JPH07167105A - 油圧制御弁装置のアンロード弁構造 - Google Patents

油圧制御弁装置のアンロード弁構造

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JPH07167105A
JPH07167105A JP34230093A JP34230093A JPH07167105A JP H07167105 A JPH07167105 A JP H07167105A JP 34230093 A JP34230093 A JP 34230093A JP 34230093 A JP34230093 A JP 34230093A JP H07167105 A JPH07167105 A JP H07167105A
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pressure
valve
unload
control valve
unload valve
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JP34230093A
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Shigeru Kubozono
茂 久保園
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力補償機能を備えることにより複数のア
クチュエーター4、5、6を同時操作可能な油圧制御弁
装置において、とくにアンロード弁62および圧抜き6
3弁部分の加工を簡素化することができる油圧制御弁装
置60のアンロード弁構造61を提供すること。 【構成】 アンロード弁62と、アクチュエーター
4、5、6の最大負荷圧力を検出する負荷圧力検出通路
22からの最大負荷圧力に応じて作動する方向切換え弁
13、14、15と、負荷圧力検出通路22の圧力を維
持および開放する圧抜き弁63とを有するとともに、ア
ンロード弁62に上記負荷圧力検出通路22からの最大
負荷圧力を供給可能とする油圧制御弁装置60のアンロ
ード弁構造61であって、アンロード弁62と圧抜き弁
63とを一体構造としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧制御弁装置のアンロ
ード弁構造にかかるもので、とくに油圧ショベルや高所
作業車など、複数のアクチュエーターを有する土木建設
機械あるいは特殊車両などに装備される、圧力補償機能
を備えた油圧制御弁装置において、バルブハウジングの
加工を簡易化可能な油圧制御弁装置のアンロード弁構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の油圧制御弁装置として、
いわゆるシャトル弁を使用した圧力補償弁を備えたもの
(特開昭57−110884号)や、シャトル弁を設け
ずに、負荷圧力検出通路に圧抜き弁を接続して、同様の
機能を得るようにした圧力補償弁を備えたもの(特開平
2−186106号)などが知られている。この他に
も、特公昭58−31486号、特開平2−13440
2号などがある。
【0003】この種の油圧制御弁装置においては、通
常、流量制御弁の上流にアンロード弁を設け、このアン
ロード弁は、油圧ポンプからのポンプ圧力と、その内蔵
バネのバネ力と、各アクチュエーターの負荷圧力検出管
路内の最大負荷圧力との圧力バランスにより開閉するも
ので、油圧ポンプからのポンプ圧力が所定の圧力よりも
高い場合に開弁し、油タンクにつながるニュートラル管
路内にその圧力を逃がすようにこれを構成してある。
【0004】従来の油圧制御弁装置1について図3ない
し図5にもとづき説明する。図3は、油圧制御弁装置1
の油圧回路図であって、この油圧制御弁装置1は、作動
油のタンク2から固定容量の油圧ポンプ3により所定圧
力で作動油の供給を受けるとともに、三個のアクチュエ
