JP2000511400A - マルチ電源システムのための接地障害保護回路 - Google Patents

マルチ電源システムのための接地障害保護回路

Info

Publication number
JP2000511400A
JP2000511400A JP10539552A JP53955298A JP2000511400A JP 2000511400 A JP2000511400 A JP 2000511400A JP 10539552 A JP10539552 A JP 10539552A JP 53955298 A JP53955298 A JP 53955298A JP 2000511400 A JP2000511400 A JP 2000511400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
trip
ground fault
tie
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10539552A
Other languages
English (en)
Inventor
スウインダー,デビッド,エル.
Original Assignee
スクウエアー ディー カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スクウエアー ディー カンパニー filed Critical スクウエアー ディー カンパニー
Publication of JP2000511400A publication Critical patent/JP2000511400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/22Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for distribution gear, e.g. bus-bar systems; for switching devices

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 多数の電源および多数の接地を有する配電システムを保護するための改善された接地障害保護システムが提供される。好ましい実施例によれば、複数の電源から複数の負荷に電力を分配するための一次電気回路を有する配電回路に、一次コイルに磁気的に結合された接地障害保護回路が設けられている。この一次電気回路は、負荷に電力を分配するための従来のメインバスおよびタイバスと、バス内を電力が流れないように遮断するためのスイッチまたはサーキットブレーカーとを含む。接地障害保護回路は、電流センサと、トリップ機能手段または各サーキットブレーカーに連動した接地障害リレーと、新規に使用される補助トランスとを含む。接地障害が発生すると、接地障害保護回路は、接地障害状態の発生した特定のバスを検出し、これを決定できる。この接地障害保護回路は、次に接地障害をアイソレートし、影響を受けたバス内の適当なサーキットブレーカーをトリップさせるよう、適当なトリップ機能手段だけに関連した電流センサで発生されたトリップ電流を選択的に送る。これにより接地障害に影響を受けていないバス部分内のサーキットブレーカーが不必要にトリップすることが防止される。補助トランスは、従来の接地障害保護回路において、接続、すなわちアクセスできない接地障害保護回路部分にユニークにトリップ電流を送る。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチ電源システムのための接地障害保護回路 発明の分野 本発明は、一般的には配電装置のための接地障害保護回路に関し、より詳細に は、多数の電源および接地を有するスイッチボードおよびスイッチ装置のための 接地障害保護回路に関する。 発明の背景 配電システムで接地障害状態が生じた結果として流れる好ましくない短絡回路 電流を検出した際に、自動的に回路を遮断するために接地障害保護(GFP)回 路が一般に使用されている。かかるGFP回路は、通常、配電システムのそれぞ れの分岐回路内で生じる障害を迅速に検出し、障害を別々にアイソレートするた めの手段を含み、障害が生じているシステム領域に瞬時に応答し、この領域に対 する電力だけを遮断し、よって他の領域へ必要な電力も送られなくなることを防 止するよう選択的な調整方式を利用している。かかるGFP回路の一例は、「配 電装置のためのアース障害応答保護システム」を発明の名称とする米国特許第3, 259,802号に記載されている。このタイプの保護回路は、システムの他の部分へ の電力を遮断することなく、特定のシステムエリアでの障害を選択的に除くこと ができるよう、ゾーン保護連動方式を利用している。かかるGFP回路では、( 電源から離れた)下流側のサーキットブレーカーから(電源により近い)上流側 サーキットブレーカーへ制限信号を送信し、上流側サーキットブレーカーがトリ ップしないように命令し、下流側サーキットブレーカーがトリップし障害をアイ ソレートできるようにしている。従って、給電回路で接地障害が生じると、メイ ンサーキットブレーカーは、遮断しないように防止されるが、給電回路のサーキ ットブレーカーは、遮断することができる。従って、メイン電力バスは、使用状 態のままであるが、障害の生じた給電回路は、遮断され障害がアイソレートされ る。 このタイプのGFP回路は、1つのサーキットブレーカーがトリップし障害を 除くだけでよいような単一電源の配電システムでは、極めて有効である。しかし ながら、最近の配電システムが次第に複雑となり多数の電源および電流路を使用 するにつれ、かかるシステムは、回路を適当に保護するために複数のサーキット ブレーカーを増設しなければならなくなった。従って、より複雑な接地障害保護 回路が必要とされている。 多数の電源に対応できるように、既に二次回路を使用するような他のタイプの GFP回路が設計されている。米国特許第3,949,272号、第4,068,275号および第 4,110,808号には、このタイプの回路が開示されている。かかる回路が接地障害 リレーを作動させ、指定サーキットブレーカーをトリップさせ、よって接地障害 を有する一次回路の部分に対する電流だけを遮断するのに制御電流すなわち、ト リップ回路をルーティングするための二次電流を使用している。しかしながら、 これら保護回路の欠点としては、接地障害をアイソレートするのに時間−電流ト リップ調整方式またはゾーン選択連動方式が必要となることが挙げられる。 これら保護回路の別の欠点は、サーキットブレーカーを制御するのに補助制御 接点を使用しなければならないことである。特に米国特許第4,110,808号に示さ れた保護回路の欠点は、トリップすべき特定のサーキットブレーカーを調整する ことが困難であることである。これにより接地障害中に必要以上に多数のサーキ ットブレーカーがトリップし、よって、より必要以上に多くの負荷が電力を失う こととなる。更に、このタイプの回路は、正常な作動中にサーキットブレーカー のすべてを閉じさせるわけではない。米国特許第4,068,275号に記載のタイプの 回路は、接地障害が生じたシステム部分をアイソレートし電力を遮断するために 、より多数の装置、例えば電流トランスを必要とするので、高価であるという欠 点を有する。