JP3266313B2 - 印刷絵柄連続打抜装置のセクショナルドライブ方法 - Google Patents
印刷絵柄連続打抜装置のセクショナルドライブ方法Info
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- JP3266313B2 JP3266313B2 JP14296592A JP14296592A JP3266313B2 JP 3266313 B2 JP3266313 B2 JP 3266313B2 JP 14296592 A JP14296592 A JP 14296592A JP 14296592 A JP14296592 A JP 14296592A JP 3266313 B2 JP3266313 B2 JP 3266313B2
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- Japan
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- feed roll
- δpn
- cutter
- pattern
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- Prior art date
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- Control Of Cutting Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵柄が等間隔に印刷さ
れた連続紙をフィードロールで送り、円周上に絵柄の形
状の複数の刃がついているロータリダイカッタ[以下、
単に「R/Dカッタ」という]で、その絵柄に合わせて
連続的に打抜いて行く装置において、フィードロールと
R/Dカッタをそれぞれサーボモータにより個別駆動す
る方法に関する。
れた連続紙をフィードロールで送り、円周上に絵柄の形
状の複数の刃がついているロータリダイカッタ[以下、
単に「R/Dカッタ」という]で、その絵柄に合わせて
連続的に打抜いて行く装置において、フィードロールと
R/Dカッタをそれぞれサーボモータにより個別駆動す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の駆動方法が行われる一般的な従
来例としては、図4に示す駆動制御機構がある。図4の
ように印刷済みの連続紙2をロール状に卷回した給紙装
置1から、連続紙2の帯は数個のピンチロールを経てフ
ィードロール3へ到達し、上ロールと下ロール間に連続
紙2を挟み込み上ロールの円周上に等間隔に植設された
刃5で連続紙2を刃5の形状である絵柄に合わせて連続
的に打抜いて行くR/Dカッタ4に給紙され、打抜かれ
た連続紙2は絵柄連続紙として送出される。そして、フ
ィードロール3とR/Dカッタ4の間はタイミングベル
トまたはシャフトなどの伝達機構6により連結されてお
り、1台のモータ7によりフィードロール3とR/Dカ
ッタ4の両者が駆動されるいわゆるラインシャフト方式
であった。
来例としては、図4に示す駆動制御機構がある。図4の
ように印刷済みの連続紙2をロール状に卷回した給紙装
置1から、連続紙2の帯は数個のピンチロールを経てフ
ィードロール3へ到達し、上ロールと下ロール間に連続
紙2を挟み込み上ロールの円周上に等間隔に植設された
刃5で連続紙2を刃5の形状である絵柄に合わせて連続
的に打抜いて行くR/Dカッタ4に給紙され、打抜かれ
た連続紙2は絵柄連続紙として送出される。そして、フ
ィードロール3とR/Dカッタ4の間はタイミングベル
トまたはシャフトなどの伝達機構6により連結されてお
り、1台のモータ7によりフィードロール3とR/Dカ
ッタ4の両者が駆動されるいわゆるラインシャフト方式
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例は機械製作の精度(公差)によるフィードロ
ール3の直径とR/Dカッタ4の直径の微小な差は、フ
ィードロール3による連続紙2の送り速度とR/Dカッ
タ4の周速の差となり、そのままR/Dカッタ4におけ
る連続紙2の打抜き精度に影響を及ぼす。しかも、打抜
かれるのは連続紙であるため、その誤差は時間と共に積
算される。そのために、周速を一致させるためにフィー
ドロール3の周面を削るなどの作業で周速の調整を行っ
ていた。この作業は極めて煩雑であり、かつ失敗が許さ
れない。また、この調整を厳密に行っても、連続紙2に
印刷された図柄そのものの印刷精度が完璧に保証されて
いなくては、結局、再現性のある打抜き精度を得ること
は困難であった。ここにおいて、本発明は、従来例の不
具合を全て払拭した印刷絵柄連続打抜装置のセクショナ
ルドライブ方法を、提供することを目的とする。
うな従来例は機械製作の精度(公差)によるフィードロ
ール3の直径とR/Dカッタ4の直径の微小な差は、フ
ィードロール3による連続紙2の送り速度とR/Dカッ
タ4の周速の差となり、そのままR/Dカッタ4におけ
る連続紙2の打抜き精度に影響を及ぼす。しかも、打抜
かれるのは連続紙であるため、その誤差は時間と共に積
算される。そのために、周速を一致させるためにフィー
ドロール3の周面を削るなどの作業で周速の調整を行っ
ていた。この作業は極めて煩雑であり、かつ失敗が許さ
れない。また、この調整を厳密に行っても、連続紙2に
印刷された図柄そのものの印刷精度が完璧に保証されて
いなくては、結局、再現性のある打抜き精度を得ること
は困難であった。ここにおいて、本発明は、従来例の不
具合を全て払拭した印刷絵柄連続打抜装置のセクショナ
