JPH08131937A - 塗料色替方法 - Google Patents

塗料色替方法

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JPH08131937A
JPH08131937A JP26887494A JP26887494A JPH08131937A JP H08131937 A JPH08131937 A JP H08131937A JP 26887494 A JP26887494 A JP 26887494A JP 26887494 A JP26887494 A JP 26887494A JP H08131937 A JPH08131937 A JP H08131937A
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paint
color
coating
pipe
coating material
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JP26887494A
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Tomoyuki Natsume
智之 夏目
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料吐出量の安定性を維持しつつ、色替え時
における残存塗料の損失を低減することができる塗料色
替方法を提供する。 【構成】 複数の塗料供給源(2) と1つの塗装ガン(1)
とを、各分岐管路部に切替えバルブを配してなる多岐管
からなる色替装置(4) を介して接続してなる塗料供給装
置を用い、1つの塗装ガンで多色の塗料を塗布する多色
塗装における色替方法であって、第1色塗料塗装から次
色塗料塗装へと移行する際に、まず前記色替装置への第
1色塗料の供給を停止し、これと同時に色替装置ないし
はこれよりも塗装ガン側の塗料配管へと洗浄用流体を1
〜0.01kg/m2 の供給圧で供給し、色替装置から
塗装ガンに至る塗料配管に残留する第1色塗料を洗浄用
流体で押し出して、前記第1色塗料供給停止後の所定時
間第1色塗料塗装を継続することで、色替に際しての塗
料損失を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装ガンに色彩の異なる
複数の塗料を供給し、1つの塗装ガンで多色の塗料を塗
布するための色替装置を用いた塗装における色替時の塗
料ロスを低減する方法に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の上塗り塗装工程などにお
いては、塗装色の異なる車体を順次塗装していくため
に、1つの塗装ガンで多色の塗料を塗装することができ
るように、塗装ガンに所望の色の塗料を逐次切替えて供
給する色替装置が設けられている。
【0003】このような色替装置を有する塗料供給装置
は、例えば図2に示すように、塗装ブース内の自動塗装
機(塗装ロボット)に固定された塗装ガン1と塗装ブー
ス外であって塗料庫に設置された塗料供給源(塗料タン
クおよび塗料ポンプ等)2とを有し、これら塗装ガン1
と塗料供給源2との間は、塗料配管3a、3bにより接
続されている。この塗料配管3a、3bには、色替装置
であるカラーチェンジバルブ(CCV)4、配管内の塗
料の流量を計測するための流量計5、吐出量の制御装置
であるペイントレギュレータ(流量調節器)6、塗料の
廃棄を行うダンプバルブ(排液弁)D1が取り付けられ
ている。また、図示はしないが、塗装ガン1の内部には
塗料を吐出する際に開くトリガバルブ(吐出弁)と、塗
装ガン内に残留した前色を廃棄する際に開くダンプバル
ブが設けられている。さらに、塗装ガン1および配管3
bを洗浄するためにダンプバルブD1と並列してゲート
バルブ(導液弁)G2が取り付けられており、このゲー
トバルブG2には洗浄用流体である洗浄シンナー7と洗
浄エアー8が供給される。なお、図中符号9は洗浄シン
ナー7と洗浄エアー8の切替えを行なう切替えバルブで
ある。
