JPS6250149A - 印刷機の洗浄液供給装置 - Google Patents

印刷機の洗浄液供給装置

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JPS6250149A
JPS6250149A JP19151885A JP19151885A JPS6250149A JP S6250149 A JPS6250149 A JP S6250149A JP 19151885 A JP19151885 A JP 19151885A JP 19151885 A JP19151885 A JP 19151885A JP S6250149 A JPS6250149 A JP S6250149A
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JP
Japan
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cleaning liquid
cleaning
liquid
roller
washing solution
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Pending
Application number
JP19151885A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Inoue
井上 良規
Kozo Tameno
為野 幸造
Michio Ito
道雄 伊藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、印刷機の胴を洗浄するための装置に用いら
れて、胴表面に対し洗浄液を供給する装置に関する。
(従来技術とその問題点) 一般的にオフセット印刷機においては、印刷品質を良好
に維持するため、印刷途中に周期的にブランケット胴の
洗浄を行なっている。また版交換を行なうときには当然
にブランケット胴洗浄を行ない、胴表面の残インキを除
去しておかなければならない。このため従来から種々の
洗浄装置が開発されており、例えば操作性および保守の
容易さの観点から洗浄装置をユニット化することを提案
することができる。このユニット化を実現するにあたり
、特に問題となるのは洗浄液の供給経路である。例えば
洗浄液槽を印刷機本体に着脱自在に取付けて適当な洗浄
液供給手段によりブランケット胴表面に洗浄液を供給し
ようとした場合、洗浄中は液槽に常に適量の洗浄液を貯
溜しておかなければならないし、また着脱時には洗浄液
が溢れて印刷機本体のIl病を損40させることのない
よう洗浄液を抜き取っておくのが望ましい。しかしなが
ら従来、このような動作を自動化した014機の洗浄液
供給装置は存在しなかった。
(発明の目的) それゆえに、この発明の目的は、上記従来技術の問題点
を解消し、洗浄液槽を印刷機本体に着脱自在に取付けて
適当な洗浄液供給手段により胴表面に洗浄液を供給する
場合に、洗浄中は常に適量の洗浄液を液槽に貯溜でき、
かつ洗浄終了と同時に液槽内の洗浄液を自動排出するこ
とのできる、機構の簡単な印刷機の洗浄液供給装置を提
供することである。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、この発明による印刷機の洗浄
液供給装置は、底面付近に洗浄液の給排口を有する洗浄
液を一時的に貯溜するための着脱自在の液槽と、該液槽
内の洗浄液を胴表面に供給する洗浄液供給手段と、液槽
よりも低い位置に設けられて洗浄液を貯蔵する貯蔵タン
クと、液槽の給徘口と貯蔵タンクとの間に形成される洗
浄液移動路と、該洗浄液移動路に介挿される逆止弁無し
ポンプと、液槽内の洗浄液の液面が所定レベルに達した
ことを検知する液面センサと、少くとも洗浄モードを選
択可能なモード選択手段とを備えて構成されており、逆
止弁無しポンプはモード選択手段により洗浄モードが選
択されている間のみ動作可能状態となり、該洗浄モード
の間において逆止弁無しポンプは液面センサの検知出力
の有/無に応じてそれぞれオフ/オンされて、洗浄中に
は液槽内の液面レベルが一定に維持されるとともに、洗
浄終了と同時に液槽内の洗浄液が自動排出されるように
している。
(実施例) 第1図は、この発明による印刷機の洗浄液供給装置を適
用した連続紙の印刷を可能とした多色刷オフセット印刷
機の概略断面図を示す。同図に示すように、印刷機本体
