JPH08137916A - 顧客興味情報収集方法および装置 - Google Patents

顧客興味情報収集方法および装置

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JPH08137916A
JPH08137916A JP27481094A JP27481094A JPH08137916A JP H08137916 A JPH08137916 A JP H08137916A JP 27481094 A JP27481094 A JP 27481094A JP 27481094 A JP27481094 A JP 27481094A JP H08137916 A JPH08137916 A JP H08137916A
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JP
Japan
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customer
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store
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transmitter
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Application number
JP27481094A
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English (en)
Inventor
Naomi Sato
直美 佐藤
Hiroshi Asao
博 朝雄
Megumi Yonezawa
恵 米澤
Akira Ijichi
亮 伊地知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 店舗内での顧客の移動状況を、簡易に、多
数,正確に自動収集し、商品購買情報と同一人物情報と
して対応させることで、顧客興味情報を収集し、商品分
析など各種分析の精度向上を実現させる顧客興味情報収
集方法および装置を提供すること。 【構成】 店舗内の複数の位置に、それぞれ異なる発信
装置識別IDを発信する発信装置を設置し、店舗利用者
である顧客に供される受信装置が、前記発信装置から予
め定められた距離以内に接近した場合に、前記発信装置
から発信される発信装置識別IDを受信し、当該発信装
置識別ID,当該発信装置識別ID受信時刻を受信装置
に記録し、当該発信装置識別IDを受信している時間を
算出して当該受信装置に記録し、前記顧客の前記店舗内
の移動状況を自動的に収集することを特徴とする顧客興
味情報収集方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顧客興味情報収集方法お
よび装置、すなわち、スーパーマーケット等の大型店舗
の売場において、店舗利用者である顧客の移動状況を、
顧客に不快感を与えることなく正確に自動的に収集し、
更に、顧客移動状況情報と商品購買情報,顧客属性情報
を、特定顧客の情報として対応付けて収集し、店舗の商
品分析情報として活用する、顧客興味情報収集方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗内の顧客の移動状況を収集するため
の従来技術としては、例えば、特公平3-38528号公報に
開示されたシステムが知られている。このシステムは、
店舗において顧客の利用に供される複数の買物籠それぞ
れの外部底部に、それぞれ異なる周波数の発信器識別情
報を発信する複数の小型発信器を設置し、前記店舗内に
おける顧客が通る通路の所定の複数位置の床に、それぞ
れ前記小型発信器が予め定められた距離に接近したとき
のみに前記小型発信器からの小型発信器識別情報を受信
して、当該受信信号に応じた信号を出力する複数の受信
手段と、該複数の受信手段の出力に基づいて顧客の前記
店舗における移動状況(動線)を算出する算出手段により
顧客の移動状況を収集するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
顧客が通る通路の所定の複数位置の床にある複数の受信
手段(センサーパネル)が、小型発信器が予め定められた
距離に接近したときにのみ、異なる発信器識別情報を受
信することで客の移動状況を把握するようにしている。
そこで、この技術では、上述のセンサーパネルは、同時
