JP2003317078A - 画像管理方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像管理方法、プログラム、及び記録媒体

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JP2003317078A
JP2003317078A JP2002120604A JP2002120604A JP2003317078A JP 2003317078 A JP2003317078 A JP 2003317078A JP 2002120604 A JP2002120604 A JP 2002120604A JP 2002120604 A JP2002120604 A JP 2002120604A JP 2003317078 A JP2003317078 A JP 2003317078A
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Mayumi Takeda
真弓 竹田
Hirotetsu Ko
博哲 洪
Hiromichi Enomoto
洋道 榎本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、加工後の画像と加工前の画
像の参照関係、及び画像の加工履歴を画像ファイル毎に
対応付けて保存管理し、加工後の画像品質を維持すると
ともに、加工後の画像が失われないようにすることであ
る。 【解決手段】 コンピュータ1では、画像データを保存
する画像ファイル毎に参照関係にある画像ファイルを管
理するため、画像データの加工後の保存時に、参照先の
画像ファイル情報、加工履歴(加工命令、加工パラメー
タ値等)、加工者名、及び加工日時等を付属情報として
生成、または修正して、画像ファイルに付加することに
より、画像ファイル間の参照関係、及び加工履歴を一元
管理可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像ファイルを管
理する画像管理方法、画像ファイルを管理するためのプ
ログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像ファイルを扱う既存のアプリ
ケーションプログラムでは、画像を加工してファイルに
保存する際に、ユーザーがファイル形式を指定するとと
もに、加工した画像内容が分かるようなファイル名を付
けていた。
【0003】また、特開平6−251113号公報に記
載された「画像加工システムおよび方法」では、元画像
及び画像の加工内容を記憶し、加工後の画像が要求され
た場合に、元画像を加工内容に基づいて加工し、加工し
た画像を表示する。データベースに関連付けされた元画
像(加工前の画像)が読み出されたとき、加工の内容が
記憶されている場合は、その加工内容に基づいて加工し
た画像を表示する。取り消しが指示された加工内容は、
記憶した加工内容から削除し、削除後の加工内容に基づ
いて再度画像の加工を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像ファイルを扱う既存のアプリケーションプログラム
にあっては、加工後の画像を保存する際に、加工前の画
像ファイルに付属していた情報が失われるという問題が
あった。また、ユーザーが保存するファイル形式を指定
するようにしていたため、加工前の画像と同じ品質で加
工後の画像を保存することが難しいという問題があっ
た。
【0005】また、加工前の画像を参照したり、いつ誰
がどのような加工を施したかを情報として残すために
は、ファイル名に加工前の画像名や加工命令等を含ませ
る等を工夫する必要があり、加工に関する情報管理が煩
雑であり、画像ファイル毎に加工履歴等を一元管理する
ことができなかった。
【0006】また、特開平6−251113号公報に記
載された「画像加工システムおよび方法」の場合は、加
工後の画像が要求される度に、元画像を加工内容に基づ
いて加工しなければならず、加工に時間がかかるという
問題があった。また、元画像が失われた場合には加工し
た画像も失われてしまうという問題もあった。
【0007】本発明の課題は、加工後の画像と加工前の
画像の参照関係、及び画像の加工履歴を画像ファイル毎
に対応付けて保存管理し、加工後の画像品質を維持する
とともに、加工後の画像が失われないようにすることで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、画像ファイルを管理する画
像管理方法において、画像ファイル毎に参照関係にある
画像ファイルを管理し、画像処理に際して、参照関係に
ある画像ファイルAから画像ファイルBを参照する参照
処理、及び画像ファイルBから画像ファイルAを参照す
る参照処理のうち、一方又は双方を行うことを特徴とし
ている。
【0009】したがって、画像処理時に画像ファイルの
参照関係を参照して、画像ファイルの関連する情報を容
易に探索できる。
【0010】また、請求項2に記載する発明のように、
前記参照処理に際して、前記画像ファイルA、B間の参
照関係が維持されているか否かを判別し、参照関係が維
持されていないと判別した場合、参照関係を維持するよ
うに画像ファイルA、及び画像ファイルBのうち一方、
又は双方を修正するようにしてもよい。
【0011】したがって、画像ファイル間の参照関係を
維持する情報操作をする必要がなくなにり、画像ファイ
ル間の整合性を容易に維持することができる。
【0012】また、請求項3に記載する発明のように、
前記画像ファイルAは、加工前の画像データが記録され
た画像ファイル、前記画像ファイルBは、加工後の画像
データが記録された画像ファイルであってもよい。
【0013】また、請求項4に記載する発明のように、
前記画像ファイルA、Bには、加工前の画像に対応する
加工情報、及び加工後の画像に対応する加工情報のうち
一方、又は双方を付加するようにしてもよい。
【0014】したがって、請求項3、及び請求項4記載
の発明により、加工前と加工後の画像データが相互に参
照できるため、加工した画像データもしくは加工元の画
像データの検索を容易にできる。
【0015】また、請求項5に記載する発明のように、
前記加工情報には、加工内容と、加工者の名前と、加工
日時のうちいずれか一つ、又は全てを含むようにしても
よい。
【0016】したがって、加工内容と加工者名とを合わ
