JP4569916B2 - サーバ及び情報検出システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、たとえば、小売業における来客動向などの情報から、商品開発や販売促進などに有用なデータを得るためのサーバ及び情報検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車を使用してショッピングに出かける形態が増えた現在、目的地に向かう顧客が途中で同種の他社店舗に立ち寄ることは少なくない。このため、小売業などでは、他社店舗との競合力を強めるうえから、前記のような来店した顧客の移動状況を情報として収集して分析することが重要視されている。
【0003】
従来、車などの移動を検出するシステムとして、たとえば特開2000−99698号公報には、通過車両の車番を読取り、運転者などの映像を管理センターに伝送する技術が開示されており、また、特開平11−30526号公報では、車両の現在位置に応じて音楽を再生する技術が開示されている。また、特開平11−202759号公報では、電子地図表示装置において、過去・未来のある時刻を設定し、設定時刻の自分の位置情報を取得できるようにした技術が開示されており、特開平10−177698号公報には、経路提示装置自体が搭載される移動体の現在位置を時系列に求め、各現在位置を通過経路として記憶し、記憶された通過経路を表示できるようにした技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術では、車の割り出しや移動した位置情報の入手、さらには目的地までのルートの探索や表示ができるだけであり、これらの技術を単にそのまま採用したとしても、顧客が来店したときの移動経路から、その店に関連する情報を取得する技術にはつながらない。したがって、たとえば移動経路にある競合店による自店の集客力への影響などを分析できる、的確なデータを作成するのが難しいという問題がある。
【0005】
この発明は上記問題を解決するためになされたものであり、到達地点までの経路途中での到達地点に関連する情報を取得でき、たとえば小売業での競合力強化などに有用なデータを得ることができるサーバ及び情報検出システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)到達地点の店舗に向かう経路中の位置データを検出する顧客の端末から、前記位置データを取得して、前記端末が前記店舗に到達したときに、前記店舗までの経路を算出する経路算出手段と、多数の店舗の種類についての情報及び各店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を記憶する記憶手段に記憶された情報の中から、前記経路算出手段により算出された経路付近における到達地点の店舗と同種の他の店舗の情報及び該他の店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を検出する情報検出手段と、前記情報検出手段により検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報を作成する情報作成手段と、を備えていることを特徴とするサーバ
(2)前記情報検出手段で検出される到達地点の店舗と同種の他の店舗の検出範囲は任意に設定可能である前項1に記載のサーバ。
(3)端末は経路算出に利用される衛星航法システム対応機能を有してなる前項1に記載のサーバ。
(4)到達地点の店舗に向かう経路中の位置データを検出する顧客の端末と、サーバとを備え、前記サーバは、前記端末により検出された前記位置データを取得して、前記端末が到達地点の店舗に到達したときに、前記店舗までの経路を算出する経路算出手段と、多数の店舗の種類についての情報及び各店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を記憶する記憶手段に記憶された情報の中から、前記経路算出手段により算出された経路付近における到達地点の店舗と同種の他の店舗の情報及び該他の店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を検出する情報検出手段と、前記情報検出手段により検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報を作成する情報作成手段と、を有していることを特徴とする情報検出システム。
(5)端末は経路算出に利用される衛星航法システム対応機能を有してなる前項4に記載の情報検出システム。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、この発明の一実施形態に係る情報収集装置を備えた情報収集システムを示す全体構成図である。
【0018】
図1において、この情報収集システムは、複数の被測定物1と、通信基地2と、情報収集装置としてのサーバ3とから構成されている。
【0019】
前記被測定物1は、たとえば端末を保有する自動車1A、顧客が所持しているPDAのような携帯端末1Bであり、位置情報等を前記サーバ3に伝送するものである。以下の説明では、被測定物が端末1であるとして説明する。
