JP7037747B2 - 施策策定装置、施策策定方法および施策策定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、任意の地域における経由情報から、街作りの施策を策定する施策策定装置、施策策定方法および施策策定プログラムに関する。
与えられたある地域における人口分布(人流パターン)等の情報に基づいて、街作りの施策を策定する方法が種々提案されている。人流パターンは経由情報とも呼ばれる。
例えば、非特許文献1は、アンケート情報を基にして、階層的な回遊モデルで立ち寄り場所を確率的に推定する、技術的思想を開示している。
特許文献1は、都市の効率的な運用を支援する「人流分析システム」を開示している。特許文献1において、地図上に、始点と終点とが表示され、更に経由地が表示される。商業事業者、デベロッパや交通事業者は、異なる経由地を通過する広域の回遊パターンを比較することができる。終点は、例えば所定の施設である。特許文献1では、施設ごとの入館率を比較し、更に所定施設を利用している人の回遊パターンを把握することができる。特許文献1では、回遊パターン抽出処理で抽出した回遊パターンは、交通事業者が交通計画に活用したり、商業事業者などが観光計画やマーケティングに活用したり、デベロッパがプロモーション企画のヒントとすることができる。特許文献1の人流分析システムは、更に観光拠点のナビゲーションや、周遊コースや行き先の推薦にも活用することができる。
特許文献2は、利用者の行動パターンをできるだけ正確に予測し、個々の時点において、利用者に最適な情報を選択して提供することが可能な「情報提供システム」を開示している。特許文献2では、「個々の利用者が、どのようなジャンルに属する店舗を訪問し、利用したか」という観点から、各単位区画についてのジャンルごとの関心度を決定する方法を記載している。特許文献2では、個々の共通近傍店舗について算出された滞在係数を、当該共通近傍店舗の店舗ジャンルに対する関心の程度を示す値として集計している。特許文献2では、このような集計を、多数の利用者について、所定の期間にわたって行い、当該集計値を関心度とする訪問利用関心度テーブルを作成している。
特許文献3は、店舗情報を閲覧側に提示し、さらに閲覧者の関心動向に合わせ、立地評価し、その情報の解析結果を情報入手希望者に提示する、技術的思想を開示している。特許文献3において、ユーザの行動経路や行動種別を解析して、その立地の店舗に対する関心度を示す、より詳細なデータを得ている。特許文献3では、ユーザの反応行動をあらかじめ重み付けして点数化している。反応行動を分析するために、特許文献3では、上記点数と、閲覧、詳細閲覧及び予約の回数とによりユーザの関心度を店舗位置ごとに算出している。特許文献3では、出店希望者や店舗運営者がユーザの関心度の高い地域に関する情報を求めた場合には、関心度が1500以上の地域をA地域として地図上に表示している。
国際公開第2016/067369号 国際公開第2009/075043号 特開2003-345962号公報
まちなか回遊行動の詳細分析と政策シミュレーションのための予測モデル、土木学会論文集、Vol. 71, No.5 323-335, 2015
前述した先行技術(特許文献1~3、非特許文献1)には、それぞれ、次に述べるような問題がある。
非特許文献1に開示された方法では、確率的な行動モデルに基づき、人口分布とアンケート情報を基に回遊行動を分析している。しかしながら、そのような分析方法では、詳細な施設間の関連性を把握することができない。そのため、非特許文献1に開示された方法では、その分析結果を街作りに活用するには不十分な情報となってしまう。
特許文献1は、単に、人の回遊パターンを、商業事業者や、デベロッパ、交通事業者に把握することを可能にした技術的思想を開示しているに過ぎない。従って、特許文献1では、その回遊パターンを、実際にどのように街作りに活用するかについては何ら開示も示唆もしていない。
特許文献2も、利用者に最適な情報を選択して提供する技術的思想を開示しているに過ぎない。従って、特許文献2でも、その提供された情報を、実際にどのように街作りに活用するかについては何ら開示も示唆もしていない。
特許文献3では、ユーザの関心度を店舗位置ごとに算出し、ユーザの反応行動を詳細に分析して、立地評価情報を店舗運営者や出店希望者に提供する技術的思想を開示しているに過ぎない。したがって、特許文献3でも、その提供された立地評価情報を、実際にどのように街作りに活用するかについては何ら開示も示唆もしていない。
本発明の目的の1つは、上述した課題を解決し、来訪者等の移動体の満足度を最大化する街作りの施策を策定することができる、施策策定装置、施策策定方法および施策策定プログラムを提供することにある。
本発明の1つの態様として、施策策定装置は、移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手段と;特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手段と;を備える。
