JP2001143184A - 移動体の移動履歴を解析集計するシステム - Google Patents

移動体の移動履歴を解析集計するシステム

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JP2001143184A
JP2001143184A JP31888999A JP31888999A JP2001143184A JP 2001143184 A JP2001143184 A JP 2001143184A JP 31888999 A JP31888999 A JP 31888999A JP 31888999 A JP31888999 A JP 31888999A JP 2001143184 A JP2001143184 A JP 2001143184A
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Katsuyoshi Hirano
勝義 平野
Oichi Atoda
央一 阿刀田
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DISTRIBUTION ECONOMICS INSTITUTE OF JAPAN
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人カート等の移動体の所定の地域内における
移動履歴を検知し集計し、多くの移動体の各移動履歴と
時間とを共に把握可能なシステムの提供。 【解決手段】 移動体に所持され又は装着される記録装
置と、移動調査区域内の所定の地点に配備された複数の
ロケーションマーカーと、データ処理装置とから構成さ
れるシステムであって、ロケーションマーカーは、当該
地点を特定するためのロケーションID発信手段を具備
し、記録装置は、ロケーションID信号受信手段と、I
D信号受信手段が受信したロケーションID信号を順次
記録するメモリ手段とを具備し、データ処理装置は、記
録装置のメモリ手段に記録されているロケーションID
信号データを読取るデータ受信手段と、データ受信手段
が受信したデータを記憶するデータ記憶手段と、当該デ
ータに基づいて記録装置を所持した移動体の移動履歴を
解析して集計するプロセッサ手段と、により構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人若しくはカート
等の移動体の所定の地域内における移動履歴を検知し集
計するシステムに関し、特に人が多く集まる商業施設、
テーマパーク等における各人の移動経路パターンを解析
集計するシステムに関する。更には、多くの移動体の各
移動履歴と時間とを共に把握することを可能にしたシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】野生動物の行動パターンを把握するた
め、各個体に発信器を取り付けそこから送信されるID
信号によって位置情報を取得し、これに基づく解析が試
みられている。一方、人間を対象にした場合でも、商品
・サービスの販売戦略構築の観点から、都会、特にデパ
ート等の商業施設や各種テーマパークで、人がいかなる
ものに興味関心を持っているかをその実行動の面から把
握するため、これらの区域での各人の移動履歴を捉える
ことが意図されている。また、広大な工場等の生産現場
での作業車の動きや資材・製品の運搬など人以外の物品
の管理上から、その移動状態を把握することも求められ
ている。
【0003】従来、人間の移動履歴及び経路を調査する
場合、テレビカメラで移動状況を記録したり、調査員が
対象者を尾行したりして調査している。工学的にこうし
た移動体の移動履歴を捉える場合、移動体側に発信器を
備えさせ、該発信器からのID信号を受信する受信器
を、信号データの記憶装置や演算装置等と共に固定側で
ある各ロケーション地点に設置していた。また、ID信
号は、各移動体に個別に割り当てられた特定周波数の電
磁波又は赤外線を用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の調査を行う方法
や移動体に発信器を装着させる方法では、技術的な精度
の向上、記録対象者又は記録対象物の数の向上、自然状
態での移動状況の把握に限界がある。しかし、特にこの
システムでは、多数の移動体が一箇所に集中した場合に
も確実に記録を行うためには、割り当てるべきID信号
の周波数の数には限界があるため、周波数分割などの符
号の分離を行なわない限り、同時に検出すべき移動体の
数も制限を受けざるを得ず、また、電池によってID信
号が発信されるため、電池交換可能な場合でもその交換
サイクルが比較的短いという問題がある。
【0005】特に、商業区域での消費者の関心をその流
れから的確に捉えるためには、年齢、職業や性別などに
応じた該区域での行動パターンをデータ化する必要があ
り、そのサンプル数を増やすことが望まれる。
【0006】また、特にこの種の解析では、区域が人工
的な施設であるから、その移動履歴も限られたものであ
るため、必ずしもその位置情報を連続的に把握する必要
もなく、区域の内の要所要所のロケーション地点の通過
の有無を判定できれば良いという面もあり、更に、デー
タは爾後の解析に用いることが出来れば良いから、移動
体から受けた受信信号をリアルタイムで処理して現在情
報として監視可能にしておくことも必ずしも必要ではな
い。このように移動体側からID信号を発信するシステ
ムでは、対応しきれない問題が生じてきた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する移動
体の移動履歴を解析集計するシステムは、人若しくは物
体の一又は複数の移動体に所持され又は装着される記録
装置と、移動調査区域内の所定の地点に配備された複数