1の略中央部にブランケット胴2が配設され、このブラ
ンケットfIA2の上部後方位置と下部後方位置に、ブ
ランケットI42に対し離着用自在な版1113.4が
それぞれ配設される。これら版1j43.4の後方位置
には、対応する版胴3,4への自動給排版を苛能とする
給排版ユニット5,6と、対応する版胴3,4に巻付け
られた版にインキ付けを行なうためのインキングユニッ
ト7.8がそれぞれ着脱自在に取付けられ、かつ各給排
版ユニット5.6に給排版トレイ9゜10が着脱自在に
取付けられる。
一方、ブランケット胴2の下部前方位置には、ブランケ
ットrI42に対し離着用自在な圧1j!11が配設さ
れ、この圧胴11の下部後方位置と前方位置に、圧胴1
1とブランケット胴2間に通される連続紙12の紙送り
を制御するためのビンフィードトラクタ13と吸引コン
ベア14がそれぞれ配される。これらピンフィードトラ
クタ13と吸引コンベア14は、圧胴11とブランケッ
ト胴2の離着用のタイミングに関連させて、連続紙12
の紙送りを間欠歩進するように制御して、連続紙12に
印刷が行なわれるように構成される。また、印刷機本体
1の前方位置には、印刷処理した連続紙12を交qに折
畳むようにして収容するための撮りガイド15と連続紙
受は台16とを有する折たたみ117が配置されている
また、ブランケット胴2の上部前方位置には、ブランケ
ット洗浄時において、ブランケット胴2に洗浄液を供給
するための洗浄液供給ユニット18と、その洗浄液を拭
き取るための払拭ユニット19とがそれぞれ着脱自在に
取付けられている。
さらに正向11の下方には、圧胴表面の汚れ−を除去す
るための圧胴洗浄ユニット29が配設されている。
印刷機本体1の下部スペースにはメインモータ20が設
置され、ブランケット胴2および吸引コンベア14は例
えばベルト等を介してメインモータ20により駆動され
るとと5に、ブランケット胴2と版f13,4および圧
rM11とはこれら冬用の一方端部において噛合するよ
う配設されたギヤにより機構的に連動されて、メインモ
ータ20による駆動系統をなしている。残りの機構部分
には必要に応じて例えばパルスモータヤソレノイドなど
の駆動装置ないしはアクチュエータが取付けられ、これ
ら駆動系統の駆動タイミングを制御するための情報入力
手段としてセンサおよびスイッチ類が所定必要箇所に適
宜装着しである。
第2図はこの印刷機に用いられる制御システムの概略を
図示したものであり、マイクロプロセッサ21は制御バ
ス22および各制御部23を介して外部装置24〜28
と接続されている。システムプログラムは例えばフロッ
ピディスク等の外部記憶装置24に収容されており、シ
ステム起動の当初にマイクロプロセッサ21に与えられ
る。オペレータは印刷機本体の例えば側面位置などに設
けられたオペレーションパネル25を通じて指令を与え
、マイクロプロセッサ21はセンサおよびスイッチ類2
6.27から必要な情報を取込んでシステムプログラム
に従ってモータヤソレノイドなどの駆動系28を適宜動
作させる。
印刷プログラムはオペレーションパネル25の印刷キー
の投入に応答して開始され、そこでは概略的に版交換、
ブランケット胴洗浄、印刷の各ルーチンを順次実行する
。版交換およびブランケット胴洗浄ルーチンはブランケ
ット胴2、版胴3゜4、インキングユニット7.8およ
び圧胴11をそれぞれ切り離した状態で実行し、まず版
交換ルーチンにおいて版胴3.4に巻回装着されていた
古い版と給排版トレイ9,10上に準備して載置してあ
った新しい版とを給排版ユニット5.6の作用により交
換し、続いてブランケット胴洗浄ルーチンにおいて前の
印刷によるブランケット胴2上の残インキを洗浄して次
の印刷ルーチンに備える。そしてブランケット胴29版
胴3,4、およびインキングユニット7.8を4胴ない
しは着肉してインキを供給しつつ、印刷を行なう。印刷
ルーチンにおいてはブランケット胴2の位相に合せた適
当なタイミングで圧胴11がブランケット胴2に11着
着服、このタイミングに合せて連続紙12が間欠送りさ
れて、ブランケット胴2の1回転ごとに1枚ずつの印刷
が行なわれていく。印刷枚数はオペレーションパネル2
5を通じて予め設定しておき、印刷が設定枚数に達すれ
ば印刷を終了し、引き続いて排版および再びブランケッ
ト胴洗浄ルーチンを実行した優メインモータ20の回転
を停止して、次の指令を待機する。
第3図は、上述したブランケット胴洗浄ルーチンを実行
