JPH033451B2 - - Google Patents

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JPH033451B2
JPH033451B2 JP57184393A JP18439382A JPH033451B2 JP H033451 B2 JPH033451 B2 JP H033451B2 JP 57184393 A JP57184393 A JP 57184393A JP 18439382 A JP18439382 A JP 18439382A JP H033451 B2 JPH033451 B2 JP H033451B2
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JP
Japan
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protection
relay
line
bus
current
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JP57184393A
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JPS5972932A (ja
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Shosuke Nakazato
Yutaka Fukui
Yoshihiro Kawasaki
Norio Suda
Mitsuyasu Furuse
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Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、環線系統(ループ状送電系統)の保
護を司る保護継電装置に関するものである。
従来の環線系統の保護継電装置の構成を第1図
に示す。図示例は4需要家の場合であつて、電源
変電所Tと4個所の需要家D1〜D4の母線1を送
電線2によりループ状に結んだ系統を5区間に分
けて表示線(パイロツトワイヤ)継電器(短絡
用、地絡用)3により保護する構成としている。
この場合、変電所Tには事故検出のための継電器
(不足電圧継電器及び地絡過電圧継電器)4を設
置している。なお、5は各需要家D1〜D4の変圧
器である。
第2図は上記構成の保護継電装置のトリツプシ
ーケンスを示すもので、短絡事故時には事故検出
継電器4の不足電圧継電器の接点4Sと表示線継
電器3の短絡保護出力点3Sが共に閉路したと
き、また地絡事故時には事故検出継電器4の地絡
過電圧継電器の接点4Gと表示線継電器3の地絡
保護出力接点3Gが共に閉路したときに引外しコ
イルTCが励磁されるようになつている。このト
リツプシーケンスは変電所しや断器、需要家線路
しや断器に対して同様に構成される。
この表示線継電器方式での整定は、保護区間の
最遠端故障で確実に動作トリツプを行い、需要家
変圧器2次側故障(CTの交差接続により表示線
継電器の保護範囲内となる)では絶対に動作トリ
ツプをしないことが必要であり、その短絡に関す
る整定条件は次の通じりである。
条件1 (表示線継電器(短絡用)に関して) 保護区間内の最小短絡電流>整定値>需要家2
次側の最大短絡電流 条件2 (不足電圧継電器に関して) 一端電源で保護区間最遠端故障時の電源変電所
母線電圧<整定値<需要家2次側故障時の電源変
電所母線電圧 ところで、需要家設備の容量増加・大形化に伴
う特高需要家の2次側故障電流の増大(変圧器の
%インピーダンスが小さくなるため)により条件
1の右側の不等号の関係(これを条件1−1とす
る)を満足させることが難しくなり、保護区間の
最小故障電流で動作させること、表示線継電器
(短絡用)を需要家の2次側故障で不要動作させ
る恐れがある。このため、表示線継電器(短絡
用)と組合わせている不足電圧継電器は必ず条件
2の右側の不等号の関係(これを条件2−2と
し、左側の不等号の関係を条件2−1とする)を
満足させる必要がある。
しかし、条件2−1を満足させるためにはルー
プ亘長に、また条件2−2を満足させるためには
変圧器の%インピーダンスに起因する設備限界を
生じる。第3図a,bはこの関係を示すもので、
電源変電所の短絡容量とループ亘長、%インピー
ダンスとの関係を示しており、斜線側であれば条
件2を満足できるが、図から明らかなように短絡
容量とループ亘長の関係(第3図a)、短絡容量
と%インピーダンスの関係(第3図b)は相反し
ており、不足電圧継電器の整定値を大とすると、
保護できるループ亘長は長くなるが、需要家変圧
器の%インピーダンスは大きく(変圧器容量は小
さく)なり、整定値を小とすると、需要家変圧器
の%インピーダンスは小さく(変圧器容量は大き
く)できるが、保護できるループ亘長は小さくな
る。
即ち、第1図に示すように保護区間の電流検出
を行うCT(変流器)が交差接続されているので、
第4図に示す線路事故F1の事故では、需要家母
線と電源変電所とを結ぶ送電線およびこの母線と
隣接した需要家母線とを結ぶ送電線に設けた変流
器で事故電流を検出し、この検出電流信号を各変
流器の表示線継電器間で信号の受授を行つて事故
を判断して表示線継電器を動作させるが、母線事
故F2及び変圧器5の負荷側の事故F3の事故では、
