JPH08131727A - 油焚き浴湯循環浄化装置 - Google Patents

油焚き浴湯循環浄化装置

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Publication number
JPH08131727A
JPH08131727A JP6280678A JP28067894A JPH08131727A JP H08131727 A JPH08131727 A JP H08131727A JP 6280678 A JP6280678 A JP 6280678A JP 28067894 A JP28067894 A JP 28067894A JP H08131727 A JPH08131727 A JP H08131727A
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JP
Japan
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bath
hot water
flow path
circulation
heat exchanger
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Withdrawn
Application number
JP6280678A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hino
宏昭 日野
Daisuke Kinoshita
大助 木下
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Showa Tekko KK
Original Assignee
Showa Tekko KK
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Publication date
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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな構成とした油焚き浴湯循環浄化
装置に関する。 【構成】 バーナー部(56)と燃焼部(57)とを具備する熱
交換器(H) と、循環ポンプ(P) と浄化装置とを具備する
浴湯循環浄化装置(J) とを循環流路(R) で連通連結する
と共に、同一のケーシング(11)内に収納配設して、浴槽
本体(C) 内の浴湯を循環させながら浄化・加温可能に構
成し、さらに、前記熱交換器(H) の缶体(50)に、屈曲流
路(M) をなす消音ケース(2) を連設すると共に、同消音
ケース(2) に煙突(7) を垂直状に連設し、しかも、上記
浄化装置を構成する濾過器(S)を、消音ケース(2) の上
面で、かつ、前記煙突(7) に平行状態に載置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトに構成し
た油焚き浴湯循環浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴湯を循環させながら浴湯を浄化可能と
し、長期にわたり湯の入れ替えをすることなく、常時、
入浴可能な状態を保つことのできる浴湯循環浄化装置が
あり、その一形態として、以下に示す構成のものがあ
る。
【0003】即ち、ケーシング内に、循環ポンプ、ヒー
タ、さらに、浄化装置としての濾過器や紫外線殺菌装置
等を配設し、それぞれを循環流路で連通連結すると共
に、同循環流路の一端と他端には浴湯吸入口と浴湯吐出
口とを設け、両口を浴槽本体内に開口して浴湯を循環さ
せながら浄化・加温するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した浴
湯循環浄化装置は、未だ、以下のような課題が残されて
いた。
【0005】すなわち、上記した浴湯循環濾過装置にお
いては、加温手段として電気ヒータを使用しているため
に、消費電力が大きくなってランニングコストが高くな
っていた。
【0006】そこで、比較的にランニングコストの安い
灯油を燃料とする熱交換器を加温手段に使用することが
考えられた。
【0007】かかる油焚き浴湯循環浄化装置は、屋外設
置とするものであるが、使用する熱交換器は電気式のヒ
ータに比べてはるかに大型なので、かかる熱交換器や浄
化装置等を収納するケーシングも大型化していた。
【0008】しかも、燃焼音が大きいので騒音問題が生