するために用いるこの発明゛によるブランケット洗浄+
11構の一実施例を示す概略説明図である。このブラン
ケット胴洗浄機構は、ブランケット11i2に洗浄液を
供給するための洗浄液供給ユニット18と、その洗浄液
を拭き取るための払拭ユニット19とがブランケット胴
2の周上回動方向にこの順に近接して着脱自在に配置さ
れ、かつ洗浄液供給ユニット18に洗浄液を補給するた
めの洗浄液補給ユニット31が給排管32を介して洗浄
液供給ユニット18と連結されて構成されている。
洗浄液補給ユニット31は洗浄液を貯蔵するための貯蔵
タンク3101とこの貯蔵タンク3101および給排管
32間に介挿される逆止弁無し給排ポンプ3102とか
ら成り、洗浄開始時には貯蔵タンク3101内に貯蔵さ
れた洗浄液を給排ポンプ3102で吸上げて洗浄液供給
ユニット18に補給するとともに、洗浄中は給排ポンプ
3102を間欠的に駆動して洗浄液供給ユニット18内
の洗浄液mを常に一定に維持し、洗浄終了後は給排ポン
プ3102の駆動を停止して洗浄液自身の液圧により洗
浄液供給ユニット18から洗浄液を自動的に排出して、
給排管32および給排ポンプ3102を通じて貯蔵タン
ク3101内に戻すように構成しである。また貯蔵タン
ク3101内には図示しない液面センサを設けて、洗浄
液が所定量以上存在するかどうかを知ることができよう
にしである。
第4図は、洗浄液供給ユニット18の機構を示す平面説
明図である。第3図および第4図を参照して、洗浄液供
給ユニット18は、左右フレーム1801.1802間
の前方上方位置に溶剤付はローラ1803を配設すると
ともにその若干後方下部の非接触位置に汲上げローラ1
804を配置し、さらに汲上げローラ1804をその槽
内に収めるように液槽1805を左右フレーム1801
゜1802間の下部全面にわたって配置して構成されて
いる。左右フレーム1801.1802および液槽18
05の前端はブランケット胴2の周に合せて斜めに形成
し、装着時にプランケラ胴2に接触しないようにしであ
る。
液層1805の後方上端左右方向には上蓋1806が形
成してあり、この上蓋1806の左端近辺においてリー
ドスイッチ1807を液槽1805内へと伸設するとと
もに、このリードスイッチ1807にリング状のフロー
ト1808を液槽1805内で遊嵌させている。フロー
ト1808の上面には磁石1809が取付けてあり、液
槽1805内の洗浄液の液面が所定高さに達してフロー
ト1808が所定位置まで浮上すれば、リードスイッチ
1807が作動するようにしである。そしてこの検知信
号の有/無に応じて逆止弁無し給排ポンプ3102を停
止/駆動させ、液面が所定レベルより低下するごとに洗
浄液を貯蔵タンク3101から液槽1805へと補給し
て、洗浄時において液槽1805内の洗浄液の液面を常
に一定レベルに保つようにしている。
左右フレーム1801.1802の後端上方位置には支
持棒1810が左右に突出して走っており、この支持棒
1810の左端は着脱用スプリング1811を内装した
シリンダ1812内に挿通されるとともに、支持棒18
10の右端付近にはフォーク部材1813 (第5図参
照)が前方に突出して着設されている。そして、シリン
ダ1812の左端および支持棒1810の右端にそれぞ
れ設けた係合突起1814.1815を印刷機本体1の
左右メインフレーム170.171の所定位置に削設し
た係止孔に係合させるとともに、フォーク部材1813
の切れ込みを右メインフレーム171の所定位置に切削
した上下縦長貫通穴172の外側から内側に突出させた
係止ビン173に係合させて、洗浄液供給ユニット18
を印刷機本体1に装着する。このとき、図示しないリミ
ットスイッチが作動して、洗浄液供給ユニット18が印
刷機本体1に正しく装着されたことを知らせる。
洗浄液供給ユニット18を印刷機本体1に装着した後、
液槽1805の左端下部後方位置から導出されたフレキ
シブルなドレインホース1814の先端を印刷機本体1
の左メインフレーム170に貫通装着された継手174
の内端に差し込んで接続し、この継手174の外端に接
続された給排管32と液槽1805とを連通させて貯蔵
タンク3101および液槽1805間で洗浄液の移動を
可能とする。
第5図は洗浄液供給ユニット18を印刷機本体1に装着
したときの状態を示す右側面説明図であり、このとき洗
浄液供給ユニット18は支持棒1810と係止ビン17
3とにより印刷機本体1の左右メインフレーム170.
