JPH08132411A - 可センターレス式ベニヤレースに於ける歩送りの切上げ方法 - Google Patents

可センターレス式ベニヤレースに於ける歩送りの切上げ方法

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JPH08132411A
JPH08132411A JP6298909A JP29890994A JPH08132411A JP H08132411 A JPH08132411 A JP H08132411A JP 6298909 A JP6298909 A JP 6298909A JP 29890994 A JP29890994 A JP 29890994A JP H08132411 A JPH08132411 A JP H08132411A
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veneer
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JP6298909A
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Takashi Nakatani
孝 中谷
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Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23Q15/007Automatic control or regulation of feed movement, cutting velocity or position of tool or work while the tool acts upon the workpiece
    • B23Q15/013Control or regulation of feed movement
    • B23Q15/02Control or regulation of feed movement according to the instantaneous size and the required size of the workpiece acted upon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27LREMOVING BARK OR VESTIGES OF BRANCHES; SPLITTING WOOD; MANUFACTURE OF VENEER, WOODEN STICKS, WOOD SHAVINGS, WOOD FIBRES OR WOOD POWDER
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可センターレス式ベニヤレースに於ける歩送
り精度の安定化と稼働率の向上とを図る。 【構成】 可センターレス式ベニヤレースに於て、原木
11の外周と係合して、原木の回転数を計測する回転数
計測装置7を備え、少なくとも原木11とスピンドル8
aとの係合を除外した時期には、回転数計測装置7の計
測値に基いて、歩送り機構1の歩送り速さを設定すると
共に、外周駆動装置2による理論的な回転数と前記回転
数計測装置7による計測値との間に、所定限度以上の差
異が生じた場合には、自動的に歩送りを終了する。実際
の原木の回転数に基いて、歩送り速さを設定するので、
歩送り精度が安定化する。また外周駆動装置による理論
的な回転数と実際の回転数との間に、所定限度以上の差
異が生じると、自動的に歩送りを終了するので、旋削が
冗長とならずに済み、稼働率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可センターレス式ベニ
ヤレースに於ける歩送りの切上げ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従前、スピンドルで把持した原木を旋削
する途上の適当な時期から、或はスピンドル自体を備え
ずに稼動初期から、原木とスピンドルとの係合を除外
し、外周駆動装置のみから、原木の旋削に要する動力の
全部を供給して単板を削成する、所謂、可センターレス
式ベニヤレースに於ては、少なくとも原木とスピンドル
との係合を除外する時期を対象として、外周駆動装置に
よる理論的な原木の回転数に歩送り機構の歩送り速さを
追従させる歩送り方法を採用するのが通例であったが、
