JPH08139519A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH08139519A
JPH08139519A JP30138294A JP30138294A JPH08139519A JP H08139519 A JPH08139519 A JP H08139519A JP 30138294 A JP30138294 A JP 30138294A JP 30138294 A JP30138294 A JP 30138294A JP H08139519 A JPH08139519 A JP H08139519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
substrate
metal
loss substrate
loss
Prior art date
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Pending
Application number
JP30138294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Usukinu
規矩男 薄衣
Mitsuhiro Kuriki
光広 栗城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08139519A publication Critical patent/JPH08139519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンテナの高効率を維持したまま材料コストを
安くすることができるアンテナ装置を提供すること。 【構成】複数の低損失基板ブロック16の表面にパッチ
アンテナ素子16bが形成され、低損失基板以外の材質
から形成された基板11,12に複数の低損失基板ブロ
ック16の各々を位置決め状態で保持する保持部として
の開口11a並びに孔12aが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ラジアル導波
路型マイクロストリップアンテナ等のアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10及び図11に示すよう
に、互いに略同一の円盤形状を呈する低損失基板1と金
属基板2との間に円形の金属リング3を介在させて互い
に対向する空間にラジアル導波路(図示せず)を形成す
ると共に、低損失基板1、金属基板2、金属リング3を
螺子や接着剤等の固定手段(図示せず)を介して固定し
たアンテナ本体4が知られている。
【0003】低損失基板1の裏面は金属泊に覆われてい
る。また、低損失基板1の表面には複数のパッチアンテ
ナ素子5,5…がエッチング等により製作されている。
さらに、このパッチアンテナ素子5,5…の各裏面には
金属ピン(図示せず)が半田付けされている。
【0004】この金属ピンは、ラジアル導波路内に臨
み、その突出長さを調整することにより各パッチアンテ
ナ素子5,5…とラジアル導波路との整合が確保されて
いる。尚、低損失基板1の裏面の金属泊は金属ピンには
接触しないように設定されている。
【0005】そして、各パッチアンテナ素子5,5…の
金属ピンに対する回転角を調整することにより各パッチ
アンテナ素子5,5…での受信信号を合成するときの位
相差が調整され、それによりビームをチルト(最大受信
感度となる方向をアンテナ正面方向から傾けること。)
させることができる。
【0006】一方、金属基板2の中央には孔2aが形成
されていて、そこにLNB(受信信号を増幅、周波数変
換する装置)6または同軸線に接続されたプローブ7を
挿入することにより受信信号が取り出されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたアンテナ装置あっては、アンテナ本体4の高
効率を確保するために金属基板2と同一形状の低損失基
板1を用いているため、低損失基板1の使用面積が非常
に広く、結果的にアンテナ本体4が高価なものとなって
しまうという問題が生じていた。
【0008】そこで、本願出願人は、アンテナの放射特
性に主に影響を与えるのはパッチアンテナ素子及びその
周辺部であり、それ以外の部分では放射特性に寄与しな
いことに着目し、アンテナの高効率を維持したまま材料
コストを安くすることができるアンテナ装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、表面にアンテナ素子が形
成された複数の低損失基板ブロックと、該複数の低損失
基板ブロックの各々を位置決め状態で保持する保持部を
有し且つ低損失基板以外の材質から形成された基板とを
備えていることを要旨とするものである。
【0010】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
複数の低損失基板ブロックの表面にアンテナ素子が形成
され、低損失基板以外の材質から形成された基板に複数
の低損失基板ブロックの各々を位置決め状態で保持する
保持部が設けられる。
【0011】
【実施例】次に、本発明のアンテナ装置の実施例を図1
乃至図9に基づいて説明する。
【0012】(第1実施例)図1乃至図3は、本発明の
アンテナ装置の第1実施例を示し、図1はアンテナ装置
の分解斜視図、図2(A)は低損失基板ブロックの正面
図、図2(B)は低損失基板ブロックの断面図、図3
(A)は低損失基板ブロックを装着した要部の正面図、
図3(B)は低損失基板ブロックを装着した要部の断面
図である。
【0013】図1において、アンテナ装置10は、円盤
形状を呈する第1金属基板11と、第1金属基板11と
略同一外形を呈し且つ第1金属基板11に重畳される第
2金属基板12と、第2金属基板12と略同一外形を呈
する第3金属基板13と、第2,第3金属基板12,1
3の間に介在されて第2,第3金属基板12,13の互
いに対向する空間にラジアル導波路14(図3(B)参
照)を形成する円形の金属リング15とを備え、各金属
基板11,12,13と金属リング15とは螺子や接着
剤等の固定手段(図示せず)を介して固定される。
【0014】第1金属基板11には複数の開口11a,