に同じ周波数の電波を受信することはできないことか
ら、予め定められた距離内に最大限の顧客が集中するこ
とを考えて、割り当てられた周波数分のセンサーパネル
を設置する必要がある。また、同一周波数の発振器を携
行する客が予め定められた距離内に集中した場合には、
混信を起こしてしまって、発信器識別情報すなわち客数
を正しく把握できなくなるという問題があった。また、
この技術では、顧客の動線情報を得るのみで、この動線
情報と特定顧客の顧客属性,商品購買情報とを対応付け
てはいないために、どういう属性の顧客がどのように店
舗内を移動したか、あるいは、どの陳列棚および試食・
実演販売場所に接近し、当該位置にどの程度の時間滞留
し、その結果どの商品を購入したかはわからないという
問題があった。更に、顧客がある商品の陳列場所の前を
通過,滞留している割合が大きいのにも拘わらず、基準
の売り上げを達成しない、すなわち、興味を示すわりに
売り上げにつながらない等の情報をリアルタイムで収集
できないという問題があった。上述の如く、従来技術で
は、顧客の動線のサンプルを収集することは可能である
が、収集結果を即時に有効に活用することは困難という
課題があった。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の技術における上述
の如き問題を解消し、店舗内での顧客の移動状況と滞留
時間とを、簡易に、より正確に自動収集する方法および
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、不特
定人物の移動状況のみを収集するのではなく、特定顧客
の移動状況を、商品購買情報,顧客属性情報と関連付け
ることにより、顧客興味情報として収集を行う方法およ
び装置を提供することにある。本発明の更に他の目的
は、収集した顧客興味情報の分析結果から、必要に応じ
て、リアルタイムに店舗側で対策を講じることができる
ような情報を提供する方法および装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、店
舗内の複数の位置に、それぞれ異なる発信装置識別ID
を発信する発信装置を設置し、店舗利用者である顧客に
供される受信装置が、前記発信装置から予め定められた
距離以内に接近した場合に、前記発信装置から発信され
る発信装置識別IDを受信し、当該発信装置識別ID,
当該発信装置識別ID受信時刻を受信装置に記録し、当
該発信装置識別IDを受信している時間を算出して当該
受信装置に記録し、前記顧客の前記店舗内の移動状況を
自動的に収集することを特徴とする顧客興味情報収集方
法および装置、これに加えて、前記受信装置に記録され
た当該顧客移動状況情報を、前記顧客の商品購買情報,
顧客属性情報と同一人物情報として対応付けて、顧客個
人個人の顧客興味情報を収集することを特徴とする顧客
興味情報収集方法および装置、および、これに加えて、
更に、前記店舗内において、予め設定した顧客の通過
率,滞留率あるいは買上率等が、予め設定された基準値
に達したか否かを判断し、その結果を出力することを特
徴とする顧客興味情報収集方法および装置によって達成
される。
【0005】
【作用】本発明に係る顧客興味情報収集方法および装置
においては、店舗利用者である顧客に供される受信装置
が予め定められた距離に接近した場合に、発信装置から
発信される発信装置識別IDを受信し、当該発信装置識
別IDと当該発信装置識別ID受信時刻と、定めれた距
離内に滞留している場合の滞留時間を記憶することによ
り、店舗内の顧客一人一人の移動状況を、自動的に、し
かも多数の顧客の情報を正確に収集することができる。
また、顧客が精算を行う時点で、顧客移動情報を同一人
物の商品購買情報,顧客属性情報と対応付けることによ
り、商品購買情報と結び付けた特定人物の情報としての
店舗移動状況情報の記録・収集を可能とし、当該収集情
報に基づいて、より精度の高い商品分析を可能とする。
更に、発信装置が設置され、予め基準値を設定した特定
の位置において、設定した基準に達していない場合にア
ラーム出力を行うことにより、店舗側が、リアルタイム
に対策を打つことが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る顧客興味
情報収集装置を適用した、スーパーマーケット等の大型
小売り店舗における売場のレイアウト例と、発信装置の
設置例を示す図である。図1において、10は顧客が店
舗売場内に出入りする出入口、20は顧客に供される買
物籠および買物カート置き場、30は商品陳列棚、40
