JP2003094390A - ロータリダイカッタ - Google Patents

ロータリダイカッタ

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JP2003094390A
JP2003094390A JP2001293957A JP2001293957A JP2003094390A JP 2003094390 A JP2003094390 A JP 2003094390A JP 2001293957 A JP2001293957 A JP 2001293957A JP 2001293957 A JP2001293957 A JP 2001293957A JP 2003094390 A JP2003094390 A JP 2003094390A
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Japan
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anvil
peripheral speed
die
drive source
cutting
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JP2001293957A
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English (en)
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Takeo Sugimoto
建男 杉本
Zenji Yamada
善治 山田
Shiro Mano
士朗 間野
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OM Ltd
Original Assignee
OM Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切刃の先端とアンビル外周面との滑りを防止
することによって、切刃の寿命を維持するとともに被加
工物の切断寸法精度を向上させること。 【解決手段】 前記切刃の先端の周速度を測定する第1
周速度測定手段と、前記アンビルの周速度を測定する第
2周速度測定手段と、前記ダイを駆動する第1駆動源又
は前記アンビルを駆動する第2駆動源の一方が動作して
いるときに、前記第1周速度測定手段の測定速度と前記
第2周速度測定手段の測定速度とが一致するまで、他方
の第2駆動源又は第1駆動源の動作を制御する制御手段
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並設されたダイと
アンビルの間に被加工物を挿通させることにより該被加
工物を切断するロータリダイカッタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種のロータリダイカッタの
概略構成を示す正面図である。略円筒状のダイ1及びア
ンビル2は、それぞれの軸線が互いに平行になるように
並設されている。該ダイ1及びアンビル2の両端には軸
13a,13b及び23a,23bが突設されており、
該軸13a,13b及び23a,32bはベアリング1
5a,15b及び25a,25bを介してフレーム3,
3に支持されている。該軸13a,13b及び23a,
23bの端部には歯車14a,14b及び24a,24
bが連設されており、ダイ1側に連設される歯車14
a,14bとアンビル2側に連設される歯車24a,2
4bは互いに噛み合っている。
【0003】また、ダイ外周面10には、該ダイ外周面
10より大径に形成された大径部11,11と、切刃1
2とが設けられており、切刃先端120はアンビル外周
面20に当接されている。そして、ダイ1とアンビル2
は、図示しない回転駆動源(例えば上流側の印刷装置)
により、前記歯車24a,24bを介してそれぞれの軸
線を中心として連動回転され、図示しない被加工物送り
込み装置により該ダイ1とアンビル2との間に挿通され
た被加工物は、前記切刃先端120とアンビル外周面2
0とによって切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ロ
ータリダイカッタでは、ダイ外周面に形成された切刃の
先端外周径及びアンビルの外周径はそれぞれ製造上の寸
法誤差があるため、これら両外周径の比率が互いに噛み
合う歯車のピッチ径の比率と一致せず、切刃の先端とア