【0004】前記カラーチェンジバルブ4は、塗料配管
3aに通じる幹管路部と、この幹管路部から分岐する複
数の分岐管路部と、この分岐管路部にそれぞれ配された
複数の開閉バルブとをユニット化したものであり、各分
岐管路部には、それぞれ色目が異なる塗料A,B,…が
接続されると共に、このカラーチェンジバルブ4からダ
ンブバルブD1までの配管3a内を洗浄するための洗浄
シンナー10および洗浄エアー11が接続されている。
そして図示しない色替装置の制御部から送られたエアー
信号によりカラーチェンジバルブ4内の切替えバルブが
選択され、所望の塗料、シンナー、あるいはエアーが塗
装ガン1側に供給される。
【0005】また、カラーチェンジバルブ4の下流側の
配管3aに取付けられたペイントレギュレータ6は、図
示しない電空変換器等を介してこのペイントレギュレー
タ6を制御する制御用エアー12が供給され、この制御
用エアー12により塗装ガン1に供給される塗料A,
B,…の各吐出量が決定される。なお、制御用エアーに
よって塗料の吐出量制御を行うペイントレギュレータは
エアーオペレーテッドペイントレギュレータ(AOP
R)と称される。
【0006】なお、このような色替装置を有する塗料供
給装置は、例えば、特開平1-317569、同2-261565、同5-
200335などに記載されている。
【0007】このような塗料供給装置における色替え
は、従来、以下のように行なわれている。図6に示すよ
うに、例えばA色からB色に色替えする場合には、ま
ず、カラーチェンジバルブ4をA色を選択するように切
り替え、塗装ガン1内のトリガバルブを開いて塗装ガン
1から所定の吐出量でA色を塗装する。このとき、吐出
量を制御するペイントレギュレータ6への制御用エアー
12は所定の塗装用圧に設定されている。このA色の塗
装を終了すると(T0 )、カラーチェンジバルブ4を洗
浄エアー11に切替えると共にゲートバルブG1および
ダンプバルブD1を開き、配管3a内にエアーを供給し
て配管3a内に残留しているA色塗料をダンプバルブD
1の排液配管13から塗装ブース内に廃却する。次い
で、カラーチェンジバルブ4を洗浄シンナー10に切替
え、洗浄エアー11と同様にこの洗浄シンナー10を配
管3a内に供給して配管3a内に付着したA色塗料を洗
い落し、ダンプバルブD1の排液配管13から廃却す
る。これら洗浄エアー11および洗浄シンナー10の供
給サイクルを数回繰返す(T0 〜T1 )。このような配
管3a内の洗浄と並行して、A色の塗装が終了すると
(T0 )、塗装ガン内のトリガバルブが閉じると共に塗
装ガン内のダンプバルブが開き、ゲートバルブG2も開
いて洗浄エアー8と洗浄シンナー7とが交互に配管3b
内および塗装ガン1に供給され、塗装ガンのダンプバル
ブの廃棄口から廃却される。これにより配管3bおよび
塗装ガン1内の洗浄が行なわれる(T0 〜T1 )。
【0008】これらの洗浄が終了した状態においては、
配管3a、3b内はA色塗料が洗浄されてエアーのみが
充満している。そして、次に塗装するB色塗料を供給
し、この塗料をダンプバルブの廃棄口から僅かに廃却し
た後(T1 〜T2 )、塗装ガン内のダンプバルブを閉じ
ると共にトリガバルブを開いてワークが到着するのを待
機する(T3 )(例えば、類似する技術が、特開平2-15
7059に開示されている。)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな塗料供給装置での色替時においては、前記したよう
に塗料配管3a、3b中に残存する塗料を洗浄エアーお
よび洗浄シンナーを用いて洗浄廃却する操作が行なわれ
るため、塗料の損失が非常に多くなってしまうという問
題があった。
【0010】このため、上記したようにA色からB色に
色替えする場合において、A色の塗装を終了する
(T0 )前に、カラーチェンジバルブ4を洗浄シンナー
10に切替え、配管3aおよび3bにシンナーを供給し
てこれらの配管内に残留しているA色塗料をシンナーに
より押し出して塗装を行ない、残留塗料の量を低減しよ
うという試みも行なわれている。しかしながら、約4.
