JPH08139911A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08139911A
JPH08139911A JP6277322A JP27732294A JPH08139911A JP H08139911 A JPH08139911 A JP H08139911A JP 6277322 A JP6277322 A JP 6277322A JP 27732294 A JP27732294 A JP 27732294A JP H08139911 A JPH08139911 A JP H08139911A
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JP
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JP6277322A
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English (en)
Inventor
Chuzo Nashimoto
忠三 梨本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データを編集して記憶するときに画像デ
ータ記憶手段に余分な画像データを記憶して記憶エリア
を無駄に使用しないようにする。 【構成】 画像情報記憶部10に外部から入力又は自ら
作成した画像データを原画像データとして記憶し、処理
部14によって編集対象の原画像データを画像情報記憶
部10から読み出して原画像情報メモリ11に格納し、
その原画像データを編集用画像メモリ12へも格納して
編集可能を施す。編集後に原画像データと編集後の画像
データとを比較し、原画像データに対して追加又は削除
された差分画像情報を抽出して差分画像情報メモリ13
に格納し、その差分画像情報を画像情報記憶部10の対
応する原画像データに付加して記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外部から入力又は自
ら作成した画像データを他の装置又はシステムへ出力又
は送信する機能を備えたパーソナルコンピュータ等の画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外部から入力又は自ら作成した画
像データを他の装置又はシステムへ出力又は送信する機
能を備えた画像処理装置が多用されている。従来、この
ような画像処理装置では、イメージ編集機能等によって
画像データに対して編集処理を加えて記憶する場合、画
像データ記憶手段に編集前の画像データを保管したま
ま、新たに編集後の画像データを記憶していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置では、画像データを編集して記憶する度に
編集後の画像データを新たに記憶していくため、編集前
の画像データと共通する部分の画像データを重複して記
憶することになり、画像データ記憶手段の記憶エリアを
有効に活用できないという問題があった。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像データを編集して記憶するときに画像デー
タ記憶手段に余分な画像データを記憶して記憶エリアを
無駄に使用しないようにすることを目的とする。また、
記憶した編集後の画像データを容易に再利用できるよう
にすることも目的とする。
【0005】さらに、複数の編集後の画像データのなか
から必要な画像データを容易に利用できるようにするこ
とも目的とする。また、画像データの編集時の日付,時
刻,編集者名等の情報を知ることができるようにするこ
とも目的とする。さらにまた、画像データに付加された
情報のみを容易に利用できるようにすることも目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、外部から入力又は自ら作成した画像デー
タを他の装置又はシステムへ出力又は送信する手段を備
えた画像処理装置において、上記画像データを原画像デ
ータとして記憶する画像記憶手段と、その手段に記憶さ
れた原画像データを読み出して編集する手段と、その手
段によって編集された画像データと上記原画像データと
を比較してその原画像データに対して追加又は削除され
た差分画像情報を抽出する手段と、その手段によって抽
出された差分画像情報を上記画像記憶手段に記憶されて
いる原画像データに付加して記憶させる手段を設けたも
のである。
【0007】また、上記画像記憶手段に記憶されている
原画像データとその画像データに付加されている差分画
像情報とを読み出して合成し、上記編集された画像デー
タを再生する手段を設けるとよい。さらに、上記差分画
像情報に編集回数を示す改訂履歴の情報を付加する手段
