JPH08135696A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
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- JPH08135696A JPH08135696A JP6272291A JP27229194A JPH08135696A JP H08135696 A JPH08135696 A JP H08135696A JP 6272291 A JP6272291 A JP 6272291A JP 27229194 A JP27229194 A JP 27229194A JP H08135696 A JPH08135696 A JP H08135696A
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- Japan
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- pad
- center
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
- F16D65/097—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
- F16D65/0972—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts transmitting brake reaction force, e.g. elements interposed between torque support plate and pad
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制動時のいわゆる鳴きが発生し難いディスク
ブレーキの提供。 【構成】 トルクメンバ2又はキャリパに設けるガイド
部3の制動力に対する反力発生点Aを、ブレーキシリン
ダ7の中心Oを通るディスク接線方向ラインLよりもデ
ィスク中心側に配置したので、制動時の接線力によって
パッド1に生じる回転モーメントが制動力によってパッ
ドに生じる回転モーメントと同一向きになり、A、B点
にその合力による回転拘束力が加わるため、パッドの拘
束が強固になって制動中のパッドの振動が防止され、そ
の振動が原因となる鳴きが効果的に抑制される。
ブレーキの提供。 【構成】 トルクメンバ2又はキャリパに設けるガイド
部3の制動力に対する反力発生点Aを、ブレーキシリン
ダ7の中心Oを通るディスク接線方向ラインLよりもデ
ィスク中心側に配置したので、制動時の接線力によって
パッド1に生じる回転モーメントが制動力によってパッ
ドに生じる回転モーメントと同一向きになり、A、B点
にその合力による回転拘束力が加わるため、パッドの拘
束が強固になって制動中のパッドの振動が防止され、そ
の振動が原因となる鳴きが効果的に抑制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク受け構造を改善
して制動時のいわゆる鳴きの抑制機能を高めたディスク
ブレーキに関する。
して制動時のいわゆる鳴きの抑制機能を高めたディスク
ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクに摺接させるパッドを、トルク
メンバ又はキャリパのディスク回入側と回出側に対向し
て設けたガイド部間にディスク軸方向スライド可能に装
着し、ガイド部のガイド用の溝又は突起にパッドの裏板
を係合させてこの部分でパッドの回転を拘束しながらパ
ッドからの制動力をガイド部のトルク受け面で受けるデ
ィスクブレーキの従来品は、ガイド部の制動力に対する
反力発生点を、パッド押圧用ブレーキシリンダの中心を
通るディスク接線方向ライン上又はそのラインよりもデ
ィスク外周側に配置している。
メンバ又はキャリパのディスク回入側と回出側に対向し
て設けたガイド部間にディスク軸方向スライド可能に装
着し、ガイド部のガイド用の溝又は突起にパッドの裏板
を係合させてこの部分でパッドの回転を拘束しながらパ
ッドからの制動力をガイド部のトルク受け面で受けるデ
ィスクブレーキの従来品は、ガイド部の制動力に対する
反力発生点を、パッド押圧用ブレーキシリンダの中心を
通るディスク接線方向ライン上又はそのラインよりもデ
ィスク外周側に配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今、図3(a)におい
て、ディスク回入側と回出側の任意の2点に作用する制
動力をFa、Fbとし、そのy方向成分Fay、Fby
を見ると、これ等は正反対向きになっている。従って、
このFay、Fbyの成分により、パッド1には図中左
回りのモーメントM1 が生じる。
て、ディスク回入側と回出側の任意の2点に作用する制
動力をFa、Fbとし、そのy方向成分Fay、Fby
を見ると、これ等は正反対向きになっている。従って、
このFay、Fbyの成分により、パッド1には図中左
回りのモーメントM1 が生じる。