ーター4、5および6に作動油を圧送するものである。
【0005】これらアクチュエーター4、5および6
は、たとえば高所作業車などに装備されるもので、高所
作業車のブームを伸縮させるための伸縮シリンダーなど
の第1のアクチュエーター4、ブームを起伏させるため
の起伏シリンダーなどの第2のアクチュエーター5、お
よびブームを旋回させるための旋回モーターなどの第3
のアクチュエーター6である。
【0006】油圧制御弁装置1は、ポンプポートPと、
タンクポートTと、ドレインポートDRと、ニュートラ
ルポートNと、ロードセンシングポートLSとを有する
とともに、供給通路7によりポンプポートPに接続した
アンロード弁8と、減圧弁9と、圧抜き弁10と、第1
のリリーフ弁11と、第2のリリーフ弁12と、三個の
方向切換え弁(第1の方向切換え弁13、第2の方向切
換え弁14および第3の方向切換え弁15)とを有す
る。
【0007】第1の方向切換え弁13は、第1のアクチ
ュエーター4への油の流れを制御する第1の方向流量制
御弁16と、第1の方向流量制御弁16の下流に接続す
るとともに第1のアクチュエーター4へ流れる圧油の流
量を圧力補償する第1の圧力補償弁17とを有する。第
2の方向切換え弁14は、第2のアクチュエーター5へ
の油の流れを制御する第2の方向流量制御弁18と、第
2の方向流量制御弁18の下流に接続するとともに第2
のアクチュエーター5へ流れる圧油の流量を圧力補償す
る第2の圧力補償弁19とを有する。第3の方向切換え
弁15は、第3のアクチュエーター6への油の流れを制
御する第3の方向流量制御弁20と、第3の方向流量制
御弁20の下流に接続するとともに第3のアクチュエー
ター6へ流れる圧油の流量を圧力補償する第3の圧力補
償弁21とを有する。
【0008】アンロード弁8には、一次圧としての油圧
ポンプ3からの圧力と、二次圧としての内蔵バネのバネ
圧および負荷圧力検出通路(最大負荷圧力管路)22内
の最大負荷圧力とが加えられている。すべての方向流量
制御弁16、18および20が中立のとき、ないしはア
クチュエーター4、5あるいは6に供給される必要油量
が少量でよいときに、アンロード弁8が油路を開いてそ
の下流のニュートラル管路23およびニュートラルポー
トNを通じてタンク2に油を還流させる。
【0009】このニュートラル管路23と負荷圧力検出
通路22とをつなぐ連絡通路24には逆止弁25を設け
る。この逆止弁25は、ニュートラル管路23内の圧力
が負荷圧力検出通路22内の圧力よりも高くなったとき
に開弁し、その圧力を負荷圧力検出通路22内に導く。
【0010】すなわち、キャリーオーバーポート(ニュ
ートラルポートN)に他の方向切換え弁(図示せず)を
接続した場合に、このニュートラルポートNの圧力を逆
止弁25を介して負荷圧力検出通路22にフィードバッ
クすることにより、ニュートラル管路23内の圧力が高
くなってもアンロード弁8による圧力補償を常に一定に
行うようにして、それぞれのアクチュエーター4、5あ
るいは6に供給する油の流量を正確に制御し、両方の方
向切換え弁を同時操作することができるようにしてい
る。
【0011】減圧弁9は、供給通路7からの圧力を一定
圧力に減圧した上で、第1の方向流量制御弁16、第2
の方向流量制御弁18および第3の方向流量制御弁20
の各スプールをそれぞれ押引作動させるパイロット用の
第1の比例圧力制御弁26、第2の比例圧力制御弁27
および第3の比例圧力制御弁28に供給する。
【0012】圧抜き弁10は、負荷圧力検出通路22に
これを設けるもので、いずれかのアクチュエーター4、
5あるいは6に発生する最大負荷圧力のうち、圧力補償
弁17、19あるいは21部分において発生し負荷圧力
検出通路22において選択される最大負荷圧力に負荷圧
力検出通路22内を維持するとともに、この最大負荷圧
力をアンロード弁8に二次圧として加える。
【0013】第1のリリーフ弁11および第2のリリー
フ弁12は、供給通路7および第1のアクチュエーター