米国特許第3,949,272号に示されたタイプの回路の欠点は、最近の サーキットブレーカーの一部の進歩した機能を利用できないことにある。 従って、従来技術の限界を克服し、多数の電源、負荷および接地を有する配電 システムを有効に保護でき同時に不必要な停電を防止するために、十分なゾーン 選択性を提供できる改善された接地障害保護回路を提供するという顕著なニーズ がある。 発明の概要 本発明は、多数の電源および多数の接地を有する配電システムと保護するため の改善された接地障害保護システムを提供するものである。好ましい実施例によ れば、複数の電源から複数の負荷に電力を分配するための一次電気回路を有する 配電回路には、一次回路に磁気的に結合された接地障害保護回路が設けられてい る。一次電気回路は、バス内を電力が流れないように電力を遮断するためのサー キットブレーカーを含む。接地障害保護回路は、電流センサと、トリップ機能手 段、すなわち各サーキットブレーカーに連動した接地障害リレーと、新規に使用 される補助トランスとを含む。接地障害が発生すると、接地障害保護回路は、接 地障害状態が生じた特定のバスを検出し、これを決定できる。次に接地障害保護 回路は、接地障害をアイソレートするよう影響を受けたバス内の適当なサーキッ トブレーカーをトリップするよう、適当なトリップ機能手段のみに関連する電流 センサによって生じたトリップ電流を選択的に送り、これにより接地障害によっ て影響を受けていないバス部分内のサーキットブレーカーが不必要にトリップす ることが防止される。補助トランスは、従来の接地障害保護回路において接続さ れていないか、すなわちアクセスできない接地障害保護回路部分にトリップ電流 をユニークに送る。補助トランスを使用していることにより、i)補助接点が不要 となり、ii)一次回路内のサーキットブレーカーのすべてを最初に閉じておくこ とができ、iii)接地障害によって影響を受けていないバス部分内のサーキットブ レーカーの不必要なトリップを防止するよう、時間−電流トリップの調整および ゾーン選択連動方式が不要となる。 図面の簡単な説明 次の詳細な説明および添付図面から、本発明の別の課題および利点が明らかと なろう。 図1は、本発明の好ましい実施例に係わる接地障害保護回路を有する代表的な 配電システムの略図である。 図2A〜2Dは、各図が回路を解析する個々のステップを示す、図1に示され た配電システムの略図である。 本発明は、種々の変形が可能であり、種々の形態にすることができるが、添付 図面に特定の実施例を例示し、これについて詳細に説明する。しかしながら、本 発明は、説明する特定の形態に限定されるものでなく、逆に本発明は、添付した 請求の範囲に記載した発明の要旨および範囲内に入るすべての変形例、均等物お よび代替例をカバーするものである。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明の上記以外の別の利点および機能と共に、本発明を更に良好に理解する ために、上記図面と関連して次の説明および添付した請求の範囲を参照する。 図1は、好ましい実施例に係わる三相4線式配電システム10のワンライン略 図である。このシステム10は、システム10で生じ得る接地障害条件によって 生じた電流から一次回路を保護するための本発明の好ましい実施例に係わる一次 回路および二次回路、すなわち接地障害保護回路とを含む。一次回路は、3本の メインバス12、14および16と、これらメインバスを相互接続する2本のタ イバス18および20から成る。電源、三相接地−中性トランス22、24、2 6は、メインサーキットブレーカーが閉じられている時にそれぞれメインスイッ チ、すなわちサーキットブレーカーM1、M2およびM3を介してメインバス1 2、14および16にそれぞれ接続されている負荷28、30、32に電力を供 給している。メインサーキットブレーカーM1が開放されると、電源22がそれ に関連するバス12から切断され、メインサーキットブレーカーM2が開放され ると、電源24がそれに関連するバス14から切断され、メインサーキットブレ ーカーM3が開放されると、電源26がそれに関連するバス16から切断される 。タイバス18は、タイスイッチ、すなわちサーキットブレーカーT1を含み、 このサーキットブレーカーT1は、閉じられると、メインバス12と14とを接 続し、開放されるとタイバス18を開放し、メインバスを互いに切断する。タイ バス10は、タイスイッチ、すなわちサーキットブレーカーT2を含む。このサ ーキットブレーカーT2は、閉じられると、メインバス14と16とを接続し、 開放されると、タイバス20を開放し、メインバスを互いに切断する。メインバ ス12、14、16ならびにタイバス18および20は、それぞれ12a、14 a、16a、18aおよび20aと表示された三相導線と、それぞれ12N、1 4N、16N、18Nおよび20Nと表示された中性導線とから成る。 電源22、24および26が示されているが、これら電源の各々は、中性点が 実線で22a、24aおよび26aにアースされているY字状に接続された三相 巻線を有するトランスの二次巻線から成る。電源22の中性点は、中性導線12 Nに接続されているが、電源24の中性点は、中性導線14aに接続されており 、電源26の中性点は、中性導線16Nに接続されている。 本発明の好ましい実施例に係わる接地障害保護回路は、一次回路に磁気的に結 合されており、システム10をシステム内で生じ得る接地障害から保護するよう に設けられている。例えば、メインバス12で接地障害が生じた場合、通常、こ の障害をシステムの他の部分からアイソレートするためにメインサーキットブレ ーカーM1とタイサーキットブレーカーT1とを開放する必要がある。かかる状 況では、他のサーキットブレーカーM2、M3およびT2は電源24および26 からの遮断されない電力が正常なバス14、16および20を流れ続けることが できるように、接地障害が発生する前の状態のままでなければならない。 同様に、メインバス14で接地障害が生じた場合、この障害を他のバスからア イソレートするためにメインサーキットブレーカーM2およびタイサーキットブ レーカーT1およびT2を開放し、電源22および26からのそれぞれのメイン バス12および16への電力を維持するために、メインサーキットブレーカーM 1およびM2を閉じたままにしなければならない。 メインサーキットブレーカーM1、M2およびM3ならびにタイサーキットブ レーカーT1およびT2の接地障害トリップ機能は、GFM1、GFM2、GF M3、GFT1およびGFT2とそれぞれ表示されたトリップ機能、すなわち接 地障害リレーによって制御される。これら接地障害リレーが有効に附勢されると (すなわち、これらリレーに所定レベル以上の電流が流れて附勢されると)、閉 じている場合の関連するサーキットブレーカーは、開放される。例えば、所定の レベルを越える電流が接地障害リレーGFM1を流れると、メインサーキットブ レーカーM1が開放される。 本発明の原理によれば、接地障害リレーGFM1、GFM2、GFM3、GF T1およびGFT2の有効な附勢は、接地障害保護回路を流れる電流によって制 御される。接地障害保護回路は、接地障害リレーと、電流センサ34、36、3 8、40および42と、補助トランスATとを含む。