ルドライブ方法を、提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絵柄が等間隔で複数印刷された連続紙を
フィードロールからロータリダイカッタへ送り出し、こ
れら絵柄部分をロータリダイカッタの周面上に絵柄間隔
と同一間隔で設けられた複数のカッタ部材により連続的
に打ち抜き、しかも、フィードロール及びロータリダイ
カッタはそれぞれに設置されたサーボモータにより個別
に駆動されるようになっている、印刷絵柄連続打抜装置
のセクショナルドライブ方法において、前記連続紙に絵
柄の印刷位置を示すためのレジスタマークを印刷し、こ
のレジスタマークの通過を検出するためのマークセンサ
を前記フィードロール側に配設すると共に、前記カッタ
部材の絵柄打ち抜き位置の通過を検出するための近接ス
イッチを前記ロータリダイカッタ側に配設しておき、運
転開始後に、最初の前記レジスタマークが前記マークセ
ンサを通過した時点のフィードロール側パルスカウンタ
値P0′と、その後に最初の前記カッタ部材が前記絵柄
打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイカッタ側パ
ルスカウンタ値P″とを検出し、両パルスカウンタ値の
差P0=P0″−P0′を基準値として記憶しておき、そ
の後に、以降の前記レジスタマークが前記マークセンサ
を通過した時点のフィードロール側パルスカウンタ値P
n′(n:整数)と、その後に最初の前記カッタ部材が
前記絵柄打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイカ
ッタ側パルスカウンタ値Pn″とを検出し、両パルスカ
ウンタ値の差Pn=Pn″−Pn′を求めると共に、この
差Pnと前記基準値P0との差ΔPn=Pn−P0を求め、
ΔPn>0の場合はΔPnに対応した分だけ前記フィード
ロールの位相を遅らせ、ΔPn<0の場合はΔPnに対応
した分だけ前記フィードロールの位相を進ませ、ΔPn
=0の場合は操作を加えずにそのままとする位相制御を
前記サーボモータに対して行い、更に、ΔPn>0の場
合が所定回数以上発生した場合は|ΔPn|が予め設定さ
れたしきい値εより小さくなるまで前記フィードロール
の速度を減少させ、また、ΔPn<0の場合が所定回数
以上発生した場合は|ΔPn|が予め設定されたしきい値
εより小さくなるまで前記フィードロールの速度を増大
させる制御をフィードロール側サーボモータに対して行
う、ことを特徴とする。
に、本発明は、絵柄が等間隔で複数印刷された連続紙を
フィードロールからロータリダイカッタへ送り出し、こ
れら絵柄部分をロータリダイカッタの周面上に絵柄間隔
と同一間隔で設けられた複数のカッタ部材により連続的
に打ち抜き、しかも、フィードロール及びロータリダイ
カッタはそれぞれに設置されたサーボモータにより個別
に駆動されるようになっている、印刷絵柄連続打抜装置
のセクショナルドライブ方法において、前記連続紙に絵
柄の印刷位置を示すためのレジスタマークを印刷し、こ
のレジスタマークの通過を検出するためのマークセンサ
を前記フィードロール側に配設すると共に、前記カッタ
部材の絵柄打ち抜き位置の通過を検出するための近接ス
イッチを前記ロータリダイカッタ側に配設しておき、運
転開始後に、最初の前記レジスタマークが前記マークセ
ンサを通過した時点のフィードロール側パルスカウンタ
値P0′と、その後に最初の前記カッタ部材が前記絵柄
打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイカッタ側パ
ルスカウンタ値P″とを検出し、両パルスカウンタ値の
差P0=P0″−P0′を基準値として記憶しておき、そ
の後に、以降の前記レジスタマークが前記マークセンサ
を通過した時点のフィードロール側パルスカウンタ値P
n′(n:整数)と、その後に最初の前記カッタ部材が
前記絵柄打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイカ
ッタ側パルスカウンタ値Pn″とを検出し、両パルスカ
ウンタ値の差Pn=Pn″−Pn′を求めると共に、この
差Pnと前記基準値P0との差ΔPn=Pn−P0を求め、
ΔPn>0の場合はΔPnに対応した分だけ前記フィード
ロールの位相を遅らせ、ΔPn<0の場合はΔPnに対応
した分だけ前記フィードロールの位相を進ませ、ΔPn
=0の場合は操作を加えずにそのままとする位相制御を
前記サーボモータに対して行い、更に、ΔPn>0の場
合が所定回数以上発生した場合は|ΔPn|が予め設定さ
れたしきい値εより小さくなるまで前記フィードロール
の速度を減少させ、また、ΔPn<0の場合が所定回数
以上発生した場合は|ΔPn|が予め設定されたしきい値
εより小さくなるまで前記フィードロールの速度を増大
させる制御をフィードロール側サーボモータに対して行
う、ことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明はこのようにして構成された印刷絵柄連
続打抜装置のセクショナルドライブ方法であるから、フ
ィードロールの直径とR/Dカッタの直径の微小な差異
に基づく、フィードロールによる連続紙の送り速度とR
/Dカッタの周速の差は、フィードロールの周面を機械
的に切削する必要がなくなり、しかも連続紙上の絵柄の
印刷精度に起因するずれも合わせてなくなる。
続打抜装置のセクショナルドライブ方法であるから、フ
ィードロールの直径とR/Dカッタの直径の微小な差異
に基づく、フィードロールによる連続紙の送り速度とR
/Dカッタの周速の差は、フィードロールの周面を機械
的に切削する必要がなくなり、しかも連続紙上の絵柄の
印刷精度に起因するずれも合わせてなくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に示す機械的