ンビル外周面との滑りが生じて切刃が磨耗し易くなると
いう問題があった。
【0005】さらに、上記のように運転時間の経過とと
もに磨耗する切刃は、大径部11,11とともに所定の
期間ごとに再研磨する必要があり、これによってさらに
前記比率の差が大きくなるため、切刃の先端とアンビル
外周面との滑りが増大し、切刃が一層磨耗し易くなる。
また、被加工物をダイとアンビルの間に挿通させたとき
に、切刃とアンビル外周面との間で生じる滑りによって
被加工物に不要な張力が加わり、切断寸法の誤差も増大
する。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、『中心軸が互いに平行に設定された円筒状のダイと
アンビルとを具備し、前記ダイの外周に隆起する切刃と
前記アンビルの外周との相互間に被加工物を挿通させて
該被加工物を切断するロータリダイカッタ』において、
切刃の先端とアンビル外周面との滑りを防止することに
よって、切刃の寿命を維持するとともに被加工物の切断
寸法精度を向上させることを課題とする。なお、上記
「切断」とは、被加工物を打ち抜くこと及び断ち切るこ
との両者を含む概念である。
【0007】
【課題を解決するための手段】[1項]上記課題を解決
するための本発明の技術的手段は、『前記切刃の先端の
周速度を測定する第1周速度測定手段と、前記アンビル
の周速度を測定する第2周速度測定手段と、前記ダイを
駆動する第1駆動源又は前記アンビルを駆動する第2駆
動源の一方が動作しているときに、前記第1周速度測定
手段の測定速度と前記第2周速度測定手段の測定速度と
が一致するまで、他方の第2駆動源又は第1駆動源の動
作を制御する制御手段を備えている』ことである。
【0008】尚、前記「第1周速度測定手段」は、前記
切刃の先端の周速度を直接的に測定するものであっても
良いが、ダイの外周面に周設され且つ前記切刃の先端外
周径と同一の外周径を有する既述大径部11,11の周
速度を測定することにより、切刃の先端の周速度を間接
的に測定するものであっても良い。また、これと同様に
前記「第2周速度計測手段」も、アンビルの周速度を直
接的に測定するものであっても良く、間接的に測定する
ものであっても良い。
【0009】上記技術的手段によれば、第1駆動源と第
2駆動源によってダイとアンビルが回転駆動されると、
切刃の先端周速度が第1周速度測定手段で測定されると
ともに、アンビルの周速度が第2周速度測定手段で測定
される。そして、第1周速度測定手段と第2周速度測定
手段が測定する切刃の先端周速度とアンビルの周速度と
が一致するように第1駆動源又は第2駆動源が制御手段
で制御される。従って、切刃の先端外周径にかかわら
ず、切刃の先端とアンビル外周面との滑りを防止するこ
とができる。
【0010】[2項]前記1項において、『前記制御手
段で制御される前記第2駆動源又は前記第1駆動源は、
前記アンビル又は前記ダイの一方端に連設されるサーボ
モータである』ものとすれば、上記1項と同様に、第1
周速度測定手段と第2周速度測定手段が測定する切刃の
先端周速度とアンビルの周速度とが一致するように第1
駆動源又は第2駆動源であるサーボモータが独立して制
御される。
【0011】[3項]前記1項において、『前記制御手
段で制御される前記第2駆動源は第2サーボモータであ
り、前記第1駆動源は第1サーボモータであり、前記ダ
イと前記アンビルとの相互間に被加工物を送り込む手段
と、前記ダイと前記アンビルとの配設位置から前記被加
工物の送り込み方向の上流側に変位した部位に位置し且
つ被加工物の被切断位置を検知する被切断位置検知手段
と、前記被切断位置検知手段の検知信号に基づいて、前
記第1サーボモータの位相を進め又は遅らせることによ
り、前記被切断位置に対する前記切刃の当接タイミング
を調節する手段を備えている』ものとすれば、被加工物
の被切断位置を検知する被切断位置検知手段の検知信号
に基づいて、第1サーボモータの位相を進め又は遅らせ
ることによりダイの回転動作を制御する。これによっ
て、被切断位置に対する切刃の当接タイミングを調節す
ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。切刃の先端とアンビル外周面との滑り
を防止することができるから、切刃の磨耗が抑制されて
切刃の寿命を維持することができるとともに、被加工物
に対して不要な張力を加えることなく切断することがで
きるので、切断寸法精度が向上する。
【0013】さらに上記の効果に加えて、2項において