電流センサは、個々のセン サ位置における一次導線を流れる電流のベクトル和に応答する。補助トランスA Tは、1:1または5:5の変換比を有することが好ましい。 電流センサの各々は、関連する位相の中性バスを流れる電流を検出するための 4つの電流トランス(図示せず)から成る。これら電流トランスは、接地障害保 護回路に別個に印加するための位相バスおよび中性バスを流れる電流を表示する 電流信号を発生する。4つのトランスは、並列に接続された三相の中性および二 次巻線結合された一次巻線を有し、これらの並列な組み合わせは、アース障害保 護回路に直列に結合された出力ターミナルを有する。電流センサは、電流センサ の位置における3つの一次導線および中性導線を流れる電流のベクトル和にほぼ 比例するターミナルを通過する電流を発生する。このベクトル和がゼロである限 り、電流サーキットブレーカーは、ターミナルを通る有効二次電流を発生しない が、このベクトル和が増加するにつれ、この二次電流は、増加する。4つの電流 トランスを有する電流センサを利用する好ましい実施例が示されているが、電流 検出の同じ原理に従う限り、任意の数の電流トランスを利用する電流センサを利 用できると理解すべきである。すなわち、電流センサは、ベクトル和がゼロの時 に、そのターミナルを通過するような有効二次電流を発生せず、ベクトル和がゼ ロでない時には二次電流を発生する。 電流センサ34、36、38、40および42ならびに補助トランスATの極 性は、巻線に隣接する正方形の黒い点(極性マーク)によって表示されている。 より詳細に説明すれば、一次電流がこの一次巻線近くの黒い点を通って所定の一 次巻線に進入すると、二次巻線に隣接する黒い点を通って二次電流が関連する二 次巻線を離れる。一次電流の方向が反転すれば、これに対応して二次電流の方向 も反転する。 メインサーキットブレーカーM1の領域には、このメインサーキットブレーカ ーM1に隣接するメインバス12に一次巻線が結合している4つの電流トランス (図示せず)を有する電流センサ34が設けられている。二次巻線は、並列に接 続され、この並列な組み合わせは、接地障害保護回路において、それぞれノード 44および46に結合されたターミナル34aおよび34bを有する。電流セン サ34は、ターミナル34aおよび34bを通る電流を発生するが、この二次電 流は、ベクトル和が増加するにつれて増加する。 メインバス14を通過する電流のベクトル和を検出するために、メインサーキ ットブレーカーM2の領域に電流センサ36が設けられている。この電流センサ 36は、メインサーキットブレーカーM2に隣接するメインバス14に一次巻線 が結合されている4つの電流トランス(図示せず)を含む。これら二次巻線は、 並列に接続され、これら並列の組み合わせは、接地障害保護回路においてノード 44および47にそれぞれ結合されたターミナル36aおよび36bを有する。 電流センサ36は、電流センサの位置においてメインバス14を流れる電流のベ クトル和にほぼ比例した、ターミナル36aおよび36bを通過する電流を発生 する。ベクトル和がゼロである限り、電流センサ36は、ターミナル36aおよ び36bを通過する有効二次電流を発生しないが、この二次電流は、ベクトル和 が増加するにつれて増加する。 メインバス16を通過する電流のベクトル和を検出するために、メインサーキ ットブレーカーM3の領域に電流センサ38が設けられている。この電流センサ 38は、メインサーキットブレーカーM3に隣接するメインバス16に一次巻線 が結合されている4つの電流トランス(図示せず)を含む。これら二次巻線は、 並列に接続され、これら並列の組み合わせは、接地障害保護回路においてノード 48および50にそれぞれ結合されたターミナル38aおよび38bを有する。 電流センサ38は、電流センサの位置においてメインバス16を流れる電流のベ クトル和にほぼ比例した、ターミナル38aおよび38bを通過する電流を発生 する。ベクトル和がゼロである限り、電流センサ38は、ターミナル38aおよ び38bを通過する有効二次電流を発生しないが、この二次電流は、ベクトル和 が増加するにつれて増加する。 タイバス18を通過する電流のベクトル和を検出するために、サーキットブレ ーカーT1の領域に電流センサ40が設けられている。この電流センサ40は、 タイサーキットブレーカーT1に隣接するタイバス18に一次巻線が結合されて いる4つの電流トランス(図示せず)を含む。これら二次巻線は、並列に接続さ れ、これら並列の組み合わせは、接地障害保護回路においてノード46および5 2にそれぞれ結合されたターミナル40aおよび40bを有する。電流センサ4 0は、電流センサの位置においてタイバス18を流れる電流のベクトル和にほぼ 比例した、ターミナル40aおよび40bを通過する電流を発生する。ベクトル 和がゼロである限り、電流センサ40は、ターミナル40aおよび40bを通過 する有効二次電流を発生しないが、この二次電流は、ベクトル和が増加するにつ れて増加する。 タイバス20を通過する電流のベクトル和を検出するために、サーキットブレ ーカーT2の領域に電流センサ42が設けられている。この電流センサ42は、 タイサーキットブレーカーT2に隣接するタイバス20に一次巻線が結合されて いる4つの電流トランス(図示せず)を含む。これら二次巻線は、並列に接続さ れ、これら並列の組み合わせは、接地障害保護回路においてノード52および5 0にそれぞれ結合されたターミナル42aおよび42bを有する。電流センサ4 2は、電流センサの位置においてタイバス208を流れる電流のベクトル和にほ ぼ比例した、ターミナル42aおよび42bを通過する電流を発生する。ベクト ル和がゼロである限り、電流センサ42は、ターミナル42aおよび42bを通 過する有効二次電流を発生しないが、この二次電流は、ベクトル和が増加するに っれて増加する。 接地障害リレーGFT1は、一方の側がノード44で電流センサ34のターミ ナル34aに結合されており、反対側がノード54において接地障害リレーGF M1の一方の側とGFM2の一方の側とに結合されている。接地障害リレーGF M1の反対側は、ノード46で電流センサ34のターミナル34bおよび電流セ ンサ40のターミナル40aに結合されている。接地障害リレーGFM2の反対 側は、補助トランスATの一次巻線の一端に結合されており、補助トランスAT の一次巻線の他端は、電流センサ40のターミナル40b、電流センサ42のタ ーミナル42aおよびノード47ならびに52に結合されている。 補助トランスATの二次巻線の一端は、電流センサ34のターミナル34a、 電流センサ38のターミナル38a、接地障害リレーGFT2の一端、ノード6 0およびノード44および48に結合されている。補助トランスATの二次巻線 の他端は、接地障害リレーGFT2の他端、接地障害リレーGFM3の一端およ びノード62に結合されている。接地障害リレーGFM3の他端は、ノード50 において接地障害センサ38のターミナル38bおよび接地障害リレー42のタ ーミナル42bに結合されている。 次に、種々の条件における接地障害保護回路の作動について説明する。接地障 害保護回路に電流が流れる場合を分析する際には、次のこと、すなわち(a)所 定のトランスの二次巻線に大きな電流が流れるには、その一次巻線内に対応する 電流が存在していなければならないこと、(b)各接合ポイント、すなわちノー ドでキルヒホッフの第1法則が満たされていなければならないこと(すなわち、 かかる各ノードにおける瞬間的なすべての電流の代数和がゼロでなければならな いこと)を思い出す必要がある。 