JPH08131726A - ガス焚き浴湯循環浄化装置 - Google Patents

ガス焚き浴湯循環浄化装置

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Publication number
JPH08131726A
JPH08131726A JP6280677A JP28067794A JPH08131726A JP H08131726 A JPH08131726 A JP H08131726A JP 6280677 A JP6280677 A JP 6280677A JP 28067794 A JP28067794 A JP 28067794A JP H08131726 A JPH08131726 A JP H08131726A
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JP
Japan
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bath
hot water
circulation
way valve
flow path
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Application number
JP6280677A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hino
宏昭 日野
Daisuke Kinoshita
大助 木下
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Showa Tekko KK
Original Assignee
Showa Tekko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器と浴湯循環浄化装置とを同一のケー
シング内に収納したガス焚き浴湯循環浄化装置に関す
る。 【構成】 ガスバーナー部(7) を具備する熱交換器(H)
と、循環ポンプ(P)と浄化装置とを具備する浴湯循環浄
化装置(J) とを、同一のケーシング(11)内に収納配設
し、同熱交換器(H) と浴湯循環浄化装置(J) とを循環流
路(R) で連通連結すると共に、同循環流路(R) の一端に
設けた浴湯吸込口(2) と他端に設けた浴湯吐出口(3) と
をそれぞれ浴槽本体(C) 内に開口して同浴槽本体(C) 内
の浴湯を循環させながら加温・浄化可能に構成し、さら
に、循環流路(R) の中途に流路を切換可能に構成した多
方弁を設け、同多方弁による流路の切換によって、濾過
運転、逆洗運転、浄化運転、排水運転を選択的に行える
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス焚き浴湯循環浄
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴湯を循環させながら浴湯を浄化
可能とし、長期にわたり湯の入れ替えをすることなく、
常時、入浴可能な状態に保つことのできる浴湯循環浄化
装置があり、その一形態として、以下に示す構造のもの
がある。
【0003】すなわち、ケーシング内に、循環ポンプ、
電気式ヒータ、さらに、浄化装置としての濾過器や紫外
線殺菌装置等を配設して、それぞれを循環流路で連通連
結すると共に、同循環流路の一端と他端とを浴槽本体内
に開口した浴湯吸込口と浴湯吐出口とにそれぞれ連通連
結して浴湯を循環させながら浄化・加温可能としてい
る。
【0004】しかし、加温手段として電気式ヒータを使
用しているので消費電力が大きく、経済性に問題があ
り、そこで、比較的に燃料費の安いガスを使用したガス
焚き浴湯循環浄化装置が考えられた。
【0005】これは、ガスバーナー部を具備する熱交換
器を専用ケーシング内に収納配設し、さらに、循環ポン
プと浄化装置とを具備する浴湯循環浄化装置とを、同一
の浄化用ケーシング内に収納配設して、両ケーシングを