のロケーションマーカーと、データ処理装置とから構成
されるシステムであって、ロケーションマーカーは、当
該地点を特定するためのロケーションID信号を発信す
るためのロケーションID発信手段を具備し、記録装置
は、ロケーションマーカ−から発信されるロケーション
ID信号を受信するID信号受信手段と、ID信号受信
手段が受信したロケーションID信号を順次記録するメ
モリ手段とを具備し、データ処理装置は、記録装置のメ
モリ手段に記録されているロケーションID信号データ
を読取るデータ受信手段と、データ受信手段が受信した
データを記憶するデータ記憶手段と、当該データに基づ
いて当該記録装置を所持した移動体の移動履歴を解析し
て集計するプロセッサ手段とを具備している。
【0008】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
におけるロケーションマーカーは、夫々のロケーション
マーカーに個別に割り当てられた周波数若しくは符号に
より電磁波、磁場、超音波、又は赤外線を変調したロケ
ーションID信号を発信し、記録装置は、各ロケーショ
ンマーカ−から発信されたロケーションID信号を受信
してこれをメモリ手段に記録するように構成されてい
る。
【0009】また、移動体の移動履歴を解析集計するシ
ステムにおけるロケーションマーカーは、磁気双極子の
オン/オフによる、夫々のロケーションマーカ−に個別
に割り当てられた特定の周波数又はシリアル符号磁気に
よるロケーションID信号を発信し、記録装置は、各ロ
ケーションマーカーから発信された特定のシリアル符号
磁気信号を受信してこれをメモリ手段に記録するように
構成されている。
【0010】さらに、移動体の移動履歴を解析集計する
システムにおけるロケーションマーカーは、所定半径の
円状区域にロケーションID信号を発信している。
【0011】またさらに、移動体の移動履歴を解析集積
するシステムにおけるロケーションマーカーは、所定地
域を取囲むループ状区域にロケーションID信号を発信
するようにしている。
【0012】また、移動体の移動履歴を解析集積するシ
ステムにおけるロケーションマーカーは、直線若しくは
曲線状の区域に対し、ロケーションID信号を発信する
ようにしている。
【0013】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
において、個々のロケーションマーカ−によるエリアが
連続的に重複して一つの区域を形成するように配置して
いる。測定地点では所定区域を形成するロケーションI
D、各ロケーションマーカーが個別に発信するロケーシ
ョンIDの組み合わされたものとして扱い、解析時には
それらのIDを改めて一つのロケーションIDに置き換
えて扱う。
【0014】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
において、一のロケーションマーカーがそのロケーショ
ンID信号を発信する一の区域と、他の一のロケーショ
ンマーカーがそのロケーションID信号発信する他の一
の区域とがある部分で重畳し、該重畳部分において、記
録装置がこれら両者のロケーションID信号を同時に受
信するようにしている。
【0015】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
における記録装置は、計時手段を有し、ロケーションマ
ーカーから発信されたID信号を受信した際に、当該受
信信号と共に計時手段からの時間データをメモリ手段に
記録するようにしている。
【0016】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
における記録装置は、計時手段を有し、前記ロケーショ
ンマーカーから発信された所定のロケーションID信号
を受信開始した時に、当該ロケーションID信号と共に
前記計時手段からの時間データを受信開始時間として前
記メモリ手段に記録し、さらに、当該ロケーションマー
カーからの信号受信が途切れた時に、計時手段からの時
間データを前記ロケーションID信号の受信終了時間と
してメモリ手段に記録するように構成している。
【0017】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
における記録装置は、さらに有線又は無線送信手段を具
備し、メモリ手段に記録されたデータを、プロセッサ手
段からのデータ送出要求に基づいて発信するデータ発信
手段を具備し、データ処理装置は、記録装置のデータ発
信手段と有線又は無線交信するための無線交信手段を具
備している。
【0018】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
は、前記移動体の移動履歴に基づき、各移動体の移動の
順序と、前記受信開始時間及び受信終了時間から得られ
た各移動体の滞在時間とを集計するように構成してい
る。
【0019】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
は、前記移動体の移動履歴及び前記複数のロケーション
マーカーの所定の地点の配置図に基づき、移動体の移動
経路を推定するように構成している。
【0020】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
におけるデータ処理装置は、一の記録装置から受信した
一連のロケーションID信号と個々の当該ロケーション
ID信号に付随する時間データに基づいて当該一の記録
装置を所持する移動体による各ロケーションマーカー設
置地点間の平均移動速度を算出して移動調査区域内にお
ける当該移動体の妥当な移動経路を推定する。
