JP2966996B2 - ロールフィード装置 - Google Patents

ロールフィード装置

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JP2966996B2
JP2966996B2 JP4051746A JP5174692A JP2966996B2 JP 2966996 B2 JP2966996 B2 JP 2966996B2 JP 4051746 A JP4051746 A JP 4051746A JP 5174692 A JP5174692 A JP 5174692A JP 2966996 B2 JP2966996 B2 JP 2966996B2
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平三郎 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械等に使用さ
れる両ロール駆動型のロールフィード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の両ロール駆動装置ロールフ
ィード装置の構成を示している。入力軸1には間欠駆動
用カム2が固着され、このカム2にターレットと呼ばれ
る従節3が、入力軸1に対して直交する向きに係合して
いる。従節3は第1ギヤ軸4に固着され、第1ギヤ軸4
には第1ギヤ5および第1ロール6が固着されている。
第1ギヤ5には第2ギヤ軸7に固着された第2ギヤ8が
噛み合っており、第2ギヤ軸7には第2ロール9が固着
されている。第1ロール6と第2ロール9との間には、
加工すべき板材10が供給される。
【0003】入力軸1が定速回転すると、間欠駆動用カ
ム2がそのタイミング線図に従って従節3を回転させ、
第1ギヤ軸4を介して第1ロール6を駆動するととも
に、第1ギヤ5および第2ギヤ8を介して、第2ロール
9を第1ロール6とは反対方向、すなわち対向部では同
一方向になるように駆動して、両ロール間に供給された
板材10を搬送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなロールフィ
−ド装置において、加工材料である板材10の搬送を確
実に行なうためには、両ロール間の距離(間隔)を正し
く調整しなければならない。搬送する加工材料には厚い
ものも薄いものもあるので、この種の装置には、一般に
ロール間距離調整手段が設けられている。
【0005】しかしながら、上記従来の装置では、図7
の(b)に示すように、第1ギヤ5と第2ギヤ8との噛
み合いが最適条件になる材料の厚さt0 に対し、図7
(c)のようにt0 よりも厚い材料t1 の場合には、第
1ギヤ5と第2ギヤ8との噛み合いがあまくなって大き
なバックラッシュを発生させ、送り精度に悪影響を与え
る。また図7(a)のようにt0 よりも薄い材料t2
場合には、第1ギヤ5と第2ギヤ8との噛み合いがきつ
くなって負荷が大きくなるとともに、条件によっては両
ロール6と9の間の距離が材料の厚さt2 よりもΔtだ
け大きくなって搬送不能になることもある。
【0006】また、上記従来の装置では、2本のロール
6と9の他に一対のギヤ5と8とが必要になり、出力系
のGD2(慣性モーメント) が大きくなって高速運転に対
して慣性負荷が大きくなり、振動が発生して耐久性に悪
影響を与える。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、高速で送り精度および耐久性の高い両ロ
ール駆動型のロールフィード装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、入力軸に固着された1つの割り出しカム
と、この割り出しカムに係合してその中心に対し対称位
置に配置された2つの従節と、一方の従節に固着された
第1のロールと、他方の従節に自在継手を介して固着さ
れた第2のロールと、これらロール間の距離を調節する
ロール間距離調整手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、両ロールを駆動
するためのギヤを必要としないので、ロール間距離を調
節した場合にも、ギヤの噛み合い不適合の問題は発生せ
ず、またギヤを必要としないことから、出力系の慣性モ
ーメントを軽減することができ、高速で送り精度が高
く、耐久性の高いロールフィード装置を実現することが
できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示している。ハウ
ジング11の内部には、入力軸12に固着された1つの
割り出しカムであるローラギヤカム13と、このローラ
ギヤカム13に対して直交する向きに係合して、その中
心に対し上下180度方向に対称な位置に配置された2
つの従節である同形状のターレット14、15と、一方
のターレット14の回転軸16に固着された第1ロール
17と、他方のターレット15の回転軸18に自在継手
19を介して連結された中間軸20に固着された第2ロ
ール21と、ロール17と21との間の距離を調節する
ために、第2ロール21の両側に設けられたロール間距
離調整手段22、23と、第2ロール21の中央部に設
けられたロール間力調整手段24とを備えている。
【0011】ターレット14、15は、一方の端部を、
ハウジング11に固定されたフランジ25、26に軸受
27、28を介して回転可能に支持され、他方の端部
を、ハウジング11の隔壁11aに軸受29、30を介
して回転可能に支持されている。第1ロール17は、一
方の端部を、ハウジング11の隔壁11aから延出する
ボス部11bの外周に軸受31を介して回転可能に支持
され、他端部を、ハウジング11に固定された側板32
のボス部32aの外周に軸受33を介して回転可能に支
持されている。第2ロール21は、その両端部を、ロー
ル間距離調整手段22、23のレバーブラケット34、
35に軸受36、37を介して回転可能に支持されてい
る。
【0012】入力軸12は、図2に示すように、両方の
端部を、ハウジング11に固定されたフランジ38、3
9に軸受40、41を介して回転可能に支持されてい
る。入力軸12に固定されたローラギヤカム13は、図
3に示すように、カム1回転につき2回の送り運動が得