【0004】また、この場合、パッド1はトルクメンバ
2に対して左回りに傾くため、ガイド部3との係合部に
おける反力は、トルク受け面3aの最も外側、即ち図3
(b)のA点に生じる。
2に対して左回りに傾くため、ガイド部3との係合部に
おける反力は、トルク受け面3aの最も外側、即ち図3
(b)のA点に生じる。
【0005】一方、Fax、Fbx等、ディスク接線方
向成分(接線力)の中心は、押圧中心であるブレーキシ
リンダ4の中心O上にある。そのため、反力発生点Aが
シリンダ中心Oよりもディスクの外周側にある図の状態
では右回りのモーメントM2が生じ、前述のモーメント
M1 とこのM2 が打ち消し合ってパッド1に生じる合モ
ーメントが小さくなる。その結果、従来のディスクブレ
ーキでは、パッド1の係合点に生じる拘束力が小さくな
り、制動時にパッドの振動が起こり易い。
向成分(接線力)の中心は、押圧中心であるブレーキシ
リンダ4の中心O上にある。そのため、反力発生点Aが
シリンダ中心Oよりもディスクの外周側にある図の状態
では右回りのモーメントM2が生じ、前述のモーメント
M1 とこのM2 が打ち消し合ってパッド1に生じる合モ
ーメントが小さくなる。その結果、従来のディスクブレ
ーキでは、パッド1の係合点に生じる拘束力が小さくな
り、制動時にパッドの振動が起こり易い。
【0006】反力発生点Aが、O点を通るディスク接線
方向ライン上にあるものも、モーメントM2 はモーメン
トアーム長が零であるので発生しないが、パッドの回転
拘束をモーメントM1 のみに頼るため、拘束が弱く、パ
ッドが振動し易い。
方向ライン上にあるものも、モーメントM2 はモーメン
トアーム長が零であるので発生しないが、パッドの回転
拘束をモーメントM1 のみに頼るため、拘束が弱く、パ
ッドが振動し易い。
【0007】ブレーキのいわゆる鳴きは、スティックリ
ップ等によるトルク変動によりパッドが振動し、ブレー
キ全体が共振して起こるので、パッドが振動し易い従来
の構造では高い抑制効果が望めない。
ップ等によるトルク変動によりパッドが振動し、ブレー
キ全体が共振して起こるので、パッドが振動し易い従来
の構造では高い抑制効果が望めない。
【0008】なお、実開昭56−7129号公報には、
正回りのモーメントよりも大きな逆回りのモーメントを
生じさせて鳴きを抑制する技術が示されているが、この
構造では正回りと逆回りのモーメントが打ち消し合うた
め、強い拘束力が得られない。
正回りのモーメントよりも大きな逆回りのモーメントを
生じさせて鳴きを抑制する技術が示されているが、この
構造では正回りと逆回りのモーメントが打ち消し合うた
め、強い拘束力が得られない。
【0009】そこで、本発明は、制動時にパッドが強く
拘束され、それによりパッドの振動が防止されて鳴きが
効果的に抑制されるようにすることを課題としている。
拘束され、それによりパッドの振動が防止されて鳴きが
効果的に抑制されるようにすることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のディスクブレーキにおいては、パッドを係
合させるガイド部の制動力に対する反力発生点を、ブレ
ーキシリンダの中心を通るディスク接線方向ラインより
もディスク中心側に置いたのである。
め、本発明のディスクブレーキにおいては、パッドを係
合させるガイド部の制動力に対する反力発生点を、ブレ
ーキシリンダの中心を通るディスク接線方向ラインより
もディスク中心側に置いたのである。
【0011】このディスクブレーキは、ガイド部に、パ
ッドの裏板との間に介在するライナを装着し、ディスク
回入側においては回入側ライナに設けた弾性アームでパ
ッドを内周側から外周側に、ディスク回出側において
は、回出側ライナに設けた弾性アームでパッドを外周側
から内周側に各々付勢するとより好ましい形態になる。
ッドの裏板との間に介在するライナを装着し、ディスク
回入側においては回入側ライナに設けた弾性アームでパ
ッドを内周側から外周側に、ディスク回出側において
は、回出側ライナに設けた弾性アームでパッドを外周側
から内周側に各々付勢するとより好ましい形態になる。
【0012】
【作用】上述した構成にすると、接線力の中心と反力発
生点の径方向ずれによって生じるモーメントM2 が、図
3(a)の分力Fay、Fbyによって生じる正回りの
モーメントM1 と同じ向きになり、モーメントM1 とM
2 の合力がパッドの係合点に拘束力として働く。従っ
て、パッドの回転拘束が従来品よりも強固になり、パッ
ドが動き難くなって、パッド振動に起因した鳴きが効果
的に抑制される。
生点の径方向ずれによって生じるモーメントM2 が、図
3(a)の分力Fay、Fbyによって生じる正回りの
モーメントM1 と同じ向きになり、モーメントM1 とM
2 の合力がパッドの係合点に拘束力として働く。従っ
て、パッドの回転拘束が従来品よりも強固になり、パッ
ドが動き難くなって、パッド振動に起因した鳴きが効果
的に抑制される。
【0013】また、ガイド部に装着されるパッドの固着
防止用或いは保護用ライナに弾性アームを設け、このア