構成並びに電気的回路構成を表すブロック図、図2に示
すその自動位相補正のタイムチャート及び図3に表す自
動位相補正と速度自動一致の学習機能のフローチャート
を参照し、従来例と同一もしくは相当の部材には同一の
符号を用いて説明する。図1のように、フィードロール
3とR/Dカッタ4はそれぞれサーボモータ11a,11b
[例えば、誘導電動機などの交流機あるいは永久磁石界
磁直流電動機などの直流機から成る]を設置し、セクシ
ョナルドライブとする。送られてくる連続紙2には絵柄
と共に絵柄の印刷位置を示すレジスタマーク8も印刷さ
れており、これらレジスタマーク8は応答速度の速い光
電リレー等のマークセンサ9により検出される。また、
R/Dカッタ4の周上には各刃5の位置毎に、近接スイ
ッチ10a のドグ10b が全てに対応してそれぞれ付設され
ている。各刃5は周上で等間隔であり、近接スイッチ10
a のドグ10b も等間隔の位置に設置されている。しかし
て、従来例の図4におけるラインシャフト6に対してこ
の実施例は、フィードロール3とR/Dカッタ4の各ロ
ール毎にサーボモータ11a,11b を設置し、両ロール間の
回転位相関係を保ちながら、精度良く運転させるいわゆ
る電子シャフトのセクショナルドライブ方式はすでに開
発されて実用化されている。この実施例も同様に、基本
的には、設定周長が正しければ設定ライン速度により、
フィードロール3とR/Dカッタ4とが常に同一速度で
同一送り量となるよう同調位相制御されるものである。
この場合もやはり、フィードロール3とR/Dカッタ4
の直径の設定値と真の値との誤差により、周速が微小で
はあるが不一致となる可能性があり、また、連続紙2上
のレジスタマーク8の位置が印刷精度の悪さにより、微
小ではあるがずれてくる可能性は残る。この微小なずれ
をも同時に解決する手法が、次のようにして導出され
る。
構成並びに電気的回路構成を表すブロック図、図2に示
すその自動位相補正のタイムチャート及び図3に表す自
動位相補正と速度自動一致の学習機能のフローチャート
を参照し、従来例と同一もしくは相当の部材には同一の
符号を用いて説明する。図1のように、フィードロール
3とR/Dカッタ4はそれぞれサーボモータ11a,11b
[例えば、誘導電動機などの交流機あるいは永久磁石界
磁直流電動機などの直流機から成る]を設置し、セクシ
ョナルドライブとする。送られてくる連続紙2には絵柄
と共に絵柄の印刷位置を示すレジスタマーク8も印刷さ
れており、これらレジスタマーク8は応答速度の速い光
電リレー等のマークセンサ9により検出される。また、
R/Dカッタ4の周上には各刃5の位置毎に、近接スイ
ッチ10a のドグ10b が全てに対応してそれぞれ付設され
ている。各刃5は周上で等間隔であり、近接スイッチ10
a のドグ10b も等間隔の位置に設置されている。しかし
て、従来例の図4におけるラインシャフト6に対してこ
の実施例は、フィードロール3とR/Dカッタ4の各ロ
ール毎にサーボモータ11a,11b を設置し、両ロール間の
回転位相関係を保ちながら、精度良く運転させるいわゆ
る電子シャフトのセクショナルドライブ方式はすでに開
発されて実用化されている。この実施例も同様に、基本
的には、設定周長が正しければ設定ライン速度により、
フィードロール3とR/Dカッタ4とが常に同一速度で
同一送り量となるよう同調位相制御されるものである。
この場合もやはり、フィードロール3とR/Dカッタ4
の直径の設定値と真の値との誤差により、周速が微小で
はあるが不一致となる可能性があり、また、連続紙2上
のレジスタマーク8の位置が印刷精度の悪さにより、微
小ではあるがずれてくる可能性は残る。この微小なずれ
をも同時に解決する手法が、次のようにして導出され
る。
【0007】先ず、順序として初めに [A] 自動位相補正方法 について、説明する。連続紙2上のレジスタマーク8を
マークセンサ9で検出した瞬間から、R/Dカッタ4の
周上のドグ10b を近接スイッチ10a で検出するまでのフ
ィードロール3の回転量(パルス量)即ち連続紙2の送
り量を管理し、これが毎回一定となるようにフィードロ
ール3に自動位相補正をかけることにより、極めてわず
かな直径の違いによる周速の差で積算する位相のずれ
や、レジスタマーク8の印刷ずれも自動的に補正され
る。これを次の図2,図3も参照しながら順次説明す
る。まず、運転前に原点セット動作により、丁度、連続
紙2の絵柄の位置にR/Dカッタ4の刃5が来るよう
に、位置関係を合わせておき、サーボロックの状態で待
機させておき、その後に運転に入る。 運転開始後の
最初のレジスタマーク8の検出時のフィードロール3の
パルスカウンタ値をP0 ′とする。 その後の最初の
R/Dカッタ4の近接スイッチ10a がドグ10b を検出し
たときのフィードロール3のパルスカウンタ値をP0 ″
とする。 先のとのパルスカウンタ値の差をP0
(基準値)とすると、この P0 =P0 ″−P0 ′ ……(1式) を求める。これは運転直後のため誤差の積算がないもの
と考えることができ、基準値P0 として記憶させる。
その後、同様にレジスタマーク8の検出時のフィード
ロール3のパルスカウンタ値をP1 ′とし、その直後に
来るR/Dカッタ4の近接スイッチ10a がドグ10b を検
出した時の、フィードロール3のパルスカウンタ値をP
1 ″とし、両者の差をP1 とし、 P1 =P1 ″−P1 ′ ……(2式) を求める。 この差P1 と基準値P0 との比較を行
い、偏差ΔP1 として ΔP1 =P1 −P0 ……(3式) を求める。ここで、 ΔP1 >0 ……(4式) なら、フィードロール3の位相がR/Dカッタ4より進
んでいるものと考えられるため、その分、即ち偏差ΔP