【0021】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
におけるデータ処理装置は、ディスプレイ手段を有し、
推定された移動体の妥当な移動経路をディスプレイ手段
において画像表示するように構成している。
【0022】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
においてプロセッサ手段は、複数の記録装置から受信し
た複数のロケーションIDに関するデータと推定された
各移動体の妥当な移動経路に基づいて、移動体が移動し
た所定の移動経路パターンの多い順に集計出力するよう
にしている。
【0023】移動体の移動履歴を解析集計するシステム
においてロケーションマーカー設置地点には、当該ロケ
ーションマーカが正常にロケーションID信号を発信し
ているか否かを確認するためのロケーションID信号確
認装置が設置される。
【0024】
【発明の実施の形態】初めに、本発明のシステムにおけ
るハード構成について述べる。図1はシステムのハード
構成を示すブロック図である。移動体の移動履歴を調査
する移動調査区域1内の所定の地点には、複数のロケー
ションマーカー2a……2nが配備されている。各ロケ
ーションマーカー2a……2nは、それらが設置されて
いる地点を特定するロケーションID信号を発信するた
めのロケーションID信号発信手段3a……3nを具備
している。
【0025】すなわち、ロケーションID発信手段3a
……3nは、ロケーションマーカー2a……2nに個別
に割り当てられた磁気双極子のオン/オフによる特定の
シリアル符号磁気によるロケーションID信号を、所定
半径の同心円状区域若しくは所定地域を取り囲むループ
状区域に発信している。
【0026】そして、一のロケーションマーカー2aと
他の一のロケーションマーカー2nとは、同一のロケー
ションID信号を発信し、発信された各区域は互いに連
続する一の区域を形成している。
【0027】また、別の区域では一のロケーションマー
カー2aが、そのロケーションID信号を発信する一の
区域と、他の一のロケーションマーカー2nがそのロケ
ーションID信号を発信する他の一の区域とが、ある部
分で重畳するようにロケーションID信号を発信させて
いる。
【0028】さらに、各ロケーションマーカー2a……
2n設置地点には、それぞれ当該ロケーションマーカー
が正常にロケーションID信号を発信しているか否かを
確認するためのロケーションID確認装置4a……4n
が設置されている。
【0029】人若しくは物体の移動体に所持され、移動
調査区域1内を移動する記録装置5は、ロケーションマ
ーカー2a……2nから発信されるロケーションID信
号を受信するID信号受信手段6と、受信した特定のシ
リアル符号磁気信号からなるロケーションID信号を順
次記録するメモリ手段7とを具備している。そして、ロ
ケーションID信号が重畳する区域では、記録装置5
は、重畳する部分においてこれら両者のロケーションI
D信号を同時に受信できるようになっている。
【0030】記録装置5は、計時手段8を有し、ロケー
ションマーカー2a……2nのいずれかから発信された
ロケーションID信号を受信した際に、この受信信号と
ともに計時手段8からの時間データをメモリ手段7に記
録するようになっている。
【0031】すなわち、いずれかのロケーションID信
号を受信開始したときに、計時手段8からの時間データ
を受信開始時間とし、当該ロケーションマーカからの信
号受信が途切れたときに、その時間データをこのロケー
ションID信号の受信終了時間としてメモリ手段7に記
録する。
【0032】記録装置5は、さらにデータ発信手段9を
具備し、データ処理装置10のプロセッサ手段14から
のデータ送出要求に基づいて、メモリ手段7に記録され
たデータを発信する。
【0033】データ処理装置10は、記録装置5のデー
タ発信手段9と無線交信するための無線交信手段11
と、メモリ手段7に記録されたデータを受信するデータ
受信手段12と、受信したデータを記憶するデータ記憶
手段13と、当該データに基づいてこの記録装置5を所
持した移動体の移動履歴を解析して集計するプロセッサ
15とを有する。
【0034】このプロセッサ14は、複数の記録装置5
から受信した複数のロケーションIDに関するデータ
と、推定された各移動体の妥当な移動経路に基づいて、
移動体が移動した所定の移動経路パターンの多い順に集
計出力する。
【0035】さらに、データ処理装置10は、ディスプ
レイ手段15を有し、移動体の妥当な移動経路を画像表
示する。
【0036】なお、記録装置には、その移動体の個体属
性を示すデータ、例えば人の場合には、性別、年齢、職
業や趣味などを、予め格納しておくこともできるが、デ
ータ処理装置による処理時に、爾後に聞き取ったデータ
として該データ処理装置に直接入力するようにしても良
い。
【0037】移動調査区域が、100メートル四方以上
の広い範囲に亙るときは、ロケーションID信号として
電磁波又は赤外線を用いると良く、それ以下の範囲で
は、磁気双極子のシリアル符号磁気信号を利用すると良
い。シリアル符号磁気信号は、検出側即ちID信号受信
手段を有する記憶装置の姿勢やその感度の変動、及び信
号検出範囲の変動への影響が小さいという利点の他、ロ
ケーションID信号の発信する区域の境界での判定感度
が良いといったことがある。
【0038】ロケーションマーカーが同一のロケーショ
ンID信号を発信する場合には、記録装置側が混乱する
ことのないように相互に強調して発信することが望まし
い。
【0039】また、記録装置に対して、そのメモリ手段
の初期化、電池切れの検出及びID信号受信手段を含む
回路の故障診断を行うため、こうした機能をデータ処理
装置に付加し、その無線交信手段及びロケーションマー