171間に位置決めされている。係止ビン173は右メ
インフレーム171に切削された上記縦長貫通穴172
に沿って実線で示す第1の位[Aと点線で示す第2の位
1Bとの間で上下に移動可能であり、係止ビン173の
移動につれて洗浄液供給ユニット18は支持棒1810
を軸として微小角度回転する。そしてこのような機構に
よって、係止ビン173が第1の位置Aにあるときには
溶剤付はローラ1803がブランケットIji2から離
1jl L、係止ビン173が第2の位12Bにあると
きには溶剤付はローラ1803がブランケット胴2に着
服するように構成しである。
第6図は、上記縦長貫通穴172に沿って係止ビン17
3を移動させるための駆動11mの説明図である。この
駆II機構は縦長貫通穴172に挿通された係止ビン1
73を右メインフレーム1−71の外側で1字形部材1
74の底辺前方に接合するとともに、底辺後方には1字
形部材174の移動支点175を設け、1字形部材17
4の上端をソレノイド176のアーマチャに接続して前
後方向に揺動させることによって、係止ビン173が上
下方向に微動するよう構成しである。また1字形部材1
74の右端部には引張コイルバネ161が取付けられ、
この引張コイルバネ161の働きによって1字形部材1
74は移動支点175を介して常時洗浄液供給ユニット
18がブランケット胴2から鐘胴する方向に作用するよ
うに引張られ、この引張コイルバネ161の片端はビン
162に係合され、ビン162は右メインフレーム17
1に固着される。さらに、1字形部材174をはさむ形
で着服位置ストッパ163.離胴位置ストッパ164が
配設され、洗浄液供給ユニット18が所定距離以上揺動
しない位置に固着される。また、1字形部材174のf
%動に応じて作動する図示しないリミットスイッチを設
け、マイクロプロセッサ21がソレノイド176の状態
を知ることができるようにしである。
溶剤付はローラ1803の回転軸と汲上げローラ180
4の回転軸とは洗浄液供給ユニット18の右フレーム1
802の外側で駆動ベルト1816によって連動されて
おり、溶剤付O−ラ1803がブランケット胴2に接触
して従動回転すればそれに応じて汲上げローラ1804
も回転し、液槽1805内の洗浄液が汲上げローラ18
04の周面に沿って汲上げられるようにしである。汲上
げローラ1804と溶剤付はローラ1803とはその間
が洗浄液の表面張力でつながる程度の微小間隔dを隔て
て配置されており、したがって汲上げローラ1804の
回転に応じて汲上げられた洗浄液の一部は汲上げローラ
1804の周面から溶剤付はローラ1803の周面へと
乗り移って均厚な液膜を形成し、そこからブランケット
胴2の表面全体に均一に供給されて行く。汲上げローラ
1804から溶剤付はローラ1803への洗浄液の乗り
移り量は微小間隔dの値に応じて変化するの、で、この
微小間隔dを変化させることによって溶剤付はローラ1
803からブランケットfg42への溶剤供給量を調節
することが可能となる。一般的にはこの微小間隔dは、
予め最適値に設定しておく。
ブランケット胴洗浄中においては溶剤付はローラ180
3はブランケット胴2に間欠的に首肩するので、ブラン
ケット胴2上の残インキが溶剤付はローラ1803表面
に付着してくる。しかしながらこのようにして溶剤付け
O−518030表面に付着したインキは、上記微小間
隙dの作用によって液槽1805内の洗浄液に直接混入
されることはなく、またその混入量も微小間隙dの働き
によって非常に小さく抑えることが可能であるため、ブ
ランケット胴2の残インキによる液槽1805内の洗浄
液の汚濁を効果的に防止することができる。
溶剤付はローラ1803および汲上げローラ1804の
好ましい材質としては、例えば金属を使用する。金属は
ゴム等と比較してインキとの親和性が小さいのでブラン
ケット胴2から溶剤付はローラ1803に乗り移るイン
キ量を効果的に減少させることができ、液槽1805内
の洗浄液の汚濁を有効に防止することができる他、経時
変化(表面劣化や使用による形状変化)がほとんどない
ので表面液膜を常に均厚に保つことができ、しかもゴム
等の弾性材料と比較してブランケット胴2に対する微妙
な着圧(キスタッチ)を容易に制御できるので、ブラン