接地障害保護回路を分析するにあたり、ある仮定をしなければならない。例え ば、あるサーキットブレーカーが閉じているか、または開放されており、更にメ インバスおよびタイバスを電流が流れている場合を仮定する。図では、電流が流 れる方向は、矢印で示されており、その大きさは、矢印に隣接して単位をベース として表示されている。図2Aは、すべてのサーキットブレーカーが閉じられて おり、メインバス位相導線12aに電源22からの1単位の電流が流れており、 メインバス位相導線14aには電源24からの0.5単位の電流が流れており、 メインバス位相導線16aには電流26からの0.5単位の電流が流れていると 仮定する。更に、メインバス14でGFと表示された接地障害状態が存在し、こ の状態が2単位の電流から成ると仮定する。接地障害として電源からシステム1 0に総計2単位の電流が流入し、システムから2単位の電流が流出している。シ ステム10に流入しかつ流出する電流の総計はゼロである。 キルヒホッフの第1法則によれば、電源から電流が流れる場合、この電流は、 電源に戻らなければならず、電源へ戻るどんな電流も流出する電流に等しくなけ ればならない。配電システムでは電源に戻る際の電流が流れる電流路は、多数存 在する。例えば、電流は、密閉体の板金内または中性導線を流れることができる 。図示したシステムでは、中性線を通って流れることができる電流を検討するこ とが重要である。 図2Bは、接地障害電流がどれだけ多くシステムに再流入でき電源に戻ること ができるかについて、システム10を分析する際に行う仮定を示している。まず 電源22の接地された中性点22aに0.5単位の電流が流入し、電源24の接 地された中性点24aに1.5単位の電流が流入し、電源26の接地された中性 点26aにゼロ単位の電流が流入すると仮定する。従って、2単位の電流がシス テム10に戻るように流れ、このことは、接地障害GFを通してシステムの外に 流れる2単位の電流をバランスさせている。各電源に流れる電流は、流れ出る電 流に等しくなければならない。特定の接地ポイントに進入する電流が電源に流入 する電流とバランスしていなければ、中性点導線から余分な電流または不足した 電流が生じているはずである。従って、中性導線から中性導線に電流が流れなけ ればならない。従って、電流は、電源に戻る電流のすべてをバランスさせるため に、図示するように中性導線12N、14N、16N、18Nおよび20N内を 電流が流れなければならない。例えば、中性導線14aに1単位の電流が流れな ければならず、この電流は、中性導線18Nと20Nに0.5単位の電流が流れ るようにノード56で分割される。 図2Cは、電流センサの各々においてメイン導線12a、14a、16a、1 8aおよび20aを流れる電流を示し、電流センサから流出する電流を示してい る。例えば、位相電流導線12aを通して電流センサ34の極性マーク内に1単 位の電流が流れ、中性導線12Nを通して電流センサ34の極性マークから0. 5単位の電流が流れる。これら2つの電流の合計は、極性マークに流入する0. 5単位の電流となるので、ターミナル34aにおいて電流センサ34の二次側か ら0.5単位の電流が流れる。 電流センサ36では、位相導線14aを通して極性マーク内に0.5単位の電 流が流入し、中性導線14Nを通して極性マークに1単位の電流が流入する。従 って、電流センサ36のターミナル36aから1.5単位の電流が流れる。 電流センサ38では、位相導線16aを通して極性マーク内に0.5単位の電 流が流入し、中性導線16Nを通して極性マークから1単位の電流が流出する。 従って、電流センサ38の二次側からは、電流は流れない。 電流センサ40では、位相導線18aを通して極性マーク内に1単位の電流が 流入し、中性導線18Nを通して極性マークから0.5単位の電流が流出する。 従って、ターミナル40aにおいて電流センサ40の二次側から0.5単位の電 流が流出する。 電流センサ42では、位相導線20aを通して極性マーク内に0.5単位の電 流が流出し、中性導線20Nを通して極性マークに0.5単位の電流が流入する 。従って、電流センサ42の二次側からは、電流は流れない。 図2Dは、接地障害保護回路内を流れる単位ごとの電流を示す。図2Cからタ ーミナル40aからノード46に0.5単位の電流が流入し、ノード46からタ ーミナル34bに0.5単位の電流が流出することが判る。ノード46に流出す る電流は、バランスしているので、図2Dに示されるように接地障害リレーGF M1を通ってノード46に流入する電流はない。従って、接地障害リレーGFM 1は、メインサーキットブレーカーM1をトリップさせることはない。更に接地 障害リレーGFM1からノード54に流入する電流は、ゼロである。 図2Cにおけるノード52を見ると、ターミナル40bから0.5単位の電流 が流出し流入すること、およびターミナル40aからノードに電流が流入しない ことが判る。従って、図2Dに示されるように、ノード47からノード52に0 .5単位の電流が流入するはずである。図2Cに示されるように、電流センサ3 6のターミナル36bに1.5単位の電流が流入するので、ノード54から接地 障害リレーGFM2を通り、補助トランスATの一次コイル、すなわち底部コイ ルを通ってノード47内に2単位の電流が流入するはずである。この2単位の電 流は、図2Dに示されるように電流センサ36のターミナル36bに向かってノ ード47から流出する1.5単位の電流と、ノード52に向かってノードから流 出する0.5単位の電流に分割される。 図2Dに示されるように、補助トランスATの底部コイルを2単位の電流が通 過するので、補助トランスATの二次コイル、すなわち頂部コイルを通ってノー ド60に2単位の電流が流れるはずである。頂部コイルから流出する2単位の電 流に一致するように、補助トランスATの頂部コイルに2単位の電流が流入する はずであるので、ノード60から接地障害リレーGFT2を通ってノード62に 流れ、更に、このノード62から補助トランスATの頂部コイルに向かって2単 位の電流が流れるはずである。接地障害リレーGFT2を通って流れるこの2単 位の電流により、タイサーキットブレーカーT2がトリップされる。ノード60 からノード62に向かって流出する電流は、補助トランスATからノード60に 流入する電流に一致するので、ノード48からノード60に流入する電流は、ゼ ロとなるはずである。図2Dは、電流センサ38のターミナル38aからノード 60に流入する電流がゼロであり、従って、キルヒホッフの第1法則によりノー ド44からノード48に流入する電流も、ゼロとなるはずであることを示してい る。 図2Dは、ターミナル34aからノード44に0.5単位の電流が流入し、タ ーミナル36aからノードに1.5単位の電流が流入することを示している。ノ ード44とノード48との間には、電流は流れないので、1.5単位の電流と0. 5単位の電流とが結合し、ノード44から接地障害リレーGFT1を通ってノー ド54に流れる2単位の電流を生じさせ、よってタイサーキットブレーカーT1 は、トリップさせられる。 