JPH0150288B2 - - Google Patents

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JPH0150288B2
JPH0150288B2 JP57190657A JP19065782A JPH0150288B2 JP H0150288 B2 JPH0150288 B2 JP H0150288B2 JP 57190657 A JP57190657 A JP 57190657A JP 19065782 A JP19065782 A JP 19065782A JP H0150288 B2 JPH0150288 B2 JP H0150288B2
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JP57190657A
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JPS5980116A (ja
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Yoshihiro Kawasaki
Mitsuyasu Furuse
Norio Suda
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、環線系統(ループ状送電系統)の保
護を司る保護継電装置に関するものである。
従来の環線系統の保護継電装置の構成を第1図
に示す。図示例は4需要家の場合であつて、電源
変電所Tと4個所の需要家D1〜D4の母線1を送
電線2によりループ状に結んだ系統を5区間に分
けて表示線(パイロツトワイヤ)継電器(短絡
用、地絡用)3により保護する構成としている。
この場合、変電所Tには事故検出のための継電器
(不足電圧継電器及び地絡過電圧継電器)4を設
置している。なお、5は遮断器、6は各需要家
D1〜D4の変圧器である。
第2図は上記構成の保護継電装置のトリツプシ
ーケンスを示すもので、短絡事故時には事故検出
継電器4の不足電圧継電器の接点4Sと表示線継
電器3の短絡保護出力接点3Sが共に閉路したと
き、また地絡事故時には事故検出継電器4の地絡
過電圧継電器の接点4Gと表示線継電器3の地絡
保護出力接点3Gが共に閉路したときに引外しコ
イルTCが励磁されるようになつている。
上述したような従来形の保護継電装置は次のよ
うな問題点を持つている。
(1) 需要家D1〜D4の受電設備の内に電力の供給
側(一般に電力会社)の保護継電装置が並設さ
れているので、保護装置の保守・運用に困難さ
を増し、多くの労力を要する。
(2) 系統変更、運用変更に伴つて保護継電器の性
能に限界を生じるため、需要家設備や系統容量
に制限を加える必要がある。
(3) 地下変電所の増加、縮小形変電所の設置等に
対し、保護継電装置も縮小化が要請されている
が、従来形では機械的な構造上縮小化が困難で
ある。
(4) 整定変更機能、故障記録機能、制御表示機
能、計測機能等に対するフレキシビリテイがな
い。
上記のような問題点を解消するものとしては、
第3図、第4図は示すように各需要家に少なくと
も電流を検出する検出部と、遮断器に操作信号を
付与する出力部と、情報の授受を行うための伝送
部とを持つた子局装置を各々設置する一方、ある
特定点、例えば変電所に親局装置を設置し、この
親局装置と各子局装置を伝送線により結んで子局
装置から情報を収集し、この情報に基づく所定の
保護判定動作によつて所要の指令情報を作成する
ことが考えられる。
第3図及び第4図において、1は需要家D1
D4の母線、2はこの需要家D1〜D4の母線1と変
電所Tとをループ状に結ぶ送電線、5はしや断
器、6は変圧器、7は各需要家D1〜D4に設置さ
れた子局装置、8は伝送線、例えば搬送対よりケ
ーブル、9はある特定点、例えば変電所Tに設置
された親局装置である。前記伝送線8は親局装置
9と各子局装置7を結ぶためのものである。な
お、上りとは各需要家D1〜D4のCT情報(R.T.O
相)としや断器5の情報であり各子局装置7から
親局装置9に伝送される。また、下りとは親局装
置9で処理された保護出力結果あるいは各需要家
D1〜D4のしや断器5トリツプ指令であり、親局