は、ダイ又はアンビルを駆動させる第1駆動源又は第2
駆動源が例えば上流側の印刷装置のモータ等であって
も、これとは独立した前記サーボモータによってアンビ
ル又はダイの回転動作が制御されるので、前記印刷装置
等の動作に合わせてアンビル又はダイを回転させること
ができる。3項においては、被切断位置に対する切刃の
当接タイミングを調節することができるから被切断位置
を正確に切断することができ、一層切断寸法精度が向上
する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施の形
態を図面に従って詳述する。 <第1実施形態>図1に示すように、本実施の形態に係
るロータリダイカッタは、中心軸が互いに平行に設定さ
れた略円筒状のダイ1及び円筒状のアンビル2と、既述
した第1周速度測定手段としての第1エンコーダ4と、
既述した第2周速度測定手段としての第2エンコーダ5
と、ダイ1を駆動させる第1サーボモータ6と、該サー
ボモータ6を制御する制御装置8から構成されており、
以下、各部の詳細を説明する。
【0015】[ダイ1について]ダイ外周面10には、
該ダイ外周面10より大径に形成された大径部11,1
1と、切刃12とが設けられている。切刃先端120の
先端外周径は、大径部外周面110,110の外周径と
同寸法に設定されており、後述するアンビル2のアンビ
ル外周面20に当接されている。
【0016】フレーム3には、前記大径部外周面110
の周速度を測定することによって切刃先端120の周速
度を間接的に測定する第1エンコーダ4が配設されてい
る。また、前記ダイ1の両端には軸13a,13bが突
設されおり、該軸13a,13bはベアリング15a,
15bを介してフレーム3,3に支持されている。該軸
13aには既述した第1駆動源としての第1サーボモー
タ6が連結されており、該第1サーボモータ6の回転動
力でダイ1を回転させる。
【0017】[アンビル2について]アンビル2の両端
には軸23a,23bが突設されおり、該軸23a,2
3bはベアリング25a,25bを介してフレーム3,
3に支持されている。該軸23bには歯車230が連設
されており、該歯車230は既述した第2駆動源として
の図示しない回転駆動源(例えば上流側の印刷装置)で
回転されるようになっている。これにより、上流側の印
刷装置等の回転駆動源に連動してアンビル2が回転する
ようになっている。フレーム3には、アンビル外周面2
0の周速度を測定する第2エンコーダ5が配設されてい
る。
【0018】[制御装置8について]制御装置8には、
前記第1エンコーダ4と、前記第2エンコーダ5と、前
記第1サーボモータ6が電気接続されており、該制御装
置8によって第1サーボモータ6の動作が制御される。
制御装置8には、次に示す内容の制御動作を実行するマ
イクロコンピュータが格納されており、以下、本実施の
形態に係るロータリダイカッタの動作を説明する。
【0019】[制御動作について]制御装置8からダイ
1に連結された第1サーボモータ6に対して、該第1サ
ーボモータ6を駆動させる信号が印加されると、該第1
サーボモータ6が回転を開始する。アンビル2には上述
したように、図示しない印刷装置等の回転駆動源の回転
動力が歯車230によって伝達され、一定周速度で回転
する。このとき、切刃先端120の周速度と等しい大径
部外周面110の周速度は第1エンコーダ4で測定さ
れ、アンビル外周面20の周速度は第2エンコーダ5で
測定される。
【0020】次に、前記第1エンコーダ4が測定する周
速度が、前記第2エンコーダ5が測定する周速度より速
いか遅いかが前記マイクロコンピュータで判断される。
第1エンコーダ4が測定する周速度が第2エンコーダ5
が測定する周速度より速い場合は、制御装置8から第1
サーボモータ6の回転数を1レベル減少させる信号が第
1サーボモータ6に印加され、第1サーボモータ6の回
転数を1レベル減少させる。この動作が、第1エンコー
ダ4が測定する周速度が第2エンコーダ5が測定する周
速度と同じになるまで繰返される。
【0021】また、第1エンコーダ4が測定する周速度
が第2エンコーダ5が測定する周速度より遅い場合は、
制御装置8から第1サーボモータ6の回転数を1レベル
増加させる信号が第1サーボモータ6に印加され、第1
サーボモータ6の回転数を1レベル増加させる。これら
の動作が、第1エンコーダ4が測定する周速度が第2エ
ンコーダ5が測定する周速度と同じになるまで繰返され
る。従って、切刃先端120の周速度と、アンビル外周
