JPH0814180B2 - 屋根開口部の防水構造 - Google Patents

屋根開口部の防水構造

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JPH0814180B2
JPH0814180B2 JP1179426A JP17942689A JPH0814180B2 JP H0814180 B2 JPH0814180 B2 JP H0814180B2 JP 1179426 A JP1179426 A JP 1179426A JP 17942689 A JP17942689 A JP 17942689A JP H0814180 B2 JPH0814180 B2 JP H0814180B2
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JP
Japan
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waterproof sheet
roofing
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waterproof
window frame
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秀巳 桜井
公治 佐藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は屋根開口部の防水構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 屋根に天窓を取り付ける場合には、屋根に設けた開口
から雨水等が侵入しないように防水対策を講ずる必要が
ある。実公昭61−1229号公報や特開昭63−261047号公報
にはその一例が開示されている。
第4図に示したものも従来から採用されている屋根開
口部の防水構造の一つである。この防水構造において
は、上面にルーフィング1が敷設された野地板2に開口
3が設けられ、この開口3に横断面ロ字形の窓枠4が取
り付けられている。そして、窓枠4の上端に設置された
天窓本体5の下方に延びる鍔5aが窓枠4の外側面の上部
外側に配置され、上記鍔5aと窓枠4の外側面にかけてゴ
ム製の防水シート6を接着し、上記ルーフィング1を窓
枠4の外側面に沿って固定するとともに、上記防水シー
ト6の下端部に被せるように配置して固定し、更に、こ
のルーフィング1の上端部と上記防水シート6の上部に
別のゴム製の防水シート7を架け渡すように配置し且つ
これらに接着している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述従来の屋根開口部の防水構造には
改良の余地が残っていた。即ち、万一、防水シート7の
防水シート6への接着に不良箇所があって、防水シート
7の上縁から防水シート6,7の間に雨水が侵入すると、
侵入した雨水がルーフィング1と防水シート6の間を通
り、更にルーフィング1と窓枠4の外側面の間を通って
野地板2の開口3に侵入する虞れがあった。この時の侵
入経路は雨水が常に下方に流れるようになり、好ましく
なかった。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするとこは、防水効果の極めて
高い屋根開口部の防水構造を提供しようとするところに
ある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、上面にルーフィングが敷設された野地
板に開口が形成され、この開口に筒体が外方へ突出する
ように設置され、筒体の上部に蓋体が取り付けられてな
る屋根開口部の防水構造において、上記筒体の外側面に
は上記ルーフィングが野地板から立ち上げられて取り付
けられるとともに、上記筒体の外側面であって上記ルー
フィングが配置された部位よりも上側には第一の防水シ
ートが取り付けられ、この第一の防水シートの下部が上
記ルーフィングの上部に被せられており、更に上記蓋体
の周縁部から下方に延設された鍔が上記第一の防水シー
トの外側に配置され、これら鍔と第一の防水シートとル
ーフィングの上に第二の防水シートが架け渡され且つこ
れらに接合されていることを特徴とする屋根開口部の防
水構造にある。
[作用] 万一、第二の防水シートの鍔に対する接合に不良箇所
があって、そこから雨水等が侵入したとしても、その下
方において第一の防水シートと第二の防水シートが接合
されているので、これより先への水の侵入が防水され
る。更に万一、この防水シート同士の接合にも不良箇所
があって、ここから更に中に侵入したとしても、この水
がルーフィングの内側に侵入するためには、水は第二の
防水シートとルーフィングの間を上っていかなければな
らず、極めて侵入しにくい。したがって、従来よりも屋
根開口部における防水効果が極めて高くなる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図から第3図までの
図面に基づいて説明する。この実施例においては屋根の
開口部に天窓が取り付けられる態様である。
第1図は屋根開口部の断面を示すものであり、図にお
いて右側が棟側にあたり、左側が軒側にあたる、屋根の
野地板2の上面にはルーフィング1がタッカーと称され
る留め金具(図示せず。)により固定されている。野地
板2には矩形の開口3が設けられており、開口3に当た
る部分のルーフィング1は十字に裂かれてめくり上げら
れている。又、上記開口3の内側には、横断面ロ字形を
なす木製の窓枠(筒体)4が嵌り込まれ固定されてお
り、その先部を野地板2より外側へ突出させている。
上記開口3に当たる部分のルーフィング1は所定の大
きさにカットされ、野地板2の開口縁部から窓枠4の外
側面に沿って所定高さまで立ち上げられ固定されてい
る。
天窓本体(蓋体)20は、窓枠4の先端面4aの上に設置