11a…が形成され、開口11a,11a…の各々には
低損失基板ブロック16,16…が挿入される。
【0015】低損失基板ブロック16は、図2(A),
(B)に示すように、低損失基板からなるベース16a
と、ベース16aの表面上にエッチング等により形成さ
れたパッチアンテナ素子16bと、パッチアンテナ素子
16bの裏面に半田付けされた金属ピン16cと、金属
ピン16cを避けるようにパッチアンテナ素子16bの
裏面に設けられた金属泊16dとを備えている。
【0016】尚、ベース16aの形状はパッチアンテナ
素子16bの中心を重心とするように正方形状を呈して
いるが、特にその形状は限定されるものではない。ま
た、パッチアンテナ素子16bの形状も円形に限定され
るものではない。さらに、金属泊16dは無くとも良
い。
【0017】この金属ピン16cは、図3(B)に示す
ように、第2金属基板12に金属ピン16cよりも若干
大きく形成された複数の孔12a,12a…の各々を貫
通してラジアル導波路14内に臨み、その突出長さを調
整することで各パッチアンテナ素子16b,16b…と
ラジアル導波路14との整合が確保されている。
【0018】上記の構成において、図3(A)に示すよ
うに、各低損失基板ブロック16,16…の各々を第1
金属基板11に形成された開口11a,11a…にはめ
込んだ(図では1つのみ図示)後、第2金属基板12の
複数の孔12a,12a…の各々に金属ピン16c,1
6c…を貫通させた状態で第1,第2金属基板11,1
2を低損失基板ブロック16と共に接着剤(図示せず)
により固定する。
【0019】この際、金属ピン16cは低損失基板ブロ
ック16の中心から変位した位置に設けられているた
め、開口11aと孔12aとの位置関係によって低損失
基板ブロック16の方向は回転角を調整することなく一
意に決定され、これにより、正確にパッチアンテナ素子
16bが位置決めされて各パッチアンテナ素子16b,
16b…での受信信号を合成するときの位相差が自動的
に調整され、それによりビームをチルトさせることがで
きる。
【0020】一方、第3金属基板13の中央に形成され
た孔13aにLNB(受信信号を増幅、周波数変換する
装置)17または同軸線に接続されたプローブ18を挿
入することにより受信信号が取り出される。
【0021】このように、本発明のアンテナ装置10に
あっては、高価な低損失基板を必要最小限としたため、
材料コストを安くすることができるばかりでなく、パッ
チアンテナ素子16bの回転角を正確に合わせられるよ
うにしたため、組み付け作業及び調整作業に熟練を要す
ることなく容易且つ確実に行なうことができる。
【0022】(第2実施例)図4及び図5は本発明のア
ンテナ装置の第2実施例を示し、図4は本発明の第2実
施例のアンテナ装置の分解斜視図、図5(A)は低損失
基板ブロックを装着した要部の正面図、図5(B)は低
損失基板ブロックを装着した要部の断面図である。
【0023】上記第1実施例では、第2金属基板12に
低損失基板ブロック16を固定していたが、この第2実
施例では第1金属基板21に低損失基板ブロック16を
固定したもので、第2金属基板12は低損失基板ブロッ
ク16の位置決め用として使用され、最終的には組み付
けられずに再利用化を実現してさらに安価なものとした
ものである。尚、上記第1実施例と同一の構成には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0024】図4において、アンテナ装置20の第1金
属基板21は、低損失基板ブロック16,16…が挿入
される複数の開口21a,21a…と、複数の開口21
a,21a…に連通するように開口21a,21a…の
各辺に形成された凹部21b,21bとを備えている。
【0025】凹部21b,21b…には、図5(A),
(B)に示すように接着剤29が充填され、この接着剤
29により低損失基板ブロック16,16…が第1金属
基板21に固定される。
【0026】このような構成においては、各低損失基板
ブロック16,16…の各々を第1金属基板21の開口
21a,21a…にはめ込んだ(図では1つのみ図示)
後、第2金属基板12の複数の孔12a,12a…の各
々に金属ピン16c,16c…を貫通させた状態で凹部
21b,21b…に接着剤29を充填する。
【0027】そして、接着剤29が硬化したらば第2金
属基板12を取り除いて第1金属基板21と第3金属基
板13とを金属リング14を介して接着剤(図示せず)
等により固定する。
【0028】従って、上記第1実施例に対して、第2金
属基板13が最終的に取り除かれているため、安価且つ
軽量で、しかも、アンテナ装置20の薄型化を実現する
ことができる。
【0029】(第3実施例)図6及び図7は本発明のア
ンテナ装置の第3実施例を示し、図6は本発明の第3実
施例のアンテナ装置の分解斜視図、図7(A)は低損失
基板ブロックを装着した要部の正面図、図7(B)は低
損失基板ブロックを装着した要部の断面図である。
【0030】上記第1実施例では、第1金属基板11に
低損失基板ブロック16をはめ込むための開口11a,
11a…を形成して第2金属基板12で低損失基板ブロ
ック16を固定していたが、この第3実施例においても
上記第2実施例と同様に第1金属基板31に低損失基板
ブロック16を固定したもので、しかも、第2金属基板
12をまったく不要としたもので、さらに安価なものと
したものである。尚、上記第1実施例と同一の構成には
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】図6において、アンテナ装置30の第1金
属基板31は、低損失基板ブロック16,16…を位置
決め状態で保持するように低損失基板ブロック16,1
6…の周縁と係合する複数の突起31a,31a…と、
金属ピン16cが挿通される複数の孔31b,31b…
とを備えている。
【0032】このような構成においては、図7(A),
(B)に示すように、各低損失基板ブロック16,16
…の各々を、その金属ピン16cを孔31b,31b…
に挿通した状態で第1金属基板31の突部31a,31
a…間にはめ込む(図では1つのみ図示)ことによりそ
の周縁が係合すると共に、第1金属基板31と低損失基
