JPH08143294A - フォークリフトの荷役用油圧装置 - Google Patents
フォークリフトの荷役用油圧装置Info
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- JPH08143294A JPH08143294A JP28671994A JP28671994A JPH08143294A JP H08143294 A JPH08143294 A JP H08143294A JP 28671994 A JP28671994 A JP 28671994A JP 28671994 A JP28671994 A JP 28671994A JP H08143294 A JPH08143294 A JP H08143294A
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- port
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気的な制御を行わずにフローレギュレータバ
ルブの流量制御遅れを補って、フォークの下降動作をス
ムーズに行わせる。 【構成】リフトシリンダ1とコントロールバルブ2とは
管路3を介して接続され、管路3の途中にフローレギュ
レータバルブ4及び流量制御弁5が設けられている。流
量制御弁5は第1のポートP1がコントロールバルブ2
に、第2のポートP2がフローレギュレータバルブ4に接
続されている。流量制御弁5には両ポートP1,P2 を連通
する主通路13の途中に切換弁14が設けられ、切換弁14
と並列にチェックバルブ26が設けられている。切換弁14
には閉鎖位置から開放位置側への移動開始後に両ポート
P1,P2 を連通する通路が、フローレギュレータバルブ4
の制御が開始されるまでにその開口面積がフローレギュ
レータバルブ4の制御領域における作動油の流量とほぼ
同じ流量に対応する大きさとなるように形成されてい
る。
ルブの流量制御遅れを補って、フォークの下降動作をス
ムーズに行わせる。 【構成】リフトシリンダ1とコントロールバルブ2とは
管路3を介して接続され、管路3の途中にフローレギュ
レータバルブ4及び流量制御弁5が設けられている。流
量制御弁5は第1のポートP1がコントロールバルブ2
に、第2のポートP2がフローレギュレータバルブ4に接
続されている。流量制御弁5には両ポートP1,P2 を連通
する主通路13の途中に切換弁14が設けられ、切換弁14
と並列にチェックバルブ26が設けられている。切換弁14
には閉鎖位置から開放位置側への移動開始後に両ポート
P1,P2 を連通する通路が、フローレギュレータバルブ4
の制御が開始されるまでにその開口面積がフローレギュ
レータバルブ4の制御領域における作動油の流量とほぼ
同じ流量に対応する大きさとなるように形成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォークリフトの荷役用
油圧装置に関するものである。
油圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトのフォークを昇
降動させる油圧回路においては、フォークの下降動作は
リフトシリンダのボトム室をオイルタンクと連通するこ
とにより行われる。即ち、下降動作時にはフォーク及び
それを支持するリフトブラケット等の重量に基づく押圧
力でピストンが下降してボトム室内の作動油が排出され
る。従って、管路の途中に流量制御弁がない場合は下降
速度が時間とともに増加するとともに負荷の大小によっ
ても速度が変化する。そこで、荷役作業時におけるフォ
ークの下降速度をほぼ一定に保持するため、図5に示す
ようにコントロールバルブ51とリフトシリンダ52と
の間にフローレギュレータバルブ53を設けたものがあ
る(例えば、特開昭60−14672号公報)。
降動させる油圧回路においては、フォークの下降動作は
リフトシリンダのボトム室をオイルタンクと連通するこ
とにより行われる。即ち、下降動作時にはフォーク及び
それを支持するリフトブラケット等の重量に基づく押圧
力でピストンが下降してボトム室内の作動油が排出され
る。従って、管路の途中に流量制御弁がない場合は下降
速度が時間とともに増加するとともに負荷の大小によっ
ても速度が変化する。そこで、荷役作業時におけるフォ
ークの下降速度をほぼ一定に保持するため、図5に示す
ようにコントロールバルブ51とリフトシリンダ52と
の間にフローレギュレータバルブ53を設けたものがあ
る(例えば、特開昭60−14672号公報)。
【0003】フローレギュレータバルブ53は、油圧ポ
ンプ54によりオイルタンク55から汲み上げられた作
動油がコントロールバルブ51側からリフトシリンダ5
2側へ供給されるときには流路が最大開口状態に保持さ
れる。又、リフトシリンダ52側からコントロールバル
ブ53を経てオイルタンク55に作動油が排出されると
きには、コイルスプリングと弁に作用する作動油の圧力
とのバランスにより流路面積が調整される。フローレギ
ュレータバルブには特開昭60−14672号公報に開
示されているように、荷有り状態あるいは荷無し状態に
限らずほぼ同速度に下降速度を調整するものと、負荷が
大きいほど下降速度を遅くするものとがある。
ンプ54によりオイルタンク55から汲み上げられた作
動油がコントロールバルブ51側からリフトシリンダ5
2側へ供給されるときには流路が最大開口状態に保持さ
れる。又、リフトシリンダ52側からコントロールバル
ブ53を経てオイルタンク55に作動油が排出されると
