JP2005031963A - レイアウト評価・提案システム、その方法、そのプログラム及び該プログラムを記録した媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客の移動とともに商品の移動を確実に追跡でき、顧客が購入もしくは興味を示した商品を特定でき、これから商品間の売上の相関などを解析でき、効果的な商品レイアウトを提案可能とすること。
【解決手段】顧客とともに移動する顧客用無線タグ11及び商品に取り付けられた商品用無線タグ12から顧客ID及び商品IDを、店舗内に設置された複数の無線タグリーダ13により定期的に読み取り、顧客ID、商品ID、リーダID、時刻情報からなるタグ情報を生成し、収集し、移動軌跡解析サーバ15で店舗内における各顧客及び各商品の動線データを作成し、同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、レイアウト評価・提案サーバ16で商品間情報と商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する。
【選択図】 図1
【解決手段】顧客とともに移動する顧客用無線タグ11及び商品に取り付けられた商品用無線タグ12から顧客ID及び商品IDを、店舗内に設置された複数の無線タグリーダ13により定期的に読み取り、顧客ID、商品ID、リーダID、時刻情報からなるタグ情報を生成し、収集し、移動軌跡解析サーバ15で店舗内における各顧客及び各商品の動線データを作成し、同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、レイアウト評価・提案サーバ16で商品間情報と商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店舗内における商品のレイアウトや商店街等における店舗のレイアウトを評価し、提案する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシステムとして、店内を撮像するビデオカメラと、ビデオカメラによって撮像された映像に基づいて顧客の動きの軌跡を抽出する手段と、顧客の動きの軌跡と店内レイアウトの画像とを合成する手段と、得られた合成画像を出力するための出力手段とから構成され、顧客の動きの軌跡を利用することにより店内レイアウトを評価し、顧客の視線を引き、売り上げ向上につながるような店内レイアウトを得るための助けとなるシステムがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−242987号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のシステムでは、次のような問題点があった。
【0005】
第1の問題点は、カメラを用いて顧客の動きを追跡するということである。その理由は、画像解析では必ずしも顧客をユニークに識別できる保証がなく、正確に同一顧客の動きを追跡することが困難であるためである。
【0006】
第2の問題点は、顧客の滞在時間と軌跡のみでその売場ポイントでのレイアウト評価を決定していることである。その理由は、その売場ポイントで顧客がどの商品に興味を持ったのかが不明であるからである。
【0007】
第3の問題点は、顧客の動きのみに注目しているということである。その理由は、顧客の動きだけでなく、商品の動きも追跡しなければ、商品間の売上の相関や顧客の商品に対する興味の相関が不明であるからである。
【0008】
第4の問題点は、店舗内でのみの顧客の追跡するということである。その理由は、複数の店舗に亘る顧客の動きを追跡できないためである。
【0009】
本発明の目的は、店舗内での顧客の移動とともに商品の移動を確実に追跡でき、顧客及び商品の動線データから顧客が購入もしくは興味を示した商品を特定でき、これから商品間の売上の相関や顧客の商品に対する興味の相関を解析でき、これらと当該商品の店舗内における配置とを基に、効果的な商品レイアウトを提案可能とすることにある。
【0010】
また、本発明の目的は、商店街での顧客の移動とともに商品の移動を確実に追跡でき、顧客及び商品の動線データから顧客が購入もしくは興味を示した店舗を特定でき、これから店舗間の売上の相関や顧客の店舗に対する興味の相関を解析でき、これらと当該店舗の商店街における配置とを基に、効果的な店舗レイアウトを提案可能とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のレイアウト評価・提案システムは、それぞれ異なる顧客IDを有する複数の無線タグであって各顧客とともに移動する複数の顧客用無線タグと、それぞれ異なる商品IDを有する複数の無線タグであって店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられた複数の商品用無線タグと、店舗内の所定の位置にそれぞれ設置された複数の無線タグリーダであって一定の空間範囲内の前記顧客用無線タグ及び商品用無線タグから顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダと、各無線タグリーダからのタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、収集したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する移動軌跡解析手段と、商品間情報と当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第2のレイアウト評価・提案システムは、前記第1のレイアウト評価・提案システムであって外部への情報開示を予め設定された規則に従って行う情報開示手段を備えた複数のレイアウト評価・提案システムから、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子を加えた第2のタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、収集した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する移動軌跡解析手段と、店舗間情報と当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の第3のレイアウト評価・提案システムは、前記第2のレイアウト評価・提案システムにおいて、収集した第2のタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成する移動軌跡解析手段と、各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