上記の表示線継電器の他に更に母線間に交差接続
された表示線継電器も同時に動作するため、線絡
事故F1、母線事故F2及び変圧器5より負荷側の
事故F3の区別をすることは原理的に難しく、従
来は保護継電器の動作感度(条件1、条件2)の
整定により事故F1,F2と事故F3を区別していた
が、線路亘長や変圧器5の容量、電源の短絡容量
などに大きく影響されるため、適用に大幅な制限
が必要であつた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、保
護区間の電流検出を行うCTを非交差接続として
線路保護と需要家母線保護を区別して行う一方、
母線保護要素として電流補償付の不足電圧継電器
を電源変電所に設置することにより、需要家母線
故障と需要家変圧器2次側故障を区分けが可能と
なり、保護感度の向上と設備限界の引上げが図れ
る環線系統の保護継電装置を提供することを目的
とする。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第5図〜第7図a,bは本発明の一実施例を示
すもので、1−1〜1−4は需要家D1〜D4の母
線、2−1〜2−5は送電線であり、これらと電
源変電所Tによりループ状の送電系統が構成さ
れ、母線1−1〜1−4には該当する需要家の変
圧器5−1〜5−4が接続されている。
6−1〜6−5は線路保護用の表示線継電器
(短絡用、地絡用)、7−1〜7−4は需要家母線
保護用の表示線継電器(短絡用、地絡用)であ
り、線路保護用の継電器6−1〜6−5は送電線
2−1〜2−5の両端部に各々設置したCT8−
1〜8−10の中の保護担当区間のものから入力
を受ける。また、母線保護用の継電器7−1〜7
−4は保護すべき母線の両側のCTから入力を受
ける。
9は事故検出部であつて、不足電圧継電器、地
絡過電圧継電器、電流補償付不足電圧継電器を備
えており、電源変電所Tに設置して、CT8−1,
8−10から電流情報i1,i10を、またPT10か
ら電圧情報vを受けるようにしている。この事故
検出部は電流補償付不足電圧継電器を備えたこと
が従来の事故検出継電器4(第1図)と異なつて
おり、その部分の概要を第6図a,bを参照しな
がら説明する。
電流補償付不足電圧継電器9Bは、設置点(変
電所T)から需要家Dまでの線路インピーダンス
zとCT,PT(計器用変圧器)より得られる電流、
電圧情報i,vを用いた演算式 |v−z・i|≦K(整定値)… (1) が需要家母線故障を検出する原理式であり、その
特性を第6図bに示す。電流基準において、母線
事故F2では動作域(斜線を施した円内)に入り、
需要家2次側故障F3、線路事故F1では図に示す
ようになり、動作域外となる。即ち、需要家母線
故障と需要家2次側故障の区別が可能になる。
前記(1)式を第5図の各需要家D1〜D4の母線1
−1〜1−4に適用すると次のようになる。ただ
し、z1〜z5は送電線2−1〜2−5のインピーダ
ンスである。
母線1−1用:|v−z1・i1|≦Kあるいは |v−(z2+z3+z4+z5)i10|≦K 母線1−2用:|v−(z1+z2)i1|≦Kあるいは |v−(z3+z4+z5)i10|≦K 母線1−3用:|v−(z1+z2+z3)i1|≦Kある
いは |v−(z4+z5)i10|≦K 母線1−4用:|v−(z1+z2+z3+z4)i1|≦K
あるいは |v−z5・i10|≦K 第7図a,bはトリツプシーケンスを示すもの
で、線路保護用では第7図aに示すように短絡事
故時には事故検出部9の不足電圧継電器の接点9
Sと線路保護用の表示線継電器6−1〜6−5の
短絡保護出力接点6Sが共に閉路したとき、また
地絡事故時には事故検出部9の地絡過電圧継電器
の接点9Gと表示線継電器6−1〜6−4の地絡
保護出力接点6Gが共に閉路したとき引外しコイ
ルTCが励磁されるようになつている。また、母
線保護用では第7図bに示すように短絡事故時に
は事故検出部9の電流補償付不足電圧継電器の接
点9Bと表示線継電器7−1〜7−4の短絡保護
出力接点7Sとが共に閉路したとき、また地絡事
故時には事故検出部9の地絡過電圧継電器の接点
9Gと表示線継電器7−1〜7−4の地絡保護出
力接点7Gが共に閉路したとき引外しコイルTC
が励磁されるようになつている。
次に、動作について述べる。線路事故の場合に
は表示線継電器6−1〜6−5はCT8−1〜8
−10からの電流情報i1〜i10に基づいてどの区間
であるかと、短絡か地絡かとを判定し、相当する
出力接点6Sまたは6Gを閉路動作させる。ま
た、検出部9においては、短絡事故であれば不足
電圧継電器、地絡事故であれば地絡過電圧継電器
が動作する。その結果、事故の生じた区間の両端
の遮断器の引外しコイルTCが励磁され、遮断動
作が行われる。
一方、母線事故の場合には表示線継電器7−1
〜7−4によつて事故点と種類の判定が行われる
とともに、検出部9の電流補償付不足電圧継電器
が動作し、事故母線の両側の遮断器が動作する。
上記各保護動作は線路保護と需要家母線保護に
区別して行われるので、各々の表示線継電器の保
護感度が著しく向上する。また、区別によつて線
路保護は需要家2次側故障では表示線継電器が不
動作となるため、条件2−2の制約がなくなり、
条件2−1を満足する整定値の増大が可能とな
り、保護するループ亘長を大幅に伸ばすことがで
きる。また、母線保護は、線路故障では表示線継