斯様な歩送り方法によると、外周駆動装置のスリップ・
係合度合の変化等に起因して、理論的な回転数と実際の
回転数との間に差異が発生すると、歩送り速さが不正確
となって、削成する単板に厚さ誤差が惹起される欠陥あ
った。
【0003】そこで、本出願人は先に「可センターレス
式ベニヤレースの歩送り方法」(特開平4−65201
号公報)に開示する如く、可センターレス式ベニヤレー
スに於て、原木の外周と係合して、原木の回転数を計測
する回転数計測装置を備え、少なくとも原木とスピンド
ルとの係合を除外した時期には、前記回転数計測装置の
計測値に基いて、歩送り機構の歩送り速さを設定すべく
構成して成る、改良した歩送り方法を提案し、先記欠陥
の解消に相応の成果を挙げるに至った。
【0004】即ち、前記改良した歩送り方法によれば、
仮に、外周駆動装置の駆動によって規定される理論的な
原木の回転数と、回転数計測装置によって計測される実
際の回転数との間に、実質的に差異が発生しても、歩送
り機構の歩送り速さは、回転数計測装置の計測値、つま
り、原木の実際の回転数に対応して設定されるので、削
成する単板に厚さ誤差が惹起される虞はなく、先記従前
の欠陥が解消される結果となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記改良した
歩送り方法によると、現に、理論的な原木の回転数と実
際の回転数との間に差異が発生しても、削成する単板に
厚さ誤差が惹起される虞がないことから、無作為のまま
では、原木が最少限度の細さになるまで、旋削が継続さ
れることになるので、別の問題点が新たに誘発されるこ
とが判明した。
【0006】即ち、前記差異が一定の限度を越えると、
たとえ単板に厚さ誤差が惹起されなくても、単板の生産
性の低下・外周駆動部材の係合痕跡の顕在化等の難点が
誘発されることになり、更に例えば単板切断装置等の単
板処理装置とベニヤレースとを理論的な処理速度にて同
調自在に直結し、ベニヤレース以降の単板処理の無人化
・合理化を図る場合に於ては、ベニヤレースと単板処理
装置との実質的な同調が困難となって、単板が裂断する
等の難点も誘発されることになるなど、別の問題点が新
たに誘発されることが本発明の開発過程で判明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記改良した
歩送り方法の問題点を解消すべく開発したもので、具体
的には、前記改良した歩送り方法の基本的な構成に加え
て、外周駆動装置による理論的な回転数と回転数計測装
置による計測値との間に、所定限度以上の差異が生じた
場合には、自動的に歩送りを終了する構成を併用して成
る、可センターレス式ベニヤレースに於ける歩送りの切
上げ方法を提案する。
【0008】
【作用】斯様に構成した可センターレス式ベニヤレース
に於ける歩送りの切上げ方法によれば、仮に外周駆動装
置による理論的な回転数と回転数計測装置による計測値
との間に差異が発生しても、歩送り機構の歩送り速さ
は、前記計測値に基いて設定され、而も差異が所定限度
を越えると、自動的に歩送りが終了される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に例示した実施の一例に
基いて更に詳述すると、図1は、本発明の実施に用いる
可センターレス式ベニヤレースの側面説明図である。
【0010】図中、1は、ボールネジ等から成る鉋台歩
送りネジ1a、ロータリエンコーダ等から成る位置検出
器1b、サーボモータ等から成る可変速駆動源1c等を
用いて構成した早送り機構兼用の歩送り機構であって、
後述する制御機構10の制御に基き、任意の早送り速さ
又は所定の歩送り速さを以って鉋台9を図示矢印方向へ
往復移動させる。
【0011】2は、外周に多数の突刺体2aを有する適
数個の回転部材2bを軸芯方向の適宜間隔毎に具備して
成り、且つ所定範囲内に限って図示矢印方向へ弾性変位
可能に備えられて成る駆動軸2c、三相誘導電動機等か
ら成る定速駆動源2d等を用いて構成した外周駆動装置
であって、後述する制御機構10の制御に基き、皮相的
には、常に一定の規格駆動速度(通常は、標準的な硬度
の原木を駆動する場合を規格駆動速度に規定する)を以
って、単板切削用刃物13の刃先寸前の原木外周部へ、
原木11の旋削に要する動力の少なくとも一部を供給す
る。
【0012】3は、前記駆動軸2cの各回転部材2bの
間隔内に位置させて、プレッシャーバー取付台3aに具