ケット胴2に均一に洗浄液を供給することが可能となる
溶剤付はローラ1803の他の好ましい材質として、例
えばシリコンゴムのように粘着性を有しかつインキと親
和性のない材料を使用してもよく、この場合には以下に
説明するように溶剤付はローラ1803をごみ取りロー
ラとしても併用する。
すなわち、通常の場合には、印刷実行中は溶剤付はロー
ラ1803はブランケット1142から1lII胴され
ているが、シリコンゴムから成る溶剤付はローラ180
3を用いる場合には、印刷実行中ブランケットIi2上
のごみ量に応じて断続的あるいは常時ソレノイド176
に通電して係止ビン17−3を第2の位置81.:停止
させ、溶剤付はローラ1803をブランケット胴2に着
用させて、印刷中にブランケット1j!2の表面に付着
した紙粉等のごみをシリコンゴムの粘着性を利用して溶
剤付はローラ1803表面に吸着するのである。そして
このようにして吸着したごみはブランケット胴洗浄時に
汲上げローラ1804を介して徐々に液W!1805内
に回収されるので、溶剤付はローラ1803の表面が付
着したごみで埋まってしまうということはない。また洗
浄中におけるブランケット胴2の表面からの残インキの
乗り移りは、シリコンゴムのようにインキとの親和性の
小さい材料を用いている限り効果的に防止することがで
きる。
なお、前記微小間隔dの好ましい値は、汲上げローラ1
804、溶剤付はローラ1803の直径、周表面の特性
、また用いる洗浄液の特性によって微妙に変るが、何回
かのテストにより適切なdの値を見い出すことができる
。参考のため、−例を挙げると、汲上げローラ1804
の直径が35m、材質が5US303、表面アラサが2
53以下、溶剤付はローラ1803の直径が25m+、
材質がA2017(高力アルミ)、表面アラサが6S以
下で、汲上げローラ1804の周速が0.198i/s
ea (108rom)、溶剤付はローラ1803の周
速が0.6771/SeC(459rom)であり、洗
浄液としてアイソパーEを用いたときの前記微小間隔d
は、0.1m以下に設定するのがよい。
第7図は、払拭ユニット19の3個の各ローラ中心線に
沿った展開平面説明図である。第3図および第7図を参
照して、払拭ユニット19は、背面左右に2個の取手1
902を有するフレーム1901内に液吸収性能を有す
るシートである乾燥ウェブロール1903および巻取ロ
ーラ1904を平行に配置し、乾燥ウェブロール190
3のウェブ1905をフレーム1901の前方下端に配
設したゴムローラ1906に巻回させた後巻取ローラ1
904に巻込んで、巻取ローラ1904を回転させれば
ウェブ1905が乾燥ウェブロール1903から引出さ
れて、ゴムローラ1906の周を経て巻取ローラ190
4上に順次巻取られて行くように構成しである。
乾燥ウェブロール1903および巻取ローラ1904は
その両端をそれぞれ左右1対の短軸1907.1908
および1909.1910に嵌合支持されており、右側
短軸1908.1910をウェア着脱用スプリング19
11.1912の作用により左右方向に進退自在とする
ことにより、ウェブロール1903の取換えおよびウェ
ブ巻取後の巻取ローラ1904の取外しを可能としてい
る。
乾燥ウェブロール1903用の左側短軸1907の左端
にはブレーキ付与スプリング1913が巻回装着されて
ブレーキシュー1914を押圧しており、乾燥ウェブロ
ール1903の回転に適当なブレーキを付与してウェア
1905が一定の張力を有しながら巻取りローラ190
4に巻取られて行くようにしている。
巻取ローラ1904用の左側短軸1909の左端には駆
動ギア1915およびワンウェイクラッチ1916を配
設し、駆動ギア1915の回転を一方向に規制して巻取
ローラの逆転を防止している。またフレーム1901の
左側スペース中央には駆動用モータ1917を配置し、
このモータ1917の回転軸に取付けたギア1918を
上記駆動ギア1915と噛合させて巻取ローラ1904
を回転駆動し、モータ1917の回転に応じてウェブ1
905を巻取ローラ1904上に巻取っていくようにし
ている。
フレーム1901の左右側板の外側にはそれぞれ1対の
ガイド棒1919,1920および1921.1922