並列状態に載置すると共に、前記熱交換器と浴湯循環浄
化装置とを循環流路で連通連結している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したガ
ス焚き浴湯循環浄化装置は、熱交換器と浴湯循環浄化装
置とが別々のケーシングに収納されており、しかも、ガ
ス業者と浴湯循環浄化装置業者が別々であることが多
く、使用者にとってはメンテナンスが行いにくいという
問題があった。
【0007】また、ケーシングが2個並ぶことになり見
た目が悪く、外観を考慮して2個のケーシングの大きさ
や形状の調和を図れば、各々のケーシング内のレイアウ
トに無駄が生じ、全体をコンパクト化することが難しく
なるという問題があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決することのでき
るガス焚き浴湯循環浄化装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、ガスバーナ
ー部を具備する熱交換器と、循環ポンプと浄化装置とを
具備する浴湯循環浄化装置とを、同一のケーシング内に
収納配設し、同熱交換器と浴湯循環浄化装置とを循環流
路で連通連結すると共に、同循環流路の一端に設けた浴
湯吸込口と他端に設けた浴湯吐出口とをそれぞれ浴槽本
体内に開口して同浴槽本体内の浴湯を循環させながら加
温・浄化可能に構成し、さらに、循環流路の中途に流路
を切換可能に構成した多方弁を設け、同多方弁による流
路の切換によって、濾過運転、逆洗運転、浄化運転、排
水運転及びジェット噴流運転を選択的に行えるように構
成したことを特徴とするガス焚き浴湯循環浄化装置に係
るものである。
【0010】また、上記循環流路の循環ポンプと多方弁
との間に流路切換弁を配設し、同流路切換弁により浴湯
の流路を切換えて浄化装置及び熱交換器をバイパスして
浴槽本体へ還流可能とし、同浴槽本体の浴湯吐出口より
強噴流させるジェット噴流運転を行えるように構成した
ことにも特徴を有する。
【0011】また、本発明は、上記多方弁は合成樹脂製
の五方弁であることにも特徴を有する。
【0012】さらに、上記浄化装置は、濾過器と紫外線
殺菌装置とを具備することにも特徴を有する。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき以下に説明
する。
【0014】図1に本発明に係るガス焚き浴湯循環浄化
装置の説明図であり、全体構成を概念的に示している。
【0015】ガス焚き浴湯循環浄化装置Aは、ガスバー
ナー部7を具備する熱交換器Hと、循環ポンプPと浄化
装置とを具備する浴湯循環浄化装置Jとを、同一のケー
シング11内に収納配設し、屋外に設置している。
【0016】熱交換器H、循環ポンプP、浄化装置と
は、送水パイプ10からなる循環流路Rで連通連結してお
り、同循環流路Rの一端に浴湯吸込口2を、他端には浴
湯吐出口3とを設け、両口2,3 を浴槽本体C内に開口し
ている。R1はサーミスタ、R2は流水スイッチであり、循
環流路Rの中途に取付けている。
【0017】熱交換器Hは、循環流路Rと連通連結する
吸熱パイプ1と、同吸熱パイプ1を加熱するガスバーナ
ー部7と、同ガスバーナー部7へ送気するバーナーファ
ンFを具備している。9は排気部である。
【0018】8はガス供給路であり、前記ガスバーナー
部7からケーシング外11へ伸延してガス供給源Gに連通
連結している。
【0019】ケーシング11の内部において、ガス供給路
8の中途にはガス比例弁G1とガス電磁弁G2,G3 とを取付
けている。
【0020】浴湯循環浄化装置Jは、循環ポンプPと、
浄化装置をなす紫外線殺菌装置B、及び、濾過器Sとを
具備しており、それぞれ、循環流路Rにより連通連結し
ている。
【0021】濾過器Sは、濾過材Eを収容する濾過タン
ク31に、タンク蓋34を取付けると共に、同濾過タンク31
の底板31a に浴湯流出用ノズル38b を取付ける一方、タ
ンク蓋34には浴湯流入用ノズル38a を取付けている。
