JPH08138792A - 防塵型ソケットおよびソケットの導電性ダスト排出方法 - Google Patents
防塵型ソケットおよびソケットの導電性ダスト排出方法Info
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- JPH08138792A JPH08138792A JP30171794A JP30171794A JPH08138792A JP H08138792 A JPH08138792 A JP H08138792A JP 30171794 A JP30171794 A JP 30171794A JP 30171794 A JP30171794 A JP 30171794A JP H08138792 A JPH08138792 A JP H08138792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で高精度の測定を要する各種のデバイス
について、高精度の測定を可能にする。 【構成】 ソケットピン用孔部1a内のソケットピン3
の下方に、それぞれバキュームラインの先端部が穿孔さ
れ、該バキュームラインの他端は、取付けベース部の内
部を横切る方向に形成されたバキュームラインと相互に
連接させる。 【効果】 導電性ダストをソケット外部へ除去すること
ができるので、ソケット内のダストだまりが防止され、
特に隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電性ダスト
が放出されることも回避される。その結果、デバイスの
破壊、DCリークの発生等が予防され、測定時に導電性
ダストによる悪影響がないので、従来に比べて高精度の
測定が可能になる。
について、高精度の測定を可能にする。 【構成】 ソケットピン用孔部1a内のソケットピン3
の下方に、それぞれバキュームラインの先端部が穿孔さ
れ、該バキュームラインの他端は、取付けベース部の内
部を横切る方向に形成されたバキュームラインと相互に
連接させる。 【効果】 導電性ダストをソケット外部へ除去すること
ができるので、ソケット内のダストだまりが防止され、
特に隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電性ダスト
が放出されることも回避される。その結果、デバイスの
破壊、DCリークの発生等が予防され、測定時に導電性
ダストによる悪影響がないので、従来に比べて高精度の
測定が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソケット接続方式で
回路を接続して測定を行うデバイスの測定器で使用する
のに好適なソケットの改良に係り、特に、ICやLSI
その他各種の小型で高精度の測定を要するデバイスにつ
いて、高精度の測定を可能にした防塵型ソケットおよび
ソケットの導電性ダスト排出方法に関する。
回路を接続して測定を行うデバイスの測定器で使用する
のに好適なソケットの改良に係り、特に、ICやLSI
その他各種の小型で高精度の測定を要するデバイスにつ
いて、高精度の測定を可能にした防塵型ソケットおよび
ソケットの導電性ダスト排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術の発展に伴って、ICやLSI
その他各種の小型で精度の高い特性が要求されるデバイ
スが、極めて多く出現している。このようなデバイス
は、製造時は無論のこと、システム等に実装された状態
でも、高精度の測定を行う必要がある。
その他各種の小型で精度の高い特性が要求されるデバイ
スが、極めて多く出現している。このようなデバイス
は、製造時は無論のこと、システム等に実装された状態
でも、高精度の測定を行う必要がある。
【0003】このような測定に際しては、従来から、デ
バイスと測定機との接続にソケットを使用する方式が多
く採用されている。すなわち、デバイスのアウターリー
ド片(接続端子)を、ソケット内のピンと機械的に接触
させて、測定用の回路を形成するソケット接続方式が、
一般的に用いられている。
バイスと測定機との接続にソケットを使用する方式が多
く採用されている。すなわち、デバイスのアウターリー
ド片(接続端子)を、ソケット内のピンと機械的に接触
させて、測定用の回路を形成するソケット接続方式が、
一般的に用いられている。
【0004】このソケット接続方式は、被測定体である
デバイス側に対して特に加工する必要がないので、非常
に便利であるが、デバイスのアウターリード片と、ソケ