【0020】
通信基地2は、たとえば無線基地からなり、前記端末1との間で通信可能である。また、前記サーバ3は、無線基地2と通信回線5を介してネットワーク接続されており、端末1からの情報の収集および処理などを行うようになっている。
【0021】
図2は、前記端末1の構成を示すブロック図である。
【0022】
図2において、端末1は、収集した情報の転送など全体の動作を制御するCPU11と、CPU11の処理プログラムを格納してあるROM16と、データ処理時の作業領域となるRAM17と、情報の一時格納などが行える記憶装置としてのハードディスク装置(HDDという)12と、位置検出部13と、情報を無線基地2側に送信するための送受信部14などを有しており、これらはバス15に接続されている。
【0023】
位置検出部13は、衛星航法システム(Global Positioning System、以下GPSという)ユニットからなり、端末1が目的の店舗などの到達地点(目的地点ともいう)に向かう経路中の各位置を検出するものである。位置検出のためにGPSユニットを使用しているので、比較的広範囲のなかでの移動による端末位置が高精度に検出される。
【0024】
図3は、前記サーバ3の構成を示すブロック図である。
【0025】
図3において、サーバ3は、情報処理部31と、店舗やその位置データ等の基礎データが予め格納されてデータベースを構成する記憶手段としてのハードディスク装置(HDDという)32と、端末1からの情報をネットワーク5を介して受け取るためのネットワークユニット33と、管理者がキーボード等により入力操作を行う入力部35と、収集した情報や加工した情報を表示する表示部36などからなり、これらはいずれもバス34に接続されている。
【0026】
前記情報処理部31は、サーバの全体を統括的に制御するCPU、ROM、RAM等を備えているが、機能的には、位置データ取得部311と、経路算出部312と、情報収集部313と、新規情報作成部314とを備えている。
【0027】
前記位置データ取得部311は、端末1と定期的にアクセスして位置データを取得する。この実施形態では、端末1からの位置データを受信して到達地点を検知しているが、端末1側で到達地点を判断するようにしてもよい。
【0028】
経路算出部312は、端末1が第1の地点を通過後、デパートなどの到達地点に到達したときに、位置データを解析することにより到達地点に到達するまでの経路を算出する。具体的な経路の算出は、たとえば到達した店舗で使用した端末1もしくはクレジットカードなどから出発地点を求め、出発地点から到達地点までの経路を算出する。
【0029】
また、出発地点については、位置データの時刻に基づき、到達地点に到達した時刻から逆算して一定時間前の地点を出発地点としたり、端末1を保有している顧客の現住所、あるいは端末1の出発地点の履歴から頻度の高い位置を出発地点に設定してもよい。
【0030】
前記関連情報収集部313は、端末1が到達地点に到達した時に、経路付近ででの到達地点に関連する情報、たとえば同業他社の情報を、HDD32の中から収集する。
【0031】
なお、この実施形態では、通過地点と目的地点の2つの地点を通過・到達したことで経路を算出し関連情報を収集することを例に説明しているが、通過地点を複数設定してもよい。また、情報収集範囲を規定する距離も、任意に設定可能となっている。通過地点の設定や距離の設定は、入力部35からの入力操作等によって可能である。設定した通過地点を通過した端末1に対して、経路算出部312によって経路が算出され、設定された距離の範囲で、関連情報収集部313によって関連情報が収集される。
【0032】
また、この実施形態では、入力部35の入力操作等によって、関連情報収集部313によって収集される関連情報の内容も、例えば飲食店、スーパー、映画館、遊戯施設等の店舗の種類や商品の種類等を任意に設定できるようになっている。
【0033】
前記新規情報作成部314は、関連情報収集部313によって収集された関連情報から、たとえば人気商品の競合店との価格差や通過経路毎の集客数などの新規データを作成する。
【0034】
次に、図1〜図3に示した情報収集システムの動作を説明する。
【0035】
図4は、情報収集装置としてのサーバ3の動作を示すメインフローチャートである。なお、以下の説明ならびに図面では、ステップをSと略記する。
【0036】
図4において、S41で、位置データ取得部311は、端末1の位置検知データの取得を行う。位置検知データは、図10に示すように、端末1毎に経路付近の施設や店舗などのアクセスポイントと、各アクセスポイントにアクセスした時刻などの情報を含んでいる。この情報は、後処理の関係上、時系列に並んでいるのが望ましい。
【0037】
S42で、経路算出部312は、到達地点(目的地点)の設定と出発地点の設定(算出)を行い、S43で、位置検知データから経路データを算出する。次いで、S44では、関連情報収集部313が経路データから経路付近に関連する情報を収集する。次いで、S45で、新規情報作成部314は、経路付近の関連情報から関連情報の加工処理を行い、新規情報を作成する。