装置9から各子局装置7に伝送される。
例えば第3図に示す方式では、各需要家D1
D4の上り(下り)情報を子局装置7−1〜7−
4を通してループ状に伝送する。この方式は、各
需要家の上り(下り)情報が伝送路に加算された
伝送となり、伝送スピードが需要家数に比例して
増加し、現状の伝送線8を使用することは不可能
となる。特に上り情報の情報量が多いために問題
となる。
一方、第4図に示す方式では、上り、下り情報
とも、親局装置9と子局装置7−1〜7−4が放
射状に結ばれているために1対1の対応となり、
伝送スピードの問題はない。しかしながら、新需
要家を設置する場合、例えば変電所と需要家D1
の間に新需要家を設置する場合は、伝送線8−1
は断状態となり、、需要家D1とD2の上り、下り情
報は死の状態になる。従つて、第1図に示すよう
なCT交差接続の保護方式を親局で処理する場合
は、線路2−2,2−3、需要家母線1−1,1
−2が無保護状態あるいは異常な保護状態となり
適切でない。
本発明は上記の点を考慮してなされたもので、
環線系統の各需要家に少なくともその点の電流を
検出してA/D変換する検出部、遮断器に操作信
号を付与する出力部、情報の授受を行うための伝
送部を持つた子局装置を各々設置する一方、ある
特定点、例えば変電所に親局装置を設置し、この
親局装置と各子局装置の間に上り情報用の放射状
伝送路を左回り、右回りの2系列形成するととも
に、下り情報用の両方向性のループ状伝送路を形
成することにより、保守・定期点検及び保護継電
器の運用・変更が容易で小形化が可能な環線系統
の保護継電装置を提供することを目的とする。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第5図は本発明の一実施例を示すもので、1は
需要家D1〜D4の母線、2はこの需要家D1〜D4
母線1と変電所Tとをループ状に結ぶ送電線、5
は遮断器、6は変圧器、7は各需要家D1〜D4
設置された子局装置、8は伝送線、例えば搬送対
燃ケーブル、9はある特定点、例えば変電所Tに
設置された親局装置である。前記伝送線8は親局
装置9と各子局装置7とを結ぶためのものであ
り、親局装置9に一端が集中する上り情報用の放
射状伝送路と、下り情報用のループ状伝送路とが
形成されている。この伝送路は上り用、下り用と
も左回り、右回りの2系列となつている。
次に、動作について述べる。各子局装置7−1
〜7−4においてはその設置点の電流等が計器用
変成器等により検出され、A/D変換される。こ
の検出情報は伝送線8による右回り系、左回り系
の放射状伝送路を介して1対1の対応で親局装置
9に速やかに伝送される。
親局装置9ではこの子局装置7−1〜7−4か
らの情報等に基づいて保護判定動作が行われ、指
令情報(下り情報)が両方向性のループ状伝送路
を介して各子局装置7−1〜7−4へ送出され
る。この下り情報は情報量が少ないため、ループ
状伝送路による伝送処理でも迅速かつ的確に伝送
される。
第6図は本発明をCT非交差接続方式に適用し
た場合であり、第1図に示した従来形保護方式の
CT交差接続と異なつて、線路2−1〜2−5の
保護と各需要家D1〜D4の母線1−1〜1−4の
保護を分離して行つている。このように保護範囲
を分離したことにより、保護感度が向上する。
第6図において、1−1〜1−4は需要家D1
〜D4の母線、2−1〜2−5は送電線、5は遮
断器であり、これらと電源変電所Tによりループ
状の送電系統が構成され、母線1−1〜1−4に
は該当する需要家の変圧器6−1〜6−4が接続
されている。
10−1〜10−5は線路保護用の表示線継電
器(短絡用、地絡用)、11−1〜11−4は需
要家母線保護用の表示線継電器(短絡用、地絡
用)であり、線路保護用の継電器10−1〜10
−5は送電線2−1〜2−5の両端部に各々設置
したCTの中の保護担当区間のものから入力を受
ける。また、母線保護用の継電器11−1〜11
−4は保護すべき母線の両側のCTから入力を受
ける。
12は事故検出部であつて、不足電圧継電器、
地絡過電圧継電器、電流補償付不足電圧継電器を
備えている。なお、伝送線8の芯線数は現在、最
低10ペアであり、そのうち保護用として6ペアは
使用可能であり、本発明は上り用が4ペア、下り