【0022】なお、本実施例では、ガス焚き浴湯循環浄
化装置Aは室外設置型としているので、濾過器Sは室内
設置型よりも大型化して、濾過能力を大きくしている。
従って、濾過タンク31をステンレス製として耐圧性も十
分なものとしている。
【0023】また、濾過材Eは、下方から珪石、麦飯
石、活性炭を層状に配設しているが、かかる素材等に限
定するものではない。
【0024】上記ノズル38a,38b は、多数の散水孔38c,
38c を有しており、同散水孔38c は長孔のスリット状に
形成して、孔面積を可及的に大きくして水勢を殺すと共
に、十分な吐出量を確保できるようにし、かつ、濾過材
Eが通過できない幅としている。
【0025】従って、濾過タンク31内に流入する浴湯
は、上記浴湯流入用ノズル38a によりシャワー状に、か
つ、水勢を殺した状態で散水されるので、濾過材Eが巻
上げられることがなく、濾過材Eの表面全体から均一に
浸透していくので濾過性能をより向上させることができ
る。
【0026】また、後述するように、本ガス焚き浴湯循
環浄化装置Aは逆洗運転を可能としており、かかる逆洗
運転の場合でも、浴湯流出用ノズル38b から上方へ向け
てシャワー状に、かつ、水勢を殺した状態で四方へ均一
に吐出されるので、濾過材Eに浴湯が均等に浸透して逆
洗効果を向上させることができる。
【0027】14は濾過タンク31内のエア抜きを行うため
のエアホースであり、一端をタンク蓋34に連通連結する
と共に、他端を第二送水パイプ10b に連通連結して、濾
過タンク31内のエアを浴槽本体Cへ逃がすようにしてい
る。
【0028】紫外線殺菌装置Bは、合成樹脂製の殺菌灯
ケース22内に浴湯流路を形成すると共に、同流路内に密
閉状に配設したガラス管内に紫外線ランプ20を配設して
構成している。
【0029】27は殺菌灯キャップであり、同キャップ27
を取り外すことによって紫外線ランプ20の交換を容易に
行えるようにしている。
【0030】上記構成により、循環ポンプPを駆動する
と、浴槽本体C内の浴湯は、循環流路Rを循環しなが
ら、加温・浄化されて、常時、入浴可能な状態を保つこ
とができる。
【0031】本発明に係るガス焚き浴湯循環浄化装置A
は、循環流路Rの中途に合成樹脂製の五方弁Vを配設し
ており、同五方弁Vは、浴湯が流入する流入口V5と、流
入した浴湯の流路を規制する4個の連通口V1,V2,V3,V4
を有している。
【0032】そして、各連通口V1,V2,V3,V4 を選択的に
開閉することにより流路を切換可能とし、流路の切換に
よって、通常の濾過運転の他、逆洗運転、洗浄運転、及
び、排水運転をそれぞれ自動的に行えるようにしてい
る。なお、五方弁Vの構成については後に詳述する。
【0033】ここで、循環流路Rの構成について説明し
ながら、上記した濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、及
び、排水運転について説明する。
【0034】ところで、循環流路Rは実質的に送水パイ
プ10より構成されており、本実施例では、同送水パイプ
10を、第1送水パイプ10a 、第2送水パイプ10b 、第3
送水パイプ10c とで構成している。
【0035】図1に示すように、ケーシング11に配設し
た循環ポンプPの吸水口P1に、浴槽本体Cに一端を伸延
させて浴湯吸込口2を開口する浴湯吸入パイプ4の他端
を接続すると共に、同循環ポンプPの吐水口P2に、第1
送水パイプ10a の一端を接続し、同第1送水パイプ10a
の他端を五方弁Vの流入口V5に連通連結している。
【0036】また、同五方弁Vの第1連通口V1に第2送
水パイプ10b の一端を連通連結し、同第2送水パイプ10
b の他端を、紫外線殺菌装置B、濾過器Sを介して五方
弁Vの第2連通口V2に連通連結している。
【0037】さらに、五方弁Vの第3連通口V3に第3送
水パイプ10c の一端を連通連結し、同第3送水パイプ10
c の他端側を浴湯吐出パイプ5となし、同浴湯吐出パイ
プ5の終端に設けた浴湯吐出口3を浴槽本体Cに開口し