ームでパッドをディスク外周側に付勢することが従来か
ら行われているが、この方法では、弾性アームによる付
勢方向と逆向きの大きな力が加わると弾性アームが押し
負けてパッドが動く。
防止用或いは保護用ライナに弾性アームを設け、このア
ームでパッドをディスク外周側に付勢することが従来か
ら行われているが、この方法では、弾性アームによる付
勢方向と逆向きの大きな力が加わると弾性アームが押し
負けてパッドが動く。
【0014】これに対し、本発明でライナに弾性アーム
を設けてパッドを付勢するものは、ディスク回出側での
付勢方向を回入側での付勢方向とは逆にしたので、弾性
アームの力でパッドに正回りのモーメントM1 と同じ方
向の回転モーメントが生じ、この力でパッドが制動時の
回転拘束位置に予め保持される。従って、走行中のラト
ル音が防止されるだけでなく、振動のきっかけになる制
動初期のパッドの動きが無くなり、鳴きの抑制に関して
より優れた効果が得られる。
を設けてパッドを付勢するものは、ディスク回出側での
付勢方向を回入側での付勢方向とは逆にしたので、弾性
アームの力でパッドに正回りのモーメントM1 と同じ方
向の回転モーメントが生じ、この力でパッドが制動時の
回転拘束位置に予め保持される。従って、走行中のラト
ル音が防止されるだけでなく、振動のきっかけになる制
動初期のパッドの動きが無くなり、鳴きの抑制に関して
より優れた効果が得られる。
【0015】
【実施例】図1に、本発明のディスクブレーキの一例を
示す。
示す。
【0016】図中1はパッド、2はトルクメンバ、3は
トルクメンバにディスク接線方向に対向して設けるガイ
ド部、4はキャリパ5に一体に設けるブレーキシリン
ダ、6はそのシリンダに挿入されたブレーキピストン、
7は一端をキャリパ5に固定したスライドピンである。
トルクメンバにディスク接線方向に対向して設けるガイ
ド部、4はキャリパ5に一体に設けるブレーキシリン
ダ、6はそのシリンダに挿入されたブレーキピストン、
7は一端をキャリパ5に固定したスライドピンである。
【0017】キャリパ5は、スライドピン7をトルクメ
ンバ2に設けたガイド孔8に緩く挿入してディスク軸方
向スライド可能に支持されている。
ンバ2に設けたガイド孔8に緩く挿入してディスク軸方
向スライド可能に支持されている。
【0018】また、ディスクD{図1(b)}を間にし
て対向配置するパッド1は、ガイド部3に設けたディス
ク軸方向のガイド溝9に両端の耳10を係合させてディ
スク軸方向スライド自在に支持されている。
て対向配置するパッド1は、ガイド部3に設けたディス
ク軸方向のガイド溝9に両端の耳10を係合させてディ
スク軸方向スライド自在に支持されている。
【0019】なお、例示のキャリパ浮動型ディスクブレ
ーキでは、インナー側のパッド1をブレーキピストン6
で押圧してディスクDに摺接させ、アウター側のパッド
は反力でインナー側にスライドするキャリパ5のアウタ
ー爪で押圧してディスクDに摺接させる。これは、良く
知られたことである。
ーキでは、インナー側のパッド1をブレーキピストン6
で押圧してディスクDに摺接させ、アウター側のパッド
は反力でインナー側にスライドするキャリパ5のアウタ
ー爪で押圧してディスクDに摺接させる。これは、良く
知られたことである。
【0020】さて、本発明においては、ガイド部3に設
けるトルク受け面3aの最外端部、即ち、制動力に対す
る反力発生点Aを、図1(a)に示すように、ブレーキ
シリンダ4の中心を通るディスク接線方向ラインLより
もディスク中心側に置いている。これにより、パッド1
に前述のモーメントM1 、M2 が同じ向きに加わり、そ
の合力でA点とB点に強い拘束力が働いてパッドの振動
が防止される。
けるトルク受け面3aの最外端部、即ち、制動力に対す
る反力発生点Aを、図1(a)に示すように、ブレーキ
シリンダ4の中心を通るディスク接線方向ラインLより
もディスク中心側に置いている。これにより、パッド1
に前述のモーメントM1 、M2 が同じ向きに加わり、そ
の合力でA点とB点に強い拘束力が働いてパッドの振動
が防止される。
【0021】図1(a)の11は、ガイド部3に装着し
たライナである。このライナ11に弾性アーム12を設
けてこのアームのばね力でパッド1のディスク回入側と
回出側をパッドの内周側から外周側に向けて付勢すると
ガイド溝との間の遊び(隙間)が吸収されて走行中のラ
トル音が防止される。
たライナである。このライナ11に弾性アーム12を設
けてこのアームのばね力でパッド1のディスク回入側と
回出側をパッドの内周側から外周側に向けて付勢すると
ガイド溝との間の遊び(隙間)が吸収されて走行中のラ
トル音が防止される。
【0022】図2は、そのライナ11を利用してパッド
1を予め制動時の回転拘束位置に保つものを示してい
る。ディスク回入側のライナ11は従来通りの構造であ
る。一方、ディスク回出側のライナ11は、弾性アーム
12を従来とは反対側に設けてパッド1を外周側から内
周側に向けて付勢しており、このため、パッド1は、図
中左回りに回転してA、Bの2点で拘束されている。こ
の構造によれば、振動のきっかけになる制動初期のパッ
