JP2503961B2 - 環線系統保護装置 - Google Patents

環線系統保護装置

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JP2503961B2
JP2503961B2 JP61047085A JP4708586A JP2503961B2 JP 2503961 B2 JP2503961 B2 JP 2503961B2 JP 61047085 A JP61047085 A JP 61047085A JP 4708586 A JP4708586 A JP 4708586A JP 2503961 B2 JP2503961 B2 JP 2503961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明はしや断器不応動対策を施した環線系統保護
装置に関する。
B.発明の概要 この発明は環線系統保護装置において、 各需要家の電流情報を該需要家に設置した子局装置を
介して変電所に設置した中央処理装置に入力させ、各区
間の線路と母線とを集中保護し、変電所のしや断器は直
接トリツプさせ、需要家のしや断器は中央処理装置から
子局を介してトリツプさせる手段を有し、前記中央処理
装置は、需要家のしや断器のしや断時間経過後も転送ト
リツプ指令が継続していることによつて、上記しや断器
不応動を検出する機能と、しや断器不応動検出後に、し
や断器不応動となつた需要家の他端のしや断器をトリツ
プさせる継電器処理を行う機能を備えたことにより、 全停範囲をしや断器不応動の一需要家に限定すること
ができるようにしたものである。
C.従来の技術 第2図はこの種従来装置の概略的構成を示す。同図に
おいて、POは電源、Ry1〜Ry10は短絡差動継電器(17
S)、地絡差動継電器(17G)、Ry11は不足電圧継電器
(27)、地絡過電圧継電器(64)、BUS1〜BUS4は母線、
L1〜L4は需要家、CTは変流器、Trは変圧器、PW1〜PW5
パイロツト・ワイヤ・ケーブルである。第2図に示され
た保護装置には、継電器Ry2〜Ry9が需要家に設置されて
いるので、保守作業が面倒である外に、変流器を線路と
母線を含めて交又接続しているために、線路事故、需要
家母線事故と需要家変圧器23次側故障を識別すること
が、線路長、需要家変圧器容量、電源の短絡容量などか
ら困難であつた。
第3図は第2図に示した方式のトリツプシーケンスを
示し、同図においてP.Nは正負電源ライン、27は不足電
圧継電器の常開接点、17Sは短絡差動継電器の常開接点
で、両接点はトリツプコイルTCと直列接続されて上記P.
N間に接続される。また地絡過電圧継電器64の常開接点
と地絡差動継電器17Gの常開接点との直列回路は、上記
接点27,17Sの直列回路に並列接続されている。このトリ
ツプシーケンスは変電所しや断器、需要家しや断器に対
して同様に行われる。
第2図に示された装置の上記問題点を解決するため
に、需要家変流器情報を変電所へ伝送し、線路保護と母
線保護とを分類する継電器処理を変電所で一括して行う
方式が案出された。
第4図は上記提案の構成図である。第2図と同一部分
には同一符号を付与して説明する。第4図においては、
電流i1とi2,i3とi4,i5とi6,i7とi8,i9とi10を使用する
各区間Z1・Z2・Z3・Z4・Z5の保護継電器Ry11(187S,187
G)、Ry12(287S,287G)、Ry13(387S,387G)、Ry14(4
87S,487G)、Ry15(587S,587G)および電流i2とi3,i4
i5,i6とi7,i8とi9を使用する母線BUS1・BUS2・BUS3・BU
S4の保護継電器、Ry12(187BS,187BG)、Ry22(287BS,2
87BG)、Ry23(387BS,387BG)、Ry24(487BS,487BG)が
設置される。また、Ry3は電圧Vを使用する27,64と、電
流i1・i10および電圧Vを使用して需要家母線短絡事故
時に動作し、需要家2次側短絡事故時に不動作となる電
流補償付不足電圧継電器27Sである。この27S継電器の数
は需要家と同一で、127S〜427S存在する。
上記第4図構成の保護装置には、通常第5図に示す集
中保護手段が用いられる。すなわち、各需要家の変流器
CT情報は当該需要家設置の子局装置SUB1〜SUB4を介して
光フアイバケーブルOPF1〜OPF4を用いて中央処理装置MA
Sに入力させて第4図に示した継電器を処理する。この
処理した信号によつて変電所しや断器SBは中央処理装置
MASによつてトリツプされ、需要家しや断器CBは中央処
理装置MASから各需要家SUBへの光伝送を介し、転送トリ
ツプされる。
上記子局装置SUB1〜SUB4はアナログデジタル変換(A/
D)回路,サンプリング回路,伝送インターフエス,光
−電気,電気−光変換回路,電源回路,マイコン処理部
などから構成される。中央処理装置も同様に構成され
る。