は試食・実演販売場所、50は精算機、60は発信装
置、70は入場感知センサ発信装置である。図2は、図
1に示した発信装置60の構成例を示すものであり、そ
れぞれが異なった発信装置識別IDを有する発信装置識
別ID設定装置202と、予め定められた距離内に上記
発信装置識別IDを、常時送信するよう制御する制御装
置204とを有する。なお、発信装置60は、店舗内の
複数の個所に設れられるが、発振用のアンテナに強い指
向性を持たせているので、同一の周波数を用いても、微
弱出力で送信すれば混信のおそれがない。
【0007】図3は、顧客に供される受信装置300の
構成例を示すものであり、発信装置識別IDの認識部3
02,入場感知センサおよび発信装置識別IDを受信し
た時刻と発信装置識別IDを受信している時間を算出す
る機構304,受信した発信装置識別IDを時系列に記
憶するメモリ306,上記算出機構304で算出した受
信時刻を時系列に記憶するメモリ308,上記算出機構
304で算出した時間で、予め定められた一定時間をそ
の位置で商品を選択していると考え、その時間を滞留時
間として時系列に記憶するメモリ310,発信装置識別
IDを便宜上一次保存する領域312を有する。本実施
例に示す顧客興味情報収集装置においては、メモリ30
4で算出された発信装置識別IDおよびメモリ310に
記憶された滞留時間により、顧客の移動状況が正確にわ
かることが重要である。
【0008】図4は、図3に示した受信装置300の取
付け例である。店舗内での使用方法として、本実施例に
おいては、顧客に供される買物籠400あるいは買物カ
ート402に、受信装置300とカードライタ404一
体型の小型受信装置が取り付けられている。これによ
り、買物籠400あるいは買物カート402を持った顧
客と一緒に受信装置300とカードライタ404一体型
の小型受信装置が店舗売場内を移動できる。買物籠40
0および買物カート402は、図1の買物籠および買物
カート置き場20に置かれている。カードライタ404
は、発信装置識別IDを受信するセンサ406を有す
る。
【0009】図5は、顧客興味情報を記憶・分析する処
理装置の構成例を示すブロック図である。この例では、
入力装置502,処理装置504,記憶装置510,画
面表示装置520,出力装置522を有する。入力装置
502は、受信装置や精算機からデータが直接転送され
る場合は不要であり、主に警告モード情報の入力や蓄積
された各種データの分析段階で活用する。処理装置50
4は、顧客が店舗のある地点を通過した場合の通過率,
一定時間以上定められた位置に滞留していた滞留率、あ
るいは、特定商品の買上率が、予め設定されたそれぞれ
の基準に達したか否かを判断し、基準未達成の場合に、
アラームによりに設定された間隔毎に警告する処理を行
う警告管理モード処理装置506,記憶装置510に記
憶してある各種データの分析処理を行う各種分析処理装
置508を有し、記憶装置510は、受信装置から転送
される顧客動線情報テーブル512,本実施例の場合は
精算機から入力される顧客属性情報テーブル514,精
算機から転送される商品購買情報テーブル516,警告
を行うための設定値を登録しておく警告モード情報テー
ブル518を有する。
【0010】図6〜図9は、図5に示した記憶装置に収
容するテーブルのデータ構成例を示す図である。図6の
顧客動線情報テーブル512は、顧客属性情報テーブル
514や商品購買情報テーブル516と同期を取る番号
602,入場時刻604,発信装置識別ID受信時刻6
06,発信装置識別ID608,滞留時間610,動線
長612を有する。発信装置識別ID受信時刻606,
発信装置識別ID608,滞留時間610は、複数デー
タを有する。なお、動線長は、店舗レイアウトと発信装
置識別ID受信時間から求められる。図7の顧客属性情
報テーブル514は、顧客動線情報テーブル512や商
品購買情報テーブル516と同期を取る番号702の他
は、例えば、性別704,年齢区分706,主婦か学生
かといった属性708,同伴者の有無708,会員番号
712,趣味・嗜好714等を有する。本テーブルの顧
客属性は、精算機などから入力する必要がある。
【0011】図8の商品購買情報516は、精算機から
転送され、顧客動線情報テーブル512や顧客属性情報
テーブル514と同期をとる番号802,精算時刻80
4,購買商品名806,数量808,単価810,合計
売上金額812等を有する。購買商品名806,数量8
08,単価810は複数データを有する。図9の警告モ