を対角線位@(第8図参照)に設けて印刷機本体1への
装置時の位置案内をさせるとともに、係止部材1923
.1924を上部前端に設けて本体装着時の位置決めを
している。
第8図は、払拭ユニット19を印刷機本体1に装着した
ときの左側面説明図である。図示のように印刷機本体1
の左右メインフレーム内側にはガイドレール177が左
上から右下に向って斜めに配設されており、このガイド
レール177の上下開口部178.179に払拭ユニッ
ト19のガイド棒1919,1920 (および右端で
は1921.1922>を左側から右側に向って水平に
押込んで、払拭ユニット19を印刷機本体1の左右メイ
ンフレーム間に装着する。このとき図示しないリミット
スイッチが作動して、払拭ユニット19が印刷機本体1
に正しく装着されたことを知らせる。
装着時においては払拭ユニット19のフレーム1901
左右前端の係止部材1923.1924は印刷機本体1
の左右メインフレーム内側に配設された支持ローラ18
0上に乗上げており、この乗上げを可能とするように係
止部材1923.1924の下端は斜めに形成しである
。支持ローラ180はアーム181の先端の支点軸18
2に取付けられており、このアーム181の下端をラッ
チングソレノイド183のアーマチャと連結して支点軸
182を支点として左右方向に揺動させることにより支
持ローラ180を上下方向に移動させて、それに応じて
払拭ユニット19をガイドレール177に沿って上下動
させるようにしである。
ラッチングソレノイド183をアーマチャが突出した第
1の状態工にしたとき支持ローラ180は第8図に図示
の位置(第1の位Wl)にあって、このとき払拭ユニッ
ト19は自重によりガイドレール177にそってずり下
って、ゴムローラ1906に巻回されたウェア1905
は払拭ユニット19の自重と係止部材1923.192
4による位置規制によりブランケット胴2に適切に押圧
されている。ラッチングソレノイド183をアーマチャ
が引込んだ第2の状態■にしたとき支持ローラ180は
上方位置(第2の位In)へ移動し、それに応じて払拭
ユニット19が持上げられてゴムローラ1906がブラ
ンケット胴2から鐘胴するとともに、払拭ユニット19
のガイド棒1919〜1922はガイドレール177の
上下開口部178.179の取外し可能位置にくる。払
拭ユニット19の着脱時には、支持ローラ180は常に
この上方位@(第2の位III)に存在するようにしで
ある。
乾燥ウェブ1905の材質として、好ましくは長繊維1
00%バルブの紙を使用する。この材質は綿のように溶
剤吸収速度が速くかつ綿のように屑が出ることがないの
で、洗浄能力を高めるという観点から溶剤吸収材料とし
て最適のものである。
市販されている商品として、スコツトペーパーカンパニ
ー社の商品名「インパクトセルローズ」および重陽スコ
ツト社の商品名「ハイロフトNo。
3051Jなどが存在する。
第9図は、ブランケット胴洗浄ルーチン実行時のマイク
ロプロセッサ21の動作を示すフローチャートである。
ブランケット胴2の洗浄は、上述したように印刷プログ
ラム実行の一過程として他のルーチンと連続して自動的
に行なわれる他、オペレーションパネル25のブランケ
ット胴洗浄キーを投入することにより個別に行なうこと
もできる。ブランケット胴洗浄キーを投入した場合、ま
ずステップ5101においてブランケット胴洗浄指示が
受付可能かどうか、すなわち洗浄液供給ユニット18お
よび払拭ユニット19が印刷機本体1に正しく装着され
ているかどうか、貯蔵タンク3101内に十分な洗浄液
が存在しているかどうかなどが確認される。この確認は
、それぞれの機構に対応して設けられた上述した図示し
ないリミットスイッチおよび液面センサからの出力信号
に基づいて行なわれる。そして受付可能でなければ、洗
浄動作を行なうことなくブランケット胴洗浄ルーチンは
終了する。
受付可能であればステップ5101からステップ310
2へと進み、各機構部分を初期状態に設定する。このと
き、成用3.4および圧胴11がブランケットWA2か
らl1IIS4状態にセットされるとともに、貯蔵タン
ク3101内の洗浄液が給排ポンプ3102によって吸
上げられて、給排管32およびドレインホース1814
を通じて液槽1805内に補給される。