ターミナル38bおよびターミナル52bからノード50に流入する電流は、 ゼロであるので、ノード50から流出する電流もゼロである。従って、接地障害 リレーGFM3を通って流れる電流は、ゼロであり、メインサーキットブレーカ ーM3は、トリップされない。 サーキット分析のすべての法則を満たすように、接地障害保護を完全に分析し た。この結果生じる接地障害保護回路における電流量は、接地障害リレーGFT 1、GFM2およびGFT2を通って流れる電流を生じさせる。これら接地障害 リレーを通って流れるこの電流により、それぞれのサーキットブレーカーT1、 M2およびT2は、トリップされ、よってシステム10の他のバスからメインバ ス14をアイソレートする。接地障害リレーGFM1およびGFM3を電流は、 流れないので、メインサーキットブレーカーM1およびM3がトリップしないこ とが保証され、よってメインバス12およびメインバス16は、電力を送ること ができる。 他のタイプの接地障害保護回路では、メインサーキットブレーカーM1および M3がトリップ信号を受けている可能性があるが、他のサーキットブレーカーか ら送られた選択的制御信号または制限信号によりトリップすることが制限されて いる可能性がある。本発明の接地障害保護回路の利点は、接地障害保護回路のア ーキテクチャおよび補助電流トランスATを使用することにより、自動選択する ことにある。換言すれば、本発明の接地障害保護回路を使用することにより、シ ステム内の他のサーキットブレーカーからの選択的調整信号または制限信号が不 要となることである。更に、本発明により補助制御接点を使用することが不要と なるという利点が得られ、本発明は、サーキットブレーカーのステータスと独立 して正しく機能できる。 メインバス14に接地障害GFが存在するとする仮定のもとでも、接地障害リ レーGFM3からノード62に流入する電流は、ゼロのままであることに留意す ることも重要である。このことは、接地障害リレーGFT2の動作に対する補助 電流トランスATの機能および活動度を検討する際に重要である。補助トランス ATからの電流は、接地障害リレーGFM3および/または接地障害保護回路の 右側部分の他の場所へも流れ得ると考えるのが自然である。同様に、接地障害リ レーGFM3により接地障害リレーGFT2に電流が流れる場合、接地障害リレ ーGFM2を通って補助トランスATにも流れ得る電流に関心を持つのが自然で ある。しかしながら、接地障害保護回路の2つの異なる部分からの接続を可能に するために、補助トランスATにより、ある程度のアイソレーションが得られて いる。 上記説明は、これまで述べた特定の実施例のみに限定されるものでなく、むし ろ添付した請求の範囲によって限定されるものである。例えば、3つの電源およ び3つの負荷を有する配電システムを参照して好ましい実施例について説明した が、この設計は、4つ以上の電源および4つ以上の負荷を有する配電システムに も容易に適応できるものである。これらシステムでは、トリップ電流を適当なサ ーキットブレーカーのトリップ機能のために分配するのに2つ以上の補助トラン スが必要となる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ットブレーカーが不必要にトリップすることが防止され る。補助トランスは、従来の接地障害保護回路におい て、接続、すなわちアクセスできない接地障害保護回路 部分にユニークにトリップ電流を送る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.i)各々が複数の位相導線および1本の中性導線を含む複数の多相電源と、 ii)電源の各々に接続され、複数の位相導線および1本の中性導線を含む多相メ インバスと、iii)通過して流れる電力を遮断するよう、メインバスの各々内に電 気的に接続されたメインサーキットブレーカーと、iv)メインバスの各々の間に 接続され、複数の位相導線と1本の中性導線とを含む多相タイバスと、v)通過し て流れる電力を遮断するよう、タイバスの各々内に電気的に接続されたタイサー キットブレーカーとを有した、配電システムのための接地障害保護回路において 、 メインバスおよびタイバスの各々に連動し、一対の出力ターミナルを有し、メ インバスおよびタイバスの各々に隣接して設けられ、この電流センサの位置にお いて位相導線および中性導線を通過して流れる電流のベクトル和により直接変化 する、出力ターミナルを通るトリップ電流を発生するための電流センサと、 トリップ機能手段を通過する電流により関連するサーキットブレーカーがトリ ップされるようなメインサーキットブレーカーおよびタイサーキットブレーカー の各々に連動するトリップ機能手段と、 配電システムに接地障害が生じた際に適当なトリップ機能手段がトリップ電流 を受け、それに連動するサーキットブレーカーをトリップさせるよう、接地障害 保護回路の一部にトリップ電流を送るための補助トランスとを備えた配電システ ム用接地障害保護回路。 2.配電システムにおける接地障害に応答し、接地障害保護回路が接地障害を アイソレートするためにトリップさせる必要があるメインサーキットブレーカー およびサーキットブレーカーのトリップを生じさせるように作動できるトリップ 機能手段を通過させトリップ電流を流すよう、電流センサ、トリップ機能手段お よび補助トランスが配置されている請求項1記載の接地障害保護回路。 3.接地障害に応答してタイサーキットブレーカの1つがトリップしなければ ならない時に補助トランスの二次巻線にしか電流が流れない請求項2記載のアー ス障害保護回路。 4.タイサーキットブレーカの1つに連動するトリップ機能手段のうちの1つ が補助トランスの二次巻線に並列に接続されている請求項1記載の接地障害保護 回路。 5.接地障害に応答してタイサーキットブレーカの1つがトリップしなければ ならない時に補助トランスの二次巻線にしかタイ電流が流れない請求項4記載の アース障害保護回路。 6.i)各々が複数の位相導線と1本の中性導線とを含む複数の多相電源と、ii )各々が複数の位相導線と1本の中性導線とを含む複数の多相メインバスと、iii )複数のメインサーキットブレーカを備え、複数の電源およびメインバスの各各 が位相導線を流れる電力を遮断するよう、位相導線の間に電気的に接続された複 数のメインサーキットブレーカの1つを有し、iv)各々が複数の位相導線と1本 の中性導線とを有する複数の多相タイバスとを備え、複数のタイバスの各々が複 数のメインバスのうちの1つを複数のメインバスの他のバスに接続するようにな っており、v)複数のサーキットブレーカーを備え、複数のタイバスの各々がバス を流れる電力を遮断するよう内部に接続された複数のタイサーキットブレーカの 1つを有する配電システムに磁気的に結合された接地障害保護回路において、 各々が一対の出力ターミナルを有し、接地障害保護回路を複数のメインバスお よびタイバスに磁気的に結合するための複数の電流センサを備え、複数のメイン バスおよびタイバスの各々が電流センサの位置における位相導線および中性導線 を通って流れる電流のベクトル和により直接変化し、出力ターミナルを通過する トリップ電流を発生するようバスに隣接した設けられた複数の電流センサの1つ を有し、 各々が複数のメインサーキットブレーカおよびタイサーキットブレーカの1つ に連動する複数のトリップ機能手段とを備え、複数のトリップ機能手段の特定の 1つを流れる電流によって関連するサーキットブレーカーがトリップされ、 接地障害保護回路を第1部分と第2部分とに分割させるための一次コイルおよ び二次コイルとを有し、第1部分と第2部分とをアイソレートする補助トランス とを備え、 配電システムにおける接地障害に応答し、接地障害をアイソレートするために トリップする必要がある複数のサーキットブレーカーの各々をトリップさせるよ う作動できるトリップ機能手段にトリップ電流を流すよう、複数の電流センサ、 複数のトリップ機能手段および補助トランスが配置されており、 複数のトリップ機能手段の1つが二次コイルに並列に接続されており、複数の タイサーキットブレーカの1つに連動し、接地障害をアイソレートするように複 数のタイサーキットブレーカの1つがトリップしなければならない時に二次巻線 にしかトリップ電流が流れないようになっている、配電システムに磁気的に結合 された接地障害保護回路。 