4への管路の圧力が必要以上に上昇したときに、戻り管
路29およびタンクポートTを通じて油をタンク2に還
流する。
【0014】第1の方向流量制御弁16、第2の方向流
量制御弁18および第3の方向流量制御弁20のそれぞ
れは、その内蔵する可変絞り部を介して供給通路7と、
第1のアクチュエーター4、第2のアクチュエーター5
および第3のアクチュエーター6とをそれぞれ連絡ある
いは遮断し、上記可変絞り部の絞り量に応じて油量を制
御する。
【0015】第1の圧力補償弁17、第2の圧力補償弁
19および第3の圧力補償弁21のそれぞれは、負荷圧
力検出通路22により導かれる制御圧力のうち最大負荷
圧力によって各アクチュエーター4、5あるいは6への
流量を圧力補償するものである。
【0016】図4はアンロード弁8の具体的な拡大断面
図であって、アンロード弁8のアンロードバルブハウジ
ング30にはポンプポート連通孔31およびニュートラ
ルポート連通孔32を形成し、ポンプポート連通孔31
およびニュートラル連通孔32に連通するアンロードバ
ルブ摺動孔33を形成する。このアンロードバルブ摺動
孔33内に、ロードセンシングポートLSに連通するロ
ードセンシングポート連通孔34を形成してある。な
お、アンロードバルブハウジング30にはキャップ35
を係合取り付けてある。
【0017】アンロードバルブ摺動孔33内にはアンロ
ードバルブボディ36を摺動可能に収容するとともに、
キャップ35とバネシート37との間に内蔵バネ38を
設けることにより、アンロードバルブボディ36をポン
プポート連通孔31方向に付勢する。
【0018】アンロードバルブボディ36には、栓体3
9を係合し、この栓体39およびアンロードバルブボデ
ィ36によりアンロードバルブ摺動孔33を圧力室40
とバネ室41とに区画してある。
【0019】アンロードバルブボディ36にはアンロー
ド用連通孔42を形成し、アンロード時にアンロードバ
ルブボディ36が図中左動することにより、このアンロ
ード用連通孔42を介して圧力室40とニュートラル連
通孔32とを連通する。
【0020】すなわち、アンロード弁8には、ポンプポ
ート連通孔31を介した油圧ポンプ3からの圧力と、内
蔵バネ38のバネ圧および負荷圧力検出通路22を介し
たロードセンシングポートLSからの最大負荷圧力とが
加えられているため、ポンプポート連通孔31の圧力が
内蔵バネ38のバネ圧および最大負荷圧力の合計圧力よ
り高くなったときにアンロードバルブボディ36を左動
することにより、ニュートラルポートNに圧力をアンロ
ードする。
【0021】図5は圧抜き弁10の具体的な拡大断面図
であって、圧抜きバルブハウジング43にはロードセン
シングポート連通孔44およびドレインポート連通孔4
5を形成し、ロードセンシングポート連通孔44および
ドレインポート45に連通する圧抜きバルブ摺動孔46
を形成してある。
【0022】圧抜きバルブ摺動孔46内には圧抜きバル
ブボディ47を摺動可能に収容するとともに、圧抜きバ
ルブボディ47とバネシート48との間に内蔵バネ49
を設けることにより、圧抜きバルブボディ47を図中下
方のロードセンシングポート連通孔44方向に付勢す
る。
【0023】圧抜きバルブボディ47には、中央通路5
0と、ロードセンシングポート連通孔44に臨む直径方
向孔51と、ドレインポート連通孔45に連通可能な圧
抜き用連通孔52とを形成するとともに、中央通路50
にオリフィス53を形成して、圧抜きバルブボディ47
が図中上動したときにドレインポート連通孔45を介し
たドレインポートDRからの圧抜きを可能とする。
【0024】すなわち、ロードセンシングポートLSか
らの検出負荷圧力が低圧のときにはロードセンシングポ
ート連通孔44とドレインポート連通孔45とは連通状
態にあるが、上記検出負荷圧力が所定圧力以上に上昇し
たときには圧抜きバルブボディ47が内蔵バネ49の付
勢圧力に抗して図中上動することにより圧抜き用連通孔
52が閉鎖され、ロードセンシングポート連通孔44と