カーを介して実施させることも可能である。
【0040】そして、移動経路を推定する場合とは、全
ての経路を確定する程にはロケーションマーカーを多く
設置できないとき、又は記録装置の一部データの消失に
よって全部の経路を特定できないなどがある。
【0041】次に、本発明のシステムについて述べる。
ある5階建ショッピングセンターを利用した顧客の移動
履歴を経時的にトラッキングし、その動線経路や店舗利
用(立寄り)に関するデータを取得する。
【0042】移動調査区域内に配置されたロケーション
マーカーについて、先ず、図1の一階平面図に基づき説
明する。本実施の形態では、各ロケーションマーカーの
ロケーションID信号の発信は双極子磁場の形成により
行うが、特にことわりのない限り、各ID信号は相異な
るシリアル符合磁気を有する。一階の大小2つの出入口
には、それぞれのロケーションマーカーからロケーショ
ンID信号が発信される区域R1及びR2(以下、Nを
整数とし区域RNに対応するロケーションID信号及び
ロケーションマーカーをそれぞれ符号IDN及びLMN
で表す。)が略長楕円形のループ状に形成されている。
これは各区域と略同形に配置した各ケーブルに個別のシ
リアル符号磁気を発生させる装置を取り付けることで行
う。このようにケーブル配置により磁場フィールドを発
生させることで任意形状のロケーションID信号の発信
区域を設定できる。入口又は出口といった単なる通過点
の区域にID信号を発生させるには、移動体の区域内で
の滞在を問題としないから、このような長楕円形若しく
は棒状にしたループ状区域のもので良い。
【0043】フロアー中央には、目玉商品を陳列したワ
ゴンセールスの店舗Wを囲むように円状のロケーション
ID信号発生区域R3が設定され、更にこれを含むよう
に方形のロケーションID信号発生区域R4が形成され
ている。発生区域を区域R3のように円形とする場合
は、ケーブル配置による他、磁気双極子のZ軸を鉛直に
して区域中心と一致させることのできる方法であれば良
い。従って、店舗Wの顧客は、ロケーションID信号I
D3及びID4の両者を受信することになる。即ち、記
録装置を携帯する顧客の入店時の移動経路を示す矢印M
1、M2及びM3についてそのロケーションID信号の
受信順序を見ると、M1のケースでは、ID1(出入
口)→ID4→(ID3+ID4)→ID4となり、M
2のケースでは、ID1(出入口)→LID−4とな
り、及びM3のケースでは、ID1(出入口)のみとな
る。
【0044】次に、代表的なフロアーでのロケーション
マーカーの配置について、図2により説明する。左側の
小さな出入口には、ロケーションID信号の発信される
円形区域R5が、同じく大きい出入口には円形区域R6
及びR7が形成され、右側の同じ大きさの2個所の出入
口にはループ状区域R8及び円形区域R9が形成されフ
ロアーへの出入りが検出される。このうち2個のロケー
ションマーカーLM6及びLM7は、同一のID信号I
D6及びID7を発信し、各円形の区域R6及びR7を
連続する一つの区域としている。
【0045】このように、発信する区域が広い場合に
は、2つ以上のロケーションマーカーを適用できるが、
受信する記録装置側の混乱を防止するため、各ID信号
を完全に協調させる必要がある。通路1、通路2及び通
路3の両端には、長楕円のループ状Iの区域R10、R
11、R12、R13、R14及びR15が設けられ、
通路への進入・離脱が検出される。また、各店舗には、
店舗AのR16のようにその出入口に、又は店舗BのR
17ようにその全体にID信号発信区域が設けられてい
る。矢印は、ロケーションマーカー近傍での移動履歴を
例示したものである。
【0046】次に、移動体に装着される記録装置5につ
いて説明する。記録装置5には、ロケーションID信号
受信手段6及びロケーションID信号を記録するメモリ
手段7の他に計時手段8を備えており、ロケーションI
D信号の受信開始及び終了時刻の両者をメモリ手段7に
記録するようになっている。上記した移動経路M1のケ
ースで述べると、信号ID1の受信開始及び終了、信号
ID4の受信開始、信号ID3の受信開始及び終了、信
号ID4の受信終了という順序で各時刻が記録される。
従って、信号ID3及びID4の重複即ち同時受信が判
明する。また、これらを制御するCPUや駆動源となる
電池を備える。
【0047】この記録装置らを、ショッピングセンター
の入口の手前で多くの顧客に携帯してもらい、出口で回
収し、回収時に顧客の年齢、性別、趣味などの顧客デー
タを聞き取り調査する。従って、予めこうした顧客デー
タは記録装置5に入力されていないので、記録装置5を
データ処理装置10にかけるときに別個に入力される。
【0048】次に、データ処理装置10は、記録装置5
からのデータを受信するデータ受信手段12、メモリデ
バイスからなるデータ記憶手段13及びCPU等のプロ
セッサ手段14の他、キーボード等のデータ入力手段及
びデータ処理の結果を出力するディスプレイ手段15を
備えている。
【0049】このようにして実施された結果、各記録装
置5における移動履歴のデータは、記録装置ID、信号
を受信した各ロケーションマーカーID並びに各ロケー
ションマーカーにおける信号の受信開始時間及び受信終
了時間であり、一方、データ処理装置5におけるデータ
としては、これに対して顧客データがリンクされる。
尚、出入口などの単なる通過区域での受信開始時間及び
受信終了時間は、何れか一方を採用し両者を同一時間と
してデータ処理しても良い。
【0050】次いで、このデータの代表的な解析結果に
ついて説明する。 通路通過率分析 図2の様に、同一フロアーに通路1、通路2及び通路3
を挟んで店舗群1、店舗群2、店舗群3及び店舗群4が
並列に配置されている場合、店舗にとっては、先ず顧客
