JPS6325114Y2 - - Google Patents

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JPS6325114Y2
JPS6325114Y2 JP11299987U JP11299987U JPS6325114Y2 JP S6325114 Y2 JPS6325114 Y2 JP S6325114Y2 JP 11299987 U JP11299987 U JP 11299987U JP 11299987 U JP11299987 U JP 11299987U JP S6325114 Y2 JPS6325114 Y2 JP S6325114Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は、長尺シート物類の切断又はパンチン
グ等の連続加工処理系における、長尺シート物類
の給送速度と加工処理機構の回転数との同期を、
広範囲にわたり高い精度で連続的に維持できる同
期減速装置に係るものである。
考案の背景: たとえばロール巻の薄物シートをロータリーカ
ツタに給送し、定寸に切断処理する場合等には、
被処理薄物シートの給送とロータリーカツタの回
転とを正確に同期させ、常に薄物シートの所要部
(印刷シートのいわゆるトンボマーク等が代表
的。)にカツタ刃等が整合するようにしなければ
精度の高い定寸処理はできない。そのため、薄物
シート類が一定速度でロータリーカツタ等の加工
処理機構へ導入される場合には、加工処理機構で
あるロータリーカツタのドラムの回転速度を求め
る所定寸法が得らる回転数に微細に調整をする必
要がある。又、薄物シート類の材質・仕様によつ
て加工処理のためのカツタ刃若しくはパンチヤー
等が薄物シートに当接するときの速さを一定以上
に保持していなければならない場合には、加工処
理機構へ導入される薄物シートの給送速度を、求
める所定寸法が得られる速度に微細に調整しなけ
ればならない。
従来技術: 一定間隔を正確に保ちつつ薄物シートに加工処
理を加えるには、 (イ) 一定速度で給送されるときの加工処理機構の
回転速度、 (ロ) 一定速度で回転する加工処理機構への給送速
度、 を正確に保たなければならず、そのために通常は
駆動電動機の回転力を減速機を介して加工処理機
構又は送込みロール等の給送機に伝達しており、
いずれの場合でも定寸加工処理が行われるに相応
した回転速度に減速して駆動されている。減速手
段も、無段変速機を用いることを提案した特開昭
49−106082号公報に記載の技術や、特公昭45−
13154号公報に記載されるように多段変速機が用
いられている。しかし、これらにみられる従来例
では無段変速機か或いは多段変速機かのどちらか
が使用されていた。
解決しようとする問題点: この回転駆動力の減速伝達に関して、特開昭49
−106082号公報に記載の技術は、加工処理機構の
回転速度が駆動電動機の不可変比に設定される一
方、給送速度のみが無段変速機の介在により調整
可能となつているにすぎず、加工処理機構の回転
数に選択性をもたせることはできない。又、特公
昭45−13154号公報に記載の技術では、逆に給送
が一定速度で行われ、加工処理機構のみが多段変
速機により回転速度が段階的に可変となつてい
る。従つてこれらの従来技術によつて定寸処理を
行うには、採択できる寸法が限定され、広い範囲
にわたつて連続的に対応することは不可能であつ
た。
つまり、回転駆動力の減速伝達が多段減速機の
みのときは給送速度又は回転速度の制御を連続的
に行うことはできず、減速機が無段のものであつ
ても1/4程度までの減速比であるため微細な調
整が困難で、定寸に加工処理されるべき処理済シ
ート類には±0.5〜1mm程度の寸法誤差が生ずる
ことが避けられなかつた。
問題点を解決するための手段: 本考案は上記の問題点を解決するもので、加工
処理機構の回転速度の律速段階ごとに被処理シー
ト等の給送速度を相対的に調整可能とし、切断又
はパンチング等の加工における定寸処理の精度を
向上させる同期減速装置の提案を目的としてい
る。具体的には、1基の駆動原動機から、加工処
理機構の回転速度を律する多段減速機及び送込ロ
ールでの給送速度を律する無段変速機に共通して
回転駆動力を伝達する。無段変速機の変速比は可
及的に小とし変速時の偏差を防止すると共に、こ
の変速機により、減速機の各減速段階に対応する
レンジごとに送込ロールでの給送速度を連続的に