従来の技術とは、無線タグを用いることにより顧客や商品の一つ一つの移動をより細かく正確に追跡することが可能となり、顧客が売場ポイントにいた滞在時間のみならず、その売場のどの商品に興味を持ったのか、さらに商品間の売上や顧客の商品に対する興味の相関を関連付けることができ、また店舗内の商品レイアウトのみならず、複数の店舗からなる商店街全体といった、より広い範囲での追跡を可能とすることにより、複数の店舗同士のレイアウトを提案し、より効果的な売上向上をめざした点が異なる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明のレイアウト評価・提案システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、11は顧客用無線タグ、12は商品用無線タグ、13は無線タグリーダ、14はタグ情報収集サーバ、15は移動軌跡解析サーバ、16はレイアウト評価・提案サーバ、17はネットワークである。
【0017】
顧客用無線タグ11は、それぞれ異なる顧客IDを有する複数(但し、図1では1個のみ示す。)の無線タグであって、各顧客とともに移動するショッピングカートやバスケット、携帯情報端末などに取り付けられる。
【0018】
商品用無線タグ12は、それぞれ異なる商品IDを有する複数(但し、図1では1個のみ示す。)の無線タグであって、店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられる。
【0019】
なお、商品用無線タグ12は、通常、複数用意される同一種別の商品(同一商品)に対してもそれぞれ異なる商品IDを有するものが取り付けられるが、当該商品IDと商品の種別との関係については、商品ID自体に商品毎にユニークな部分とは別に商品の種別を表す部分を持たせておくか、専用のデータベースに予め保持させておけば良い。
【0020】
無線タグリーダ13は、一定の空間範囲内の前記顧客用無線タグ11及び商品用無線タグ12から顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子(リーダID)と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダであって、それぞれ店舗内の所定の位置(商品陳列棚など)に設置されている。
【0021】
タグ情報収集サーバ14は、各無線タグリーダ13からネットワーク17を介してタグ情報を収集し、これをタグ情報データベース(DB)14aに格納する。
【0022】
移動軌跡解析サーバ15は、タグ情報DB14aに格納されたタグ情報をタグ情報収集サーバ14及びネットワーク17を介して取得し、これから店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、解析結果データベース(DB)15aに格納する。
【0023】
レイアウト評価・提案サーバ16は、解析結果情報DB15aに格納された商品間情報を移動軌跡解析サーバ15及びネットワーク17を介して取得し、これと当該商品間情報中の商品の店舗内における配置(既知)とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案(システム利用者に提示)する。
【0024】
ネットワーク17は、前述した無線タグリーダ13、タグ情報収集サーバ14、移動軌跡解析サーバ15及びレイアウト評価・提案サーバ16間を接続する。
【0025】
図2、図3は本発明の第1の実施の形態における動作を示すもので、以下、図1とともに本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0026】
前述した如く、各無線タグリーダ13は、顧客用無線タグ11及び商品用無線タグ12に対する読み取りを定期的に行っており、顧客用無線タグ11とともに移動する顧客が前記無線タグリーダ13の一定の空間範囲内を通過すると、当該顧客用無線タグ11から顧客IDを読み取り、また、この時、前記一定の空間範囲内に商品用無線タグ12が存在すればその商品IDも読み取る。無線タグリーダ13は顧客IDを読み取ると、顧客IDもしくはこれに加えて読み取った商品IDと、当該無線タグリーダ13のリーダIDと、時刻情報とからなるタグ情報を生成し、ネットワーク17を介してタグ情報収集サーバ14へ送信する。
【0027】
タグ情報収集サーバ14は、各無線タグリーダ13から送信されたタグ情報をタグ情報DB14aに格納する。
【0028】
次に、システム利用者がレイアウト評価・提案サーバ16に対してレイアウト評価・提案を要求すると、レイアウト評価・提案サーバ16は移動軌跡解析サーバ15に対して移動解析を要求する。
【0029】
移動解析が要求されると、移動軌跡解析サーバ15はタグ情報収集サーバ14に対して期間を指定してその期間内に収集されたタグ情報を要求する。タグ情報収集サーバ14はタグ情報DB14aから前記指定期間内のタグ情報を読み出し、移動軌跡解析サーバ15へ返送する。
【0030】
移動軌跡解析サーバ15は、タグ情報収集サーバ14より受信したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、解析結果データベース(DB)15aに格納し、さらにレイアウト評価・提案サーバ16へ送信する。
【0031】
より具体的には、同一の顧客IDを含むタグ情報を時刻情報順に並べ、当該時刻情報順の各タグ情報に含まれる無線タグリーダ13のリーダIDと、店舗内における当該リーダIDの無線タグリーダ13の配置位置(既知)とから顧客の動線データを作成する。
【0032】
また、この際、当該時刻情報順の各タグ情報において、リーダIDが変化した前後のタグ情報に同一の商品IDが含まれるか否かを判定し、同一の商品IDが含まれている場合は顧客が当該商品IDの商品用無線タグ12が取り付けられた商品を陳列棚から(購入のために)取り出したものとみなして前記同様に当該商品の動線データを作成する。この商品の動線データの作成は商品ID毎に行い、前記顧客の動線データに関連付けておく。
【0033】
さらに、各顧客の動線データに関連付けられた商品の動線データに対応する商品IDから、任意の2つもしくはそれ以上の種別の商品の組み合わせ毎に同時に購入した顧客の数をカウントし、同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する。また、この際、さらに購入の順序についても動線データから集計するようにしても良い。
【0034】