せて保存できるため、画像データに対する著作権と、加
工に対する著作権とを同時に記録することができる。
【0017】また、請求項6に記載する発明のように、
前記加工内容とは、加工を行う画像が選択されてから加
工後の画像を保存する間に、その画像に行った加工命令
名と、その加工時に使われた加工用パラメータの使用履
歴であってもよい。
【0018】したがって、画像ファイル毎に画像データ
の加工履歴を保存でき、加工内容の参照を容易にでき
る。
【0019】また、請求項7に記載する発明のように、
前記加工後の画像の縮小画像と、前記加工前の画像の複
製画像と、その加工情報とを管理情報として保存するよ
うにしてもよい。
【0020】したがって、画像の一覧表示等、高速に画
像を表示させたい場合に、縮小画像を読み出して表示す
ることができるとともに、表示された縮小画像から加工
後の画像、及び加工内容を容易に知ることができる。
【0021】また、請求項8記載の発明は、画像ファイ
ルを管理する画像管理方法において、画像ファイル毎に
参照関係にある画像ファイルを管理し、画像処理に際し
て、参照した加工前の画像ファイルの記録形式を判別
し、その画像ファイル内に記録された画像に関連する付
属情報を読み取り、当該付属情報を利用して加工前の画
像と同じ記録形式に加工後の画像を変換して保存するす
ることを特徴としている。
【0022】したがって、加工対象の画像データと他の
画像データとの整合性が容易に取れ、画像管理も容易に
なるとともに、加工した画像データを加工前の画像デー
タと同様の品質で保存することができる。
【0023】また、請求項9に記載する発明のように、
前記加工後の画像を保存する際に、前記加工前の画像フ
ァイルの付属情報の複製情報を変更して、当該加工後の
画像に添付するようにしてもよい。
【0024】したがって、加工前の画像データを失って
も加工前の画像データの付属情報を利用することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図19は、本発明を適
用した画像処理プログラムが組み込まれたコンピュータ
の一実施の形態を示す図である。まず、構成を説明す
る。図1は、本実施の形態におけるコンピュータ1の機
能的構成を示すブロック図であり、CPU2、入力部
3、RAM4、ROM5、表示部6、及び記憶部7等に
より構成されており、各部はバス8に接続されている。
【0026】CPU(Central Processing Unit )2
は、ROM5から読み出したシステムプログラム、及び
入力部3からの指示により記憶部7から読み出した各種
アプリケーションプログラムをRAM4内のワークエリ
アに展開して実行して、コンピュータ1内の各部を制御
し、その実行プログラムに基づく処理過程や処理結果な
どを表示部6に表示するとともに、処理データを記憶部
7内の指示された記憶領域に保存する。
【0027】また、CPU2は、画像データの加工、及
び保存に際して、その画像データが保存される画像ファ
イル毎に参照関係にある画像ファイルや、画像の加工履
歴を管理するため、後述する画像加工処理1(図8参
照)、画像加工処理2(図12参照)、加工画像保存処
理1(図9参照)、及び加工画像保存処理2(図10参
照)を実行する。
【0028】画像加工処理1において、CPU2は、ユ
ーザーにより画像データAの加工要求があると、その画
像データAが保存されている画像ファイルFAから画像
データAを読み出して表示可能なデータ形式に変換して
画像A´を表示し、入力された加工命令の加工履歴1へ
の記憶処理、加工命令に従った表示画像A´の加工処
理、また、加工命令が取り消された場合は、加工履歴1
から最新の加工命令を消去して、その消去した加工命令
の前に記憶された加工命令に従った表示画像A´の加工
処理等を実行する。
【0029】また、画像加工処理1において、CPU2
は、加工後の画像データA−1´の保存命令が入力され
ると、加工履歴1を参照して加工命令が記憶されている
場合、加工画像保存処理1に移行し、加工履歴1を参照
して加工命令が記憶されていない場合、加工前の画像デ
ータAの複製を保存するか、操作ミスかをユーザーに確
認し、複製が指示されると、加工画像保存処理2に移行
する。
【0030】画像加工処理2において、CPU2は、ユ
ーザーにより加工画像A−1の加工要求があると、その
加工履歴1(加工内容1)が保存されている画像ファイ
ルFA−1の画像データAを加工内容1で加工して画像
A−1´を表示し、入力された加工命令の加工履歴2へ
の記憶処理、加工命令に従った表示画像A−1´の加工
処理、また、加工命令が取り消された場合は、加工履歴
2から最新の加工命令を消去して、その消去した加工命
令の前に記憶された加工命令に従った表示画像A−1´
の加工処理等を実行する。
【0031】また、画像加工処理2において、CPU2
は、加工後の画像データA−2´の保存命令が入力され
ると、加工履歴2を参照して加工命令が記憶されている
場合、加工画像保存処理1に移行し、加工履歴2を参照
して加工命令が記憶されていない場合、加工前の画像フ
ァイルFA−1の複製を保存するか、操作ミスかをユー
ザーに確認し、複製が指示されると、加工画像保存処理
2に移行する。
【0032】加工画像保存処理1において、CPU2
は、加工後画像データA−1´の保存処理を行う場合、
加工前の画像データAが保存されている画像ファイルF
Aの記録形式を判別し、画像ファイルFAから付属情報
info−Aを読み込み、加工後画像データA−1´を
画像データAと同じ記録形式に変換して画像データA−
1とし、読み込んだ付属情報info_Aのうち、加工
後画像データA−1´に矛盾する情報を変更して、その
変更した付属情報info_A−1を、新たな画像ファ
イルFA−1に保存するとともに、画像データA−1を
保存する。
【0033】さらに、加工画像保存処理2において、C
PU2は、加工前の画像データAの複製を作成し、その
複製データと、加工後画像データA−1´の加工の際に
記憶した加工履歴1とを画像ファイルFA−1に保存す
る。
【0034】入力部3は、文字/英数字入力キー、カー
ソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、
ポインティングデバイスであるマウスと、を備えて構成
され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマ
ウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU2に出
力する。
【0035】RAM(Random Access Memory)4は、C
PU2が実行するシステムプログラム、各種アプリケー
ションプログラム、上記画像加工処理1プログラム、画
像加工処理2プログラム、加工画像保存処理1プログラ
ム、及び加工画像保存処理2プログラムを展開するとと
もに、その各プログラム処理において処理する各種デー
タ等を展開するワークエリアを形成する。
【0036】ROM(Read Only Memory)5は、CPU
2が実行するシステムプログラム等を格納する。表示部
6は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Ca
thode Ray Tube)等により構成され、CPU2から入力
される表示信号の指示に従って、各種処理過程や加工対
象画像等の画面表示を行う。
【0037】記憶部7は、上記各種アプリケーションプ
ログラム、上記画像加工処理1プログラム、画像加工処
理2プログラム、加工画像保存処理1プログラム、及び
加工画像保存処理2プログラム、や画像ファイル等が記
憶されており、この記憶装置8は磁気的、光学的記録媒
体、若しくは半導体メモリなどCPUで読取り可能な記
録媒体を含んだ構成である。この記録媒体はCD-RO
M、メモリカード等の可搬型の媒体やハードディスク等
の固定的な媒体を含む。
【0038】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、参照関係にある画像の具体例を図2に示して説明す
る。図2において、加工前の画像Aを加工して作成した
画像A−1及び画像A−2、加工前の画像Bを加工して
作成した画像B−1、画像A−1を加工して作成した画
像A−1−1、画像A−2と画像B−1とを加工して作
成した画像AB−1のように、加工前の画像と加工後の
画像は参照関係にある。
【0039】本実施の形態では、図2に示すような加工
前の画像と加工後の画像との参照関係を維持するため、
その各参照関係を示す管理情報を個々に生成して、各画
像が記憶される画像ファイル毎に保存することを目的と
する。
【0040】また、図3に示すように、加工前の画像A
を加工して作成した画像A−1、画像A−1を加工して
作成した画像A−1−1との間にある各参照関係が、画
像A−1が削除されることにより維持できなくなる場合
もある。
【0041】このような場合、本実施の形態では、画像
A−1の削除に応じて、画像Aと画像A−1−1との間
で参照関係を維持するように、各画像が記憶された画像
ファイルに保存された管理情報を修正することを目的と
する。
【0042】例えば、図4に示す具体例のように、画像
ファイルIMAGE000.JPG を加工した画像ファイルIMAGE00
1.JPG を、更に加工した画像ファイルIMAGE003.JPG と
したとき、図5に示す画像ファイルの保存イメージのよ
うに、画像ファイルIMAGE000.JPG を加工した画像を保
存する際に、画像ファイルIMAGE000.JPG 内に加工後の
画像が記録されているファイル名IMAGE001.JPG を書き
込むとともに、加工した画像ファイルIMAGE001.JPG 内
には加工元の画像が記録されているファイル名IMAGE00
0.JPG を書き込む。
【0043】更に、画像ファイルIMAGE001.JPG を加工
した画像を保存する際に、画像ファイルIMAGE001.JPG
内に加工後の画像が記録されているファイル名IMAGE00
3.JPGを書き込むとともに、加工した画像ファイルIMAGE
003.JPG 内には加工元の画像が記録されているファイル
名IMAGE001.JPG を書き込む。
【0044】また、図4に示したように、画像ファイル
IMAGE000.JPG を加工した画像ファイルIMAGE001.JPG 、
更に、画像ファイルIMAGE001.JPG を加工した画像ファ
イルをIMAGE003.JPG としたときに、図6に示すよう
に、画像ファイルIMAGE000.JPGを加工した画像を保存す
る際に、画像ファイルIMAGE000.JPG に対応した参照先
を記録するファイルLink000.DAT に加工後の画像が記録
されているファイル名IMAGE001.JPG を書き込むように
しても良い。同時に、画像ファイルIMAGE001.JPGに対応
した参照先を記録するファイルLink001.DAT には加工元
の画像が記録されているファイル名IMAGE000.JPG を書
き込むようにしても良い。
【0045】更に、画像ファイルIMAGE001.JPG を加工
した画像を保存する際に、画像ファイルIMAGE001.JPG
に対応した参照先を記録するファイルLink001.DAT に加
工後の画像が記録されているファイル名IMAGE003.JPG
を書き込むとともに、画像ファイルIMAGE003.JPG に対
応した参照先を記録するファイルLink003.DAT には加工
元の画像が記録されているファイル名IMAGE001.JPG を
書き込むようにしても良い。
【0046】また、図4に示したように、画像ファイル
IMAGE000.JPG を加工した画像ファイルIMAGE001.JPG 、
更に、画像ファイルIMAGE001.JPG を加工した画像ファ
イルをIMAGE003.JPG としたときに、図7に示すよう
に、画像ファイルIMAGE000.JPGを加工した画像を保存す
る際に、参照先を記録するファイルLink.DAT 内の対応
した場所に、加工後の画像が記録されているファイル名
IMAGE001.JPG を書き込むようにしても良い。同時に、
画像ファイルIMAGE001.JPG に対応した参照先を記録す
るファイルLink.DAT 内の対応した場所には、加工元の
画像が記録されているファイル名IMAGE000.JPG を書き
込むようにしても良い。
【0047】更に、画像ファイルIMAGE001.JPG を加工
した画像を保存する際に、画像ファイルIMAGE001.JPG
に対応した参照先を記録するファイルLink.DAT 内の対
応した場所に、加工後の画像が記録されているファイル
名IMAGE003.JPG を書き込むとともに、画像ファイルIMA
GE003.JPG に対応した参照先を記録するファイルLink.D
