JPH08133309A - ラベル付きチューブ容器とその製造方法 - Google Patents
ラベル付きチューブ容器とその製造方法Info
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- JPH08133309A JPH08133309A JP27121894A JP27121894A JPH08133309A JP H08133309 A JPH08133309 A JP H08133309A JP 27121894 A JP27121894 A JP 27121894A JP 27121894 A JP27121894 A JP 27121894A JP H08133309 A JPH08133309 A JP H08133309A
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Abstract
ラベルが剥離しないようにする。 【構成】チューブ本体10の胴部11にラベル30を巻
き付けて貼着し、胴部11の下部末端を超音波溶着によ
って封緘して平坦状にする。ラベルの巻き付け始端34
側を胴部11の封緘部13の一端側近傍に配して貼着
し、胴部11を一周した巻き付け終端35側を前記巻き
付け始端34側の上に重ねて貼着し、且つ、この重複部
分37が存在する側では巻き付け始端34側よりも巻き
付け終端35側の方を胴部11の周方向に沿う長さを長
くする。
Description
ラベルが取り付けられたチューブ容器に関するものであ
る。
名、メーカー名、使用方法、絵模様等が表示されてい
る。これら表示は、転写紙を用いてチューブ容器に転写
したり、あるいはチューブ容器に直接印刷したりするこ
とが多い。
転写紙を用いる方法や直接印刷する方法は、製品である
チューブ容器を大量生産する場合には適しているが、少
量生産の商品に対してはコスト等の観点から不向きであ
った。
表示されたラベルを用意し、このラベルをチューブ本体
の胴部に貼着する方法もあるが、ラベルが剥がれ易い等
の問題があり、余り採用されていない。
鑑みてなされたものであり、ラベルが剥がれにくく、少
量生産にも適したラベル付きチューブ容器とその製造方
法を提供することを目的とする。
するために、以下の手段を採用した。 〈本発明の要旨〉本発明のラベル付きチューブ容器は、
(イ)中空筒状をなす胴部の内側が収容部になってお
り、この胴部の末端側が封緘されて平坦状にされている
軟質樹脂製のチューブ本体と、(ロ)フィルム状をな
し、前記チューブ本体の胴部の外周面に巻き付けられて
貼着されており、その巻き付け始端側が胴部の末端封緘
部の一端側近傍に配されて貼着され、胴部を一周した巻
き付け終端側が前記巻き付け始端側の上に重ねられて貼
着されていて、且つ、この重複部分が存在する側では巻
き付け始端側よりも巻き付け終端側の方が胴部の周方向
に沿う長さを長くされているラベル、とを備えたことを
特徴とする(請求項1に対応)。
ブ本体の胴部に貼着するのが好ましい(請求項2に対
応)。このようにした方が、部分的に貼着した場合より
もラベルが外れにくくなる。
前記ラベルの末端よりも外方に突出させるのが好ましい
(請求項3に対応)。このようにすると、ラベルがその
下端から剥離しにくくなる。
造方法は、中空筒状の胴部の末端が未封緘の軟質樹脂製
のチューブ本体と、フィルム状のラベルとを用意し、初
めにラベルをチューブ本体の胴部に巻き付けて貼着し、
その際にラベルを胴部に完全に一周させるとともにラベ
ルの巻き付け始端の上に巻き付け終端を重ねるように
し、次にチューブ本体の胴部の末端の内面同士を接合し
て平坦状に封緘し、この封緘の際にラベルの重複部分が
胴部の平坦状の封緘部の一端側に位置し、且つ、ラベル
の巻き付け始端側よりも巻き付け終端側の方が周方向長
さが長くなるようにすることを特徴とする(請求項4に
対応)。
しては超音波溶着法や熱溶着法が採用可能であり、チュ
ーブ本体が金属箔層を含む積層体からなる場合は、高周
波溶着法が採用可能である。
エチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で形成した
り、あるいは、金属箔(例えば、アルミ箔)の両面にポ
リエチレン等の樹脂を積層させた積層体で形成したりす
ることが可能である。
ンや、ポリスチレンや、ポリ塩化ビニルや、紙などで構
成することが可能である。
タイプや、ゴム系溶剤タイプや、ウレタン系溶剤タイプ
のものなどで構成することが可能である。
品、薬品、食品等を収容するチューブ容器として利用可
能である。
ューブ本体の胴部の末端封緘部の一端側近傍に貼着し、
胴部を一周した巻き付け終端側を巻き付け始端側の上に
重ねて貼着し、且つ、この重複部分が存在する側におい
て巻き付け始端側よりも巻き付け終端側の方を胴部の周
方向に沿う長さを長くしたことにより、ラベルの巻き付
け終端が剥離しにくくなる。
に基いて説明する。
ューブ容器の構成について説明する。図1は本発明のラ
ベル付きチューブ容器1の正面図であり、図2は同側面
図であり、図3は下部末端部の拡大正面図であり、図4
は図3のI―I断面図である。
チューブ本体10に着脱可能に取り付けられたキャップ
20と、チューブ本体10に貼着されたラベル30、と
を備えている。
PEと略称する)あるいはポリプロピレン(以下、PP
と略称する)等の軟質な熱可塑性樹脂からなり、胴部1
1の内側が化粧料等の収容部になっている。この胴部1
1の上部は円筒状をなし、胴部11の上端から口部12
が突出し、この口部12にキャップ20が螺合可能にな
っている。