面20とが常に同速度で回転するようにダイ1の回転動
作が調節される。
【0022】上記の制御手段によると、切刃先端120
の周速度に応じてダイ1の回転動作を独立制御するか
ら、切刃12の先端外周径にかかわらず、ダイ1とアン
ビル2とを同期制御させることができる。ダイ1を再研
磨する際には、切刃先端120の先端外周径と、大径部
外周面110の外周径とが同寸法になるように研磨され
るが、該再研磨により切刃12の先端外周径が縮小した
場合においても、確実に切刃先端120とアンビル外周
面20との滑りを防止することができる。これにより、
切刃の磨耗が抑制されてその寿命を維持することができ
る。
【0023】また、ダイ1とアンビル2の間に挿入され
る伸縮性材料で形成されたシート等の被加工物に対して
不要な張力を加えることなくこれを切断することができ
るので、切断寸法精度が向上する。
【0024】なお、上記実施の形態では、切刃先端12
0の先端外周径は大径部外周面110,110の外周径
と同寸法に設定されているが、切刃先端120の先端外
周径が大径部外周面110,110の外周径より大きく
ても良い。この場合、制御装置8に電気接続される図示
しない補正寸法入力装置に、前記切刃先端120の先端
外周径と前記大径部外周面110,110の外周径との
寸法差を入力し、前記マイクロコンピュータによって演
算される補正値をもとに第1サーボモータ6の動作を補
正制御することによって、上記同様の制御をすることが
できる。
【0025】<第2実施形態>次に、第2実施形態を説
明する。上記第1実施の形態では、アンビル2には、軸
23bに連設された歯車230によって回転駆動源の回
転動力を供給しているが、第2実施形態に係るロータリ
ダイカッタは図2に示すように、軸23aに第2サーボ
モータ7を連結させて、独立した回転動力をアンビル2
に供給するものである。この場合、図3に示すように、
ダイ1とアンビル2との配設位置から被加工物Wの送り
込み方向の上流側に距離Lだけ変位した位置に配設され
且つ被加工物Wの被切断位置印Mを検知する被切断位置
検知センサ9と、切刃先端120の先端周速度を設定す
るための速度調節装置Cとが制御装置8に電気接続され
ている。以下、第2実施形態に係るロータリダイカッタ
の動作を図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0026】被加工物Wたる長尺シートを巻き取るリー
ルRは図示しないモータで連続回転されている。そこ
で、長尺シートの走行速度にダイ1の切刃先端120の
周速度が一致するように、第1サーボモータ6の回転速
度を速度調節装置Cで設定し、これにより、準備作業を
終了させる。この状態で本実施の形態のロータリダイカ
ッタを作動させる。
【0027】まず、制御装置8からダイ1に連結された
第1サーボモータ6およびアンビル2に連結された第2
サーボモータ7に対して、該第1サーボモータ及び第2
サーボモータを駆動させる信号が印加されると、これら
の両サーボモータが各別に回転を開始する(ST1)。
【0028】次に、切刃12の基準となる位置(切断す
る際に被加工物に最初に当接される切刃先端の位置。以
下、「基準切刃位置」という)と、ダイの軸心から垂直
下向きに延びる基準線(以下、「切断基準線」という)
の角度がθであるか否かが判断される(ST2)。な
お、基準切刃位置と切断基準線のなす角度θは、被切断
位置印Mが切断基準線上に到達したときに基準切刃位置
が切断基準線の位置に到達するような値に設定されてい
る。具体的には、ダイ1の軸心から切刃先端120まで
の半径をrとした場合、θ=L/rの値に設定されてい
る。
【0029】前記基準切刃位置と前記切断基準線とのな
す角度がθでない場合は、第1エンコーダ4が測定する
周速度信号と、第2エンコーダ5が測定する周速度信号
とが制御装置8へ入力され、第1エンコーダ4が測定す
る周速度と、第2エンコーダ5が測定する周速度が同じ
か否かが判断される。第1エンコーダ4が測定する周速
度と第2エンコーダ5が測定する周速度とが同じ場合
は、再び上記のST2が判断される(ST3)。
【0030】次に、第1エンコーダ4が測定する周速度
と第2エンコーダ5が測定する周速度とが異なる場合
は、第1エンコーダ4が測定する周速度が第2エンコー
ダ5が測定する周速度より大きいか否かが判断される
(ST4)。
【0031】第1エンコーダ4が測定する周速度が第2
エンコーダ5が測定する周速度より大きい場合は、第2
サーボモータ7の回転速度を1レベル増加させる信号が