の通路選択が重要となる。先ず、通路1の通過人数は、
記録装置5に信号ID10及びID11の記録受信開始
時間及び受信終了時間が記録されており、その時間内に
はその通路から立寄ることのできる店舗以外の受信ID
信号を有しないとの条件をデータ処理装置10に入力し
て求まるので、結局全通路1乃至通路3の通過人数及び
各通過率が求まる。また、同時に、顧客データとして1
0代の男女についてみることもできるから、例えば表1
のような解析結果がディスプレイ手段に表示される。
【0051】
【表1】 この結果、通路2及び通路3は、10代女性には魅力が
乏しいことが知れる。
【0052】(2)店舗立寄り分析 各店舗のロケーションマーカーには、ロケーションID
信号が個別に割り当てられているため、店舗に立寄るこ
との出来る通路の通過人数と、店舗への立寄人数から立
寄率を求め、店舗の魅力判定に用いることができるが、
例えば表2のような解析結果が得られる。
【0053】
【表2】 立寄の有無は、店舗に割り当られたロケーションID信
号を受信しているか否かから判明し、平均滞在時間は、
各記録装置5における、当該店舗のID受信信号の受信
開始から終了までの時間を平均したものである。同一通
路に面した店舗のデータであるが、店舗1は全体の立寄
率は低いが、10代女性には人気があり、店舗4はやは
り全体の立寄率は中程度だが10代男性の関心をひいて
いることがわかる。
【0054】(3)店舗魅力リスト 店舗の魅力を示す絶対的な指標として、立寄人数、立寄
率、滞在時間の他に、聞き取り調査においてショッピン
グセンターへの来店目的に当該店舗名を挙げた顧客の人
数がある。これを記録装置5のデータとリンクさせてデ
ータ処理装置10に入力し、店舗データの一として出力
することができるので、これらを総合的に判定して店舗
の順位リストを作成することができる。
【0055】(4)来店目的別リスト 例えば、紳士服のオーダー、エアコン購入など特定目的
をもって来店した顧客の分析を行うことができる。この
場合、例えば次のようなリストを作成することができ
る。
【0056】
【表3】 動線長については、移動履歴が全て判明している場合に
は、予めデータ処理装置10に入力されている店内レイ
アウトデータから算出されるが、ある一のフロアーでの
移動経路が特定出来ない(例えば、データ消失、ロケー
ションマーカー数の不足)場合は、他のフロアーでの各
ロケーション地点間の動線長及び所要時間からそのフロ
アーでの平均移動速度を算出し、一のフロアーでのID
信号受信時間からその動線長を推定して求める。この場
合、推定された動線長に合うように移動経路もその確度
の高い順に推定し集計出力することができる。
【0057】こうしたリストから、いずれのフロアーや
店舗がアピールしているか、どのような利用者に対して
今後の利用を向上させることができるかなどを検討する
ことができる。
【0058】(5)キー店舗波及効果分析 顧客の注目を集めるキー店舗を導入し、同じ通路に面し
た他の店舗にも「ついで買い」してもらうことを期待し
て行われる。従って、キー店舗に立寄った顧客が同じ通
路の他の店舗に立寄っているかを分析する。従って、表
4の様なリストが作成される。
【0059】
【表4】 この表から、店舗番号18のキー店舗に立寄った10代
男性のうち、59%が店舗番号21の店舗に同時に立寄っ
ていることが知れる。
【0060】(7)キー店舗評価分析 これは、キー店舗自体がどのような顧客吸引力を有する
かを各キー店舗単位で作成・比較する。即ち、各キー店
舗に対して、1)立寄り人数、2)記録装置の携帯者全
体に対する立寄率、3)該キー店舗で立寄者が消費した
金額とショッピングセンター全体で消費した金額の比率
(聞き取り調査による)、及び必要に応じて、4)以上
の1)乃至3)を10代の女性及び男性に対してデータ
をとる。また、ショッピングセンター全体にどのような
立寄りの促進効果を果たしているをみるために、ショッ
ピングセンター全体及び各階毎にA)キー店舗に立寄っ
た顧客が他の店舗に立寄った場合の該他の店舗の平均
数、B)その立寄り店舗当りの平均滞在時間、C)その
顧客の動線長及びD)立寄りフロアー(売り場)の平均
数について、記録装置及び聞き取りデータから、データ
処理装置10がリスト化することにより、キー店舗の評
価分析を行うことが出来る。
【0061】(8)競合・補完関係店舗分析 顧客に対する店舗の魅力度は、その店舗への立寄り率や
店舗内滞在時間に現れることを利用して競合・補完関係
を分析することができる。即ち、店舗のロケーションマ
ーカーには、個別に割り当てたロケーションID信号の
他に、店舗データとして取扱い商品・サービスや業種分
類を付与しておき、対象店舗に立寄った顧客が同時に立
寄った店舗のうち、対象店舗と競合・補完の関係にある
店舗を該店舗データを用いてデータ処理装置10で検索
し、リストアップすることができる。そして、対象店舗
と競合・補完の関係にある他の店舗とを、その立寄り人
数とその平均滞在時間の点からリスト上で比較検討する
ことができる。
【0062】尚、図2の各店舗のように出入口の明確に
なっている店舗と異なり四方からアクセス可能なオープ
ン型の店舗がある場合には、図1の方形な発信区域のよ
うに、その外縁を囲むようにループ型にケーブルを配置
することが好適である。
【0063】また、店舗入口の区域にロケーションID
信号を発信する場合に、該区域が他の隣接店舗からの磁
気の漏洩によって影響を受ける恐れがあるときには、他
の実施の形態として、図3のように、同一のロケーショ
ンID信号ID18を発信する複数のロケーションマー
カーLM18乃至LM22を、そのロケーションID信
号発信区域R18乃至R22が連続しかつ店舗30入口
内方に位置するように設けることが望ましい。