じるおそれがあり、一般家庭では隣家との関係もあって
普及には至っていない。
【0009】騒音を防ぐために消音材等の量を増すとな
ると、ますますケーシングが大きくなり、しかも、コス
トアップとなるので、これもまた、一般への普及を阻害
する要因となってしまう。
【0010】本発明は、上記課題を解決することのでき
る油焚き浴湯循環浄化装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、バーナー部
と燃焼部とを具備する熱交換器と、循環ポンプと浄化装
置とを具備する浴湯循環浄化装置とを循環流路で連通連
結すると共に、同一のケーシング内に収納配設して、浴
槽本体内の浴湯を循環させながら浄化・加温可能に構成
し、さらに、前記熱交換器の缶体に、屈曲流路をなす消
音ケースを連設すると共に、同消音ケースに煙突を垂直
状に連設し、しかも、上記浄化装置を構成する濾過器
を、消音ケースの上面で、かつ、前記煙突に平行状態に
載置したことを特徴とする油焚き浴湯循環浄化装置に係
るものである。
【0012】また、本発明は、上記循環流路の中途に多
方弁を配設して浴湯の流路を選択的に切換可能とし、濾
過運転、逆洗運転、洗浄運転、排水運転を適宜行えるよ
うに構成したことにも特徴を有する。
【0013】さらに、上記循環流路の循環ポンプの下流
側に流路切換弁を配設し、浴湯の流路を切換えて浄化装
置及び熱交換器をバイパスして浴槽本体へ還流可能と
し、同浴槽本体の浴湯吐出口より強噴流させるジェット
噴流運転を行えるように構成したことにも特徴を有す
る。
【0014】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき以下に説明
する。
【0015】図1は本発明に係る油焚き浴湯循環浄化装
置の正面視における説明図、図2は同側面視における説
明図、図3は同油焚き浴湯循環浄化装置の浴湯流路を示
す説明図である。
【0016】本発明に係る油焚き浴湯循環浄化装置A
は、図1及び図2に示すように、バーナー部56と燃焼部
57とを具備し、灯油を燃料とする熱交換器Hと、循環ポ
ンプPと浄化装置とを具備する浴湯循環浄化装置Jと
を、箱状に形成したケーシング11内に収納配設して装置
本体1を構成している。
【0017】そして、同装置本体1を屋外に設置すると
共に、図3に示すように、同装置本体1と浴室内に設置
した浴槽本体Cとを循環流路Rで連通連結しており、同
循環流路Rの一端に浴湯吸込口4aを、他端には浴湯吐出
口5aを設け、両口4a,5a を浴槽本体C内に開口してい
る。
【0018】上記した浄化装置としては、循環流路Rの
中途に配設した濾過器Sと紫外線殺菌装置Bとから構成
しており、かかる構成によって、本発明に係る浴湯循環
浄化装置Aは、浴槽本体C内の浴湯を循環させながら浄
化・加温可能としている。なお、濾過器Sと紫外線殺菌
装置Bについては後述する。
【0019】本実施例では、循環流路Rを第一・第二・
第三送水パイプ10a,10b,10c からなる送水パイプ10によ
り形成し、同循環流路Rの中途に、多方弁として五方弁
Vを配設している。
【0020】五方弁Vは、浴湯が流入する流入口V5と、
流入した浴湯の流路を規制する4個の連通口V1,V2,V3,V
4 を有している。
【0021】そして、各連通口V1,V2,V3,V4 を選択的に
開閉することにより流路を切換え、流路の切換によっ
て、通常の濾過運転の他、逆洗運転、洗浄運転、及び、
排水運転をそれぞれ自動的に行えるようにしている。
【0022】ここで、循環流路Rの構成について説明し
ながら、上記した濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、及
び、排水運転について説明する。
【0023】図3に示すように、ケーシング11の底部に
配設した循環ポンプPの吸水口P1に、一端を伸延させて
浴槽本体Cに浴湯吸込口4aを開口した浴湯吸入パイプ4
の他端を接続し、同ポンプPの吐水口P2に、第1送水パ
イプ10a の一端を接続すると共に、同第1送水パイプ10
a の他端を、紫外線殺菌装置Bを介して五方弁Vの流入
口V5に連通連結している。
【0024】また、同五方弁Vの第1連通口V1に第2送
水パイプ10b の一端を連通連結し、同第2送水パイプ10
b の他端を、濾過器Sを介して五方弁Vの第2連通口V2
に連通連結している。
【0025】さらに、五方弁Vの第3連通口V3に第3送
水パイプ10c の一端を連通連結し、同第3送水パイプ10
c の他端を熱交換器Hの缶体流入口H1に連通連結してい
る。
【0026】そして、熱交換器Hの缶体流出口H2に浴湯