なお、商品の動線データが顧客の動線データの途中で途切れている場合は、顧客が当該商品を陳列棚へ戻したものとみなし、購入には至らなかったが興味を示した商品として割り引いてカウントするようにしても良い。
【0035】
レイアウト評価・提案サーバ16は、移動軌跡解析サーバ15より受信した商品間情報と、当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する。
【0036】
より具体的には、商品間情報中の複数の商品が距離的に近く、行き戻りがないように並んでいる場合を高く評価し、そうでない場合を低く評価する。また、提案を行う際は、商品間情報中の複数の商品がなるべく距離的に近く、行き戻りがないように並べた商品レイアウト(商品Aを購入した顧客は商品Bを購入することが多い、商品Bを購入した顧客は商品Cを購入することが多いという場合、A−B−Cの順に並ぶ配置。顧客の流れをなるべく一方向になるようにしてスムーズにする)を表示装置(図示せず)に表示し、システム利用者に提示する。
【0037】
なお、本実施の形態のシステムは、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図2、3に示された工程を実行させるプログラムをインストールすることによっても実現可能であり、また、タグ情報収集サーバ14、移動軌跡解析サーバ15及びレイアウト評価・提案サーバ16は一台のサーバ(コンピュータ)で構成することもできる。
【0038】
図4は本発明のレイアウト評価・提案システムの第2の実施の形態を示すもので、ここでは第1の実施の形態で説明した店舗単位の商品のレイアウト評価・提案システムをネットワークを介して複数接続して店舗のレイアウトを評価・提案するシステムを構成した例を示す。
【0039】
即ち、図中、10は商品のレイアウト評価・提案システム、21はタグ情報収集サーバ、22は移動軌跡解析サーバ、23はレイアウト評価・提案サーバ、24はネットワークである。
【0040】
タグ情報収集サーバ21は、レイアウト評価・提案システム10からネットワーク24を介して、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子(店舗ID)を加えた第2のタグ情報を収集し、これをタグ情報データベース(DB)21aに格納する。
【0041】
移動軌跡解析サーバ22は、タグ情報DB21aに格納された第2のタグ情報をタグ情報収集サーバ21及びネットワーク24を介して取得し、これから商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成し、解析結果データベース(DB)22aに格納する。
【0042】
レイアウト評価・提案サーバ23は、解析結果情報DB22aに格納された店舗間情報を移動軌跡解析サーバ22及びネットワーク24を介して取得し、これと当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置(既知)とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案(システム利用者に提示)する。
【0043】
ネットワーク24は、前述したレイアウト評価・提案システム10、タグ情報収集サーバ21、移動軌跡解析22サーバ及びレイアウト評価・提案サーバ23間を接続する(なお、ネットワーク24は第1の実施の形態のネットワーク17と同一であっても良い。)。
【0044】
図5、図6は本発明の第2の実施の形態における動作を示すもので、以下、図4とともに本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0045】
前述した如く、各レイアウト評価・提案システム10のタグ情報DB14aには、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報が格納されている。
【0046】
タグ情報収集サーバ21は、各レイアウト評価・提案システム10に対する第2のタグ情報の要求を定期的に行う。要求を受信したレイアウト評価・提案システム10では、予め設定された情報開示規則に従って開示の可否を判断し、開示可であればタグ情報DB14aからタグ情報を読み出し、これに店舗IDを加えて第2のタグ情報としてタグ情報収集サーバ21へ送信する(なお、この際、タグ情報収集サーバ21が要求を出すことなく、各レイアウト評価・提案システム10が自発的に、予め設定された情報開示規則に従って第2のタグ情報をタグ情報収集サーバ21へ送信するようにしても良い。)。
【0047】
タグ情報収集サーバ21は、各レイアウト評価・提案システム10から送信された第2のタグ情報をタグ情報DB21aに格納する。
【0048】
次に、システム利用者がレイアウト評価・提案サーバ23に対してレイアウト評価・提案を要求すると、レイアウト評価・提案サーバ23は移動軌跡解析サーバ22に対して移動解析を要求する。
【0049】
移動解析が要求されると、移動軌跡解析サーバ22はタグ情報収集サーバ21に対して期間を指定してその期間内に対応する第2のタグ情報を要求する。タグ情報収集サーバ21はタグ情報DB21aから前記指定期間内の第2のタグ情報を読み出し、移動軌跡解析サーバ22へ返送する。
【0050】
移動軌跡解析サーバ22は、タグ情報収集サーバ21より受信した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成し、解析結果データベース(DB)22aに格納し、さらにレイアウト評価・提案サーバ23へ送信する。
【0051】
より具体的には、同一の顧客IDを含む第2のタグ情報を時刻情報順に並べ、当該時刻情報順の各第2のタグ情報に含まれる店舗IDと、商店街における当該店舗IDの店舗の配置位置(既知)とから顧客の動線データを作成する。
【0052】
さらに、各顧客の動線データに関連付けられた店舗IDから、任意の2つもしくはそれ以上の店舗の組み合わせ毎に同時に廻った顧客の数をカウントし、同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する。また、この際、さらに店舗を廻る順序についても動線データから集計するようにしても良い。
【0053】
レイアウト評価・提案サーバ23は、移動軌跡解析サーバ22より受信した店舗間情報と、当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案する。
【0054】