ている。
【0038】また、上記第3送水パイプ10c の中途に、
熱交換器Hの吸熱パイプ1を連通連結しており、浄化さ
れた浴湯を加熱するようにしている。
【0039】また、上記五方弁Vの第4連通口V4には排
水パイプ6を連結しており、同排水パイプの先端はケー
シング11に形成した排水口12を介して外部排水口13に連
通している。
【0040】図1において、10d は第3送水パイプ10c
に設けたバイパス流路であり、同バイパス流路10d は、
熱交換器Hの吸熱パイプ1の上流・下流側をバイパスし
ている。
【0041】すなわち、熱交換器Hへの浴湯供給量には
限度があるので、五方弁Vの第3連通口V3から第3送水
パイプ10c を介して熱交換器H側へ流れる浴湯の一部を
上記バイパス流路10d でバイパスさせて、熱交換器Hを
通さずに直接浴槽本体Cへ流すようにしているものであ
る。
【0042】循環流路Rは上記のように構成されてお
り、濾過運転時における浴湯は、浴槽本体C→浴湯吸入
パイプ4→循環ポンプP→第1送水パイプ10a →五方弁
V→第2送水パイプ10b (紫外線殺菌装置B→濾過器
S)→五方弁V→第3送水パイプ10c →熱交換器H(一
部バイパス流路10d )→第3送水パイプ10c →浴湯吐出
パイプ5→浴槽本体Cと循環することになる。浴湯はか
かる循環流路Rを繰り返し循環しながら浄化・加温され
る。
【0043】すなわち、循環ポンプPを駆動することに
よって、浴湯吸入パイプ4により吸い込まれた浴槽本体
C内の浴湯は、先ず、第1送水パイプ10a を通って五方
弁Vの流入口V5に入る。
【0044】五方弁Vは、予め濾過運転用に流路が切り
換えられており、流入口V5から流入した浴湯は第1連通
口V1に流れ、同第1連通口V1に連通連結する第2送水パ
イプ10b を介して紫外線殺菌装置Bに送水される。
【0045】紫外線殺菌装置Bで殺菌された浴湯は濾過
器Sに送水され、濾過器Sの上部に設けた流入口S2から
濾過器S内に入って濾過された後、同濾過器Sの下部に
設けた流出口S1から五方弁Vの第2連通口V2へと流入す
る。
【0046】さらに、第2連通口V2と連通するように切
換えられた第3連通口V3から第3送水パイプ10c を通っ
て、一部の浴湯はバイパス流路10d に流れながら、他の
浴湯は熱交換器Hの吸熱パイプ1へと流入し、必要に応
じて加熱された後、上記したバイパス流路10d を通った
加熱されていない浴湯と混ざった状態で第3送水パイプ
10c を流れ、さらに、浴湯吐出パイプ5を通って浴槽本
体C内へ還流される。
【0047】かかる循環を繰り返して、浴湯は常時浄化
されると共に、予め設定された適当な温度に保温される
ことになる。
【0048】一方、逆洗運転の場合は、循環ポンプPを
駆動すると、浴湯吸水パイプ4により吸い込まれた浴槽
本体C内の浴湯は、五方弁Vの流入口V5へ流入した後、
流路が切換られて第2連通口V2へと流れ、第2送水パイ
プ10b を逆流して濾過器Sの流出口S1から濾過器S内に
入り、濾過器Sを逆流し、同濾過器S内の濾過材Eに付
着した垢等を剥離して濾過材Eを再生させ、同濾過器S
の流入口S2から五方弁Vの第1連通孔V1へと流入し、同
第1連通口V1へ連通するように切換られた第4連通口V4
から排水パイプ6へ流れ、同排水パイプ6を通って排水
口12からケーシング11の外方に流出し、外部排水口13に
排出される。
【0049】また、洗浄運転は、逆洗運転と常にセット
で行われるものであり、逆洗運転で第2送水パイプ10b
の内部に残った濾過器Sの垢等を洗浄運転により洗浄排
出するようにしている。
【0050】すなわち、洗浄運転の場合、浴湯の流れは
濾過運転と略同様であるが、濾過器Sの流出口S1から五
方弁Vの第2連通口V2に還流した浴湯は、洗浄運転で
は、第3連通口V3に代わり第4連通口V4に流れ、同第4
連通口V4から排水パイプ6へと流れるようにして、垢等
を含んだ洗浄水(浴湯)が浴槽本体C内へ戻らないよう
にしている。また、洗浄運転に要する時間は予めセット