吐出パイプ5の一端を連通連結し、その他端に設けた浴
湯吐出口5aを浴槽本体C内に開口して浴湯を循環可能と
している。
【0027】また、上記五方弁Vの第4連通口V4には排
水パイプ6を連結しており、同排水パイプ6の先端はケ
ーシング11に形成した排水口12に連通し、同排水口12か
らは外部排水口13に連通している。
【0028】循環流路Rは上記のように構成されてお
り、濾過運転時における浴湯は、浴槽本体C→浴湯吸入
パイプ4→循環ポンプP→第1送水パイプ10a (紫外線
殺菌装置B)→五方弁V→第2送水パイプ10b (濾過器
S)→五方弁V→第3送水パイプ10c →熱交換器H→浴
湯吐出パイプ5→浴槽本体Cと循環することになる。か
かる循環流路Rを繰り返し循環しながら浄化・加温され
る。
【0029】すなわち、循環ポンプPを駆動することに
よって、浴湯吸入パイプ4により吸い込まれた浴槽本体
C内の浴湯は、先ず、第1送水パイプ10a を通り、紫外
線殺菌装置Bに送水されて殺菌されると共に、同紫外線
殺菌装置Bから五方弁Vの流入口V5に入る。
【0030】五方弁Vは、濾過運転用に流路が切り換え
られており、流入口V5から流入した浴湯は第1連通口V1
に流れ、同第1連通口V1に連通連結する第2送水パイプ
10bを介して濾過器Sに送水される。
【0031】濾過機Sに送水された浴湯は、濾過器Sの
上部に設けた流入口S2から濾過器S内に入って濾過され
た後、同濾過器Sの下部に設けた流出口S1から五方弁V
の第2連通口V2へと流入し、さらに、同第2連通口V2と
連通するように切換えられた第3連通口V3から第3送水
パイプ10c を通って、熱交換器Hの缶体流入口H1へと流
入し、必要に応じて加熱された後、缶体流出口H2より浴
湯吐出パイプ5を通って浴槽本体C内へ還流される。か
かる循環を繰り返して、浴湯は常時浄化されると共に、
予め設定された適当な温度に保温されることになる。
【0032】一方、逆洗運転の場合は、循環ポンプPを
駆動すると、浴湯吸水パイプ4により吸い込まれた浴槽
本体C内の浴湯は、紫外線殺菌装置Bから五方弁Vの流
入口V5へ流入した後、流路が切換られて第2連通口V2へ
と流れ、第2送水パイプ10bを逆流して濾過器Sの流出
口S1から濾過器S内に入り、濾過器Sを逆流し、同濾過
器S内の濾過材Eに付着した垢等を剥離して濾過材Eを
再生させ、同濾過器Sの流入口S2から五方弁Vの第1連
通孔V1へと流入し、同第1連通口V1へ連通するように切
換られた第4連通口V4から排水パイプ6へ流れ、同排水
パイプ6を通って外部排水口13へ排出される。
【0033】また、逆洗運転と洗浄運転は常にセットで
行われるものであり、逆洗運転で第2送水パイプ10b の
内部に残った濾過器Sの垢等を洗浄運転により洗浄排出
するようにしている。
【0034】すなわち、洗浄運転の場合、浴湯の流れは
濾過運転と略同様であるが、濾過器Sの流出口S1から五
方弁Vの第2連通口V2に還流した浴湯は、洗浄運転で
は、第3連通口V3に代わり第4連通口V4に流れ、同第4
連通口V4から排水パイプ6へと流れるようにして、垢等
を含んだ洗浄水(浴湯)が浴槽本体C内へ戻らないよう
にしている。また、洗浄運転に要する時間は予めセット
しておくものとする。
【0035】排水運転は、上記洗浄運転の場合と同じ流
路となり、浴槽循環浄化装置A内の浴湯がすべて流出す
るまで五方弁Vの第2連通孔V2と第4連通孔V4とを連通
した状態に止めておくようにしている。
【0036】このように、逆洗運転、洗浄運転、及び、
排水運転においては、浴湯を熱交換器Hを通すことなく
直接排水できるようにしている。
【0037】なお、かかる濾過、逆洗、洗浄、排水運転
は、ボタン操作で自動的に行えるように制御されてお
り、その操作は、図示しない浴室内等に配設したリモコ
ンスイッチ等により行うようにしている。
【0038】また、本実施例では、かかるリモコンスイ
ッチで浴湯の温度設定を可能としており、かかる設定温
度に基づいて、図示しない温度センサが循環する浴湯の
温度を監視し、基準値以上の温度低下を検知すると熱交
換器Hが作動するように制御されている。従って、浴槽
本体C内の浴湯を常時適温に保つことができる。
【0039】次に、本発明に係る油焚き浴湯循環浄化装
置Aの大きな特徴となる熱交換器Hと濾過器Sの配設構
造について説明する。
【0040】本油焚き浴湯循環浄化装置Aでは、図1及
び図2に示すように、熱交換器Hの缶体50に、屈曲流路
Mをなす消音ケース2を連設すると共に、同消音ケース
2に煙突7を垂直状に連設し、さらに、上記浄化装置を