本発明の他の態様として、施策策定方法は、情報処理装置、移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定し;特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する。
本発明の他の態様として、施策策定プログラムは、移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手順と;特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手順と;をコンピュータに実行させる。
さらに、係るプログラムを記録するコンピュータが読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明によれば、来訪者等の移動体の満足度を最大化する街作りの施策を策定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る施策策定装置を含む施策策定システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した施策策定システムに使用される、施策策定装置で実現される主な処理部を示すブロック図である。 図2に示した施策策定装置の概略の動作を説明するためのフローチャートである。 街の歩行者マップの一例を示す図である。 図2に示した施策策定装置に使用される、行動分析部の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した施策策定システムに使用される記憶装置に処理情報として格納されている、人流パターンの情報の一例を示す図である。 図1に示した施策策定システムに使用される記憶装置に処理情報として格納されている、施設情報の一例を示す図である。 人流パターンと業種タイプBtypeごとに計算された業種興味度Bintとの間の関係を示す図である。 第iの業種タイプBtypeと第jの業種タイプBtypeと間の業種間類似度スコアBscorei,jを表にして示した図である。 第iの人流パターンPFi,Tと第jの人流パターンPFj,Tとの間の人流パターン類似度スコアPFscorei,jを表にして示した図である。 特定の施設に空き店舗(空テナント)がある場合に、その特定の施設に誘致する業種タイプを決定する際の街の歩行者マップを示す図である。 図2に示した施策策定装置に使用される、施策決定部の動作を説明するためのフローチャートである。 誘致決定手段が抽出した人流パターンから誘致店舗を決定する例を説明するための図である。 誘致決定手段よって、誘致効果が高いほど賃料を高く設定する一例を示す図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る施策策定装置(後述する)を含む施策策定システム100の構成を示すブロック図である。
図示の施策策定システム100は、データを処理するデータ処理装置(情報処理装置)200と、後述するプログラムやデータを記憶する記憶装置300と、データを入力する入力装置400と、データを出力する出力装置500と、を備えている。
出力装置500は、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などの表示装置やプリンタからなる。出力装置500は、データ処理装置200からの指示に応じて、操作メニューなどの各種情報を表示したり、最終結果を印字出力する機能を有する。
記憶装置300は、ハードディスクやリードオンリメモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)などのメモリからなる。記憶装置300は、データ処理装置200における各種処理に必要な処理情報310やプログラム320を記憶する機能を有する。
データ処理装置200は、MPU(micro processing unit)などのマイクロプロセッサや中央処理装置(CPU)からなる。データ処理装置200は、記憶装置300からプログラム320を読み込んで、プログラム320に従ってデータを処理する各種処理部を実現する機能を有する。
データ処理装置200は、人流シミュレータ210と施策策定装置220とを備える。
図示の施策策定システム100において、アルゴリズムに必要なデータや、装置モバイル空間統計のような、施策を策定したい地域、時刻においての人流パターンや、地図情報、および施設情報のデータが与えられているものとする。
ここで人流パターンは、街中で人流グループ単位での動きを示すパターンである。この人流パターンは、予め観測(測定)することによって与えられてよいし、図示しない人流パターン推定システムによって推定されたものであってもよい。なお、本例において、人流パターンとは、パターンそれ自体ではなく、人流シミュレータ210へ供給されるパラメータである。パラメータは、それを人流シミュレータ210へ供給した場合に、人流シミュレータ210から、与えられたある地域における人口分布(人流パターン)にもっとも近いデータを生み出すものである。具体的には、「パラメータ」とは、その人流パターンの「集団の人数、どこから来たか(出発地点)、何時に来たか(出発時刻)、どこから帰っていくのか(到達地点)、どこを経由するのか(経由地)、経由値の滞在時間」から成る。尚、出発地点と到達地点とは同じであってもよい。