端)は超音波溶着法により接合され、平坦状の封緘部1
3になっている。そのため、図2に示すように、胴部1
1は下方に行くにしたがって徐々に偏平になっている。
尚、図3においてクロスハッチング部分が封緘部13で
ある。
なフィルム状をなし、胴部11の外周面にこれを一周し
て巻き付けられて貼着されている。図7は貼着前のラベ
ル30を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)
のIII―III矢視断面図である。
裏面全面に粘着剤(貼着剤)32が付着している。又、
基材31の表面は印刷面になっていて、ラベル30を取
り付ける際やチューブ本体10を封緘する際に使用する
位置決めマーク39や文字、模様等(図示せず)が印刷
されている。
チレン(以下、PSと略称する)や、ポリ塩化ビニル
(以下、PVCと略称する)や、紙などで構成すること
が可能であり、粘着剤32は、アクリル系溶剤タイプ
や、ゴム系溶剤タイプや、ウレタン系溶剤タイプのもの
などで構成することが可能である。
刷や、オフセット印刷や、ホットスタンプ印刷などが採
用可能である。又、この実施例においては印刷後の基材
31の表面に樹脂コーティング層33が設けられてい
る。ただし、この樹脂コーティング層33はなくても構
わない。
よってチューブ本体10の胴部11に貼着されている。
11に巻き付けられている。これについて説明すると、
ラベル30は、その巻き付け始端34が図1及び図3に
おいてチューブ本体10の封緘部13の左端部近傍に位
置しており、ここから図1及び図3において紙面裏側に
対応する側に巻き付けられた後、封緘部13の右端部側
から紙面表側に戻って胴部11を一周した後、巻き付け
終端35が巻き付け始端34の上に重ねて貼着されてい
る。
10の胴部11の上下方向長さLよりも短くなってい
て、ラベル30の下端36から胴部11の下部末端が若
干突出し(図3参照)、ラベル30の上端から胴部11
の上端が若干突出している。
緘部13はその一部がラベル30の下端部に掛かってい
る。尚、ラベル30の重複部分37及びマーク39はチ
ューブ容器1の背部側に配置されている。
チューブ本体10の胴部11を一周しており、その全面
が粘着剤32によって胴部11に貼着されているので、
しっかりと胴部11に固定される。
の偏平部分において偏平端側に位置しているので、ラベ
ル30の印刷面が綺麗に出て、文字、模様等がはっきり
と識別可能になる。
37が偏平部分中央に位置していると、印刷面が歪んだ
り、文字等の印刷が重なって見にくくなるが、本実施例
の場合にはこのようなことは起こらない。
ても、図8(B)に示すように上側に重ねられるラベル
30の巻き付け終端35側が短いと、巻き付け終端35
のすぐ近くに曲率半径の小さい左側折り返し部38aが
存在するので、ラベル30の有する弾性反発力によって
巻き付け終端35が剥離し易い。
37を偏平端側に位置せしめながらも巻き付け終端35
側を長くすると、巻き付け終端35は右側折り返し部3
8bから遠く離れて位置しているので、巻き付け終端3
5が剥離することは殆ど皆無である。
に、このラベル付きチューブ容器1の製造方法を説明す
る。本発明の製造方法では、チューブ本体10の下部末
端を封緘する前にチューブ本体10の胴部11にラベル
30を貼着する。
亙って断面形状が円環状をなしており、周知のラベリン
グマシン(図示せず)によってラベル30を胴部11に
巻き付けて貼着する。
11の下端よりも若干上方に位置するようにし、胴部1
1を一周した後にラベル30の巻き付け終端35を巻き
付け始端34の上に重ねて貼着せしめる。
てチューブ本体10を封緘する前の状態を示す正面図で
あり、図6は図5のII―II断面図である。
て、チューブ本体10の胴部11の下部末端をラベル3
0の下部と共にその両側から挟み込んで潰し、所定の圧
力で胴部11の下部内面同士を圧接させながら超音波振
動を付与して溶着する。
一緒に挟み込んで超音波溶着すると、ラベル30の下部
が胴部11の外面に強く押しつけられて胴部11にしっ
かりと貼着され、ラベル30の下端が剥離しにくくな
る。
の下端に揃えて超音波溶着した場合には、チューブ本体
10の胴部11の下端部とラベル30の下端部を挟み込
んだ時にラベル30の下端が下方に伸びて、ラベル30
の下端が胴部11の下端よりも下方に突出する虞があ
り、そうするとラベル30が下端から剥離し易くなって
しまう。
溶着をする際に、予めラベル30の下端をチューブ本体
10の胴部11の下端よりも上方にずらして位置してお
くと、挟み込んだ時にラベル30が伸びたとしても、ラ
ベル30の下端が胴部11の下端よりも下方に突出する
ことはない。その結果、ラベル30を下端から剥離しに
くくすることができる。
音波溶着装置に対するチューブ本体10の位置決めを行
い、ラベル30の重複部分37がチューブ本体10の偏
平側端部近傍に位置するようにし、且つ、ラベル30の
巻き付け終端35側が長くなるようにする。
ラベル付きチューブ容器のチューブ本体からラベルが剥
がれにくくなるという優れた効果が奏される。
瞭に表示することができ、見栄えもよい。
面図である。
面図である。
部拡大正面図である。
緘部における図3I―I矢視断面図である。
緘前のチューブ本体にラベルを貼着した状態を示す正面
図である。
図、(B)は(A)のIII―III矢視断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 (イ)中空筒状をなす胴部の内側が収容
部になっており、この胴部の末端側が封緘されて平坦状
にされている軟質樹脂製のチューブ本体と、(ロ)フィ