より具体的には、店舗間情報中の複数の店舗が距離的に近く、行き戻りがないように並んでいる場合を高く評価し、そうでない場合を低く評価する。また、提案を行う際は、店舗間情報中の複数の店舗がなるべく距離的に近く、行き戻りがないように並べた店舗レイアウト(店舗aを廻った顧客は店舗bを廻ることが多い、店舗bを廻った顧客は店舗cを廻ることが多いという場合、a−b−cの順に並ぶ配置。顧客の流れをなるべく一方向になるようにしてスムーズにする)を表示装置(図示せず)に表示し、システム利用者に提示する。
【0055】
なお、本実施の形態のシステムは、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図5、6に示された工程を実行させるプログラムをインストールすることによっても実現可能であり、また、タグ情報収集サーバ21、移動軌跡解析サーバ22及びレイアウト評価・提案サーバ23は一台のサーバ(コンピュータ)で構成することもできる。
【0056】
また、第2の実施の形態の移動軌跡解析サーバ22において、収集した第2のタグ情報から、第1の実施の形態の場合と同様に、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成し、また、第2の実施の形態のレイアウト評価・提案サーバ23において、各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0058】
第1の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを用いることにより個々の顧客や個々の商品の動きを正確に追跡できることにある。その理由は、より正確な分析を行うことができ、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0059】
第2の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを商品に用いることにより、販売された商品のみならず、取り出しや戻しといった購入にはつながらなかったが顧客の注意を引きつけたといった情報を得ることができることになる。その理由は、顧客の注目度をとりいれることにより、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0060】
第3の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを商品に用いることにより、顧客の動きだけでなく商品の動きも追跡できることにある。その理由は、商品間の売上や顧客の商品に対する興味の相関を得ることができ、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0061】
第4の効果は、ショッピングモールや商店街といった複数の店舗に亘る売上の向上が見込めることにある。その理由は、複数の店舗に亘り顧客や商品を追跡することが可能となり、店舗自体のレイアウトの最適化も可能であるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレイアウト評価・提案システムの第1の実施の形態を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図3】本発明の第1の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図4】本発明のレイアウト評価・提案システムの第2の実施の形態を示す構成図
【図5】本発明の第2の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図6】本発明の第2の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【符号の説明】
10:レイアウト評価・提案システム、11:顧客用無線タグ、12:商品用無線タグ、13:無線タグリーダ、14,21:タグ情報収集サーバ、15,22:移動軌跡解析サーバ、16,23:レイアウト評価・提案サーバ、17,24:ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店舗内における商品のレイアウトや商店街等における店舗のレイアウトを評価し、提案する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシステムとして、店内を撮像するビデオカメラと、ビデオカメラによって撮像された映像に基づいて顧客の動きの軌跡を抽出する手段と、顧客の動きの軌跡と店内レイアウトの画像とを合成する手段と、得られた合成画像を出力するための出力手段とから構成され、顧客の動きの軌跡を利用することにより店内レイアウトを評価し、顧客の視線を引き、売り上げ向上につながるような店内レイアウトを得るための助けとなるシステムがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−242987号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のシステムでは、次のような問題点があった。
【0005】
第1の問題点は、カメラを用いて顧客の動きを追跡するということである。その理由は、画像解析では必ずしも顧客をユニークに識別できる保証がなく、正確に同一顧客の動きを追跡することが困難であるためである。
【0006】
第2の問題点は、顧客の滞在時間と軌跡のみでその売場ポイントでのレイアウト評価を決定していることである。その理由は、その売場ポイントで顧客がどの商品に興味を持ったのかが不明であるからである。
【0007】
第3の問題点は、顧客の動きのみに注目しているということである。その理由は、顧客の動きだけでなく、商品の動きも追跡しなければ、商品間の売上の相関や顧客の商品に対する興味の相関が不明であるからである。
【0008】
第4の問題点は、店舗内でのみの顧客の追跡するということである。その理由は、複数の店舗に亘る顧客の動きを追跡できないためである。
【0009】
本発明の目的は、店舗内での顧客の移動とともに商品の移動を確実に追跡でき、顧客及び商品の動線データから顧客が購入もしくは興味を示した商品を特定でき、これから商品間の売上の相関や顧客の商品に対する興味の相関を解析でき、これらと当該商品の店舗内における配置とを基に、効果的な商品レイアウトを提案可能とすることにある。
【0010】