【0038】
図5は、図4に示した目的地点等の設定処理(S42)のサブルーチンを示すフローチャートである。図5に示す処理は、端末1の位置データをモニタしながら、目的地点等の設定を行う処理である。
【0039】
図5において、S51では、第1の通過地点を通過したか否かを判断し、第1の地点を通過していないと(S51の判定がNO)、S51に待機する。第1の地点を通過したときは(S51の判定がYES)、S52で、第1の通過地点を出発地点として設定する。
【0040】
次に、S53で、第2の通過地点を通過したか否かを判断し、第2の地点を通過してないと(S53の判定がNO)、S53に待機する。第2の地点を通過したときは(S53の判定がYES)、S54で、第2の通過地点を目的地点として設定してリターンする。
【0041】
図6は、目的地点等の設定処理(S42)の別のサブルーチンを示すフローチャートである。図6に示す処理は、蓄積された端末1の位置データ(図10に示す)から、目的地点等の設定を行う処理である。
【0042】
図6において、S61で、蓄積された位置データから、第2の地点へ到達しているか否かを判断し、第2の地点へ到達していないときは(S61の判定がNO)、リターンする。第2の地点へ到達しているときは(S61の判定がYES)、S62で、位置データを一定時間遡って解析し、第1の地点を通過しているか否かを判断する。第1の地点を通過していないときは(S62の判定がNO)、リターンする。第1の地点を通過していると(S62の判定がYES)、S63で、第2の地点を目的地点として設定し、第1の地点を出発地点として設定してリターンする。
【0043】
図7は、目的地点等の設定処理(S42)のさらに別のサブルーチンを示すフローチャートである。図7に示す処理も、蓄積された端末1の位置データから、目的地点等の設定を行う処理である。
【0044】
図7において、S71で、目的地点に到達しているか否かを判断し、目的地点に到達していないときは(S71の判定がNO)、リターンする。目的地点に到達しているときは(S71の判定がYES)、S72で目的地点を設定する。次に、S73で、一定時間遡った地点を出発地点に設定してリターンする。
【0045】
図8は、経路データ(時間、距離、時間経過)算出処理(図4のS43)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0046】
図8に示した処理の概要は次のとおりである。即ち、目的地点から位置データの記録を遡ってアクセスポイント(AP)を検出していき、そのアクセスポイントと時刻をバックアップするとともに、アクセスポイント間の距離と経過時間の積算を行い、経路データとして、アクセスポイントのデータを格納する。そして、この処理を出発地点でのアクセスポイントまで遡って繰り返す。例えば、図10の位置データを参照して説明すると、目的地点がID0010のアクセスポイントAP0009で、出発地点がID0001のアクセスポイントAP0001であった場合、ID0010からID0009、ID0008・・・へと1つずつ遡ってアクセスポイントを検出していく。
【0047】
ここでは、ある地点のアクセスポイントをAP(I)、出発地点のアクセスポイントをAP(E)、経路データ数をKとする。なお、Iはアクセスポイントの変数である。
【0048】
まずS201で初期化処理を行う。この初期化処理では、アクセスポイントAP(I)を目的地点のアクセスポイントAP(S)に設定するとともに、端末1の累積移動距離、累積移動時間をそれぞれ0に設定し、経路データ数Kを0に設定する。
【0049】
次に、S202で、ある地点のアクセスポイントAP(I)が出発地点のアクセスポイントAP(E)よりも大きいか否かを判断する。ある地点のアクセスポイントAP(I)が出発地点のアクセスポイントAP(E)よりも大きければ(S202の判断がYES)、S203で、ある地点のアクセスポイントAP(I)は1つ前(時間的には1つ後)のアクセスポイントAP(Ib)と同じか否かを判断する。
【0050】
同じでなければ(S203の判断がNO)、端末1はアクセスポイントAP(I)から1つ前のアクセスポイントAP(Ib)まで移動していたことを意味するから、S204で、その間の端末1の移動距離及び移動時間を、それぞれ累積値に加算する。また、経路データ数Kを1加算するとともに、アクセスポイントAP(Ib)にAP(I)を設定する。そして、S205で、変数Iを1つデクリメントして、次(時間的には1つ前)のアクセスポイントについて、S202の判断を行う。
【0051】
S203において、ある地点のアクセスポイントAP(I)が1つ前のアクセスポイントAP(Ib)と同じであるときは(S203の判断がYES)、端末1はアクセスポイントAP(I)に留まり移動していなかったことを意味するから、移動距離、移動時間を加算することなく、そのままS205に進む。例えば、図10の位置データにおいて、ID0007〜ID0005でアクセスポイントAP0005に留まっているような場合である。