地図情報は、街中の道路地図を示す。
施設情報は、街中での複数の施設を示す。なお、複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っている。業種は、例えば、飲食業、衣料業、小売業、医療業などがある。飲食業には、例えば、寿司、中華、居酒屋などある。衣料業には、例えば、婦人服、子供服などがある。小売業には、例えば、コンビニやスーパなどがある。医療業には、例えば、内科や整形などがある。
これら人流パターンや、地図情報、施設情報などは、記憶装置300に処理情報310として予め格納されている。
施策策定システム100の施策策定装置220は、人流パターンと地図情報と施設情報とから、街作りの施策を策定する装置である。尚、以下に説明する実施形態においては、主に人(来訪者)の満足度を最大化する街作りの施策を策定する場合を例に挙げて記載するが、本発明は人(来訪者)に限定されず、一般的に移動体にも適用可能である。この場合、人流パターンは、経由情報に置き換えられ得る。
図2は、施策策定装置220で実現される主な処理部を示すブロック図である。施策策定装置220は、行動分析部600と施策決定部700とから成る。
図3を参照して、施策策定装置220の概略の動作について説明する。
先ず、行動分析部600は、複数の人流パターンと施設情報とに基づいて、施設間の興味の関連性情報を算出する(ステップS101)。
引き続いて、施策決定部700は、地図情報と上記施設間の興味の関連性情報とに基づいて、特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として上記空き店舗に対する誘致店舗を決定する(ステップS102)。
図2に戻って、施策策定装置220の構成について更に詳細に説明する。
行動分析部600は、興味度算出手段610と類似度算出手段620とを備える。施策決定部700は、誘致決定手段710を含む。
興味度算出手段610は、複数の人流パターンと施設情報とに基づいて、街中での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出する。すなわち、興味度算出手段610は、人流パターンの各グループの移動履歴、および、立ち寄った施設に含まれる業種から、どの業種にどれぐらいの興味を示しているかを示す業種興味度を計算する。
類似度算出手段620は、業種興味度に基づいて、人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出する。グループ間類似度と施設間類似度とは、記憶装置300に処理情報310として格納される。
誘致決定手段710は、地図情報とグループ間類似度と施設間類似度とに基づいて、上記誘致店舗を決定する。すなわち、誘致決定手段710は、特定の施設に空き店舗がある場合に、グループ間類似度と施設間類似度とに基づいて、所定の指標に基づいて上記誘致店舗を決定する。決定した誘致店舗を示す誘致店舗情報は、記憶装置300に処理情報310として格納される。ここで、所定の指標とは、例えば、どの店舗を誘致すると売上が最大化するかを示す指標である。しかしながら、所定の指標は、これには限定されず、他の指標を用いてもよいのは勿論である。
したがって、上記施設間の興味の関連性情報は、業種興味度とグループ間類似度と施設間類似度との組み合わせから成る。
また、誘致決定手段710は、推定される売り上げのランクに基づいて、テナント料を決定する。
次に、施策策定装置220の動作について更に詳細に説明する。
図4は街の歩行者マップの一例を示す図である。図示の歩行者マップは、地図情報と人流パターンとから得られたものである。
図示の例では、複数の人流パターンとして、第1の人流パターンPF1、Tと、第2の人流パターンPF2、Tとの、2つの人流グループの例を挙げている。また、地図上には、出発地点として、第1の出発地点Sと、第2の出発地点Sとの、2つの地点が描かれている。なお、図示の例では、第1の出発地点Sは第1の到達地点でもあり、第2の出発地点Sは第2の到達地点でもある。
さらに、地図上には、複数の施設として、第1乃至第5の施設P、P、P、P、Pと、第nの施設Pとが描かれている。図示の例では、第1の施設Pには、店舗として、中華、居酒屋、および子供服の店舗が入っている。第2の施設Pには、店舗として、寿司および居酒屋の店舗が入っている。第3の施設Pには、店舗として、内科および整形の店舗が入っている。第4の施設Pには、店舗として、婦人服、子供服、コンビニ、およびスーパの店舗が入っている。第5の施設Pには、店舗として、婦人服の店舗が入っている。第nの施設Pには、店舗として、婦人服および子供服の店舗が入っている。