構成する濾過器Sを、消音ケース2の上面で、かつ、前
記煙突7に平行状態に載置している。
【0041】すなわち、図1に示すように、熱交換器H
は、缶体50の内部に燃焼部57を設けると共に、同缶体50
の下部側面にバーナーファン51を取付けてバーナー部56
を構成している。53は燃焼部57内に複数個設けた煙管、
54は炉底煉瓦である。
【0042】そして、缶体50の上部には、屈曲流路Mを
なす消音ケース2を、缶体50からバーナーファン51側に
突出するように連設し、同消音ケース2の内面には石綿
からなる防音・断熱材Dを配設している。
【0043】さらに、消音ケース2の突出端側に、煙突
7を垂直に突設して上端をケーシング11から突出させる
と共に、同煙突7内に形成される煙道3を前記屈曲流路
Mに連通連結している。また、同煙突7内にも上記した
防音・断熱材Dを配設している。55は煙突7の上端に取
付けた排気トップである。
【0044】熱交換器Hが作動すると、燃焼ガスは図1
の矢印fのように上昇し、屈曲流路Mを通って煙突7の
先端から外部に抜けるが、屈曲流路Mを通ることで消音
されると共に、上記の防音・断熱材Dによってさらに消
音され、また、ケーシング11への放熱も可及的に小さく
するようにしている。
【0045】しかも、上記の防音・断熱材Dは、燃焼部
57からの燃焼ガスが直接当たる消音ケース2の上面内
側、及び、煙道3の近傍を厚めにしているので、消音効
果や断熱効果をより高めることができる。
【0046】また、熱交換器Hを上記構成とすることに
より、ケーシング11内には、缶体50の上方で、かつ、煙
突7の側方に空間Qが形成され、同空間Qに濾過器Sを
配設している。
【0047】すなわち、濾過器Sを消音ケース2の上面
で、かつ、前記煙突7に平行状態に載置しており、かか
る構成によって、従来、熱交換器Hと並設していたのに
比べてケーシング11内の空間の有効利用ができ、同ケー
シング11を大幅にコンパクトにすることができる。
【0048】また、本油焚き浴湯循環浄化装置Aの構成
要件の中で、比較的に重量物である濾過器Sを、消音ケ
ース2の上面に載置したことで、熱交換器Hが作動して
燃焼する場合に、消音ケース2のびびり音等の発生を抑
制して消音効果を高めることができる。
【0049】従って、燃焼音が静かになり一般家庭等で
も設置可能となり、しかも、加熱手段としての熱交換器
Hは灯油を燃料とするのでランニングコストが大幅に減
少し経済的である。
【0050】なお、ケーシング11の内面にも防音・断熱
材Dを配設して、さらに、防音、断熱効果を高めること
もできる。
【0051】ここで、上記した濾過器Sについて説明す
る。
【0052】図1及び図2に示すように、濾過器Sは上
記してきたように、熱交換器Hの缶体50の上面に載置し
ており、濾過材Eを収容する濾過タンク31に、タンク蓋
34を取付けている。
【0053】本実施例では、油焚き浴湯循環浄化装置A
は室外設置型なので、濾過器Sを室内設置型よりも大型
化して濾過能力を向上させている。そこで、濾過タンク
31をステンレス製として、耐圧性を十分なものとしてい
る。
【0054】また、本実施例では、濾過材Eは、下方か
ら珪石、麦飯石、活性炭を層状に配設しているが、かか
る素材については特に限定するものではない。
【0055】さらに、上記濾過タンク31の底板に浴湯流
出用ノズル38b を取付ける一方、タンク蓋34には浴湯流
入用ノズル38a を取付けている。
【0056】上記浴湯流入・流出用ノズル38a,38b は多
数の散水孔38c,38c を有しており、各散水孔38c,38c を
細長いスリット状に形成し、孔面積を可及的に大きくし
て水勢を殺せるようにすると共に、十分な吐出量を確保
できるようにしている。しかも、散水孔38c の幅は濾過
材Eが通過できない幅としている。
【0057】従って、濾過タンク31内に流入する浴湯
は、上記浴湯流入用ノズル38a によりシャワー状に、か
つ、水勢を殺した状態で四方へ均一に散水されるので、
濾過材Eが巻上げられることがなく、濾過材Eの表面全
体から均一に浸透していくので濾過性能をより向上させ
ることができる。
【0058】また、逆洗運転の場合でも、浴湯流出用ノ
ズル38b から上方へ向けてシャワー状に、かつ、水勢を
殺した状態で四方へ均一に吐出されるので、濾過材Eに
浴湯が均等に浸透して逆洗効果を向上させることができ
る。
【0059】41はシール材としてのOリング41であり、
濾過タンク31とタンク蓋34との間に介設して、濾過タン
ク31からの漏水を確実に防止している。