1 だけフィードロール3の位相を遅らせる。 ΔP1 <0 ……(5式) なら、逆に|ΔP1 |だけフィードロール3の位相を進
ませる。 ΔP1 =0 ……(6式) なら、フィードロール3とR/Dカッタ4の位相は、ぴ
ったり合っているものと見做し、何ら操作を加えない。
一般に、n番目の作業に対し、その偏差をΔPn とする
と ΔPn =Pn −P0 ……(7式) を求め、 ΔPn >0 ……(8式) なら、偏差ΔPn だけフィードロール3の位相を遅らせ
る。 ΔPn <0 ……(9式) なら、偏差ΔPn だけフィードロール3の位相を進ませ
る。また、 ΔPn =0 ……(10式) なら、何ら操作を加えない。以上の操作により、R/D
カッタ4の刃5と連続紙2上のレジスタマーク8の位相
関係が自動的に保たれることになる。
マークセンサ9で検出した瞬間から、R/Dカッタ4の
周上のドグ10b を近接スイッチ10a で検出するまでのフ
ィードロール3の回転量(パルス量)即ち連続紙2の送
り量を管理し、これが毎回一定となるようにフィードロ
ール3に自動位相補正をかけることにより、極めてわず
かな直径の違いによる周速の差で積算する位相のずれ
や、レジスタマーク8の印刷ずれも自動的に補正され
る。これを次の図2,図3も参照しながら順次説明す
る。まず、運転前に原点セット動作により、丁度、連続
紙2の絵柄の位置にR/Dカッタ4の刃5が来るよう
に、位置関係を合わせておき、サーボロックの状態で待
機させておき、その後に運転に入る。 運転開始後の
最初のレジスタマーク8の検出時のフィードロール3の
パルスカウンタ値をP0 ′とする。 その後の最初の
R/Dカッタ4の近接スイッチ10a がドグ10b を検出し
たときのフィードロール3のパルスカウンタ値をP0 ″
とする。 先のとのパルスカウンタ値の差をP0
(基準値)とすると、この P0 =P0 ″−P0 ′ ……(1式) を求める。これは運転直後のため誤差の積算がないもの
と考えることができ、基準値P0 として記憶させる。
その後、同様にレジスタマーク8の検出時のフィード
ロール3のパルスカウンタ値をP1 ′とし、その直後に
来るR/Dカッタ4の近接スイッチ10a がドグ10b を検
出した時の、フィードロール3のパルスカウンタ値をP
1 ″とし、両者の差をP1 とし、 P1 =P1 ″−P1 ′ ……(2式) を求める。 この差P1 と基準値P0 との比較を行
い、偏差ΔP1 として ΔP1 =P1 −P0 ……(3式) を求める。ここで、 ΔP1 >0 ……(4式) なら、フィードロール3の位相がR/Dカッタ4より進
んでいるものと考えられるため、その分、即ち偏差ΔP
1 だけフィードロール3の位相を遅らせる。 ΔP1 <0 ……(5式) なら、逆に|ΔP1 |だけフィードロール3の位相を進
ませる。 ΔP1 =0 ……(6式) なら、フィードロール3とR/Dカッタ4の位相は、ぴ
ったり合っているものと見做し、何ら操作を加えない。
一般に、n番目の作業に対し、その偏差をΔPn とする
と ΔPn =Pn −P0 ……(7式) を求め、 ΔPn >0 ……(8式) なら、偏差ΔPn だけフィードロール3の位相を遅らせ
る。 ΔPn <0 ……(9式) なら、偏差ΔPn だけフィードロール3の位相を進ませ
る。また、 ΔPn =0 ……(10式) なら、何ら操作を加えない。以上の操作により、R/D
カッタ4の刃5と連続紙2上のレジスタマーク8の位相
関係が自動的に保たれることになる。
【0008】次に、 [B] 自動周速一致学習機能 について述べる。先の[A]の自動位相補正方法の中
で、偏差ΔPn の極性でフィードロール3の位相補正の
増減を決めているが、更に偏差ΔPn の極性が例えば正
で、それが複数回例えばm回続けば、もともとフィード
ロール3の周速[これは連続紙2の送り速度に等しい]
がR/Dカッタ4の周速よりも速く設定されているもの
と見做し、ある比率[例えば0.01%]だけフィードロー
ル3の回転速度を落とす。更に、m回続けば同じくその
比率だけ再度フィードロール3の回転速度を落とす。こ
の操作を繰返す。偏差ΔPn の極性が負であり、かつそ
れがm回継続すれば、逆の操作を行う。偏差ΔPn があ
るしきい値εの範囲内に入るまで[即ち|ΔPn |<
ε]繰返し、範囲内に入れば一致したものと見做し、こ
の操作を停止する。もし、再び範囲を逸脱すれば、再び
上記操作を実行する。この手法により、フィードロール
3及びR/Dカッタ4の周速は自動的に一致に向かうこ
とになる。またそのことにより、位相補正を行う時の1
回当りの補正量も徐々に小さくて済むようになり、滑ら
かな運転が得られる。ここで得たフィードロール3の速
度変更した比率の結果は、以後常にコントローラ21内に
記憶しておく。R/Dカッタ4そのものを取り替えたり
しない限り、ここで得た結果は以後の運転でそのまま有
効となる。以上の[A]自動位相補正方法,[B]自動
周速一致学習機能の手法は、フィードロール3とR/D
カッタ4の制御を入れ替えても、そのまま成立するもの
である。
で、偏差ΔPn の極性でフィードロール3の位相補正の
増減を決めているが、更に偏差ΔPn の極性が例えば正
で、それが複数回例えばm回続けば、もともとフィード
ロール3の周速[これは連続紙2の送り速度に等しい]
がR/Dカッタ4の周速よりも速く設定されているもの
と見做し、ある比率[例えば0.01%]だけフィードロー
ル3の回転速度を落とす。更に、m回続けば同じくその
比率だけ再度フィードロール3の回転速度を落とす。こ
の操作を繰返す。偏差ΔPn の極性が負であり、かつそ
れがm回継続すれば、逆の操作を行う。偏差ΔPn があ
るしきい値εの範囲内に入るまで[即ち|ΔPn |<