ット内のピンとの摩擦によって、いわゆる導電性ダスト
が発生する。そのため、単に測定結果に対して悪影響を
与えるだけでなく、デバイスの破壊やリーク等の原因に
もなる、という不都合がある。
デバイス側に対して特に加工する必要がないので、非常
に便利であるが、デバイスのアウターリード片と、ソケ
ット内のピンとの摩擦によって、いわゆる導電性ダスト
が発生する。そのため、単に測定結果に対して悪影響を
与えるだけでなく、デバイスの破壊やリーク等の原因に
もなる、という不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、従
来のソケット接続方式では、被測定体であるデバイスの
アウターリード片とソケット内のピンとの摩擦によっ
て、導電性ダストが発生するため、デバイスの破壊、D
Cリーク等が発生する、という不都合があった。この発
明では、発生した導電性ダストが、ソケット内の各ピン
の近傍に滞留しないようにして、従来の不都合を解決す
ると共に、可能な限りソケットの交換の回数を少なくし
て、作業の効率化を可能にした防塵型ソケットおよびソ
ケットの導電性ダスト排出方法を提供することを目的と
する。
来のソケット接続方式では、被測定体であるデバイスの
アウターリード片とソケット内のピンとの摩擦によっ
て、導電性ダストが発生するため、デバイスの破壊、D
Cリーク等が発生する、という不都合があった。この発
明では、発生した導電性ダストが、ソケット内の各ピン
の近傍に滞留しないようにして、従来の不都合を解決す
ると共に、可能な限りソケットの交換の回数を少なくし
て、作業の効率化を可能にした防塵型ソケットおよびソ
ケットの導電性ダスト排出方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
ソケット本体部と取付けベース部とからなり、ソケット
本体部内に複数のソケットピン用孔部が配設され、各ソ
ケットピン用孔部にソケットピンが固定されたソケット
において、前記ソケットピン用孔部内のソケットピンの
下方に、それぞれバキュームラインの先端部が穿孔さ
れ、該バキュームラインの他端は、前記取付けベース部
の内部を横切る方向に形成されたバキュームラインと相
互に連接されている構成である。
ソケット本体部と取付けベース部とからなり、ソケット
本体部内に複数のソケットピン用孔部が配設され、各ソ
ケットピン用孔部にソケットピンが固定されたソケット
において、前記ソケットピン用孔部内のソケットピンの
下方に、それぞれバキュームラインの先端部が穿孔さ
れ、該バキュームラインの他端は、前記取付けベース部
の内部を横切る方向に形成されたバキュームラインと相
互に連接されている構成である。
【0007】第2に、ソケット本体部と取付けベース部
とからなり、ソケット本体部内に複数のソケットピン用
孔部が配設され、各ソケットピン用孔部にソケットピン
が固定されたソケットにおいて、前記ソケットピン用孔
部内のソケットピンのクランプ部の近傍に、それぞれバ
キュームラインの先端部が穿孔され、該バキュームライ
ンの他端は、前記取付けベース部の内部を横切る方向に
形成されたバキュームラインと相互に連接されている構
成である。
とからなり、ソケット本体部内に複数のソケットピン用
孔部が配設され、各ソケットピン用孔部にソケットピン
が固定されたソケットにおいて、前記ソケットピン用孔
部内のソケットピンのクランプ部の近傍に、それぞれバ
キュームラインの先端部が穿孔され、該バキュームライ
ンの他端は、前記取付けベース部の内部を横切る方向に
形成されたバキュームラインと相互に連接されている構
成である。
【0008】第3に、上記第1または第2の防塵型ソケ
ットにおいて、上記取付けベース部の内部を横切る方向
に形成されたバキュームラインの先端に、吸気手段を接
続したソケットの導電性ダスト排出方法である。
ットにおいて、上記取付けベース部の内部を横切る方向
に形成されたバキュームラインの先端に、吸気手段を接
続したソケットの導電性ダスト排出方法である。
【0009】
【作用】この発明では、従来のソケット接続方式は、回
路の形成が単純で極めて便利であるが、被測定体である
デバイスとの接続時に、デバイスのアウターリード片と
ソケット内のピンとの摩擦により、導電性ダストが発生
するため、多くの不都合を生じる、という点に着目し、
導電性ダストがソケット内に滞留しないように、強制的
にソケットの外部へ排出させている(請求項1から請求
項3の発明)。そのために、ソケットの内部に、バキュ
