JPH0813617A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JPH0813617A
JPH0813617A JP14436994A JP14436994A JPH0813617A JP H0813617 A JPH0813617 A JP H0813617A JP 14436994 A JP14436994 A JP 14436994A JP 14436994 A JP14436994 A JP 14436994A JP H0813617 A JPH0813617 A JP H0813617A
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JP
Japan
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wall
wall panel
floor
building
support beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP14436994A
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English (en)
Inventor
Makoto Okuda
真 奥田
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HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Original Assignee
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK, Sekisui Chemical Co Ltd, Hoppo Jubunka Kenkyusho KK filed Critical HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Priority to JP14436994A priority Critical patent/JPH0813617A/ja
Publication of JPH0813617A publication Critical patent/JPH0813617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離し置き建物ユニット間に壁構造体を構成す
るに際し、現地作業工数を低減するとともに現地作業性
を向上すること。 【構成】 離し置き建物ユニット11A、11Bの間に
壁構造体13を設けるユニット建物10において、離し
置き建物ユニット11A、11Bの間における壁構造体
設置部の上下に上支持梁131と下支持梁121とを架
け渡し、壁構造体13が、外壁面材と内壁面材とを備え
た壁パネル30、50を用い、該壁パネル30、50に
設けてある接続部を上下の支持梁121、131と離し
置き建物ユニット11A、11Bの外側部に付加した支
柱110に接続してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物において、特開昭59
-106641 号公報に記載の如く、複数の建物ユニットを離
し置きし、それらの離し置き建物ユニット間に壁構造体
を設けるに際しては、複数のスタッドからなる壁枠組に
外壁面材を取付けてなる壁パネルを用いる。そして、両
離し置き建物ユニット間に壁パネル支持梁を架け渡し、
その壁パネル支持梁の外面側に壁パネルを接合する。そ
して、その後、その壁パネル支持梁の内面側に内壁面材
を接合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 離し置き建物ユニット間に壁構造体を構成するに際し
ては、離し置き建物ユニット間に壁パネル支持梁を架け
渡し、その壁パネル支持梁の外面側に外壁面材だけを備
えた壁パネルを接合し、その後更にその壁パネル支持梁
の内面側に内壁面材を接合する必要があり、現地作業工
数が多い。
【0004】壁パネルを離し置き建物ユニット間に架
け渡した壁パネル支持梁に接合するに際しては、壁パネ
ル施工部回りに足場を設け、大きくて重い壁パネルを手
作業で取り扱う必要があり、現地作業性が悪い。
【0005】本発明は、離し置き建物ユニット間に壁構
造体を構成するに際し、現地作業工数を低減するととも
に現地作業性を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の床梁と柱と天井梁とを箱形に接合してなる建
物ユニットを用いるに際し、複数の建物ユニットを離し
置きし、それらの離し置き建物ユニット間に壁構造体を