AT 内の対応した場所には、加工元の画像が記録されて
いるファイル名IMAGE001.JPG を書き込むようにしても
良い。
【0048】以上、図4〜図7に示したように、本実施
の形態では、加工前の画像及び加工後の画像を画像ファ
イルに保存する際に、画像ファイル毎に、その参照関係
にあるファイル情報を書き込むようにすることにより、
加工元の画像と加工後の画像との参照関係を管理するこ
とができる。
【0049】また、本実施の形態では、画像加工処理時
に、その加工情報を画像ファイルに記憶して、画像の加
工履歴も管理可能にすることを目的とする。この加工情
報の記憶処理は、以下、図1のコンピュータ1内のCP
U2により実行される画像加工処理1において実行され
る。この画像加工処理1について図8に示すフローチャ
ート、及び図11に示す加工対象となる画像ファイルの
一例を示す図に基づいて説明する。
【0050】図8において、CPU2は、画像の加工要
求を待機し、ユーザーにより画像データAの加工要求が
あると(ステップS101)、図11に示す画像データ
Aが保存されている画像ファイルFAから画像データA
を読み出して表示可能なデータ形式に変換して画像A´
を表示する(ステップS102、S103)。
【0051】次いで、CPU2は、ユーザーにより加工
命令が入力されると(ステップS104)、その加工命
令が保存命令か否かを判別し(ステップS105)、保
存命令でなければ(ステップS105:N)、更に、取
り消し命令か否かを判別する(ステップS106)。取
り消し命令でなければ(ステップS106:N)、加工
命令を画像Aの加工履歴1として記憶し(ステップS1
07)、その加工命令に従って画像A´を加工し(ステ
ップS108)、ステップS103に戻って加工した画
像A−1´(図11参照)を表示する。
【0052】したがって、加工命令の入力に応じて、ス
テップS103〜ステップS108を繰り返し実行する
ことにより、画像Aの加工履歴1(図11に示す加工内
容1)には、入力された加工命令が入力順に追加記憶さ
れる。
【0053】また、加工命令が取り消し命令であった場
合(ステップS106:Y)、CPU2は、画像Aの加
工履歴1に直前に記憶された加工命令を消去し(ステッ
プS109)、消去した加工命令の前に加工履歴1に記
憶した加工命令に従って画像Aを加工し(ステップS1
08)、ステップS103に戻り、加工した画像Aを表
示する。
【0054】したがって、加工命令が取り消された場合
は、加工履歴1から該当する加工命令が消去されて、画
像Aの加工処理にも反映されるため、正しく加工履歴1
が記憶される。
【0055】また、加工命令が保存命令であった場合
(ステップS105:Y)、CPU2は、加工履歴1を
参照して加工命令が記憶されているか否かを判別する
(ステップS110)。加工履歴1に加工命令が記憶さ
れている場合(ステップS110:Y)、加工した画像
データA−1´を保存するため、加工画像保存処理1
(図9参照)に移行する。
【0056】また、加工履歴1に加工命令が記憶されて
いない場合(ステップS110:N)、CPU2は、加
工前の画像データAの複製を保存するか、操作ミスかを
ユーザーに確認するメッセージと、複製指示及び訂正指
示等を表示部6に表示して、ユーザーの指示を促し(ス
テップS111)、複製が指示されると(ステップS1
11:Y)、加工画像保存処理2(図10参照)に移行
する。訂正が指示されると(ステップS111:N)、
ステップS104の加工命令入力処理に戻る。
【0057】次に、CPU2により実行される加工画像
保存処理1について、図9に示すフローチャート、及び
図11に示す加工対象となる画像ファイルの一例を示す
図に基づいて説明する。図9において、CPU2は、図
8の画像加工処理1において、画像データAを処理した
画像データA−1´を保存するため、加工前の画像デー
タAが保存されている画像ファイルFAの記録形式を判
別し(ステップS201)、画像ファイルFAから付属
情報info−Aを読み込む(ステップS202)。
【0058】次いで、CPU2は、加工後画像データA
−1´を画像データAと同じ記録形式に変換して画像デ
ータA−1とし(ステップS203)、読み込んだ付属
情報info−Aのうち、加工後画像データA−1´に
矛盾する情報を変更して(ステップS204)、その変
更した付属情報info_A−1を、新たな画像ファイ
ルFA−1(図11参照)に保存するとともに、画像デ
ータA−1を保存して(ステップS205)、本保存処
理を終了する。
【0059】したがって、加工後の画像データA−1´
の記録形式が、加工前の画像データAの記録形式と同じ
形式に設定されるため、加工後の画像データA−1´の
画像品質を加工前の画像データAと同様に維持できる。
【0060】また、加工前の画像データAの付属情報i
nfo_Aのうち、加工後画像データA−1´に矛盾す
る情報を変更して、その付属情報info_A−1を、
新たな画像ファイルFA−1に保存するため、画像ファ
イルAと画像ファイルFA−1との参照関係を維持でき
る。
【0061】次に、CPU2により実行される加工画像
保存処理2について、図10に示すフローチャート、及
び図11に示す加工対象となる画像ファイルの一例を示
す図に基づいて説明する。図10において、CPU2
は、図8の画像加工処理1において、加工前の画像デー
タAの複製を保存するため、画像データAの複製を作成
し(ステップS221)、図11に示すように、その複
製画像データAと、加工後画像データA−1´の加工の
際に記憶した加工履歴1(加工内容1)とを画像ファイ
ルFA−1に保存して(ステップS222)、本保存処
理を終了する。
【0062】したがって、複製画像データAを保存した
画像ファイルFA−1には、画像データAから加工して
保存した画像データA−1の加工履歴1が保存されるた
め、加工前の画像データAと加工後の画像データA−1
との参照関係を維持できるとともに、その加工内容も容
易に知ることができる。
【0063】なお、画像ファイルに保存する付属情報と
しては、加工履歴の他に、例えば、加工前画像、加工後
画像の保存場所(ディレクトリ情報等)、加工した人の
名前、加工日時等を更に含ませるようにしてもよい。ま
た、加工した人の名前は、画像データを保存する際に、
ユーザーが直接入力するようにしてもよいし、ログイン
名を読み込んで保存するようにしてもよい。
