JPH0657453B2 - 印刷機の洗浄液供給装置 - Google Patents

印刷機の洗浄液供給装置

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JPH0657453B2
JPH0657453B2 JP19151685A JP19151685A JPH0657453B2 JP H0657453 B2 JPH0657453 B2 JP H0657453B2 JP 19151685 A JP19151685 A JP 19151685A JP 19151685 A JP19151685 A JP 19151685A JP H0657453 B2 JPH0657453 B2 JP H0657453B2
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cylinder
cleaning
blanket cylinder
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良規 井上
幸造 為野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、印刷機の胴を洗浄するための装置に用いら
れて、胴表面に対し洗浄液を供給する装置に関する。
(従来技術とその問題点) 一般的にオフセット印刷機においては、印刷品質を良好
に維持するため、印刷途中に周期的にブランケット胴の
洗浄を行なっている。また版交換を行なうときには当然
にブランケット胴洗浄を行ない、胴表面の残インキを除
去ておかなければならない。このため従来から種々の洗
浄装置が開発されており、例えば特開昭54−1200
08号公報,特開昭55−148164号公報,特公昭
56−37068号公報,および特公昭56−3706
9号公報には、洗浄液で湿したウェブによりブランケッ
ト胴を払拭するウェブ洗浄方式が開示されている。この
ウェブ洗浄方式は湿潤したウェブを使用しているため洗
浄後ブランケット胴表面が乾くまである程度の時間を必
要とし、また胴表面の残存洗浄液に混ざって少量のイン
キが拭き残されるので、洗浄効率の点で限界がある。ま
た特開昭51−52006号公報には、ノズルによりオ
イルミストをブランケット胴表面に噴射してワイパーロ
ーラで拭き取る洗浄方式が開示されているが、この洗浄
方式は噴射むらによりブランケット胴表面にオイルミス
トを均一にかつ適量供給することが困難であるので、い
きおい拭取りむらを生じてしまう。さらに特開昭59−
178254号公報にはブラシローラによりブランケッ
ト胴表面に部分的に洗浄液を供給しつつウェブで払拭す
る洗浄方式が開示されているが、この洗浄方式はブラシ
によりブランケット胴表面を傷つけるおそれがあるほ
か、ブラシでブランケット胴表面に均一かつ適量に洗浄
液を供給することが難しく、また払拭を部分的に行なう
ことから洗浄時間が長くなる等の問題がある。
このような問題点を解消する1つの方法として、ローラ
により胴表面全体に一度に均一かつ適量に洗浄液を供給
し、かつ洗浄液により湿潤した胴表面を乾燥ウェブによ
り一度に効率よく払拭して高い洗浄効果を得る洗浄方式
が非常に望ましいものとして提案されるが、この方式の
一層効果的な実現のためには、ローラ表面に均厚な洗浄
液膜を形成することができかつ胴からのインキ戻りを有
効に防止し得る洗浄液供給装置を使用することが望まし
い。また印刷中においてはブランケット胴など紙と直接
接触する胴には紙粉等の塵が付着し易いが、上記洗浄液
供給装置がこの塵の清掃を併せて行なうことができれば
便利であることは言うはでもない。
(発明の目的) それゆえに、この発明の目的は、上記従来技術の問題点
を解消した効果的な洗浄装置の実現のため、ローラ表面
に均厚な洗浄液膜を形成してローラから胴表面の洗浄す
べき部分に一度に均一かつ適量に洗浄液を供給すること
ができ、かつ着胴したローラ表面からのインキ戻りを有
効に防止して洗浄液の汚濁を効果的に防止でき、さらに
印刷中の胴の清掃も併せて行なうことができる洗浄液供
給装置を提供することである。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係る印刷機の洗浄液
供給装置は、印刷機の胴を洗浄するための装置に用いら
れて前記胴表面に対し洗浄液を供給する装置であって、 洗浄液を貯溜する液槽と、 該液槽に対し洗浄液を給排する給排手段と、 前記洗浄液に浸漬されない状態で、前記胴に対し平行に