られるように、また上下のターレット14、15を均等
に同じタイミングで回転させるように、カム軸に対して
180度対称に形成されている。ローラギヤカム13に
対し直交する向きに配置されたターレット14、15
は、図2に示すように、カム13のカム面に接触する複
数のころ状のカムフォロワー14a、15aを有する。
【0013】ロール間距離調整手段22、23は、図4
に示すように、第2ロール21を回転可能に支持するレ
バーブラケット34、35が、その一端部をハウジング
11にピン42により回動可能に支持されるとともに、
他端部をハウジング11上部に取り付けられた調整ねじ
43によって支持されている。調整ねじ43の下端に
は、連結片43aが嵌合されている。この連結片43a
は、調整ねじ43と連結片43aとを貫通するピン44
aと止めピン44bとによって調整ねじ43の下端に固
定され、レバーブラケット34,35に形成した溝34
a,34b内に摺動可能に収容されている。また、後述
の圧縮コイルバネ46(図5)によって連結部45を下
方へ押圧する力はレバーブラケット34,35に伝えら
れるため、レバーブラケット34,35の他端部(図4
の右端部)は下方へ押圧されて、連結片43の上面に押
し付けられている。したがって、調整ねじ43を回すこ
とにより、レバーブラケット34、35がピン42を中
心に回動するので、第1ロール17と第2ロール21と
の間のロール間距離を調節することができる。
【0014】ロール間力調整手段24は、図5に示すよ
うに、第2ロール21を回転可能に支持するレバーブラ
ケット34、35の他端部を連結する連結部45を押圧
する圧縮コイルばね46と、このばね46のばね圧を調
節するためにハウジング11の上部に取り付けられた調
整ねじ47とを備えている。したがって、調整ねじ47
を回すことにより、ばね46のばね圧を変えて第2ロー
ル21の第1ロール17に対する押圧力を調節すること
ができる。
【0015】次に上記実施例の動作について説明する。
図1において、入力軸12を定速回転させると、2つの
ターレット14、15がローラギヤカム13のタイミン
グ線図に従ってそれぞれ反対方向に回転し、それぞれロ
ール17、21をその対向部において同一方向に駆動
し、両ロール間に供給された板材を搬送する。両ロール
間に異なる厚さの板材を供給するときは、ロール間距離
調整手段22、23およびロール間力調整手段24によ
り最適なロール間距離およびロール間力に調整する。こ
のとき、調節される第2ロール21は、ターレット15
に対し自在継手19を介して連結されているので、両者
の軸心がずれてもこれを吸収することができ、回転力を
確実に伝達することができる。
【0016】このように、上記実施例によれば、両ロー
ル17、21を駆動するためにギヤを必要としないの
で、出力系の慣性モーメントを軽減して高速性が向上す
るとともに、ロール間距離を調整してもバックラッシュ
が発生しないので、高い送り精度が得られる。また、2
つのロール17、21が2つのターレット14、15で
直接的に駆動されるため、動剛性が高められて強力な回
転力が得られるとともに、高い位置決め精度が得られ
る。また、第2ロール21とターレット15との間を自
在継手19で連結しているので、ロール間距離を調整し
た場合にも軸心のずれを吸収することができる。さら
に、ローラギヤカム13は、カム形状がカム軸に対して
180度対称になっているので、カム13を1回転させ
ると2回の間欠送りが可能となり、入力に対する出力の
効率を高めることができる。さらにまた、ローラギヤカ
ム13のタイミングを減速機と同じ機能を有する完全等
速度系線図とすることにより、入力軸12の回転は、ロ
ーラギヤカム13とターレット14、15とによるころ
がり伝達により、両ロール17、21に対称の減速回転
を効率良く与えることができるので、例えば入力系にサ
ーボモータを使用して回転の制御を行なえば、簡単に数
値制御送り装置として利用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、入力軸に固着された1つの割り出しカムと、この割
り出しカムに係合してその中心に対し対称位置に配置さ
れた2つの従節と、一方の従節に固着された第1のロー
ルと、他方の従節に自在継手を介して固着された第2の
ロールと、これらロール間の距離を調節するロール間距
離調整手段とを備えており、両ロールを駆動するための
ギヤを必要としないので、ロール間距離を調節した場合
にも、ギヤの噛み合い不適合の問題は発生せず、またギ
ヤを必要としないことから出力系の慣性モーメントを軽
減することができ、高速で送り精度が高く、耐久性の高
いロールフィード装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロールフィード装置の
断面図。
【図2】図1のA−A線矢視方向の概略断面図。
【図3】本発明の一実施例におけるカムのタイミング線
図。
【図4】図1のB−B線矢視方向の概略断面図。
【図5】図1のC−C線矢視方向の概略断面図。
【図6】従来のロールフィード装置の一例を示す斜視
図。
【図7】従来のロールフィード装置におけるロール間距
離を調整した際のギヤの噛み合い状態を示す概略図。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 入力軸 13 ローラギヤカム(割り出しカム) 14、15 ターレット(従節) 16 回転軸 17 第1ロール 18 回転軸 19 自在継手 20 中間軸 21 第2ロール 22、23 ロール間距離調整手段 24 ロール間力調整手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に固着された1つの割り出しカム
    と、前記割り出しカムに係合してその中心に対し対称位
    置に配置された2つの従節と、前記一方の従節に固着さ
    れた第1のロールと、他方の従節に自在継手を介して固
    着された第2のロールと、前記第1および第2のロール
    間距離を調節するロール間距離調整手段とを備えたロー
    ルフィード装置。
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