JPH0813962B2 - 液状接着剤組成物 - Google Patents
液状接着剤組成物Info
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- JPH0813962B2 JPH0813962B2 JP1328962A JP32896289A JPH0813962B2 JP H0813962 B2 JPH0813962 B2 JP H0813962B2 JP 1328962 A JP1328962 A JP 1328962A JP 32896289 A JP32896289 A JP 32896289A JP H0813962 B2 JPH0813962 B2 JP H0813962B2
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- Japan
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- acrylic acid
- ester
- liquid adhesive
- meth
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、（メタ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエ
ステルと（メタ）アクリル酸を主成分とする付加重合体
及び半極性有機ホウ素化合物を含有することを特徴とす
る接着後の紙の収縮性がなく接着剤の優れた液状接着剤
組成物に関するものである。
ステルと（メタ）アクリル酸を主成分とする付加重合体
及び半極性有機ホウ素化合物を含有することを特徴とす
る接着後の紙の収縮性がなく接着剤の優れた液状接着剤
組成物に関するものである。
（従来の技術） 液状糊としては、澱粉を使用した糊やポリビニルアル
コール等の合成高分子系の糊剤が知られている。しか
し、澱粉糊やポリビニルアルコール等の合成高分子系の
糊等の液状糊は、接着後紙などの基材にカールやしわを
著しく生じ易い、また初期接着性能時間も非常に遅いと
いう欠点があった。
コール等の合成高分子系の糊剤が知られている。しか
し、澱粉糊やポリビニルアルコール等の合成高分子系の
糊等の液状糊は、接着後紙などの基材にカールやしわを
著しく生じ易い、また初期接着性能時間も非常に遅いと
いう欠点があった。
（発明が解決しようとする課題） 本発明は、従来の液状糊が有する上記の欠点を解消
し、紙などの基材にカールやしわが生じにくいことや初
期接着性能時間を速くすることなどを目的とした液状接
着剤を提供するものである。
し、紙などの基材にカールやしわが生じにくいことや初
期接着性能時間を速くすることなどを目的とした液状接
着剤を提供するものである。
（課題を解決するための手段） 本発明は、（メタ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエ
ステルと（メタ）アクリル酸および残余量のこれら単量
体以外の単量体からなる付加重合体及び下記の一般式
（１）を有する半極性有機ホウ素化合物を含有すること
を特徴とする液状接着剤組成物。
ステルと（メタ）アクリル酸および残余量のこれら単量
体以外の単量体からなる付加重合体及び下記の一般式
（１）を有する半極性有機ホウ素化合物を含有すること
を特徴とする液状接着剤組成物。
R1＝（H,CH2CH（OH）CH2OH,OCC11H23,OC（CH2）16CH3,OC（CH2）10CH（OH）（CH
2）5CH3） R2＝（H,CH2CH（OH）CH2OH,OC（CH2）16CH3,OC（CH2）40CH（OH）（CH2）5CH3） 即ち、本発明は、接着成分として（メタ）アクリル酸
ヒドロキシアルキルエステルと、（メタ）アクリル酸お
よびこれら単量体以外の単量体からなる付加重合体を使
用するものであって、該重合体を接着成分として使用
し、更に一般式（１）を有する半極性有機ホウ素化合物
類を配合することにより接着後の紙などの基材へのカー
ルやしわを著しく減少でき、従来の液状糊の諸欠点を改
善することができると共に、初期接着性能も向上した液
状接着剤組成物を提供することができたのである。
2）5CH3） R2＝（H,CH2CH（OH）CH2OH,OC（CH2）16CH3,OC（CH2）40CH（OH）（CH2）5CH3） 即ち、本発明は、接着成分として（メタ）アクリル酸
ヒドロキシアルキルエステルと、（メタ）アクリル酸お
よびこれら単量体以外の単量体からなる付加重合体を使
用するものであって、該重合体を接着成分として使用
し、更に一般式（１）を有する半極性有機ホウ素化合物
類を配合することにより接着後の紙などの基材へのカー
ルやしわを著しく減少でき、従来の液状糊の諸欠点を改
善することができると共に、初期接着性能も向上した液
状接着剤組成物を提供することができたのである。
本発明の液状接着剤組成物では、接着性成分として
（メタ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルと（メ
タ）アクリル酸及びこれら単量体以外の単量体からなる
付加重合体を10〜40重量％使用する。この接着性成分が
10重量％未満では、接着後、紙などの基材にカールやし
わを生じ易く、初期接着性能時間も遅くなるし、40重量
％をこえると、増粘により塗布性が非常に悪くなる。