続いてステップ3103においてメインモータ20の高
速モータが既にONされているかどうかを判別する。メ
インモータ20は立上げ用の低速モータと定常走行用の
高速モータとから構成されており、このステップ510
3ではメインモータ20が高速モータONの定常走行状
態にあるかどうかを判別するのである。そして定常走行
状態でなければステップ5104へと進んでまず低速モ
ータをONL、、一定時間経過後ステップ5105にお
いて低速モータをOFFするとともに高速モータをON
して、メインモータ20を定常走行状態に駆動する。こ
れにより上述したメインモータ20による駆動系統、す
なわちブランケット胴2、版胴3,4、圧胴11などが
回転を開始する。その俊ステップ8106へと進んで、
ブランケット胴2の洗浄を行なう。ステップ8103に
おいて既にメインータ20が高速モータONの定常走行
状態にあるときには、直接ステップ8106へと進む。
第10図は上記ステップ8106において行なわれるブ
ランケット胴洗浄動作を示すタイミングチャートである
。図中“OO″はブランケット胴2の回転軸に取付けら
れた図示しない基準ロータリエンコーダの原点パルスの
出力タイミングであり、この原点パルスはブランケット
胴2の1回転ごとに1パルス出力される。
まず最初の1回転目において、(a)に示すように払拭
ユニット移動用のラッチングソレノイド183(第8図
参照)はアーマチャが引込んだ第2の状態■にあって、
支持ローラ180は上方の第2位置■にあり、したがっ
て払拭ユニット19前端のゴムローラ1906に巻回さ
れたウェア1905はブランケット胴2から鐘胴してい
る。この状態で(b)に示すようにブランケット胴2の
1回転の374程度の時間洗浄液供給ユニット移動用の
ソレノイド176(第6図参照)に通電し、アーマチャ
を引込んで係止ビン173を下方に移動させ、ブランケ
ット胴2の開口部21を除く全周にわたって溶剤付はロ
ーラ1803をブランケット胴2に着用させる。着用と
同時に溶剤付はローラ1803が従動回転し、それに応
じて駆動ベルト1816により連動された汲上げローラ
1804も回転して、液槽1805内の洗浄液が汲上げ
られてブランケット胴2の表面に供給されていく。この
ようして、ブランケット胴2の1回転目においては、ブ
ランケット112全面に洗浄液の供給のみ行なう。
一回転目の終了直前、(a)に示すように払拭ユニット
移動用のラッチングソレノイド183に通電してアーマ
チャを突出させ(第1の状態工)、支持ローラ180を
下方の第1位IIに移動させて、ゴムローラ1906に
巻回されたウェア1905をブランケット胴2に着用さ
せる。そしてブランケット胴2の2回転目以降において
乾燥ウェブ1905によりブランケット胴2の表面を払
拭していく。払拭中は(C)に示すようにウェア巻取用
のモータ1917(第7図参照)を各回転の最初におい
て間欠的に駆動し、ウェブ1905を間欠送りしつつ巻
取ローラ1904に巻取っていく。このようにして、ブ
ランケット胴2の1回転ごとにウェア1905を適当長
さ更新して、常に汚れのないウェブ1905でブランケ
ット胴2表面を払拭するようにしている。
ウェブ1905による払拭中の最初のn回転においては
、(b)に示すように各回転の最初において洗浄液供給
ユニット移動用のソレノイド176に間欠的に通電し、
溶剤付はローラ1803のブランケット胴2に対する着
用時間を制御しつつ、ブランケットTl42の周の一部
に対し間欠的に洗浄液を供給していく。このように着用
時間を制御しつつ洗浄液を間欠供給することによって、
常に適正な供給洗浄液量を維持することが可能となる。
供給洗浄液mを変化させる他の要因としては、汲上げロ
ーラ1804と溶剤付はローラ1803との間の空隙d
の値、汲上げローラ1804の回転数、溶剤付はローラ
1803とブランケット胴2との着圧などが挙げられ、
このような値の設定を。
含めた総合的な観点から上記着用時間を決定することに
なる。このようにして、ブランケット胴の2回転目以降
のn回転の間においては、洗浄液を供給しつつ払拭する
濡らし拭きを行なう。好ましい実施例においては、n=
7である。
そして最後の1回転の間においては、(b)に示すよう