【0064】更に、本実施の形態では、動線長、店舗滞
在時間などは全て数値としてディスプレイ上に表示させ
たが、代わって、全店舗のレイアウト画面に、立寄率や
平均滞在時間毎に順位別の色彩表示を加えて、これら各
種データをビジュアルに判定できるようにしても良い。
これを顧客データ毎に行えば、どういう顧客がどの様な
店舗に関心を持つか、どのような動線を描いたかが容易
に知れる。また、こうした画像表示を3次元で行えばよ
り一層顧客の動向が鮮明となる。
【0065】他の実施の態様では、記録手段5とデータ
処理手段10とにロケーションマーカーを介しての無線
交信手段11を備えさせ、データ処理手段10からの記
録手段5へのデータ送出要求に基づき、記録装置5から
データを無線送信することもできる。これにより、例え
ば、午前中の移動履歴データのみが欲しいときに顧客全
員の退店と回収を待つ必要がなくなる。
【0066】次に、本システムを、スーパーマーケット
のフロアーにおける顧客の動線把握に利用した場合の実
施の態様について説明する。
【0067】記録装置5は、前述の実施の態様と同様な
ものを、買い物カゴやカートに備え付けた。ロケーショ
ンマーカーは、買い物カゴ等の備え付け場所、フロアー
の陳列棚周辺を含む適所及び各レジに設置し、それぞれ
個別のロケーションIDを設定する。顧客のトリップと
しては、買い物カゴ等の備え付け場所を起点とし、何れ
かのレジを終点とする。
【0068】スーパーマーケットでは、従来から顧客の
買い物情報(レシート情報)とレジ係員の目視による顧
客属性データ(年齢層、性別など)をデータ化している
が、本システムを適用することで、これらのデータに記
録装置5で取得された移動履歴データをリンクさせるこ
と、即ち記録装置5のロケーションIDとそれに対応し
た陳列棚の購入商品とをリンクさせてデータ処理装置1
0にかけることができる。
【0069】(1)ロケーションマーカー及びID信号
発信区域の設定 図4は、陳列棚41のフロアーの平面図あり、特定商品
へのアクセスの度合いをデータ化するために、該商品の
陳列棚40の前面に円形状ID信号発信区域R30を設
定した例である。図5は、ある陳列棚42及び43の間
の通過の有無を記録するために棚間の通路の両端部に長
楕円ループ状のID信号発信区域R31及びR32を設
定した、同じく平面図である。図6は、4列の陳列棚4
4乃至47の平面図であり、陳列棚45の前面に沿って
5個のロケーションマーカーによる円形ID信号発信区
域R33乃至R37が設定され、陳列棚46及び47間
には、ループ状のID信号発信区域R41乃至R45が
形成されており、これらは同一の陳列棚で商品の人気順
位を見極め商品の適正な棚割を知るための配置である。
【0070】(2)本システムの解析例 記録装置及びロケーションマーカーを以上のように設定
して次の分析が可能となる。
【0071】(2−1)売り場価値指数の測定 入店顧客の数は、買い物カゴ備え付け場所のID信号の
受信が終了した数とすることができるから、ある棚間を
通過したカゴの数からその棚の通過率が判明する。これ
はそのまま売場価値指数として扱うことが出来る。売場
価値指数とその売場での実際の売上を比較し、売場生産
性を高める手かがりにすることができる。
【0072】(2−2)商品購買までの所要時間の測定 これは顧客のレシート情報から判明した実際に購入した
商品について、その商品の陳列棚での滞在時間を記録装
置5から集計する。この滞在時間は、その商品選択に際
しての比較検討時間又は商品内容把握のための時間とみ
ることができるから、その選択の容易性の指標となる。
【0073】(2−3)非購買商品であるが関心度のあ
る商品の決定 従来のレシート情報では、実際に購入した商品でなけれ
ば解析することができなかったが、商品の選択時間とそ
のうち実際に購入した商品とが対比できるので、買おう
として迷ったが実際は購入しなかった商品、即ち今後の
改善努力で販売のチャンスがある商品を把握できる。
【0074】本発明の更に他の実施の態様の一つは、工
場等の生産現場でのフォークリフトなどの運搬車両や各
種移動機械などの移動体に記録装置を装着させて、その
動きを定期的に把握することあげられる。また、野外の
戦闘訓練などで戦闘員に記録装置5を携帯させ、ロケー
ションマーカーを木々や岩場に据え付けることで本シス
テムが稼動するので、多くの隊員の動きを個々に知るこ
とが出来る。
【0075】
【発明の効果】本発明においては、複数のロケーション
マーカーが該ロケーションマーカーの地点を特定するた
めのロケーションID信号を発信し、移動体の記録装置
がその信号を受信することで、移動体は自身の位置情報
を記録装置のメモリ手段に記録することができるので、
移動体から自らを識別する移動体のID信号を発信する
ことは必要としない。従って、移動体の数に応じて移動
体に割り当てるID信号の数を増加させるという手段も
不要であるため、調査対象となる移動体の数を任意に増
やすことが可能である。また、移動体の消費電力は、移
動体から常時ID信号を発信する場合に比し遥かに小さ
いからその電池の交換サイクルも長くなる。一般に移動
体に装着する機器はその軽量小型であることが望ましい
が、本記録装置は、ID信号発信のための機構が必要で
ないから、その要求に沿うものとなっている。
【0076】ロケーションID信号の発信を特定の周波
数又はシリアル符号磁気によらしめると、移動体の記憶
装置の姿勢やその感度の変動、及び信号検出範囲の変動
への影響が小さく、更にロケーションID信号の発信す
る区域の境界での判定感度が良いという効果がある。
【0077】ロケーションID信号を発信する区域を、
複数のロケーションマーカーが同一のID信号を発信す
ることで作成すれば、区域形状の自由度が向上する。
【0078】複数のロケーションマーカーが、相異なる