【0060】次に、上記濾過器Sと共に、浄化装置を構
成する紫外線殺菌装置Bについて説明すると、紫外線殺
菌装置Bは、循環ポンプPと五方弁Vとを連通連結する
第1送水パイプ10a の中途に設けており、合成樹脂製の
殺菌灯ケース22内に浴湯流路を形成すると共に、同流路
内に密閉状に配設したガラス管内に紫外線ランプ20を配
設して構成している。
【0061】27は殺菌灯キャップであり、同キャップ27
を取り外すことによって紫外線ランプの交換を容易に行
えるようにしている。
【0062】次に、他の実施例として、図4に示すもの
について説明する。
【0063】これは、先の実施例の構成に加え、流路切
換弁Wを循環流路Rに設けたものであり、図4に示すよ
うに、循環ポンプPの下流側で、同ポンプPと五方弁V
との間に流路切換弁Wとして三方弁Wを介設し、浴湯の
流路を切換えて浄化装置及び熱交換器Hをバイパスして
浴槽本体Cへ還流可能とし、浴槽本体Cの浴湯吐出口5a
から強噴流させるジェット噴流運転を可能としている。
【0064】ここでジェット噴流とは、浴湯の噴流圧で
指圧、あるいは、揉みほぐし効果を生起するような強噴
流のものをいう。また、エジェクタ効果により浴湯の噴
流中にエアを取り込んだ泡混じりの噴流も含むものとす
る。
【0065】そこで、本実施例では、上記浴湯吐出口5a
にエア電磁弁Xを取付け、同浴湯吐出口5aより気泡混じ
りの噴流、いわゆる泡風呂運転が可能な構成としてい
る。この場合は、浴湯吐出口5aに専用ノズルを取付ける
ことが望ましい。
【0066】なお、本実施例では、エア電磁弁Xは装置
本体1のケーシング11内に収納配設し、浴湯吐出口5aと
は吸気管X1により連通連結している。
【0067】図4に示すように、三方弁Wは循環ポンプ
Pから浴湯が流入する流入口W3と流入した浴湯の流路を
規制する2個の流出口W1,W2 を有しており、第1流出口
W1は五方弁Vの流入口V5と、第2流出口W2は熱交換器H
の缶体流出口H2と浴槽本体Cの浴湯吐出口5aとを連通連
結する浴湯吐出パイプ5に連通連結している。
【0068】また、浴湯吐出口5aにはエア電磁弁Xを取
付けて外気と連通可能としており、かかるエア電磁弁X
の開閉と上記三方弁Wの流路切換えとを図示しないリモ
コンスイッチのジェット噴流スイッチで連動操作可能と
している。
【0069】したがって、ジェット噴流スイッチの操作
で両流出口W1,W2 を選択的に開閉して流路を切換えるこ
とにより、先の実施例で説明したように五方弁Vに流入
しての濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、及び、排水運転
を行う他、浄化装置と熱交換器Hをバイパスして浴湯を
直接浴槽本体Cへ還流可能としたジェット噴流運転を行
えるようにしている。
【0070】また、エア電磁弁Xを開くことによって同
時にエジェクタ効果により空気を取込みながら浴湯吐出
口5aより気泡混じりの浴湯を強噴出させる泡風呂運転も
可能となっている。
【0071】本実施例では、ジェット噴流スイッチを操
作すると、第1流出口W1が閉じて第2流出口W2が開き、
浴湯は五方弁V、紫外線殺菌装置B及び濾過器Sからな
る浄化装置、熱交換器Hをバイパスして浴湯吐出パイプ
5へすぐに還流すると同時にエア電磁弁Xが開き、ジェ
ット噴流運転を行いながら気泡を噴出する泡風呂運転を
行うことができるようにしている。
【0072】なお、ジェット噴流運転と泡風呂運転とを
別スイッチによりそれぞれ操作し、独立させて運転でき
るようにしてもよい。
【0073】ジェット噴流運転において、前記濾過器S
や熱交換器H等による抵抗がないので浴湯は高圧の強い
勢いとなり、入浴者はかかるジェット噴流によって指
圧、あるいは、揉みほぐしのマッサージ効果が得られ、
快適な入浴ができると共に疲労を回復することができ、
泡風呂運転を同時に行った場合は泡の作用によりマッサ
ージ効果をさらに大きくすることができる。
【0074】このように、循環ポンプPと五方弁Vとの
間に三方弁Wを介設し、浴湯の流路を切換えて直接浴槽
本体Cへ還流可能としたので循環ポンプPの出力をアッ
プさせることなく簡単な構造で強噴流を得ることがで
き、コスト的に有利となる。
【0075】
【発明の効果】 バーナー部と燃焼部とを具備する熱交換器と、循環ポ
ンプと浄化装置とを具備する浴湯循環浄化装置とを、同
一のケーシング内に収納配設して、浴槽本体内の浴湯を
循環させながら浄化・加温可能に構成し、前記熱交換器
の缶体に、屈曲流路をなす消音ケースを連設すると共
に、同消音ケースに煙道を垂直状に連設し、さらに、上