D.考案が解決しようとする問題点 第4図に示した構成の保護装置では、F1点故障が発生
すると、継電器Ry13が動作し、しや断器CB5,CB6のトリ
ツプ指令を中央処理装置MASが子局SUB2,SUB3へ転送し、
しや断器をトリツプすることによつて故障が解除され
る。
また、F2点故障が発生すると、継電器Ry23が動作し、
しや断器CB5,CB6,CB7,CB8のトリツプ指令を中央処理装
置MASが子局SUB2・SUB3・SUB4へ転送する。F3点故障の
発生時には、継電器Ry15が動作し、中央処理装置MASか
らしや断器CB9トリツプ指令が転送されると共に、しや
断器CB10が直接トリツプされる。
しかしながら、F1点故障発生時にしや断器CB5が不動
作となると、電源変電所設置の後備保護継電器がしや断
器CB1をトリツプし、L1・L2需要家は全停となる。同様
な手段によつてしや断器CB6不動作の場合には、しや断
器CB10がトリツプされ、L3・L4需要家が全停となり、F2
点故障発生時には、しや断器CB5が不動作すると、しや
断器CB10がトリツプされ、L1・L2需要家は全停となる。
また、F3点故障発生時には、しや断器CB9が不動作する
と、しや断器CB10がトリツプされ、L1・L2・L3・L4需要
家はすべて全停となる欠点があつた。
本発明は上記問題点解決のためになされたもので、し
や断器の不動作が生じた場合に停電の被害を最小限とす
る環線系統保護装置を提供することにある。
E.問題点を解決するための手段 各需要家の電流情報を該需要家設置の子局装置を介し
て変電所の中央処理装置に入力させ、各区間の線路と母
線とを集中保護し、返電器のしや断器は直接トリツプさ
せ、需要家のしや断器は中央処理装置から子局装置を介
してトリツプさせるものにおいて、前記中央処理装置
は、需要家のしや断器のしや断時間経過後も転送トリツ
プ指令が継続していることによつて、上記しや断器の不
応動を検出する機能と、しや断器不応動検出後に、しや
断器不応動となつた需要家の他端のしや断器をトリツプ
させる継電器処理を行う機能とを備えることを特徴とす
る。
F.作 用 需要家の母線の両端に接続されている2つのしや断器
のうち一方に対して転送トリツプ指令が与えられている
にもかかわらず該しや断器が不応動の場合には、他方の
しや断器に対してトリツプ指令が与えられる。これによ
つて、全停範囲は不応動となつているしや断器の需要家
に限定される。
G.実施例 次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本実施例のしや断器不動作対策のブロツク図であ
る。同図において、Ry20は電流差動リレー(87)であ
り、通常は各端末装置SUB1〜SUB4の電流情報i2〜i9およ
び変電所電流情報i1,i10、電圧情報Vに基づいて差動リ
レー処理を行ない、偶数番目のしや断器CB2,CB4,CB6,CB
8に対してはオアゲートOG1を介してトリツプ指令を転送
する。
また、奇数番目のしや断器CB3,CB5,CB7,CB9に対して
はオアゲートOG2を介してトリツプ指令を転送する。
次に、Ry21,Ry22は電流i1を使用する短絡検出リレー
(151S)、地絡検出リレー(151G)であり、これらのリ
レーRy21,Ry22が作動すると、タイマ151ST,151GTが起動
される。タイマ151ST,151GTは変電所設置のバツクアツ
プリレーRy11の動作時間よりも短い時限を有し、設定さ
れた時限を経過すると、電流i1を使用している系統にお
いて短絡事故あるいは地絡事故が設定時間以上に亘つて
継続していることを示す信号を出力し、この信号をオア
ゲートOG3を介してアンドゲートAG1に入力する。
アンドゲートAG1には、奇数番目のしや断器CB3,CB5,C
B7,CB9に対するトリツプ指令が入力され、その出力はオ
アゲートOG1を介して偶数番目のしや断器CB2,CB4,CB6,C
B8に対するトリツプ指令として出力するように構成され
ている。
一方、Ry23,Ry24は電流i10を使用する短絡検出リレー
(251S)、地絡検出リレー(251G)であり、これらのリ
レーRy23,Ry24が作動すると、バツクアツプリレーRy11
の時限より短いタイマ251ST,251GTが起動される。タイ
マ251ST,251GTは設定された時限を経過すると、電流i10
を使用している系統において短絡事故あるいは地絡事故
が設定時間以上に亘つて継続していることを示す信号を
出力し、この信号をオアゲートOG4を介してアンドゲー
トAG2に入力する。アンドゲートAG2には、偶数番目のし
や断器CB2,CB4,CB6,CB8に対するトリツプ指令が入力さ
れ、その出力はオアゲートOG2を介して奇数番目のしや
断器に対するトリツプ指令として出力するように構成さ
れている。
従つて、例えば第4図のF1点に故障が発生すると、リ
レーRy13によつてしや断器CB5とCB6を転送トリツプさせ
るが、CB6が不動作の場合にはリレーRy23(251S)また