制御するようにし、加工処理機構の回転速度と送
込みロールでの給送速度とを一元的な駆動によ
り、広範囲にわたつて同期させる装置である。
考案の作用: 本考案装置における無段変速機は、変速時の精
度を高めるため変速範囲は狭くしてあり、この変
速比の小さい無段変速機を、多段減速機による加
工処理機構の各段階ごとに適宜組合せ協働させる
ことにより、広範囲にわたつて高精度の同期減速
を可能とする。すなわち、本考案装置は変速比が
小さい(たとえば1/1.35程度。)無段変速機を
用いることにより、第3図に示すように無段変速
機の変速比を1:1としたときの多段減速機の第
段減速の始点aから、無段変速機の変速比を
1:1.35としたときの同じく第段減速の終点b
4までに相当する広い範囲にわたつて、きわめて
円滑にしかも誤差及び変動を一切生ずることな
く、あらゆる加工処理間隔の寸法を確保すること
ができる。
また、本発明方法に用いる多段減速機は減速比
が順次増加若しくは減少するものでなく、たとえ
ば段目、段目、段目、段目の順に減速比
が小となつていくような、いわゆるクロスレシオ
のものを採用してもよい。
実施例: 以下、本考案の1実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図に示すような、回転動作により薄物シー
ト24を切断する等の加工処理機構23と、この
部分へ薄物シート24を給送・排出する送込ロー
ル21及び挾みコンベア22等よりなるパスライ
ンとを備えた連続加工処理装置20に、本考案の
同期減速装置が設置されている。
この同期減速装置は第2図に示すように、上記
連続加工処理装置20の架台等に取付加能な台盤
10上に、駆動原動機1を装置する。この駆動原
動機1は定速回転が得易い直流電動機が好まし
い。そして、その近傍には多段減速機2及び無段
変速機3を、両者の入力側軸が一線上にて対向す
るように設置し、これらの両入力側軸をカツプリ
ング4により連結すると共にこの連結したカツプ
リング4部にはプーリーを嵌着する。駆動原動機
1のプーリーと上記カツプリング4部のプーリー
間には伝導ベルト5を張架し、多段減速機2と無
段変速機3とは常に1基の駆動原動機1から等し
い回転数が入力されるようにすれば、多段減速機
2と無段変速機3との各出力回転数は、当初の設
定比率と常に同じ比率をもつてそれぞれに回転力
を外部に及ぼすことができる。
そして、多段減速機2の出力側である加工処理
機構伝達部6よりの減速された回転出力を、加工
処理機構23に伝達してこの部分が所定の回転数
で回転し、各減速の段階に対応してその回転数を
正確に保ちつつ送込まれる薄物シート24に等ピ
ツチで加工処理を行なうことができる。
また、無段変速機3の出力側である送込ロール
伝達部7よりの回転出力を、送込ロール21に伝
達すると共に連動ベルト8及びカウンタシヤフト
11を介して挾みコンベア22に伝達し、送込ロ
ール21と挾みコンベア22とが等速で薄物シー
ト24を給送又は移送することができる。
このような構成において、加工処理機構23の
回転速度を律する多段減速機2の減速比を、たと
えば、第1段目を1/5、第2段目を1/4、第
3段目を1/3、第4段目を1/2.4とすれば、
駆動原動機1が1800r.p.mの状態において、加工
処理機構23の回転速度はそれぞれ、360r.p.m、
450r.p.m、600r.p.m、750r.p.mに得られる。従つ
て、加工処理機構23がロータリーカツタのよう
な回転刃であれば、取付ドラムの直径と上記回転
速度とにより決定される何段階かの定寸、すなわ
ち第3図のa1,a2,a3及びa4に対応する
回転数に基づく長さに薄物シートは加工処理され
る。
そこで、本考案装置にあつては、荷重の有無等
の外因に影響されることなく変速比を極めて正確
に保持することができるような、きわめて小さな
変速比とした無段変速機3により、送込ロール2
1の給送速度及び挾みコンベア22の搬出速度の
薄物シート24移送速度を調整する。すなわち、
無段変速機3の変速比は1:1〜1.35の範囲に限
ることにし、変速時の偏差が生じない状態を得て
おり、この無段変速機3により送込ロール21及
び挾みコンベア22での移送速度を上記各段階ご
とに調整することができ、第3図に示すような回
転数であれば、 の段階ではa1からb1に至る間、 の段階ではa2からb2に至る間、 の段階ではa3からb3に至る間、 の段階ではa4からb4に至る間、 のそれぞれについて、基準回転数に対応するあら