第1の人流グループである第1の人流パターンPF1、Tは、第2の出発地点Sを出発地点とし、第2の施設Pおよび第4の施設Pを経由地として、第2の到達地点Sを到達地点とする、人流パターンである。
第2の人流グループである第2の人流パターンPF2、Tは、第1の出発地点Sを出発地点とし、第1の施設P、第3の施設P、および第5の施設Pを経由地として、第1の到達地点Sを到達地点とする、人流パターンである。
図5を参照して、行動分析部600の動作について説明する。
先ず、興味度算出手段610は、人流パターンPFと、施設情報で表される施設Ftypeに基づいて、街の施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出する(ステップS201)。尚、業種興味度の具体例については、後で図面を参照して説明する。
引き続いて、類似度算出手段620は、業種興味度から人流パターンのグループ間類似度を算出する(ステップS202)。尚、グループ間類似度の具体例についても、後で図面を参照して説明する。
最後に、類似度算出手段620は、業種興味度から施設間類似度を算出する(ステップS203)。施設間類似度の具体例についても、後で図面を参照して説明する。
図6は、記憶装置300に処理情報310として格納されている、人流パターンの情報の一例を示す図である。
図6では、複数の人流パターンとして、第1乃至第nの人流パターンPF1、T~PFn、Tがある例を示している。一般的に、第iの人流パターンPFi、T(1≦i≦n)において、添え字のiはパターン識別子を示し、添え字のTは時間帯{am/pm}を表す。各人流パターンは、経由地として、第1乃至第nの施設P~Pから選択されたいずれか1つを経由するとする。ここで、第iの施設Pにおいて、添え字のiはパターン識別子を示している。
図6に示す例では、例えば、第1の人流パターンPF1、Tは、100人から成る人流グループであって、経由地として、第2の施設Pと第4の施設Pとを経由することを示している。また、第2の人流パターンPF2、Tは、200人から成る人流グループであって、経由地として、第1の施設P、第3の施設P、および第5の施設Pを経由することを示している。
図7は、記憶装置300に処理情報310として格納されている、施設情報の一例を示す図である。
図7に示されるように、施設情報は、第1乃至第nの施設P~Pと、各施設に入っている業種を示す業種情報とから成る。業種情報は、業種タイプBtypeによって識別される。各施設に入っている店舗の有無を、それぞれ、「1」と「0」で示している。
図7に示す例では、施設情報として、第1の施設Pには、業種(店舗)として、飲食業の中華と居酒屋の店舗が入っており、衣料業として子供服の店舗が入っていることを示している。また、第2の施設Pには、業種(店舗)として、飲食業の寿司と居酒屋の店舗が入っていることを示している。第3の施設Pには、業種(店舗)として、医療業の内科と整形の店舗が入っていることを示している。第4の施設Pには、業種(店舗)として、衣料業の婦人服と子供服の店舗が入っており、小売業のコンビニとスーパの店舗が入っていることを示している。第5の施設Pには、業種(店舗)として、衣料業の婦人服の店舗が入っていることを示している。そして、第nの店舗Pには、業種(店舗)として、衣料業の婦人服と子供服の店舗が入っていることを示している。
また、第4の施設Pであるビルの施設情報として、1階にはコンビニとスーパの店舗が、2階には婦人服の店舗が、4階には子供服の店舗が入っている例を示している。
図4に示した歩行者マップは、たとえば、図6に示した人流パターンの情報と、図7に示した施設情報とから作成された図である。
図8を参照して、興味度算出手段610によって算出される、業種興味度Bintについて説明する。
図8は、人流パターンと業種タイプBtypeごとに計算された業種興味度Bintとの間の関係を示す図である。
図8から明らかなように、業種興味度Bintは、図6に示す人流パターンPFの情報と図7に示す施設情報Ftypeとから、下記の数1に従って計算される。
Figure 0007037747000001
例えば、第3の人流グループである第3の人流パターンPF3、Tの業種興味度Bintは、次のように計算される。図4および図6より、第3の人流パターンPF3、Tは、第1の出発地点Sを出発地点として、第1の施設Pおよび第2の施設Pを経由して、第2の到達地点Sを到達地点とする、150人から成る人流パターンである。図7に示されるように、第1の施設Pには、中華、居酒屋、および子供服の店舗が入っており、第2の施設Pには、寿司および居酒屋の店舗が入っている。したがって、第3の人流パターンPF3、Tの業種興味度Bintは、業種タイプBtypeごとに、寿司が150に等しく、中華が150に等しく、居酒屋が300(すなわち、施設P内の居酒屋に関する150と、施設P内の居酒屋に関する150との合計)に等しく、子供服が150に等しい。
