JPH08142317A - 印刷機の洗浄装置 - Google Patents

印刷機の洗浄装置

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JPH08142317A
JPH08142317A JP28326594A JP28326594A JPH08142317A JP H08142317 A JPH08142317 A JP H08142317A JP 28326594 A JP28326594 A JP 28326594A JP 28326594 A JP28326594 A JP 28326594A JP H08142317 A JPH08142317 A JP H08142317A
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cleaning liquid
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liquid
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JP28326594A
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Akira Shimizu
陽 清水
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Komori Corp
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Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄布に洗浄液を乾燥させることなく均一に
塗布し、もって洗浄ムラの防止を図る。 【構成】 15は洗浄布供給ローラ8から繰り出され、
ゴム胴1の周面に接触して洗浄布巻取りローラ14に巻
き取られる洗浄布である。そして、洗浄布15がゴム胴
1に接触する前に洗浄液槽21から洗浄液が染み、洗浄
布15に接触する多孔質の吸水部材22が配設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機のゴム胴、圧胴等
のシリンダおよびインキ装置のローラ、ガイドローラ等
のローラの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の洗浄装置では、洗浄液
が塗布されていない洗浄布が巻回された洗浄布供給ロー
ルと、洗浄布供給ロールから洗浄布を巻取る洗浄布巻取
りロールと、洗浄布供給ロールから繰り出された洗浄布
に、シリンダに接触する前に洗浄液を塗布する洗浄液供
給手段とが備えられ、洗浄液が塗布された洗浄布を介し
てシリンダに洗浄液を着け、布で汚れを拭き取るように
している。そして、布に洗浄液を塗り付ける方法として
は、特開昭63−37945号公報に開示されているよ
うに、ノズルから洗浄液を吹き付ける方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の印刷機の洗浄装置におけるノズルにより洗浄液
を吹き付ける方法では、洗浄布の幅方向に延在する洗浄
液供給用のパイプが配設され、このパイプに洗浄布の幅
方向に沿って洗浄液を噴出する複数のノズルが配置され
た構造であるため、洗浄布の幅方向に沿って、ノズルの
正面に位置する部位とノズル間に位置する部位とでは、
ノズルの噴出口から遠近が生じ、このため洗浄布の幅方
向に洗浄液を均一に塗布することが困難となり、このた
め洗浄ムラが発生するといった問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、洗浄布に洗浄液を乾燥させることなく均一に塗布
し、もって洗浄ムラを防止した印刷機の洗浄装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る印刷機の洗浄装置は、回転体の周面に
接触して回転体の周面を洗浄する帯状体と、この帯状体
を走行させる帯状体走行手段と、前記帯状体が回転体の
周面に接触する前に帯状体に接触し、帯状体の幅方向に
延在する多孔質材で形成した吸水部材と、この吸水部材
に洗浄液を供給する洗浄液供給部とを備えた備えたもの
である。また、本発明に係る印刷機の洗浄装置は、洗浄
液供給部が、吸水部材を洗浄液内に浸漬させる洗浄液槽
と、この洗浄液槽に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
と、洗浄液槽から洗浄液を排水する洗浄液排水手段とで
構成されたものである。また、本発明に係る印刷機の洗
浄装置は、帯状体を吸水部材に対して接離自在とする移
動手段を備えたものである。また、本発明に係る印刷機