ドの動きが生じない。また、ばね力による拘束で走行中
のラトル音が防止され、制動初期のクロンク音も無くな
る。
1を予め制動時の回転拘束位置に保つものを示してい
る。ディスク回入側のライナ11は従来通りの構造であ
る。一方、ディスク回出側のライナ11は、弾性アーム
12を従来とは反対側に設けてパッド1を外周側から内
周側に向けて付勢しており、このため、パッド1は、図
中左回りに回転してA、Bの2点で拘束されている。こ
の構造によれば、振動のきっかけになる制動初期のパッ
ドの動きが生じない。また、ばね力による拘束で走行中
のラトル音が防止され、制動初期のクロンク音も無くな
る。
【0023】なお、ガイド部3は、トルク受け面のガイ
ド溝9を突起に置き換え、この突起をパッドの裏板に対
応して設けた凹部に係合させるものであってもよい。
ド溝9を突起に置き換え、この突起をパッドの裏板に対
応して設けた凹部に係合させるものであってもよい。
【0024】また、このガイド部3をキャリパに設けて
パッドからの制動力をキャリパで受けるディスクブレー
キに本発明を適用しても、同じ作用効果が得られる。
パッドからの制動力をキャリパで受けるディスクブレー
キに本発明を適用しても、同じ作用効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクブ
レーキは、制動時にパッドを強く拘束し、それによって
得られる摩擦減衰効果を利用してパッドの振動を防止す
るので、鳴きの原因となるパッドとロータの自励振動が
起こり難くなって従来ブレーキに勝る鳴き抑制効果が得
られる。
レーキは、制動時にパッドを強く拘束し、それによって
得られる摩擦減衰効果を利用してパッドの振動を防止す
るので、鳴きの原因となるパッドとロータの自励振動が
起こり難くなって従来ブレーキに勝る鳴き抑制効果が得
られる。
【0026】ライナの弾性アームでパッドを付勢して制
動時の回転拘束点に予め保持するものは、振動のきっか
けができず、より優れた鳴き抑制効果を期待できる。
動時の回転拘束点に予め保持するものは、振動のきっか
けができず、より優れた鳴き抑制効果を期待できる。
【0027】また、本発明では、トルク受け部の位置を
変えるだけでよく、構成要素の追加が不要であるので、
低コストでの性能改善が図れる。
変えるだけでよく、構成要素の追加が不要であるので、
低コストでの性能改善が図れる。
【図1】(a):本発明のディスクブレーキの一例をキ
ャリパのインナー側を切除した状態にして示す図 (b):(a)図のb−b線部の断面図
ャリパのインナー側を切除した状態にして示す図 (b):(a)図のb−b線部の断面図
【図2】他の実施例の要部をキャリパを外した状態にし
て示す図
て示す図
【図3】(a):制動力でパッドに生じる回転モーメン
トの説明図 (b):従来のディスクブレーキで反力により生じる逆
回り回転モーメントの説明図
トの説明図 (b):従来のディスクブレーキで反力により生じる逆
回り回転モーメントの説明図
1 パッド 2 トルクメンバ 3 ガイド部 3a トルク受け面 4 ブレーキシリンダ 5 キャリパ 6 ブレーキピストン 7 スライドピン 8 ガイド孔 9 ガイド溝 10 耳 11 ライナ 12 弾性アーム
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクに摺接させるパッドを、トルク
メンバ又はキャリパのディスク回入側と回出側に対向し
て設けたガイド部間に回転が拘束される状態に係合させ
てディスク軸方向スライド可能に装着し、前記ガイド部
でパッドからの制動力を受けるディスクブレーキにおい
て、前記ガイド部の制動力に対する反力発生点を、ブレ
ーキシリンダの中心を通るディスク接線方向ラインより
もディスク中心側に配置したことを特徴とするディスク
ブレーキ。 - 【請求項2】 前記ガイド部に、パッドの裏板との間に
介在するライナを装着し、ディスク回入側においては回
入側ライナに設けた弾性アームでパッドを内周側から外
周側に、ディスク回出側においては、回出側ライナに設
けた弾性アームでパッドを外周側から内周側に各々付勢
した請求項1記載のディスクブレーキ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27229194A JP3346053B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスクブレーキ |
KR1019950040024A KR100374385B1 (ko) | 1994-11-07 | 1995-11-07 | 디스크브레이크 |
US08/551,843 US5577577A (en) | 1994-11-07 | 1995-11-07 | Floating caliper type disc brake having noise reducing torque carrying structure |
EP95117543A EP0710778B1 (en) | 1994-11-07 | 1995-11-07 | Disc brake |