備した分割状のプレッシャーバーであって、原木11と
単板12との境界付近を押圧する。
【0013】4は、ボールネジ等から成る支持枠移送ネ
ジ4a、ロータリエンコーダ等から成る位置検出器4
b、サーボモータ等から成る可変速駆動源4c等を用い
て構成した移送機構であって、後述する制御機構10の
制御に基き、任意の早送り速さ又は所定の移動速さを以
って支持枠14を図示矢印方向へ往復移動させる。
【0014】5は、軸受箱5aを介して支持枠14に具
備した遊転可能な分割状の支持ロールであって、後述す
る制御機構10の制御に基き、所定時期に原木外周部へ
当接し、主として原木11の垂直方向の撓みを阻止す
る。
【0015】6は、ボールネジ等から成る保持枠移動ネ
ジ6a、ロータリエンコーダ等から成る位置検出器6
b、サーボモータ等から成る可変速駆動源6c等を用い
て構成した移動機構であって、後述する制御機構10の
制御に基き、任意の早送り速さ又は所定の移動速さを以
って保持枠15を図示矢印方向へ往復移動させる。
【0016】7は、軸受箱7aを介して保持枠15に具
備した遊転可能なバックアップロール兼用の回転計測ロ
ール7b、ロータリエンコーダ等から成る回転計測器7
c、該回転計測器7cによって計測される原木外周部の
周速と先記位置検出器6bによって間接的に検出される
原木外周部の直径との相対関係に基いて、原木11の回
転数を算出する回転数換算器7d等を用いて構成したバ
ックアップ装置兼用の回転数計測装置であって、後述す
る制御機構10の制御に基き、所定時期に回転計測ロー
ル7bが原木外周部へ当接し、主として原木11の水平
方向の撓みを阻止すると共に、実際の原木11の回転数
を計測して制御機構10へ伝達する。
【0017】8は、油圧シリンダー等から成る進退機構
(図示省略)を介して、軸芯方向へ進退自在に備える左
右一対のスピンドル8a、ロータリエンコーダ等から成
る回転計測器8b、直流電動機等から成る可変速駆動源
8c等を用いて構成したセンター駆動装置であって、後
述する制御機構10の制御に基き、任意速度又は前記外
周駆動装置2の原木駆動速度に追従する駆動速度を以っ
て原木軸芯部へ、原木11の旋削に要する動力(旋削準
備中の空転を含む)の一部を供給する。
【0018】10は、前記各機器類の作動を制御する制
御機構であって、旋削準備中或は旋削完了後等に於て
は、手動若しくは半自動にて各機器類を個別に制御する
ことも可能とするが、原木旋削時には、下記の如く各機
器類を関連づけて自動的に制御する。
【0019】即ち、当初、外形が不定形な原木11をセ
ンター駆動装置8によって空転させつつ、鉋台9を歩送
り機構1によって原木近傍へ接近させる際には、センタ
ー駆動装置8の駆動速度及び歩送り機構1の早送り速さ
を、手動若しくは半自動にて任意に制御して差支えない
が、少なくとも原木11と単板削成用刃物13とが当接
する時点に於ては、センター駆動装置8の駆動速度が、
外周駆動装置2の原木駆動速度に同調又は追従するよう
制御し、併せて歩送り機構1の歩送り速さが、回転計測
器8bによって計測されるスピンドル8aの回転数に追
従するよう制御する。
【0020】次いで、原木11とスピンドル8aとの係
合を除外する前の適当な時期(例えば、原木の外形が略
円柱状に旋削された直後から)に、移送機構4と移動機
構6とが、支持枠14と保持枠15とを介して支持ロー
ル5と回転計測ロール7bとを、夫々任意の早送り速さ
を以って原木外周部に当接する位置まで移動させるよう
制御し、更にその後は、歩送り機構1の歩送り速さに追
従する移動速さを以って継続的に原木求芯方向へ移動さ
せるよう制御する。
【0021】そして更に、原木11とスピンドル8aと
の係合を除外した後は、歩送り機構1の歩送り速さが、
回転数計測装置7で計測される原木11の回転数に追従
するよう制御し、而も外周駆動装置2による理論的な回
転数と回転数計測装置7による計測値との間に、所定限
度以上の差異が生じた場合には、歩送り機構1の歩送り
を自動的に終了するよう(当然ながら、該歩送り機構1
の歩送りに追従する移送機構4と移動機構6の作動も併
せて自動的に終了するよう)制御する。
【0022】尚、外周駆動装置による理論的な回転数に
ついて言及すると、現に外周駆動装置が係合している原
木外周部の直径は、先記歩送り機構の位置検出器によっ
て間接的に時々刻々と検出されるので、該検出した直径
にて、外周駆動装置の駆動速度(必ずしも前記実施例の
如く速度一定である必要はなく、時々刻々と制御速度が