かつ近接対向して回転自在に配設された第1のローラ
と、 前記液槽内の洗浄液に、外周の一部を浸漬させて回転す
ることによりその周面に沿って当該洗浄液を汲み上げる
第2のローラと、 前記第2のローラを所定方向に回転させる回転駆動手段
と、 を備え、 前記第1のローラ表面は粘着性を有しかつインキと親和
性のない材質により形成されており、 前記第2のローラは、前記第1のローラと近接してかつ
平行に配置されるとともに、前記第2のローラと前記第
1のローラの各表面に当該近接部における間隔が、前記
洗浄液の表面張力によってつながる程度の微小間隔にな
るように前記第1と第2のローラの軸間距離が設定さ
れ、 前記第1および第2のローラ間の前記位置関係を維持し
つつ前記第1のローラを前記胴に対し離胴位置と着胴位
置との間で選択的に規制し、着胴位置においては前記第
1のローラを前記胴の回転に従って従動回転させるロー
ラ位置規制手段と、 少なくとも洗浄モードと印刷モードとを択一的に選択し
得るモード選択手段とをさらに備え、 前記洗浄モードにおいては、前記給排手段により前記液
槽内に洗浄液を供給するとともに、前記位置規制手段に
より前記第1のローラを所定の態様で前記胴に対して着
胴させて該胴表面に対し洗浄液を供給し、 前記印刷モードにおいては、前記給排手段により前記液
槽内の洗浄液を排出するとともに、前記位置規制手段に
より前記第1のローラを所定の態様で前記胴に対して着
胴させて前記胴表面の塵を吸着することを特徴とする。
(作用) 回転駆動手段によって第2のローラを、その外周の一部
を液槽内の洗浄液に浸漬させて回転させることにより、
洗浄液が第2のローラの表面に付着して汲上げられる。
当該洗浄液は、第2のローラと第1のローラの近接位置
において表面張力により当該第1のローラの表面に均厚
に供給され、さらに、第1のローラと胴との着胴位置に
おいて当該胴表面に供給される。第1のローラ自体は洗
浄液に浸漬されず、しかも第2のローラと直接接触せず
に微小な間隙を有して配設されているので、胴表面から
液槽内の洗浄液へのインキ戻りが生じない。
また、第1のローラの表面を粘着を有しかつインキと親
和性のない材質で形成し、モード選択手段による洗浄モ
ードのときには、第1のローラの着胴により胴表面に洗
浄液を供給して洗浄を行い、印刷モードのときには液槽
内の洗浄液を排出して第1のローラにより胴表面の塵を
吸着するため、第1のローラを塵取りローラとして併用
できる。
(実施例) 第1図は、この発明による印刷機の洗浄液装置を適用し
た連続紙の印刷を可能とした多色刷オフセット印刷機の
概略断面図を示す。同図に示すように、印刷機本体1の
略中央部にブランケット胴2が配設され、このブランケ
ット胴2の上部後方位置と下部後方位置に、ブランケッ
ト胴2に対し離着胴自在な版胴3,4がそれぞれ配設さ
れる。これら版胴3,4の後方位置には、対応する版胴
3,4への自動給排版を可能とする給排版ユニット5,
6と、対応する版胴3,4に巻付けられた版にインキ付
けを行なうためのインキングユニット7,8がそれぞれ
着脱自在に取付けられ、かつ各給排版ユニット5,6に
給排版トレイ9,10が着脱自在に取付けられる。
一方、ブランケット胴2の下部前方位置には、ブランケ
ット胴2に対し離着胴自在な圧胴11が配設され、この
圧胴11の下部後方位置と前方位置に、圧胴11とブラ
ンケット胴2間に通される連続紙12の紙送りを制御す
るためのピンフィードトラクタ13と吸引コンベア14
がそれぞれ配される。これらピンフィードトラクタ13
と吸引コンベア14は、圧胴11とブランケット胴2の
離着胴のタイミングに関連させて、連続紙12の紙送り
を間欠歩進するように制御して、連続紙12に印刷が行
なわれるように構成される。また、印刷機本体1の前方
位置には、印刷処理した連続紙12を交互に折畳むよう
にして収容するための振りガイド15と連続紙受け台1
6とを有する折たたみ機17が配置されている。
また、ブランケット胴2の上部前方位置には、ブランケ
ット洗浄時において、ブランケット胴2に洗浄液を供給
するための洗浄液供給ユニット18と、その洗浄液を拭
き取るための払拭ユニット19とがそれぞれ着脱自在に
取付けられている。さらに圧同11の下方には、圧胴表
面の汚れを除去するための圧胴洗浄ユニット29が配設
されている。
印刷機本体1の下部スペースにはメインモータ20が設
置され、ブランケット胴2および吸引コンベア14は例
えばベルト等を介してメインモータ20により駆動され
るとともに、ブランケット胴2と版胴3,4および圧胴