きには、コイルスプリングと弁に作用する作動油の圧力
とのバランスにより流路面積が調整される。フローレギ
ュレータバルブには特開昭60−14672号公報に開
示されているように、荷有り状態あるいは荷無し状態に
限らずほぼ同速度に下降速度を調整するものと、負荷が
大きいほど下降速度を遅くするものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フローレギ
ュレータバルブはフォークの下降動作開始直後は流量制
御機能が発揮されず、流量制御には遅れが伴う。その結
果、荷役下降作業時にコントロールバルブのリフトレバ
ーを中立位置から下降位置に一度に大きく移動させる
と、フォークの下降動作開始初期にフォークが急に下降
した後、所定の速度で下降を継続する状態となる。そし
て、フローレギュレータバルブの流量制御機能が発揮さ
れたときにフォークの下降速度が急に減速されるため、
ショックが発生し作業者の乗り心地が悪くなる。リフト
レバーを下降位置に徐々に移動させて作業者がコントロ
ールバルブで作動油の流れを調整すれば、フローレギュ
レータバルブの制御遅れによるショックを防止すること
ができるが、操作が面倒である。又、コイルスプリング
と弁に作用する作動油の圧力バランスにより流量制御を
行うフローレギュレータバルブに代えて、電気的にバル
ブの開度を連続的に変更可能とした流量制御弁を設けれ
ば前記の問題は解消する。しかし、電気的な制御が必要
となり、制御装置が必要になるとともに電気配線の工数
が増えて構造が複雑になり、製造コストが高くなるとい
う問題がある。
ュレータバルブはフォークの下降動作開始直後は流量制
御機能が発揮されず、流量制御には遅れが伴う。その結
果、荷役下降作業時にコントロールバルブのリフトレバ
ーを中立位置から下降位置に一度に大きく移動させる
と、フォークの下降動作開始初期にフォークが急に下降
した後、所定の速度で下降を継続する状態となる。そし
て、フローレギュレータバルブの流量制御機能が発揮さ
れたときにフォークの下降速度が急に減速されるため、
ショックが発生し作業者の乗り心地が悪くなる。リフト
レバーを下降位置に徐々に移動させて作業者がコントロ
ールバルブで作動油の流れを調整すれば、フローレギュ
レータバルブの制御遅れによるショックを防止すること
ができるが、操作が面倒である。又、コイルスプリング
と弁に作用する作動油の圧力バランスにより流量制御を
行うフローレギュレータバルブに代えて、電気的にバル
ブの開度を連続的に変更可能とした流量制御弁を設けれ
ば前記の問題は解消する。しかし、電気的な制御が必要
となり、制御装置が必要になるとともに電気配線の工数
が増えて構造が複雑になり、製造コストが高くなるとい
う問題がある。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は電気的な制御を行わずにフロー
レギュレータバルブの流量制御遅れを補って、フォーク
の下降動作をスムーズに行わせることができるフォーク
リフトの荷役用油圧装置を提供することにある。
のであって、その目的は電気的な制御を行わずにフロー
レギュレータバルブの流量制御遅れを補って、フォーク
の下降動作をスムーズに行わせることができるフォーク
リフトの荷役用油圧装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、リフトシリンダとそのボ
トム室への作動油の流れを制御するコントロールバルブ
とを連通する管路の途中にフローレギュレータバルブを
設けるとともに、フローレギュレータバルブとコントロ
ールバルブとの間に、フローレギュレータバルブの流量
制御作用が開始されるまでに徐々に流量が増大して流量
制御状態のフローレギュレータバルブの流量となる流量
制御弁を設けた。
め請求項1に記載の発明では、リフトシリンダとそのボ
トム室への作動油の流れを制御するコントロールバルブ
とを連通する管路の途中にフローレギュレータバルブを
設けるとともに、フローレギュレータバルブとコントロ
ールバルブとの間に、フローレギュレータバルブの流量
制御作用が開始されるまでに徐々に流量が増大して流量
制御状態のフローレギュレータバルブの流量となる流量
制御弁を設けた。
【0007】請求項2に記載の発明では、前記流量制御
弁は、コントロールバルブ側に接続される第1のポート
と、フローレギュレータバルブ側に接続される第2のポ
ートと、前記第1のポートと第2のポートとを連通する
主通路の途中に設けられて開放位置と閉鎖位置とに切換
配置される切換弁と、切換弁を閉鎖位置側へ付勢する付
勢手段と、前記管路がオイルタンクと連通状態になると
前記切換弁を前記付勢手段の付勢力に抗して開放位置側
に移動させる切換手段と、切換弁と並列に設けられたチ
ェックバルブとを備えており、前記切換弁には閉鎖位置
から開放位置側への移動開始後に第1のポートと第2の
ポートとを連通する通路を、その開口面積が次第に増大
するとともに、フローレギュレータバルブの制御が開始
されるまでにその開口面積がフローレギュレータバルブ
の制御領域における作動油の流量とほぼ同じ流量に対応
する大きさとなるように形成した。
弁は、コントロールバルブ側に接続される第1のポート
と、フローレギュレータバルブ側に接続される第2のポ
ートと、前記第1のポートと第2のポートとを連通する
主通路の途中に設けられて開放位置と閉鎖位置とに切換
配置される切換弁と、切換弁を閉鎖位置側へ付勢する付
勢手段と、前記管路がオイルタンクと連通状態になると
前記切換弁を前記付勢手段の付勢力に抗して開放位置側