また、本発明の目的は、商店街での顧客の移動とともに商品の移動を確実に追跡でき、顧客及び商品の動線データから顧客が購入もしくは興味を示した店舗を特定でき、これから店舗間の売上の相関や顧客の店舗に対する興味の相関を解析でき、これらと当該店舗の商店街における配置とを基に、効果的な店舗レイアウトを提案可能とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のレイアウト評価・提案システムは、それぞれ異なる顧客IDを有する複数の無線タグであって各顧客とともに移動する複数の顧客用無線タグと、それぞれ異なる商品IDを有する複数の無線タグであって店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられた複数の商品用無線タグと、店舗内の所定の位置にそれぞれ設置された複数の無線タグリーダであって一定の空間範囲内の前記顧客用無線タグ及び商品用無線タグから顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダと、各無線タグリーダからのタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、収集したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する移動軌跡解析手段と、商品間情報と当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第2のレイアウト評価・提案システムは、前記第1のレイアウト評価・提案システムであって外部への情報開示を予め設定された規則に従って行う情報開示手段を備えた複数のレイアウト評価・提案システムから、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子を加えた第2のタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、収集した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する移動軌跡解析手段と、店舗間情報と当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の第3のレイアウト評価・提案システムは、前記第2のレイアウト評価・提案システムにおいて、収集した第2のタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成する移動軌跡解析手段と、各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
従来の技術とは、無線タグを用いることにより顧客や商品の一つ一つの移動をより細かく正確に追跡することが可能となり、顧客が売場ポイントにいた滞在時間のみならず、その売場のどの商品に興味を持ったのか、さらに商品間の売上や顧客の商品に対する興味の相関を関連付けることができ、また店舗内の商品レイアウトのみならず、複数の店舗からなる商店街全体といった、より広い範囲での追跡を可能とすることにより、複数の店舗同士のレイアウトを提案し、より効果的な売上向上をめざした点が異なる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明のレイアウト評価・提案システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、11は顧客用無線タグ、12は商品用無線タグ、13は無線タグリーダ、14はタグ情報収集サーバ、15は移動軌跡解析サーバ、16はレイアウト評価・提案サーバ、17はネットワークである。
【0017】
顧客用無線タグ11は、それぞれ異なる顧客IDを有する複数(但し、図1では1個のみ示す。)の無線タグであって、各顧客とともに移動するショッピングカートやバスケット、携帯情報端末などに取り付けられる。
【0018】
商品用無線タグ12は、それぞれ異なる商品IDを有する複数(但し、図1では1個のみ示す。)の無線タグであって、店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられる。
【0019】
なお、商品用無線タグ12は、通常、複数用意される同一種別の商品(同一商品)に対してもそれぞれ異なる商品IDを有するものが取り付けられるが、当該商品IDと商品の種別との関係については、商品ID自体に商品毎にユニークな部分とは別に商品の種別を表す部分を持たせておくか、専用のデータベースに予め保持させておけば良い。
【0020】
無線タグリーダ13は、一定の空間範囲内の前記顧客用無線タグ11及び商品用無線タグ12から顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子(リーダID)と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダであって、それぞれ店舗内の所定の位置(商品陳列棚など)に設置されている。
【0021】
タグ情報収集サーバ14は、各無線タグリーダ13からネットワーク17を介してタグ情報を収集し、これをタグ情報データベース(DB)14aに格納する。
【0022】
移動軌跡解析サーバ15は、タグ情報DB14aに格納されたタグ情報をタグ情報収集サーバ14及びネットワーク17を介して取得し、これから店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、解析結果データベース(DB)15aに格納する。
【0023】
レイアウト評価・提案サーバ16は、解析結果情報DB15aに格納された商品間情報を移動軌跡解析サーバ15及びネットワーク17を介して取得し、これと当該商品間情報中の商品の店舗内における配置(既知)とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案(システム利用者に提示)する。
【0024】
ネットワーク17は、前述した無線タグリーダ13、タグ情報収集サーバ14、移動軌跡解析サーバ15及びレイアウト評価・提案サーバ16間を接続する。
【0025】
図2、図3は本発明の第1の実施の形態における動作を示すもので、以下、図1とともに本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0026】
前述した如く、各無線タグリーダ13は、顧客用無線タグ11及び商品用無線タグ12に対する読み取りを定期的に行っており、顧客用無線タグ11とともに移動する顧客が前記無線タグリーダ13の一定の空間範囲内を通過すると、当該顧客用無線タグ11から顧客IDを読み取り、また、この時、前記一定の空間範囲内に商品用無線タグ12が存在すればその商品IDも読み取る。無線タグリーダ13は顧客IDを読み取ると、顧客IDもしくはこれに加えて読み取った商品IDと、当該無線タグリーダ13のリーダIDと、時刻情報とからなるタグ情報を生成し、ネットワーク17を介してタグ情報収集サーバ14へ送信する。