該第2サーボモータ7に印加され、第2サーボモータ7
の回転速度を1レベル増加させる。第1エンコーダ4が
測定する周速度が第2エンコーダ5が測定する周速度よ
り大きくない場合は、第2サーボモータ7の回転速度を
1レベル減少させる信号が該第2サーボモータ7に印加
され、第2サーボモータ7の回転速度を1レベル増加さ
せる(ST5、ST6)。その後再度、上記のST3が
判断され、第1エンコーダ4の出力が、第2エンコーダ
の出力と同一になるまでST3からST6が繰返され
る。
【0032】上記ST2において、前記基準切刃位置と
前記切断基準線とのなす角度がθである場合は、第1サ
ーボモータ6及び第2サーボモータ7に対して、回転を
停止させる信号を印加し、これらの両サーボモータを停
止させる(ST7)。尚、被加工物たる長尺シートを巻
き取るリールRは、既述したように図示しないモータで
連続回転されており、これにより図3の状態にある被加
工物Wは、停止状態にあるダイ1とアンビル2の外周相
互の間隔をリールR側に通過するように移動している。
【0033】次に、被切断位置検知センサ9が検知する
被加工物Wの表面の被切断位置印Mが該被切断位置検知
センサ9の下方に到達したか否かを監視する。被加工物
Wは下流側のリールRに一定速度で捲回されながら下流
側に送り込まれており、該被加工物Wの表面に被切断位
置に合わせて一定間隔に印刷された被切断位置印Mは、
被切断位置検知センサ9の下方を通過する。
【0034】該被切断位置検知センサ9からの信号が制
御装置8に入力されたら、制御装置8から第1サーボモ
ータ6および第2サーボモータ7に対して、該第1サー
ボモータ6及び第2サーボモータ7を駆動させる信号が
印加され、これらの両サーボモータが各別に回転する
(ST8、ST9)。尚、既述準備作業で説明したよう
に、切刃先端120の先端周速度は被加工物の送り込み
速度と同一になるように、速度調節装置Cによって設定
されている。
【0035】そして、ST3からST6及びST2が判
断され、これにより、既述したように切刃先端120と
アンビル20とが同一の周速度で回転しながら被加工物
Wが切断される。即ち、被加工物Wの被切断位置印Mが
ダイ1とアンビル2との間に到達したときに、該被切断
位置印Mに切刃先端120の基準切刃位置が当接し、こ
れにより被加工物Wが切断される。その後、基準切刃位
置と切断基準線のなす角がθになった状態で、第1サー
ボモータ6及び第2サーボモータ7を停止させる。
【0036】これにより、ST1からST2とST7か
らST9において被切断位置印Mに対する切刃の当接タ
イミングが調節されると同時に、そのときのアンビル外
周面20の周速度が切刃先端120の周速度に調整され
る(ST3〜ST6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るロータリダイカッタ
を示す概略正面図
【図2】第2実施形態に係るロータリダイカッタを示す
概略正面図
【図3】第2実施形態に係るロータリダイカッタを示す
概念図
【図4】第2実施形態に係るロータリダイカッタの動作
を説明するフローチャート
【図5】従来例を説明するロータリダイカッタの概略正
面図
【符号の説明】
1・・・ダイ、2・・・アンビル、3・・・フレーム、4・・・第1
エンコーダ、5・・・第2エンコーダ、6・・・第1サーボモ
ータ、7・・・第2サーボモータ、8・・・制御装置、9・・・
被切断位置検知センサ、11・・・大径部、12・・・切刃、
C・・・速度調節装置、M・・・被切断位置印、W・・・被加工
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月1日(2001.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】まず、制御装置8からダイ1に連結された
第1サーボモータ6およびアンビル2に連結された第2
サーボモータ7に対して、該第1サーボモータ6及び第
2サーボモータ7を駆動させる信号が印加されると、こ
れらの両サーボモータ6,7が各別に回転を開始する
(ST1)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、切刃12の基準となる位置(切断す
る際に被加工物に最初に当接される切刃先端の位置。以
下、「基準切刃位置」という)と、ダイ1の軸心から垂
直下向きに延びる基準線(以下、「切断基準線」とい
う)の角度がθであるか否かが判断される(ST2)。