ε]繰返し、範囲内に入れば一致したものと見做し、こ
の操作を停止する。もし、再び範囲を逸脱すれば、再び
上記操作を実行する。この手法により、フィードロール
3及びR/Dカッタ4の周速は自動的に一致に向かうこ
とになる。またそのことにより、位相補正を行う時の1
回当りの補正量も徐々に小さくて済むようになり、滑ら
かな運転が得られる。ここで得たフィードロール3の速
度変更した比率の結果は、以後常にコントローラ21内に
記憶しておく。R/Dカッタ4そのものを取り替えたり
しない限り、ここで得た結果は以後の運転でそのまま有
効となる。以上の[A]自動位相補正方法,[B]自動
周速一致学習機能の手法は、フィードロール3とR/D
カッタ4の制御を入れ替えても、そのまま成立するもの
である。
【0009】ここで、少しく一実施例の図面について敷
衍して説明を加える。図1に示すフィードロール3とR
/Dカッタ4の駆動機構において、12a,12bはサーボモ
ータ11a,11b の速度に対応するパルスを発生するパルス
エンコーダであり、13a,13b はコントローラ21からの回
転速度指令14a,14b とパルスエンコーダ12a,12b からの
帰還速度からサーボモータ11a,11b を駆動するサーボド
ライバである。また、図1に表すコントローラ21におい
て、原点セットの押釦34を押すと、原点セット回路30a,
30b および原点セット34a1と34a2の各接点がオンとな
り、フィードロール3とR/Dカッタ4とも動き始め
る。PH[フォトセンサつまりレジスタセンサの意味であ
る]31がレジスタマークを検出してオンすると、フィー
ドロール3は即時停止、R/Dカッタ4は近接スイッチ
10a[NLS はノンタクトリミットスイッチ] を検出してあ
る角度θだけ回って停止させる。これで、運転開始する
と丁度R/Dカッタ4の刃5が絵柄を打ち向くように位
置関係に合わせる。もし、狂っておれば先の角度θを微
調して、更に位置関係を合わせることも可能である。こ
こに、原点セットの34a1と34a2の各a 接点と、運転指令
に基づく運転a 接点の36a1,36a2,36a3とはインターロッ
クがとってあり、いずれか一方しかオンにならないすな
わち両者同時にオンなることはない。フィードロール3
とR/Dカッタ4の速度の設定は速度設定32で行われ、
A/D[アナログ→デジタル変換]を介してソフトスタ
ータ22を経てなだらかな加速から設定速度へそしてなだ
らかな減速停止を実施する速度指令Vref が一方は速度
自動一致学習機能29を経て位置指令発生回路26a と他方
は直接に位置指令発生回路26b に入り、ここで位置指令
Xref となり、それらに自動位相補正回路28からの自動
位相補正[−ΔPn],初期位相調整35からの先の角度θ
を微調して、パルスフィードバック信号15a,15bのカウ
ンタ24a,24b からの帰還値を減算し、比例積分[PIa,PI
b]して速度信号に加算し、D/A[デジタル→アナログ
変換]を介して回転速度指令14a,14b としてそれぞれサ
ーボドライバ13a,13b へ与えられる。なお、R/Dカッ
タのNLS 接点33は近接スイッチ10a からの信号である。
始動時のタイムチャートの図2において、横軸は全て時
間tの経過を示し、縦軸は速度,パルス,補正処理動作
をそれぞれ表し、図2(a) は連続紙2のライン速度、図
2(b) はレジスタマーク8がマーク・センサ9で検出さ
れたときのパルス、図2(c) はR/Dカッタ4のドグ10
b を近接スイッチ10a が感知したときのパルス、図2
(d) はフィードロール3のパルス・エンコーダ12a が発
生するパルス、図2(e) は自動位相補正回路28で行われ
る演算を示すものでパルスエンコーダ12a のパルスカウ
ンタ値[カウンタ24a の出力値]からそのときどきの基
準値P0 ′,P1 ′,…,Pn ′を減算したP0 ,P1
,…,Pn を求める態様を表しており、図2(f) はフ
ィードロール3とR/Dカッタ4の位相ずれに対応して
の補正処理がなされる時点を示す。この一実施例の手順
を流れ図を用いて表すと、図3のフローチャ−トのよう
になる。ステップ301 において、丁度、連続紙2の絵柄
の位置にR/Dカッタ4の刃5が来るように、運転前に
フィードロール3とR/Dカッタ4の位置を合わせる原
点セット動作の作業が行われる。ステップ302 でこのサ
ーボ系がロックされて原点セット完了となる。ステップ
303 に至り、駆動系の運転が開始となる。ステップ304
において、前述のでの説明がなされている、つまり最
初のレジスタマーク検出[マークセンサ9(PH)による連
続紙2上の最初のレジスタマーク8の検出である]によ
り、この瞬間のフィードロール3のパルスエンコーダ12
aが発生するパルスカウンタ値[24a]P0 ′を記憶す
る。ステップ305 で前述のでの説明がなされている、
最初のレジスタマーク8の後に来る最初のR/Dカッタ
4の近接スイッチ(NLS)10aがドグ10b を検出したとき
に、この瞬間のパルスカウンタ値[24a]P0 ″を読み取
る。ステップ306 に至り、前述のでの説明がなされて
いる、最初のレジスタマーク8を検出〜その後に来る最
初のR/Dカッタ4の近接スイッチ(NLS)10aがドグ10b
を検出の期間のフィードロール3のパルスエンコーダ12
a が発生するパルス量P0を基準値として、これを演算
する。次いで、ステップ307 において[このステップ30
7 及びステップ308 の動作は前述ので説明してい
る]、次ぎのレジスタマーク検出したとき、この瞬間の
フィードロール3のパルスエンコーダ12a が発生するパ
ルスのカウンタ値[24a]Pn ′を読み取る[ここに、n=
1,2,3 …である]。そうして、ステップ308 になり、す