0kgf/cm2 といった比較的高圧である従来の洗浄
用シンナー圧のまま押し出し時間を増加させると、図7
に示すように直ちに非常に大きな塗料吐出量の変動が生
じ、被塗物に形成される塗膜の膜厚にバラツキが生じる
結果となっていた。
【0011】従って、本発明は、このような従来技術の
問題点に鑑みてなされたものであり、塗料吐出量の安定
性を維持しつつ、色替え時における残存塗料の損失を低
減することができる塗料色替方法を提供することを課題
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、複数の塗料供給源と1つの塗装ガンとを、各分岐
管路部に切替えバルブを配してなる多岐管からなる色替
装置を介して接続してなる塗料供給装置を用い、1つの
塗装ガンで多色の塗料を塗布する多色塗装における色替
方法であって、第1色塗料塗装から次色塗料塗装へと移
行する際に、まず前記色替装置への第1色塗料の供給を
停止し、これと同時に色替装置ないしはこれよりも塗装
ガン側の塗料配管へと洗浄用流体を1〜0.01kg/
2 の供給圧で供給し、色替装置から塗装ガンに至る塗
料配管に残留する第1色塗料を洗浄用流体で押し出し
て、前記第1色塗料供給停止後の所定時間第1色塗料塗
装を継続することで、色替に際しての塗料損失を低減す
ることを特徴とする塗料色替方法である。
【0013】本発明の塗料色替方法においてはさらに、
前記洗浄用流体の供給圧が、塗装ガンからの第1色塗料
吐出量および前記塗料配管の容量に応じ、1〜0.01
kg/m2 の圧力範囲内において適宜調整して決定さ
れ、塗料配管内に残存する第1色塗料を、塗料配管容量
の80%に相当する量まで洗浄用流体で押し出した際に
おいて、塗料吐出量の所定値からの変動率が10%以
内、塗料不揮発分の変動量が5%以内となるものである
ことが望ましい。
【0014】また、本発明の塗料色替方法は、より具体
的には、塗料吐出量(mm3 /分)をY軸、色替装置か
ら塗装ガンまでの塗料配管の容量(mm3 )をX軸とし
た際に、 x≧75、300>y≧150およびy≦−2.4
x+626で囲まれる範囲においては、0.2〜0.3
5kgf/cm2 の圧力で、 x≧75、400≧y≧300およびy≦−1.6
x+525で囲まれる範囲においては、0.2〜0.6
kgf/cm2 の圧力で、または、 400≧y≧300、y>−1.6x+525およ
びy≦−1.6x+617で囲まれる範囲においては、
0.35〜0.6kgf/cm2 の圧力で、洗浄用流体
を供給するものであることが望ましい。
【0015】
【作用】このように本発明の塗料色替方法においては、
第1色塗料塗装から次色塗料(塗装へと移行する際に、
まず前記色替装置への第1色塗料の供給を停止し、これ
と同時に色替装置へ例えばシンナー等の洗浄用流体を1
kg/m2 以下というかなり低い圧力で供給し、色替装
置から塗装ガンに至る塗料配管に残留する第1色塗料を
洗浄用流体で押し出しする。このため、塗料(第1色塗
料)の所定の吐出量を大きく変動させることなく、塗料
配管内に残存する塗料を有効に塗装に使用することがで
きるものである。
【0016】なお、上記塗料押し出しの際の洗浄用流体
の圧力は、上記したように1kg/cm2 以下という圧
力であれば、塗料配管内に残留する塗料のうちの少なく
とも実用的に有効な量を塗装に供するのに必要とされる
時間内においては、所定の吐出量から大きく変動させる
ことがないが、本発明者が鋭意研究の結果得た知見によ
れば、この洗浄用流体の圧力の最適値範囲は、当該塗料
(第1色塗料)の塗装における所定の吐出量値、並びに
当該塗料供給装置における色替装置から塗装ガンに至る
塗料配管の容量によって左右され、この最適値範囲内に
洗浄用流体の供給圧を設定すれば、塗料吐出量の所定値
からの変動率が10%以内、塗料不揮発分の変動量が5
%以内(すなわち、塗装ガンより吐出される塗料への洗
浄用流体の混入がなく、塗料組成の変化が実質的にゼ
ロ)として、塗料配管容量の80%に相当する量まで残
留塗料を塗装に供することが可能であることが明らかと
なった。
【0017】このような洗浄用流体の圧力の最適値範囲