11とはこれら各胴の一方端部において噛合するよう配
設されたギヤにより機構的に連動されて、メインモータ
20による駆動系統をなしている。残りの機構部分には
必要に応じて例えばパルスモータやソレノイドなどの駆
動装置ないしはアクチュエータが取付けられ、これら駆
動系統の駆動タイミングを制御するための情報入力手段
としてセンサおよびスイッチ類が所定必要箇所に適宜装
着してある。
第2図はこの印刷機に用いられる制御システムの概略を
図示したものであり、マイクロプロセッサ21は制御バ
ス22および各制御部23を介して外部装置24〜28
と接続されている。システムプログラムは例えばフロッ
ピディスク等の外部記憶装置24に収容されており、シ
ステム起動の当初にマイクロプロセッサ21に与えられ
る。オペレータは印刷機本体の例えば側面位置などに設
けられたオペレーションパネル25を通じて指令を与
え、マイクロプロセッサ21はセンサおよびスイッチ類
26,27から必要な情報を取込んでシステムプログラ
ムに従ってモータやソレノイドなどの駆動系28を適宜
動作させる。
印刷プログラムはオペレーションパネル25の印刷キー
の投入に応答して開始され、そこでは概略的に版交換、
ブランケット胴洗浄、印刷の各ルーチンを順次実行す
る。版交換およびブランケット胴洗浄ルーチンはブラン
ケット胴2、版胴3,4、インキングユニット7,8お
よび圧胴11をそれぞれ切り離した状態で実行し、まず
版交換ルーチンにおいて版胴3,4に巻回装着されてい
た古い版と給排版トレイ9,10上に準備して載置して
あった新しい版と給排版ユニット5,6の作用により交
換し、続いてブランケット胴洗浄ルーチンにおいて前の
印刷によるブランケット胴2上の残インキを洗浄して次
の印刷ルーチンに備える。そしてブランケット胴2,版
胴3,4、およびインキングユニット7,8を着胴ない
しは着肉してインキを供給しつつ、印刷を行なう。印刷
ルーチンにおいてはブランケット胴2の位相に合せた適
当なタイミングで圧胴11がブランケット胴2に離着胴
し、このタイミングに合せて連続紙12が間欠送りされ
て、ブランケット胴2の1回転ごとに1枚ずつの印刷が
行なわれていく。印刷枚数はオペレーションパネル25
を通じて予め設定しておき、印刷が設定枚数に達すれば
印刷を終了し、引き続いて排版および再びブランケット
胴洗浄ルーチンを実行した後メインモータ20の回転を
停止して、次の指令を待機する。
第3図は、上述したブランケット胴洗浄ルーチンを実行
するために用いるこの発明によるブランケット洗浄機構
の一実施例を示す概略説明図である。このブランケット
胴洗浄機構は、ブランケット胴2に洗浄液を供給するた
めの洗浄液供給ユニット18と、その洗浄液を拭き取る
ための払拭ユニット19とがブランケット胴2の周上回
動方向にこの順に近接して着脱自在に配置され、かつ洗
浄液供給ユニット18に洗浄液を補給するための洗浄液
補給ユニット31が給排管32を介して洗浄液供給ユニ
ット18と連結されて構成されている。
洗浄液補給ユニット31は洗浄液を貯蔵するための貯蔵
タンク3101とこの貯蔵タンク3101および給排管
32間に介挿される逆止弁無し給排ポンプ3102とか
ら成り、洗浄開始時には貯蔵タンク3101内に貯蔵さ
れた洗浄液を給排ポンプ3102で吸上げて洗浄液供給
ユニット18に補給するとともに、洗浄中は給排ポンプ
3102を間欠的に駆動して洗浄液供給ユニット18内
の洗浄液量を常に一定に維持し、洗浄終了後は給排ポン
プ3102の駆動を停止して洗浄液自身の液圧により洗
浄液供給ユニット18から洗浄液を自動的に排出して、
給排管32および給排ポンプ3102を通じて貯蔵タン
ク3101内に戻すように構成してある。また貯蔵タン
ク3101内には図示しない液面センサを設けて、洗浄
液が所定量以上存在するかどうかを知ることができよう
にしてある。
第4図は、洗浄液供給ユニット18の機構を示す平面説
明図である。第3図および第4図を参照して、洗浄液供
給ユニット18は、左右フレーム1801,1802間
の前方上方位置に溶剤付けローラ1803を配設すると
ともにその若干後方下部の非接触位置に汲上げローラ1
804を配置し、さらに汲上げローラ1804をその槽
内に収めるように液槽1805を左右フレーム180
1,1802間の下部全面にわたって配置して構成され
ている。左右フレーム1801,1802および液槽1
805の前端はブランケット胴2の周に合せて斜めに形
成し、装着時にブランケッ胴2に接触しないようにして
ある。
液槽1805の後方上端左右方向には上蓋1806が形