に移動させる切換手段と、切換弁と並列に設けられたチ
ェックバルブとを備えており、前記切換弁には閉鎖位置
から開放位置側への移動開始後に第1のポートと第2の
ポートとを連通する通路を、その開口面積が次第に増大
するとともに、フローレギュレータバルブの制御が開始
されるまでにその開口面積がフローレギュレータバルブ
の制御領域における作動油の流量とほぼ同じ流量に対応
する大きさとなるように形成した。
【0008】又、請求項3に記載の発明では、請求項2
に記載の発明において、前記切換弁は直動型のスプール
により構成され、スプールには付勢手段が設けられた第
1の室と主通路の第1のポート側とを連通するとともに
絞り部を備えた連通路が形成されるとともに、切換手段
を構成するため前記第1の室と反対側に形成された第2
の室と主通路の第2のポート側とを連通する通路が形成
されている。
に記載の発明において、前記切換弁は直動型のスプール
により構成され、スプールには付勢手段が設けられた第
1の室と主通路の第1のポート側とを連通するとともに
絞り部を備えた連通路が形成されるとともに、切換手段
を構成するため前記第1の室と反対側に形成された第2
の室と主通路の第2のポート側とを連通する通路が形成
されている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明では、コントロールバル
ブが下降状態に切換えられると、リフトシリンダのボト
ム室内の作動油は、管路、フローレギュレータバルブ、
流量制御弁及びコントロールバルブを経て排出され、リ
フトシリンダの収縮動作即ちフォークの下降動作が行わ
れる。フローレギュレータバルブの流量制御機能に遅れ
があるため、リフトシリンダからの作動油の排出初期に
はフローレギュレータバルブの流量制御機能が作用せ
ず、フローレギュレータバルブは通路の開口面積が最大
の状態にある。しかし、フローレギュレータバルブとコ
ントロールバルブとの間に設けられた流量制御弁は、コ
ントロールバルブが下降状態に切換えられるとすぐに流
量制御を開始する。そして、流量制御弁を通過する作動
油の流量は、フローレギュレータバルブの流量制御作用
が開始されるまでに、徐々に増大して流量制御状態のフ
ローレギュレータバルブの流量に達する。従って、リフ
トシリンダからの作動油の排出初期にはその流量が流量
制御弁の流量に調整され、フローレギュレータバルブの
流量制御機能が作用する時期からフローレギュレータバ
ルブの流量に調整される。その結果、フォークの下降速
度が急変することなく所定速度に到達する。
ブが下降状態に切換えられると、リフトシリンダのボト
ム室内の作動油は、管路、フローレギュレータバルブ、
流量制御弁及びコントロールバルブを経て排出され、リ
フトシリンダの収縮動作即ちフォークの下降動作が行わ
れる。フローレギュレータバルブの流量制御機能に遅れ
があるため、リフトシリンダからの作動油の排出初期に
はフローレギュレータバルブの流量制御機能が作用せ
ず、フローレギュレータバルブは通路の開口面積が最大
の状態にある。しかし、フローレギュレータバルブとコ
ントロールバルブとの間に設けられた流量制御弁は、コ
ントロールバルブが下降状態に切換えられるとすぐに流
量制御を開始する。そして、流量制御弁を通過する作動
油の流量は、フローレギュレータバルブの流量制御作用
が開始されるまでに、徐々に増大して流量制御状態のフ
ローレギュレータバルブの流量に達する。従って、リフ
トシリンダからの作動油の排出初期にはその流量が流量
制御弁の流量に調整され、フローレギュレータバルブの
流量制御機能が作用する時期からフローレギュレータバ
ルブの流量に調整される。その結果、フォークの下降速
度が急変することなく所定速度に到達する。
【0010】請求項2に記載の発明では、前記流量制御
弁は、第1のポートがコントロールバルブ側に接続さ
れ、第2のポートがフローレギュレータバルブ側に接続
される。前記管路がオイルタンクと連通状態になると、
切換弁が付勢手段の付勢力に抗して開放位置側に移動さ
れる。切換弁が閉鎖位置から開放位置側へ移動を開始す
ると、第1のポートと第2のポートとを連通する通路の
開口面積が次第に増大して、流量制御弁を流れる作動油
の量が徐々に増大する。そして、フローレギュレータバ
ルブの制御が開始されるまでにその開口面積がフローレ
ギュレータバルブの制御状態における作動油の流量とほ
ぼ同じ流量に対応する大きさとなる。その他の作用は請
求項1に記載の発明の作用と同様である。
弁は、第1のポートがコントロールバルブ側に接続さ
れ、第2のポートがフローレギュレータバルブ側に接続
される。前記管路がオイルタンクと連通状態になると、
切換弁が付勢手段の付勢力に抗して開放位置側に移動さ
れる。切換弁が閉鎖位置から開放位置側へ移動を開始す
ると、第1のポートと第2のポートとを連通する通路の
開口面積が次第に増大して、流量制御弁を流れる作動油
の量が徐々に増大する。そして、フローレギュレータバ
ルブの制御が開始されるまでにその開口面積がフローレ
ギュレータバルブの制御状態における作動油の流量とほ
ぼ同じ流量に対応する大きさとなる。その他の作用は請
求項1に記載の発明の作用と同様である。
【0011】請求項3に記載の発明では、直線運動する
スプールの往復動により、開放位置と閉鎖位置とに切換
えられる。又、スプールを閉鎖位置側に付勢する付勢手
段が設けられた第1の室が主通路の第1のポート側とス
プールに形成された連通路を介して連通しているため、
付勢手段の付勢力が小さくても、第1のポート側からの
作動油の供給状態において確実に閉鎖位置に保持され