設けるユニット建物において、離し置き建物ユニット間
における壁構造体設置部の上下に上支持梁と下支持梁と
を架け渡し、前記壁構造体が、外壁面材と内壁面材とを
備えた壁パネルを用い、該壁パネルに設けてある接続部
を上下の支持梁と離し置き建物ユニットに接続して構成
されるようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、複数の床梁と
柱と天井梁とを箱形に接合してなる建物ユニットを用い
るに際し、複数の建物ユニットを離し置きし、それらの
離し置き建物ユニット間に壁構造体を設けるユニット建
物において、離し置き建物ユニット間における壁構造体
設置部の上下に上支持梁と下支持梁とを架け渡し、前記
壁構造体が、外壁面材と内壁面材とを備えた壁パネルを
用い、該壁パネルに設けてある接続部を上下の支持梁と
離し置き建物ユニットの外側部に付加した支柱に接続し
て構成されるようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記壁構造体が複数枚
の壁パネルで構成されるようにしたものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
に記載の本発明において更に、前記壁パネルが吊り具を
備えてなるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記〜の
作用がある。 壁パネルは外壁面材と内壁面材を備えるとともに、接
続部を備えているから、壁パネルの接続部を上下の支持
梁と離し置き建物ユニットに直ちに接合することにて、
離し置き建物ユニット間の壁構造体を構築できる。従っ
て、現地作業工数を少なく、現地作業性も簡易となる。
【0011】壁パネルの接続部を直接的に離し置き建
物ユニットに接合するものであるから、接合のための介
在構造物が無く、構成簡素となる。
【0012】離し置き建物ユニット間に設けられる壁
構造体を構成する壁パネルが、工場生産段階で外壁面材
と内壁面材の両方を備えるものとなり、現地作業工数が
少ない。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記〜
の作用がある。 壁パネルは外壁面材と内壁面材を備えるとともに、接
続部を備えているから、壁パネルの接続部を上下の支持
梁と離し置き建物ユニットの外側部に付加した支柱に直
ちに接合することにて、離し置き建物ユニット間の壁構
造体を構築できる。従って、現地作業工数を少なく、現
地作業性も簡易となる。
【0014】壁パネルの接続部を離し置き建物ユニッ
トに付加した支柱に接合するものであるから、離し置き
建物ユニットの強度、納まりに影響を与えることなく、
上述の壁構造体を構築できる。
【0015】離し置き建物ユニット間に設けられる壁
構造体を構成する壁パネルが、工場生産段階で外壁面材
と内壁面材の両方を備えるものとなり、現地作業工数が
少ない。
【0016】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁構造体を複数枚の壁パネルで構成するものとするこ
とにより、工場から現地への輸送スペースの自由度が大
きくなる。
【0017】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁パネルを離し置き建物ユニット(もしくは支柱)に
接合するに際し、吊り具を利用してクレーン等で吊り作
業でき、足場も必要とせず、現地作業性が良い。
【0018】
【実施例】図1は壁パネルの隣接設置状態を示す模式
図、図2は1階中央壁パネルを示す模式図、図3は図2
の要部拡大図、図4は1階中央壁パネルの施工手順を示
す模式図、図5は1階端壁パネルを示す模式図、図6は
1階端壁パネルの施工手順を示す模式図、図7は2階中
央壁パネルを示す模式図、図8は2階端壁パネルを示す
模式図、図9は離し置きユニット建物の壁構造体を示す
模式図、図10は1階壁構造体を分解して示す模式図、
図11は1階壁構造体の下支持梁取付工程を示す模式
図、図12は1階壁構造体の壁パネル取付工程を示す模
式図、図13は壁パネルと下支持梁との取付構造を示す
模式図、図14は壁パネルと支柱との取付構造を示す模
式図、図15は隣接する壁パネルの係合支持構造を示す
模式図、図16は壁パネルと上支持梁との取付構造を示
す模式図、図17は2階壁構造体の下支持梁取付工程を
示す模式図、図18は2階壁構造体の壁パネル取付工程
を示す模式図、図19は壁構造体を示す横断面図、図2
0は壁構造体を示す縦断面図、図21はユニット建物と
建物ユニットを示す模式図である。
【0019】ユニット建物10は、図20(A)に示す
如く、複数の建物ユニット11を水平、鉛直方向に隣接