DE69515257T DE69515257T2 (de) | 1994-11-07 | 1995-11-07 | Scheibenbremse |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27229194A JP3346053B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスクブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135696A true JPH08135696A (ja) | 1996-05-31 |
JP3346053B2 JP3346053B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=17511819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27229194A Ceased JP3346053B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスクブレーキ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5577577A (ja) |
EP (1) | EP0710778B1 (ja) |
JP (1) | JP3346053B2 (ja) |
KR (1) | KR100374385B1 (ja) |
DE (1) | DE69515257T2 (ja) |
Cited By (7)
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JP2005140263A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Advics:Kk | ディスクブレーキのパッドサポート、及びそのパッドサポートを備えるディスクブレーキ |
JP2007032720A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Advics:Kk | オープントップ型のキャリパを備える対向型ディスクブレーキ |
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JP2010223287A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Akebono Brake Ind Co Ltd | ディスクブレーキ |
EP2863086A1 (en) | 2013-10-15 | 2015-04-22 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Disc brake pad and disc brake assembly |
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Families Citing this family (17)
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---|---|---|---|---|
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JP3838586B2 (ja) * | 1996-09-25 | 2006-10-25 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ用パッドクリップ |
JP3832778B2 (ja) * | 1996-10-07 | 2006-10-11 | 曙ブレーキ工業株式会社 | キャリパ型ディスクブレーキ |
JPH1163035A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-05 | Aisin Seiki Co Ltd | ディスクブレーキ |
FR2800140B1 (fr) * | 1999-10-26 | 2002-01-11 | Bosch Gmbh Robert | Ressort de guidage d'elements de friction et frein a disque comportant au moins un tel ressort |
CN100580268C (zh) * | 2003-10-14 | 2010-01-13 | 株式会社爱德克斯 | 盘式制动器装置 |
CN100380011C (zh) * | 2004-05-27 | 2008-04-09 | 韩国德尔福汽车系统公司 | 夹钳式制动器 |
CN100378365C (zh) * | 2004-06-02 | 2008-04-02 | 曙制动器工业株式会社 | 盘式制动装置的制动衬块夹 |
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