成してあり、この上蓋1806の左端近辺においてリー
ドスイッチ1807を液槽1805内へと伸設するとと
もに、このリードスイッチ1807にリング状のフロー
ト1808を液槽1805内で遊嵌させている。フロー
ト1808の上面には磁石1809が取付けてあり、液
槽1805内の洗浄液の液面が所定高さに達してフロー
ト1808が所定位置まで浮上すれば、リードスイッチ
1807が作動するようにしてある。そしてこの検知信
号の有/無に応じて逆止弁無し給排ポンプ3102を停
止/駆動させ、液面が所定レベルより低下するごとに洗
浄液を貯蔵タンク3101から液槽1805へと補給し
て、洗浄時において液槽1805内の洗浄液の液面を常
に一定レベルに保つようにしている。
左右フレーム1801,1802の後端上方位置には支
持棒1810が左右に突出して走っており、この支持棒
1810の左端は着脱用スプリング1811を内装した
シリンダ1812内に挿通されるとともに、支持棒18
10の右端付近にはフォーク部材1813(第5図参
照)が前方に突出して着設されている。そして、シリン
ダ1812の左端および支持棒1810の右端にそれぞ
れ設けた係合突起1814,1815を印刷機本体1の
左右メインフレーム170,171の所定位置に削設し
た係止孔に係合させるとともに、フォーク部材1813
の切れ込みを右メインフレーム171の所定位置に切削
した上下縦長貫通穴172の外側から内側に突出させた
係止ピン173に係合させて、洗浄液供給ユニット18
を印刷機本体1に装着する。このとき、図示しないリミ
ットスイッチが作動して、洗浄液供給ユニット18が印
刷機本体1に正しく装着されたことを知らせる。洗浄液
供給ユニット18を印刷機本体1に装着した後、液槽1
805の左端下部後方位置から導出されたフレキシブル
ドレインホース1814の先端を印刷機本体1の左メイ
ンフレーム170に貫通装着された継手174の内端に
差し込んで接続し、この継手174の外端に接続された
給排管32と液槽1805とを連通させて貯蔵タンク3
101および液槽1805間で洗浄液の移動を可能とす
る。
第5図は洗浄液供給ユニット18を印刷機本体1に装着
したときの状態を示す右側面説明図であり、このとき洗
浄液供給ユニット18は支持棒1810と係止ピン17
3とにより印刷機本体1の左右メインフレーム170,
171間に位置決めされている。係止ピン173は右メ
インフレーム171に切削された上記縦長貫通穴172
に沿って実線で示す第1の位置Aと点線で示す第2の位
置Bとの間で上下に移動可能であり、係止ピン173の
移動につれて洗浄液供給ユニット18は支持棒1810
を軸として微小角度回転する。そしてこのような機構に
よって、係止ピン173が第1の位置Aにあるときには
溶剤付けローラ1803がブランケット胴2から離胴
し、係止ピン173が第2の位置Bにあるときには溶剤
付けローラ1803がブランケット胴2に着胴するよう
に構成してある。
第6図は、上記縦長貫通穴172に沿って係止ピン17
3を移動させるための駆動機構の説明図である。この駆
動機構は縦長貫通穴172に挿通された係止ピン173
を右メインフレーム171の外側でL字形部材174の
底辺前方に接合するとともに、底辺後方にはL字形部材
174の移動支点175を設け、L字形部材174の上
端をソレノイド176のアーマチャに接続して前後方向
に揺動させることによって、係止ピン173が上下方向
に微動するよう構成してある。またL字形部材174の
右端部には引張コイルバネ161が取付けられ、この引
張コイルバネ161の働きによってL字形部材174は
移動支点175を介して常時洗浄液供給ユニット18が
ブランケット胴2から離胴する方向に作用するように引
張られ、この引張コイルバネ161の片端はピン162
に係合され、ピン162は右メインフレーム171に固
着される。さらに、L字形部材174をはさむ形で着胴
位置ストッパ163,離胴位置ストッパ164が配設さ
れ、洗浄液供給ユニット18が所定距離以上揺動しない
位置に固着される。また、L字形部材174の揺動に応
じて作動する図示しないリミットスイッチを設け、マイ
クロプロセッサ21がソレノイド176の状態を知るこ
とができるようにしてある。
溶剤付けローラ1803の回転軸と汲上げローラ180
4の回転軸とは洗浄液供給ユニット18の右フレーム1
802の外側で駆動ベルト1816によって連動されて
おり、溶剤付ローラ1803がブランケット胴2に接触
して従動回転すればそれに応じて汲上げローラ1804