しておくものとする。
【0051】排水運転は、上記洗浄運転の場合と同じ流
路となり、浴湯循環浄化装置A内の浴湯が流出するまで
五方弁Vの第2連通孔V2と第4連通孔V4とを連通した状
態に止めておくようにしている。
【0052】このように、逆洗運転、洗浄運転、及び、
排水運転においては、浴湯を熱交換器Hを通すことなく
直接排水できるようにしている。
【0053】なお、かかる濾過、逆洗、洗浄、排水運転
は、ボタン操作で自動的に行えるように制御されてお
り、その操作は、図示しない浴室内にリモコンスイッチ
等を配設して行うようにしている。
【0054】また、本実施例では、上記リモコンスイッ
チで浴湯の温度設定を可能としており、かかる設定温度
に基づいて、サーミスタR1が循環する浴湯の温度を監視
し、基準値以上の温度低下を検知すると熱交換器Hが作
動するように制御され、浴槽本体C内の浴湯を常時適温
に保つことができるようにしている。
【0055】ここで、五方弁Vの構成について以下に詳
述する。
【0056】五方弁Vは、図2〜図5に示すように、五
方に外通流路を形成した合成樹脂製のケース51と、同ケ
ース51中に回動自在に収納し、内部を隔壁52で仕切った
合成樹脂製の弁体53と、同弁体53の支軸54に連設した電
動モータMとにより主に構成している。78はモータケー
スである。
【0057】ケース51は、図2に示すように、円筒状の
弁ケース51a と、弁ケース51a の下面に流体を保留する
保留空間51b を形成するように連設した保留ケース51c
とからなり、保留ケース51c の中央には、前記保留空間
51b と連通した流入口V5を設けている。55は流入口V5を
形成した流入パイプである。
【0058】また、弁ケース51a の外周壁には、略直角
方向に、第1連通口V1、第2連通口V2、第3連通口V3、
第4連通口V4を開口しており、各口V1,V2,V3,V4 にはそ
れぞれ連通パイプ56,57,58,59 を連通状態に連設してい
る。
【0059】かかる連通パイプ56,57,58,59 は、略L字
状のエルボ形状としており、弁ケース51a に連設した基
端部分を中心に反転取付けを可能に構成している。
【0060】弁ケース51a 内に回動自在に収納した弁体
53は、外周摺動面を湾曲状に形成しており、同弁体53は
内周を凹状湾曲面とした円筒状の弁ケース51a 中におい
て回動しながら、流入口V5からの浴湯の流路を切換える
機能を有しており、上面を閉塞した円筒状の弁壁60と、
その内部の隔壁52とで形成している。
【0061】弁壁60の内部は、図3に示すように、隔壁
52により三室に仕切られており、隔壁52は、中央から三
方に放射状に伸延して先端を弁体53の内側に接合してい
る。
【0062】隔壁52により形成された三室のうち、第1
室61は約90度の角度の隔壁により形成し、他の第2・3
室62,63 は、約135 度の角度の隔壁52にて形成してい
る。
【0063】隔壁52と弁壁60との接合部に対応した弁体
53の外周面には、溝部64を縦方向に設けている。同溝部
64は、金型で合成樹脂素材の弁体53を一体成形する際
に、分割金型と分割金型との接合部分に設けるものであ
り、分割金型の接合部分に溝部64は形成される。
【0064】しかも、図4に示すように弁体53の下面に
は一体的に一部を切欠した円板状の弁蓋体66を設けてお
り、弁体53の下面を第1室61を除いて閉塞している。
【0065】すなわち、円板状の弁蓋体66は弁ケース51
a と、その下方の保留ケース51c との境部分に配設して
おり、弁体53と同時に回転するように構成しており、円
板状の一部を第1室61の形状と合致するように扇型に切
欠して切欠部66a を形成している。
【0066】なお、弁蓋体66の上面には、弁体53の隔壁
52の下縁部が嵌入するだけの嵌入溝67を放射状に形成し
ており、隔壁52の下縁部を同嵌入溝67と嵌着することに
より弁体53と弁蓋体66とを一体的に組み立てるようにし
ている。
【0067】また、図3〜図5に示すように、弁体53の