る。そして、チェックバルブを介して作動油が第2のポ
ートへ供給される。又、下降動作時には、第2のポート
側の作動油がスプールに形成された通路を介して第2の
室に供給され、スプールが開放位置側へ移動される。
スプールの往復動により、開放位置と閉鎖位置とに切換
えられる。又、スプールを閉鎖位置側に付勢する付勢手
段が設けられた第1の室が主通路の第1のポート側とス
プールに形成された連通路を介して連通しているため、
付勢手段の付勢力が小さくても、第1のポート側からの
作動油の供給状態において確実に閉鎖位置に保持され
る。そして、チェックバルブを介して作動油が第2のポ
ートへ供給される。又、下降動作時には、第2のポート
側の作動油がスプールに形成された通路を介して第2の
室に供給され、スプールが開放位置側へ移動される。
【0012】
【実施例】以下、本発明をフォークリフトの油圧装置に
具体化した一実施例を図1〜図4に従って説明する。
具体化した一実施例を図1〜図4に従って説明する。
【0013】図1に示すように、リフトシリンダ1とコ
ントロールバルブ2とは管路3を介して接続されてい
る。管路3はリフトシリンダ1のボトム室1aに接続さ
れている。管路3の途中にはフローレギュレータバルブ
4及び流量制御弁5が設けられている。流量制御弁5は
フローレギュレータバルブ4とコントロールバルブ2と
の間に設けられている。コントロールバルブ2にはフォ
ーク6の昇降及び停止を指示するリフトレバー7が設け
られ、コントロールバルブ2はリフトレバー7の上昇、
中立及び下降操作位置に対応して3つの状態に切換可能
となっている。リフトシリンダ1にオイルタンク8内の
作動油を供給する油圧ポンプ9は管路10を介してコン
トロールバルブ2に接続されている。コントロールバル
ブ2は管路11を介してオイルタンク8に連通されてい
る。
ントロールバルブ2とは管路3を介して接続されてい
る。管路3はリフトシリンダ1のボトム室1aに接続さ
れている。管路3の途中にはフローレギュレータバルブ
4及び流量制御弁5が設けられている。流量制御弁5は
フローレギュレータバルブ4とコントロールバルブ2と
の間に設けられている。コントロールバルブ2にはフォ
ーク6の昇降及び停止を指示するリフトレバー7が設け
られ、コントロールバルブ2はリフトレバー7の上昇、
中立及び下降操作位置に対応して3つの状態に切換可能
となっている。リフトシリンダ1にオイルタンク8内の
作動油を供給する油圧ポンプ9は管路10を介してコン
トロールバルブ2に接続されている。コントロールバル
ブ2は管路11を介してオイルタンク8に連通されてい
る。
【0014】コントロールバルブ2はリフトレバー7の
上昇操作に基づいて管路3と管路10とを連通させ、リ
フトレバー7の下降操作に基づいて管路3と管路11と
を連通させる。又、コントロールバルブ2はリフトレバ
ー7の中立操作に基づいて管路3と管路10及び管路1
1との連通を遮断するようになっている。
上昇操作に基づいて管路3と管路10とを連通させ、リ
フトレバー7の下降操作に基づいて管路3と管路11と
を連通させる。又、コントロールバルブ2はリフトレバ
ー7の中立操作に基づいて管路3と管路10及び管路1
1との連通を遮断するようになっている。
【0015】次に流量制御弁5について説明する。図2
に示すように、流量制御弁5のハウジング12にはコン
トロールバルブ2側に接続される第1のポートP1と、
フローレギュレータバルブ4側に接続される第2のポー
トP2とが形成されている。主通路13は第1のポート
P1から真っ直ぐに延びる通路13aと、通路13aと
一直線上にない第2のポートP2と連通する通路13b
と、通路13aと直交するとともに通路13bに連通す
る孔13cとから構成されている。主通路13の途中の
孔13cと対応する位置に、開放位置と閉鎖位置とに切
換配置される切換弁14を構成するスプール15が、主
通路13と直交する状態で摺動可能に配設されている。
ハウジング12にはスプール15の第1端部側(図2の
右側)に第1の室16が、第2端部側に切換手段を構成
する第2の室17がそれぞれ形成されている。第1の室
16内に切換弁14を閉鎖位置側へ付勢する付勢手段と
してのコイルスプリング18が収容されている。
に示すように、流量制御弁5のハウジング12にはコン
トロールバルブ2側に接続される第1のポートP1と、
フローレギュレータバルブ4側に接続される第2のポー
トP2とが形成されている。主通路13は第1のポート
P1から真っ直ぐに延びる通路13aと、通路13aと
一直線上にない第2のポートP2と連通する通路13b
と、通路13aと直交するとともに通路13bに連通す
る孔13cとから構成されている。主通路13の途中の
孔13cと対応する位置に、開放位置と閉鎖位置とに切
換配置される切換弁14を構成するスプール15が、主
通路13と直交する状態で摺動可能に配設されている。
ハウジング12にはスプール15の第1端部側(図2の
右側)に第1の室16が、第2端部側に切換手段を構成
する第2の室17がそれぞれ形成されている。第1の室
16内に切換弁14を閉鎖位置側へ付勢する付勢手段と
してのコイルスプリング18が収容されている。
【0016】スプール15の第2端部寄りにはスプール
15が開放位置に配置されたときに通路13aと通路1
3bとを連通させる環状凹部15aが形成されている。
スプール15にはスプール15が閉鎖位置に配置された
状態で通路13aと対応する位置より第2端部側に、通
路19を形成する環状の段付き溝20が形成されてい
る。溝20は2段に形成され、環状凹部15aの第1端