の洗浄装置は、洗浄液供給部が、周面に洗浄液吐出孔が
穿設されたパイプで構成され、このパイプの周りに吸水
部材を配設したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、洗浄液は吸水部材を介して帯
状体全体に均一に染み渡る。また、本発明によれば、洗
浄液供給手段と洗浄液排水手段とで洗浄液槽内の洗浄液
が一定量に保たれる。また、本発明によれば、帯状体に
洗浄液を染み渡らせることと乾燥したままの状態とを選
択できる。また、本発明によれば、パイプから直接洗浄
液が吸水部材に供給される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る印刷機の洗浄装置の断面図、
図2は洗浄液供給部の拡大斜視図である。これらの図に
おいて、符号1で示すものは図示しない圧胴に対接する
シリンダとしてのゴム胴で、図示を省略した対向する一
対のフレームに回転自在に支持されて、原動機からの回
転駆動により印刷時および洗浄時に回転するようになっ
ている。2は対向する一対のサブフレームで、ゴム胴1
に対して接離自在となるようにフレーム間に支持されて
おり、印刷時は離間し、洗浄時には、図1に示すよう
に、後述する洗浄布15がゴム胴1の周面に対接するよ
うにして近接する。
【0008】3はサブフレーム2の前端部においてサブ
フレーム2間に横架された角状のステー、4はステー3
の前面部に固定された洗浄布15をゴム胴1の周面に押
圧する押圧ヘッドとしてのプレート、5はサブフレーム
2の後端上部に取り付けられたサブフレーム2間に延在
する押圧材である。6はサブフレーム2間に回動自在に
支持された布供給シャフト、7は布供給シャフト6の端
面に同軸状に固着されて布供給シャフト6と一体的に回
動する爪車、8は布供給シャフト6に洗浄液が塗布され
ていない洗浄布が巻回された洗浄布供給ロールである。
【0009】9は略T字状に形成されサブフレーム2に
植設されたピン10により揺動自在に支持された係止レ
バーで、係合部9aと前記爪車7に係合する爪部11と
が形成され、爪部11の他端側においてばね12により
引っ張られていることにより、ピン10を中心として図
中反時計方向(図中矢印D方向と反対方向)、すなわち
爪部11が爪車7に係合する方向に揺動習性が付与され
ている。13はサブフレーム2間に回動自在に支持され
た布巻取りシャフト、14は洗浄布15が布巻取りシャ
フト13に巻き取られて形成された洗浄布巻取りロール
である。洗浄布供給ロール8から繰り出された洗浄布1
5は、押圧材5、ステー3の上端面、プレート4の表面
およびステー3の下端面を介して張設され、洗浄布巻取
りロール14に巻き取られる。
【0010】16はサブフレーム2に取り付けられたエ
アシリンダであって、進退自在なロッド17の先端が、
前記布巻取りシャフト13を中心に揺動自在に支持され
たレバー18の突出端に連結されている。レバー18に
は前記係止レバー9の係合部9aと係合する係合部18
aが形成されている。20はレバー18と巻取りシャフ
ト13間に介在する一方向クラッチで、レバー18が図
中A方向に回動したとき、すなわち、エアシリンダ16
のロッド17がB方向に退出したときに、布巻取りシャ
フト13をA方向に一体的に回動させる。このとき、係
合部18aが係合部9aに係合し、係止レバー9を、ピ
ン10を中心としてばね12に抗してD方向に回動させ
て、爪部11と爪車7との係合を解除し、洗浄布供給ロ
ール8を回転自在とするので、洗浄布15は洗浄布供給
ロール8から繰り出され、洗浄布巻取りロール14に巻
き取られる。
【0011】一方、エアシリンダ16のロッド17がC
方向に進出したときは、レバー18はA方向と反対方向
に揺動するが、この揺動は一方向クラッチ20によっ
て、布巻取りシャフト13に伝達されないので、洗浄布
巻取りローラ14は回動を停止している。このとき、係
止レバー9の係合部9aは、係合部18aからの押圧を
解除されるので、係止レバー9はばね12によりD方向
と反対方向に回動し、爪11が爪車7に係合して、布洗
浄ロール8の回動を規制している。このように係止レバ
ー9、エアシリンダ16、レバー18および一方向クラ
ッチ20とで洗浄布走行機構が構成されている。
【0012】21はサブフレーム2の上部でサブフレー
ム2間に固定された浅底箱状で細長く形成された洗浄液
槽であって、この洗浄液槽21内上部には、連続気泡の
多孔質性の吸水部材であるスポンジで形成されたパッド
22が、その断面が円弧状に形成された上端面を洗浄液
槽21から突出するように、洗浄液槽21内の内側面に
密着して取り付けられている。パッド22により密閉さ
れたパッド22の下方の空間は、液溜め部23を形成
し、液溜め部23に洗浄液が常に一定量溜まっているよ
