JP2591396B2 - 印刷ロール装置 - Google Patents

印刷ロール装置

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JP2591396B2
JP2591396B2 JP4019068A JP1906892A JP2591396B2 JP 2591396 B2 JP2591396 B2 JP 2591396B2 JP 4019068 A JP4019068 A JP 4019068A JP 1906892 A JP1906892 A JP 1906892A JP 2591396 B2 JP2591396 B2 JP 2591396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、段ボール
箱用の紙などのシート状加工物に対して印刷及び打抜き
等の加工を行う印刷ロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボールの制作工程で用いられる印刷ロ
ール装置は、前段側に配置された複数の印刷ロールと、
終段に配置されたロータリー打抜きカッタとから成る、
ラインシャフト方式と呼ばれる一連のロール・スタンド
加工ラインを有している。
【0003】従来のこの種のラインシャフト方式に対し
て、各ロールのスタンド毎にサーボモータを設置し、各
ロールスタンド間の移送関係を保ちながら、精度良く運
転させるいわゆる“電子シャフト”のセクショナルドラ
イブ方法は既に開発されて実用化され、特願平2−19
0680号(発明の名称:サーボシステムの同調移送制
御装置、出願日:平成2年7月20日)として提案(以
下、これを「先行例」という。)されている。
【0004】この先行例の装置構成のブロック図を図3
に示す。印刷ロール1a,1bを経由して表面に印刷が
行われた被加工物の被印刷シート4(段ボール箱用の段
ボール板)がロータリー打抜きカッタ2の上ロール2b
と下ロール2aの間(図示は省略しているが、被印刷シ
ート4が噛み込まれていないときは空隙がある。)を通
過するときに、下ロール2aに設けた刃が上ロール2b
の表周面にコーティングした樹脂面に喰い込みながら被
印刷シート4を打抜き、次の工程へ搬送される。
【0005】初段と次段のロール・スタンドの印刷ロー
ル1a,1bはそれぞれサーボモータ11a,11bに
よりそれぞれの無段変速機3を介して駆動され、モータ
11a,11bの駆動軸からの回転は一方のロール軸に
は直接に伝達され、他方のロール軸は無段変速機3によ
り変速されておのおの伝達される。サーボモータ11
a,11bの回転位置はパルス・エンコーダ12a,1
2bにより速度・位置パルスとして取り出される。な
お、シート状加工物としての被印刷シート4は理解の便
のため短い一枚の形状に表しているが、終段のロールス
タンドのロータリー打抜きカッタ2までは連続してお
り、各ロータの回転位相に同期して各ロータ間を移送さ
れる。
【0006】さらに、終段のロール・スタンドのロータ
リー打抜きカッタ2の上ロール2bと下ロール2aもサ
ーボモータ11a,11bと同様に、無段変速機3を介
してサーボモータ11cに連結されており、その回転位
置はパルス・エンコーダ12cにより速度、位置パルス
として取り出される。
【0007】これらのサーボモータ11a,11b,1
1cはそれぞれサーボ・ドライバ13a,13b,13
cにより速度制御される。そして、これらのドライバ
は、自動トルク調整器(Automatic Torque Contoller)
と自動速度調整器(AutomaticSpeed Controller)を備
えており、一点鎖線の枠で囲んで示すコントローラ21
aからの速度指令Nref に位置パルスを負帰還させて速
度のサーボ制御を行なう。
【0008】さらに、コントローラ21aに速度設定デ
ジィタル・スイッチ(DSW)により設定された各ロー
ラへの速度がスイッチ22aを介して与えられ、ソフト
スタータ22(横軸に時間をとり縦軸に速度を取った特
性図が滑らかに始動して定常速度に移り滑らかに停止す
るように、定常速度と始動信号と停止信号だけ与えられ
れば自動的に速度制御することのできる手段である。)
を経て、速度指令Vref が各位置指令発生回路26a,
26b,26cに出力される。