ドレインポート連通孔45との連通を遮断することによ
って負荷圧力検出通路22の圧力を所定圧力に維持す
る。
【0025】しかして、こうした構成の従来の油圧制御
弁装置1では、図3に示すようにアンロード弁8と圧抜
き弁10とを別々に配置していたため、それぞれのバル
ブハウジング30、43にアンロード弁8および圧抜き
弁10の取付け穴および油通路の加工が必要であり、バ
ルブハウジング30、43の加工が複雑であるという問
題がある。
【0026】さらに、キャリーオーバーポート(ニュー
トラルポートN)に他の方向切換え弁(図示せず)を接
続した場合にも、両方の方向切換え弁を同時操作するこ
とができるような機能を維持することが要請されてい
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、圧力補償機能を備え
ることにより複数のアクチュエーターを同時操作可能な
油圧制御弁装置において、とくにアンロード弁および圧
抜き弁部分の加工を簡素化することができる油圧制御弁
装置のアンロード弁構造を提供することを課題とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、アン
ロード弁内に圧抜き弁を配置することに着目したもの
で、油圧ポンプの圧力をアンロードするアンロード弁
と、アクチュエーターの最大負荷圧力を検出する負荷圧
力検出通路からの該最大負荷圧力に応じて作動する方向
切換え弁と、上記負荷圧力検出通路の圧力を維持および
開放する圧抜き弁とを有するとともに、上記アンロード
弁に上記負荷圧力検出通路からの最大負荷圧力を供給可
能とする油圧制御弁装置のアンロード弁構造であって、
上記アンロード弁と、上記圧抜き弁とを一体構造とした
ことを特徴とする油圧制御弁装置のアンロード弁構造で
ある。
【0029】なお、アンロード弁と圧抜き弁とを一体構
造とする構成の例としては、たとえば、アンロードバル
ブハウジングに形成したアンロードバルブ摺動孔内を摺
動可能なアンロードバルブボディと、このアンロードバ
ルブボディに形成した圧抜きバルブ摺動孔内を摺動可能
な圧抜きバルブボディとを設けるとともに、この圧抜き
バルブボディおよびアンロードバルブボディに上記負荷
圧力検出通路からの最大負荷圧力を供給可能とする通路
を形成することとしてもよい。
【0030】
【作用】本発明による油圧制御弁装置のアンロード弁構
造においては、アンロード弁および圧抜き弁に加える負
荷圧力検出通路ないしロードセンシングポートからの最
大負荷圧力が共通であることに着目して、アンロード弁
内に圧抜き弁を配置することにより、圧抜き弁を取り付
けるための取付け穴の加工が不要となるとともに、油通
路もこれを削減することができるため、アンロード弁お
よび圧抜き弁のそれぞれのバルブハウジングの加工を簡
易化することができる。
【0031】さらに、ニュートラルポートに他の方向切
換え弁を接続した場合にも、複数の方向切換え弁を同時
操作することができる機能を損なうことなく、加工の簡
易化、部品点数の削減、および構造の簡素化が可能とな
る。
【0032】
【実施例】つぎに本発明の一実施例による油圧制御弁装
置60のアンロード弁構造61を図1および図2にもと
づき説明する。ただし、図3ないし図5と同様の部分に
は同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
【0033】図1は、油圧制御弁装置60の油圧回路図
であって、図3に示した従来の油圧制御弁装置1と異な
る構成は、従来のアンロード弁8に相当するアンロード
弁62、および圧抜き弁10に相当する圧抜き弁63の
配置状態である。なおまた、前記逆止弁25はこれを設
けず、ニュートラルポートNの圧力を逆止弁25を介し
て負荷圧力検出通路22にフィードバックする構成とは
していない。
【0034】具体的には、アンロード弁62および圧抜
き弁63の機能としては、従来のアンロード弁8および