部側に連通する側が深く形成されているが、環状凹部1
5aより浅く形成されている。通路19はスプール15
の閉鎖位置から開放位置側への移動開始直後に第1のポ
ートP1と第2のポートP2とを連通し、フローレギュ
レータバルブ4の制御が開始されるまでにその開口面積
がフローレギュレータバルブ4の制御領域における作動
油の流量と同じ流量に対応する大きさとなるように形成
されている。
15が開放位置に配置されたときに通路13aと通路1
3bとを連通させる環状凹部15aが形成されている。
スプール15にはスプール15が閉鎖位置に配置された
状態で通路13aと対応する位置より第2端部側に、通
路19を形成する環状の段付き溝20が形成されてい
る。溝20は2段に形成され、環状凹部15aの第1端
部側に連通する側が深く形成されているが、環状凹部1
5aより浅く形成されている。通路19はスプール15
の閉鎖位置から開放位置側への移動開始直後に第1のポ
ートP1と第2のポートP2とを連通し、フローレギュ
レータバルブ4の制御が開始されるまでにその開口面積
がフローレギュレータバルブ4の制御領域における作動
油の流量と同じ流量に対応する大きさとなるように形成
されている。
【0017】スプール15の中心部には、スプール15
の第2端部側の端面に開口を有する通路21と、第1端
部側の端面に開口を有する連通路22とがそれぞれ形成
されている。環状凹部15aは通路21にオリフィス2
3を介して連通されている。スプール15の段付き溝2
0より第1端部側には連通路22を常に通路13aと連
通させる絞り部としてのオリフィス24が形成され、第
1の室16は常に通路13aと連通状態にある。
の第2端部側の端面に開口を有する通路21と、第1端
部側の端面に開口を有する連通路22とがそれぞれ形成
されている。環状凹部15aは通路21にオリフィス2
3を介して連通されている。スプール15の段付き溝2
0より第1端部側には連通路22を常に通路13aと連
通させる絞り部としてのオリフィス24が形成され、第
1の室16は常に通路13aと連通状態にある。
【0018】又、通路13a及び通路13bに連通する
バイパス通路25には、チェックバルブ26が設けられ
ている。チェックバルブ26はコイルスプリング27の
作用により、通路13a側から通路13b側への作動油
の通過を許容し、通路13b側から通路13a側への作
動油の通過を阻止する構成となっている。
バイパス通路25には、チェックバルブ26が設けられ
ている。チェックバルブ26はコイルスプリング27の
作用により、通路13a側から通路13b側への作動油
の通過を許容し、通路13b側から通路13a側への作
動油の通過を阻止する構成となっている。
【0019】次に前記のように構成された油圧装置の作
用を説明する。リフトシリンダ1が収縮状態において、
リフトレバー7が上昇操作操作されると、管路3が管路
10と連通状態となり、流量制御弁5の第1のポートP
1から作動油が供給される。第1のポートP1から供給
された作動油はチェックバルブ26を経て第2のポート
P2から排出され、フローレギュレータバルブ4を経て
リフトシリンダ1のボトム室1aに供給される。そし
て、リフトシリンダ1が伸長作動されてフォーク6が上
昇作動する。この状態では切換弁14はスプール15が
図2に示す閉鎖位置に保持される。
用を説明する。リフトシリンダ1が収縮状態において、
リフトレバー7が上昇操作操作されると、管路3が管路
10と連通状態となり、流量制御弁5の第1のポートP
1から作動油が供給される。第1のポートP1から供給
された作動油はチェックバルブ26を経て第2のポート
P2から排出され、フローレギュレータバルブ4を経て
リフトシリンダ1のボトム室1aに供給される。そし
て、リフトシリンダ1が伸長作動されてフォーク6が上
昇作動する。この状態では切換弁14はスプール15が
図2に示す閉鎖位置に保持される。
【0020】スプール15を閉鎖位置側に付勢するコイ
ルスプリング18が設けられた第1の室16がスプール
15に形成された連通路22を介して主通路13の第1
のポートP1側即ち通路13aと連通している。従っ
て、スプール15には第1の室16側から作動油の圧力
が作用し、コイルスプリング18の付勢力が小さくても
スプール15が確実に閉鎖位置に保持される。
ルスプリング18が設けられた第1の室16がスプール
15に形成された連通路22を介して主通路13の第1
のポートP1側即ち通路13aと連通している。従っ
て、スプール15には第1の室16側から作動油の圧力
が作用し、コイルスプリング18の付勢力が小さくても
スプール15が確実に閉鎖位置に保持される。
【0021】この状態からリフトレバー7が中立位置に
操作されると、管路3は両管路10,11のいずれに対
しても連通が遮断された状態となる。その結果、リフト
シリンダ1のボトム室1a内の作動油の移動が防止さ
れ、リフトシリンダ1の伸長動作が停止される。そし
て、主通路13内の圧力はフォーク6等の重量による加
圧力と釣り合う大きさとなるが、スプール15はコイル
スプリング18の付勢力により閉鎖位置に保持される。
操作されると、管路3は両管路10,11のいずれに対
しても連通が遮断された状態となる。その結果、リフト
シリンダ1のボトム室1a内の作動油の移動が防止さ
れ、リフトシリンダ1の伸長動作が停止される。そし
て、主通路13内の圧力はフォーク6等の重量による加
圧力と釣り合う大きさとなるが、スプール15はコイル
スプリング18の付勢力により閉鎖位置に保持される。