【0064】次に、加工履歴1及び加工前の複製画像デ
ータAが保存された画像ファイルFA−1から、加工後
の画像データA−1から加工した画像データと、加工前
の画像データAの複製とを保存する場合に、CPU2に
より実行される画像加工処理2について、図12に示す
フローチャート、及び図13に示す加工対象となる画像
ファイルの一例を示す図に基づいて説明する。
【0065】図12において、CPU2は、ユーザーに
より加工画像A−1の加工要求があると(ステップS3
01)、図13に示すように、その加工履歴1(加工内
容1)が保存されている画像ファイルFA−1の画像デ
ータAを加工履歴1の加工内容1で加工して画像A−1
´を表示する(ステップS302、S303)。
【0066】次いで、CPU2は、ユーザーにより加工
命令が入力されると(ステップS304)、その加工命
令が保存命令か否かを判別し(ステップS305)、保
存命令でなければ(ステップS305:N)、更に、取
り消し命令か否かを判別する(ステップS306)。取
り消し命令でなければ(ステップS306:N)、図1
3に示すように、加工命令を画像A−1´の加工履歴2
として記憶し(ステップS307)、その加工命令に従
って画像A−1´を加工し(ステップS308)、加工
した画像A−2´(図13参照)を表示して(ステップ
S309)、ステップS304に戻る。
【0067】したがって、加工命令の入力に応じて、ス
テップS304〜ステップS309を繰り返し実行する
ことにより、画像A−1´の加工履歴2(図13に示す
加工内容2)には、入力された加工命令が入力順に追加
記臆される。
【0068】また、加工命令が取り消し命令であった場
合(ステップS306:Y)、CPU2は、画像A−1
´の加工履歴2に直前に記憶された加工命令を消去し
(ステップS310)、消去した加工命令の前に加工履
歴2に記憶した加工命令に従って画像A−1´を加工し
(ステップS308)、加工した画像A−2´(図13
参照)を表示して(ステップS309)、ステップS3
04に戻る。
【0069】したがって、加工命令が取り消された場合
は、加工履歴2から該当する加工命令が消去されて、画
像A−2´の加工処理にも反映されるため、正しく加工
履歴2が記憶される。
【0070】また、加工命令が保存命令であった場合
(ステップS305:Y)、CPU2は、加工履歴2を
参照して加工命令が記憶されているか否かを判別する
(ステップS311)。加工履歴2に加工命令が記憶さ
れている場合(ステップS311:Y)、加工した画像
データA−2´を保存するため、加工画像保存処理1
(図9参照)に移行する。
【0071】また、加工履歴2に加工命令が記憶されて
いない場合(ステップS311:N)、CPU2は、加
工前の画像ファイルFA−1の複製を保存するか、操作
ミスかをユーザーに確認するメッセージと、複製指示及
び訂正指示等を表示部6に表示して、ユーザーの指示を
促し(ステップS312)、複製が指示されると(ステ
ップS312:Y)、加工画像保存処理2(図10参
照)に移行する。訂正が指示されると(ステップS31
2:N)、ステップS304の加工命令入力処理に戻
る。
【0072】次に、CPU2により実行される加工画像
保存処理1について、図9に示すフローチャート、及び
図13に示す加工対象となる画像ファイルの一例を示す
図に基づいて説明する。図9において、CPU2は、図
12の画像加工処理2において、画像データA−1´を
処理した画像データA−2´を保存するため、加工前の
複製画像データAが保存されている画像ファイルFA−
1の記録形式を判別し(ステップS201)、画像ファ
イルFA−1から付属情報info_A−1を読み込む
(ステップS202)。
【0073】次いで、CPU2は、加工後画像データA
−2´を画像データA−1´と同じ記録形式に変換して
画像データA−2とし(ステップS203)、読み込ん
だ付属情報info_A−1のうち、加工後画像データ
A−2´に矛盾する情報を変更して(ステップS20
4)、その変更した付属情報info_A−2を、新た
な画像ファイルFA−2(図13参照)に保存するとと
もに、画像データA−2を保存して(ステップS20
5)、本保存処理を終了する。
【0074】したがって、加工後の画像データA−2´
の記録形式が、加工前の画像データA−1´の記録形式
と同じ形式に設定されるため、加工後の画像データA−
2´の画像品質を加工前の画像データA−1´と同様に
維持できる。
【0075】また、加工前の画像データA−1´の付属
情報info_A−1のうち、加工後画像データA−2
´に矛盾する情報を変更して、その付属情報info_
A−2を、新たな画像ファイルFA−2に保存するた
め、画像ファイルFA−1と画像ファイルFA−2との
参照関係を維持できる。
【0076】次に、CPU2により実行される加工画像
保存処理2について、図10に示すフローチャート、及
び図14に示す加工対象となる画像ファイルの一例を示
す図に基づいて説明する。図10において、CPU2
は、図12の画像加工処理2において、加工前の画像フ
ァイルFA−1の複製を保存するため、画像ファイルF
A−1の複製を作成し(ステップS221)、図14に
示すように、その複製画像ファイルFA−1と、加工後
画像データA−2´の加工の際に記憶した加工履歴2
(加工内容2)とを画像ファイルFA−2に保存して
(ステップS222)、本保存処理を終了する。
【0077】したがって、複製画像ファイルFA−1を
保存した画像ファイルFA−2には、画像データA−1
´から加工して保存した画像データA−2の加工履歴2
が追加保存されるため、加工元の画像データAと、その
画像データAの加工後の画像データA−1´と、その画
像データA−1´から加工した画像データA−2との参
照関係を維持できるとともに、その各加工処理における
加工内容1,2も容易に知ることができる。
【0078】なお、加工履歴の保存形式は、バイナリ形
式、テキスト形式、XML(eXtensible Markup Langua
ge)形式、タグ情報形式等、コンピュータ1で処理可能
な保存形式であればよい。また、加工履歴は、電子透か
し情報等の形式で暗号化して保存するようにしてもよ
い。
【0079】また、画像の加工時に、加工後の画像から
同時に縮小画像を作成して保存しておき、画像の一覧表
示等、高速に画像を表示させたい場合に、縮小画像を読