【0009】この速度指令Vref を入力した位置指令発
生回路26a,26b,26cは、速度指令Vref を位
置指令Xref1,Xref2,Xref3に変換する。先のパルス
・エンコーダ12a,12b,12cからの位置パルス
15a,15b,15cは、カウンタ24a,24b,
24c(CTR)で計数され、負帰還位置信号27a,
27b,27cとして、出力される。各PI演算器は、
これらの信号24a,24b,24cと位置指令Xref
1,Xref2,Xref3との各偏差分を求め、それを比例積
分(PI)して、ソフトスタータ22からの速度指令V
ref に加える。これらのコントローラ21a内の演算結
果出力のデジィタル量がサーボ・ドライバ13a,13
b,13cの演算に適したアナログ量に変換され、各サ
ーボ・モータ11a,11b,11cの回転指令(Nre
f )14a,14b,14cとして、各サーボ・ドライ
バ13a,13b,13cへ与えられる。
【0010】このような制御系において、各サーボ・ド
ライバ13a,13b,13cにより駆動される各サー
ボ・モータ11a,11b,11cは、それぞれモータ
回転軸に連結した無段変速機3を介して、印刷ロール1
a,1bおよび刃を備えるロータリー打抜きカッタ2
を、それぞれ図示した矢印方向に回転させる。これによ
り、被印刷シート4が印刷され、所要の形状に打ち抜か
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、、各ロ
ール・スタンドでの上・下ロールは対で同一駆動源であ
るサーボモータ11a,11b,11cにより駆動され
ている。ところで、ロータリー打抜きカッタについては
上・下ロール間で径が異なる場合や、使用の過程におい
てメンテナンス上から周面を削る場合の径の減少により
周速が変化することが避けられない。
【0012】このように、上・下ロール間で径が異なる
状態のまま運転を行うと、いわゆる「ロールの競合」が
発生し、ロール間にスリップが生じたり、過大な力が加
わるために、加工精度の誤差が大きくなったり、著しい
場合には機器を損傷したりすることがある。
【0013】このような事態を防ぐためには、上記した
無段変速機3などの機械的調整装置を上・下ロール間に
設置し、径の相異に応じて各ロール間の回転速度の割合
いを調整することが不可欠である。
【0014】しかし、このような機械的装置は複雑な機
構であるために高価であり、また、大きなスペースを必
要とする欠点があるため、できるだけその数を少くする
ことが好ましい。また、その調整作業そのものも煩雑で
あり、作業員に少なからぬ負担を強いることとなってい
た。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、変速機等の機械的装置を用いることなく、ま
た、作業員に大きな負担を強いることなく、ロータリー
打抜きカッタの上・下ロール間でのロールの競合の発生
を防止することが可能な印刷ロール装置を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、一対の上・下ロ
ールにより形成され、印刷用のシート状加工物を送り出
す印刷ロールと、前記印刷ロールの速度をPI制御に基
き変速機構を介して制御する印刷ロール駆動用サーボモ
ータと、一対の上・下ロールにより形成され、前記印刷
ロールから送り出されてきたシート状加工物の一部を、
この上・下ロールのいずれか一方に取付けられた刃部材
により打抜くロータリー打抜きカッタと、前記ロータリ
ー打抜きカッタの速度制御を行うカッタ駆動用サーボモ
ータと、を備えた印刷ロール装置において、前記カッタ
駆動用サーボモータは、前記ロータリー打抜きカッタの
上・下ロールのうち前記刃部材が取付けられた一方の側
のロールに直接連結され、この一方の側のロールの回転
位相が前記印刷ロールの回転位相と同調するように、こ
の一方の側のロールをPI制御に基き駆動する第1のサ
ーボモータと、前記ロータリー打抜きカッタの上・下ロ
ールのうち他方の側のロールに直接連結され、この他方
の側のロールが前記一方の側のロールに対してヘルパー
的役割を果たすことが可能な垂下特性を有するように、
この他方の側のロールをP制御に基き駆動する第2のサ
ーボモータと、により形成されていることを特徴とす