配置して構築された集合住宅である。このユニット建物
10は、左右の建物ユニット11A、11Bを離し置き
し、それらの離し置き建物ユニット11A、11Bの間
に廊下12を設け、廊下12の奥側に1階奥壁構造体1
3、2階奥壁構造体14を設け、廊下12の入口側に1
階入口小壁構造体15を設けている。16は階段であ
る。
【0020】尚、建物ユニット11は、図20(B)に
示す如く、4本の形鋼製床梁21と、4本の角鋼管製柱
22と、4本の形鋼製天井梁23とを箱型に接合した骨
組構造体である。
【0021】以下、1階壁構造体13を構成する1階中
央壁パネル30、1階端壁パネル50、2階壁構造体1
4を構成する2階中央壁パネル70、2階端壁パネル9
0、及びそれらの壁構造体13、14の取付構造につい
て説明する。
【0022】(A) 1階中央壁パネル30(図1〜図4) 1階中央壁パネル30は、図1〜図3に示す如く、外壁
面材31の裏面の左右外縁側フレーム31Aにリベット
止めされたスタッド32と、内壁面材33の裏面の左右
外縁側フレーム33Aにリベット止めされたスタッド3
4とを、ボルトナットセット35により互いに接合して
構成される。ボルトナットセット35のナット35Aは
スタッド32の接合片32Bの内側面に溶接されてい
る。
【0023】スタッド32は外壁面材31Aの取付片3
2Aと、スタッド34との接合片32Bと、外壁面材3
1の外縁部に沿うシール材保持片32Cとを有する3面
折曲げ体である。スタッド34は内壁面材33への取付
片34Aと、スタッド32との接合片34Bとを有する
2面折曲げ体である。
【0024】スタッド32は、図3に示す如く、上端部
に上接続部36を折曲げ形成され、下端部に下接続部3
7を折曲げ形成されている。尚、上接続部36には、吊
り具38が連結される裏ナット39が溶接されている。
また、スタッド34は、図3に示す如く、上端寄り側部
に孔付突片状の被係合部40が形成されている(図1
5)。
【0025】以下、1階中央壁パネル30の施工手順に
ついて説明する(図4)。 (1) スタッド32に両面粘着テープ41を貼り付ける。
そして、テープ41を貼ったスタッド32を外壁面材3
1にリベット止めする(図4(A))。
【0026】(2) スタッド34を内壁面材33にリベッ
ト止めする(図4(B))。
【0027】(3) 内壁面材33に取付けたスタッド34
の内側に、外壁面材31に取付けたスタッド32を入
れ、スタッド32とスタッド34とをボルトナットセッ
ト35により固定する(図4(C))。
【0028】(B) 1階端壁パネル50(図5、図6) 1階端壁パネル50は、1階中央壁パネル30の左右に
隣接設置されるものであり、左右の端壁パネル50は互
いに対称形状である。図5、図6では、建物内側からみ
て右側配置の端壁パネル50を示している。
【0029】1階端壁パネル50は、図5に示す如く、
外壁面材51と狭幅外壁面材52とをガスケット53を
挟んで接合し、外壁面材51の裏面の左外縁側フレーム
51Aにリベット止めされたスタッド54、及び外壁面
材51と狭幅外壁面材52の接合部の裏面のフレーム5
1B、52Aにリベット止めされたスタッド55と、内
壁面材56の裏面の左右外縁側フレーム56A、56A
にリベット止めされたスタッド57、57とを、ボルト
ナットセット58、58により互いに接合して構成され
る。ボルトナットセット58のナット58Aはスタッド
54、55の接合片54B、55Bの内側面に溶接され
ている。
【0030】スタッド54は外壁面材51への取付片5
4Aと、スタッド57との接合片54Bと、外壁面材5
1の外縁部に沿うシール材保持片54Cとを有する3面
折曲げ体である。スタッド55は外壁面材51、狭幅外
壁面材52への取付片55Aと、スタッド57との接合
片55Bとを有する2面折曲げ体である。スタッド57
は内壁面材56への取付片57Aと、スタッド54、5
5との接合片57Bとを有する2面折曲げ体である。
【0031】スタッド54、55は、上端部に上接続部
59を折曲げ形成され、下端部に下接続部60を折曲げ
形成されている。尚、上接続部59には、吊り具61
(不図示)が連結される裏ナット62が溶接されてい
る。また、スタッド57は、上端寄り側部にガイドピン
付突片状の係合支持部63が形成されている(図1
5)。
【0032】以下、1階端壁パネル50の施工手順につ
いて説明する(図6)。 (1) スタッド54、55に両面粘着テープ64を貼り付
ける。そして、テープ64を貼ったスタッド54、55
を外壁面材51、52にリベット止めする(図6
(A))。
【0033】(2) スタッド57を内壁面材56にリベッ
ト止めする(図6(B))。
【0034】(3) 内壁面材56に取付けたスタッド57