弁壁60には、各室61,62,63毎に2個づつの弁口を形成し
ており、第1室61には第1弁口61a 、第2弁口61b を、
第2室62には第3弁口62a 、第4弁口62b を、第3室63
には第5弁口63a 、第6弁口63b をそれぞれ設けてい
る。
【0068】これらの各弁口61a,61b,62a,62b,63a,63b
には弁体53の回動による変位によって、弁ケース51a の
第1、第2、第3、第4の各連通口V1,V2,V3,V4 と適宜
連通して流入口V5からの浴湯の流路を切り換えるように
している。
【0069】従って、流入口V5からの流路は、上記した
保留空間51b から弁蓋体66の切欠部66a を通り、弁体53
の第1室61から第1弁口61a 、または、第2弁口61b を
通って、弁ケース51a の所要の連通口V1,V2,V3,V4 へと
通じる流路を形成すると共に、弁体53の第2室62、第3
室63の各弁口62a,62b,63a,63b は、弁ケース51a の各連
通口V1,V2,V3,V4 と適宜連通し、吸入・吐出の流路を形
成する。
【0070】また、各隔壁52の中心部には、支軸54を立
設し、同支軸54は電動モータMの出力軸に連設してい
る。
【0071】図4及び5に示すように、支軸54の周壁に
は上下三段の位置に3個の凹部α、β、γを形成したカ
ム体68を設けており、同カム体68と対面する位置にはケ
ース51に3個のリミットスイッチ71,72,73を三段に重ね
て設けている。
【0072】各リミットスイッチ71,72,73のセンサ爪7
4,75,76は、それぞれ、カム体68の各凹部α、β、γに
対応して配設されており、同凹部α、β、γの位置にセ
ンサ爪74,75,76がくると、そのセンサ爪に一体のリミッ
トスイッチが作動して電動モータMを停止するようにし
ている。69は3個のリミットスイッチ71,72,73を支持す
る支持ピンである。
【0073】なお、電動モータMは、別途設けた操作ス
イッチによる通電により作動を開始し、弁体53を回動さ
せるが、一定角度回動してリミットスイッチ71,72,73の
センサ爪74,75,76がカム体68の凹部α、β、γにくる
と、リミットスイッチ71,72,73がOFF作動して電動モ
ータMへの通電を切断し、弁体53の回動を停止する。
【0074】このように、リミットスイッチ71,72,73と
カム体68との組合せによって、弁体53が一定の角度回転
したら自動的に停止するようにし、弁体53の各弁口62a,
62b,63a,63b が弁ケース51a の所要の連通口V1,V2,V3,V
4 に自動的に位置して、流路の切換えを自動的に行い、
前述したように、濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、排水
運転を行えるようにしている。図4中、77はシール材、
79は取付ビスである。
【0075】次に、他の実施例として、図6に示すに示
すものについて説明する。
【0076】これは、先の実施例の構成に加え、流路切
換弁Wを循環流路Rに設けたものであり、図6に示すよ
うに、循環ポンプPの下流側で、同ポンプPと五方弁V
との間に流路切換弁として三方弁Wを介設し、浴湯の流
路を切換えて浄化装置及び熱交換器Hをバイパスして浴
槽本体Cへ還流可能とし、浴槽本体Cの浴湯吐出口3か
ら強噴流させるジェット噴流運転を可能としている。
【0077】ここでジェット噴流とは、浴湯の噴流圧で
指圧、あるいは揉みほぐし効果を生起するような強噴流
のものをいう。また、エジェクタ効果により浴湯の噴流
中にエアを取り込んだ泡混じりの噴流も含むものとす
る。
【0078】そこで、本実施例では、上記浴湯吐出口3
にエア電磁弁Xを設け、同浴湯吐出口3より気泡混じり
の噴流、いわゆる泡風呂運転が可能な構成としている。
この場合には浴湯吐出口3に専用ノズルを取付けること
が望ましい。
【0079】なお、本実施例では、エア電磁弁Xは装置
本体1のケーシング11内に収容配設し、浴湯吐出口3と