（メタ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルと（メ
タ）アクリル酸及びこれら単量体以外の単量体からなる
付加重合体を10〜40重量％使用する。この接着性成分が
10重量％未満では、接着後、紙などの基材にカールやし
わを生じ易く、初期接着性能時間も遅くなるし、40重量
％をこえると、増粘により塗布性が非常に悪くなる。
上記接着性成分の単量体以外の単量体の例としては、
例えばスチレン，メタクリル酸メチルエステル，メタク
リル酸エチルエステル，メタクリル酸ｔ−ブチルエステ
ル，メタクリル酸シクロヘキシルエステル，アクリル酸
エチルエステル，アクリル酸ブチルエステル，アクリル
酸プロピルエステル，アクリル酸２−エチルヘキシルエ
ステル，アクリル酸エトキシエチルエステル，アクリル
酸ブトキシエチルエステル，メタクリル酸プロピルエス
テル，メタクリル酸ｎ−ブチルエステル，メタクリロニ
トリル，アクリル酸メチルエステル，ブタジエン，エチ
レン，マレイン酸エステル，フマル酸エステル，イタコ
ン酸エステル，アクリロニトリル，アクリルアミド，メ
タクリルアミド，酢酸ビニル等を挙げることができ、こ
れらの単量体は単独でもまた二種以上混合して使用して
もよい。
例えばスチレン，メタクリル酸メチルエステル，メタク
リル酸エチルエステル，メタクリル酸ｔ−ブチルエステ
ル，メタクリル酸シクロヘキシルエステル，アクリル酸
エチルエステル，アクリル酸ブチルエステル，アクリル
酸プロピルエステル，アクリル酸２−エチルヘキシルエ
ステル，アクリル酸エトキシエチルエステル，アクリル
酸ブトキシエチルエステル，メタクリル酸プロピルエス
テル，メタクリル酸ｎ−ブチルエステル，メタクリロニ
トリル，アクリル酸メチルエステル，ブタジエン，エチ
レン，マレイン酸エステル，フマル酸エステル，イタコ
ン酸エステル，アクリロニトリル，アクリルアミド，メ
タクリルアミド，酢酸ビニル等を挙げることができ、こ
れらの単量体は単独でもまた二種以上混合して使用して
もよい。
又、半極性有機ホウ素化合物類とは、前記一般式
（１）を有する一連のホウ素系界面活性剤乃至活性剤原
料であり、東邦化学工業株式会社から下記の商品名で市
販されている下記構造式のものを挙げることができる。
（１）を有する一連のホウ素系界面活性剤乃至活性剤原
料であり、東邦化学工業株式会社から下記の商品名で市
販されている下記構造式のものを挙げることができる。
これら半極性有機ホウ素化合物類を0.1〜10部配合す
るにより、粘着性，塗布性，初期接着性能を大幅に改善
できる。半極性有機ホウ素化合物類が0.1部未満では、
粘着性や塗布性に向上効果が得られず、10部をこえる
と、塗布性，初期接着性が低下する。
るにより、粘着性，塗布性，初期接着性能を大幅に改善
できる。半極性有機ホウ素化合物類が0.1部未満では、
粘着性や塗布性に向上効果が得られず、10部をこえる
と、塗布性，初期接着性が低下する。
（実施例） 以下、実施例をもって本発明を詳細に述べる。なお、
接着性成分としては次の組成のものを使用し、それぞれ
は重量部を示す。
接着性成分としては次の組成のものを使用し、それぞれ
は重量部を示す。
メタクリル酸２−ヒドロキシエチルエステル 40部 メタクリル酸メチルエステル 30部 メタクリル酸 10部 アクリル酸エチルエステル 20部 エチルアルコール 100部 実施例１ 水 40部 接着性成分 20部 エチレングリコール 20部 グリセリン 10部 ポリビニルピロリドン 5部 半極性有機ホウ素化合物（EMULBON GB） 5部 これを撹拌機を備えた三ツ口フラスコを還流下に80〜
90℃で撹拌溶解し、半透明の液状接着剤を得た。
90℃で撹拌溶解し、半透明の液状接着剤を得た。
比較例１ 実施例１の半極性有機ホウ素化合物（EMULBON GB）５
部を水に置き換え、液状接着剤を得た。
部を水に置き換え、液状接着剤を得た。
比較例２ 実施例１の接着性成分20部をポリビニルアルコール10
部、水10部に置き換え、液状接着剤を得た。
部、水10部に置き換え、液状接着剤を得た。
実施例２ 水 35部 接着性成分 35部 エチレングリコール 15部 グリセリン 5部 ポリビニルピロリドン 5部 半極性有機ホウ素化合物（EMULBON S−20） 5部 これを還流下に80〜90℃で撹拌溶解し、半透明の液状
接着剤を得た。
接着剤を得た。
実施例３ 水 45部 接着性成分 12部 エチレングリコール 23部 ペトリオール 10部 ポリビニルピロリドン 5部 半極性有機ホウ素化合物（EMULBON PGB） 5部 これを還流下に80〜90℃で撹拌溶解し、半透明の液状
接着剤を得た。
接着剤を得た。
実施例４ 水 44部 接着性成分 20部 エチレングリコール 20部 グリセリン 10部 ポリビニルピロリドン 5部 半極性有機ホウ素化合物（EMULBON DGB） 1部 これを還流下に80〜90℃で撹拌溶解し、半透明の液状
接着剤を得た。
接着剤を得た。
実施例５ 水 42部 接着性成分 20部 エチレングリコール 20部 ペトリオール 5部 ポリビニルピロリドン 5部 半極性有機ホウ素化合物（EMULBON S−66） 8部 これを還流下に80〜90℃で撹拌溶解し、半透明の液状
接着剤を得た。
接着剤を得た。
以下第１表に、紙の収縮率、初期接着性能、塗布性能
の比較結果を示す。