特定できれば、速度可変であっても差支えない)を除す
ることによって、簡単に瞬間毎の理論的な回転数を算出
することが可能であり、先記回転数計測装置の回転数換
算器に相当する機能を制御機構に内蔵すれば足りる。
【0023】本発明は、例えば前記の如く構成した可セ
ンターレス式ベニヤレースを用いて実施するものであっ
て、実施例の如く外周駆動装置の駆動軸を図示矢印方向
へ弾性変位可能に備えれば、原木径の変化に拘りなく可
及的に多数の突刺体を原木に食込ませ得るので、動力供
給の安定化に極めて有効であり、而も駆動部材(回転部
材)の原木に対する係合形態は、突刺体の食込みに基く
剪断を主体とする係合形態であるから、原木と駆動部材
との間にスリップが生じる虞もないなど、動力供給には
極めて有益であるが、反面、原木に部分的な硬度差があ
ったり、或は原木毎に硬度が異ったりすると、突刺体の
食込み深さが変化して、駆動軸が原木に係合する直径が
実質的に増減するので、駆動軸と原木との相対速度が変
動することになり、結果的に、外周駆動装置による理論
的な原木の回転数と実際の回転数との間に差異が発生す
ることになる。
【0024】従って、仮に従前の如く、外周駆動装置に
よる理論的な原木の回転数に歩送り機構の歩送り速さを
追従させる歩送り方法を採用すると、歩送り速さが不正
確となって、削成する単板に厚さ誤差が惹起されること
になるが、前記の如く構成した可センターレス式ベニヤ
レースによれば、センター駆動装置と外周駆動装置を併
用して原木を旋削する際には、既知のセンター駆動式ベ
ニヤレースの歩送り方法と同様に、制御機構が、歩送り
機構の歩送り速さを、スピンドルの回転数に追従するよ
う制御するので、歩送り速さが不正確になる虞が全くな
いのは勿論のこと、原木とスピンドルとの係合を除外
し、外周駆動装置のみで原木を旋削する時期には、制御
機構が、回転数計測装置の計測値に基いて、歩送り機構
の歩送り速さを、実際の原木の回転数に追従するよう制
御するので、やはり歩送り速さが不正確になる虞はな
く、歩送り速さの不正確さに起因する単板の厚さ誤差の
発生を適確に抑止し得る。
【0025】そして而も、外周駆動装置による理論的な
回転数と前記回転数計測装置による計測値との間に、所
定限度以上の差異が生じた場合には、自動的に歩送りが
終了されるので、旋削がいたすらに冗長とならずに済
み、単板の生産性の低下・外周駆動部材の係合痕跡の顕
在化等の難点や、ベニヤレースとベニヤレース以降の単
板処理装置との同調不良に伴う単板の裂断等の難点が誘
発されなくなって、実質的にベニヤレースの稼働率が向
上するので実用上極めて有益である。
【0026】図2に例示した実施例は、図1の実施例に
於ける外周駆動装置2並びに分割状のプレッシャーバー
3に代えて、遊転可能な分割状のロールバー16を備え
ると共に、回転数計測装置7に代えて、軸受箱17a、
回転計測ロール17b、回転計測器17c、回転数換算
器17d、歯付ベルト等から成る回転伝達部材17e等
を用いて構成した回転数計測装置17と、軸受箱18
a、分割状の駆動ロール18b、三相誘導電動機等から
成る定速駆動源18c等によって構成した外周駆動装置
18とを備え、前記実施例に類する制御機構(図示省
略)によって、前記実施例に準ずる制御を行うよう構成
した例であり、必要に応じては、駆動ロール18bの外
周に、溝加工・ローレット加工・ゴム被覆・研磨布紙被
覆等の摩擦係数増大処理を施して構成する。
【0027】斯様に構成した可センターレス式ベニヤレ
ースを用いる場合に於ては、駆動部材(駆動ロール)の
原木に対する係合形態が、摩擦を主体とする係合形態で
あるから、原木と駆動部材との間にスリップが生じ易
く、外周駆動装置による原木の理論的回転数と実際の回
転数とが一致しないことがあるが、この場合に於ても、
前記実施例と同様、センター駆動装置と外周駆動装置を
併用して原木を旋削する際には、制御機構が、歩送り機
構の歩送り速さを、スピンドルの回転数に追従するよう
制御するので、歩送り速さが不正確になる虞が全くない
のは勿論のこと、外周駆動装置のみで原木を旋削する時
期には、制御機構が、回転数計測装置の計測値に基い
て、歩送り機構の歩送り速さを、実際の原木の回転数に
追従するよう制御するので、決して歩送り速さが不正確
になる虞はない。
【0028】そしてやはり、外周駆動装置による理論的
な回転数と前記回転数計測装置による計測値との間に、
所定限度以上の差異が生じた場合には、自動的に歩送り