【0027】
タグ情報収集サーバ14は、各無線タグリーダ13から送信されたタグ情報をタグ情報DB14aに格納する。
【0028】
次に、システム利用者がレイアウト評価・提案サーバ16に対してレイアウト評価・提案を要求すると、レイアウト評価・提案サーバ16は移動軌跡解析サーバ15に対して移動解析を要求する。
【0029】
移動解析が要求されると、移動軌跡解析サーバ15はタグ情報収集サーバ14に対して期間を指定してその期間内に収集されたタグ情報を要求する。タグ情報収集サーバ14はタグ情報DB14aから前記指定期間内のタグ情報を読み出し、移動軌跡解析サーバ15へ返送する。
【0030】
移動軌跡解析サーバ15は、タグ情報収集サーバ14より受信したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、解析結果データベース(DB)15aに格納し、さらにレイアウト評価・提案サーバ16へ送信する。
【0031】
より具体的には、同一の顧客IDを含むタグ情報を時刻情報順に並べ、当該時刻情報順の各タグ情報に含まれる無線タグリーダ13のリーダIDと、店舗内における当該リーダIDの無線タグリーダ13の配置位置(既知)とから顧客の動線データを作成する。
【0032】
また、この際、当該時刻情報順の各タグ情報において、リーダIDが変化した前後のタグ情報に同一の商品IDが含まれるか否かを判定し、同一の商品IDが含まれている場合は顧客が当該商品IDの商品用無線タグ12が取り付けられた商品を陳列棚から(購入のために)取り出したものとみなして前記同様に当該商品の動線データを作成する。この商品の動線データの作成は商品ID毎に行い、前記顧客の動線データに関連付けておく。
【0033】
さらに、各顧客の動線データに関連付けられた商品の動線データに対応する商品IDから、任意の2つもしくはそれ以上の種別の商品の組み合わせ毎に同時に購入した顧客の数をカウントし、同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する。また、この際、さらに購入の順序についても動線データから集計するようにしても良い。
【0034】
なお、商品の動線データが顧客の動線データの途中で途切れている場合は、顧客が当該商品を陳列棚へ戻したものとみなし、購入には至らなかったが興味を示した商品として割り引いてカウントするようにしても良い。
【0035】
レイアウト評価・提案サーバ16は、移動軌跡解析サーバ15より受信した商品間情報と、当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する。
【0036】
より具体的には、商品間情報中の複数の商品が距離的に近く、行き戻りがないように並んでいる場合を高く評価し、そうでない場合を低く評価する。また、提案を行う際は、商品間情報中の複数の商品がなるべく距離的に近く、行き戻りがないように並べた商品レイアウト(商品Aを購入した顧客は商品Bを購入することが多い、商品Bを購入した顧客は商品Cを購入することが多いという場合、A−B−Cの順に並ぶ配置。顧客の流れをなるべく一方向になるようにしてスムーズにする)を表示装置(図示せず)に表示し、システム利用者に提示する。
【0037】
なお、本実施の形態のシステムは、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図2、3に示された工程を実行させるプログラムをインストールすることによっても実現可能であり、また、タグ情報収集サーバ14、移動軌跡解析サーバ15及びレイアウト評価・提案サーバ16は一台のサーバ(コンピュータ)で構成することもできる。
【0038】
図4は本発明のレイアウト評価・提案システムの第2の実施の形態を示すもので、ここでは第1の実施の形態で説明した店舗単位の商品のレイアウト評価・提案システムをネットワークを介して複数接続して店舗のレイアウトを評価・提案するシステムを構成した例を示す。
【0039】
即ち、図中、10は商品のレイアウト評価・提案システム、21はタグ情報収集サーバ、22は移動軌跡解析サーバ、23はレイアウト評価・提案サーバ、24はネットワークである。
【0040】
タグ情報収集サーバ21は、レイアウト評価・提案システム10からネットワーク24を介して、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子(店舗ID)を加えた第2のタグ情報を収集し、これをタグ情報データベース(DB)21aに格納する。
【0041】
移動軌跡解析サーバ22は、タグ情報DB21aに格納された第2のタグ情報をタグ情報収集サーバ21及びネットワーク24を介して取得し、これから商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成し、解析結果データベース(DB)22aに格納する。
【0042】
レイアウト評価・提案サーバ23は、解析結果情報DB22aに格納された店舗間情報を移動軌跡解析サーバ22及びネットワーク24を介して取得し、これと当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置(既知)とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案(システム利用者に提示)する。
【0043】
ネットワーク24は、前述したレイアウト評価・提案システム10、タグ情報収集サーバ21、移動軌跡解析22サーバ及びレイアウト評価・提案サーバ23間を接続する(なお、ネットワーク24は第1の実施の形態のネットワーク17と同一であっても良い。)。
【0044】
図5、図6は本発明の第2の実施の形態における動作を示すもので、以下、図4とともに本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0045】
前述した如く、各レイアウト評価・提案システム10のタグ情報DB14aには、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報が格納されている。
【0046】
タグ情報収集サーバ21は、各レイアウト評価・提案システム10に対する第2のタグ情報の要求を定期的に行う。要求を受信したレイアウト評価・提案システム10では、予め設定された情報開示規則に従って開示の可否を判断し、開示可であればタグ情報DB14aからタグ情報を読み出し、これに店舗IDを加えて第2のタグ情報としてタグ情報収集サーバ21へ送信する(なお、この際、タグ情報収集サーバ21が要求を出すことなく、各レイアウト評価・提案システム10が自発的に、予め設定された情報開示規則に従って第2のタグ情報をタグ情報収集サーバ21へ送信するようにしても良い。)。