は、上記したように使用される塗料供給装置の構成およ
び塗料の種類によって適宜決定されるものであるが、図
1に示すような実用的に考慮される範囲内(塗料吐出量
150〜400mm3 /分程度、塗料配管容量75〜2
00mm3 程度)においては、それぞれ前記〜に示
す範囲の供給圧とすれば、塗料吐出量の所定値からの変
動率が10%以内、塗料不揮発分の変動量が5%以内と
して、塗料配管容量の80%に相当する量まで残留塗料
を塗装に供することが可能であるため、塗膜品質の低下
を来たすことなく、色替え時における残留塗料の損失を
低減し、塗料コストの削減に寄与することができるもの
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図3は本発明の一実施例における色替タ
イムチャート、図4は本発明の別の実施例において用い
られる塗料供給装置の配管系統図、図5は本発明の同実
施例の色替タイムチャートである。
【0019】図3に示す実施例は、前記した図2に示す
構成を有する塗料供給装置を用いて、本発明に係る色替
方法を行なう場合の例である。この実施例において、例
えばA色からB色に色替えする場合には、まず、カラー
チェンジバルブ4をA色を選択するように切り替え、塗
装ガン1内のトリガバルブを開いて塗装ガン1から所定
の吐出量でA色を塗装する。このとき、吐出量を制御す
るペイントレギュレータ6への制御用エアー12は所定
の塗装用圧に設定されている。そして、このA色塗装の
終了間際(T-1)において、カラーチェンジバルブ4を
洗浄シンナー10に切替え、塗装配管3aおよび3bに
残留するA色塗料を、当該洗浄シンナー10により押し
出しながらA色塗装を継続する。この際、系内に導入さ
れる洗浄シンナー10の供給圧は、A色塗装の吐出量お
よび色替装置であるチェンジバルブユニット4から塗装
ガン1に至る塗料配管(塗装配管3a、3b並びにチェ
ンジバルブユニット4、ペイントレギュレータ6および
塗装ガン1の内部管路)の容積によっても左右される
が、1〜0.01kgf/cm2 と充分に低圧である必
要がある。すなわち、供給圧が1kgf/cm2 を越え
るものであると、極めて短時間でA色の所定の吐出量が
大きく変動してしまい、一方供給圧が0.01kgf/
cm2 よりも低いものであると、残留塗料の押し出しに
長持間を要するために実用的でなく、またA色の所定の
吐出量が大きく変動する虞れも生じるためである。さら
に、洗浄シンナー10の供給圧として望ましくは、塗料
配管容量の80%に相当する量まで残存塗料を押し出す
間において、A色塗料吐出量の所定値からの変動率が1
0%以内、塗料不揮発分の変動量が5%以内となるよう
に、A色塗装の吐出量およびチェンジバルブユニット4
から塗装ガン1に至る塗料配管の容積に基づき、前記1
〜0.01kgf/cm2 の範囲内において、より適正
な値とすることが望ましい。例えば、図1に示すよう
に、塗料吐出量(mm3 /分)をY軸、チェンジバルブ
ユニット4から塗装ガン1までの塗料配管の容量(mm
3 )をX軸とした際に、 x≧75、300>y≧1
50およびy≦−2.4x+626で囲まれる範囲にお
いては、0.2〜0.35kgf/cm2 の圧力で、
x≧75、400≧y≧300およびy≦−1.6x
+525で囲まれる範囲においては、0.2〜0.6k
gf/cm2 の圧力で、または、 400≧y≧30
0、y>−1.6x+525およびy≦−1.6x+6
17で囲まれる範囲においては、0.35〜0.6kg
f/cm2 の圧力とすることが適当である。
【0020】このようにして残留A色塗料の押し出し量
が所定量、例えば、チェンジバルブユニット4から塗装
ガン1に至る塗料配管の容積の約80%となるまでA色
塗装を続け(T-1〜T0 )、A色塗装終了時(T0 )に
おいて、塗装ガン1内のトリガバルブを閉じると共に塗
装ガン1内のダンプバルブを開き、塗装ガンのダンプバ
ルブの廃棄口から塗料配管内にわずかに残るA色塗料を
洗浄用シンナーと共に系外へ廃却しする。次いで、カラ
ーチェンジバルブ4を洗浄エアー11に切替えると共に
ゲートバルブG1およびダンプバルブD1を開き、配管