次に、類似度算出手段620によって算出される、施設間類似度について説明する。施設間類似度は、下記の数2で表される、業種間類似度スコアBscoreから成る。
Figure 0007037747000002
ここで、Nは人流パターンPFの人数を示し、pは第kの人流パターンPFk、Tの第iの業種タイプBtypeの業種興味度を示し、qは第kの人流パターンPFk、Tの第jの業種タイプBtypeの業種興味度を示す。
図9は、上記数2によって計算された、第iの業種タイプBtypeと第jの業種タイプBtypeと間の業種間類似度スコアBscorei,jを表にして示した図である。この業種間類似度スコアBscorei,jは、施設間類似度として、記憶装置300の処理情報310のエリアに格納される(図2参照)。
次に、類似度算出手段620によって算出される、人流パターンのグループ間類似度について説明する。人流パターンのグループ間類似度は、下記の数3で表される、人流パターン類似度スコアPFscoreから成る。
Figure 0007037747000003
ここで、Nは業種タイプBtypeの数を示し、pは第kの業種タイプBtypeの第iの人流パターンPFi,Tの業種興味度を示し、qは第kの業種タイプBtypeの第jの人流パターンPFj,Tの業種興味度を示す。
図10は、上記数3によって計算された、第iの人流パターンPFi,Tと第jの人流パターンPFj,Tとの間の人流パターン類似度スコアPFscorei,jを表にして示した図である。この人流パターン類似度スコアPFscorei,jは、グループ間類似度として、記憶装置300の処理情報310のエリアに格納される(図2参照)。
言い換えると、人流パターン類似度スコアとは、ある人が訪問した業種の店舗という観点から、2つの人流パターンが類似している程度を表す。たとえば、当該類似度スコアが大きな値であればあるほど、2つの人流パターンが類似している程度が高いことを表す。逆に、当該類似度スコアが小さな値であるほど、2つの人流パターンが類似している程度が低いことを表す。すなわち、当該類似度スコアが高い2つの人流パターンを選択することによって、訪問した業種の店舗という観点から、類似している人流パターンを選択することができる。
以上の説明から、行動分析部600は、移動体(例えば、人)が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報(例えば、人流パターン)に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手段として働く。
次に、図11及び12を参照して、施策決定部700(誘致決定手段710)の動作について説明する。図11は、特定の施設Pxに空き店舗(空テナント)がある場合に、その特定の施設Pxに誘致する業種タイプを決定する際の街の歩行者マップを示す図である。図11に示す歩行者マップは、図4に示すものと同じで、特定の施設Pxが追加されている点が異なる。図12は、施策決定部700(誘致決定手段710)の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、誘致決定手段710は、地図情報とグループ間類似度とに基づいて、空テナントがある特定の施設Pxの近傍Rを通る人流パターンPFをN個抽出する(ステップS301)。図11に示す例では、特定の施設Pxの近傍Rを第1の人流パターンPF1,Tと第2の人流パターンPF2,Tとが通っているので、誘致決定手段710はこれら人流パターンを抽出する。
引き続いて、誘致決定手段710は、抽出した人流パターンが立ち寄る業種と業種間類似度スコアが高い類似業種を選択する(ステップS302)。
次に、誘致決定手段710は、高い業種間類似度スコアを持つ選択した複数の類似業種のうち、(人流パターンの人数N×業種間類似度スコア)を誘致効果として計算して、その誘致効果が高い業種をM個選定する(ステップS303)。すなわち、誘致決定手段710は、選択した複数の類似業種の中から、抽出した人流グループの人流パターンの人数と業種間類似度スコアとを掛け算して得られた値に基づいて、誘致効果の高い複数の業種を複数の誘致店舗候補として選定する。
言い換えると、誘致効果とは、特定の施設に空き店舗がある場合に、その空き店舗にどの業種の店舗を誘致するとその特定の施設のオーナに利益を齎すかの指標を表している。たとえば、誘致効果が大きな値の業種であればあるほど、その業種に属する店舗を空き店舗に誘致すると、そのオーナに利益を齎す可能性は高い。逆に、誘致効果が小さな値の業種であるほど、その業種に属する店舗を空き店舗に誘致しても、そのオーナに利益を齎す可能性は低い。
最後に、誘致決定手段710は、報酬の高い誘致業種順にリストを作成する(ステップS304)。すなわち、誘致決定手段710は、報酬の高い順に、上記選定した複数の誘致店舗候補のリストを作成する。
次に、図13を参照して、誘致決定手段710が第1の人流パターンPF1,Tと第2の人流パターンPF2,Tとを抽出した場合に誘致店舗を決定する一例について説明する。