ームラインを設けた防塵型ソケットを構成し(請求項1
と請求項2の発明)、また、このソケットとバキューム
ラインに吸気手段を接続することにより、導電性ダスト
排出方法を構成している(請求項3の発明)。
路の形成が単純で極めて便利であるが、被測定体である
デバイスとの接続時に、デバイスのアウターリード片と
ソケット内のピンとの摩擦により、導電性ダストが発生
するため、多くの不都合を生じる、という点に着目し、
導電性ダストがソケット内に滞留しないように、強制的
にソケットの外部へ排出させている(請求項1から請求
項3の発明)。そのために、ソケットの内部に、バキュ
ームラインを設けた防塵型ソケットを構成し(請求項1
と請求項2の発明)、また、このソケットとバキューム
ラインに吸気手段を接続することにより、導電性ダスト
排出方法を構成している(請求項3の発明)。
【0010】
【実施例1】次に、この発明の防塵型ソケットおよびソ
ケットの導電性ダスト排出方法について、図面を参照し
ながら、その実施例を詳細に説明する。この実施例は、
請求項1と請求項3の発明に対応しているが、請求項2
の発明にも関連している。この実施例では、ソケットの
孔部内に設けられたピンの下方に、導電性ダストを強制
的に排出するためのバキュームラインを設けた点に特徴
を有している。
ケットの導電性ダスト排出方法について、図面を参照し
ながら、その実施例を詳細に説明する。この実施例は、
請求項1と請求項3の発明に対応しているが、請求項2
の発明にも関連している。この実施例では、ソケットの
孔部内に設けられたピンの下方に、導電性ダストを強制
的に排出するためのバキュームラインを設けた点に特徴
を有している。
【0011】図1は、この発明の防塵型ソケットについ
て、その一実施例を示す一部切り欠き断面図である。図
において、1はソケット本体部、1aはそのソケットピ
ン用孔部、2は取付けベース部、3はソケットピン、3
aはソケットピン3のクランプ部、3bはソケットピン
3の先端部、4はソケット本体部1と取付けベース部2
に設けられたバキュームライン、5はデバイス、6はデ
バイス5のアウターリード片、6aはアウターリード片
6のソケットピン3との接触部を示し、矢印は空気流の
方向を示す。
て、その一実施例を示す一部切り欠き断面図である。図
において、1はソケット本体部、1aはそのソケットピ
ン用孔部、2は取付けベース部、3はソケットピン、3
aはソケットピン3のクランプ部、3bはソケットピン
3の先端部、4はソケット本体部1と取付けベース部2
に設けられたバキュームライン、5はデバイス、6はデ
バイス5のアウターリード片、6aはアウターリード片
6のソケットピン3との接触部を示し、矢印は空気流の
方向を示す。
【0012】この図1では、この発明の防塵型ソケット
について、ソケット本体部1と、ソケットを固定するた
めの取付けベース部2とを中心に図示している。最初
に、従来と共通する部分を説明する。ソケットピン3
は、ソケット本体部1に設けられたピン用孔部1aに取
付けられており、その先端部3b側は、下方の取付けベ
ース部2まで延長されて、その一部が下面から突出して
いる。なお、ソケットピン3の先端部3bは、測定等に
必要な回路と接続されるが、図では接続は省略してい
る。
について、ソケット本体部1と、ソケットを固定するた
めの取付けベース部2とを中心に図示している。最初
に、従来と共通する部分を説明する。ソケットピン3
は、ソケット本体部1に設けられたピン用孔部1aに取
付けられており、その先端部3b側は、下方の取付けベ
ース部2まで延長されて、その一部が下面から突出して
いる。なお、ソケットピン3の先端部3bは、測定等に
必要な回路と接続されるが、図では接続は省略してい
る。
【0013】上方に示すデバイス5は、被測定器であ
り、そのアウターリード片6が、ソケット本体部1内に
取付けられたソケットピン3へ挿入されて、電気的に接
続され必要な電気回路が形成される。この場合に、アウ
ターリード片6の脱着の度ごとに、その先端側が、ソケ
ットピン3のクランプ部3aと接触して相互に摩擦し合
うので、アウターリード片6の接触部6aより先端側
と、ソケットピン3のクランプ部3aとから導電性ダス
トが発生する。
り、そのアウターリード片6が、ソケット本体部1内に
取付けられたソケットピン3へ挿入されて、電気的に接
続され必要な電気回路が形成される。この場合に、アウ
ターリード片6の脱着の度ごとに、その先端側が、ソケ
ットピン3のクランプ部3aと接触して相互に摩擦し合
うので、アウターリード片6の接触部6aより先端側