7.接地障害をアイソレートするのに複数のサーキットブレーカーのうちの1 つがトリップする必要がない時に、二次巻線にトリップ電流が流れないようにな っている請求項6記載の接地障害保護回路。 8.第1電源、第2電源および第3電源から複数の負荷に電流を送るための配 電システムにおいて、 配電回路を備え、 この配電回路が、第1電源と第1メインバスとの間に電気的に接続された第1 メインバスおよび第1メインサーキットブレーカーと、 第2電源と第2メインバスとの間に電気的に接続された第2メインバスおよび 第2メインサーキットブレーカーと、 第3電源と第3メインバスとの間に電気的に接続された第3メインバスおよび 第3メインサーキットブレーカーと、 第1メインバスと第2メインバスとの間に接続された第1タイバスと、 第2メインバスと第3メインバスとの間に接続された第2タイバスと、 第1タイバス内を流れる電流を遮断するための第1タイバス内に電気的に接続 された第1タイサーキットブレーカーと、 第2タイバス内を流れる電流を遮断するための第2タイバス内に電気的に接続 された第2タイサーキットブレーカーと、 配電回路内の接地障害状態のみに応答し、配電回路内を流れるトリップ電流を 有する配電回路に磁気的に結合された接地障害保護回路とを備え、 接地障害保護回路は、 第1メインバスを流れる電流のベクトル和によって直接変化する出力ターミナ ルを流れるトリップ電流を発生し、第1メインサーキットブレーカーに隣接して 設けられた、第1および第2出力ターミナルを有する第1電流センサと、 第2メインバスを流れる電流のベクトル和によって直接変化する出力ターミナ ルを流れるトリップ電流を発生し、第2メインサーキットブレーカーに隣接して 設けられた、第1および第2出力ターミナルを有する第2電流センサと、 第3メインバスを流れる電流のベクトル和によって直接変化する出力ターミナ ルを流れるトリップ電流を発生し、第3メインサーキットブレーカーに隣接して 設けられた、第1および第2出力ターミナルを有する第3電流センサと、 第1タイバスを流れる電流のベクトル和によって直接変化する出力ターミナル を流れるトリップ電流を発生し、第1タイサーキットブレーカーに隣接して設け られた、第1および第2出力ターミナルを有する第4電流センサと、 第2タイバスを流れる電流のベクトル和によって直接変化する出力ターミナル を流れるトリップ電流を発生し、第2タイサーキットブレーカーに隣接して設け られた、第1および第2出力ターミナルを有する第5電流センサと、 第1メインサーキットブレーカーに連動する第1トリップ機能手段を備え、第 1トリップ機能手段を流れる電流が第1メインサーキットブレーカをトリップさ せるようになっており、 第2メインサーキットブレーカーに連動する第2トリップ機能手段を備え、第 2トリップ機能手段を流れる電流が第2メインサーキットブレーカをトリップさ せるようになっており、 第3メインサーキットブレーカーに連動する第3トリップ機能手段を備え、第 3トリップ機能手段を流れる電流が第3メインサーキットブレーカをトリップさ せるようになっており、 第1タイサーキットブレーカーに連動する第4トリップ機能手段を備え、第4 トリップ機能手段を流れる電流が第1タイサーキットブレーカをトリップさせる ようになっており、 第2タイサーキットブレーカーに連動する第5トリップ機能手段を備え、第5 トリップ機能手段を流れる電流が第2タイサーキットブレーカをトリップさせる ようになっており、 一次コイルおよび二次コイルを有する補助トランスを備え、第5トリップ機能 手段が二次コイルに並列接続されており、 i)第1電流センサの第1出力ターミナルが、第4トリップ機能手段の一方の側 、第2電流センサの第1出力ターミナル、第3電流センサの第1出力ターミナル 、第5トリップ機能手段の一方の側および補助トランスの第2コイルの一方の側 に結合されており、ii)第1電流センサの第2出力ターミナルが第4電流センサ の第1出力ターミナルおよび第1トリップ機能手段の一方の側に結合されており 、iii)第4電流センサの第2出力ターミナルが第5電流センサの第1出力ターミ ナル、第2電流センサの第2出力ターミナルおよび補助トランスの一次コイルの 一方の側に結合されており、iv)補助トランスの一次コイルの反対側が第2トリ ップ機能手段の一方の側に結合されており、v)第2トリップ機能手段の反対側が 第1トリップ機能手段の反対側および第4トリップ機能手段の反対側に結合され ており、vi)第5電流センサの第2出力ターミナルが第3トリップ機能手段の一 方の側および第3電流センサの第2出力ターミナルに結合されており、vii)第3 トリップ機能手段の反対側が第5トリップ機能手段の反対側および補助トランス の二次コイルの反対側に結合されている配電システム。 9.配電回路内で接地障害が生じた時に、適当なトリップ機能手段がトリップ 電流を受け、連動するサーキットブレーカーをトリップさせるように補助トラン スが接地障害保護回路の第1部分と接地障害保護回路の第2部分とをアイソレー トし、接地障害保護回路の第1部分から第2部分へトリップ電流を送るようにな っている請求項8記載の配電システム。 10.接地障害状態に応答して第2タイサーキットブレーカーがトリップする 必要がある時に限り、補助トランスの第2コイルをトリップ電流が流れるように なっている請求項8記載の配電システム。 11.第2メインバスで発生した接地障害状態に応答し、第2トリップ機能手 段、第4トリップ機能手段および第5トリップ機能手段をトリップ電流が流れる ようになっている請求項8記載の配電システム。
JP10539552A 1997-03-10 1998-01-16 マルチ電源システムのための接地障害保護回路 Pending JP2000511400A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/814,302 US5751524A (en) 1997-03-10 1997-03-10 Ground fault protection circuit for a multiple source system
US08/814,302 1997-03-10