図13の例では、誘致決定手段710は、業種間類似度スコアが高い業種として、小売業(コンビニ)、小売業(スーパ)、飲食業(居酒屋)、飲食業(中華)、医療業(内科)、医療業(整形)、飲食業(中華)、衣料業(子供服)、衣料業(婦人服)を選択している。そして、誘致決定手段710は、それら選択した類似業種に対して誘致効果を計算する。
図13の例の場合では、M=4の場合、誘致決定手段710は、誘致効果の総和の高い順に、飲食業(中華)、衣料業(婦人服)、医療業(内科)、および医療業(整形)を誘致候補として選択する。
このように、施策決定部700は、特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち上記第1施設に含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手段として働く。
なお、誘致決定手段710は、特定の施設を誘致する場合、誘致効果ランキングによって、その特定の施設Pxに入る予定のテナント(店舗)の不動産価値を変更してもよい。換言すれば、誘致決定手段710は、空き店舗を貸す場合に、業種によって値段(賃料)を変えてもよい。
例えば、図14に示されるように、誘致決定手段710は、誘致効果が高いほど、賃料を高く設定する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、来訪者の満足度を最大化する街作りの施策を策定することが可能となる。その理由は、特定の施設を誘致する場合に、誘致効果を正の報酬、物理的な距離を負の報酬として、期待値報酬が最大となるように、誘致店舗を決定しているからである。また、本実施形態によれば、誘致効果ランキングによって、特定の施設のテナントの不動産価値を変更することも可能である。その理由は、誘致効果が高いものほど、賃料が高くなるように設定しているからである。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
尚、施策策定装置の各部は、情報処理装置等のハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて実現すればよい。ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせた形態では、RAM(random access memory)に施策策定プログラムが展開され、該施策策定プログラムに基づいて、CPU(central processing unit)等のプロセッサのハードウェアを動作させることによって、各部を各種手段として実現する。また、該施策策定プログラムは、記録媒体に記録されて頒布されても良い。当該記録媒体に記録された施策策定プログラムは、有線、無線、又は記録媒体そのものを介して、メモリに読込まれ、プロセッサ(CPU)等を動作させる。尚、記録媒体を例示すれば、オプティカルディスクや磁気ディスク、半導体メモリ装置、ハードディスクなどが挙げられる。
上記実施形態を別の表現で説明すれば、施策策定装置として動作させるコンピュータを、RAMに展開された施策策定プログラムに基づき、行動分析部600(興味度算出手段610、類似度算出手段620)および施策決定部700(誘致決定手段710)の組み合わせとして動作させることで、実現することが可能である。
また、本発明の具体的な構成は前述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが以下には限られない。
[付記1]
移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手段と、
特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手段と、
を備える施策策定装置。
[付記2]
前記移動体が人であって、前記経由情報が、前記ある地域での人流グループ単位での動きである人流パターンから成り、前記複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っており、
前記特定手段は、
複数の人流パターンと前記施設情報とに基づいて、前記ある地域での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出する興味度算出手段と、
前記業種興味度に基づいて、前記人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出する類似度算出手段と、を備え、
前記決定手段は、前記ある地域の道路地図を示す地図情報と前記グループ間類似度と前記施設間類似度とに基づいて、前記特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として前記空き店舗に対する誘致店舗を決定する誘致決定手段を備える、
付記1に記載の施策策定装置。
[付記3]