ルム状をなし、前記チューブ本体の胴部の外周面に巻き
付けられて貼着されており、その巻き付け始端側が胴部
の末端封緘部の一端側近傍に配されて貼着され、胴部を
一周した巻き付け終端側が前記巻き付け始端側の上に重
ねられて貼着されていて、且つ、この重複部分が存在す
る側では巻き付け始端側よりも巻き付け終端側の方が胴
部の周方向に沿う長さを長くされているラベル、とを備
えたことを特徴とするラベル付きチューブ容器。 - 【請求項2】 前記ラベルは裏面のほぼ全面を前記チュ
ーブ本体の胴部に貼着されていることを特徴とする請求
項1に記載のラベル付きチューブ容器。 - 【請求項3】 前記チューブ本体の胴部の末端が前記ラ
ベルの末端よりも外方に突出していることを特徴とする
請求項1または2に記載のラベル付きチューブ容器。 - 【請求項4】 中空筒状の胴部の末端が未封緘の軟質樹
脂製のチューブ本体と、フィルム状のラベルとを用意
し、初めにラベルをチューブ本体の胴部に巻き付けて貼
着し、その際にラベルを胴部に完全に一周させるととも
にラベルの巻き付け始端の上に巻き付け終端を重ねるよ
うにし、次にチューブ本体の胴部の末端の内面同士を接
合して平坦状に封緘し、この封緘の際にラベルの重複部
分が胴部の平坦状の封緘部の一端側に位置し、且つ、ラ
ベルの巻き付け始端側よりも巻き付け終端側の方が周方
向長さが長くなるようにすることを特徴とするラベル付
きチューブ容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27121894A JP3510350B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ラベル付きチューブ容器とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27121894A JP3510350B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ラベル付きチューブ容器とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133309A true JPH08133309A (ja) | 1996-05-28 |
JP3510350B2 JP3510350B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=17497000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27121894A Expired - Lifetime JP3510350B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | ラベル付きチューブ容器とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3510350B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014141303A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-08-07 | Kao Corp | ラベル付きチューブ容器 |
CN104884360A (zh) * | 2012-12-28 | 2015-09-02 | 花王株式会社 | 带标签的管容器 |
DE102016115401A1 (de) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | X-Label Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer mit einem Etikett versehenden Kunststoffquetschtube |
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---|---|---|---|---|
JP5922951B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-05-24 | 花王株式会社 | チューブ容器 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP27121894A patent/JP3510350B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN104884360A (zh) * | 2012-12-28 | 2015-09-02 | 花王株式会社 | 带标签的管容器 |
DE102016115401A1 (de) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | X-Label Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer mit einem Etikett versehenden Kunststoffquetschtube |
EP3284582B1 (de) | 2016-08-19 | 2018-11-07 | X-Label GmbH | Verfahren zur herstellung einer mit einem etikett versehenden kunststoffquetschtube |
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