と、その手段によって付加された改訂履歴の情報に基づ
いて上記原画像データと合成する差分画像情報を選択す
る手段を設けるとよい。
【0008】また、上記差分画像情報に編集時の日付,
時刻,編集者名等の情報を付加する手段を設けるとよ
い。さらにまた、上記差分画像情報とその差分画像情報
に付加された情報とを上記原画像データと異なるファイ
ルで管理する手段を設けるとよい。
【0009】
【作用】この発明による画像処理装置は、外部から入力
又は自ら作成した画像データを原画像データとして記憶
して、その原画像データを編集すると、その編集された
画像データと原画像データとを比較してその原画像デー
タに対して追加又は削除された差分画像情報を抽出し、
その抽出された差分画像情報を原画像データに付加して
記憶させるので、画像データの記憶エリアを節約するこ
とができる。
【0010】また、記憶されている原画像データとその
画像データに付加されている差分画像情報とを読み出し
て合成し、編集された画像データを再生するようにすれ
ば、編集後の画像データを再現して利用することができ
る。
【0011】さらに、差分画像情報に編集回数を示す改
訂履歴の情報を付加し、その情報に基づいて原画像デー
タと合成する差分画像情報を選択するようにすれば、複
数の編集後の画像データのなかから必要な画像データを
再生して再利用することができる。
【0012】また、差分画像情報に編集時の日付,時
刻,編集者名等の情報を付加するようにすれば、画像デ
ータの編集時の日付,時刻,編集者名等を随時参照する
ことができ、容易に知ることができる。
【0013】さらにまた、差分画像情報とその差分画像
情報に付加された情報とを原画像データと異なるファイ
ルで管理するようにすれば、差分画像情報及びそれに付
加された情報と原画像データとをそれぞれ別々に引出す
ことができ、必要なもののみをネットワークへ出力した
りして利用することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例である画
像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像処
理装置は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイ
クロコンピュータを内蔵し、以下の機能部を備えてい
る。
【0015】各種の操作情報を入力するキーボード又は
マウス等の入力装置1と、原稿の画像を読み取ってその
画像データを入力するスキャナ等の画像入力装置2と、
画像データや各種の作業画面,メッセージ等を表示する
LCD,CRT等の表示装置3と、画像データを印刷す
る印刷装置4を備えている。
【0016】また、入力装置1からのデータ入力の制御
を司る入力制御部5と、画像入力装置2からの画像デー
タの入力制御を司る画像入力制御部6と、表示装置3へ
の表示データの出力制御を司る表示制御部7と、印刷装
置4への印刷データの出力制御を司る印刷制御部8と、
通信回線を介して外部からのデータ受信及び外部へのデ
ータ送信の制御を司る通信制御部9も備えている。
【0017】上記印刷制御部8は外部から入力又は自ら
作成した画像データを他の装置へ出力する手段に、上記
通信制御部9は外部から入力又は自ら作成した画像デー
タを他のシステムへ送信する手段にそれぞれ相当する。
【0018】さらに、外部から入力又は自ら作成した画
像データを原画像データとして記憶し、その原画像デー
タの編集時の情報を付加して記憶する光記憶装置(M
O),ハードディスク装置(HD),フロッピディスク
装置(FD)等の記憶装置である画像情報記憶部10を
備えている。
【0019】さらにまた、編集対象の原画像データを格
納する原画像情報メモリ11と、原画像データに編集を
施す作業エリアとして使用し、編集後の画像データを格
納する編集用画像メモリ12と、編集によって原画像デ
ータに対して追加又は削除された差分画像情報を格納す
る差分画像情報メモリ13を備えている。上記画像情報
記憶部10は画像データを原画像データとして記憶する
画像記憶手段に相当する。
【0020】そして、この装置全体の制御処理を司る処
理部14を備えている。この処理部14は、画像情報記
憶部10に記憶された原画像データを読み出して編集す
る手段と、その編集された画像データと原画像データと
を比較して原画像データに対して追加又は削除された差
分画像情報を抽出する手段と、その抽出された差分画像
情報を画像情報記憶部10に記憶されている原画像デー
タに付加して記憶させる手段に相当する。
【0021】また、画像情報記憶部10に記憶されてい
る原画像データとその画像データに付加されている差分
画像情報とを読み出して合成し、編集された画像データ
を再生する手段と、差分画像情報に編集回数を示す改訂
履歴の情報を付加する手段と、その付加された改訂履歴