み出して表示するようにしてもよい。
【0080】また、図15に示すように、加工元の画像
データAの加工情報(加工命令)A→画像Aの加工後の
画像A−1の加工情報(加工命令)A−1→画像A−1
の加工後の画像A−1−1の加工情報(加工命令)A−
1−1のように、「→」の順に加工情報が保存されてい
て、画像データA−1が削除された場合は、その加工情
報A−1も削除されて、加工情報A→加工情報A−1−
1の順の加工履歴が変更される。
【0081】また、画像を加工し、加工前の画像を利用
して加工後の画像を保存する場合の具体例について、図
16に示す加工対象の画像ファイルの一例を示す図に基
づいて説明する。図16において、加工後の画像データ
A−1´を保存する場合、図9の加工画像保存処理1に
おいて説明したように、加工前の画像データAが保存さ
れている画像ファイルFAのファイル形式を判断する。
ファイル形式の判断は、予めファイル形式のテンプレー
トを記憶しておき、そのテンプレートとの一致、不一致
によって行うようにすればよい。
【0082】そして、ファイル形式を判断した後、加工
後の画像データA−1´の保存ファイル形式への変換処
理を行う。ファイル変換処理は、予め複数のファイル形
式に対応した複数のファイル変換プログラムを記憶して
おき、一致したファイル形式に対応したファイル変換プ
ログラムを読み出して、加工後の画像データのファイル
変換処理を行うようにすればよい。
【0083】例えば、加工前の画像データがJPEG
(Joint Photographic Coding Experts Group)方式で
圧縮されていた場合、加工前の画像ファイルFAに、そ
の圧縮用の制御要素としてqファクタ、及び量子化テー
ブル等を付属情報Aに保存しておけば、その付属情報A
からqファクタ及び量子化テーブル等を読み込んで、加
工後の画像データA−1´の圧縮処理に利用して、加工
前の画像データの圧縮率と同等になるように加工後の画
像データA−1´を圧縮する。そして、図16に示すよ
うに、圧縮後の画像データA−1と、その加工履歴を含
む付属情報A−1とを新たな画像ファイルFA−1とし
て保存すればよい。
【0084】また、図9の加工画像保存処理1では、加
工前の画像データの付属情報info_Aを読み込ん
で、そのうち加工によって加工前の画像データAと矛盾
が生じた情報を変更するようにした。この付属情報変更
処理の具体例について、図17に示す加工対象の画像フ
ァイルの一例を示す図に基づいて説明する。
【0085】図17は、画像ファイルFAから変更前の
画像データAを読み出して加工し、画像データBを作成
して画像ファイルFBに保存する例を示している。画像
ファイルA及び画像ファイルB内には、付属情報として
Exif(Exchangeable Image File Format)形式のヘ
ッダ情報、ExifヘッダA及びExifヘッダBが保
存されている。
【0086】この場合、画像データAを加工した画像デ
ータBを保存する際に、画像ファイルFAのファイル形
式を、予め記憶したファイル形式のテンプレートと比較
して、ファイル形式を判断する。図17の例では、画像
ファイルFAのファイル形式がExif形式と一致した
場合、まず、そのExifヘッダAの複製を作成する。
そして、複製したExifヘッダAのうち、画像サイ
ズ、最終変更日時、縮小画像、圧縮率等を、加工後の画
像データBに対応した値に変更し、画像データBをEx
if形式に変換し、その変換して画像データBと変更し
た情報info_Bとを画像ファイルBに保存する。
【0087】より具体的な画像ファイルの一例を図18
に示す。図18では、加工前の画像データ1が保存され
た加工前画像ファイルIMAGE000.JPGと、加工前の画像デ
ータ1の縮小画像データが別の画像ファイルIMAGE000.T
HMとして保存それる。また、加工後の画像データの加工
履歴等を含む付属情報と、加工前の画像データ1の複製
画像データIMAGE000.JPGとが保存された加工後画像ファ
イルIMAGE001.JPGと、加工後の画像データの縮小画像デ
ータが別の画像ファイルIMAGE001.THMとして保存それ
る。
【0088】この場合、加工前画像ファイルIMAGE000.J
PG内のヘッダ情報には、加工した人の名前を保存する
「Name:」部と、加工処理日を保存する「Date:」部と、
加工内容を保存する「Process:」部と、加工パラメータ
値を保存する「Parmeter:」部とが設定されている場合
を示す。
【0089】そして、画像データ1の加工により加工後
の画像データが保存される際に、加工後画像ファイルIM
AGE001.JPG内のヘッダ情報には、加工した人の名前「Na
me:takeda」と、加工処理日「Date:2002/04/03」と、加
工内容「Process:resize」と、加工パラメータ値「Parm
eter:0.8」とが変更されて保存されたことを示す。
【0090】以上のように、参照関係を示す付属情報
を、規格化された画像ファイルのヘッダ情報として修正
保存することにより、付属情報の修正処理が容易にな
り、コンピュータに対する処理負担を軽減することがで
きる。
【0091】また、参照関係、及び加工履歴を付属情報
として保存した複数の画像ファイルを表示する際に、各
画像ファイルの付属情報を読み出して参照関係を辿るこ
とにより、図19に示すように、加工順に複数の画像を
表示させることもできる。また、この場合、図19に示
すように、再生方向を示す矢印イメージ位置にカーソル
が指示された時、付属情報に保存された情報内容「加工
者:竹田、日付:02/04/03、処理:トリミング」を表示
することもできる。このため、ユーザーは画像の加工過
程と加工内容とを容易に確認することができる。
【0092】以上のように、本実施の形態のコンピュー
タ1では、画像データを保存する画像ファイル毎に参照
関係にある画像ファイルを管理するため、画像データの
加工後の保存時に、参照先の画像ファイル情報、加工履
歴(加工命令、加工パラメータ値等)、加工者名、及び
加工日時等を付属情報として生成、または修正して、画
像ファイルに付加することにより、画像ファイル間の参
照関係、及び加工履歴を一元管理可能にした。
【0093】したがって、付属情報が保存された画像フ
ァイルを参照することにより、従来のように、ユーザー
がファイル名の付け方を工夫するなどをしなくても、画
像ファイルの関連する情報を容易に探索できる。また、