の比較結果を示す。
表−１から明らかなように、接着性成分として（メ
タ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルと（メタ）
アクリル酸及び必要におうじてこれら単量体以外の単量
体からなる付加重合体を10〜40部及び半極性有機ホウ素
化合物類を0.1〜10部配合することにより、良好な液状
接着剤が得られる。
タ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルと（メタ）
アクリル酸及び必要におうじてこれら単量体以外の単量
体からなる付加重合体を10〜40部及び半極性有機ホウ素
化合物類を0.1〜10部配合することにより、良好な液状
接着剤が得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】（メタ）アクリル酸ヒドロキシアルキルエ
ステルと（メタ）アクリル酸および残余量のこれら単量
体以外の単量体からなる付加重合体及び下記の一般式
（１）を有する半極性有機ホウ素化合物を含有すること
を特徴とする液状接着剤組成物。 R1＝（H,CH2CH（OH）CH2OH,OCC11H23,OC（CH2）16CH3,OC（CH2）10CH（OH）（CH
2）5CH3） R2＝（H,CH2CH（OH）CH2OH,OC（CH2）16CH3,OC（CH2）40CH（OH）（CH2）5CH3）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1328962A JPH0813962B2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 液状接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1328962A JPH0813962B2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 液状接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03190988A JPH03190988A (ja) | 1991-08-20 |
| JPH0813962B2 true JPH0813962B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=18216062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1328962A Expired - Fee Related JPH0813962B2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 液状接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0813962B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105255373A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-01-20 | 湖北回天新材料股份有限公司 | 一种润滑型预涂螺纹锁固密封胶及其制备方法 |
| CN105295747A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-03 | 湖北回天新材料股份有限公司 | 一种润滑型螺纹锁固密封厌氧胶及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103333646A (zh) * | 2013-05-30 | 2013-10-02 | 安徽祈艾特电子科技有限公司 | 一种环保低成本纸箱用胶粘剂及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60112875A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 保護シ−ト用糊剤及びそれを用いた表面保護合成樹脂成形品 |
-
1989
- 1989-12-19 JP JP1328962A patent/JPH0813962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105255373A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-01-20 | 湖北回天新材料股份有限公司 | 一种润滑型预涂螺纹锁固密封胶及其制备方法 |
| CN105295747A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-03 | 湖北回天新材料股份有限公司 | 一种润滑型螺纹锁固密封厌氧胶及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03190988A (ja) | 1991-08-20 |
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Legal Events
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