JPH08140259A - 保護リレーシステム - Google Patents

保護リレーシステム

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JPH08140259A
JPH08140259A JP27269894A JP27269894A JPH08140259A JP H08140259 A JPH08140259 A JP H08140259A JP 27269894 A JP27269894 A JP 27269894A JP 27269894 A JP27269894 A JP 27269894A JP H08140259 A JPH08140259 A JP H08140259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
current
protection relay
relay system
power transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP27269894A
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English (en)
Inventor
Toyoji Harada
豊司 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP27269894A priority Critical patent/JPH08140259A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連絡線CB6 により互いに連絡された複数の送
電線LA ,LB を保護する場合に、システム規模が最小
限で済み、構成の簡単な保護リレーシステムを提供す
る。 【構成】送電線LA ,LB の各端子に流れる電流及び連
絡線CB6 を流れる電流I1 ,‥‥,I6 を検出する複
数の電流検出手段と、電流検出手段により検出された各
電流の情報を伝送する通信回線一系統と、この通信回線
に接続される制御局C1 ,C5 とを備え、前記制御局C
1 ,C5 は、送電線LA ,LB 単位で事故判定演算を行
う。 【効果】送電線LA ,LB の数に応じた数の保護リレー
システムは不要になり、通信回線の共通化を図ることが
できるので、保護リレーシステム規模を最小限にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連絡線により互いに連
絡された複数の送電線を保護するリレーシステムに関す
るものである。送電線の数は、複数であればいくらでも
よく、送電線の種類は単回線、平行2回線のいずれでも
よい。また、送電線の端子数は、2端子3端子などいく
らでもよい。保護対象とする故障の種類は、地絡、短絡
のいずれでもよい。また、送電線の各端子には電源、負
荷のどちらが接続されていてもよい。
【0002】
【従来の技術】連絡線により互いに連絡された複数の送
電線に対する保護リレー方式として、従来より送電線ご
とに独立した保護リレーシステムを設置する方式が行わ
れてきた。図3は、連絡用しゃ断器CB6 で接続された
2本の単回線送電線LA ,LB を示し、一方の送電線L
A は、分岐回線LA2を有し、他方の送電線LB は分岐回
線LB3,LB4を有している。送電線LA の端は電源端と
なっており、分岐回線LA2の端には負荷が接続されてい
る。送電線LB の端も電源端となっており、分岐回線L
B3,LB4の端にはそれぞれ負荷が接続されている。送電
線LA の電源端、負荷端及び連絡端には変流器がそれぞ
れ設けられ、電流I1 ,I2 ,I6 を検出している。各
変流器には保護リレーRA1,RA2,RA6が接続されてい
る。送電線L B の電源端、負荷端及び連絡端には変流器
がそれぞれ設けられ、電流I3 ,I4,I5 ,I6 を検
出している。各変流器には保護リレーRB3,RB4
B5,RB6が接続されている。さらに、保護リレー
A1,RA2,RA6は互いにマイクロ波、光ファイバ等の
通信回線で結ばれており、保護リレーRB3,RB4
B5,RB6も互いに通信回線で結ばれている。
【0003】各保護リレーRA1,RA2,RA6の検出電流
を一括して処理する制御局C1 が設置され、制御局C1
は電流和|I1 +I2 −I6 |を算出している。送電線
Aの保護区間A内に事故が発生すれば、|I1 +I2
−I6 |がしきい値を超えるので送電線LA の事故と判
定し、しゃ断器CB1 ,CB2 及びCB6 にしゃ断指令
を出す。また、各保護リレーRB3,RB4,RB5,RB6
検出電流を一括して処理する制御局C5 が設置され、制
御局C5 は電流和|I3 +I4 +I5 +I6 |を検出し
ている。送電線LB の保護区間B内に事故が発生すれ
ば、|I3 +I4+I5 +I6 |がしきい値を超えるの
で送電線LB の事故と判定し、しゃ断器CB3 ,C
4 ,CB5 ,CB6 にしゃ断指令を出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の保護リレー方式
では、送電線の数に応じた数の保護リレーシステム(保
護リレー、通信回線及び制御局を含む)が必要であり、
送電線の規模がかなり大きいことを考えると、使用者の
コスト負担は大きいものとなる。したがって、保護リレ
ーシステム規模のできるだけ小さな装置構成にすること
が望まれる。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、連絡線により互いに連絡された複数の送電
線を保護する場合に、システム規模が最小限で済み、構
成の簡単な保護リレーシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの請求項1記載の保護リレーシステムは、送電線の各
端子に流れる電流及び連絡線を流れる電流を検出する複
数の電流検出手段と、電流検出手段により検出された各
電流の情報を伝送する一系統の通信回線と、この通信回
線に接続される単一又は複数の制御局とを備え、前記制
御局は、送電線単位で事故判定演算を行うものである。
【0007】
【作用】前記の構成によれば、複数の送電線が連絡線に
より接続されている場合、送電線の各端子に流れる電流
及び連絡線を流れる電流を検出し、これらの電流の情報
を一系統の通信回線を通して制御局に集め送電線単位で
事故判定演算を行う。したがって、送電線の数に応じた
数の保護リレーシステムは不要になり、通信回線の共通
化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、連絡用しゃ断器CB6 で接続された2