ユーザーが画像ファイル間の参照関係を維持する情報操
作をする必要がなくなにり、付属情報を参照するだけで
画像データ間の整合性を容易に維持することができる。
【0094】さらに、加工前と加工後の画像データが相
互に参照できるため、加工した画像データもしくは加工
元の画像データの検索を容易にできる。加工履歴と加工
者名とを合わせて保存できるため、画像データに対する
著作権と、加工に対する著作権とを同時に記録すること
ができる。
【0095】また、加工前の画像データの複製画像デー
タと加工内容とを保存するため、加工前の画像データを
失っても加工後の画像データの喪失を防止できる。ま
た、既に保存されている画像データの保存形式、付属情
報に従って、加工後画像データの保存形式を決定するた
め、加工対象の画像データと他の画像データとの整合性
が容易に取れ、画像管理も容易になる。
【0096】また、加工前の画像ファイルの付属情報を
利用して、加工後の画像データを保存するため、加工後
の画像データを加工前の画像データと同様の品質で保存
することができる。
【0097】また、加工前の画像データの付属情報を、
加工後の画像データにも添付するため、加工前の画像デ
ータを失っても加工前の撮影日時等の付属情報を利用す
ることができる。さらに、複数の画像ファイル間で、加
工手順や消去等の相互に関連する参照関係を保存、又は
修正できるため、複数の画像ファイルの参照関係の管理
を容易にできる。
【0098】また、複数の画像ファイル毎に保存された
付属情報を読み出して参照関係を辿ることができ、各画
像ファイルに保存されている画像の間の関係をユーザー
に分かりやすく表示することができる。
【0099】なお、本実施の形態では、本発明をコンピ
ュータ1に適用した場合を説明したが、画像データを処
理可能な情報処理機器であれば、本発明の適用範囲は画
像処理機能等を特に限定するものではない。
【0100】また、本発明の適用範囲は、上記実施の形
態において示したような画像ファイルのファイル形式、
画像加工時の加工内容、及び加工パラメータ等を特に制
限するものではない。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像処理
時に画像ファイルの参照関係を参照して、画像ファイル
の関連する情報を容易に探索できる。
【0102】請求項2記載の発明によれば、画像ファイ
ル間の参照関係を維持する情報操作をする必要がなくな
にり、画像ファイル間の整合性を容易に維持することが
できる。
【0103】請求項3、及び請求項4記載の発明によれ
ば、加工前と加工後の画像データが相互に参照できるた
め、加工した画像データもしくは加工元の画像データの
検索を容易にできる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、加工内容と
加工者名とを合わせて保存できるため、画像データに対
する著作権と、加工に対する著作権とを同時に記録する
ことができる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、画像ファイ
ル毎に画像データの加工履歴を保存でき、加工内容の参
照を容易にできる。
【0106】請求項7記載の発明によれば、画像の一覧
表示等、高速に画像を表示させたい場合に、縮小画像を
読み出して表示することができるとともに、表示された
縮小画像から加工後の画像、及び加工内容を容易に知る
ことができる。
【0107】請求項8記載の発明によれば、加工対象の
画像データと他の画像データとの整合性が容易に取れ、
画像管理も容易になるとともに、加工した画像データを
加工前の画像データと同様の品質で保存することができ
る。
【0108】請求項9記載の発明によれば、加工前の画
像データを失っても加工前の画像データの付属情報を利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるコンピ
ュータ1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】参照関係にある画像の具体例を示す図である。
【図3】加工前の画像と加工後の画像の参照関係が維持
できなくなった場合を示す図である。
【図4】参照関係にある画像ファイルの具体例を示す図
である。
【図5】図4の参照関係にある画像ファイル毎に、管理
情報の記録例を示す図である。
【図6】図4の参照関係にある画像ファイル毎に、他の
管理情報の記録例を示す図である。
【図7】図4の参照関係にある画像ファイル毎に、更に
他の管理情報の記録例を示す図である。
【図8】図1のCPU2により実行される画像加工処理
1のフローチャートを示す図である。
【図9】図1のCPU2により実行される加工画像保存
処理1のフローチャートを示す図である。
【図10】図1のCPU2により実行される加工画像保
存処理2のフローチャートを示す図である。
【図11】図8の画像加工処理1、図9の加工画像保存
処理1、及び図10の加工画像保存処理2において加工
対象となる画像ファイルの一例を示す図である。
【図12】図1のCPU2により実行される画像加工処
理2のフローチャートを示す図である。
【図13】図12の画像加工処理2において加工対象と
なる画像ファイルの一例を示す図である。
【図14】図12の画像加工処理2、図9の加工画像保
存処理1、及び図10の加工画像保存処理2において加
工対象となる画像ファイルの一例を示す図である。
【図15】参照関係にある画像データA、画像データA
−1、及び画像データA−1−1から画像データA−1
が削除された場合を示す図である。
【図16】加工前の画像を利用して加工後の画像を保存
する場合に加工対象となる画像ファイルの一例を示す図
である。
【図17】付属情報変更処理において加工対象の画像フ
ァイルの一例を示す図である。
【図18】付属情報変更処理において加工対象のより具
体的な画像ファイルの一例を示す図である。
【図19】複数の画像ファイルの付属情報により参照関