はRy24(251G)が作動し、タイマ251STまたは251GTを起
動する。そして、設定された時限になると、アンドゲー
トAG2のアンド条件が成立し、オアゲートOG2からしや断
器CB7に対するトリツプ指令が出力され、需要家L3のみ
が切離される。同様に、F3点の故障の場合、しや断器CB
10とCB9に対するトリツプ指令が発せられるが、しや断
器CB9が不動作の場合には、リレーRy21(151B)またはR
y22(151G)が作動し、タイマ151STまたは151GTを起動
する。そして、設定された時限になると、アンドゲート
AG1のアンド条件が成立し、オアゲートOG1からしや断器
CB8に対するトリツプ指令が出力され、需要家L4のみが
切離される。
このような動作によつてしや断器が不応動の場合の全
停範囲が限定される。
なお、リレーRy21,Ry22,Ry23,Ry24には短絡検出リレ
ーおよび地絡検出リレーを用いているが、充電電流が大
きい場合には変電所の電流i1,i10,電圧を使用した67Gを
用いるようにしてもよい。
H.発明の効果 以上説明したように本発明によれば、しや断器が変電
所設置の中央処理装置から転送されたトリツプ指令に不
応動となつた場合に、特別な機能を追加することなく極
めて簡単な構成で全停範囲も最小限(1需要家)に限定
することができる。
また、本発明は、一度トリツプ指令を与えた遮断器が
不応動になった場合でも、他の遮断器をトリップさせる
ことによって全停になうことを救済することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明実施例のしや断器不動作対策のブロツ
ク図、第2図は従来使用の環線系統保護装置の構成を示
す回路図、第3図は第2図に示した装置のトリツプシー
ケンスを示す回路図、第4図は第2図に示した従来方式
の改良装置の回路図、第5図は第4図に示した装置の集
中保護手段を示す構成図である。 MAS……中央処理装置、AG1,AG2……アンドゲート、OG1
〜OG4……オアゲート、151ST,151GT,251ST,251GT……タ
イマ、Ry20……差動リレー、Ry21,Ry23……短絡検出リ
レー、Ry22,Ry24……地絡検出リレー、L1〜L4……需要
家、CB1〜CB10……しや断器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環線系統の需要家の電流情報を収集して送
    信する機能と転送トリップ信号を受信し、需要家に設け
    られている第1、第2のしや断器をトリップさせる機能
    を備えた複数の子局装置と、これら子局装置から送信さ
    れる情報を受信する機能と変電所の電流、電圧情報を収
    集し、両情報から保護処理を行う機能と、変電所のしや
    断器をトリップさせる機能および転送トリップ信号を送
    信する機能を設けた変電所設置の中央処理装置を備えた
    ものにおいて、 前記各子局装置の電流情報、2つの変電所電流情報およ
    び電圧情報に基づいて差動リレー処理を行い、各需要家
    に設けられている第1および第2のしや断器に対してト
    リップ指令を送出する電流差動リレーと、 この電流差動リレーから送出されるトリップ指令を前記
    第1のしや断器に与える第1のオアゲートおよび前記第
    2のしや断器に与える第2のオアゲートと、 前記一方の変電所電流情報を使用して短絡および地絡検
    出を行う第1の短絡および地絡検出リレーと、 前記他方の変電所電流情報を使用して短絡および地絡検
    出を行う第2の短絡および地絡検出リレーと、 前記第1、第2の短絡および地絡検出リレーが作動する
    と動作を開始し、設定された時限を経過すると、それぞ
    れの変電所電流情報を使用している系統において短絡事
    故あるいは地絡事故が設定時間以上にわたって継続して
    いることを示す信号を出力する第1、第2および第3、
    第4タイマと、 第1、第2タイマの出力信号と前記電流差動リレーから
    送出される第1のしや断器のトリップ指令とのアンド条
    件が満たされたときに第2のしや断器のトリップ指令を
    前記第1のオアゲートに供給する第1のアンドゲート
    と、 前記第3、第4タイマの出力信号と前記電流差動リレー
    から送出される第2のしや断器のトリップ指令とのアン
    ド条件が満たされたときに第1のしや断器のトリップ指
    令を前記第2のオアゲートに供給する第2のアンドゲー
    トとを備えたことを特徴とする環線系統保護装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122727A (ja) * 1984-07-10 1986-01-31 株式会社明電舎 ル−プ系統保護装置

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