圧抜き弁10と同様に、アンロード弁62が油圧ポンプ
3のポンプ圧をアンロードし、圧抜き弁63が負荷圧力
検出通路22の圧力を維持するとともに、アンロード弁
62と圧抜き弁63とを一体構成としたアンロード弁構
造61としてある。
【0035】アンロード弁62には、アンロード弁8と
同様に、油圧ポンプ3からの圧力と、前記内蔵バネ38
のバネ圧および負荷圧力検出通路22を介したロードセ
ンシングポートLSからの最大負荷圧力とが加えられて
いる。
【0036】圧抜き弁63には、ロードセンシングポー
トLSにおいて検出した負荷圧力を負荷圧力検出通路2
2を介して入力し、負荷圧力検出通路22内をこの負荷
圧力に維持する。
【0037】図2は、アンロード弁構造61(アンロー
ド弁62および圧抜き弁63)の具体的な拡大断面図で
あって、アンロード弁構造61のアンロードバルブハウ
ジング30には、図4に示した従来のアンロード弁8と
同様に、ポンプポート連通孔31、ニュートラルポート
連通孔32、アンロードバルブ摺動孔33、およびロー
ドセンシングポート連通孔34を形成してある。
【0038】さらに同様に、アンロードバルブ摺動孔3
3内にはアンロードバルブボディ36を摺動可能に収容
するとともに、バネシート37と、内蔵バネ38と、前
記栓体39に相当する栓体64とを設け、この栓体64
およびアンロードバルブボディ36によりアンロードバ
ルブ摺動孔33を圧力室40とバネ室41とに区画して
ある。また、アンロードバルブボディ36にはアンロー
ド用連通孔42を形成してある。
【0039】したがって、アンロード弁62には、従来
のアンロード弁8と同様に、ポンプポート連通孔31を
介した油圧ポンプ3からの圧力と、内蔵バネ38のバネ
圧および負荷圧力検出通路22を介したロードセンシン
グポートLSからの最大負荷圧力とが加えられているた
め、ポンプポート連通孔31の圧力が内蔵バネ38のバ
ネ圧および最大負荷圧力の合計圧力より高くなったとき
にアンロードバルブボディ36を左動することにより、
ニュートラルポートNに圧力をアンロードする。
【0040】圧抜き弁63の構成としては、図5に示し
た前記圧抜きバルブ摺動孔46に相当する圧抜きバルブ
摺動孔65をアンロードバルブボディ36内に形成し、
この圧抜きバルブ摺動孔65内に、前記圧抜きバルブボ
ディ47に相当する圧抜きバルブボディ66および内蔵
バネ49に相当する内蔵バネ67を収容して、圧抜きバ
ルブボディ66を図中左方に付勢する。
【0041】アンロードバルブボディ36には、ロード
センシングポート連通孔34に連通する直径方向貫通孔
68を形成する。圧抜きバルブボディ66には、この直
径方向貫通孔68に連通する直径方向孔69と、この直
径方向孔69に連通する中央通路70と、この中央通路
70に連通するオリフィス71とを形成し、ニュートラ
ル連通孔32に臨むアンロードバルブボディ36の部分
に形成した圧抜き用貫通孔72に連通可能とする。
【0042】したがって、圧抜き弁63部分において
は、従来の圧抜き弁10と同様に、ロードセンシングポ
ートLS(ロードセンシングポート連通孔34)からの
検出負荷圧力が低圧のときには、ロードセンシングポー
ト連通孔34に連通する直径方向貫通孔68、直径方向
孔69、中央通路70、オリフィス71および圧抜き用
貫通孔72を通って、ドレインポート連通孔32を介し
たドレインポートDRからの圧抜きを可能とする。
【0043】ロードセンシングポートLSからの検出負
荷圧力が所定値以上の圧力に上昇したときには、圧抜き
バルブボディ66が内蔵バネ67の付勢圧力に抗して図
中右動することにより、直径方向貫通孔68と直径方向
孔69との連通を遮断することによって負荷圧力検出通
路22の圧力を所定圧力に維持する。
【0044】かくしてアンロード弁62および圧抜き弁
63は、従来のアンロード弁8および圧抜き弁10と同
様に、それぞれの機能を独立に果たしつつ、互いに一体
のアンロードバルブハウジング30にこれを配置するこ