【0052】
初期設定において、AP(I)は目的地点に設定されているから、S202〜S205の処理を繰り返すことにより、目的地点から位置データを1つずつ遡りながら、アクセスポイント間の移動距離、移動時間が累積加算され、経路データKが増加していく。
【0053】
出発地点まで遡ると、アクセスポイントA(I)と出発地点のアクセスポイントAP(E)が等しくなるから、S202の判断がNOとなる。つまり、出発地点から目的地点までの端末1の移動距離、移動時間、経路データ数、通過アクセスポイントが全て算出されたから、リターンする。
【0054】
なお、算出された移動距離、移動時間、経路データ数、通過アクセスポイント(経路データ)はHDD32等に格納される。
【0055】
次に、図4の経路付近の関連情報収集処理(S44)のサブルーチンを図9のフローチャートで説明する。
【0056】
図9の処理は、アクセスポイントAPが羅列された経路データP(p)ならびに目的地点の関連情報(属性情報ともいう)A(a)について、図16の関連情報のデータベースからアクセスポイント順に属性情報A(a)と一致するものを抽出する処理である。なお、pは経路データの変数であり、aは属性情報の変数である。例えば、P(0)は1番目の経路データであり、A(0)は1番目の属性情報である。ここで、目的地点が飲食店であり、属性情報が3個(aが0〜3)あって、例えばA(0)が飲食店に関する情報であり、A(1)がうどんに関する情報であり、A(2)が天ぷらに関する情報であるとする。図9の処理は、1つの経路データP(p)について、3個の属性情報A(0)、A(1)、A(2)を収集し、これを各経路データについて繰り返すものである。
【0057】
図9において、まずS301で、経路データの変数p、目的地点の属性情報の変数aを初期化し(p=0、a=0)、経路データの総数pmと属性情報の総数amを規定する。
【0058】
次に、S302で、経路データの変数pが経路データの総数pmより小さいか否かを判断する。経路データの変数pが経路データ総数pmよりも小さいときは(S302の判断がYES)、まだ情報収集していない経路データであるため、S303で、その経路データP(p)について、目的地点の属性情報A(a)と一致する情報を関連情報のデータベースHDD32から、抽出する。
【0059】
次に、S304で、属性情報の変数aが目的地点の属性情報の総数amより小さいか否かを判断し、小さければ(S304の判定がYES)、S305で、属性情報aを「1」インクリメントし(a=a+1)、S303に戻る。そして、属性情報の変数aが目的地点の属性情報の総数amに達するまで、S303〜S305の処理を繰り返す。たとえば図16において、アクセスポイント0005にいる場合、目的地点が飲食点であり、飲食に関する情報を抽出したい時は、属性情報A(1)〜A(3)(飲食店、うどん、天ぷら)の情報を抽出する。
【0060】
こうして、1つの経路データP(p)につき、設定されたam種類の属性情報が収集されると、属性情報の変数aはamとなり、S304の判定がNOとなる。
【0061】
すると、S306で、経路データの変数pを「1」インクリメントし(p=p+1)、S302に戻る。そして、経路データの変数pが経路データ総数pmに達するまで、S302〜S306の処理を繰り返す。
【0062】
こうして、pm個の経路データのそれぞれについて、am種類の属性情報が収集される。
【0063】
経路データの変数pが経路データ総数pmに達すると(S302の判断がNO)、経路のすべてについてデータが抽出されたことを意味するから、そのままリターンする。
【0064】
次に、属性情報を収集する範囲、換言すれば経路付近からの距離の設定の仕方について説明すると、たとえば図11に示すように、出発地点Eより通過地点S1、通過地点(目的地点)S2の順で経路Rが伸び、その経路Rから一定距離の範囲(点線で示す範囲)を経路付近の第1の範囲EX1とする。また、出発地点Eと目的地点S2とを直線で結んだ線分lを半径として出発地点Eを中心に設定した円状の範囲を経路付近の第2の範囲EX2とする。
【0065】
通過地点(目的地点)S2への経路Rの道順を意識した情報収集の場合には、第1の範囲EX1を選択し、距離を意識した情報収集の場合には、第2の範囲EX2を選択することが望ましい。なお、Nは関連情報収集対象範囲内に存在する同業他社を示し、NGは関連情報収集対象範囲外に存在する同業他社を示している。
【0066】
また、図11のうちで距離を意識した場合の情報収集範囲の別の設定例として、図12に示すように、出発地点Eと通過地点(目的地点)S2との実経路長Rを半径にした円状の範囲を情報収集範囲EX2としてもよい。
【0067】
また、上記の他に図13に示すように、通過地点S2を通過しあるいは通過地点S2に到達した端末1の位置情報データから一定時間遡った時点での位置を出発地点Eとし、もしくは通過地点S2に店舗がある場合、その店舗で使用したクレジットカードなどから出発地点Eを求め、その位置Eと通過地点S2との最短経路D1,D2となる範囲を情報収集範囲EX3とする方法であってもよい。