ID信号を互いに重畳する区域に発信するようにする
と、該重畳部分ではこれら複数の信号を同時に受信する
ことになるので、ID信号で識別される区域の種類を増
やすことが出来る。
【0079】記録装置に計時手段を具備させ、ロケーシ
ョンID信号の受信開始及び終了時の時間をメモリ手段
に記録するようにすると、移動体の移動履歴を時間と共
に把握することが可能になる。
【0080】記録装置が、無線交信手段とメモリ手段に
記録されたデータを発信するデータ発信手段とを備え、
データ処理手段がデータ発信手段と交信する無線手段を
備えることで、記録装置からその記録データをデータ処
理装置に発信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 システムのハード構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 ロケーションマーカーとそのID信号発信区
域を示すショッピングセンターの一階平面図である。
【図3】 ロケーションマーカー、そのID信号発信区
域及び店舗配置等を示すショッピングセンターのあるフ
ロアーの平面図である。
【図4】 店舗出入口のロケーションマーカーとそのI
D信号発信区域を示す平面図である。
【図5】 商品陳列棚と、その前面に配置されたロケー
ションマーカーとそのID信号発信区域を示す平面図で
ある。
【図6】 商品陳列棚の間の通路の両端に配置されたロ
ケーションマーカーとそのID信号発信区域を示す平面
図である。
【図7】 商品陳列棚と、その前面及びそれらの間に配
置されたロケーションマーカーとそのID信号発信区域
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 移動区域 2a.......2n ロケーションマーカー 3a.......3n ロケーションID発信手段 4a.......4n ロケーションID信号確認装置 5 記録装置 6 ID信号受信手段 7 メモリ手段 8 計時手段 9 データ発信手段 10 データ処理装置 11 無線交信手段 12 データ受信手段 13 データ記憶手段 14 プロセッサ手段 15 ディスプレイ手段 M1、M2、M3 顧客の移動経路 R1からR17、R31からR37、R41からR45
ロケーションID信号発信区域 LM18からLM22 ロケーションマーカー 41から47 陳列棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 勝義 東京都品川区西五反田2丁目15番13号 ニ ューハイツ西五反田405号 (72)発明者 阿刀田 央一 埼玉県所沢市北秋津876−2 所沢コーポ ラスC−1003 Fターム(参考) 2F073 AA33 AB01 BB01 BC02 BC04 BC05 CC12 CC14 CD16 DD02 FF01 FF08 FG01 FG02 GG01 5H180 AA21 BB04 BB15 CC02 CC11 CC12 CC17 DD01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人若しくは物体の一又は複数の移動体
    に所持され又は装着される記録装置と、移動調査区域内
    の所定の地点に配備された複数のロケーションマーカー
    と、データ処理装置とから構成されるシステムであっ
    て、 前記ロケーションマーカーは、当該地点を特定するため
    のロケーションID信号を発信するためのロケーション
    ID発信手段を具備し、 前記記録装置は、前記ロケーションマーカーから発信さ
    れるロケーションID信号を受信するID信号受信手段
    と、前記ID信号受信手段が受信したロケーションID
    信号を順次記録するメモリ手段とを具備し、 前記データ処理装置は、前記記録装置のメモリ手段に記
    録されているロケーションID信号データを読取るデー
    タ受信手段と、前記データ受信手段が受信したデータを
    記憶するデータ記憶手段と、当該データに基づいて当該
    記録装置を所持した移動体の移動履歴を解析して集計す
    るプロセッサ手段とを具備する、 各装置により構成されたことを特徴とする移動体の移動
    履歴を解析集計するシステム。
  2. 【請求項2】 前記ロケーションマーカーは、夫々のロ
    ケーションマーカーに個別に割り当てられた周波数若し
    くは符号により電磁波、磁場、超音波、若しくは赤外線
    を変調したID信号を発信し、 前記記録装置は、各ロケーションマーカーから発信され
    た前記ID信号を受信してこれをメモリ手段に記録す
    る、 ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の移
    動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  3. 【請求項3】 前記ロケーションマーカーは、磁気双極
    子のオン/オフによる、夫々のロケーションマーカーに
    個別に割り当てられた特定の周波数又はシリアル符号磁
    気による前記ロケーションID信号を発信し、 前記記録装置は、各ロケーションマーカーから発信され
    た前記特定の周波数又はシリアル符号磁気信号を受信し
    てこれをメモリ手段に記録する、 ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の移
    動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  4. 【請求項4】 前記ロケーションマーカーは、所定半径
    の円状区域に前記ロケーションID信号を発信するよう
