これによって、浴室内の湿度の高い空気を屋外に排気する際、その空気の換気穴EHから外壁内への侵入が防止される。
【0028】
続いて、図11に示すように、基板11部分を浴室の壁面にビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機20の取付領域EA内の所定位置(幅方向の中央部)に取付板1を固定した後、この取付板1を介して浴室暖房乾燥機20を浴室の壁面に取り付けることになるが、以下の作業については、換気穴EHが正規の位置に形成されている場合と、それ以外の位置に形成されている場合とに分けて説明する。なお、図11では、正規の位置に換気穴EHが形成された状態を示している。
【0029】
まず、換気穴EHが正規の位置に形成されている場合は、ケース底部材22を取り外した状態で、取付板1の係止爪12を浴室暖房乾燥機20の本体ケース21の背面上部に形成された差込穴21eに差し込むことによって、浴室暖房乾燥機20を取付板1の係止爪12に引っかけた状態で、取付板1の固定片13に本体ケース21の下端部をビス止めすることによって、浴室暖房乾燥機20を取付板1に完全に固定した後、ケース底部材22を本体ケース21に取り付けることによって、そのビス止め部及び本体ケース21に対するフロントカバー27のビス止め部を隠蔽する(図12参照)。なお、この状態では、図12に示すように、換気パイプEPに取り付けられたゴムブッシュ31の鍔部32に形成された突起33が本体ケース21の背面に当接しているので、浴室の壁面にシールされているゴムブッシュ31の鍔部32が浴室の壁面から離反することがなく、シール切れの発生が確実に阻止されるようになっている。
【0030】
その後、図6に示すように、フロントカバー27のフロントグリル部29を開くことによって作業スペースを開放し、本体カバー28に形成された作業用開口28b内で、接続チューブHCを熱交換器23の温水コイルに接続すると共に、この接続チューブHCを電源線等の電線類EWと共に本体ケース21の背面に形成された引出穴21a及びその引出穴21aに対応する正規の位置に端部が開放されている換気パイプEPを通して屋外に引き出した後、フロントグリル部29を閉じると、浴室暖房乾燥機20の浴室壁面への取付が完了する。
【0031】
一方、換気穴EHが正規の位置に形成されていない場合は、浴室暖房乾燥機20を取付板1に取り付ける前に、フロントカバー27のフロントグリル部29を開くことによって作業スペースを開放し、本体カバー28に形成された作業用開口28b内で、接続チューブHCを熱交換器23の温水コイルに接続した後、この接続チューブHCを電源線等の電線類EWと共に本体ケース21の背面に形成された引出穴21aから引き出しておく。
【0032】
続いて、このようにして、接続チューブHCと電線類EWとが機外(背面側)に引き出された浴室暖房乾燥機20を、上述したように、浴室の壁面に固定された取付板1の係止爪12に引っかけた後、図13(a)、(b)に示すように、浴室暖房乾燥機20の下部を手前側に引き寄せて浴室の壁面との間にある程度のスペースを確保した状態で、本体ケース21の背面側に引き出された接続チューブHCと電線類EWとを本体ケース21の背面に沿わせながら、換気穴EHの形成位置まで導き、換気パイプEP内を通して外部に引き出す。このとき、浴室暖房乾燥機20の本体ケース21の底面には、切欠部21bが形成されているので、浴室暖房乾燥機20の下部を手前側に少し引き寄せるだけで十分な作業スペースが確保され、接続チューブHCや電線類EWの引出作業を効率よく行うことができる。
【0033】
最後に、取付板1の固定片13に本体ケース21の下端部をビス止めした後、ケース底部材22を取り付けることによって、本体ケース21の底面に形成された切欠部21bと、本体ケース21に対するフロントカバー27のビス止め部及び取付板1に対する本体ケース21のビス止め部とを隠蔽した後、フロントグリル部29を閉じると、浴室暖房乾燥機20の浴室壁面への取付が完了する。
【0034】
また、浴室の壁面に形成された既設の換気口を利用する場合は、取付板1に形成された開口11a内または取付板1を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に既設の換気口が位置するように浴室暖房乾燥機20の取付位置を決定し、その換気口に対して所定の処理を施した後、上述したような方法により、取付板1を用いて浴室暖房乾燥機20を浴室の壁面に取り付ける。なお、既設の換気口を利用する場合も、接続チューブHC及び電線類EWの引出作業性を考慮すると、できるだけ換気穴の正規の形成領域付近に既設の換気口が位置するように、浴室暖房乾燥機20の取付位置を設定しておくことが望ましい。
【0035】
以上のように、この取付板1を使用すると、取付板1に形成された開口11a内または取付板1を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に換気穴EHを形成することができるので、換気穴EHの形成位置の自由度が広がり、浴室暖房乾燥機20の取付施工性が向上すると共に、既設の換気口を利用する場合は、取付板1に形成された開口11a内または取付板1を挟んでその左右両側のいずれかの領域内に既設の換気口が位置するように、浴室暖房乾燥機20の取付位置を設定することができるので、浴室暖房乾燥機20の取付位置の自由度が広がり、既設の換気口を最大限に活用することができる。
【0036】