が終了されるので、旋削がいたすらに冗長とならずに済
み、単板の生産性の低下・外周駆動部材の係合痕跡の顕
在化等の難点や、ベニヤレースとベニヤレース以降の単
板処理装置との同調不良に伴う単板の裂断等の難点が誘
発されなくなって、実質的にベニヤレースの稼働率が向
上するので実用上極めて有益である。
【0029】尚、前記各実施例に於ては、原木とスピン
ドルとの係合を除外した後に、歩送り機構の歩送り速さ
が、回転数計測装置によって計測される原木の回転数に
追従するよう制御する構成を採用したが、必要に応じて
は、原木とスピンドルとの係合を除外する以前から、歩
送り機構の歩送り速さが、回転数計測装置によって計測
される原木の回転数に追従するよう制御する構成を採用
しても差支えない。
【0030】以上、本発明の実施に用いる可センターレ
ス式ベニヤレースとして、代表的な二形式を挙げたが、
本発明は、前記各実施例の形式に限らず、例えば駆動ロ
ールを複数本(複数列)備えた形式、或は例えばセンタ
ー駆動装置を省略し、既に円柱状に形成された原木のみ
を対象に旋削する形式等々、従来公知の種々の形式の可
センターレス式ベニヤレースに適用可能である。但し、
歩送り機構の形態としては、歩送り速さが速やかに微調
整できる形態であることが肝要である。
【0031】無論、回転数計測装置の形態としても、前
記各実施例の形態に限らず、適用する可センターレス式
ベニヤレースの形式等に対応させて、種々設計変更して
差支えなく、例えば前記各実施例に於ける回転数換算器
は、機能的には制御系統に属し、而も制御系統を司る制
御機構に於ては、既に移動機構の位置検出器を介して原
木外周部の直径が時々刻々と捕捉されているのであるか
ら、必要に応じては、制御機構に回転数換算機能を内蔵
させて、回転数換算器を省略することも可能であり、要
は実質的に原木の回転数が計測できる形態であれば足り
る。但し、回転計測ロールについては、外周に、溝加工
・ローレット加工・ゴム被覆・研磨布紙被覆等の摩擦係
数増大処理を施すか、或は原木の硬度差等に起因して食
込み深さが変化する虞のない高さの小突起体を多数突設
するなどの処理を施して、原木の外周と緊密に係合さ
せ、計測の安定化を図るのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上明らかな如く、本発明に係る可セン
ターレス式ベニヤレースに於ける歩送りの切上げ方法に
よれば、仮に外周駆動装置による理論的な回転数と回転
数計測装置による計測値との間に差異が発生しても、歩
送り機構の歩送り速さが、前記計測値に基いて設定され
るので、削成する単板に厚さ誤差が惹起される虞はな
く、而も差異が所定限度を越えると、自動的に歩送りが
終了されるので、旋削がいたすらに冗長とならずに済
み、単板の生産性の低下・外周駆動部材の係合痕跡の顕
在化等の難点や、ベニヤレースとベニヤレース以降の単
板処理装置との同調不良に伴う単板の裂断等の難点が誘
発されなくなって、実質的にベニヤレースの稼働率が向
上するので実用上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いる可センターレス式ベニヤ
レースの側面説明図である。
【図2】本発明の実施に用いる可センターレス式ベニヤ
レースの他の実施例の部分平面説明図である。
【符号の説明】
1:歩送り機構 2:外周駆動装置 7:回転数計測装置 8:センター駆動装置 9:鉋台 10:制御機構 11:原木 17:回転数計測装置 18:外周駆動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望時期に原木とスピンドルとの係合を
    除外し、外周駆動装置のみから、原木の旋削に要する動
    力の全部を供給して単板を削成する可センターレス式ベ
    ニヤレースに於て、原木の外周と係合して、原木の回転
    数を計測する回転数計測装置を備え、少なくとも原木と
    スピンドルとの係合を除外した時期には、前記回転数計
    測装置の計測値に基いて、歩送り機構の歩送り速さを設
    定すると共に、外周駆動装置による理論的な回転数と前
    記回転数計測装置による計測値との間に、所定限度以上
    の差異が生じた場合には、自動的に歩送りを終了するこ
    とを特徴とする可センターレス式ベニヤレースに於ける
    歩送りの切上げ方法。
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