ぐ後に来るR/Dカッタ4の近接スイッチ(NLS)10aがド
グ10b を検出したとき、この瞬間のパルスのカウンタ値
[24a]Pn″を読み取り、今回のレジスタマーク8を検
出〜その後に来る最初のR/Dカッタ4の近接スイッチ
(NLS)10aがドグ10b を検出の期間のフィードロール3の
パルスエンコーダ12a が発生するパルス量Pn =Pn ″
−Pn ′を演算する。それから、ステップ309 で[この
ステップ309 及びステップ310 の動作は前述ので説明
している]ステップ306 で算出した基準値P0 とステッ
プ308 のパルス量Pn を比較し、偏差ΔPn =Pn −P
0 を演算する。さらに、ステップ310 に至り、位置指令
Xref を偏差ΔPn で補正する、すなわち今回の位置指
令Xref に偏差 (−ΔPn)を加えて、新たな位置補正さ
れた位置指令Xref が与えられ、これらステップ307 か
らステップ310 までが順次繰り返されて偏差ΔPn =0
となる。ところで、先のステップ309 で導出した偏差Δ
Pn は、ステップ311 において同極性(正あるいは負の
極性の同一性)がm回連続しているかどうかが判断さ
れ、YES であればステップ312 へ至り、偏差ΔPn が予
め設定しているあるしきい値εとの比較判断がなされし
きい値εより大きければステップ313 へ進む。ステップ
313 では偏差ΔPn の極性を判断し、正(YES) のときは
ステップ314へ行きフィードロール3の速度を微小値α
%だけ落とし、負(NO)ときはステップ315 へ行きフィー
ドロール3の速度を微小値α%だけ上げる。しかして、
ステップ311 において同極性でなければステップ307 へ
戻り、またステップ312 で偏差ΔPn がしきい値εより
小さければステップ307 へ戻り、さらにステップ314,31
5 の動作の後もステップ307 へ戻り偏差ΔPn =0まで
順次繰り返される。
衍して説明を加える。図1に示すフィードロール3とR
/Dカッタ4の駆動機構において、12a,12bはサーボモ
ータ11a,11b の速度に対応するパルスを発生するパルス
エンコーダであり、13a,13b はコントローラ21からの回
転速度指令14a,14b とパルスエンコーダ12a,12b からの
帰還速度からサーボモータ11a,11b を駆動するサーボド
ライバである。また、図1に表すコントローラ21におい
て、原点セットの押釦34を押すと、原点セット回路30a,
30b および原点セット34a1と34a2の各接点がオンとな
り、フィードロール3とR/Dカッタ4とも動き始め
る。PH[フォトセンサつまりレジスタセンサの意味であ
る]31がレジスタマークを検出してオンすると、フィー
ドロール3は即時停止、R/Dカッタ4は近接スイッチ
10a[NLS はノンタクトリミットスイッチ] を検出してあ
る角度θだけ回って停止させる。これで、運転開始する
と丁度R/Dカッタ4の刃5が絵柄を打ち向くように位
置関係に合わせる。もし、狂っておれば先の角度θを微
調して、更に位置関係を合わせることも可能である。こ
こに、原点セットの34a1と34a2の各a 接点と、運転指令
に基づく運転a 接点の36a1,36a2,36a3とはインターロッ
クがとってあり、いずれか一方しかオンにならないすな
わち両者同時にオンなることはない。フィードロール3
とR/Dカッタ4の速度の設定は速度設定32で行われ、
A/D[アナログ→デジタル変換]を介してソフトスタ
ータ22を経てなだらかな加速から設定速度へそしてなだ
らかな減速停止を実施する速度指令Vref が一方は速度
自動一致学習機能29を経て位置指令発生回路26a と他方
は直接に位置指令発生回路26b に入り、ここで位置指令
Xref となり、それらに自動位相補正回路28からの自動
位相補正[−ΔPn],初期位相調整35からの先の角度θ
を微調して、パルスフィードバック信号15a,15bのカウ
ンタ24a,24b からの帰還値を減算し、比例積分[PIa,PI
b]して速度信号に加算し、D/A[デジタル→アナログ
変換]を介して回転速度指令14a,14b としてそれぞれサ
ーボドライバ13a,13b へ与えられる。なお、R/Dカッ
タのNLS 接点33は近接スイッチ10a からの信号である。
始動時のタイムチャートの図2において、横軸は全て時
間tの経過を示し、縦軸は速度,パルス,補正処理動作
をそれぞれ表し、図2(a) は連続紙2のライン速度、図
2(b) はレジスタマーク8がマーク・センサ9で検出さ
れたときのパルス、図2(c) はR/Dカッタ4のドグ10
b を近接スイッチ10a が感知したときのパルス、図2
(d) はフィードロール3のパルス・エンコーダ12a が発
生するパルス、図2(e) は自動位相補正回路28で行われ
る演算を示すものでパルスエンコーダ12a のパルスカウ
ンタ値[カウンタ24a の出力値]からそのときどきの基
準値P0 ′,P1 ′,…,Pn ′を減算したP0 ,P1
,…,Pn を求める態様を表しており、図2(f) はフ
ィードロール3とR/Dカッタ4の位相ずれに対応して
の補正処理がなされる時点を示す。この一実施例の手順
を流れ図を用いて表すと、図3のフローチャ−トのよう
になる。ステップ301 において、丁度、連続紙2の絵柄
の位置にR/Dカッタ4の刃5が来るように、運転前に
フィードロール3とR/Dカッタ4の位置を合わせる原
点セット動作の作業が行われる。ステップ302 でこのサ
ーボ系がロックされて原点セット完了となる。ステップ
303 に至り、駆動系の運転が開始となる。ステップ304
において、前述のでの説明がなされている、つまり最
初のレジスタマーク検出[マークセンサ9(PH)による連
続紙2上の最初のレジスタマーク8の検出である]によ