【0068】
ところで、注目地点(目的地点)S2に関連する情報を収集する場合、たとえば図14に示すように、注目地点S2から一定距離で等間隔になるように通過地点S1を設定し、それぞれの通過地点S1の通過後に注目地点S2に到達するかを検知し、経路R付近の注目地点S2との関連情報を収集するようにしてもよい。その場合、注目地点S2が店舗である場合は、店舗の集客能力に方向性/地域性があるか否かの情報を収集することが可能となる。
【0069】
収集情報について、端末1が目的地点S2に至る経路Rに広告を設置してある場合、広告の影響力を把握するのに利用することができる。たとえば図15に示すように、経路Rの範囲に、複数の広告ADが設置されている場合、どの広告ADの影響を受けて来店するかを把握する場合に、通過地点を広告ADが設置された地点とする。通過地点を通過後、来店した人の数値情報と、その人の経路R付近にある同業他社の広告ADの情報とを収集することにより、広告ADの影響度を把握することが可能となる。
【0070】
前記情報収集部313により収集した関連情報の例を図17に示す。
【0071】
図17において、関連情報は、各携帯端末(来店者)毎に通過地点と経路長、出発地点、出発時刻、通過地点の通過時刻、目的地点への到達時刻、目的地点に関連する情報などから構成される。この例では、目的地点が店舗である場合を想定し、同業他社の情報として店名、目的地点からの距離、経路上接近した時刻から構成されている。
【0072】
情報収集部313により収集した関連情報に対しては、前記新規情報作成部314により関連情報から新規情報を加工作成する。その加工例を図18に示す。
【0073】
図18において、第1の地点を通過後、目的地S2に到達した場合に、関連情報収集部313により生成された情報を基にして、通過地点S1別の来客数および比率を算出したものである。この新規情報により、目的地点S2が店舗の場合、集客能力のうち方向性や地域性があるかについて把握することができる。また、通過地点S1が広告ADの設置された地点である場合は、どの広告ADに影響されたかを把握することが可能となる。
【0074】
図19は、関連情報の別の加工例を示す。
【0075】
図19において、目的地点S2が店舗である場合、来客者毎に、経路R付近にある同業他社名(店舗名)、距離、関連情報を取得した日に扱った目玉商品(図19のあ、い、う)の同業他社の価格、同業他社との価格差、さらに、それらの情報から集客能力を把握するのに役立つ単位距離当りの価格差の最大値や最小値、目的地から一定範囲内の集客能力として求められる同業他社との価格差などから構成された情報に加工してある。これにより、集客能力の解析に利用することができる。
【0076】
図20は、関連情報のさらに別の加工例である。
【0077】
図20において、通過地点S1が広告ADを設置した場所である場合に、通過地点毎に目的地点S2に到達した人の経路長の統計情報を生成し、広告ADとお客の購買意欲に結びつく移動距離との関連性を把握することが可能となる。
【0078】
なお、端末1を保有している人が特定の地点に到達したと判明した場合、特定の地点に到達するまでの経路Rを逆算出し、その人が経路R上に一定時間以上留まったことが検出されれば、留まっていた地点とその地点についての情報(店舗であれば店名、扱っている商品、階数、来店履歴など)、経過時間などを含む情報を収集するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、顧客の端末が到達地点の店舗に到達したとき、経路算出手段により店舗までの経路が分かるとともに、多数の店舗の種類についての情報及び各店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を記憶する記憶手段に記憶された情報の中から、前記経路算出手段により算出された経路付近における到達地点の店舗と同種の他の店舗の情報及び該他の店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を検出するので、たとえば顧客が立ち寄った競合店等が分かり、来店したことの有力な動機につながっている商品ないしは来客に有利となっている経路方向などを把握でき、競合力のある商品開発や有効な販売促進などを実行できる。
【0080】
た、情報作成手段により、検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報を作成可能となる。
【0081】
請求項2に係る発明によれば、情報検出手段で検出される到達地点の店舗と同種の他の店舗の検出範囲を任意に設定できる。
【0084】
請求項3に係る発明によれば、端末は経路算出に利用される衛星航法システム対応機能を有しているから、比較的容易に精度の高い経路情報を得ることができる。
【0085】
請求項4に係る発明によれば、サーバにより、たとえば顧客が立ち寄った競合店等の情報を検出できる。
【0086】