の情報に基づいて原画像データと合成する差分画像情報
を選択する手段にも相当する。
【0022】さらに、改訂履歴の情報に編集時の日付,
時刻,編集者名等の情報を付加する手段と、差分画像情
報とその差分画像情報に付加された情報とを原画像デー
タと異なるファイルで管理する手段にも相当する。
【0023】次に、この画像処理装置の画像データ編集
時の処理について説明する。図2は、その処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、ステップ(図中では
「S」で示す)1で、画像情報記憶部10に記憶されて
いる編集対象の原画像データを読み出し、その原画像デ
ータを原画像情報メモリ11へ転送してビットマップ展
開して格納し、ステップ2へ進んで原画像情報メモリ1
1にビットマップ展開された原画像データを読み出して
編集用画像メモリ12へ転送して格納する。
【0024】その後、ステップ3へ進んで編集用画像メ
モリ12に格納された原画像データに対して、入力装置
1から入力された画像編集コマンドに応じた編集加工を
施し、その編集結果を表示装置3に表示して、ステップ
4へ進んで画像データ編集が終了したか否かを判断し
て、終了しなければ再びステップ3の処理を繰り返し、
終了すればステップ5へ進む。
【0025】ステップ5では原画像情報メモリ11の原
画像データと編集用画像メモリ12の編集後の画像デー
タとを比較して、編集によって原画像データに追加され
た差分画像情報をOR論理でビット単位又はエリア単位
で抽出して差分画像情報メモリ13に転送して格納す
る。
【0026】さらに、ステップ6へ進んで、同じく原画
像情報メモリ11の原画像データと編集用画像メモリ1
2の編集後の画像データとを比較して、編集によって原
画像データから削除された差分画像情報をXOR論理で
ビット単位又はエリア単位で抽出して差分画像情報メモ
リ13に転送して格納する。
【0027】そして、ステップ7へ進んで差分画像情報
メモリ13の差分画像情報にデータ圧縮処理を施し、そ
の差分画像情報を画像情報記憶部10の原画像データに
付加して保存し、この処理を終了する。なお、データ圧
縮処理については公知技術を利用すればよいので、その
説明を省略する。
【0028】次に、原画像データに対して追加又は削除
された差分画像情報を抽出するときの処理をイメージに
よって説明する。図3は、原画像データと編集後の画像
データとを比較して差分画像情報を抽出するときのイメ
ージの一例を示す図である。同図の(a)は原画像デー
タをビットマップ展開したときのイメージであり、同図
の(b)はその原画像データの編集後の画像データをビ
ットマップ展開したイメージである。
【0029】その原画像データと編集後の画像データと
を比較して、図3の(c)に示すように、原画像データ
に追加された追加差分画像情報20a,20bを抽出し
て差分画像情報メモリ13に格納し、同図の(d)示す
ように、原画像データから削除された削除差分画像情報
21を抽出して差分画像情報メモリ13に格納する。
【0030】次に、原画像データに対して追加又は削除
された差分画像情報を抽出するときの処理を論理値によ
って説明する。表1は、原画像データと編集された画像
データと差分画像情報とを1ビット単位で表したビット
マップデータの一例を示す論理値表である。
【0031】原画像データと編集後の画像データのビッ
トマップデータを比較し、原画像データに追加されたビ
ットマップデータを追加差分画像情報のビットマップデ
ータとし、原画像データから削除されたビットマップデ
ータを削除差分画像情報のビットマップデータとしてそ
れぞれ抽出する。その抽出された差分画像情報を原画像
データに1ビット単位のデータで付加する。
【0032】
【表1】
【0033】なお、上記抽出された差分画像情報を座標
データや数式データに変換して原画像データに付加する
ようにしてもよい。
【0034】このようにして、原画像データに編集によ
る追加又は削除された画像データの差分画像情報を付加
して記憶することにより、編集後の画像データを新たに
記憶する必要が無く、記憶エリアを節約することができ
るので、画像データの記憶エリアを効率良く使用するこ
とができる。
【0035】次に、この画像処理装置の画像データ再生
時の処理について説明する。図4は、その処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、ステップ(図中では
「S」で示す)11で、画像情報記憶部10から再生対
象の原画像データを読み出し、その原画像データを原画
像情報メモリ11へ転送してビットマップ展開して格納
してステップ12へ進む。
【0036】ステップ12では、画像情報記憶部10の
再生対象の原画像データに付加されている差分画像情報
を読み出し、その差分画像情報を差分画像情報メモリ1