り、この瞬間のフィードロール3のパルスエンコーダ12
aが発生するパルスカウンタ値[24a]P0 ′を記憶す
る。ステップ305 で前述のでの説明がなされている、
最初のレジスタマーク8の後に来る最初のR/Dカッタ
4の近接スイッチ(NLS)10aがドグ10b を検出したとき
に、この瞬間のパルスカウンタ値[24a]P0 ″を読み取
る。ステップ306 に至り、前述のでの説明がなされて
いる、最初のレジスタマーク8を検出〜その後に来る最
初のR/Dカッタ4の近接スイッチ(NLS)10aがドグ10b
を検出の期間のフィードロール3のパルスエンコーダ12
a が発生するパルス量P0を基準値として、これを演算
する。次いで、ステップ307 において[このステップ30
7 及びステップ308 の動作は前述ので説明してい
る]、次ぎのレジスタマーク検出したとき、この瞬間の
フィードロール3のパルスエンコーダ12a が発生するパ
ルスのカウンタ値[24a]Pn ′を読み取る[ここに、n=
1,2,3 …である]。そうして、ステップ308 になり、す
ぐ後に来るR/Dカッタ4の近接スイッチ(NLS)10aがド
グ10b を検出したとき、この瞬間のパルスのカウンタ値
[24a]Pn″を読み取り、今回のレジスタマーク8を検
出〜その後に来る最初のR/Dカッタ4の近接スイッチ
(NLS)10aがドグ10b を検出の期間のフィードロール3の
パルスエンコーダ12a が発生するパルス量Pn =Pn ″
−Pn ′を演算する。それから、ステップ309 で[この
ステップ309 及びステップ310 の動作は前述ので説明
している]ステップ306 で算出した基準値P0 とステッ
プ308 のパルス量Pn を比較し、偏差ΔPn =Pn −P
0 を演算する。さらに、ステップ310 に至り、位置指令
Xref を偏差ΔPn で補正する、すなわち今回の位置指
令Xref に偏差 (−ΔPn)を加えて、新たな位置補正さ
れた位置指令Xref が与えられ、これらステップ307 か
らステップ310 までが順次繰り返されて偏差ΔPn =0
となる。ところで、先のステップ309 で導出した偏差Δ
Pn は、ステップ311 において同極性(正あるいは負の
極性の同一性)がm回連続しているかどうかが判断さ
れ、YES であればステップ312 へ至り、偏差ΔPn が予
め設定しているあるしきい値εとの比較判断がなされし
きい値εより大きければステップ313 へ進む。ステップ
313 では偏差ΔPn の極性を判断し、正(YES) のときは
ステップ314へ行きフィードロール3の速度を微小値α
%だけ落とし、負(NO)ときはステップ315 へ行きフィー
ドロール3の速度を微小値α%だけ上げる。しかして、
ステップ311 において同極性でなければステップ307 へ
戻り、またステップ312 で偏差ΔPn がしきい値εより
小さければステップ307 へ戻り、さらにステップ314,31
5 の動作の後もステップ307 へ戻り偏差ΔPn =0まで
順次繰り返される。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィードロール直径とR/Dカッタ直径の差による周速
の差をフィードロールの周面を機械的に削ることなく、
自動的に収束させることができ、かつ連続紙上の絵柄の
印刷精度に起因するずれも合わせて解決することがで
き、常に正確な打抜き精度を得ることが可能となる。
フィードロール直径とR/Dカッタ直径の差による周速
の差をフィードロールの周面を機械的に削ることなく、
自動的に収束させることができ、かつ連続紙上の絵柄の
印刷精度に起因するずれも合わせて解決することがで
き、常に正確な打抜き精度を得ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例における機械的構成と電気的
制御回路の構成を示すブロック図。
制御回路の構成を示すブロック図。
【図2】一実施例の自動位相補正を表すタイムチャー
ト。
ト。
【図3】一実施例での自動位相補正及び速度自動一致学
習機能を示すフローチャート。
習機能を示すフローチャート。
【図4】従来例の機械的構成を説明するブロック図。
1 給紙装置 2 印刷済みの連続紙 3 フィードロール 4 R/D(ロータリダイ)カッタ 5 刃 8 レジスタマーク 9 マークセンサ 10a 近接スイッチ 10b 近接スイッチ10a のドグ 11a サーボモータ 11b サーボモータ 12a パルスエンコーダ 12b パルスエンコーダ 13a サーボドライバ 13b サーボドライバ 14a 回転速度指令 14b 回転速度指令 15a パルスフィードバック信号 15b パルスフィードバック信号 21 コントローラ 22 ソフトスタータ 23a D/A(ディジタル信号→アナログ信号変換)変
換器 23b D/A(ディジタル信号→アナログ信号変換)変
換器 24a カウンタ 24b カウンタ 25 速度指令 26 位置指令発生回路 27a 位置帰還信号 27b 位置帰還信号 28 自動位相補正回路 29 速度自動一致学習機能回路 30a 原点セット回路 30b 原点セット回路 31 レジスタ・マーク検出(PH)によりオンするa 接点 32 速度設定 33 R/D(ロータリダイ)カッタ4の10a 近接スイッ
チがドグ10b を検出したときオンするa 接点 34 原点セットするとき押す押釦 35 初期位相調整するとき押す押釦
換器 23b D/A(ディジタル信号→アナログ信号変換)変
換器 24a カウンタ 24b カウンタ 25 速度指令 26 位置指令発生回路 27a 位置帰還信号 27b 位置帰還信号 28 自動位相補正回路 29 速度自動一致学習機能回路 30a 原点セット回路 30b 原点セット回路 31 レジスタ・マーク検出(PH)によりオンするa 接点 32 速度設定 33 R/D(ロータリダイ)カッタ4の10a 近接スイッ