の内側に、外壁面材51、52に取付けたスタッド5
4、55を入れ、スタッド54、55とスタッド57と
をボルトナットセット58により固定する(図6
(C))。
【0035】(4) 外壁面材51と狭幅外壁面材52との
間にガスケット53(受材53A、くさび53B)を挿
入する。
【0036】(C) 2階中央壁パネル70(図7) 2階中央壁パネル70は、1階中央壁パネル30と類似
構成であり、図7に示す如く、外壁面材71の裏面の左
右外縁側フレーム71Aにリベット止めされたスタッド
72と、内壁面材73の裏面の左右外縁側フレーム73
Aにリベット止めされたスタッド74とを、ボルトナッ
トセット75により互いに接合して構成される。ボルト
ナットセット75のナット75Aはスタッド72の接合
片72Bの内側面に溶接されている。
【0037】スタッド72は外壁面材71Aの取付片7
2Aと、スタッド74との接合片72Bと、外壁面材7
1の外縁部に沿うシール材保持片72Cとを有する3面
折曲げ体である。スタッド74は内壁面材73への取付
片74Aと、スタッド72との接合片74Bとを有する
2面折曲げ体である。
【0038】スタッド72は、上端部に上接続部76を
折曲げ形成され、下端部に下接続部77を折曲げ形成さ
れている。尚、上接続部76には、吊り具78(不図
示)が連結される裏ナット79が溶接されている。ま
た、スタッド74は、上端寄り側部に孔付突片状の被係
合部80が形成されている。
【0039】2階中央壁パネル70の施工手順は、1階
中央壁パネル30の施工手順と実質的に同一であるの
で、説明を省略する。
【0040】(D) 2階端壁パネル90(図8) 2階端壁パネル90は、2階中央壁パネル70の左右に
隣接設置されるものであり、左右の端壁パネル90は互
いに対称形状である。図8では、建物内側からみて右側
配置の端壁パネル90を示している。
【0041】2階端壁パネル90は、1階端壁パネル5
0と類似構成であり、図8に示す如く、外壁面材91と
狭幅外壁面材92とをガスケット93を挟んで接合し、
外壁面材91の裏面の左外縁側フレーム91Aにリベッ
ト止めされたスタッド94、及び外壁面材91と狭幅外
壁面材92の接合部の裏面のフレーム91B、92Aに
リベット止めされたスタッド95と、内壁面材96の裏
面の左右外縁側フレーム96A、96Aにリベット止め
されたスタッド97、97とを、ボルトナットセット9
8、98により互いに接合して構成される。ボルトナッ
トセット98のナット98Aはスタッド94、95の接
合片94B、95Bの内側面に溶接されている。
【0042】スタッド94は外壁面材91への取付片9
4Aと、スタッド97との接合片94Bと、外壁面材9
1の外縁部に沿うシール材保持片94Cとを有する3面
折曲げ体である。スタッド95はロット壁面材91、9
2への取付片95Aと、スタッド97との接合片95B
とを有する2面折曲げ体である。スタッド97は内壁面
材96への取付片97Aと、スタッド94、95との接
合片97Bとを有する2面折曲げ体である。
【0043】スタッド94、95は、上端部に上接続部
99を折曲げ形成され、下端部に下接続部100を折曲
げ形成されている。尚、上接続部99には、吊り具10
1(不図示)が連結される裏ナット102が溶接されて
いる。また、スタッド97は、上端寄り側部にガイドピ
ン付突片状の係合支持部103が形成されている。
【0044】2階端壁パネル90の施工手順は、1階端
壁パネル50の施工手順と実質的に同一であるので、説
明を省略する。
【0045】(E) 1階壁構造体13の取付構造(図9〜
図16) (1) 離し置き建物ユニット11A、11Bの外側部であ
る壁構造体取付対応部に廊下支柱110を付加して立設
する(図11)。
【0046】支柱110には、予め、(a) 1階下支持梁
接続部111、1階上支持梁接続部112、1階端壁パ
ネル接続部113、(b) 2階下支持梁接続部114、屋
根フレーム接続部115、2階端壁パネル接続部116
が設けられている。
【0047】(2) 1階下支持梁(床梁)121に設けて
ある吊り具122を利用し、下支持梁121をクレーン
で吊り、下支持梁121の両端部を支柱110に設けて
ある下支持梁接続部111にボルトナットセット123
で固定する(図11)。
【0048】124は下支持梁121と下支持梁接続部
111との間に必要により介装されるスペーサである。
【0049】(3) 1階端壁パネル50に設けてある吊り
具61を利用し、端壁パネル50をクレーンで吊り(図
12)、端壁パネル50の下接続部60を下支持梁12
1にボルトナットセット125で固定し(図13)、端
壁パネル50の補助接続部65を支柱110に設けてあ
る端壁パネル接続部113にボルトナットセット126