板ブロック16,16…とを接着剤(図示せず)により
固定する。
【0033】従って、上記第1,2実施例に対して、第
2金属基板13を全く必要としないため、さらに安価な
ものとすることができる。
【0034】(第4実施例)図8及び図9は本発明のア
ンテナ装置の第4実施例を示し、図8は本発明の第4実
施例のアンテナ装置の分解斜視図、図9(A)は低損失
基板ブロックを装着した要部の正面図、図9(B)は低
損失基板ブロックを装着した要部の断面図である。
【0035】この第4実施例は上記第3実施例と同様の
効果を奏するものである。尚、上記第1実施例と同一の
構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0036】図8において、アンテナ装置40の第1金
属基板41は、低損失基板ブロック16と同一形状の複
数の凹部41a,41a…と、金属ピン16cが挿通さ
れる複数の孔41b,41b…とを備えている。
【0037】このような構成においては、図8(A),
(B)に示すように、各低損失基板ブロック16,16
…の各々を、その金属ピン16cを孔41b,41b…
に挿通した状態で第1金属基板41の凹部41a,41
a…間にはめ込む(図では1つのみ図示)と共に、第1
金属基板41と各低損失基板ブロック16,16…とを
接着剤(図示せず)により固定する。
【0038】従って、上記第1,2実施例に対して、第
2金属基板13を全く必要としないため、さらに安価な
ものとすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
装置にあっては、表面にアンテナ素子が形成された複数
の低損失基板ブロックと、該複数の低損失基板ブロック
の各々を位置決め状態で保持する保持部を有し且つ低損
失基板以外の材質から形成された基板とを備えているこ
とにより、アンテナの高効率を維持したまま材料コスト
を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のアンテナ装置の分解斜視
図である。
【図2】同じく、(A)は低損失基板ブロックの正面
図、(B)は低損失基板ブロックの断面図である。
【図3】同じく、(A)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の正面図、(B)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の断面図である。
【図4】本発明の第2実施例のアンテナ装置の分解斜視
図である。
【図5】同じく、(A)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の正面図、(B)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の断面図である。
【図6】本発明の第3実施例のアンテナ装置の分解斜視
図である。
【図7】同じく、(A)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の正面図、(B)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の断面図である。
【図8】本発明の第4実施例のアンテナ装置の分解斜視
図である。
【図9】同じく、(A)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の正面図、(B)は低損失基板ブロックを装着し
た要部の断面図である。
【図10】従来のアンテナ装置の分解斜視図である。
【図11】同じく、組み付け状態のアンテナ装置の斜視
図である。
【符号の説明】
10…アンテナ装置 11…第1金属基板(基板) 11a…開口(保持部) 12…第2金属基板(基板) 12a…孔(保持部) 16…低損失基板ブロック 16b…パッチアンテナ素子(アンテナ素子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にアンテナ素子が形成された複数の低
    損失基板ブロックと、該複数の低損失基板ブロックの各
    々を位置決め状態で保持する保持部を有し且つ低損失基
    板以外の材質から形成された基板とを備えていることを
    特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】前記保持部は前記低損失基板ブロックと略
    同一形状の開口であることを特徴とする請求項1に記載
    のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記保持部は前記低損失基板ブロックの周
    縁と係合する複数の突起であることを特徴とする請求項
    1に記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記保持部は前記低損失基板ブロックが嵌
    合される凹部であることを特徴とする請求項1に記載の
    アンテナ装置。
JP30138294A 1994-11-10 1994-11-10 アンテナ装置 Pending JPH08139519A (ja)

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JP30138294A JPH08139519A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 アンテナ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09275317A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nec Corp マイクロストリップアンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09275317A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nec Corp マイクロストリップアンテナ

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