【0022】リフトシリンダ1の伸長状態において、リ
フトレバー7が中立位置から下降位置にいっぺんに操作
されると、管路3はコントロールバルブ2の最大開口状
態において管路11に連通される。この状態では流量制
御弁5の第1のポートP1は圧力がほとんど零となる。
一方、第2のポートP2はフォーク6等の重量による圧
力が作用した状態に保持される。従って、スプール15
はオリフィス23及び通路21を介して第2の室17に
作用する作動油の圧力の反力で図2の状態から右側に移
動して図3に示す状態となる。そして、作動油は第2の
ポートP2、通路19、通路13a及び第1のポートP
1を経て排出される。
フトレバー7が中立位置から下降位置にいっぺんに操作
されると、管路3はコントロールバルブ2の最大開口状
態において管路11に連通される。この状態では流量制
御弁5の第1のポートP1は圧力がほとんど零となる。
一方、第2のポートP2はフォーク6等の重量による圧
力が作用した状態に保持される。従って、スプール15
はオリフィス23及び通路21を介して第2の室17に
作用する作動油の圧力の反力で図2の状態から右側に移
動して図3に示す状態となる。そして、作動油は第2の
ポートP2、通路19、通路13a及び第1のポートP
1を経て排出される。
【0023】フローレギュレータバルブ4は作動油がリ
フトシリンダ1側から流量制御弁5側へ向かって流れる
ときに制御機能を発揮する。しかし、フローレギュレー
タバルブ4の制御機能には若干遅れがある。従って、流
量制御弁5がない場合、フローレギュレータバルブ4を
流れる作動油の量は、図4に鎖線で示すように、フォー
ク6の下降開始初期に急激に増加するとともに、制御機
能が発揮される時点における流量より多くなった後、急
激に減少する。そして、実線で示すほぼ一定の流量に保
持される。
フトシリンダ1側から流量制御弁5側へ向かって流れる
ときに制御機能を発揮する。しかし、フローレギュレー
タバルブ4の制御機能には若干遅れがある。従って、流
量制御弁5がない場合、フローレギュレータバルブ4を
流れる作動油の量は、図4に鎖線で示すように、フォー
ク6の下降開始初期に急激に増加するとともに、制御機
能が発揮される時点における流量より多くなった後、急
激に減少する。そして、実線で示すほぼ一定の流量に保
持される。
【0024】一方、流量制御弁5は、スプール15が閉
鎖位置から開放位置側への移動開始後、直ちに通路13
aと通路13bとが、即ち第1のポートP1と第2のポ
ートP2とが通路19を介して連通される。そして、通
路19の開口面積は次第に増大するとともに、フローレ
ギュレータバルブ4の制御が開始されるまでにその開口
面積がフローレギュレータバルブ4の制御領域における
作動油の流量とほぼ同じ流量に対応する大きさとなる。
フォーク6の下降開始から流量制御弁5を通過する作動
油の流量は、図4に実線で示すように、フローレギュレ
ータバルブ4単独の場合より緩やかに増加する。そし
て、フローレギュレータバルブ4の制御機能が発揮され
る時点で制御領域における流量とほぼ同じになり、その
後、鎖線で示すように、さらに開口面積が増加する。
鎖位置から開放位置側への移動開始後、直ちに通路13
aと通路13bとが、即ち第1のポートP1と第2のポ
ートP2とが通路19を介して連通される。そして、通
路19の開口面積は次第に増大するとともに、フローレ
ギュレータバルブ4の制御が開始されるまでにその開口
面積がフローレギュレータバルブ4の制御領域における
作動油の流量とほぼ同じ流量に対応する大きさとなる。
フォーク6の下降開始から流量制御弁5を通過する作動
油の流量は、図4に実線で示すように、フローレギュレ
ータバルブ4単独の場合より緩やかに増加する。そし
て、フローレギュレータバルブ4の制御機能が発揮され
る時点で制御領域における流量とほぼ同じになり、その
後、鎖線で示すように、さらに開口面積が増加する。
【0025】フローレギュレータバルブ4及び流量制御
弁5の両者を設けた場合は、管路3を流れる作動油の流
量は、流量の少ない方に規制される。従って、フォーク
6の下降時における管路3を流れる作動油の流量は、図
4に実線で示すようになり、下降速度の急激な変化がな
くなってフォーク6の下降動作がスムーズになる。
弁5の両者を設けた場合は、管路3を流れる作動油の流
量は、流量の少ない方に規制される。従って、フォーク
6の下降時における管路3を流れる作動油の流量は、図
4に実線で示すようになり、下降速度の急激な変化がな
くなってフォーク6の下降動作がスムーズになる。
【0026】前記のようにフローレギュレータバルブ4
の流量制御遅れが流量制御弁5により補われ、フォーク
6の下降動作がスムーズになるため下降動作開始初期に
おけるショックの発生がなくなり、乗り心地が良くな
る。
の流量制御遅れが流量制御弁5により補われ、フォーク
6の下降動作がスムーズになるため下降動作開始初期に
おけるショックの発生がなくなり、乗り心地が良くな
る。
【0027】又、この実施例では第1の室16と主通路
13の第1のポートP1側とを連通する連通路22と、
第2の室17と主通路13の第2のポートP2側とを連
通する通路21とがスプール15に形成されているた
め、連通路22及び通路21をハウジング12に形成す
る場合に比較して製造が容易となる。
13の第1のポートP1側とを連通する連通路22と、
第2の室17と主通路13の第2のポートP2側とを連
通する通路21とがスプール15に形成されているた
め、連通路22及び通路21をハウジング12に形成す
る場合に比較して製造が容易となる。