ード情報テーブル518は、予め設定した特定の位置に
設置された発信装置の発信装置識別ID902,警告を
出す基準となる通過率904,滞留率906,買上率9
08等を有する。発信装置識別ID902,警告を出す
基準となる通過率904,滞留率906,買上率908
は、設定する数だけ複数データを有する。図10は、上
述の如く構成された、本実施例に係る顧客興味情報収集
装置の動作を示すフローチャートである。なお、図11
は、本実施例の通過率,滞留率,買上率に対し、目標未
達成の場合にリアルタイムに警告を行う処理一例を示す
フローチャートである。
【0012】以下、まず、図1,図2,図4,図5をも
用いて、図3の各部の動作を図10に示すのフローチャ
ートによって説明する。図1に示す構成の店舗におい
て、顧客が出入口10を通過して売場に入り、買物籠お
よび買物カート置き場20から、図4に示した買物籠4
00あるいは買物カート402を取る。この買物籠40
0あるいは買物カート402には、前述の通り、受信装
置300とカードライタ404一体型の小型受信装置が
取り付けられており、受信装置となる(ステップ1002)。
次に、入場感知センサ発信装置70のある位置を通過す
る時点で、入場時刻を算出する機構304により入場時
刻が計算され、入場時刻を記憶するメモリ308に記録
される(ステップ1004)。店舗内では、図1に示した如き
商品陳列棚30および試食・実演販売場所40等の複数
位置に設置された発信装置60から、予め定められた距
離内に発信装置識別ID202が常時送信されている。
顧客が売場を通過し、予め定められた距離内に接近する
と、受信装置識別IDを受信するセンサ406が、発信
装置60の発信装置識別IDに反応する(ステップ100
6)。
【0013】当該発信装置識別IDを、発信装置識別I
Dを一時保存する領域312に格納し(ステップ1008)、
次に、最後に受信した発信装置識別IDと一致するかを
確認する(ステップ1010)。一致しない場合は、発信装置
識別IDを一時保存する領域312にある、発信装置識
別IDを受信した発信装置識別IDを記憶するメモリ3
06に記憶させる(ステップ1012)。更に、受信時間を算
出する機構304で算出し、受信時間を記憶するメモリ
308に記憶させる(ステップ1014)。1度目の場合は、
受信装置300は初期化されているため、受信した発信
装置識別IDと一致することはなく、必ずステップ1012
に進むことになる。ステップ1014からステップ1006に戻
ることを繰り返すことにより、複数回発信装置識別ID
の受信と一致を確認することになる。ステップ1010で一
致する場合は、当該発信装置識別ID受信内に滞留して
いることになり、発信装置識別IDを受信している間の
滞留時間を滞留時間を算出する機構304で算出する
(ステップ1016)。
【0014】滞留時間が予め定められた時間以上であれ
ば(ステップ1018)、その地点に滞留し、商品を選択して
いたと考え滞留時間を滞留時間を記憶するメモリ310
に記憶する(ステップ1020)。滞留時間が予め定められた
時間以下の場合、その地点は通過したのみと判断し、特
に滞留時間は記憶する必要はない(ステップ1018)。ステ
ップ1006からステップ1020を繰り返す間は、顧客が商品
陳列棚30あるいは試食・実演販売場所40などの発信
装置識別ID送信範囲内を異動していたことである。売
場での買物を終了し、精算機に到着し(ステップ1022)、
精算を終了した時点で精算機に蓄積された商品購買情報
と、精算機からオペレータにより入力された顧客属性情
報とを同一人物の情報として対応付け、図5の処理装置
の記憶装置510にリアルタイムに転送し記憶させる
(ステップ1024)。この対応付けは、例えば、精算機か
ら、図7,図8に示した番号702,802を出力して
これを受信装置60に一旦記憶させ、その後、これを含
む全情報を転送することで実現できる。全情報が、図5
の記憶装置510に記憶した時点で、受信装置の情報は
ゼロクリアする(ステップ1026)。
【0015】次に、予め設定した発信装置識別ID90
2の通過率904,滞留率906,買上率908の基準
未達成の場合に、定められた間隔毎に警告を行う方法
を、図5,図6,図8,図9,図11を用いて説明す
る。例えば、売り出し商品など、ある特定の商品の位置
に係る発信装置識別ID902を、図5の記憶装置51
0の警告モード情報518に、図9のテーブルに従っ
て、基準通過率904,基準滞留率906,基準買上率
908のいずれか、あるいは、必要に応じ、すべてに対