うに、洗浄液槽21の一方の側面部に配管された洗浄液
供給管24から随時洗浄液が供給補充されるようになっ
ている。また、液溜め部23に洗浄液が一定量以上溜ま
りすぎないように、洗浄液槽21から洗浄液を排出する
ための洗浄液排出管25が、洗浄液槽21の他方の側面
部に設けられている。
【0013】26は洗浄液槽21と並設された洗浄用の
水槽であって、洗浄液槽21と同形状を呈し、パッド2
2と同一のパッド27がパッド22と同様に取り付けら
れており、液溜め部23と同一の液溜め部28(図示せ
ず)が設けられ、洗浄用の水供給管29から液溜め部に
供給された洗浄用の水は、洗浄用の水排出管30から排
出される。両パッド22,27の上端面には、張設され
た洗浄布15が軽い押圧力をもって接触している。
【0014】次に、このような構成の印刷機の洗浄装置
の洗浄動作を説明する。まず、サブフレーム2をゴム胴
1側に移動させ洗浄布15をゴム胴1の周面に対接さ
せ、ゴム胴1を印刷時よりも低速で回転させる。このよ
うな状態から、エアシリンダ16を作動させて、ロッド
17をC−B方向に進退させると、上述したように、洗
浄布15は洗浄布供給ロール8から繰り出され、洗浄布
巻取りロール14に巻き取られ、圧胴1の周面にプレー
ト4で押圧されて接触した状態で図中E方向に走行す
る。
【0015】この洗浄布15には、ゴム胴1の周面に接
触する前に、洗浄液および洗浄用の水が供給されてい
る。すなわち、洗浄液槽21と洗浄用の水槽26のそれ
ぞれの液溜め部23,28には、あらかじめ洗浄液と洗
浄用の水とが溜められて、これら洗浄液と洗浄用の水と
が、連続気泡の多孔質性の吸水部材である両パッド2
2,27内に吸水され、染み渡っている。したがって、
パッド22,27に軽い押圧力をもって接触している洗
浄布15には、パッド22,27から洗浄液と洗浄用の
水が染み渡る。このとき、パッド22,27は洗浄布1
5の幅方向に延在しているので、洗浄液と洗浄用の水は
洗浄布15の全体に均一に染み渡る。
【0016】洗浄液と洗浄用の水が全体に均一に染み渡
った洗浄布15によりゴム胴1の周面はムラなく洗浄さ
れる。このようにゴム胴1の周面はムラなく洗浄される
とともに、洗浄布15には、洗浄の直前で常に洗浄液と
洗浄用の水とが染み渡されたパッド22,27とから洗
浄液と洗浄用の水とが染み渡されるので、洗浄液と洗浄
用の水とが乾燥することなく、常に良好な洗浄が行え
る。また、洗浄布供給ロール8には、洗浄液と洗浄用の
水が染み渡っていないので、装着する際の洗浄布供給ロ
ール8は軽量であり、装着作業が容易となる。また、洗
浄液槽21の液溜め部23は、吸水部材22によって密
閉された状態となり、このため、洗浄液槽21の着脱時
等、洗浄装置を傾けても洗浄液が漏れるのを防止でき
る。
【0017】なお、上述した実施例では、洗浄液槽21
あるいは洗浄用の水槽26の液溜め部23,28に洗浄
液や洗浄水を乾燥させることなく、常に一定量溜まって
いるように、洗浄液供給管24から随時洗浄液が供給補
充され、また、液溜め部23に洗浄液が一定量以上溜ま
りすぎないように、洗浄液排出管25が、設けられてい
て、強制的にポンプ等によって、給排水できるようにな
っているが、これに限定されず、液溜め部23,28に
洗浄液あるいは洗浄用の水を供給する供給部としての供
給口を設けて、液溜め部23,28に洗浄液あるいは洗
浄用の水が不足したときに、手動によって供給口から供
給するようにしてもよい。
【0018】図3は本発明の第2の実施例を示す要部の
側面図である。この第2の実施例では、洗浄液槽21と
洗浄用の水槽26とを洗浄布15の一方の布面だけでな
く、両方の布面に一対配設し、洗浄布15の両方の布面
に二対のパッド22,27を上下から対接させたもので
ある。このような構成とすることにより、洗浄布15に
は、洗浄液あるいは洗浄用の水が洗浄布15の表裏によ
り均一に塗布され、洗浄ムラが防止される。
【0019】図4は本発明の第3の実施例を示す要部の
断面図である。この第3の実施例では、液溜め部23内
に洗浄液31の水位を検出する水位センサ32が配設さ
れている。この水位センサ32は、パッド22の下端面
よりやや高い位置に配設されており、この水位センサ3
2により、洗浄液31が検出されているときは、パッド
22に洗浄液31が供給される状態にある。逆に水位セ
ンサ32まで洗浄液31が達していないときは、パッド
22に洗浄液が充分に供給される状態にはなく、水位セ
ンサ32により、洗浄液31の補充を知らせるものであ
る。このように水位センサ32により、洗浄液31の補
充だけで洗浄液31の量を常に一定量に制御することが
でき、このため、洗浄液31を排水する配水管が不要と
なる。
【0020】図5は本発明の第4の実施例を示す断面図