る。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2のサーボモータは、前記一方の側
のロールの刃部材が打抜きを行なう区間では、前記他方
の側のロールを、他の区間でのゲインよりも低いゲイン
のP制御に基き駆動するものである、ことを特徴とす
る。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記他方の側のロールの径が当初の
使用期間における径に比べて変化した場合に、この変化
の度合いに応じて、前記第2のサーボモータに対する速
度指令値を調整する回路を有する、ことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明の構成では、カッタ駆動用サー
ボモータが第1、第2の2つのサーボモータにより形成
されており、打抜きカッタの上・下ロールは個別に駆動
されるようになっている。そして、刃部材が取付けられ
ている一方の側のロールはPI制御により駆動され、他
方の側のロールはP制御により駆動される。
【0020】したがって、このP制御によって駆動され
る他方の側のロールは、PI制御によって駆動される一
方の側のロールに強制的に速度が合わされることにな
り、ヘルパー的役割を果たすように、回転を継続する。
【0021】そして、上下ロール間の周速の一致は、打
抜き区間で最も強く要求されるが、請求項2記載の発明
では、この区間のゲインを他の区間よりも小さくしてい
るので、打抜きが行なわれている間も、他方の側のロー
ルのヘルパー的な機能は確実に維持される。
【0022】上・下ロール間の径の相違が次第に大きく
なると、やがて、P制御に基くヘルパー的機能だけでは
対処できなくなってくるが、その場合には、請求項3記
載の発明により、径の変化の度合に応じて、他方の側の
ロールを駆動する第2のサーボモータに対する速度指令
値を調整すればよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基き
説明する。作業工程の流れにしたがって初段と次段のロ
ール・スタンドの印刷ロール1a,1bにより印刷され
た被印刷シート(例えば段ボールなど)4は、その印刷
の図柄に合わせて、終段のロール・スタンドのロータリ
ー打抜きカッタ2において箱の形状に対応し打ち抜かれ
る。従って、印刷ロール1a,1bおよびロータリー打
抜きカッタ2は、それぞれのサーボモータの回転位相関
係を終始保ちながら、運転する同調位相制御を基準とす
る。ここではロータリー打抜きカッタ2の下ロール2a
に刃がついており、上ロール2bが受け胴であるものと
する。また、打抜きの区間では上・下ロール間のスリッ
プは生じない。
【0024】本実施例のロータリー打抜きカッタ2で
は、刃が取付けられている下ロール2aが「一方の側の
ロール」であり、上ロール2bが「他方の側のロール」
であり、これらの上・下ロール2a,2bはそれぞれサ
ーボモータ11c(第1のサーボモータ),11d(第
2のサーボモータ)により個別に駆動される。
【0025】そして、各サーボモータ11a,11b,
11c,11dは各サーボ・ドライバ13a,13b,
13c,13dにより制御され、各サーボ・ドライバ1
3a,13b,13c,13dにはそれぞれ自動トルク
調整器(ATR) 及び自動速度調整器(ASR) が備えられてい
る。また、各サーボモータ11a,11b,11c,1
1dには速度および回転位置の帰還のためにそれぞれパ
ルス・エンコーダ12a,12b,12c,12d連結
されている。
【0026】コントローラ21は、各サーボ・ドライバ1
3a,13b,13c,13dへの各モータの回転数指
令14a,14b,14c,14dを与える機能と、さ
らにはロータリー打抜きカッタ2の上ロール2bへの打
抜き区間での速度ゲインの調整指令及び加速度指令を与
える機能とを合わせ持っている。
【0027】コントローラ21への入力信号手段として、
各サーボモータの速度を指令する速度設定デジィタル・
スイッチ(DSW)31と、さらにロータリー打抜きカッ
タ2の上ロール2bの直径の変化に対応してサーボモー
タ11dの回転数を追従させるために、上ロール2bの
径を設定できるようにした設定デジィタル・スイッチ
(DSW)をも具備している。なお、初段および次段