も回転し、液槽1805内の洗浄液が汲上げローラ18
04の周面に沿って汲上げられるようにしてある。汲上
げローラ1804と溶剤付けローラ1803とはその間
が洗浄液の表面張力でつながる程度の微小間隔dを隔て
て配置されており、したがって汲上げローラ1804の
回転に応じて汲上げられた洗浄液の一部は汲上げローラ
1804の周面から溶剤付けローラ1803の周面へと
乗り移って均厚な液膜を形成し、そこからブランケット
胴2の表面全体に均一に供給されて行く。汲上げローラ
1804から溶剤付けローラ1803への洗浄液の乗り
移り量は微小間隔dの値に応じて変化するので、この微
小間隔dを変化させることによって溶剤付けローラ18
03からブランケット胴2への溶剤供給量を調節するこ
とが可能となる。一般的にはこの微小間隔dは、予め最
適値に設定しておく。
ブランケット胴洗浄中においては溶剤付けローラ180
3はブランケット胴2に間欠的に着胴するので、ブラン
ケット胴2上の残インキが溶剤付けローラ1803表面
に付着してくる。しかしながらこのようにして溶剤付け
ローラ1803の表面に付着したインキは、上記微小間
隔dの作用によって液槽1805内の洗浄液に直接混入
されることはなく、またその混入量も微小間隔dの働き
によって非常に小さく抑えることが可能であるため、ブ
ランケット胴2の残インキによる液槽1805内の洗浄
液の汚濁を効果的に防止することができる。
溶剤付けローラ1803および汲上げローラ1804の
好ましい材質としては、例えば金属を使用する。金属は
ゴム等と比較してインキとの親和性が小さいのでブラン
ケット胴2から溶剤付けローラ1803に乗り移るイン
キ量を効果的に減少させることができ、液槽1805内
の洗浄液の汚濁を有効に防止することができる他、経時
変化(表面劣化や使用による形状変化)がほとんどない
ので表面液膜を常に均厚に保つことができ、しかもゴム
等の弾性材料と比較してブランケット胴2に対する微妙
な着圧(キスタッチ)を容易に制御できるので、ブラン
ケット胴2に均一に洗浄液を供給することが可能とな
る。
溶剤付けローラ1803の他の好ましい材質として、例
えばシリコンゴムのように粘着性を有しかつインキと親
和性のない材料を使用してもよく、この場合には以下に
説明するように溶剤付けローラ1803をごみ取りロー
ラとしても併用する。すなわち、通常の場合には、印刷
実行中は溶剤付けローラ1803はブランケット胴2か
ら離胴されているが、シリコンゴムから成る溶剤付けロ
ーラ1803を用いる場合には、印刷実行中ブランケッ
ト胴2上のごみ量に応じて断続的あるいは常時ソレノイ
ド176に通電して係止ピン173を第2の位置Bに停
止させ、溶剤付けローラ1803をブランケット胴2に
着胴させて、印刷中にブランケット胴2の表面に付着し
た紙粉等のごみをシリコンゴムの粘着性を利用して溶剤
付けローラ1803表面に吸着するのである。そしてこ
のようにして吸着したごみはブランケット胴洗浄時に汲
上げローラ1804を介して徐々に液槽1805内に回
収されるので、溶剤付けローラ1803の表面に付着し
たごみで埋まってしまうということはない。また洗浄中
におけるブランケット胴2の表面からの残インキの乗り
移りは、シリコンゴムのようにインキとの親和性の小さ
い材料を用いている限り効果的に防止することができ
る。
なお、前記微小間隔dの好ましい値は、汲上げローラ1
804、溶剤付けローラ1803の直径、周表面の特
性、また用いる洗浄液の特性によって微妙に変るが、何
回かのテストにより適切なdの値を見い出すことができ
る。参考のため、一例を挙げると、汲上げローラ180
4の直径が35mm、材質がSUS303、表面アラサが
25S以下、溶剤付けローラ1803の直径が25mm、
材質がA2017(高力アルミ)、表面アラサが6S以
下で、汲上げローラ1804の周速が0.198m/s
ec(108rpm)、溶剤付けローラ1803の周速
が0.6m/sec(459rpm)であり、洗浄液と
してアイソパーEを用いたときの前記微小間隔dは、
0.1mm以下に設定するのがよい。
第7図は、払拭ユニット19の3個の各ローラ中心線に
沿った展開平面説明図である。第3図および第7図を参
照して、払拭ユニット19は、背面左右に2個の取手1
902を有するフレーム1901内に液吸収性能を有す
るシートである乾燥ウェブロール1903および巻取ロ
ーラ1904を平行に配置し、乾燥ウェブロール190
3のウェブ1905をフレーム1901の前方下端に配
設したゴムローラ1906に巻回させた後巻取ローラ1