で固定する(図14)。
【0050】次に、1階中央壁パネル30に設けてある
吊り具38を利用し、中央壁パネル30をクレーンで吊
り(図12)、中央壁パネル30に設けてある被係合部
40の孔を両側の端壁パネル50に設けてある係合支持
部63のガイドピンに落し込む(図15)。
【0051】そして、中央壁パネル30の下接続部37
を下支持梁121にボルトナットセット127で固定す
る(図13)。
【0052】更に、隣接設置された、中央壁パネル30
の外壁面材31と両側端壁パネル50の外壁面材51と
の目地に、シール受材128、ガスケット129を挿入
する。シール受材128は、中央壁パネル30に設けた
スタッド32のシール材保持片32Cと、端壁パネル3
0に設けたスタッド54のシール材保持片54Cとの間
に保持される(図1)。
【0053】(4) 1階上支持梁(天井梁)131に設け
てある吊り具132を利用し、上支持梁131をクレー
ンで吊り、上支持梁131の両端部を支柱110に設け
てある上支持梁接続部112にボルトナットセット13
3で固定する(図16)。同時に、壁パネル30、50
に設けてある上接続部36、59と上支持梁131とを
ボルトナットセットで固定する。
【0054】134は上支持梁131と上支持梁接続部
112との間に必要により介装されるスペーサである。
【0055】(F) 2階壁構造体14の取付構造(図17
〜図20) (1) 2階下支持梁(床梁)141に設けてある吊り具1
42を利用し、下支持梁141をクレーンで吊り、下支
持梁141の両端部を支柱110に設けてある下支持梁
接続部114にボルトナットセット143で固定する
(図17)。
【0056】144は下支持梁141と下支持梁接続部
114との間に必要により介装されるスペーサである。
【0057】(2) 2階端壁パネル90に設けてある吊り
具101を利用し、端壁パネル90をクレーンで吊り
(図18(A))、端壁パネル90の下接続部100を
下支持梁141にボルトナットセット145で固定し
(図18(B))、端壁パネル90の補助接続部105
を支柱110に設けてある2階端壁パネル接続部116
にボルトナットセット146で固定する(図18
(C))。
【0058】次に、2階中央壁パネル70に設けてある
吊り具78を利用し、中央壁パネル70をクレーンで吊
り(図18(A))、中央壁パネル70に設けてある被
係合部80の孔を両側の端壁パネル90に設けてある係
合支持部103のガイドピンに落し込む(図18
(D))。
【0059】そして、中央壁パネル70の下接続部77
を下支持梁141にボルトナットセット148で固定す
る(図18(B))。
【0060】更に、隣接設置された、中央壁パネル70
の外壁面材71と両側端壁パネル90の外壁面材91と
の目地に、シール受材149、ガスケット150を挿入
する。シール受材149は、中央壁パネル70に設けた
スタッド72のシール材保持片72Cと、端壁パネル9
0に設けたスタッド94のシール材保持片94Cとの間
に保持される(不図示)。
【0061】(3) 屋根フレーム151をクレーンで吊
り、屋根フレーム151を支柱110に設けてある屋根
フレーム接続部115に固定する(図20)。同時に、
壁パネル70、90に設けてある上接続部76、99と
屋根フレーム151とをボルトナットセットで固定す
る。
【0062】以下、本実施例の作用について説明する。 壁パネル30(50、70、90)は外壁面材31
(51、71、91、92)と内壁面材33(56、7
3、96)を備えるとともに、接続部36、37(5
9、60、76、77、99、100)を備えているか
ら、壁パネル30、50の接続部36、37、59、6
0、65を上下の支持梁121、131と離し置き建物
ユニット11A、11Bの外側部に付加した支柱110
に直ちに接合することにて、離し置き建物ユニット11
A、11B間の壁構造体13(14)を構築できる。従
って、現地作業工数を少なく、現地作業性も簡易とな
る。
【0063】壁パネル50の接続部65を離し置き建
物ユニット11A、11Bに付加した支柱110に接合
するものであるから、離し置き建物ユニット11A、1
1Bの強度、納まりに影響を与えることなく、上述の壁
構造体13を構築できる。
【0064】離し置き建物ユニット11A、11B間
に設けられる壁構造体13を構成する壁パネル30、5
0が、工場生産段階で外壁面材31、51、52と内壁
面材33、56の両方を備えるものとなり、現地作業工
数が少ない。
【0065】壁構造体を3枚の壁パネル30、50、
50で構成するものとすることにより、工場から現地へ
の輸送スペースの自由度が大きくなる。
【0066】壁パネル30、50を離し置き建物ユニ