【0028】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)フローレギュレータバルブ4を流量制御弁5のハ
ウジング12に一体に組み込んでもよい。この場合、フ
ローレギュレータバルブ4及び流量制御弁5を独立して
形成した場合より全体がコンパクトになるとともに、管
路3の組付け工数も少なくなる。
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)フローレギュレータバルブ4を流量制御弁5のハ
ウジング12に一体に組み込んでもよい。この場合、フ
ローレギュレータバルブ4及び流量制御弁5を独立して
形成した場合より全体がコンパクトになるとともに、管
路3の組付け工数も少なくなる。
【0029】(2)通路21、連通路22及びオリフィ
ス23,24をスプール15に形成する代わりに、ハウ
ジング12に形成してもよい。 (3)流量制御弁5の通路19を段付き溝20で形成す
る代わりに、環状凹部15a側ほど縮径となるテーパ面
をスプール15の外周に形成してもよい。
ス23,24をスプール15に形成する代わりに、ハウ
ジング12に形成してもよい。 (3)流量制御弁5の通路19を段付き溝20で形成す
る代わりに、環状凹部15a側ほど縮径となるテーパ面
をスプール15の外周に形成してもよい。
【0030】(4)フローレギュレータバルブ4の制御
が開始される時点で流量制御弁5の通路19を通過する
作動油の流量は、フローレギュレータバルブ4の制御領
域における流量より多少増減があっても支障はない。
又、切換弁14が開放位置に配置されたときの最大流量
はフローレギュレータバルブ4の制御領域における流量
と同じであってもよい。
が開始される時点で流量制御弁5の通路19を通過する
作動油の流量は、フローレギュレータバルブ4の制御領
域における流量より多少増減があっても支障はない。
又、切換弁14が開放位置に配置されたときの最大流量
はフローレギュレータバルブ4の制御領域における流量
と同じであってもよい。
【0031】なお、本明細書において使用した用語「フ
ォークリフト」を次のように定義する。「フォークリフ
ト」とはリフトシリンダにより昇降される荷役作業用の
アタッチメントを装備した産業車両であり、必ずしもア
タッチメントとしてフォークが装備されているとは限ら
ず、例えばクランプアーム等を装備していてもよい。
ォークリフト」を次のように定義する。「フォークリフ
ト」とはリフトシリンダにより昇降される荷役作業用の
アタッチメントを装備した産業車両であり、必ずしもア
タッチメントとしてフォークが装備されているとは限ら
ず、例えばクランプアーム等を装備していてもよい。
【0032】前記実施例及び変更例から把握できる請求
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1〜請求項3に記載の発明において、フロ
ーレギュレータバルブと流量制御弁とを同じハウジング
に組み込む。この場合、別々に形成した場合よりコンパ
クトとなり、管路に対する組付け工数も少なくなる。
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1〜請求項3に記載の発明において、フロ
ーレギュレータバルブと流量制御弁とを同じハウジング
に組み込む。この場合、別々に形成した場合よりコンパ
クトとなり、管路に対する組付け工数も少なくなる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、電気的な制御を行わずにフロー
レギュレータバルブの流量制御遅れを補って、フォーク
の下降動作をスムーズに行わせることができる。又、請
求項3に記載の発明によれば、製造が容易となる。
に記載の発明によれば、電気的な制御を行わずにフロー
レギュレータバルブの流量制御遅れを補って、フォーク
の下降動作をスムーズに行わせることができる。又、請
求項3に記載の発明によれば、製造が容易となる。
【図1】 実施例の油圧装置の油圧回路図。
【図2】 流量制御弁の断面図。
【図3】 下降動作時の流量制御弁の部分断面図。
【図4】 下降動作時における流量の変化を示す線図。
【図5】 従来装置の概略構成図。
1…リフトシリンダ、1a…ボトム室、2…コントロー
ルバルブ、3…管路、4フローレギュレータバルブ、5
…流量制御弁、13…主通路、13a,13b…通路、
14…切換弁、15…スプール、16…第1の室、17
…切換手段を構成する第2の室、21…同じく通路、1
8…付勢手段としてのコイルスプリング、19…通路、
20…段付き溝、22…連通路、24…絞り部としての
オリフィス、26…チェックバルブ、P1…第1のポー
ト、P2…第2のポート。
ルバルブ、3…管路、4フローレギュレータバルブ、5
…流量制御弁、13…主通路、13a,13b…通路、
14…切換弁、15…スプール、16…第1の室、17
…切換手段を構成する第2の室、21…同じく通路、1
8…付勢手段としてのコイルスプリング、19…通路、
20…段付き溝、22…連通路、24…絞り部としての
オリフィス、26…チェックバルブ、P1…第1のポー
ト、P2…第2のポート。
フロントページの続き (72)発明者 牧野 幸男 長野県長野市吉田3丁目22番41号 仁科工 業 株式会社内 (72)発明者 塚田 牧生 長野県長野市吉田3丁目22番41号 仁科工 業 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 リフトシリンダとそのボトム室への作動