【0047】
タグ情報収集サーバ21は、各レイアウト評価・提案システム10から送信された第2のタグ情報をタグ情報DB21aに格納する。
【0048】
次に、システム利用者がレイアウト評価・提案サーバ23に対してレイアウト評価・提案を要求すると、レイアウト評価・提案サーバ23は移動軌跡解析サーバ22に対して移動解析を要求する。
【0049】
移動解析が要求されると、移動軌跡解析サーバ22はタグ情報収集サーバ21に対して期間を指定してその期間内に対応する第2のタグ情報を要求する。タグ情報収集サーバ21はタグ情報DB21aから前記指定期間内の第2のタグ情報を読み出し、移動軌跡解析サーバ22へ返送する。
【0050】
移動軌跡解析サーバ22は、タグ情報収集サーバ21より受信した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成し、解析結果データベース(DB)22aに格納し、さらにレイアウト評価・提案サーバ23へ送信する。
【0051】
より具体的には、同一の顧客IDを含む第2のタグ情報を時刻情報順に並べ、当該時刻情報順の各第2のタグ情報に含まれる店舗IDと、商店街における当該店舗IDの店舗の配置位置(既知)とから顧客の動線データを作成する。
【0052】
さらに、各顧客の動線データに関連付けられた店舗IDから、任意の2つもしくはそれ以上の店舗の組み合わせ毎に同時に廻った顧客の数をカウントし、同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する。また、この際、さらに店舗を廻る順序についても動線データから集計するようにしても良い。
【0053】
レイアウト評価・提案サーバ23は、移動軌跡解析サーバ22より受信した店舗間情報と、当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案する。
【0054】
より具体的には、店舗間情報中の複数の店舗が距離的に近く、行き戻りがないように並んでいる場合を高く評価し、そうでない場合を低く評価する。また、提案を行う際は、店舗間情報中の複数の店舗がなるべく距離的に近く、行き戻りがないように並べた店舗レイアウト(店舗aを廻った顧客は店舗bを廻ることが多い、店舗bを廻った顧客は店舗cを廻ることが多いという場合、a−b−cの順に並ぶ配置。顧客の流れをなるべく一方向になるようにしてスムーズにする)を表示装置(図示せず)に表示し、システム利用者に提示する。
【0055】
なお、本実施の形態のシステムは、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図5、6に示された工程を実行させるプログラムをインストールすることによっても実現可能であり、また、タグ情報収集サーバ21、移動軌跡解析サーバ22及びレイアウト評価・提案サーバ23は一台のサーバ(コンピュータ)で構成することもできる。
【0056】
また、第2の実施の形態の移動軌跡解析サーバ22において、収集した第2のタグ情報から、第1の実施の形態の場合と同様に、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成し、また、第2の実施の形態のレイアウト評価・提案サーバ23において、各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0058】
第1の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを用いることにより個々の顧客や個々の商品の動きを正確に追跡できることにある。その理由は、より正確な分析を行うことができ、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0059】
第2の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを商品に用いることにより、販売された商品のみならず、取り出しや戻しといった購入にはつながらなかったが顧客の注意を引きつけたといった情報を得ることができることになる。その理由は、顧客の注目度をとりいれることにより、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0060】
第3の効果は、個々にユニークなIDを持つ無線タグを商品に用いることにより、顧客の動きだけでなく商品の動きも追跡できることにある。その理由は、商品間の売上や顧客の商品に対する興味の相関を得ることができ、より効果的なレイアウトを得ることができる可能性が高いためである。
【0061】
第4の効果は、ショッピングモールや商店街といった複数の店舗に亘る売上の向上が見込めることにある。その理由は、複数の店舗に亘り顧客や商品を追跡することが可能となり、店舗自体のレイアウトの最適化も可能であるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレイアウト評価・提案システムの第1の実施の形態を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図3】本発明の第1の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図4】本発明のレイアウト評価・提案システムの第2の実施の形態を示す構成図
【図5】本発明の第2の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【図6】本発明の第2の実施の形態における動作を示すシーケンス図
【符号の説明】
10:レイアウト評価・提案システム、11:顧客用無線タグ、12:商品用無線タグ、13:無線タグリーダ、14,21:タグ情報収集サーバ、15,22:移動軌跡解析サーバ、16,23:レイアウト評価・提案サーバ、17,24:ネットワーク。
Claims (10)
- それぞれ異なる顧客IDを有する複数の無線タグであって各顧客とともに移動する複数の顧客用無線タグと、
それぞれ異なる商品IDを有する複数の無線タグであって店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられた複数の商品用無線タグと、
店舗内の所定の位置にそれぞれ設置された複数の無線タグリーダであって一定の空間範囲内の前記顧客用無線タグ及び商品用無線タグから顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダと、