である。この第4の実施例は、上述した第1の実施例
に、洗浄布15をパッド22,27に接触しないよう
に、ステー3の上端部の位置と押圧材5の位置をわずか
に上昇させるとともに、両パッド22,27のそれぞれ
にローラ34,36を対設させたものである。これら両
ローラ34,36は、それぞれサブフレーム2に取り付
けた従来周知のアクチュエータ33,35によりF−G
方向に移動自在となっている。
【0021】このような構成とすることにより、洗浄液
のみを染み渡らせた洗浄布15をゴム胴1に送りたいと
きには、図5の状態から一方のアクチュエータ35を作
動させてローラ36をF方向に上昇させ、洗浄布15を
パッド27から離間させることにより行い、ゴム胴1の
表面に付着した洗浄液や水を拭き取るために、乾燥した
洗浄布15をゴム胴1に送りたい場合には、他方のアク
チュエータ33も作動させてローラ34をF方向に上昇
させ、洗浄布15を両パッド22,27から離間させれ
ばよい。また、アクチュエータ33,35を微作動させ
て、ローラ34,36をF−G方向に微動させることに
より、洗浄布15のパッド22,27への押圧力を微調
整することができ、洗浄布15への洗浄液や洗浄用の水
の染み渡る量が適量となるように調整もできる。
【0022】なお、この第4の実施例では、通常、洗浄
布15がパッド22,27から離間するように構成し、
移動手段としてのローラ34,36を洗浄布15に押圧
することにより、洗浄布15をパッド22,27に接触
するようにしたが、これに限定されず、洗浄布15をパ
ッド22,27に接触させておき、ローラ34,36に
替わる移動手段で、洗浄布15をパッド22,27から
離間させるようにしてもよい。
【0023】図6は本発明の第5の実施例を示し、
(a)は洗浄液供給部の斜視図、(b)は断面図であ
る。同図において、37は洗浄布15の幅とほぼ同一の
長さを有するパイプで、周面に中空部まで貫通するスリ
ット状の吐出孔38が複数個穿設され、一端側に洗浄液
供給管24が接続され、他端側に洗浄液排出管25が接
続されている。39はパイプ37に回動自在に嵌合した
多孔質性の吸水部材であるスポンジで形成された円柱状
のロールであり、このロール39が第1の実施例におけ
るパッド22,27の代わりに配設されている。
【0024】このような構成において、洗浄液は洗浄液
供給管24からパイプ37内に供給され、供給された洗
浄液はパイプ37内に充填され、一定の吐出圧力により
吐出孔38から吐出され、ロール39に染み渡る。ロー
ル39全体に染み渡った時点で、洗浄布15を走行させ
ると、ロール39に軽く押圧されるように張設された洗
浄布15に、ロール39から洗浄液が染み渡り、洗浄液
が染み渡った洗浄布15でゴム胴1の周面が洗浄され
る。パイプ37内に供給される洗浄液の吐出圧力は、洗
浄液排出管25からの排出によって、一定に保たれ、吐
出孔38からの吐出量が適量に保たれる。
【0025】このような構成とすることにより、洗浄液
槽が不要となるので、部品点数の削減と省スペース化が
図られる。また、吸水部材であるロール39が円柱状に
形成され、洗浄布15と接触する際、パイプ37を中心
に回動するので、洗浄布15とロール39との間に発生
する摩擦を最小限とすることができるので、ロール39
の摩耗を防止できる。
【0026】なお、本実施例では、洗浄布15で洗浄す
る回転体としてゴム胴1の例を挙げたが、これに限定さ
れず、圧胴、渡し胴等の他のシリンダ等にも適用でき、
さらに、インキ装置のローラやガイドローラ等のローラ
にも適用できることはいうまでないことである。また、
本実施例では、帯状体を洗浄布としたが、これに限定さ
れず、紙あるいはフィルムとしてもよく、種々の材質の
変更が可能である。また、本実施例では、洗浄布供給ロ
ールと洗浄布巻取りロールとを設けて洗浄布を巻取るよ
うにして洗浄布を走行させたが、洗浄布の走行方法とし
ては、これに限定されず、洗浄布を無端状として、いわ
ゆるエンドレス方式としてもよいことは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転体の周面に接触して回転体の周面を洗浄する帯状体
と、この帯状体を走行させる帯状体走行手段と、前記帯
状体が回転体の周面に接触する前に帯状体に接触し、帯
状体の幅方向に延在する多孔質材で形成した吸水部材
と、この吸水部材に洗浄液を供給する洗浄液供給部とを
備えたことにより、吸水部材から帯状体全体にわたり均
一に洗浄液が染み渡るので、帯状体によるシリンダの洗
浄がムラなく行われる。また、吸水部材には、常に洗浄
液が染み渡った状態となり、このため、帯状体の洗浄液
が乾燥するのを防止でき、良好な洗浄を行い得る。帯状
体はシリンダの周面に接触する前に洗浄液が供給される
ので、装置に装着される帯状体には、洗浄液が塗布され