油の流れを制御するコントロールバルブとを連通する管
路の途中にフローレギュレータバルブを設けたフォーク
リフトの荷役用油圧装置において、フローレギュレータ
バルブとコントロールバルブとの間に、フローレギュレ
ータバルブの流量制御作用が開始されるまでに徐々に流
量が増大して流量制御状態のフローレギュレータバルブ
の流量となる流量制御弁を設けたフォークリフトの荷役
用油圧装置。 - 【請求項2】 前記流量制御弁は、コントロールバルブ
側に接続される第1のポートと、フローレギュレータバ
ルブ側に接続される第2のポートと、前記第1のポート
と第2のポートとを連通する主通路の途中に設けられて
開放位置と閉鎖位置とに切換配置される切換弁と、切換
弁を閉鎖位置側へ付勢する付勢手段と、前記管路がオイ
ルタンクと連通状態になると前記切換弁を前記付勢手段
の付勢力に抗して開放位置側に移動させる切換手段と、
切換弁と並列に設けられたチェックバルブとを備えてお
り、前記切換弁には閉鎖位置から開放位置側への移動開
始後に第1のポートと第2のポートとを連通する通路
を、その開口面積が次第に増大するとともに、フローレ
ギュレータバルブの制御が開始されるまでにその開口面
積がフローレギュレータバルブの制御領域における作動
油の流量とほぼ同じ流量に対応する大きさとなるように
形成した請求項1に記載のフォークリフトの荷役用油圧
装置。 - 【請求項3】 前記切換弁は直動型のスプールにより構
成され、スプールには付勢手段が設けられた第1の室と
主通路の第1のポート側とを連通するとともに絞り部を
備えた連通路が形成されるとともに、切換手段を構成す
るため前記第1の室と反対側に形成された第2の室と主
通路の第2のポート側とを連通する通路が形成されてい
る請求項2に記載のフォークリフトの荷役用油圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28671994A JPH08143294A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | フォークリフトの荷役用油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28671994A JPH08143294A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | フォークリフトの荷役用油圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143294A true JPH08143294A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17708128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28671994A Pending JPH08143294A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | フォークリフトの荷役用油圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250311A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Kayaba Ind Co Ltd | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
EP1696137A3 (en) * | 2005-02-28 | 2009-08-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flow control valve having a pressure reducing valve |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP28671994A patent/JPH08143294A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1696137A3 (en) * | 2005-02-28 | 2009-08-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flow control valve having a pressure reducing valve |
US7665579B2 (en) | 2005-02-28 | 2010-02-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flow control valve having pressure compensating valve |
JP2006250311A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Kayaba Ind Co Ltd | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
JP4616672B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-01-19 | カヤバ工業株式会社 | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
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