3a内に例えば、2〜4kgf/cm2 程度の高圧のエ
アーを供給して配管3a内に付着残留しているA色塗料
をダンプバルブD1の排液配管13から塗装ブース内に
廃却し、さらに、カラーチェンジバルブ4を洗浄シンナ
ー10に切替え、洗浄エアー11と同様に2〜4kgf
/cm2 程度の高圧の洗浄シンナー10を配管3a内に
供給して配管3a内に付着したA色塗料を洗い落し、ダ
ンプバルブD1の排液配管13から廃却する。これら洗
浄エアー11および洗浄シンナー10の供給サイクルを
数回繰返す(T0 〜T1 )。このような配管3a内の洗
浄と並行して、ゲートバルブG2も開いてここよりも、
高圧の洗浄エアー8と洗浄シンナー7とが交互に配管3
b内および塗装ガン1に供給され、塗装ガンのダンプバ
ルブの廃棄口から廃却される。これにより配管3bおよ
び塗装ガン1内の洗浄が行なわれる(T0 〜T1 )。
【0021】これらの洗浄が終了した状態においては、
配管3a、3b内はA色塗料が洗浄されてエアーのみが
充満している。そして、次に塗装するB色塗料を供給
し、この塗料をダンプバルブの廃棄口から僅かに廃却し
た後(T1 〜T2 )、塗装ガン内のダンプバルブを閉じ
ると共にトリガバルブを開いてワークが到着するのを待
機する(T3 )。
【0022】表1は、各種の塗料配管容量を有する塗料
供給装置において、それぞれ所定吐出量の異なる各色の
塗料の塗装を行なった後、色替操作時に上述のような方
法により実際に洗浄シンナーにより塗料押出しを行なっ
た際において、塗料吐出量の所定値からの変動率が10
%以内、塗料不揮発分の変動量がない状態において、ど
れぐらいの量の塗料を押し出すことができたかをまとめ
たものである。
【0023】なお、塗料不揮発分の変動量は、通常の塗
装時とシンナーによる押し出し塗装時において、それぞ
れ塗料塗着後140℃(±10℃)にて60分経過後に
測定した不揮発分の比率を比較することにより求めた。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示すように、洗浄シンナーの供給圧
を本発明に基づき適当なものとすることにより、塗料配
管に残留する塗料の有効利用が可能であることが明らか
であった。
【0026】次に、本発明の別の実施例として、図4に
示す別の構成を有する塗料供給装置を用いた場合につい
て説明する。なお、この実施例においては、以下の記載
から明らかなように、前記第1の実施例におけるよりも
残留塗料の有効利用という面では、若干劣ることとなる
が、操作性および次色供給初期における吐出量の安定性
という面ではより優れたものとなる。
【0027】図4に示す塗料供給装置は、図2に示す装
置と同様に、塗装ブース内の自動塗装機に固定された塗
装ガン1と塗装ブース外であって塗料庫に設置された塗
料供給源2とを有しており、これら塗装ガン1と塗料供
給源2との間は、塗料配管により接続されており、この
塗料配管には、カラーチェンジバルブ4、流量計5、ペ
イントレギュレータ6が取付けられているが、図2に示
す装置とは若干異なり、流量計5とペイントレギュレー
タ6との間およびペイントレギュレータ6と塗装ガン1
との間の両方にダンプバルブD2、D3を有している。
前記塗料配管は、便宜上、このダンプバルブD2および
D3により区画して、カラーチェンジバルブ4側から順
に30a、30b、および30cという符号で区別す
る。また符号33、34は、これらのダンプバルブの排
液配管であり、当該排液配管の先端は塗装ブース内等に
臨んでいる。また、これらのダンプバルブD2、D3が
排液側qに切り替えられているときに塗料配管30b、
30c内に洗浄用流体7、8、31、32を導くゲート
バルブG3、G4がダンプバルブD2、D3と選択的に
切り替え得るように取り付けられている。ゲートバルブ
G4には切替えバルブ9を介して洗浄シンナー7と洗浄
エアー8が接続されており、色替え時にはこれらの洗浄
シンナー7と洗浄エアー8とを交互に供給することによ
り、ダンプバルブD3から塗装ガン内部のダンプバルブ
までの塗料配管30c内を洗浄する。一方、ゲートバル
ブG3には、低圧で圧送される洗浄シンナー31と、同