に洗浄液供給ユニット移動用のツレ、ノイド176に通
電することなく、したがって洗浄液の供給を行なうこと
なくウェブ1905による乾燥拭きを行なう。このよう
にしてブランケット胴2の表面の残存洗浄液を拭き取っ
て乾燥させた後、1回転目の最後のタイミングで払拭ユ
ニット移動用のラッチングソレノイド183に通電して
アーマチャを引込み(第2状態■)、支持ローラ180
を上方の第2位置■に移動させてゴムローラ1906に
巻回されたウェア1905をブランケットf12から離
層させて、洗浄は終了する。好ましい実施例において、
i−2である。
なお上述の説明においては、この発明による印刷機の洗
浄液供給¥R置をオフセット印刷機のブランケット胴洗
浄に適用した実施例につき詳述したが、この発明は必要
ならばブランケット胴以外の胴の洗浄にも適用すること
が可能であり、この場合にも上述の実施例と同様の効果
を奏する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、逆止弁無しポ
ンプを洗浄中のみ間欠駆動して液槽に洗浄液を補給する
ようにしたので、簡単な構成により洗浄中は常に適量の
洗浄液を液槽内に貯溜できるとともに、洗浄終了と同時
に貯溜された洗浄液を自動的に液槽から後段ることが可
能となる。したがって洗浄液が貯溜されたまま誤って洗
浄液供給ユニットを印刷機本体から取外すことがなく、
液温れによる本体機構の損傷を有効に防止することがで
きる。また逆止弁無しポンプを使用しているので給排管
を1本設けるだけでよく、機構が簡単になるとともに、
本体フレームに着脱用継手を設けた場合にはこれが1g
Aで済み、着脱操作が簡易となる。
4、図面ノrtAIlす説明 第1図は多色刷りオフセット印刷機の概略断面図、第2
図は制御システムの概略ブロック図、第3図はこの発明
によるブランケット胴洗浄機構の一実施例を示す説明図
、第4図は洗浄液供給ユニットの機構説明図、第5図は
洗浄液供給ユニットを印刷は本体に装着した状態を示す
説明図、第6図は洗浄液供給ユニットの離着服機構の説
明図、第7図は払拭ユニットの機構を示す展開平面説明
図、第8図は払拭ユニットを印刷機本体に装着したとき
の説明図、第9図はブランケット胴洗浄時の動作を示す
フローチャート、第10図はそのタイミングチャートで
ある。
2・・・ブランケット胴 18・・・洗浄液供給ユニット 19・・・払拭ユニット 31・・・洗浄液補給−1ニツト 1803・・・洗浄液供給ローラ 1804汲上げローラ 1805・・・液槽 1807・・・リードスイッチ 1905・・・乾燥ウェブ 3101・・・貯蔵タンク 3102・・・逆止弁無しボンブ 第6図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷機の胴を洗浄するための装置に用いられて前
    記胴表面に対して洗浄液を供給する装置であって、 底面付近に洗浄液の給排口を有し、洗浄液を一時的に貯
    溜するための着脱自在の液槽と、 前記液槽内の洗浄液を前記胴表面に供給する洗浄液供給
    手段と、 前記液槽よりも低い位置に設けられて洗浄液を貯蔵する
    貯蔵タンクと、 前記液槽の給排口と前記貯蔵タンクとの間に形成される
    洗浄液移動路と、 前記洗浄液移動路に介挿される逆止弁無しポンプと、 前記液槽内の洗浄液の液面が所定レベルに達したことを
    検知する液面センサと、 少くとも洗浄モードを選択可能なモード選択手段とを備
    え、 前記逆止弁無しポンプは前記モード選択手段により前記
    洗浄モードが選択されている間のみ動作可能状態となり
    、該洗浄モードの間において前記逆止弁無しポンプは前
    記液面センサの検知出力の有/無に応じてそれぞれオフ
    /オンされる、印刷機の洗浄液供給装置。
  2. (2)前記洗浄液移動路は、前記液槽の給排口から延び
    る給排ホースと、前記印刷機の本体フレームに装着され
    た継手とを含み、前記給排ホースは前記継手を介して前
    記逆止弁無しポンプと着脱自在に連接される、特許請求
    の範囲第1項記載の印刷機の洗浄液供給装置。
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