し設定値を登録しておく。そして、図5に示す記憶装置
510にリアルタイムで送信され、記憶されている顧客
動線情報512と商品購買情報516とを解析して(ス
テップ1102)、予め登録されていた通過率904,滞留
率906,買上率908に達していない場合(ステップ1
104)は、図5に示す警告管理モード処理装置506によ
り解析され、設定した時間間隔を超えた場合に(ステッ
プ1108)、画面表示装置520からアラーム(警告)出力
を行う(ステップ1106)。
【0016】上記実施例によれば、特定人物あるいは顧
客属性毎に、簡易に正確に多量の顧客動線情報を収集す
ることができる。受信装置の情報は精算の時点で処理装
置に転送され、ゼロクリアされるので、受信装置のメモ
リ容量は1回の動線情報収集に耐え得るだけでよくなる
という利点がある。また、上記実施例によれば、顧客移
動状況情報を自動的に収集することが可能になり、商品
購買情報,顧客属性情報と同一人物の情報として対応さ
せることにより、店舗・商品分析に活用する情報収集が
可能となる。当該データを活用することにより、特定人
物毎および顧客属性毎に、店舗売場の移動状況,発信装
置設置点毎の滞留時間,購買情報の関係が明らかにな
り、顧客がどのように店舗を移動し(動線)、どのような
商品に興味を示し、どの商品を購入したか購入しなかっ
たか等の情報を、顧客に不快感を与えることなく、正確
に多量に収集把握できるという効果がある。
【0017】また、例えば、警告モードに登録された位
置にある発信装置に対し、通過率あるいは滞留率は基準
を達しているのに、買上率は基準に達していないという
場合は、顧客は商品に興味は示しているものの購買に結
び付かないと判断でき、アラーム出力することで、即時
に状況を把握することができる。この出力を利用するこ
とにより、例えば、当該商品の価格を引き下げる、担当
者を配置して、更に売り込みを行うなどの、売り上げ向
上につなげる対策を即時に講じることができるという効
果がある。同様に、売り出し場所であるにもかかわら
ず、通過率が基準に達していない場合には、基準通過
率,滞留率,買上率の未達成の警告をアラームで行うこ
とにより、例えば、POP広告に力を入れる,売場を変
更するなどの対策を講じることができるという効果があ
る。
【0018】なお、上記実施例は本発明の一例を示した
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもないことである。例えば、上記実施
例においては、受信装置300とカードライタ404と
を一体型とした例を示したが、受信装置300とカード
ライタ404とを分離型とすることも可能である。この
場合、受信装置300は、カード型小型受信装置とする
ことが可能である。カード型小型受信装置は、店舗発行
による、一般に会員カードと言われる顧客所有のカード
でも、不特定多数活用の顧客興味情報収集専用カードで
も、顧客移動情報を記憶できるカードなら他でも構わな
い。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、店舗内での顧客の移動状況と滞留時間とを、簡易
に、より正確に自動収集する方法および装置を実現でき
るという顕著な効果を奏するものである。より詳細に
は、店舗の売場の複数位置に設置された発信装置と、前
記店舗利用の顧客に供される受信装置により、これらが
予め定められた距離内に接近した場合に、前記発信装置
から送信される発信装置識別ID,受信時刻,滞留時間
を受信装置が記録することにより、顧客全員の動線情報
を正確に自動収集できるという効果がある。この動線情
報は、商品購買情報,顧客属性情報と連結することによ
り、顧客属性に基づいた売場移動状況,滞留時間,商品
購買率を集計・分析でき、より精度の高い商品分析が実
現できるという効果がある。また、売場の売り出し商品
の場所など、ある特定の位置に対し、通過率,滞留率,
買上率等に対し、予め設定した基準を達成しない場合に
アラームを出力ことにより、通過率が悪くて買上率が目
標に達しないのか、通過しているにも拘わらず買上率が
目標に達しないのか等を、リアルタイムに把握すること
ができ、即対策を講じることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る顧客興味情報収集装置
を適用した売場のレイアウト例と、発信装置の設置例を
示す図である。
【図2】図1に示した発信装置60の構成例を示す図で
ある。
【図3】実施例に係る、顧客に供される受信装置300
の構成例を示す図である。