904に巻込んで、巻取ローラ1904を回転させれば
ウェブ1905が乾燥ウェブロール1903から引出さ
れて、ゴムローラ1906の周を経て巻取ローラ190
4上に順次巻取られて行くように構成してある。
乾燥ウェブロール1903および巻取ローラ1904は
その両端をそれぞれ左右1対の短軸1907,1908
および1909,1910に嵌合支持されており、右側
短軸1908,1910をウェブ着脱用スプリング19
11,1912の作用により左右方向に進退自在とする
ことにより、ウェブロール1903の取換えおよびウェ
ブ巻取後の巻取ローラ1904の取外しを可能としてい
る。
乾燥ウェブロール1903用の左側短軸1907の左端
にはブレーキ付与スプリング1913が巻回装着されて
ブレーキシュー1914を押圧しており、乾燥ウェブロ
ール1903の回転に適当なブレーキを付与してウェブ
1905が一定の張力を有しながら巻取ローラ1904
に巻取られて行くようにしている。
巻取ローラ1904用の左側短軸1909の左端には駆
動ギア1915およびワンウェイクラッチ1916を配
設し、駆動ギア1915の回転を一方向に規制して巻取
ローラの逆転を防止している。またフレーム1901の
左側スペース中央には駆動用モーダ1917を配置し、
このモータ1917の回転軸に取付けたギア1918を
上記駆動ギア1915と噛合させて巻取ローラ1904
を回転駆動し、モータ1917の回転に応じてウェブ1
905を巻取ローラ1904上に巻取っていくようにし
ている。
フレーム1901の左右側板の外側にはそれぞれ1対の
ガイド棒1919,1920および1921,1922
を対角線位置(第8図参照)に設けて印刷機本体1への
装置時の位置案内をさせるとともに、係止部材192
3,1924を上部前端に設けて本体装着時の位置決め
をしている。
第8図は、払拭ユニット19を印刷機本体1に装着した
ときの左側面説明図である。図示のように印刷機本体1
の左右メインフレーム内側にはガイドレール177が左
上から右下に向って斜めに配設されており、このガイド
レール177の上下開口部178,179に払拭ユニッ
ト19のガイド棒1919,1929(および右端では
1921,1922)を左側から右側に向って水平に押
込んで、払拭ユニット19を印刷機本体1の左右メイン
フレーム間に装着する。このとき図示しないリミットス
イッチが作動して、払拭ユニット19が印刷機本体1に
正しく装着されたことを知らせる。
装着時においては払拭ユニット19のフレーム1901
左右前端の係止部材1923,1924は印刷機本体1
の左右メインフレーム内側に配設された支持ローラ18
0上に乗上げており、この乗上げを可能とするように係
止部材1923,1924の下端は斜めに形成してあ
る。支持ローラ180はアーム181の先端の支点軸1
82に取付けられており、このアーム181の下端をラ
ッチングソレノイド183のアーマチャと連結して支点
軸182を支点として左右方向に揺動させることにより
支持ローラ180を上下方向に移動させて、それに応じ
て払拭ユニット19をガイドレール177に沿って上下
動させるようにしてある。ラッチングソレノイド183
をアーマチャが突出した第1の状態Iにしたとき支持ロ
ーラ180は第8図に図示の位置(第1の位置I)にあ
って、このとき払拭ユニット19は自重によりガイドレ
ール177にそってずり下って、ゴムローラ1906に
巻回されたウェブ1905は払拭ユニット19の自重と
係止部材1923,1924による位置規制によりブラ
ンケット胴2に適切に押圧されている。ラッチングソレ
ノイド183をアーマチャが引込んだ第2の状態IIにし
たとき支持ローラ180は上方位置(第2の位置II)へ
移動し、それに応じて払拭ユニット19が持上げられて
ゴムローラ1906がブランケット胴2から離胴すると
ともに、払拭ユニット19のガイド棒1919〜192
2はガイドレール177の上下開口部178,179の
取外し可能位置にくる。払拭ユニット19の着脱時に
は、支持ローラ180は常にこの上方位置(第2の位置
II)に存在するようにしてある。
乾燥ウェブ1905の材質として、好ましくは長繊維1
00%パルプの紙を使用する。この材質は綿のように溶
剤吸収速度が速くかつ綿のように屑が出ることがないの
で、洗浄能力を高めるという観点から溶剤吸収材料とし
て最適のものである。市販されている商品として、スコ
ットペーパーカンパニー社の商品名「インパクトセルロ
ーズ」および山陽スコット社の商品名「ハイロフトNo.