    にした、請求項2若しくは3に記載の移動履歴を解析集
    計するシステム。
  5. 【請求項5】 前記ロケーションマーカーは、所定地域
    を取囲むループ状区域に前記ロケーションID信号を発
    信するようにした、請求項2若しくは3に記載の移動体
    の移動履歴を解析集計するシステム。
  6. 【請求項6】 前記ロケーションマーカーは、直線若し
    くは曲線状の区域に対し、上記ロケーションID信号を
    発信するようにした、請求項2若しくは3に記載の移動
    体の移動履歴を解析集計するシステム。
  7. 【請求項7】 一のロケーションマーカーと他の一のロ
    ケーションマーカーとが、同一のロケーションID信号
    を発信し、発信された各区域は互いに連続する一の区域
    を形成するようにした、請求項2若しくは3に記載の移
    動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  8. 【請求項8】 一のロケーションマーカーがそのロケー
    ションID信号を発信する一の区域と、他の一のロケー
    ションマーカーがそのロケーションID信号を発信する
    他の一の区域とがある部分で重畳し、該重畳部分におい
    て、前記記録装置がこれら両者のロケーションID信号
    を同時に受信するようにした、請求項2若しくは3に記
    載の移動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  9. 【請求項9】 前記記録装置は、計時手段を有し、前記
    ロケーションマーカーから発信されたID信号を受信し
    た際に、当該受信信号と共に前記計時手段からの時間デ
    ータを前記メモリ手段に記録するようにした、請求項1
    に記載の移動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  10. 【請求項10】 前記記録装置は、計時手段を有し、前
    記ロケーションマーカーから発信された所定のロケーシ
    ョンID信号を受信開始した時に、当該ロケーションI
    D信号と共に前記計時手段からの時間データを受信開始
    時間として前記メモリ手段に記録し、 さらに、当該ロケーションマーカーからの信号受信が途
    切れた時に、前記計時手段からの時間データを前記ロケ
    ーションID信号の受信終了時間として前記メモリ手段
    に記録する、 ように構成したことを特徴とする請求項4乃至8いずれ
    かに記載の移動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  11. 【請求項11】 前記記録装置は、前記プロセッサ手段
    からのデータ送出要求に基づいて前記メモリ手段に記録
    されたデータを発信するデータ発信手段を具備し、 前記データ処理装置は、前記記録装置のデータ発信手段
    と有線若しくは無線交信するための無線交信手段を具備
    する、ことを特徴とする、請求項9又は10に記載の移
    動体の移動履歴を解析集計するシステム。
  12. 【請求項12】 前記移動体の移動履歴に基づき、各移
    動体の移動の順序と、前記受信開始時間及び受信終了時
    間から得られた各移動体の滞在時間とを集計することを
    特徴とする請求項10に記載の移動体の移動履歴を解析
    集計するシステム。
  13. 【請求項13】 前記移動体の移動履歴及び前記複数の
    ロケーションマーカーの所定の地点の配置図に基づき、
    移動体の移動経路を推定することを特徴とする請求項1
    乃至12いずれかに記載の移動体の移動履歴を解析集計
    するシステム。
  14. 【請求項14】 前記ロケーションマーカーの配置上の
    制約により一義的に移動経路が決定できない場合、乃至
    はノイズ等の原因により物理的に前記ロケーションID
    信号の一部が記録できなかった場合、前記前記データ処
    理装置は、一の記録装置から受信した一連のロケーショ
    ンID信号と個々の当該ロケーションID信号に付随す
    る前記時間データに基づいて当該一の記録装置を所持す
    る移動体による各ロケーションマーカー設置地点間の平
    均移動速度を算出して移動調査区域内における当該移動
    体の妥当な移動経路を推定する、ことを特徴とする請求
    項9若しくは10に記載の移動体の移動履歴を解析集計
    するシステム。
  15. 【請求項15】 前記データ処理装置は、ディスプレイ
    手段を有し、前記推定された前記移動体の妥当な移動経
    路を前記ディスプレイ手段において画像表示するように
    構成された、請求項14に記載の移動体の移動履歴を解
    析集計するシステム。
  16. 【請求項16】 前記プロセッサ手段は、複数の前記記
    録装置から受信した複数のロケーションIDに関するデ
    ータと前記推定された各移動体の妥当な移動経路に基づ
    いて、移動体が移動した所定の移動経路パターンの多い
    順に集計出力するようにした、請求項14に記載の移動
    体の移動履歴を解析集計するシステム。
  17. 【請求項17】 前記ロケーションマーカー設置地点に
    は、当該ロケーションマーカーが正常にロケーションI
    D信号を発信している否かを確認するためのロケーショ
    ンID信号確認装置が設置される、ことを特徴とする請
    求項1に記載の移動体の移動履歴を解析集計するシステ
    ム。
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