用が2ペアであるから問題はない。
以上のように、本発明による環境系統の保護継
電装置は、環境系統の各需要家に、電気的条件を
検出する検出部、遮断器に操作指令信号を付与す
る出力部及び伝送情報の授受を行うための伝送部
の必要最少限の構成要素とした子局装置を設置す
るとともに、各子局装置と伝送線により上り情報
用として放射状伝送路、下り情報用としてループ
状伝送路が形成されるように結び、情報を一個所
に集中して保護判定を行う親局装置をある特定
点、例えば変電所に設置したことにより、次のよ
うな利点が生じる。
(1) 保守・定期点検が容易 親局より子局に下り情報を使つて点検指令を
与えることにより、全システムの点検が自動的
に行え、人が子局に出向かなくてもよく、労力
が軽減される。
(2) 保護リレーの運用・変更が容易 親局装置のソフトウエアのみを変更すればよ
い。
(3) 後備保護機能の向上 従来形に比して広範囲な差動を組めるので、
後備保護機能の向上が図れる(例えば第2図に
おいて、主保護は線路2の両端データによつて
差動リレーを構成するが、後備は線路2を2区
間または3区間の如く範囲を広げた保護が容易
にできる)。
(4) 子局装置の小形化 子局は検出部、出力部、伝送部が小勢力の電
子回路となるため、装置の小形化が可能とな
り、縮小形変電所等にも適用できる。
(5) 整定変更、故障記録、計測、制御表示等が可
能 親局装置には各子局の検出情報等が全て収集
されるとともに、子局に遮断器の制御情報及び
整定値情報が伝送可能であるため、様々な機能
を付加することができる。
(6) 保護の信頼度向上 伝送系の2系列構成により伝送の信頼度が向
上するとともに、伝送エラー発生時には右回り
系、左回り系の正常上り情報を使用して保護す
るなど隔通性に富み、また非交差接続の保護方
式が可能となり、保護感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の環線系統の保護継電装置の一例
を示す系統構成図、第2図は同保護継電装置のト
リツプシーケンス回路図、第3図及び第4図は改
良例を示す系統構成図、第5図は本発明の一実施
例を示す系統構成図、第6図は本発明を適用する
保護方式の他の例を示す系統構成図である。 1…需要家の母線、2…送電線、5…遮断器、
6…変圧器、7…子局装置、8…伝送線、9…親
局装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 環線系統の各需要家に少なくともその点の電
    流を検出してアナログ−デイジタル変換する検出
    部、遮断器に操作指令信号を付与する出力部、情
    報の授受を行う伝送部を有する子局装置を各々設
    置する一方、情報の授受を行う伝送部、受信情報
    から所定の保護判定動作を行つて子局装置への指
    令情報を作成する判定部を有する親局装置を変電
    所等に設置し、この親局装置と各子局装置の間に
    上り情報用の放射状伝送路を左回り、右回りの2
    系列形成するとともに、下り情報用の両方向性の
    ループ状伝送路を形成したことを特徴とする環線
    系統の保護継電装置。
JP57190657A 1982-10-29 1982-10-29 環線系統の保護継電装置 Granted JPS5980116A (ja)

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JPS5980116A JPS5980116A (ja) 1984-05-09
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JPS59103518A (ja) * 1982-11-30 1984-06-15 株式会社明電舎 環線系統の保護継電装置
JPS60257723A (ja) * 1984-06-04 1985-12-19 株式会社明電舎 環線系統保護装置
JPS60257722A (ja) * 1984-06-04 1985-12-19 株式会社明電舎 環線系統保護装置の点検回路

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