前記誘致決定手段が、所定の指標に基づいて前記空き店舗に対する前記誘致店舗を決定する、付記2に記載の施策策定装置。
[付記4]
前記所定の指標は、前記空き店舗に対してどの業種の店舗を誘致すると売上が最大化するかを示す指標である、付記3に記載の施策策定装置。
[付記5]
前記施設間類似度は、業種間類似度スコアを含み、
前記誘致決定手段は、
前記地図情報と前記グループ間類似度とに基づいて、前記特定の施設の近傍を通る人流パターンの複数の人流グループを抽出し、
該抽出した人流グループの人流パターンが立ち寄る業種と前記業種間類似度スコアが高い複数の類似業種を選択し、
該選択した複数の類似業種の中から、前記抽出した人流グループの人流パターンの人数と前記業種間類似度スコアとを掛け算して得られた値に基づいて、誘致効果が高い複数の業種を複数の誘致店舗候補として選定し、
報酬の高い順に、前記選定した複数の誘致店舗候補のリストを作成する、
付記2乃至4のいずれか1つに記載の施策策定装置。
[付記6]
前記誘致決定手段は、前記誘致効果のランキングによって、業種別に前記空き店舗の不動産価値を変更する、付記5に記載の施策策定装置。
[付記7]
情報処理装置
移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定し、
特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する、
施策策定方法。
[付記8]
前記移動体が人であって、前記経由情報が、前記ある地域での人流グループ単位での動きである人流パターンから成り、前記複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っており、
前記情報処理装置が、
前記複数の人流パターンと前記施設情報とに基づいて、前記ある地域での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出し、
前記業種興味度に基づいて、前記人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出し、
前記ある地域の道路地図を示す地図情報と前記グループ間類似度と前記施設間類似度とに基づいて、前記特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として前記空き店舗に対する誘致店舗を決定する、
付記7に記載の施策策定方法。
[付記9]
前記情報処理装置が、所定の指標に基づいて前記空き店舗に対する前記誘致店舗を決定する、付記8に記載の施策策定方法。
[付記10]
前記所定の指標は、前記空き店舗に対してどの業種の店舗を誘致すると売上が最大化するかを示す指標である、付記9に記載の施策策定方法。
[付記11]
前記施設間類似度は、業種間類似度スコアを含み、
前記情報処理装置が、
前記地図情報と前記グループ間類似度とに基づいて、前記特定の施設の近傍を通る人流パターンの複数の人流グループを抽出し、
該抽出した人流グループの人流パターンが立ち寄る業種と前記業種間類似度スコアが高い複数の類似業種を選択し、
該選択した複数の類似業種の中から、前記抽出した人流グループの人流パターンの人数と前記業種間類似度スコアとを掛け算して得られた値に基づいて、誘致効果が高い複数の業種を複数の誘致店舗候補として選定し、
報酬の高い順に、前記選定した複数の誘致店舗候補のリストを作成する、
付記8乃至10のいずれか1つに記載の施策策定方法。
[付記12]
前記情報処理装置が、前記誘致効果のランキングによって、業種別に前記空き店舗の不動産価値を変更する、付記11に記載の施策策定方法。
[付記13]
移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手順と、
特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手順と、
をコンピュータに実行させる施策策定プログラム。
[付記14]
前記移動体が人であって、前記経由情報が、前記ある地域での人流グループ単位での動きである人流パターンから成り、前記複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っており、
前記特定手順は、前記コンピュータに、
複数の人流パターンと前記施設情報とに基づいて、前記ある地域での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出する興味度算出手順と、
前記業種興味度に基づいて、前記人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出する類似度算出手順と、を実行させ、
前記決定手順は、前記コンピュータに、前記ある地域の道路地図を示す地図情報と前記グループ間類似度と前記施設間類似度とに基づいて、前記特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として前記空き店舗に対する誘致店舗を決定する誘致決定手順を実行させる、