ていないため、装着の際の帯状体は軽量であり、このた
め装着の作業が容易となる。
【0028】また、本発明によれば、洗浄液供給部が、
吸水部材を洗浄液内に浸漬させる洗浄液槽と、この洗浄
液槽に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、洗浄液槽か
ら洗浄液を排水する洗浄液排水手段とで構成されたこと
により、洗浄液槽内の洗浄液は乾燥することなく、常に
一定量に保たれるので、常に、良好な洗浄作業が行われ
る。
【0029】また、本発明によれば、帯状体を吸水部材
に対して接離自在とする移動手段を備えたことにより、
回転体の洗浄作業状態に応じて、帯状体への洗浄液を供
給と、帯状体を乾燥したままの状態とする選択ができる
ので、洗浄機能の幅が広がる。また、帯状体の吸水部材
への押圧力を微調整することができ、帯状体への洗浄液
の染み渡る量が適量となるように調整もできる。
【0030】また、本発明によれば、洗浄液供給部が、
周面に洗浄液吐出孔が穿設されたパイプで構成され、こ
のパイプの周りに吸水部材を配設したことにより、パイ
プから直接吸水部材に洗浄液を供給することができるの
で、洗浄液槽等が不要となり、部品点数の削減と省スペ
ース化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷機の洗浄装置の断面図であ
る。
【図2】 本発明に係る印刷機の洗浄装置における洗浄
液供給部の拡大斜視図である。
【図3】 本発明に係る印刷機の洗浄装置の第2の実施
例における洗浄液供給部の側面図である。
【図4】 本発明に係る印刷機の洗浄装置の第3の実施
例における洗浄液供給部の断面図である。
【図5】 本発明に係る印刷機の洗浄装置の第4の実施
例の断面図である。
【図6】 本発明に係る印刷機の洗浄装置の第5の実施
例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1…ゴム胴、6…布供給シャフト、7…爪車、8…洗浄
布供給ロール、9…揺動レバー、11…爪部、13…布
巻取りシャフト、14…洗浄布巻取りロール、15…洗
浄布、16…エアシリンダ、20…一方向クラッチ、2
1…洗浄液槽、22,27…パッド、23…液溜め部、
24…洗浄液供給管、25…洗浄液排出管、26…洗浄
用の水槽、29…洗浄用の水供給管、30…洗浄用の水
排出管、31…洗浄液、32…水位センサ、33,35
…アクチュエータ、34,36…ローラ、37…パイ
プ、39…ロール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の周面に接触して回転体の周面を
    洗浄する帯状体と、この帯状体を走行させる帯状体走行
    手段と、前記帯状体が回転体の周面に接触する前に帯状
    体に接触し、帯状体の幅方向に延在する多孔質材で形成
    した吸水部材と、この吸水部材に洗浄液を供給する洗浄
    液供給部とを備えたことを特徴とする印刷機の洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷機の洗浄装置におい
    て、洗浄液供給部が、吸水部材を洗浄液内に浸漬させる
    洗浄液槽と、この洗浄液槽に洗浄液を供給する洗浄液供
    給手段と、洗浄液槽から洗浄液を排水する洗浄液排水手
    段とで構成されたことを特徴とする印刷機の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷機の洗浄装置におい
    て、帯状体を吸水部材に対して接離自在とする移動手段
    を備えたことを特徴とする印刷機の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印刷機の洗浄装置におい
    て、洗浄液供給部が、周面に洗浄液吐出孔が穿設された
    パイプで構成され、このパイプの周りに吸水部材を配設
    したことを特徴とする印刷機の洗浄装置。
JP28326594A 1994-11-17 1994-11-17 印刷機の洗浄装置 Pending JPH08142317A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10210563A1 (de) * 2002-03-09 2003-09-25 Metronic Ag Gummituchwascheinrichtung
JP2007307759A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Yamaha Motor Co Ltd スクリーン印刷機

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