チがドグ10b を検出したときオンするa 接点 34 原点セットするとき押す押釦 35 初期位相調整するとき押す押釦
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 5/00 - 5/42 B26F 1/00 - 1/46
Claims (1)
- 【請求項1】絵柄が等間隔で複数印刷された連続紙をフ
ィードロールからロータリダイカッタへ送り出し、これ
ら絵柄部分をロータリダイカッタの周面上に絵柄間隔と
同一間隔で設けられた複数のカッタ部材により連続的に
打ち抜き、しかも、フィードロール及びロータリダイカ
ッタはそれぞれに設置されたサーボモータにより個別に
駆動されるようになっている、印刷絵柄連続打抜装置の
セクショナルドライブ方法において、 前記連続紙に絵柄の印刷位置を示すためのレジスタマー
クを印刷し、このレジスタマークの通過を検出するため
のマークセンサを前記フィードロール側に配設すると共
に、前記カッタ部材の絵柄打ち抜き位置の通過を検出す
るための近接スイッチを前記ロータリダイカッタ側に配
設しておき、 運転開始後に、最初の前記レジスタマークが前記マーク
センサを通過した時点のフィードロール側パルスカウン
タ値P0′と、その後に最初の前記カッタ部材が前記絵
柄打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイカッタ側
パルスカウンタ値P″とを検出し、両パルスカウンタ値
の差P0=P0″−P0′を基準値として記憶しておき、 その後に、以降の前記レジスタマークが前記マークセン
サを通過した時点のフィードロール側パルスカウンタ値
Pn′(n:整数)と、その後に最初の前記カッタ部材
が前記絵柄打ち抜き位置を通過した時点のロータリダイ
カッタ側パルスカウンタ値Pn″とを検出し、両パルス
カウンタ値の差Pn=Pn″−Pn′を求めると共に、こ
の差Pnと前記基準値P0との差ΔPn=Pn−P0を求
め、 ΔPn>0の場合はΔPnに対応した分だけ前記フィード
ロールの位相を遅らせ、ΔPn<0の場合はΔPnに対応
した分だけ前記フィードロールの位相を進ませ、ΔPn
=0の場合は操作を加えずにそのままとする位相制御を
前記サーボモータに対して行い、 更に、ΔPn>0の場合が所定回数以上発生した場合は|
ΔPn|が予め設定されたしきい値εより小さくなるまで
前記フィードロールの速度を減少させ、また、ΔPn<
0の場合が所定回数以上発生した場合は|ΔPn|が予め
設定されたしきい値εより小さくなるまで前記フィード
ロールの速度を増大させる制御をフィードロール側サー
ボモータに対して行う、 ことを特徴とする印刷絵柄連続打抜装置のセクショナル
ドライブ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14296592A JP3266313B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 印刷絵柄連続打抜装置のセクショナルドライブ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14296592A JP3266313B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 印刷絵柄連続打抜装置のセクショナルドライブ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337889A JPH05337889A (ja) | 1993-12-21 |
JP3266313B2 true JP3266313B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=15327781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14296592A Expired - Fee Related JP3266313B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 印刷絵柄連続打抜装置のセクショナルドライブ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3266313B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190019234A (ko) * | 2017-08-16 | 2019-02-27 | 한국기계연구원 | 연속 타격이 가능한 타공장치 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14296592A patent/JP3266313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190019234A (ko) * | 2017-08-16 | 2019-02-27 | 한국기계연구원 | 연속 타격이 가능한 타공장치 |
KR102009832B1 (ko) * | 2017-08-16 | 2019-08-13 | 한국기계연구원 | 연속 타격이 가능한 타공장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05337889A (ja) | 1993-12-21 |
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