【図4】実施例に係る、受信装置300の取付け例を示
す図である。
【図5】実施例に係る、処理装置の構成例を示す図であ
る。
【図6】図5に示した処理装置の記憶装置510に収容
するテーブルのデータ構成例を示す図(その1)である。
【図7】図5に示した処理装置の記憶装置510に収容
するテーブルのデータ構成例を示す図(その2)である。
【図8】図5に示した処理装置の記憶装置510に収容
するテーブルのデータ構成例を示す図(その3)である。
【図9】図5に示した処理装置の記憶装置510に収容
するテーブルのデータ構成例を示す図(その4)である。
【図10】実施例に係る、顧客興味情報収集方法の動作
を示すフローチャートである。
【図11】実施例に係る、警告を行う方法の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 出入口 20 買物籠および買物カート置き場 30 商品陳列棚 40 試食・実演販売場所 50 精算機 60 発信装置 70 入場感知センサ発信装置 202 発信装置識別ID 204 制御装置 300 受信装置 302 発信装置識別IDの認識部 304 入場時間、受信時間、滞留時間を算出する機構 306 受信した発信装置識別IDを記憶するメモリ 308 入場時間、受信時間を記憶するメモリ 310 滞留時間を記憶するメモリ 312 発信装置識別IDを一時保存する領域 400 買物籠 402 買物カート 404 カードライタ 406 発信装置識別IDを受信するセンサ 502 入力装置 504 処理装置 506 警告管理モード処理装置 508 各種分析処理装置 510 記憶装置 512 顧客動線情報テーブル 514 顧客属性情報テーブル 516 商品購買情報テーブル 518 警告モード情報テーブル 520 画面表示装置 522 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊地知 亮 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗内の複数の位置に、それぞれ異なる
    発信装置識別IDを発信する発信装置を設置し、店舗利
    用者である顧客に供される受信装置が、前記発信装置か
    ら予め定められた距離以内に接近した場合に、前記発信
    装置から発信される発信装置識別IDを受信し、当該発
    信装置識別ID,当該発信装置識別ID受信時刻を受信
    装置に記録し、当該発信装置識別IDを受信している時
    間を算出して当該受信装置に記録し、前記顧客の前記店
    舗内の移動状況を自動的に収集することを特徴とする顧
    客興味情報収集方法。
  2. 【請求項2】 前記受信装置に記録された当該顧客移動
    状況情報を、前記顧客の商品購買情報,顧客属性情報と
    同一人物情報として対応付けて、顧客個人個人の顧客興
    味情報を収集することを特徴とする請求項1記載の顧客
    興味情報収集方法。
  3. 【請求項3】 前記店舗内において、予め設定した顧客
    の通過率,滞留率あるいは買上率等が、予め設定された
    基準値に達したか否かを判断し、その結果を出力するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の顧客興味情報収
    集方法。
  4. 【請求項4】 店舗内の複数位置に設置される、それぞ
    れ異なる発信装置識別IDを発信する発信装置と、顧客
    に供される、前記発信装置識別IDを受信する手段と、
    前記発信装置識別IDの受信時刻を認識する手段と、当
    該発信装置識別ID,当該発信装置識別IDの受信時
    刻,当該発信装置識別IDを受信している間である滞留
    時間の3情報を記憶する手段とを備え、更に、商品購買
    情報,顧客属性を同一人物情報として対応付け記憶した
    時点で、当該発信装置識別ID,受信時刻,滞留時間の
    記憶をゼロクリアする手段を有した受信装置とを備えた
    ことを特徴とする顧客興味情報収集装置。
  5. 【請求項5】 前記発信装置,受信装置に加えて、前記
    受信装置からの情報と、商品購買情報,顧客属性を同一
    人物情報として対応付け記憶する記憶装置を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の顧客興味情報収集装置。
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