は吸気管X1により連通連結している。
【0080】図6に示すように、三方弁Wは循環ポンプ
Pから浴湯が流入する流入口W3と流入した浴湯の流路を
規制する2個の流出口W1,W2 を有しており、第1流出口
W1は五方弁Vの流入口V5と、第2流出口W2は熱交換器H
の缶体流出口H2と浴槽本体Cの浴湯吐出口3とを連通連
結する浴湯吐出パイプ5に連通連結している。
【0081】また、浴湯吐出口3にはエア電磁弁Xを取
付けて外気と連通可能としており、かかるエア電磁弁X
の開閉と上記三方弁Wの流路切換えとを図示しないリモ
コンスイッチのジェット噴流スイッチで連動操作可能と
している。
【0082】したがって、ジェット噴流スイッチの操作
で両流出口W1,W2 を選択的に開閉して浴湯流路を切換え
ることにより、先の実施例で説明したように五方弁Vに
流入しての濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、及び、排水
運転を行う他、浄化装置と熱交換器Hをバイパスして浴
湯を直接浴槽本体Cへ還流可能としたジェット噴流運転
を行えるようにしている。
【0083】また、エア電磁弁Xを開くことによって同
時にエジェクタ効果により空気を取込みながら浴湯吐出
口3より気泡混じりの浴湯を強噴出させる泡風呂運転も
可能となっている。
【0084】本実施例では、ジェット噴流運転スイッチ
を操作すると、第1流出口W1が閉じて第2流出口W2が開
き、浴湯は五方弁V、紫外線殺菌装置B及び濾過器Sか
らなる浄化装置、熱交換器Hをバイパスして浴湯吐出パ
イプ5へすぐに還流すると同時にエア電磁弁Xが開き、
ジェット噴流運転を行いながら気泡を噴出する泡風呂運
転を行うことができるようにしている。
【0085】なお、ジェット噴流運転と泡風呂運転とを
別スイッチによりそれぞれ操作し、独立させて運転でき
るようにしてもよい。
【0086】ジェット噴流運転においては、前記濾過器
S及び紫外線殺菌装置Bや熱交換器H等による抵抗がな
いので浴湯は高圧の強い勢いとなり、入浴者はかかるジ
ェット噴流によって指圧、あるいは揉みほぐしのマッサ
ージ効果が得られ、快適な入浴ができると共に疲労の回
復を図ることができ、泡風呂運転を同時に行った場合は
泡の作用によりマッサージ効果をさらに大きくすること
ができる。
【0087】このように、循環ポンプPと五方弁Vとの
間に三方弁Wを介設し、浴湯の流路を切換えて直接浴湯
本体Cへ還流可能としたので循環ポンプPの出力をアッ
プさせることなく簡単な構造で強噴流を得ることがで
き、コスト的に有利となる。
【0088】
【発明の効果】ガスバーナー部を具備する熱交換器と、
循環ポンプと浄化装置とを具備する浴湯循環浄化装置と
を、同一のケーシング内に収納配設し、同熱交換器と浴
湯循環浄化装置とを循環流路で連通連結すると共に、同
循環流路の一端に設けた浴湯吸込口と他端に設けた浴湯
吐出口とをそれぞれ浴槽本体内に開口して同浴槽本体内
の浴湯を循環させながら加温・浄化可能に構成し、さら
に、循環流路の中途に流路を切換可能に構成した多方弁
を設け、同多方弁による流路の切換によって、濾過運
転、逆洗運転、浄化運転、排水運転を選択的に行えるよ
うに構成したことにより、燃料費が安くなると共に、濾
過材の長寿命化を図ることができてランニングコストが
低減し、かつ、ケーシングをコンパクト化できる。
【0089】また、上記循環流路の循環ポンプと多方弁
との間に流路切換弁を配設し、同流路切換弁により浴湯
の流路を切換えて浄化装置及び熱交換器をバイパスして
浴槽本体へ還流可能とし、同浴槽本体の浴湯吐出口より
強噴流させるジェット噴流運転を行えるように構成した
ことにより、浄化装置や熱交換器等による抵抗がないの
で浴湯は高圧の強い勢いとなり、入浴者はかかるジェッ
ト噴流によって指圧、あるいは揉みほぐしのマッサージ
効果が得られ、快適な入浴ができると共に疲労の回復を
図ることができる。
【0090】また、上記多方弁を合成樹脂製の五方弁と
したことにより、濾過運転、逆洗運転、洗浄運転、排水