と、ソケットピン3のクランプ部3aとから導電性ダス
トが発生する。
【0014】以上が、従来のソケットと共通する部分の
構成と脱着時の動作である。そして、従来のソケットの
場合には、このような導電性ダストが、ソケットの内
部、特にそのピン用孔部1aの内部に蓄積され、先に述
べたように多くの不都合が生じる原因になった。
構成と脱着時の動作である。そして、従来のソケットの
場合には、このような導電性ダストが、ソケットの内
部、特にそのピン用孔部1aの内部に蓄積され、先に述
べたように多くの不都合が生じる原因になった。
【0015】この発明では、図1に示すように、ソケッ
ト本体部1のソケットピン用孔部1aの下方から取付け
ベース部2へ連続して貫通されたバキュームライン5を
設けている。なお、通常、1個のソケットには複数個の
ソケットピンが設けられているが、図1では、その一部
のみを拡大して示している(請求項1の発明)。このバ
キュームライン5の先端は、図の右方に設けられた図示
されない吸気装置と接続される(請求項3の発明)。
ト本体部1のソケットピン用孔部1aの下方から取付け
ベース部2へ連続して貫通されたバキュームライン5を
設けている。なお、通常、1個のソケットには複数個の
ソケットピンが設けられているが、図1では、その一部
のみを拡大して示している(請求項1の発明)。このバ
キュームライン5の先端は、図の右方に設けられた図示
されない吸気装置と接続される(請求項3の発明)。
【0016】そのため、矢印で示す方向に空気の流れが
生じ、特にソケットピン用孔部1a等で発生された導電
性ダストは、強制的にソケットの外部へ排出される。以
上のように、ソケット本体部1および取付けベース部2
にバキュームライン4を付加することによって、デバイ
ス5のアウターリード片6とソケットピン3との接触に
よって発生する導電性ダストを、ソケット外部へ除去す
るようにしている。
生じ、特にソケットピン用孔部1a等で発生された導電
性ダストは、強制的にソケットの外部へ排出される。以
上のように、ソケット本体部1および取付けベース部2
にバキュームライン4を付加することによって、デバイ
ス5のアウターリード片6とソケットピン3との接触に
よって発生する導電性ダストを、ソケット外部へ除去す
るようにしている。
【0017】その結果、ソケット内のダストだまりが防
止されると共に、ソケットの特に1個のピン用孔部1a
から、それに隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電
性ダストが放出されることも防止される。すなわち、導
電性ダストが、直接発生されたソケットピン用孔部1a
だけでなく、隣接するピン用孔部にも侵入することがな
い。
止されると共に、ソケットの特に1個のピン用孔部1a
から、それに隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電
性ダストが放出されることも防止される。すなわち、導
電性ダストが、直接発生されたソケットピン用孔部1a
だけでなく、隣接するピン用孔部にも侵入することがな
い。
【0018】このように、全てのソケットピンに導電性
ダストが付着することがなくなるので、デバイスの破
壊、DC(直流)リークの発生等が未然に回避され、信
頼性の高いソケットが得られる。その上、ソケット自体
の寿命も長くなるので、ソケット交換の回数が減少する
ことにより、作業の効率化も達成される。
ダストが付着することがなくなるので、デバイスの破
壊、DC(直流)リークの発生等が未然に回避され、信
頼性の高いソケットが得られる。その上、ソケット自体
の寿命も長くなるので、ソケット交換の回数が減少する
ことにより、作業の効率化も達成される。
【0019】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この実施
例は、請求項2と請求項3の発明に対応しているが、先
の請求項1の発明にも関連している。この第2の実施例
では、先の第1の実施例において、バキュームライン4
の取付け位置を一部変更した点に特徴を有している。そ
の他の構成や動作は、先の第1の実施例と同様である。
例は、請求項2と請求項3の発明に対応しているが、先
の請求項1の発明にも関連している。この第2の実施例
では、先の第1の実施例において、バキュームライン4
の取付け位置を一部変更した点に特徴を有している。そ
の他の構成や動作は、先の第1の実施例と同様である。
【0020】図2は、この発明の防塵型ソケットについ