じく低圧で圧送される洗浄エアー32とが接続されてお
り、色替え時には低圧洗浄シンナーと低圧洗浄エアーと
を交互に供給することにより、ダンプバルブD2から排
液配管34に至る塗料配管30b内を低圧で洗浄する。
【0028】カラーチェンジバルブ4の各切替えバルブ
(弁部材)は、それぞれ色目が異なる塗料A,B,C…
(塗料供給源2)が接続されている。また、カラーチェ
ンジバルブ4から排液配管33に至る塗料配管30a内
を洗浄するための洗浄シンナー10および洗浄エアー1
1が接続されている。そして、図示しない色替装置の制
御部から送られたエアー信号によりカラーチェンジバル
ブ4内の切替バルブが選択され、所望の塗料、シンナ
ー、あるいはエアーが塗装ガン1側に供給される。
【0029】カラーチェンジバルブ4の下流側に取り付
けられたペイントレギュレータ6には、図示しない電空
変換機等を介してこのペイントレギュレータ6を制御す
る制御用エアー12が供給され、この制御用エアー12
により塗装ガン1に供給される塗料A,B…の吐出量が
決定される。
【0030】一方、塗装ガン1内には塗料を吐出する際
に開弁するトリガバルブと、塗装ガン内に残留した前色
を廃棄する際に開くダンプバルブが設けられている。
【0031】図4に示す塗料供給装置において、例えば
A色からB色に色替する場合には、図5に示すように、
まず、カラーチェンジバルブ4をA色を選択するように
切り替え、塗装ガン1内のトリガバルブを開いて塗装ガ
ン1から所定の吐出量でA色を塗装する。このとき、吐
出量を制御するペイントレギュレータ6への制御用エア
ー12は所定の塗装用圧に設定されている。
【0032】そして、このA色塗装の終了間際(T-1
において、カラーチェンジバルブ4を切替えてA色の供
給を停止すると共に、ダンプバルブD2およびゲートバ
ルブG3を開き、配管30b内に洗浄シンナー31を供
給し、配管30bおよび30c内に残留するA色塗料
を、当該洗浄シンナー31により押し出しながらA色塗
装を継続する。この際、系内に導入される洗浄シンナー
31の供給圧は、前記したように1〜0.01kgf/
cm2 と充分に低圧であり、かつA色塗装の吐出量およ
びこのゲートバルブG3から塗装ガン1に至る塗料配管
(塗料配管30b、30c並びにペイントレギュレータ
6および塗装ガン1の内部管路)の容量に応じて前記し
たように適宜決定されたものである。
【0033】このようにして残留A色塗料の押し出し量
が所定量、例えば、ゲートバルブG3から塗装ガン1に
至る塗料配管の容積の約80%となるまでA色塗装を続
け(T-1〜T0 )、A色塗装終了時(T0 )において、
ダンプバルブD3を開くと共に、切替バルブ35を洗浄
エアー32に切替え、配管30b内に洗浄エアー32を
低圧、例えば0.1〜1.0kgf/cm2 程度で供給
して配管30b内にわずかに残るA色塗料を洗浄用シン
ナーと共に配管30b内にわずかに残るA色塗料をダン
プバルブD3の排液配管34から塗装ブース内等に廃却
する。より系外へ廃却する。次いで、切替バルブ35を
再び切替え洗浄シンナー31を配管30b内に供給して
配管30b内に付着したA色塗料を洗い落し、ダンプバ
ルブD3の排液配管34から廃却する。これら洗浄エア
ー11および洗浄シンナー10の供給サイクルを数回繰
返す(T0 〜T1 )。
【0034】この配管30b内の洗浄と並行して、A色
の塗装が終了する(T0 )と、カラーチェンジバルブ4
を洗浄エアー11に切替えると共にゲートバルブG1を
開き、配管30a内に例えば、2〜4kgf/cm2
度の高圧のエアーを供給して配管30a内に残留してい
るA色塗料をダンプバルブD2の排液配管33から塗装
ブース内等に廃却し、さらに、カラーチェンジバルブ4
を洗浄シンナー10に切替え、洗浄エアー11と同様に
2〜4kgf/cm2 程度の高圧の洗浄シンナー10を
配管30a内に供給して配管3a内に付着したA色塗料
を洗い落し、ダンプバルブD2の排液配管33から廃却
する。これら洗浄エアー11および洗浄シンナー10の
供給サイクルを数回繰返す(T0 〜T1 )。
【0035】さらに上述した配管30a、30b内の洗