付記13に記載の施策策定プログラム。
100 施策策定システム
200 データ処理装置
210 人流シミュレータ
220 施策策定装置
300 記憶装置
310 処理情報
320 プログラム
400 入力装置
500 出力装置
600 行動分析部
610 興味度算出手段
620 類似度算出手段
700 施策決定部
710 誘致決定手段

Claims (10)

  1. 移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手段と、
    特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手段と、
    を備える施策策定装置。
  2. 前記移動体が人であって、前記経由情報が、前記ある地域での人流グループ単位での動きである人流パターンから成り、前記複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っており、
    前記特定手段は、
    複数の人流パターンと前記施設情報とに基づいて、前記ある地域での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出する興味度算出手段と、
    前記業種興味度に基づいて、前記人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出する類似度算出手段と、を備え、
    前記決定手段は、前記ある地域の道路地図を示す地図情報と前記グループ間類似度と前記施設間類似度とに基づいて、前記特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として前記空き店舗に対する誘致店舗を決定する誘致決定手段を備える、
    請求項1に記載の施策策定装置。
  3. 前記誘致決定手段が、所定の指標に基づいて前記空き店舗に対する前記誘致店舗を決定する、請求項2に記載の施策策定装置。
  4. 前記所定の指標は、前記空き店舗に対してどの業種の店舗を誘致すると売上が最大化するかを示す指標である、請求項3に記載の施策策定装置。
  5. 前記施設間類似度は、業種間類似度スコアを含み、
    前記誘致決定手段は、
    前記地図情報と前記グループ間類似度とに基づいて、前記特定の施設の近傍を通る人流パターンの複数の人流グループを抽出し、
    該抽出した人流グループの人流パターンが立ち寄る業種と前記業種間類似度スコアが高い複数の類似業種を選択し、
    該選択した複数の類似業種の中から、前記抽出した人流グループの人流パターンの人数と前記業種間類似度スコアとを掛け算して得られた値に基づいて、誘致効果が高い複数の業種を複数の誘致店舗候補として選定し、
    報酬の高い順に、前記選定した複数の誘致店舗候補のリストを作成する、
    請求項2乃至4のいずれか1つに記載の施策策定装置。
  6. 前記誘致決定手段は、前記誘致効果のランキングによって、業種別に前記空き店舗の不動産価値を変更する、請求項5に記載の施策策定装置。
  7. 情報処理装置
    移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定し、
    特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する、
    施策策定方法。
  8. 前記移動体が人であって、前記経由情報が、前記ある地域での人流グループ単位での動きである人流パターンから成り、前記複数の施設の各々には、少なくとも1つの業種の店舗が入っており、
    前記情報処理装置が、
    複数の人流パターンと前記施設情報とに基づいて、前記ある地域での施設に含まれる業種に対する業種興味度を算出し、
    前記業種興味度に基づいて、前記人流パターンのグループ間類似度と施設間類似度とを算出し、
    前記ある地域の道路地図を示す地図情報と前記グループ間類似度と前記施設間類似度とに基づいて、前記特定の施設内に空き店舗がある場合に、街作りの施策として前記空き店舗に対する誘致店舗を決定する、
    請求項7に記載の施策策定方法。
  9. 前記情報処理装置が、所定の指標に基づいて前記空き店舗に対する前記誘致店舗を決定する、請求項8に記載の施策策定方法。
  10. 移動体が移動した経路にて経由した少なくとも1つの業種の店舗が入っている第1施設を含む経由情報に基づき、ある地域における複数の施設を表す施設情報のうち、少なくとも一部の施設を経由した経路を特定する特定手順と、
    特定した経路にて経由する特定の施設に対して、複数の業種の店舗施設のうち前記第1施設には含まれていない特定の業種の店舗を決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させる施策策定プログラム。
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