(中間段)のロール・スタンドである印刷ロール1aお
よび印刷ロール1bについては、前述の先行例である図
3の制御手段に同じである。
【0028】ところで、本発明の要旨とするところは上
・下ロール2b,2aを無段変速機3を使用しないで、
別々のサーボモータで個別駆動するロータリー打抜きカ
ッタ2の、各ロールの速度・位置制御には特異の手段を
適用することにある。すなわち、下ロール2aのサーボ
モータ11cに対しては図3の先行例における場合と同
じ速度・回転位置制御が行われるが、無段変速機3は使
用していない。上ロール2bのサーボ・モータ11cは
サーボ・ドライバ13dにより駆動され、パルス・エン
コーダ12dから速度パルスと位置パルスを兼用する帰
還パルスを検出し、この帰還パルスはサーボ・ドライバ
13dに負帰還し、コントローラ21からの回転数指令1
4dとの偏差分を導出して速度の閉ループ制御を行い、
さらにこの帰還パルスはカウンタ24dを介して別途に
回転位置表示などに使われる。
【0029】また、速度設定デジィタル・スイッチ31か
ら設定された速度が、スイッチ22aのオンによりソフ
トスタータ22に与えられると、ここで緩やかな速度上昇
から設定速度の定常速度に移行した後に停止指令で緩や
かな速度下降をなす速度指令Vref が出力されるが、速
度が変化しているときに正・負の加速度指令dv/dt(vは
速度,t は時間である)が出力されるようになってい
る。
【0030】次に打抜き時の速度ゲインの調整につき説
明すると、図2に示すように、位置指令発生回路26c
から入力する位置指令Xref3に従い、速度比例ゲイン切
替回路29において予め設定した入出力特性(横軸に下ロ
ールの刃の位置に対応した位置信号X1,X2をとり、
縦軸に自動速度調整器(ASR) の速度比例ゲインPを表
す。)になるようにゲインを調整するようになってい
る。このディスクリート回路(discrete circuit)から成
る速度比例ゲイン切替回路29のディスクリート出力信号
Do は、これもまたディスクリート回路から成るサーボ
ドライバ13dにディスクリート入力信号Di として入
力される。サーボドライバ13dの自動速度調整器(AS
R) では、被印刷物シート4の打ち抜き区間X1〜X2
及びその前後に少しのマ−ジン区間をも入れた範囲にお
いて、速度比例ゲインPが一定値だけ減少するようにな
っている。
【0031】ソフトスタータ22からサーボモータ11
dへの速度指令Vref は、定数値としての上ロールの初
径に対し、先に上ロール径設定設定デジィタル・スイッ
チ32により設定された現在の径との比を算出する割算回
路28に一旦与えられる。そして、この比に応じて速度指
令Vref が比例的に増加され、デジィタル・アナログ変
換器23eを経てサーボ・ドライバ13dに回転速度1
4dとして加えられる。
【0032】ロータリー打抜きカッタ2の上ロール2b
が周面切削などにより極度に径が減少した場合、ロータ
リー打抜きカッタ2の上ロール2bの径(D)設定用の
ディジタル・スイッチ32による径(D)の設定を自由に
行い、〔初径/D〕の比で上ロール駆動用サーボ・モー
タ11dの回転数増加を演算して、上・下ロール2b,
2a間の周速一致を図ることができる。
【0033】図3の従来装置においては、無段変速機3
を用いているため、厳密に径設定を行ったとしても、微
妙な周速の違いにより、ロータリー打抜きカッタ2の上
・下ロール2b,2aの駆動モータ11d,11cの間
でトルクの競合が発生し、下ロール2aの刃の破損など
を引き起こす可能性がある。
【0034】しかし、上記した図1及び図2の構成で
は、上ロール2bのサーボモータ11dをP制御により
駆動するようにし、上ロール2bに垂下特性を有するヘ
ルパー的役割を担わせているので、無段変速機3のよう
な機械的装置では避けることのできない、上・下ロール
2b,2a間でのロール競合を防ぐことができる。
【0035】ここで、刃が取付けられている下ロール2
a側をPI制御としたのは、前段側の印刷ロール1a,
1bと回転位相を精度良く同調させる必要があるからで
ある。そして、このPI制御については、高ゲインとす
ることが好ましく、一方、上ロール2b側のP制御につ
いては、垂下特性を充分に確保するために、低ゲインと
することが好ましい。また、ソフトスタータ22から加