PCT/US1998/000837 WO1998040947A1 (en) 1997-03-10 1998-01-16 Ground fault protection circuit for a multiple source system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000511400A true JP2000511400A (ja) 2000-08-29

Family

ID=25214661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10539552A Pending JP2000511400A (ja) 1997-03-10 1998-01-16 マルチ電源システムのための接地障害保護回路

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5751524A (ja)
EP (1) EP0901698B1 (ja)
JP (1) JP2000511400A (ja)
AU (1) AU724539B2 (ja)
DE (1) DE69823936T2 (ja)
WO (1) WO1998040947A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144537A (en) * 1998-07-10 2000-11-07 Hubbell Incorporated Arcing fault and ground fault interrupting device for branch circuits and extensions
US6249230B1 (en) * 1999-03-18 2001-06-19 Abb Power T&D Company Inc. Ground fault location system and ground fault detector therefor
US6593520B2 (en) * 2000-02-29 2003-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Solar power generation apparatus and control method therefor
FR2818820B1 (fr) 2000-12-21 2003-03-07 Eads Airbus Sa Systeme de distribution d'energie electrique et contacteur pour un tel systeme
GB0120748D0 (en) 2001-08-25 2001-10-17 Lucas Aerospace Power Equip Generator
US7532955B2 (en) * 2002-02-25 2009-05-12 General Electric Company Distributed protection system for power distribution systems
US7747356B2 (en) 2002-02-25 2010-06-29 General Electric Company Integrated protection, monitoring, and control system
WO2003073178A1 (en) * 2002-02-25 2003-09-04 General Electric Company Method and system for conditionally triggered system data capture
US7111195B2 (en) * 2002-02-25 2006-09-19 General Electric Company Method and system for external clock to obtain multiple synchronized redundant computers
US7125563B2 (en) * 2002-04-12 2006-10-24 Dava Pharmaceuticals, Inc. Sustained release pharmaceutical preparations and methods for producing the same
US7636616B2 (en) * 2003-02-25 2009-12-22 General Electric Company Protection system for power distribution systems
US7039822B2 (en) * 2003-02-27 2006-05-02 Promos Technologies Inc. Integrated circuit memory architecture with selectively offset data and address delays to minimize skew and provide synchronization of signals at the input/output section
GB2401467B (en) * 2003-05-09 2006-01-25 Autoliv Dev Improvements in or relating to a movable or removable unit for a motor vehicle
DE102006004800A1 (de) * 2006-01-23 2007-08-02 Siemens Ag Schutzeinrichtung mit einem Leistungsschalter, insbesondere einem Niederspannungs-Leistungsschalter
KR100766365B1 (ko) * 2006-07-06 2007-10-12 한국철도기술연구원 전기철도용 직류급전계통에서의 델타아이지락보호계전시스템 및 그 제어방법
US7995315B2 (en) * 2008-07-14 2011-08-09 General Electric Company Ground fault protection circuit for multi-source electrical distribution system
US20100067153A1 (en) * 2008-09-11 2010-03-18 Robert Price Vellines System utilizing a ground fault circuit interrupter (GFCI) as a remote controlled protection device
US8040644B2 (en) * 2008-12-17 2011-10-18 Gaton Corporation Power distribution system and electrical switching apparatus employing a filter trap circuit to provide arc fault trip coordination
CA2737815C (en) * 2010-04-21 2016-06-28 Christopher A. Weighell Electrical distribution panel