記浄化装置を構成する濾過器を、消音ケースの上面で、
かつ、前記煙道に平行状態に載置したことにより、ケー
シング内の空間を有効利用できて、同ケーシングを大幅
にコンパクトにすることができる。
【0076】また、比較的に重量物である濾過器を、
消音ケースの上面に載置したことで、消音ケースのびび
り音等の発生を抑制して消音効果を高めることができ
る。
【0077】一般家庭等でも設置可能となり、しか
も、加熱手段としての熱交換器は灯油を燃料とするので
燃料費が安く、ランニングコストが大幅に減少し経済的
である。
【0078】循環流路の中途に多方弁を配設して浴湯
の流路を選択的に切換可能とし、濾過運転、逆洗運転、
洗浄運転、排水運転を適宜行えるように構成したことに
より、浴湯循環浄化装置内の浴湯排水を自動的になすこ
とができ、利便性が高まる。
【0079】循環流路の循環ポンプの下流側に流路切
換弁を配設し、浴湯の流路を切換えて浄化装置及び熱交
換器をバイパスして浴槽本体へ還流可能とし、浴槽本体
の浴湯吐出口よりジェット噴流可能に構成したことによ
り、指圧、あるいは、揉みほぐしのマッサージ効果を得
られ、快適な入浴ができると共に疲労を回復することが
できる。
【0080】また、循環ポンプの出力をアップさせるこ
となく簡単な構造で強噴流を得ることができ、コスト的
に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油焚き浴湯循環浄化装置の正面視
による説明図である。
【図2】同側面視による説明図である。
【図3】同装置内の浴湯流路を示す説明図である。
【図4】他の実施例に係る油焚き浴湯循環浄化装置の浴
湯流路を示す説明図である。
【符号の説明】
A 油焚き浴湯循環浄化装置 C 浴槽本体 H 熱交換器 J 浴湯循環浄化装置 M 屈曲流路 P 循環ポンプ R 循環流路 S 濾過器 W 流路切換弁 2 消音ケース 5a 浴湯吐出口 7 煙突 11 ケーシング 56 バーナー部 57 燃焼部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24H 9/00 W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナー部(56)と燃焼部(57)とを具備す
    る熱交換器(H) と、循環ポンプ(P) と浄化装置とを具備
    する浴湯循環浄化装置(J) とを循環流路(R)で連通連結
    すると共に、同一のケーシング(11)内に収納配設して、
    浴槽本体(C)内の浴湯を循環させながら浄化・加温可能
    に構成し、 さらに、前記熱交換器(H) の缶体(50)に、屈曲流路(M)
    をなす消音ケース(2)を連設すると共に、同消音ケース
    (2) に煙突(7) を垂直状に連設し、 しかも、上記浄化装置を構成する濾過器(S) を、消音ケ
    ース(2) の上面で、かつ、前記煙突(7) に平行状態に載
    置したことを特徴とする油焚き浴湯循環浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記循環流路(R) の中途に多方弁を配設
    して浴湯の流路を選択的に切換可能とし、濾過運転、逆
    洗運転、洗浄運転、排水運転を適宜行えるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の油焚き浴湯循環浄化
    装置。
  3. 【請求項3】 上記循環流路(R) の循環ポンプ(P) の下
    流側に流路切換弁(W) を配設し、浴湯の流路を切換えて
    浄化装置及び熱交換器(H) をバイパスして浴槽本体(C)
    へ還流可能とし、同浴槽本体(C) の浴湯吐出口(5a)より
    強噴流させるジェット噴流運転を行えるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の油焚き浴湯
    循環浄化装置。
JP6280678A 1994-11-15 1994-11-15 油焚き浴湯循環浄化装置 Withdrawn JPH08131727A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149294A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Matsushita Electric Works Ltd 微細気泡発生装置

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