本の単回線送電線LA ,LB を示し、一方の送電線LA
は、分岐回線LA2を有し、他方の送電線LB は分岐回線
B3,LB4を有している。送電線LA の端は電源端とな
っており、分岐回線LA2の端には負荷が接続されてい
る。送電線LB の端も電源端となっており、分岐回線L
B3,LB4の端にはそれぞれ負荷が接続されている。
【0009】送電線LA 及び送電線LB の電源端、負荷
端及び連絡端には変流器がそれぞれ設けられ、電流
1 ,‥‥,I6 を検出している。各変流器には保護リ
レーR1,‥‥,R6 が接続されている。さらに、保護
リレーR1 ,‥‥,R6 は互いに通信回線で結ばれてい
る。各保護リレーR1 ,R2 ,R6 の検出電流を一括し
て処理する制御局C1 は、この実施例では保護リレーR
1 内に設置され、制御局C1 は電流和|I1 +I2−I
6 |を算出している。各保護リレーR3 ,R4 ,R5
6 の検出電流を一括して処理する制御局C5 は、この
実施例では保護リレーR5 内に設置され、制御局C5
電流和|I3 +I4 +I5 +I6 |を算出している。制
御局C1 は、送電線LA の保護区間A内に事故が発生す
れば、|I1 +I2 −I6 |がしきい値を超えるので送
電線LA の事故と判定し、しゃ断器CB1 ,CB2 及び
CB6にしゃ断指令を出す。また、制御局C5 は、送電
線LB の保護区間B内に事故が発生すれば、|I3 +I
4 +I5 +I6 |がしきい値を超えるので送電線LB
事故と判定し、しゃ断器CB3 ,CB4 ,CB5 ,CB
6 にしゃ断指令を出す。
【0010】このように、各保護リレーR1 ,‥‥,R
6 を1つの通信回線で結び、制御局で保護区間ごとの保
護演算をさせることにより、保護リレーシステムの共通
化が図られ、規模の小さな装置構成にすることができ
る。そして、保護演算の内容は、従来どおり保護区間ご
とであるから、送電線ごとに対応したしゃ断制御を行わ
せることができる。
【0011】なお、本発明は前記の実施例に限定される
ものではない。前記実施例では制御局C1 と制御局C5
とが別個に設けられていたが、両方の制御局を1つにし
て、複数の演算を同時に行わせてもよい。これにより、
制御局の数を最小限にすることができる。またこれとは
逆に、各保護リレーに制御局の機能を予め与え、運用時
は必要な局のみに制御局の機能を行わせることもでき
る。これにより端局に、保護リレーのみの仕様と「保護
リレー+制御局」の仕様との2種類の仕様を用意する必
要がなくなり、仕様の統一により、コスト上有利にな
る。
【0012】また前記実施例は、単回線2送電線の例で
あったが、単回線でなく平行2回線でもよい。平行2回
線の場合は差電流を検出すればよいことは勿論である。
また、送電線の数は、2に限らず、3以上であってもよ
い。送電線の形態は、2端子、3端子など任意である。
図2は、3端子送電線LA ,LB ,LC を3本接続し、
保護リレーR1 ,‥‥,R7 をすべて「保護リレー+制
御局」型の仕様とした他の実施例を示す。この例では、
保護リレーR1 ,R3 ,R5 には制御局の機能を行わ
せ、保護リレーR 2 ,R4 ,R6 ,R7 には保護リレー
のみの機能を行わせる。保護リレーR1 は、電流I1
電流I2 、電流I7 を入力して電流和|I1 +I2 −I
7 |を算出し、しゃ断器CB1 をしゃ断するようにす
る。保護リレーR3 は、電流I7 、電流I3 、電流I6
を入力して電流和|I7 +I3 −I6 |を算出し、しゃ
断器CB3 をしゃ断するようにする。保護リレーR
5 は、電流I6 、電流I4 、電流I 5 を入力して電流和
|I6 +I4 +I5 |を算出し、しゃ断器CB5 をしゃ
断するようにする。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の保護リレーシステ
ムによれば、送電線の数に応じた数の保護リレーシステ
ムは不要になり、通信回線の共通化を図ることができる
ので、保護リレーシステム規模を最小限にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連絡用しゃ断器CB6 で接続された2本の単回
線送電線LA ,LB に本発明の保護リレーシステムを適
用した状態を示す図である。
【図2】3端子送電線LA ,LB ,LC を3本接続した
系統に本発明の保護リレーシステムを適用した状態を示
す図である。
【図3】連絡用しゃ断器CB6 で接続された2本の単回
線送電線LA ,LB に従来使用されている保護リレーシ
ステムを適用した状態を示す図である。
【符号の説明】
A ,LB 送電線 CB6 連絡用しゃ断器 R1 −R6 電流検出手段(保護リレー) C1 ,C5 制御局

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連絡線により互いに連絡された複数の送電
    線をしゃ断器により保護する保護リレーシステムであっ
    て、 送電線の各端子を流れる電流及び連絡線を流れる電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電流検出手段により検
    出された各電流の情報を伝送する一系統の通信回線と、
    この通信回線に接続される制御局とを備え、 前記制御局は、送電線単位で事故判定演算を行うもので
    あることを特徴とする保護リレーシステム。
JP27269894A 1994-11-07 1994-11-07 保護リレーシステム Pending JPH08140259A (ja)

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JP27269894A JPH08140259A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 保護リレーシステム

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JP27269894A JPH08140259A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 保護リレーシステム

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JPH08140259A true JPH08140259A (ja) 1996-05-31

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