係を辿って表示され画像表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 CPU 3 入力部 4 RAM 5 ROM 6 表示部 7 記憶部 8 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 洋道 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA06 BA10 CA07 FA19 GA08 5B075 ND06 ND36 PQ02 PQ32 5C053 FA07 FA15 FA27 GB21 JA21 KA01 KA24 LA06 LA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像ファイルを管理する画像管理方法にお
    いて、 画像ファイル毎に参照関係にある画像ファイルを管理
    し、 画像処理に際して、参照関係にある画像ファイルAから
    画像ファイルBを参照する参照処理、及び画像ファイル
    Bから画像ファイルAを参照する参照処理のうち、一方
    又は双方を行うことを特徴とする画像管理方法。
  2. 【請求項2】前記参照処理に際して、前記画像ファイル
    A、B間の参照関係が維持されているか否かを判別し、
    参照関係が維持されていないと判別した場合、参照関係
    を維持するように画像ファイルA、及び画像ファイルB
    のうち一方、又は双方を修正することを特徴とする請求
    項1記載の画像管理方法。
  3. 【請求項3】前記画像ファイルAは、加工前の画像デー
    タが記録された画像ファイル、前記画像ファイルBは、
    加工後の画像データが記録された画像ファイルであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像管理方法。
  4. 【請求項4】前記画像ファイルA、Bには、加工前の画
    像に対応する加工情報、及び加工後の画像に対応する加
    工情報のうち一方、又は双方を付加することを特徴とす
    る請求項3記載の画像管理方法。
  5. 【請求項5】前記加工情報には、加工内容と、加工者の
    名前と、加工日時のうちいずれか一つ、又は全てを含む
    ことを特徴とする請求項4記載の画像管理方法。
  6. 【請求項6】前記加工内容とは、加工を行う画像が選択
    されてから加工後の画像を保存する間に、その画像に行
    った加工命令名と、その加工時に使われた加工用パラメ
    ータの使用履歴であることを特徴とする請求項5記載の
    画像管理方法。
  7. 【請求項7】前記加工後の画像の縮小画像と、前記加工
    前の画像の複製画像と、その加工情報とを管理情報とし
    て保存することを特徴とする請求項6記載の画像管理方
    法。
  8. 【請求項8】画像ファイルを管理する画像管理方法にお
    いて、 画像ファイル毎に参照関係にある画像ファイルを管理
    し、 画像処理に際して、参照した加工前の画像ファイルの記
    録形式を判別し、その画像ファイル内に記録された画像
    に関連する付属情報を読み取り、当該付属情報を利用し
    て加工前の画像と同じ記録形式に加工後の画像を変換し
    て保存することを特徴とする画像管理方法。
  9. 【請求項9】前記加工後の画像を保存する際に、前記加
    工前の画像ファイルの付属情報の複製情報を変更して、
    当該加工後の画像に添付することを特徴とする請求項8
    記載の画像管理方法。
  10. 【請求項10】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータに、 前記画像ファイル毎に参照関係にある画像ファイルを管
    理する機能と、 画像処理に際して、参照関係にある画像ファイルAから
    画像ファイルBを参照する参照処理、又は画像ファイル
    Bから画像ファイルAを参照する参照処理のうち、一方
    又は双方を行う機能と、 を実現させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータに、 画像処理に際して、既に保存されている画像ファイルの
    記録形式を判別する機能と、 その画像ファイル内に記録された画像に関連する付属情
    報を読み取り、読み取った付属情報から新たに保存する
    画像の保存方法を決定する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータに、 加工前の画像ファイルの記録形式を判別する機能と、 その画像ファイル内に記録された画像に関連する付属情
    報を読み取り、読み取った付属情報を利用して加工前の
    画像と同じ記録形式に加工後の画像を変換して保存する
    機能と、 を実現させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記画像ファイル毎に参照関係にある画像ファイルを管
    理するための機能と、 画像処理に際して、参照関係にある画像ファイルAから
    画像ファイルBを参照する参照処理、又は画像ファイル
    Bから画像ファイルAを参照する参照処理のうち、一方
    又は双方を行うための機能と、 を含むプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  14. 【請求項14】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 画像処理に際して、既に保存されている画像ファイルの
    記録形式を判別するための機能と、 その画像ファイル内に記録された画像に関連する付属情
    報を読み取り、読み取った付属情報から新たに保存する
    画像の保存方法を決定するための機能と、 を含むプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  15. 【請求項15】画像ファイルを管理するためのコンピュ
    ータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 加工前の画像ファイルの記録形式を判別するための機能
    と、 その画像ファイル内に記録された画像に関連する付属情
    報を読み取り、読み取った付属情報を利用して加工前の
    画像と同じ記録形式に加工後の画像を変換して保存する
    ための機能と、 を含むプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
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