3051」などが存在する。
第9図は、ブランケット胴洗浄ルーチン実行時のマイク
ロプロセッサ21の動作を示すフローチャートである。
ブランケット胴2の洗浄は、上述したように印刷プログ
ラム実行の一過程として他のルーチンと連続して自動的
に行なわれる他、オペレーションパネル25のブランケ
ット胴洗浄キーを投入することにより個別に行なうこと
もできる。ブランケット胴洗浄キーを投入した場合、ま
ずステップS101においてブランケット胴洗浄指示が
受付可能かどうか、すなわち洗浄液供給ユニット18お
よび払拭ユニット19が印刷機本体1に正しく装着され
ているかどうか、貯蔵タンク3101内に十分な洗浄液
が存在しているかどうかなどが確認される。この確認
は、それぞれの機構に対応して設けられた上述した図示
しないリミットスイッチおよび液面センサからの出力信
号に基づいて行なわれる。そして受付可能でなければ、
洗浄動作を行なうことなくブランケット胴洗浄ルーチン
は終了する。
受付可能であればステップS101からステップS10
2へと進み、各機構部分を初期状態に設定する。このと
き、版胴3,4および圧胴11がブランケット胴2から
離胴状態にセットされるとともに、貯蔵タンク3101
内の洗浄液が給排ポンプ3102によって吸上げられ
て、給排管32およびドレインホース1814を通じて
液槽1805内に補給される。
続いてステップS103においてメインモータ20の高
速モータが既にONされているかどうかを判別する。メ
インモータ20は立上げ用の低速モータと定常走行用の
高速モータとから構成されており、このステップS10
3ではメインモータ20が高速モータONの定常走行状
態にあるかどうかを判別するのである。そして定常走行
状態でなければステップS104へと進んでまず低速モ
ータをONし、一定時間経過後ステップS105におい
て低速モータをOFFつるとともに高速モータをONし
て、メインモータ20を定常走行状態に駆動する。これ
により上述したメインモータ20による駆動系統、すな
わちブランケット胴2、版胴3,4、圧胴11などが回
転を開始する。その後ステップS106へと進んで、ブ
ランケット胴2の洗浄を行なう。ステップS103にお
いて既にメインータ20が高速モータONの定常走行状
態にあるときには、直接ステップS106へと進む。
第10図は上記ステップS106において行なわれるブ
ランケット胴洗浄動作を示すタイミングチャートであ
る。図中“00”はブランケット胴2の回転軸に取付け
られた図示しない基準ロータリエンコーダの原点パルス
の出力タイミングであり、この原点パルスはブランケッ
ト胴2の1回転ごとに1パルス出力される。
まず最初の1回転目において、(a)に示すように払拭
ユニット移動用のラッチングソレノイド183(第8図
参照)はアーマチャが引込んだ第2の状態IIにあって、
支持ローラ180は上方の第2位置IIにあり、したがっ
て払拭ユニット19前端のゴムローラ1906に巻回さ
れたウェブ1905はブランケット胴2から離胴してい
る。この状態で(b)に示すようにブランケット胴2の
1回転の3/4程度の時間洗浄液供給ユニット移動用の
ソレノイド176(第6図参照)に通電し、アーマチャ
を引込んで係止ピン173を下方に移動させ、ブランケ
ット胴2の開口部21を除く全周にわたって溶剤付けロ
ーラ1803をブランケット胴2に着胴させる。着胴と
同時に溶剤付けローラ1803が従動回転し、それに応
じて駆動ベルト1816により連動された汲上げローラ
1804も回転して、液槽1805内の洗浄液が汲上げ
られてブランケット胴2の表面に供給されていく。この
ようして、ブランケット胴2の1回転目においては、ブ
ランケット胴2全面に洗浄液の供給のみ行なう。
一回転目の終了直前、(a)に示すように払拭ユニット
移動用のラッチングソレノイド183に通電してアーマ
チャを突出させ(第1の状態I)、支持ローラ180を
下方の第1位置Iに移動させて、ゴムローラ1906に
巻回されたウェブ1905をブランケット胴2に着胴さ
せる。そしてブランケット胴2の2回転目以降において
乾燥ウェブ1905によりブランケット胴2の表面を払
拭していく。払拭中は(c)に示すようにウェブ巻取用
のモータ1917(第7図参照)を各回転の最初におい
て間欠的に駆動し、ウェブ1905を間欠送りしつつ巻
取ローラ1904に巻取っていく。このようにして、ブ
ランケット胴2の1回転ごとにウェブ1905を適当長
さ更新して、常に汚れのないウェブ1905でブランケ
ット胴2表面を払拭するようにしている。
ウェブ1905による払拭中の最初のn回転において
は、(b)に示すように各回転の最初において洗浄液供
給ユニット移動用のソレノイド176に間欠的に通電
し、溶剤付けローラ1803のブランケット胴2に対す
る着胴時間を制御しつつ、ブランケット胴2の周の一部
に対し間欠的に洗浄液を供給していく。このように着胴
時間を制御しつつ洗浄液を間欠供給することによって、
常に適正な供給洗浄液量を維持することが可能となる。
供給洗浄液量を変化させる他の要因としては、汲上げロ
ーラ1804と溶剤付けローラ1803との間の空隙d
の値、汲上げローラ1804の回転数、溶剤付けローラ
1803とブランケット胴2との着圧などが挙げられ、
このような値の設定を含めた総合的な観点から上記着胴
時間を決定することになる。このようにして、ブランケ