電器が不動作となるため、条件2−1の制約がな
くなり、条件2−2が需要家母線保護の電流補償
付不足電圧継電器で代用することができるので、
需要家変圧器5−1〜5−5の%インピーダンス
を下げることが可能、つまり需要家の設備容量の
増大が可能となり、設備限界の引上げが図れる。
第8図は本発明の他の実施例を示すもので、保
護区間の電流検出を行うCT8−1〜8−10を
非交差接続とすることは前記実施例と同様である
が、各需要家D1〜D4毎に伝送装置11−1〜1
1−4を設置し、各電流情報i2〜i9を変電所Tに
設備した中央処理装置12に送り、中央処理装置
12において他の電流情報i1,i10やPT10から
の電圧情報vとともに一括して保護処理、トリツ
プシーケンス処理を行うようにしている。保護処
理は第5図に示したことと同様のことを、トリツ
プシーケンスも第7図a,bと同様のことを行
う。ただし、この場合には、負荷電流iL1〜iL4
影響を考慮して電流補償付不足電圧継電器の動作
式を次のようにしてもよい。
母線1−1用:|v−zi・i1|≦Kあるいは |v−(z2・i4+z3・i6+z4・i8+z5・i10|≦K 母線1−2用:|v−(z1・i1+z2・i3)|≦Kあ
るいは |v−(z3・i6+z4・i8+z5・i10)≦K 母線1−3用:|v−(z1+z2・i3+z3・i5)|≦
Kあるいは |v−(z4・i8+z5・i10)|≦K 母線1−4用:|v−(z1・i1+z2・i3+z3・i5
z4・i7)|≦K あるいは|v−z5・i10|≦K なお、各CTの電流情報を伝送装置を介して中
央処理装置に送る場合には、デイジタル化し、こ
れを光フアイバーケーブル、同軸ケーブル、対撚
通信ケーブルなどを用いて伝送する。
以上のように本発明によれば、環線系統の保護
区間の電流検出を行う保護区間端のCTを非交差
接続として条件1−1の制約をなくし、代わりに
母線保護機能を設けてこれに電流補償付不足電圧
継電器を組込んで条件2の制約をなくしたので、
各々の保護感度の向上が図れるとともに、設備限
界の引上げに大いに寄与できるなど著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の環線系統の保護継電
装置の一例を示す系統構成図及びトリツプシーケ
ンス回路図、第3図は電源短絡容量とループ亘
長、需要家変圧器の%インピーダンスとの関係を
説明するための特性図、第4図は事故点による保
護動作の難易を説明するための系統図、第5図は
本発明に係る環線系統の保護継電装置の一実施例
を示す系統構成図、第6図a,bは同実施例にお
ける事故検出部の構成要素としての電流補償付不
足電圧継電器の動作原理説明図及び特性図、第7
図は同実施例におけるトリツプシーケンスの回路
図、第8図は本発明の他の実施例を示す系統構成
図である。 1−1〜1−4…需要家母線、2−1〜2−5
…送電線、5−1〜5−4…需要家変圧器、6−
1〜6−5…線路保護用の表示線継電器、7−1
〜7−4…需要家母線保護用の表示線継電器、8
−1〜8−10…CT、9…事故検出部、10…
PT、11−1〜11−4…伝送装置、12…中
央処理装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電源変電所と複数の需要家の母線とを送電線
    によりループ状に結んで環線系統を形成し、この
    環線系統を複数の保護区間に区分して各保護区間
    の端部で電流検出を行つて表示線継電器の入力と
    する一方、電源変電所側に不足電圧、地絡過電圧
    を事故検出要素とした事故検出部を設け、該事故
    検出部と前記表示線継電器の動作信号で環線系統
    の保護を行う保護継電装置において、 前記保護区間を需要家の母線と送電線とに区分
    し、自区分間の両端で電流検出を行つて線路保護
    と需要家母線保護を分離するとともに、前記電源
    変電所側に設けた事故検出部は、不足電圧継電
    器、地絡過電圧継電器、電流補償付不足電圧継電
    器の機能を備えたことを特徴とする環線系統の保
    護継電装置。
JP57184393A 1982-10-20 1982-10-20 環線系統の保護継電装置 Granted JPS5972932A (ja)

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JPS5972932A JPS5972932A (ja) 1984-04-25
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JPH0241618A (ja) * 1988-07-27 1990-02-09 Chubu Electric Power Co Inc 配電線故障の高速切り離し・復旧方式
JPH0236727A (ja) * 1988-07-27 1990-02-06 Chubu Electric Power Co Inc 配電線故障の高速切り離し・復旧方式
JPH0530647A (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 Mitsubishi Electric Corp 電力供給回路

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