速度指令dv/dtを出力させるようにしているのは、
上ロール2b側に対し、ライン加減速時の指令追従性を
確保を図るための加減補償(トルク・コンペンセイショ
ン)を与えるためである。
【0036】このようにして、本発明のこの実施例で
は、ロータリー打抜きカッタ2の回転位相は下ロール2
a側の高ゲインの位相制御により確保され、その間、上
ロール2b側は垂下特性をもつヘルパー的役割を果た
す。更に、この効果を確実とするため、打抜き区間中は
上ロール2b側の速度制御の比例ゲインを下げるように
している。そして、カッタの刃が抜けて打抜きが終わっ
た後は、負の負荷変動による速度変動を抑制するため比
例ゲインを上げるようにしている。なお、打抜き区間の
回転位相は下ロール2aの位置指令Xref3により、常時
管理されており、この位置指令Xref3に基き速度指令ゲ
インの切替回路29がサーボ・コントローラ13dへ比
例ゲイン切替え信号を出すようにしている。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、変速機
等の機械的装置を用いることなく、また、作業員に大き
な負担を強いることなく、ロータリー打抜きカッタの上
・下ロール間でのロールの競合の発生を防止することが
可能な印刷ロール装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図。
【図2】図1の一部の詳細を示すブロック図。
【図3】従来例の構成図。
【符号の説明】
1a,1b 印刷ロール 2 ロータリー打抜きカッタ 2a 下ロール(一方の側のロール) 2b 上ロール(他方の側のロール) 3 無段変速機(変速機構) 4 被印刷シート(シート状加工物) 11a,11b 印刷ロール駆動用サーボモータ 11c 第1のサーボモータ 11d 第2のサーボモータ 28 演算回路(速度指令値を調整する回路)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の上・下ロールにより形成され、印刷
    用のシート状加工物を送り出す印刷ロールと、 前記印刷ロールの速度をPI制御に基き変速機構を介し
    て制御する印刷ロール駆動用サーボモータと、 一対の上・下ロールにより形成され、前記印刷ロールか
    ら送り出されてきたシート状加工物の一部を、この上・
    下ロールのいずれか一方に取付けられた刃部材により打
    抜くロータリー打抜きカッタと、 前記ロータリー打抜きカッタの速度制御を行うカッタ駆
    動用サーボモータと、 を備えた印刷ロール装置において、 前記カッタ駆動用サーボモータは、 前記ロータリー打抜きカッタの上・下ロールのうち前記
    刃部材が取付けられた一方の側のロールに直接連結さ
    れ、この一方の側のロールの回転位相が前記印刷ロール
    の回転位相と同調するように、この一方の側のロールを
    PI制御に基き駆動する第1のサーボモータと、 前記ロータリー打抜きカッタの上・下ロールのうち他方
    の側のロールに直接連結され、この他方の側のロールが
    前記一方の側のロールに対してヘルパー的役割を果たす
    ことが可能な垂下特性を有するように、この他方の側の
    ロールをP制御に基き駆動する第2のサーボモータと、 により形成されていることを特徴とする印刷ロール装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷ロール装置において、 前記第2のサーボモータは、前記一方の側のロールの刃
    部材が打抜きを行なう区間では、前記他方の側のロール
    を、他の区間でのゲインよりも低いゲインのP制御に基
    き駆動するものである、 ことを特徴とする印刷ロール装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の印刷ロール装置にお
    いて、 前記他方の側のロールの径が当初の使用期間における径
    に比べて変化した場合に、この変化の度合いに応じて、
    前記第2のサーボモータに対する速度指令値を調整する
    回路を有する、 ことを特徴とする印刷ロール装置。
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