浄と並行して、A色の塗装が終了する(T0 )と、塗装
ガン1内のトリガバルブを閉じると共に塗装ガン1内の
ダンプバルブを開き、ゲートバルブG4も開いて前記と
同様に高圧の洗浄エアー8と洗浄シンナー7とを切替バ
ルブ9を操作して数回交互に配管30c内および塗装ガ
ン1に供給し、塗装ガン内のダンプバルブの廃棄口から
廃却する。これにより配管30cおよび塗装ガン1内の
洗浄が行なわれる(T0 〜T1 )。
【0036】これらの洗浄が終了した状態においては、
配管30a、30b、30c内はA色塗料が洗浄されて
エアーのみが充満している。そして、次に塗装するB色
塗料を供給するようにカラーチェンジバルブ4を切替え
(T1 )、この塗料をダンプバルブの廃棄口から僅かに
廃却した後(T1 〜T2 )、塗装ガン内のダンプバルブ
を閉じると共にトリガバルブを開いて、この塗料を塗装
ガンの先端から僅かに塗装ブース内に廃却する(T2
4 )。
【0037】この次色供給の際に、ペイントレギュレー
タ6に出力する制御用エアー12をそれまでの洗浄のた
めの高圧から流量測定のための諸低圧(低圧)に切替え
(T3 〜T4 )、この間に流量計5による流量計測を行
なう。このように制御用エアー12を高圧から低圧に切
替え、しかも次色供給時に流量計測を行うため、塗料の
粘度の変化による影響を受け難く、また流量計5の精度
も極めて高くなる。したがって、塗装ガン内のトリガバ
ルブを再び開くと共に塗装用の制御用エアーにてペイン
トレギュレータ6を操作した次色塗装の初期から、所定
の吐出量で塗装を行なうことができる。
【0038】このような本発明の塗料色替方法は、自動
車車体塗装等の各種の塗装における色替に用いることが
できるが、特に、自動車車体塗装における中塗塗料塗装
(共色塗装を含む)の色替、上塗塗料塗装(上塗ベース
塗料塗装、上塗クリア塗料塗装を含む)の色替において
好適に使用することができる。
【0039】以上実施例に基づき説明したが、本発明は
上述した実施例に何ら限定されるものではなく、前記し
た本発明の範囲内において適宜に変更可能である。例え
ば、上記実施例においては、洗浄用流体としてシンナー
を用いているが、使用される塗料に対し良好な溶解洗浄
性を示し、かつ極端に粘性の高いものでなければ特に限
定されるものではなく、一般にシンナーと称される種々
の組成の溶剤配合物以外にも、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸アミル等の酢酸エステル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族化合
物、セロソルブ、セロソルブアセテート等のアルキレン
グリコールアルキルエーテルないしそのエステル類など
の有機溶剤を単独あるいは複数組合せて使用することが
可能である。また使用する塗料が水系塗料の場合におい
ては、水、水−アルコール等の水系溶液を使用すること
も可能である。また、塗料供給装置の構成としても多色
塗装に使用されるものであれば、上記実施例におけるよ
うな構成に限定されるものではなく、例えば、上記した
ようなカラーチェンジバルブユニットに代えてチェック
バルブを複数組合せてなるユニットを用いたもの等であ
ってもよい。さらに、例えば、流量計、流量調節器等の
補助的機器の配置の有無は任意である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、多色
塗装において第1色塗料塗装から次色塗料塗装へと移行
する際に、まず前記色替装置への第1色塗料の供給を停
止し、これと同時に洗浄用流体を1〜0.01kg/m
2 の供給圧で供給し、色替装置から塗装ガンに至る塗料
配管に残留する第1色塗料を洗浄用流体で押し出すこと
により、色塗料供給停止後の所定時間第1色塗料塗装を
継続することで、塗料吐出量の安定性を維持しつつ、色
替え時における残存塗料の損失を低減することができ
る。
【0041】さらに本発明において、前記洗浄用流体の
供給圧を、塗装ガンからの第1色塗料吐出量および前記
塗料配管の容量に応じ、1〜0.01kg/m2 の圧力
範囲内において適宜調整して決定し、例えば、塗料吐出