各無線タグリーダからのタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、
収集したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する移動軌跡解析手段と、
商品間情報と当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とするレイアウト評価・提案システム。 - 請求項1記載のレイアウト評価・提案システムであって外部への情報開示を予め設定された規則に従って行う情報開示手段を備えた複数のレイアウト評価・提案システムから、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子を加えた第2のタグ情報を収集するタグ情報収集手段と、
収集した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する移動軌跡解析手段と、
店舗間情報と当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とするレイアウト評価・提案システム。 - 請求項2記載のレイアウト評価・提案システムにおいて、
収集した第2のタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成する移動軌跡解析手段と、
各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案するレイアウト評価・提案手段とを備えたことを特徴とするレイアウト評価・提案システム。 - 店舗内の所定の位置にそれぞれ設置された複数の無線タグリーダであって、それぞれ異なる顧客IDを有し各顧客とともに移動する複数の顧客用無線タグ及びそれぞれ異なる商品IDを有し店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられた複数の商品用無線タグのうち一定の空間範囲内の顧客用無線タグ及び商品用無線タグから顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダとネットワークを介して接続されたサーバが、
各無線タグリーダからのタグ情報を収集し、
収集したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成し、
商品間情報と当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案することを特徴とするレイアウト評価・提案方法。 - 請求項4記載のレイアウト評価・提案方法を実行するサーバであって外部への情報開示を予め設定された規則に従って行う複数のサーバとネットワークを介して接続されるサーバが、
前記複数のサーバから、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子を加えた第2のタグ情報を収集し、
収集した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成し、
店舗間情報と当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案することを特徴とするレイアウト評価・提案方法。 - 請求項5記載のレイアウト評価・提案方法において、
収集した第2のタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成し、各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案することを特徴とするレイアウト評価・提案方法。 - 店舗内の所定の位置にそれぞれ設置された複数の無線タグリーダであって、それぞれ異なる顧客IDを有し各顧客とともに移動する複数の顧客用無線タグ及びそれぞれ異なる商品IDを有し店舗内の各商品あるいはその包装に取り付けられた複数の商品用無線タグのうち一定の空間範囲内の顧客用無線タグ及び商品用無線タグから顧客ID及び商品IDを定期的に読み取り、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報を生成する複数の無線タグリーダとネットワークを介して接続されたコンピュータに、
各無線タグリーダからのタグ情報を収集する工程と、
収集したタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を作成する工程と、
商品間情報と当該商品間情報中の商品の店舗内における配置とを基に、店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する工程とを実行させることを特徴とするレイアウト評価・提案プログラム。 - 請求項7記載のレイアウト評価・提案プログラムを実行するコンピュータであって外部への情報開示を予め設定された規則に従って行う複数のコンピュータとネットワークを介して接続されるコンピュータに、
前記複数のコンピュータから、顧客IDもしくはこれに加えて商品IDと、当該無線タグリーダの識別子と、時刻情報とからなるタグ情報に各店舗の識別子を加えた第2のタグ情報を収集する工程と、
収集した第2のタグ情報から、商店街における各顧客の移動軌跡を表す動線データを作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に廻る確率の高い店舗の組み合わせを表す店舗間情報を作成する工程と、
店舗間情報と当該店舗間情報中の店舗の商店街における配置とを基に、商店街における店舗レイアウトを評価し、効果的な店舗レイアウトを提案する工程とを実行させることを特徴とするレイアウト評価・提案プログラム。 - 請求項8記載のレイアウト評価・提案プログラムにおいて、
収集した第2のタグ情報から、店舗内における各顧客及び各商品の移動軌跡を表す動線データを各店舗単位に作成し、これらを統計処理して同一顧客が同時に購入する確率の高い商品の組み合わせを表す商品間情報を各店舗単位に作成する工程と、
各店舗単位の商品間情報と当該商品間情報中の商品の当該店舗内における配置とを基に、各店舗内における商品レイアウトを評価し、効果的な商品レイアウトを提案する工程とを実行させることを特徴とするレイアウト評価・提案プログラム。 - 請求項7乃至9いずれか記載のレイアウト評価・提案プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
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