3へ転送してビットマップ展開して格納する。
【0037】その後、ステップ13へ進んで原画像情報
メモリ11の原画像データと差分画像情報メモリ13の
差分画像情報とを読み出して、編集用画像メモリ12上
で原画像データに追加された追加差分画像情報20a,
20bをOR論理で追加し、さらに、原画像データから
削除された削除差分画像情報21をXOR論理で削除
し、原画像データと差分画像情報とを合成して編集され
た画像データを再生し、ステップ14へ進んで編集用画
像メモリ12に再生された画像データを表示装置3に表
示して、この処理を終了する。
【0038】次に、原画像データに対して追加又は削除
された差分画像情報を合成するときの処理をイメージに
よって説明する。図5は、原画像データに差分画像情報
を合成して編集後の画像データを再生するときのイメー
ジの一例を示す図である。
【0039】図5の(a)は原画像データをビットマッ
プ展開したときのイメージである。同図の(b)に示す
ように、その原画像データに付加された追加差分画像情
報20a,20bをビットマップ展開し、同図の(c)
に示すように、原画像データに付加された削除差分画像
情報21をビットマップ展開する。
【0040】そして、原画像データと追加差分画像情報
20a,20b及び削除差分画像情報21とを合成する
と、図5の(d)に示すように、原画像データから削除
差分画像情報21を削除して、新たに追加差分画像情報
20a,20bを追加してビットマップ展開し、編集後
の画像データを再生する。
【0041】次に、この実施例の画像処理装置における
原画像データに対して追加又は削除された差分画像情報
を合成するときの処理を論理値によって説明する。表2
は、原画像データと差分画像情報と編集された画像デー
タとを1ビット単位で表したビットマップデータの一例
を示す論理値表である。
【0042】表2に示すように、原画像データのビット
マップデータに、追加差分画像情報のビットマップデー
タと削除差分画像情報のビットマップデータとを1ビッ
ト単位で合成し、編集後の画像データのビットマップデ
ータを再生する。
【0043】
【表2】
【0044】なお、上記抽出された差分画像情報を座標
データや数式データに変換して原画像データに付加した
場合、その座標データ又は数式データに基づいて差分画
像情報を再生して、それを原画像データと合成する。こ
のようにして、原画像データに付加された差分画像情報
に基づいて編集後の画像データを再生するようにすれ
ば、原画像データから容易に編集後の画像データを再現
して利用することができる。
【0045】次に、この画像処理装置における画像編集
とその画像編集の改訂履歴,日付,時刻の情報を付加す
る処理について説明する。図6は、その処理を示すフロ
ーチャートであり、このフローチャート中のステップ
(図中では「S」で示す)21の処理Aは、図2に示し
たフローチャート中のステップ1〜6の処理に相当する
ので、その説明は省略する。
【0046】この処理は、ステップ21の編集処理で差
分画像情報メモリ13に差分画像情報を格納すると、ス
テップ22へ進んで原画像データに対する最初の編集か
否かを判断して、最初の編集ならばステップ23へ進ん
で原画像データの編集回数を示す改訂履歴の情報である
世代管理ナンバ(シリアル番号)No.1を処理部14
のシステムメモリにセットしてステップ26へ進む。
【0047】また、ステップ22の判断で最初の編集で
なければステップ24へ進んで原画像データに付加され
ている世代管理ナンバをチェックし、ステップ25へ進
んでその世代管理ナンバに1を加算した世代管理ナンバ
を新たな世代管理ナンバとして処理部14のシステムメ
モリにセットして、ステップ26進んで画像処理装置内
のハードウェアクロックによるシステムタイマの日付
(年月日),時刻(時分秒)の情報を処理部14のシス
テムメモリにセットする。
【0048】そして、ステップ27へ進んで差分画像情
報メモリ13の差分画像情報にデータ圧縮処理を施し、
その差分画像情報の先頭にヘッダとして上記処理部14
のシステムメモリにセットされた世代管理ナンバと日
付,時刻の情報を付加し、画像情報記憶部10の原画像
データのヘッダにその世代管理ナンバと日付,時刻の情
報及び差分画像情報を付加して、この処理を終了する。
【0049】図7は、原画像データに改訂履歴の情報と
日付,時刻の情報と差分画像情報を付加したときのフォ
ーマットを示す図である。同図に示すように、原画像情
報は、原画像データとそのデータの領域情報等のヘッダ
とからなり、その原画像情報の前にヘッダとして編集回
数を示す改訂履歴の情報である世代管理ナンバと、日
付,時刻の情報と、追加画像情報及び削除画像情報から
なる差分画像情報を編集の度に付加する。
【0050】次に、改訂履歴の情報に基づいて編集後の
画像データを再生するときの処理について説明する。図