た、検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報をサーバ側で作成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる情報処理装置を備えた情報処理システムを示す全体構成図である。
【図2】同じく情報処理システムにおける端末の構成を示すブロック図である。
【図3】同じく情報処理システムにおけるサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】同じく情報処理システムおける動作を示すメインフローチャートである。
【図5】目的地点(出発地点)の設定処理(S42)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】目的地点(出発地点)の設定処理(S42)の別のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】目的地点(出発地点)の設定処理(S42)のさらに別のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】経路データ算出処理(S43)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】経路付近の関連情報収集処理(S44)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】位置検知データの説明図である。
【図11】情報収集範囲の一例の説明図である。
【図12】情報収集範囲の別の例の説明図である。
【図13】情報収集範囲のさらに別の例の説明図である。
【図14】端末が到達地点に向かう方向性を把握する場合の説明図である。
【図15】広告の影響力を把握する場合の説明図である。
【図16】収集した関連情報のデータベースの説明図である。
【図17】収集した関連情報の説明図である。
【図18】関連情報の加工による新規情報作成例の説明図である。
【図19】関連情報の加工による別の新規情報作成例の説明図である。
【図20】関連情報の加工によるさらに別の新規情報作成例の説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・端末(被測定物)
3・・・・・・・・・・・・情報収集装置(サーバ)
13・・・・・・・・・・・位置検出部
312・・・・・・・・・・経路算出手段
313・・・・・・・・・・情報収集手段
314・・・・・・・・・・情報作成手段
R・・・・・・・・・・・・経路
S2・・・・・・・・・・・到達地点(目的地点)

Claims (5)

  1. 到達地点の店舗に向かう経路中の位置データを検出する顧客の端末から、前記位置データを取得して、前記端末が前記店舗に到達したときに、前記店舗までの経路を算出する経路算出手段と、
    多数の店舗の種類についての情報及び各店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を記憶する記憶手段に記憶された情報の中から、前記経路算出手段により算出された経路付近における到達地点の店舗と同種の他の店舗の情報及び該他の店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を検出する情報検出手段と、
    前記情報検出手段により検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報を作成する情報作成手段と、
    を備えていることを特徴とするサーバ
  2. 前記情報検出手段で検出される到達地点の店舗と同種の他の店舗の検出範囲は任意に設定可能である請求項1に記載のサーバ
  3. 端末は経路算出に利用される衛星航法システム対応機能を有してなる請求項1に記載のサーバ。
  4. 到達地点の店舗に向かう経路中の位置データを検出する顧客の端末と、サーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記端末により検出された前記位置データを取得して、前記端末が到達地点の店舗に到達したときに、前記店舗までの経路を算出する経路算出手段と、
    多数の店舗の種類についての情報及び各店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を記憶する記憶手段に記憶された情報の中から、前記経路算出手段により算出された経路付近における到達地点の店舗と同種の他の店舗の情報及び該他の店舗において提供される商品及び/またはサービスに関する情報を検出する情報検出手段と、
    前記情報検出手段により検出された情報に基づいて、到達地点の店舗で扱う商品の価格、経路付近における他の店舗で扱う商品の価格、両商品の価格差、到達地点の店舗からの距離、のいずれか1以上を含む情報を作成する情報作成手段と、
    を有していることを特徴とする情報検出システム。
  5. 端末は経路算出に利用される衛星航法システム対応機能を有してなる請求項4に記載の情報検出システム。
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