また、この取付板1は、複数のピースに分割されているわけではないので、浴室の壁面に取り付ける際の施工性が悪くなることもなく、基板11は、形成された開口11aの周囲が完全に繋がっているので、十分な強度を確保することができ、取付板1を取り扱う際に変形しにくいという効果も得られる。
【0037】
なお、上述した実施形態では、開口11aが形成された基板11の幅を狭くすることによって、取付板1の左右両側に換気穴EHの形成領域を確保するようにしたが、これに限定されるものではなく、幅の広い基板に大きな開口を形成することによっても、十分に効果を発揮することができる。
【0038】
また、上述した実施形態では、基板11に形成された縦長のビス孔11bを形成しているが、これに限定されるものではなく、横長または丸形のビス孔を形成したものであってもよい。ただし、ビス孔を縦長にすることによって、取付板の固定作業性が向上することは上述したとおりである。
【0039】
また、上述した実施形態では、フロントグリル部29が開閉可能なフロントカバー27を備えていると共に、本体ケース21の底面に形成された切欠部21bを着脱自在のケース底部材22によって隠蔽するようにした浴室暖房乾燥機20を浴室の壁面に取り付ける場合について説明したが、本発明の取付板を用いて浴室の壁面に取り付ける浴室暖房機は、こういったものに限定されるものではなく、屋外に換気ファンユニットを設置するタイプであれば、種々の浴室暖房機に対して、同様の効果を発揮することはいうまでもない。
【0040】
また、上述した実施形態では、屋外に換気ファンユニットを別途設置するタイプの浴室暖房乾燥機を、浴室の壁面に取り付ける場合について説明したが、本発明の取付板は、換気ファンが搭載された浴室暖房乾燥機を浴室の壁面に取り付ける場合にも使用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる浴室暖房乾燥機の取付板を示す正面図、(b)は同上の取付板を示す側面図である。
【図2】(a)は同上の浴室暖房乾燥機を示す正面図、(b)は同上の浴室暖房乾燥機を示す側面図、(c)は同上の浴室暖房乾燥機を示す底面図である。
【図3】同上の浴室暖房乾燥機におけるフロントカバーを取り外した状態を示す正面図である。
【図4】(a)は同上の浴室暖房乾燥機におけるケース底部材を取り外した状態を示す底面図、(b)はその正面図である。
【図5】(a)は同上のケース底部材を示す正面図、(b)は同上のケース底部材を示す底面図、(c)は同上のケース底部材を示す側面図である。
【図6】(a)は同上の浴室暖房乾燥機におけるフロントグリル部を開いた状態を示す正面図、(b)はその側面図である。
【図7】同上の浴室暖房乾燥機を同上の取付板を介して浴室の壁面に取り付けた状態を示す側面図である。
【図8】同上の浴室暖房乾燥機の取付領域内における同上の取付板の固定位置を示す概略図である。
【図9】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図10】(a)、(b)は 同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図11】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図12】同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図13】(a)、(b)は正規の位置に換気穴が形成されていない場合における同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【図14】(a)は換気ファンが搭載された浴室暖房乾燥機の取付板を示す正面図、(b)は同上の取付板を示す側面図である。
【図15】同上の浴室暖房乾燥機と同上の取付板との相対位置関係を説明するための説明図である。
【図16】(a)、(b)は同上の取付板を用いた同上の浴室暖房乾燥機の取付作業を示す工程図である。
【符号の説明】
1 取付板
11 基板
11a 開口
11b ビス孔
12 係止爪
13 固定片
20 浴室暖房乾燥機
21 本体ケース
21a 引出穴
21b 切欠部
21e 差込穴
22 ケース底部材
27 フロントカバー
28 カバー本体
28b 作業用開口
29 フロントグリル部
31 ゴムブッシュ
32 鍔部
33 突起
EA 浴室暖房乾燥機の取付領域
EH 換気穴
EP 換気パイプ
EW 電線類
HC 接続チューブ

Claims (3)

  1. 換気ファンユニットを屋外に設置するタイプの浴室暖房機を浴室の壁面に取り付けるために、浴室の壁面における前記浴室暖房機の取付領域内に予め設定されている換気穴の正規の形成領域を避けるように、前記浴室の壁面に固定される浴室暖房機の取付板において、
    前記換気穴の口径より大きな開口が形成されていることを特徴とする浴室暖房機の取付板。
  2. 浴室の壁面における前記浴室暖房機の取付領域内の左右両側に、前記換気穴の形成領域がそれぞれ確保されるように、その幅及び前記浴室暖房機の取付領域内における固定位置が設定されている請求項1に記載の浴室暖房機の取付板。
  3. 前記浴室の壁面にビス止めするためのビス孔が形成されており、
    前記ビス孔が縦長に形成されている請求項1または2に記載の浴室暖房機の取付板。
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