運転と流路の異なる運転を行え、しかも、コンパクトな
形状で、かつ、安価に製造でき、浴湯循環浄化装置等の
組込みに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス焚き浴湯循環浄化装置の説明
図である。
【図2】五方弁の正面図である。
【図3】同五方弁の弁体を示す説明図である。
【図4】同五方弁の分解斜視図である。
【図5】図2のI−I線における断面図である。
【図6】他の実施例に係るガス焚き浴湯循環浄化装置の
説明図である。
【符号の説明】
A ガス焚き浴湯循環浄化装置 B 紫外線殺菌装置 C 浴湯本体 J 浴湯循環浄化装置 P 循環ポンプ R 循環流路 S 濾過器 V 五方弁 W 流路切換弁 2 浴湯吸込口 3 浴湯吐出口 7 ガスバーナー部 11 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24H 9/00 W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナー部(7) を具備する熱交換器
    (H) と、循環ポンプ(P) と浄化装置とを具備する浴湯循
    環浄化装置(J) とを、同一のケーシング(11)内に収納配
    設し、 同熱交換器(H) と浴湯循環浄化装置(J) とを循環流路
    (R) で連通連結すると共に、同循環流路(R) の一端に設
    けた浴湯吸込口(2) と他端に設けた浴湯吐出口(3) とを
    それぞれ浴槽本体(C) 内に開口して同浴槽本体(C) 内の
    浴湯を循環させながら加温・浄化可能に構成し、 さらに、循環流路(R) の中途に流路を切換可能に構成し
    た多方弁を設け、同多方弁による流路の切換によって、
    濾過運転、逆洗運転、浄化運転、排水運転を選択的に行
    えるように構成したことを特徴とするガス焚き浴湯循環
    浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記循環流路(R) の循環ポンプ(P) と多
    方弁との間にさらに流路切換弁(W) を配設し、同流路切
    換弁(W) により浴湯の流路を切換えて浄化装置及び熱交
    換器(H) をバイパスして浴槽本体(C) へ還流可能とし、
    同浴槽本体(C) の浴湯吐出口(3) より強噴流させるジェ
    ット噴流運転を行えるように構成したことを特徴とする
    請求項1記載のガス焚き浴湯循環浄化浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記多方弁は合成樹脂製の五方弁(V) で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のガス焚
    き浴湯循環浄化浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記浄化装置は、濾過器(S) と紫外線殺
    菌装置(B) とを具備することを特徴とする請求項1記載
    のガス焚き浴湯循環浄化装置。
JP6280677A 1994-11-15 1994-11-15 ガス焚き浴湯循環浄化装置 Withdrawn JPH08131726A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431635B1 (ko) * 2002-08-13 2004-05-17 린나이코리아 주식회사 보일러 필터하우징 결합구조
JP2005118434A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Suiko Engineering:Kk 水流マッサージ装置
CN109876518A (zh) * 2019-02-22 2019-06-14 高云芝 一种双初滤低温过滤机组

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