量(mm3 /分)をY軸、色替装置から塗装ガンまでの
塗料配管の容量(mm3 )をX軸とした際に、 x≧
75、300>y≧150およびy≦−2.4x+62
6で囲まれる範囲においては、0.2〜0.35kgf
/cm2 の圧力と、 x≧75、400≧y≧300
およびy≦−1.6x+525で囲まれる範囲において
は、0.2〜0.6kgf/cm2 の圧力と、または、
400≧y≧300、y>−1.6x+525およ
びy≦−1.6x+617で囲まれる範囲においては、
0.35〜0.6kgf/cm2 の圧力とすることによ
り、塗料吐出量および塗料組成の安定性を維持しつつ、
色替え時における残存塗料の損失をより低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の塗料色替方法における塗料吐出量お
よび配管容量に基づく適性洗浄流体供給圧を示すグラ
フ、
【図2】 本発明の塗料色替方法の一実施例において用
いられる塗料供給装置の配管系統図、
【図3】 同実施例の色替タイムチャート、
【図4】 本発明の塗料色替方法の別の実施例において
用いられる塗料供給装置の配管系統図、
【図5】 同実施例の色替タイムチャート、
【図6】 従来例の色替タイムチャート、
【図7】 従来例の色替時における塗料吐出量の変動を
示すグラフ。
【符号の説明】 1…塗装ガン、2…塗料供給源、3a,3b,30a、
30b,30c…塗料配管、4…チェックバルブユニッ
ト、6…ペイントレギュレータ、7,10,31…洗浄
シンナー、8,11,32…洗浄エアー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の塗料供給源と1つの塗装ガンと
    を、各分岐管路部に切替えバルブを配してなる多岐管か
    らなる色替装置を介して接続してなる塗料供給装置を用
    い、1つの塗装ガンで多色の塗料を塗布する多色塗装に
    おける色替方法であって、 第1色塗料塗装から次色塗料塗装へと移行する際に、ま
    ず前記色替装置への第1色塗料の供給を停止し、これと
    同時に色替装置ないしはこれよりも塗装ガン側の塗料配
    管へと洗浄用流体を1〜0.01kg/m2 の供給圧で
    供給し、色替装置から塗装ガンに至る塗料配管に残留す
    る第1色塗料を洗浄用流体で押し出して、前記第1色塗
    料供給停止後の所定時間第1色塗料塗装を継続すること
    で、色替に際しての塗料損失を低減することを特徴とす
    る塗料色替方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄用流体の供給圧が、塗装ガンか
    らの第1色塗料吐出量および前記塗料配管の容量に応
    じ、1〜0.01kg/m2 の圧力範囲内において適宜
    調整して決定され、 塗料配管内に残存する第1色塗料を、塗料配管容量の8
    0%に相当する量まで洗浄用流体で押し出した際におい
    て、塗料吐出量の所定値からの変動率が10%以内、塗
    料不揮発分の変動量が5%以内となることを特徴とする
    請求項1に記載の塗料色替方法。
  3. 【請求項3】 塗料吐出量(mm3 /分)をY軸、色替
    装置から塗装ガンまでの塗料配管の容量(mm3 )をX
    軸とした際に、 x≧75、300>y≧150およびy≦−2.4
    x+626で囲まれる範囲においては、0.2〜0.3
    5kgf/cm2 の圧力で、 x≧75、400≧y≧300およびy≦−1.6
    x+525で囲まれる範囲においては、0.2〜0.6
    kgf/cm2 の圧力で、または、 400≧y≧300、y>−1.6x+525およ
    びy≦−1.6x+617で囲まれる範囲においては、
    0.35〜0.6kgf/cm2 の圧力で、洗浄用流体
    を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の
    塗装方法。
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