8は、その処理を示すフローチャートである。この処理
は、ステップ(図中では「S」で示す)31で入力装置
1によって編集対象の原画像データが指定されると、ス
テップ32へ進む。
【0051】ステップ32では、画像情報記憶部10か
らその指定された原画像データと差分画像情報と改訂履
歴等の情報とを読み出し、原画像情報メモリ11に原画
像データを転送して格納し、差分画像情報メモリ13に
差分画像情報を転送して格納し、ステップ33へ進んで
世代管理ナンバ,日付,時刻の情報を表示装置3に表示
する。
【0052】その後、ステップ34へ進んで入力装置1
によって世代管理ナンバのいずれかが指定されると、ス
テップ35へ進んで差分画像情報メモリ13に格納され
ている差分画像情報のうちその指定された世代管理ナン
バが付加されている差分画像情報をビットマップ展開
し、ステップ36へ進んで原画像情報メモリ11の原画
像データをビットマップ展開する。
【0053】そして、ステップ37へ進んで原画像情報
メモリ11にビットマップ展開された原画像データと差
分画像情報メモリ13にビットマップ展開された差分画
像情報とを編集用画像メモリ12上で合成し、ステップ
38へ進んで編集用画像メモリ12に再生された画像デ
ータを表示装置3に表示して、この処理を終了する。
【0054】このようにして、原画像データに対して編
集が何度行なわれてその都度編集後の画像データが登録
された場合、編集毎に原画像データに編集によって追加
又は削除された差分画像情報を付加し、その各差分画像
情報に編集回数を示す改訂履歴の情報を付加するので、
最新の編集された画像データではなく、何世代か前の改
訂された画像データを利用したいときに、その目的とす
る画像データを容易に引出して再現し、利用することが
できる。
【0055】次に、この実施例の画像処理装置における
画像編集とその画像編集の編集者名も付加する処理につ
いて説明する。図9は、その処理を示すフローチャート
であり、このフローチャート中のステップ(図中では
「S」で示す)41の処理Bは、図6に示したフローチ
ャート中のステップ21〜26の処理に相当するので、
その説明は省略する。
【0056】この処理は、ステップ41で画像処理装置
内のシステムタイマの日付(年月日),時刻(時分秒)
の情報をセットした後、ステップ42へ進んで入力装置
1によって入力されたパスワード又はユーザID(編集
者のID)に対応して登録されている編集者名を処理部
14のシステムメモリにセットする。
【0057】そして、ステップ43へ進んで差分画像情
報メモリ13の差分画像情報にデータ圧縮処理を施し、
その差分画像情報の先頭にヘッダとして上記システムメ
モリにセットされた世代管理ナンバ,日付,時刻,編集
者名の情報を付加し、画像情報記憶部10の原画像デー
タに付加して、この処理を終了する。
【0058】なお、上記の処理において、入力装置1に
よって入力された編集理由等の情報もシステムメモリに
セットし、世代管理ナンバ,日付,時刻,編集者名の情
報と共に、差分画像情報の先頭にヘッダとして付加する
こともできる。このようにすれば、画像データの編集時
の編集理由についても参照することができる。また、上
記パスワード又はユーザIDに対応する編集者名はこの
画像処理装置の立上り時に処理部14のシステムメモリ
にテーブルとして予めセットするものとする。
【0059】図10は、原画像データに改訂履歴の情報
と日付,時刻,編集者名の情報と差分画像情報を付加し
たときのフォーマットを示す図である。同図に示すよう
に、原画像情報は、原画像データとそのデータの領域情
報等のヘッダとからなり、その原画像情報の前にヘッダ
として編集回数を示す改訂履歴の情報である世代管理ナ
ンバと、日付,時刻,編集者名の情報と、追加画像情報
及び削除画像情報からなる差分画像情報を編集の度に付
加する。
【0060】上記の処理によって、差分画像情報に編集
者名も付加した場合、画像データの編集時、編集対象の
原画像データが指定されると、その指定された原画像デ
ータの差分画像情報に付加された世代管理ナンバ,日
付,時刻の情報と共に編集者名も表示装置3に表示す
る。
【0061】このようにして、各編集時の編集者名も記
憶するようにすれば、編集後の画像データの再生時に編
集者名を表示することができ、その編集者名に基づいて
編集理由などを追跡することができる。
【0062】次に、この実施例の画像処理装置における
原画像データと差分画像情報及びその差分画像情報に付
加された情報とを別々に管理する処理について説明す
る。図11はその処理を示すフローチャートである。こ
のフローチャート中のステップ(図中では「S」で示
す)53の処理Cは、図9に示したフローチャート中の
ステップ41及び42の処理に相当するので、その説明
は省略する。
【0063】この処理では、ステップ(図中では「S」