される結露受け部材21と、結露受け部材21の上に設置さ
れる下部枠体22と、下部枠体22の上側に取り付けられ採
光用のガラス板(図示せず。)を有する上部枠体23とを
具備し、結露受け部材21と下部枠体22はその間に第一の
防水シート8の端部を挟装させて窓枠4の先端面4aにね
じ止め固定されている。なお、図示の天窓本体において
は、下部枠体22と上部枠体23とは別体とされているが、
下部枠体22と上部枠体23とは一体に製せられてもよい。
上記第一の防水シート8はゴムシートの裏面に補強の
ための布が接合されてなり、その布を窓枠4の表面に接
触させるようにセットされている。防水シート8はその
先部を下方に延ばして窓枠4の外側に位置させており、
その途中では下部枠体22の段差部22aによって押圧され
て窓枠4の段差部4bに密着せしめられるとともに、窓枠
4の外側面の外側に位置し段差部22aから下方に延びる
鍔22bによって窓枠4の外側面に密着せしめられてい
る。又、第一の防水シート8の先部(下部)は、第2図
に示すように窓枠4の外側面に沿って固定された上記ル
ーフィング1の上部に被せられている。
上記下部枠体22の鍔22bの外側面下部と、上記ルーフ
ィング1に被せられた第一の防水シート8と、この防水
シート8よりも下方に位置する部分のルーフィング1に
は、これらの上から第二の防水シート9が被せられ、こ
れらに接着されている。第二の防水シート9は、帯状の
ゴム製テープの裏面に接着材が付着されてなるものであ
る。
上述の屋根開口部の防水構造においては、万一、第二
の防水シート9と鍔22bとの接合部分に接着不良の箇所
があって、そこから雨水等の水が侵入したとしても、そ
の下方において第一の防水シート8と第二の防水シート
9が接着されているので、ここからはその先に水が侵入
することはできない。一方、上記水が鍔22bと第一の防
水シート8との間に侵入するとなると、水が上向きに流
れなけばならないこと、及び水の流通経路が窓枠4の段
差部4bにおいて屈曲していて抵抗が極めて大きいこと、
という理由によって不可能である。
更に、万一にも、上述第二の防水シート9と鍔22bと
の間の接着不良に加えて、第一の防水シート8と第二の
防水シート9との間に接着不良の箇所があって、前記水
がこの接着不良箇所から更に内部に侵入したとしても、
この水がルーフィング1の内側に侵入するためには、水
は第二の防水シート9とルーフィング1の間を上ってい
かなければならず、その可能性は殆どない。
したがって、この屋根開口部の防水構造を採用すれ
ば、従来よりも屋根開口部における防水効果が極めて高
くなる。
上記屋根開口部の防水構造の施工方法は以下の手順で
行う。
初めに、屋根の野地板2の開口3に当たる部分のルー
フィング1を開口3の対角線に対応させて切断し、所定
の大きさにカットしておく。
次に、この開口3に窓枠4を嵌り込み、固定する。
そして、窓枠4の上部に天窓本体20を設置する。その
際に第一の防水シート8を前述の如く取り付け、防水シ
ート8を窓枠4の外側面を包囲するように位置させる。
次に、第3図に示すように、上記第一の防水シート8
をたくし上げて、上記ルーフィング1を窓枠4の外側面
に沿って固定し、そのコーナー部を粘着テープ10で補強
する。
そして、第一の防水シート8を再び降ろし、その上か
ら第二の防水シート9を接着して完了する。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
例えば、この実施例では天窓取付用の開口部に対する
ものであったが、他の目的のための開口部に対する防水
構造であってもよいことが勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、万一にも鍔
と第二の防水シートとの間に接合不良があっても、第
一の防水シートと第二の防水シートが接合されているこ
と、筒体の外側面に沿って立ち上げたルーフィングの
上に第一の防水シートが接合されていること、によって
漏水に対するバックアップが二重に施されているので、
屋根開口部からの水の侵入をほぼ完全に阻止することが
でき、防水効果を従来よりも格段に上げることができる
という優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は屋根開口部の断面図、第2図は
要部拡大断面図、第3図は施工途中を示す外観斜視図で
ある。又、第4図は従来の屋根開口部の断面図である。 1…ルーフィング、2…野地板、3…開口、4…窓枠
(筒体)、8…第一の防水シート、9…第二の防水シー
ト、20…天窓本体(蓋体)、22b…鍔、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にルーフィングが敷設された野地板に
    開口が設けられ、この開口に筒体が外方へ突出するよう
    に設置され、筒体の上部に蓋体が取り付けられてなる屋
    根開口部の防水構造において、上記筒体の外側面には上
    記ルーフィングが野地板から立ち上げられて取り付けら
    れるとともに、上記筒体の外側面であって上記ルーフィ
    ングが配置された部位よりも上側には第一の防水シート
    が取り付けられこの第一の防水シートの下部が上記ルー
    フィングの上部に被せられており、更に上記蓋体の周縁
    部から下方に延設された鍔が上記第一の防水シートの外
    側に配置され、これら鍔と第一の防水シートとルーフィ
    ングの上に第二の防水シートが架け渡され且つこれらに
    接合されていることを特徴とする屋根開口部の防水構
    造。
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JPH0343556A (ja) 1991-02-25

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