US8618809B2 (en) * 2010-06-15 2013-12-31 Deere & Company Electrical isolation detection with enhanced dynamic range
GB201103798D0 (en) * 2011-03-07 2011-04-20 Rolls Royce Plc DC electrical power system
US9660435B2 (en) 2011-12-21 2017-05-23 Sikorsky Aircraft Corporation Multi-directional electrical power protection system
US9331470B1 (en) 2012-10-10 2016-05-03 Reliance Controls Corporation Line side circuit protection system
US9136693B1 (en) 2013-02-26 2015-09-15 Reliance Controls Corporation Generator with selectively bonded neutral connection
US9035782B1 (en) 2013-02-26 2015-05-19 Reliance Controls Corporation Transfer switch with ground current indication
CN111969557B (zh) * 2020-09-21 2023-03-21 广东电网有限责任公司 一种主变保护方法、系统、存储介质及计算机设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3259802A (en) * 1963-06-03 1966-07-05 Gen Electric Ground fault responsive protective system for electric power distribution apparatus
US3558981A (en) * 1969-06-13 1971-01-26 Ite Imperial Corp Ground relay system for multiple substation protection
US3949272A (en) * 1974-11-19 1976-04-06 General Electric Company Ground-fault protective scheme for multiple-source electric distribution system
US4068275A (en) * 1976-06-09 1978-01-10 Westinghouse Electric Corporation Ground fault protective apparatus and method
US4110808A (en) * 1977-09-02 1978-08-29 General Electric Company Ground fault protection system for multiple source distribution networks

Also Published As

Publication number Publication date
EP0901698B1 (en) 2004-05-19
US5751524A (en) 1998-05-12
AU5825798A (en) 1998-09-29
WO1998040947A1 (en) 1998-09-17
DE69823936T2 (de) 2005-08-25
DE69823936D1 (de) 2004-06-24
EP0901698A1 (en) 1999-03-17
AU724539B2 (en) 2000-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000511400A (ja) マルチ電源システムのための接地障害保護回路
US6295190B1 (en) Circuit breaker arrangement with integrated protection, control and monitoring
US5905619A (en) Arc fault detection system
US6714395B2 (en) Method for detecting faults internal to a distribution equipment configuration
US7995315B2 (en) Ground fault protection circuit for multi-source electrical distribution system
US6452769B1 (en) Electrical power distribution installation for electrical power system
US4631622A (en) Multiple static trip circuit breaker coordination
US4110808A (en) Ground fault protection system for multiple source distribution networks
JPS5810934B2 (ja) 地絡故障検出装置
GB1604712A (en) Ground fault protection system for industrial power circuits
US3558981A (en) Ground relay system for multiple substation protection
US3949272A (en) Ground-fault protective scheme for multiple-source electric distribution system
US20020080535A1 (en) Multiple ground fault trip function system and method for same
US20030223167A1 (en) Distributed bus differential relay system
CA2253512C (en) Ground fault protection circuit for a multiple source system
JP7347952B2 (ja) 保護装置
US9331470B1 (en) Line side circuit protection system
JPH0510512Y2 (ja)
JPS6223222Y2 (ja)
JPS61293116A (ja) 地絡保護装置
Bey et al. Grounding of AC generators and switching the neutral in emergency and standby power systems
JPH07236226A (ja) 地絡保護装置
JPS6347052B2 (ja)
JPH07143666A (ja) 地絡保護装置
TH31767A (th) วงจรป้องกันความผิดพลาดในการต่อลงดินสำหรับระบบแหล่งกำเนิดหลายแหล่ง