で示す)51で画像入力装置2からの画像データ、LA
N等のネットワーク通信回線を介して他の装置又はシス
テムから送信されて通信制御部9によって受信した画像
データを入力、又は自ら画像データを作成すると、ステ
ップ52へ進む。
【0064】ステップ52では、その画像データが圧縮
データならばそのままシステム管理ナンバNo.を付加
して原画像データとして画像情報記憶部10に記憶し、
その画像データがイメージデータなら圧縮処理を施し、
その圧縮データにシステム管理ナンバNo.を付加して
原画像データとして画像情報記憶部10に記憶して、ス
テップ53へ進む。
【0065】ステップ53の処理Cでは、図9のフロー
チャートのステップ41及び42の処理を行なう。その
後、ステップ54へ進んで差分画像情報と世代管理ナン
バNo.,編集時の日付,時刻,編集者名の情報に上記
原画像データと同一のシステム管理ナンバをヘッダとし
て付加し、画像情報記憶部10に原画像データとは別の
ファイルで記憶して、この処理を終了する。
【0066】したがって、原画像データとその編集時の
差分画像情報及び世代管理ナンバNo.,編集時の日
付,時刻,編集者名の情報とは、システム管理ナンバで
対応付けられて別々に記憶されることになり、両者を別
々のファイルで管理することができる。そのシステム管
理ナンバは、LAN等のネットワークを介して他の画像
処理装置が接続された場合でも固有(ユニーク)な番号
を付加するようにする。
【0067】図12は、原画像データと改訂履歴,日
付,時刻,編集者名の情報及び差分画像情報とを別ファ
イルで管理したときのフォーマットを示す図である。同
図の(a)に示すように、原画像データとそのデータの
領域情報等のヘッダとからなる原画像情報のヘッダとし
て、システム管理ナンバ「#####」を付加してファ
イル管理する。
【0068】また、図12の(b)に示すように、同図
の(a)の原画像データの編集時の世代管理ナンバ,日
付,時刻,編集者名の情報と差分画像情報とからなる編
集情報のヘッダとして、原画像データと同じシステム管
理ナンバ「#####」を付加し、原画像データとは別
のファイルで管理する。
【0069】このようにして、原画像データの差分画像
情報と編集時の世代管理ナンバ,日付,時刻,編集者名
の情報とを原画像データとは別々に管理することができ
るので、原画像データを呼び出さずに差分画像情報に付
加されている編集時の世代管理ナンバ,日付,時刻,編
集者名の情報のみを引き出して参照することができる。
【0070】また、ネットワークを介して他の装置から
編集時の改訂履歴,日付,時刻,編集者名の情報を参照
する要求があったとき、属性情報に比べて情報量の多い
原画像データを出力せずに、その改訂履歴,日付,時
刻,編集者名の情報のみを出力することができる固定記
憶ユニットへのアクセスの負荷とネットワーク上での負
荷を軽減させることができる。
【0071】なお、上述の処理では、画像編集時、画像
情報記憶部10から編集対象の原画像データを読み出し
て原画像情報メモリ11に格納するようにしたが、その
編集対象の原画像データを編集用画像メモリ12へ直接
格納し、原画像データに対する編集による差分画像情報
を抽出する際、画像情報記憶部10の原画像データと編
集用画像メモリ12の編集後の画像データを比較するよ
うにすれば、画像編集のための原画像情報メモリ11を
設ける必要が無く、さらに記憶エリアを節約することが
できる。
【0072】また、画像再生時、画像情報記憶部10か
ら再生対象の原画像データを読み出して原画像情報メモ
リ11に格納するようにしたが、その再生対象の原画像
データを編集用画像メモリ12へ直接格納し、その原画
像データに対して差分画像情報メモリ13に格納した差
分画像情報を合成するようにすれば、画像再生のために
原画像情報メモリ11を設ける必要が無く、さらに記憶
エリアを節約することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る画像処理装置によれば、画像データ記憶手段に余分な
画像データを記憶して記憶エリアを無駄に使用しないの
で、画像データ記憶手段の記憶エリアを有効に活用する
ことができる。また、記憶した編集後の画像データを再
生すれば、編集後の画像データを容易に再利用すること
ができる。
【0074】さらに、画像データに付加した編集回数を
示す改訂履歴の情報に基づいて原画像データと合成する
差分画像情報を選択するようにすれば、複数の編集後の
画像データのなかから必要なものを容易に利用すること
ができる。また、改訂履歴の情報に編集時の日付,時
刻,編集者名等の情報を付加するようにすれば、画像デ
ータを利用する際にその画像データの編集時の日付,時
刻,編集者名等の情報を容易に知ることができる。
【0075】さらに、画像データの編集履歴に基づいて