ゆる移送距離を薄物シートにもたらすことができ
る。
従つて、段階別回転数に応ずる薄物シートの定
寸移動は、多段減速機の減速段階を適当に設定す
ると共に、前段減速回転数より次段減速回転数ま
での各回転数に対応する移送距離が確保されれば
よく、しかも各段階ごとの無段変速による移送速
度は、次段の始点が前段の終点より前にあつて、
各多段変減速に対応する各無段変速が互に僅かず
つオーバーラツプするようにすればよい。
考案の効果: 本考案装置によれば、1基の駆動原動機よりロ
ータリーカツタ等の加工処理機構の回転駆動と送
込ロール又は挾みコンベア等の移送駆動とに併せ
て駆動力を供給することにより両動作部分の運動
のリズムを完全に同期させると共に、加工処理機
構の回転駆動には確実な動作が得られる多段減速
機を用い、一方、移送速度の調整には変速比を小
さくすることによりきわめて精度の高い連続的変
速が得られしかもその変速速度を正確に持続でき
る無段変速機を用いることにより、多段減速の各
段階ごとに精緻な移送速度分布が得られ、結果的
には多段減速の全段階にわたつてオーバーラツプ
しながらカバーすることができる。
在来手段に比較して格段に高い精度で薄物シー
ト等の定寸加工処理を可能とする本考案の産業上
の利用性は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置が適用される連続加工処理
装置の1例を示す図、第2図は本考案装置の具体
的な実施の1例を示す図、第3図は第2図の構成
における作用効果の説明図である。 1……駆動原動機、2……多段減速機、3……
無段変速機、4……カツプリング、5……伝導ベ
ルト、6……加工処理機構伝達部、7……送込ロ
ール伝達部、9……挾みコンベア伝達部、10…
…台盤、20……連続加工処理装置、21……送
込ロール、22……挾みコンベア、23……加工
処理機構、24……薄物シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロール巻された薄物シート等の被処理物を加工
    処理機構に連続的に給送して切断等の定寸加工を
    施し、然る後挾みコンベアで移送して以後の操作
    に委ねるようにした連続加工処理装置に装備する
    ための、給送速度と加工処理機構の回転速度とを
    同期調整する減速装置において、 上記連続加工処理装置の架台等に取付可能な台
    盤上に駆動原動機を設け、 その近傍には多段減速機及び無段変速機を、両
    者の入力側軸が一直線上に対向するように設置
    し、これらの両入力側軸をカツプリングで連結す
    ると共にこのカツプリング部にプーリーを嵌着
    し、 駆動原動機のプーリーと上記カツプリング部の
    プーリー間に伝導ベルトを張架し、 多段減速機の出力側軸を、加工処理機構に減速
    された回転出力を伝える伝達部とし、 無段変速機の出力側軸を等速で回転する送込み
    ロール及び挾みコンベアへの回転出力伝達部とし
    た、 構造を特徴とする連続加工処理用同期減速装
    置。
JP11299987U 1987-07-22 1987-07-22 Expired JPS6325114Y2 (ja)

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JP11299987U JPS6325114Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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JP11299987U JPS6325114Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6332793U JPS6332793U (ja) 1988-03-02
JPS6325114Y2 true JPS6325114Y2 (ja) 1988-07-08

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JP11299987U Expired JPS6325114Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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