とができるため、管路、通路および加工穴などの加工が
簡素化されるものである。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、負荷圧力
検出通路付きの方向切換え弁における負荷圧力検出通路
の圧抜き弁と、アンロード弁とを一体化したので、それ
ぞれの機能を損なうことなく、加工の簡素化、部品点数
の削減および構造の簡素化を図ることができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるアンロード弁構造61
を備えた油圧制御弁装置60の油圧回路図である。
【図2】同、アンロード弁構造61(アンロード弁62
および圧抜き弁63)の具体的な拡大断面図である。
【図3】従来の油圧制御弁装置1の油圧回路図である。
【図4】同、アンロード弁8の具体的な拡大断面図であ
る。
【図5】同、圧抜き弁10の具体的な拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧制御弁装置 2 作動油のタンク 3 固定容量の油圧ポンプ 4 伸縮シリンダーなどの第1のアクチュエーター 5 起伏シリンダーなどの第2のアクチュエーター 6 旋回モーターなどの第3のアクチュエーター 7 供給通路 8 アンロード弁 9 減圧弁 10 圧抜き弁 11 第1のリリーフ弁 12 第2のリリーフ弁 13 第1の方向切換え弁 14 第2の方向切換え弁 15 第3の方向切換え弁 16 第1の方向流量制御弁 17 第1の圧力補償弁 18 第2の方向流量制御弁 19 第2の圧力補償弁 20 第3の方向流量制御弁 21 第3の圧力補償弁 22 負荷圧力検出通路(最大負荷圧力管路) 23 ニュートラル管路 24 連絡通路 25 逆止弁 26 第1の比例圧力制御弁 27 第2の比例圧力制御弁 28 第3の比例圧力制御弁 29 戻り管路 30 アンロードバルブハウジング 31 ポンプポート連通孔 32 ニュートラル連通孔 33 アンロードバルブ摺動孔 34 ロードセンシングポート連通孔 35 キャップ 36 アンロードバルブボディ 37 バネシート 38 内蔵バネ 39 栓体 40 圧力室 41 バネ室 42 アンロード用連通孔 43 圧抜きバルブハウジング 44 ロードセンシングポート連通孔 45 ドレインポート連通孔 46 圧抜きバルブ摺動孔 47 圧抜きバルブボディ 48 バネシート 49 内蔵バネ 50 中央通路 51 直径方向孔 52 圧抜き用連通孔 53 オリフィス 60 油圧制御弁装置 61 油圧制御弁装置60のアンロード弁構造 62 アンロード弁 63 圧抜き弁 64 栓体 65 圧抜きバルブ摺動孔 66 圧抜きバルブボディ 67 内蔵バネ 68 直径方向貫通孔 69 直径方向孔 70 中央通路 71 オリフィス 72 圧抜き用貫通孔 DR ドレインポート LS ロードセンシングポート N ニュートラルポート(キャリーオーバーポート) P ポンプポート T タンクポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプの圧力をアンロードするア
    ンロード弁と、 アクチュエーターの最大負荷圧力を検出する負荷圧力検
    出通路からの該最大負荷圧力に応じて作動する方向切換
    え弁と、 前記負荷圧力検出通路の圧力を維持および開放する圧抜
    き弁とを有するとともに、 前記アンロード弁に前記負荷圧力検出通路からの最大負
    荷圧力を供給可能とする油圧制御弁装置のアンロード弁
    構造であって、 前記アンロード弁と、前記圧抜き弁とを一体構造とした
    ことを特徴とする油圧制御弁装置のアンロード弁構造。
JP34230093A 1993-12-15 1993-12-15 油圧制御弁装置のアンロード弁構造 Pending JPH07167105A (ja)

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