編集後の画像データを選択すれば、複数の編集後の画像
データのなかから必要なものを容易に利用することがで
きる。さらにまた、画像データに付加された差分画像情
報,改訂履歴の情報,編集時の日付,時刻,編集者名等
の情報のみを引き出して利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例の画像処理装置における画像
データ編集時の処理を示すフローチャートである。
【図3】原画像データと編集後の画像データとその差分
画像情報のイメージの一例を示す図である。
【図4】この発明の実施例の画像処理装置の画像データ
再生時の処理を示すフローチャートである。
【図5】原画像データと差分画像情報とそれらを合成し
て再生した編集後の画像データのイメージの一例を示す
図である。
【図6】この発明の実施例の画像処理装置における画像
編集とその画像編集の改訂履歴,日付,時刻の情報を付
加する処理を示すフローチャートである。
【図7】原画像データに改訂履歴の情報と日付,時刻の
情報と差分画像情報を付加したときのフォーマットの一
例を示す図である。
【図8】この発明の実施例の画像処理装置における改訂
履歴の情報に基づいて編集後の画像データを再生すると
きの処理を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例の画像処理装置における画像
編集とその画像編集の編集者名も付加する処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】原画像データに改訂履歴の情報と日付,時
刻,編集者名の情報と差分画像情報を付加したときのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図11】この発明の実施例の画像処理装置における原
画像データと差分画像情報及び改訂履歴等の情報とを別
々に管理するときの処理を示すフローチャートである。
【図12】原画像データと改訂履歴,日付,時刻,編集
者名の情報及び差分画像情報とを別ファイルで管理した
ときのフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】 1:入力装置 2:画像入力装置 3:表示装置 4:印刷装置 5:入力制御部 6:画像入力制御部 7:表示制御部 8:印刷制御部 9:通信制御部 10:画像情報記憶部 11:原画像情報メモリ 12:編集用画像メモリ 13:差分画像情報メモリ 14:処理部 20a,20b:追加差分画像情報 21:削除差分画像情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力又は自ら作成した画像デー
    タを他の装置又はシステムへ出力又は送信する手段を備
    えた画像処理装置において、 前記画像データを原画像データとして記憶する画像記憶
    手段と、該手段に記憶された原画像データを読み出して
    編集する手段と、該手段によって編集された画像データ
    と前記原画像データとを比較して該原画像データに対し
    て追加又は削除された差分画像情報を抽出する手段と、
    該手段によって抽出された差分画像情報を前記画像記憶
    手段に記憶されている原画像データに付加して記憶させ
    る手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記画像記憶手段に記憶されている原画像データと該画
    像データに付加されている差分画像情報とを読み出して
    合成し、前記編集された画像データを再生する手段を設
    けたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記差分画像情報に編集回数を示す改訂履歴の情報を付
    加する手段と、該手段によって付加された改訂履歴の情
    報に基づいて前記原画像データと合成する差分画像情報
    を選択する手段とを設けたことを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記差分画像情報に編集時の日付,時刻,編集者名等の
    情報を付加する手段を設けたことを特徴とする画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の画像処理装置に
    おいて、 前記差分画像情報と該差分画像情報に付加された情報と
    を前記原画像データと異なるファイルで管理する手段を
    設けたことを特徴とする画像処理装置。
JP6277322A 1994-11-11 1994-11-11 画像処理装置 Pending JPH08139911A (ja)

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