て、第2の実施例を示す一部切り欠き断面図である。図
における符号は図1と同様であり、7はソケット本体部
1と取付けベース部2に設けられたバキュームラインを
示す。
て、第2の実施例を示す一部切り欠き断面図である。図
における符号は図1と同様であり、7はソケット本体部
1と取付けベース部2に設けられたバキュームラインを
示す。
【0021】この図2では、先の図1で、ソケットピン
3の下方に設けたバキュームライン4の位置を変更し
て、ソケットピン3のクランプ部3aの近傍に、バキュ
ームライン7を設けている(請求項2の発明)。このよ
うに、バキュームライン7を付加することにより、デバ
イス5の脱着によって生じる導電性ダストを、バキュー
ムライン7を通してソケット外へ強制的に排出する(請
求項3の発明)。したがって、この第2の実施例でも、
先の図1の場合と同様に、付加されたバキュームライン
7によって、デバイス5のアウターリード片6と、ソケ
ットピン3との間の接触によって発生する導電性ダスト
を除去することができる。その他の効果も、第1の実施
例と同様である。
3の下方に設けたバキュームライン4の位置を変更し
て、ソケットピン3のクランプ部3aの近傍に、バキュ
ームライン7を設けている(請求項2の発明)。このよ
うに、バキュームライン7を付加することにより、デバ
イス5の脱着によって生じる導電性ダストを、バキュー
ムライン7を通してソケット外へ強制的に排出する(請
求項3の発明)。したがって、この第2の実施例でも、
先の図1の場合と同様に、付加されたバキュームライン
7によって、デバイス5のアウターリード片6と、ソケ
ットピン3との間の接触によって発生する導電性ダスト
を除去することができる。その他の効果も、第1の実施
例と同様である。
【0022】
【発明の効果】請求項1の防塵型ソケットでは、ソケッ
ト本体部1内のソケットピンの下方および取付けベース
部2に、バキュームライン4を付加している。そして、
このバキュームライン4を介してソケット内の空気を吸
引すれば、被測定機であるデバイス5のアウターリード
片6とソケットピン3との接触によって発生する導電性
ダストを、ソケット外部へ除去することができる。
ト本体部1内のソケットピンの下方および取付けベース
部2に、バキュームライン4を付加している。そして、
このバキュームライン4を介してソケット内の空気を吸
引すれば、被測定機であるデバイス5のアウターリード
片6とソケットピン3との接触によって発生する導電性
ダストを、ソケット外部へ除去することができる。
【0023】そのため、ソケット内のダストだまりが防
止されると共に、ソケットの特に1個のピン用孔部か
ら、それに隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電性
ダストが放出されることも防止され、導電性ダストが、
直接発生されたソケットピン用孔部1aだけでなく、隣
接するピン用孔部にも侵入することがない。したがっ
て、全てのソケットピンに導電性ダストが付着すること
がなくなるので、小型で高精度が要求される場合でも、
デバイスの破壊、DC(直流)リークの発生等が未然に
回避され、信頼性の高いソケットが得られる。
止されると共に、ソケットの特に1個のピン用孔部か
ら、それに隣接する他のピン用孔部等の外周部へ導電性
ダストが放出されることも防止され、導電性ダストが、
直接発生されたソケットピン用孔部1aだけでなく、隣
接するピン用孔部にも侵入することがない。したがっ
て、全てのソケットピンに導電性ダストが付着すること
がなくなるので、小型で高精度が要求される場合でも、
デバイスの破壊、DC(直流)リークの発生等が未然に
回避され、信頼性の高いソケットが得られる。
【0024】また、測定時にも、導電性ダストによる悪
影響がないので、従来に比べて高精度の測定が可能にな
る。さらに、ソケット自体の寿命も長くなるので、ソケ
ット交換の回数が減少することにより、作業の効率化も
達成される。
影響がないので、従来に比べて高精度の測定が可能にな
る。さらに、ソケット自体の寿命も長くなるので、ソケ
ット交換の回数が減少することにより、作業の効率化も
達成される。
【0025】請求項2の防塵型ソケットでは、先の請求
項1の防塵型ソケットにおいて、バキュームラインの先
端部を、ソケット本体部1内のソケットピンの下方の代
りにソケットピンのクランプ部の近傍に変更している。
したがって、請求項1の防塵型ソケットと同様の効果が
得られる。
項1の防塵型ソケットにおいて、バキュームラインの先
端部を、ソケット本体部1内のソケットピンの下方の代