なお、基準切刃位置と切断基準線のなす角度θは、被切
断位置印Mが切断基準線上に到達したときに基準切刃位
置が切断基準線の位置に到達するような値に設定されて
いる。具体的には、ダイ1の軸心から切刃先端120ま
での半径をrとした場合、θ=L/rの値に設定されて
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】第1エンコーダ4が測定する周速度が第2
エンコーダ5が測定する周速度より大きい場合は、第2
サーボモータ7の回転速度を1レベル増加させる信号が
該第2サーボモータ7に印加され、第2サーボモータ7
の回転速度を1レベル増加させる。第1エンコーダ4が
測定する周速度が第2エンコーダ5が測定する周速度よ
り大きくない場合は、第2サーボモータ7の回転速度を
1レベル減少させる信号が該第2サーボモータ7に印加
され、第2サーボモータ7の回転速度を1レベル減少さ
せる(ST5、ST6)。その後再度、上記のST3が
判断され、第1エンコーダ4の出力が、第2エンコーダ
5の出力と同一になるまでST3からST6が繰返され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記ST2において、前記基準切刃位置と
前記切断基準線とのなす角度がθである場合は、第1サ
ーボモータ6及び第2サーボモータ7に対して、回転を
停止させる信号を印加し、これらの両サーボモータ6,
7を停止させる(ST7)。尚、被加工物Wたる長尺シ
ートを巻き取るリールRは、既述したように図示しない
モータで連続回転されており、これにより図3の状態に
ある被加工物Wは、停止状態にあるダイ1とアンビル2
の外周相互の間隔をリールR側に通過するように移動し
ている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】該被切断位置検知センサ9からの信号が制
御装置8に入力されたら、制御装置8から第1サーボモ
ータ6および第2サーボモータ7に対して、該第1サー
ボモータ6及び第2サーボモータ7を駆動させる信号が
印加され、これらの両サーボモータ6,7が各別に回転
する(ST8、ST9)。尚、既述準備作業で説明した
ように、切刃先端120の先端周速度は被加工物Wの送
り込み速度と同一になるように、速度調節装置Cによっ
て設定されている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸が互いに平行に設定された円筒状
    のダイとアンビルとを具備し、前記ダイの外周に隆起す
    る切刃と前記アンビルの外周との相互間に被加工物を挿
    通させて該被加工物を切断するロータリダイカッタにお
    いて、 前記切刃の先端の周速度を測定する第1周速度測定手段
    と、前記アンビルの周速度を測定する第2周速度測定手
    段と、 前記ダイを駆動する第1駆動源又は前記アンビルを駆動
    する第2駆動源の一方が動作しているときに、前記第1
    周速度測定手段の測定速度と前記第2周速度測定手段の
    測定速度とが一致するまで、他方の第2駆動源又は第1
    駆動源の動作を制御する制御手段を備えている、ロータ
    リダイカッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロータリダイカッタに
    おいて、 前記制御手段で制御される前記第2駆動源又は前記第1
    駆動源は、前記アンビル又は前記ダイの一方端に連設さ
    れるサーボモータである、ロータリダイカッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のロータリダイカッタに
    おいて、 前記制御手段で制御される前記第2駆動源は第2サーボ
    モータであり、前記第1駆動源は第1サーボモータであ
    り、 前記ダイと前記アンビルとの相互間に被加工物を送り込
    む手段と、 前記ダイと前記アンビルとの配設位置から前記被加工物
    の送り込み方向の上流側に変位した部位に位置し且つ被
    加工物の被切断位置を検知する被切断位置検知手段と、 前記被切断位置検知手段の検知信号に基づいて、前記第
    1サーボモータの位相を進め又は遅らせることにより、
    前記被切断位置に対する前記切刃の当接タイミングを調
    節する手段を備えている、ロータリダイカッタ。
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