ット11A、11Bに付加した支柱110に接合するに
際し、吊り具38、78を利用してクレーン等で吊り作
業でき、足場も必要とせず、現地作業性が良い。
【0067】尚、本発明の実施において、壁パネルに設
けてある接続部は、上記実施例の支柱110の如くを用
いず、離し置き建物ユニット11A、11Bそのものの
構造材(柱、梁等)に直接的に接続するものであっても
良い。これによれば、壁パネルを建物ユニットに接合す
るための介在構造物が無く、構成簡素となる。
【0068】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明のユ
ニット建物は、離し置き建物ユニット間スペースを廊下
とするものに限定されず、居室、車庫等とするものであ
っても良い。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、離し置き
建物ユニット間に壁構造体を構成するに際し、現地作業
工数を低減するとともに現地作業性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は壁パネルの隣接設置状態を示す模式図で
ある。
【図2】図2は1階中央壁パネルを示す模式図である。
【図3】図3は図2の要部拡大図である。
【図4】図4は1階中央壁パネルの施工手順を示す模式
図である。
【図5】図5は1階端壁パネルを示す模式図である。
【図6】図6は1階端壁パネルの施工手順を示す模式図
である。
【図7】図7は2階中央壁パネルを示す模式図である。
【図8】図8は2階端壁パネルを示す模式図である。
【図9】図9は離し置きユニット建物の壁構造体を示す
模式図である。
【図10】図10は1階壁構造体を分解して示す模式図
である。
【図11】図11は1階壁構造体の下支持梁取付工程を
示す模式図である。
【図12】図12は1階壁構造体の壁パネル取付工程を
示す模式図である。
【図13】図13は壁パネルと下支持梁との取付構造を
示す模式図である。
【図14】図14は壁パネルと支柱との取付構造を示す
模式図である。
【図15】図15は隣接する壁パネルの係合支持構造を
示す模式図である。
【図16】図16は壁パネルと上支持梁との取付構造を
示す模式図である。
【図17】図17は2階壁構造体の下支持梁取付工程を
示す模式図である。
【図18】図18は2階壁構造体の壁パネル取付工程を
示す模式図である。
【図19】図19は壁構造体を示す横断面図である。
【図20】図20は壁構造体を示す縦断面図である。
【図21】図21はユニット建物と建物ユニットを示す
模式図である。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11A、11B 建物ユニット 13、14 壁構造体 30、50、70、90 壁パネル 31、51、52、71、91、92 外壁面材 33、56、73、96 内壁面材 36、37、59、60、65、76、77、99、1
00、105 接続部 110 支柱 121、141 下支持梁 141 上支持梁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の床梁と柱と天井梁とを箱形に接合
    してなる建物ユニットを用いるに際し、 複数の建物ユニットを離し置きし、それらの離し置き建
    物ユニット間に壁構造体を設けるユニット建物におい
    て、 離し置き建物ユニット間における壁構造体設置部の上下
    に上支持梁と下支持梁とを架け渡し、前記壁構造体が、
    外壁面材と内壁面材とを備えた壁パネルを用い、該壁パ
    ネルに設けてある接続部を上下の支持梁と離し置き建物
    ユニットに接続して構成されることを特徴とするユニッ
    ト建物。
  2. 【請求項2】 複数の床梁と柱と天井梁とを箱形に接合
    してなる建物ユニットを用いるに際し、 複数の建物ユニットを離し置きし、それらの離し置き建
    物ユニット間に壁構造体を設けるユニット建物におい
    て、 離し置き建物ユニット間における壁構造体設置部の上下
    に上支持梁と下支持梁とを架け渡し、前記壁構造体が、
    外壁面材と内壁面材とを備えた壁パネルを用い、該壁パ
    ネルに設けてある接続部を上下の支持梁と離し置き建物
    ユニットの外側部に付加した支柱に接続して構成される
    ことを特徴とするユニット建物。
  3. 【請求項3】 前記壁構造体が複数枚の壁パネルで構成
    される請求項1又は2記載のユニット建物。
  4. 【請求項4】 前記壁パネルが吊り具を備えてなる請求
    項1〜3のいずれかに記載のユニット建物。
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