りにソケットピンのクランプ部の近傍に変更している。
したがって、請求項1の防塵型ソケットと同様の効果が
得られる。
【0026】請求項3のソケットの導電性ダスト排出方
法では、請求項1と請求項2の防塵型ソケットを使用し
て、吸気手段によりソケット内部の導電性ダストを強制
的に外部へ放出している。したがって、先の請求項1や
請求項2の防塵型ソケットで説明したのと同様の効果が
得られる。
法では、請求項1と請求項2の防塵型ソケットを使用し
て、吸気手段によりソケット内部の導電性ダストを強制
的に外部へ放出している。したがって、先の請求項1や
請求項2の防塵型ソケットで説明したのと同様の効果が
得られる。
【図1】この発明の防塵型ソケットについて、その一実
施例を示す一部切り欠き断面図である。
施例を示す一部切り欠き断面図である。
【図2】この発明の防塵型ソケットについて、第2の実
施例を示す一部切り欠き断面図である。
施例を示す一部切り欠き断面図である。
1 ソケット本体部 1a ソケットピン用孔部 2 取付けベース部 3 ソケットピン 3a ソケットピン3のクランプ部 3b ソケットピン3の先端部 4 バキュームライン 5 デバイス 6 デバイス5のアウターリード片 6a アウターリード片6のソケットピン3との接触部 7 バキュームライン
Claims (3)
- 【請求項1】 ソケット本体部と取付けベース部とから
なり、ソケット本体部内に複数のソケットピン用孔部が
配設され、各ソケットピン用孔部にソケットピンが固定
されたソケットにおいて、 前記ソケットピン用孔部内のソケットピンの下方に、そ
れぞれバキュームラインの先端部が穿孔され、該バキュ
ームラインの他端は、前記取付けベース部の内部を横切
る方向に形成されたバキュームラインと相互に連接され
ていることを特徴とする防塵型ソケット。 - 【請求項2】 ソケット本体部と取付けベース部とから
なり、ソケット本体部内に複数のソケットピン用孔部が
配設され、各ソケットピン用孔部にソケットピンが固定
されたソケットにおいて、 前記ソケットピン用孔部内のソケットピンのクランプ部
の近傍に、それぞれバキュームラインの先端部が穿孔さ
れ、該バキュームラインの他端は、前記取付けベース部
の内部を横切る方向に形成されたバキュームラインと相
互に連接されていることを特徴とする防塵型ソケット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の防塵型ソケッ
トにおいて、 上記取付けベース部の内部を横切る方向に形成されたバ
キュームラインの先端に、吸気手段を接続したことを特
徴とするソケットの導電性ダスト排出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30171794A JPH08138792A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 防塵型ソケットおよびソケットの導電性ダスト排出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30171794A JPH08138792A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 防塵型ソケットおよびソケットの導電性ダスト排出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138792A true JPH08138792A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17900314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30171794A Pending JPH08138792A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 防塵型ソケットおよびソケットの導電性ダスト排出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138792A (ja) |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30171794A patent/JPH08138792A/ja active Pending
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