ット胴の2回転目以降のn回転の間においては、洗浄液
を供給しつつ払拭する濡らし拭きを行なう。好ましい実
施例においては、n=7である。
そして最後のi回転の間においては、(b)に示すよう
に洗浄液供給ユニット移動用のソレノイド176に通電
することなく、したがって洗浄液の供給を行なうことな
くウェブ1905による乾燥拭きを行なう。このように
してブランケット胴2の表面の残存洗浄液を拭き取って
乾燥させた後、i回転目の最後のタイミングで払拭ユニ
ット移動用のラッチングソレノイド183に通電してア
ーマチャを引込み(第2状態II)、支持ローラ180を
上方の第2位置IIに移動させてゴムローラ1906に巻
回されたウェブ1905をブランケット胴2から離胴さ
せて、洗浄は終了する。好ましい実施例において、i=
2である。
なお上述の説明においては、この発明による印刷機の洗
浄液供給装置をオフセット印刷機のブランケット胴洗浄
に適用した実施例につき詳述したが、この発明は必要な
らば印刷機の他の胴の洗浄にも適用することが可能であ
り、この場合にも上述の実施例と同様の効果を奏する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明にかかる印刷機の洗浄液供
給装置は、第1のローラと第2のローラとをその間が洗
浄液の表面張力でつながる程度の微小間隔を隔てて配置
して洗浄液を胴表面に供給するようにしたので、第1の
ローラ表面に均一な洗浄液膜を形成して該洗浄液供給ロ
ーラの表面から胴表面の洗浄すべき部分に一度に均一に
かつ適量に洗浄液を供給することが可能となるととも
に、第1のローラと第2のローラとの間の空隙の働きで
胴表面からのインキ戻りを有効に防止することができ、
液槽内の洗浄液の汚濁を効果的に防止することができ
る。
また、第1のローラの表面の粘着性を有しかつインキと
親和性のない材質により形成したので、洗浄モード時に
は胴表面への洗浄液の供給用として、印刷モード時には
胴表面の塵取り用として、第1のローラを併用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多色刷りオフセット印刷機の概略断面図、第2
図は制御システムの概略ブロック図、第3図はこの発明
によるブランケット胴洗浄機構の一実施例を示す説明
図、第4図は洗浄液供給ユニットの機構説明図、第5図
は洗浄液供給ユニットを印刷機本体に装着した状態を示
す説明図、第6図は洗浄液供給ユニットの離着胴機構の
説明図、第7図は払拭ユニットの機構を示す展開平面説
明図、第8図は払拭ユニットを印刷機本体に装着したと
きの説明図、第9図はブランケット胴洗浄時の動作を示
すフローチャート、第10図はそのタイミングチャート
である。 2…ブランケット胴 18…洗浄液供給ユニット 19…払拭ユニット 31…洗浄液補給ユニット 1803…溶剤付けローラ 1804…汲上げローラ 1805…液槽 1807…リードスイッチ 1905…乾燥ウェブ 3101…貯蔵タンク 3102…逆止弁無しポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機の胴を洗浄するための装置に用いら
    れて前記胴表面に対し洗浄液を供給する装置であって、 洗浄液を貯溜する液槽と、 該液槽に対し洗浄液を給排する給排手段と、 前記洗浄液に浸漬されない状態で、前記胴に対し平行に
    かつ近接対向して回転自在に配設された第1のローラ
    と、 前記液槽内の洗浄液に、外周の一部を浸漬させて回転す
    ることによりその周面に沿って当該洗浄液を汲み上げる
    第2のローラと、 前記第2のローラを所定方向に回転させる回転駆動手段
    と、 を備え、 前記第1のローラ表面は粘着性を有しかつインキと親和
    性のない材質により形成されており、 前記第2のローラは、前記第1のローラと近接してかつ
    平行に配置されるとともに、前記第2のローラと前記第
    1のローラの各表面に当該近接部における間隔が、前記
    洗浄液の表面張力によってつながる程度の微小間隔にな
    るように前記第1と第2のローラの軸間距離が設定さ
    れ、 前記第1および第2のローラ間の前記位置関係を維持し
    つつ前記第1のローラを前記胴に対し離胴位置と着胴位
    置との間で選択的に規制し、着胴位置においては前記第
    1のローラを前記胴の回転に従って従動回転させるロー
    ラ位置規制手段と、 少なくとも洗浄モードと印刷モードとを択一的に選択し
    得るモード選択手段とをさらに備え、 前記洗浄モードにおいては、前記給排手段により前記液
    槽内に洗浄液を供給するとともに、前記位置規制手段に
    より前記第1のローラを所定の態様で前記胴に対して着
    胴させて該胴表面に対し洗浄液を供給し、 前記印刷モードにおいては、前記給排手段により前記液
    槽内の洗浄液を排出するとともに、前記位置規制手段に
    より前記第1のローラを所定の態様で前記胴に対して着
    胴させて前記胴表面の塵を吸着する、印刷機の洗浄液供
    給装置。
  2. 【請求項2】前記粘着性を有しかつインキと親和性のな
    い材質はシリコンゴムである、特許請求の範囲第1項記
    載の印刷機の洗浄液供給装置。
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