JPH0564655U

JPH0564655U - 水処理器付き給湯装置

Info

Publication number: JPH0564655U
Application number: JP285992U
Authority: JP
Inventors: 博之井山
Original assignee: Hitachi Chemical Co Ltd; Showa Denko Materials Co Ltd
Current assignee: Showa Denko Materials Co Ltd
Priority date: 1992-01-30
Filing date: 1992-01-30
Publication date: 1993-08-27

Abstract

(57)【要約】【目的】給湯機に水処理器が容易に取付けできるととも
に衛生的で且つ良質の湯が得られる構造の水処理器付き
給湯装置を提供することを目的とする。【構成】入水管４及び端部に末端機器３を設けた出湯管
１３に接続される給湯機２を備えた給湯装置１におい
て、給湯機２の上流側の入水管４に水処理器５を設ける
とともに、水処理器５の上流側及び下流側の入水管４に
二方切替弁１２、三方切替弁１４を介してバイパス水路
１１を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家庭用等に用いられる給湯機に、浄水器及び／又は活水器を装着した水処理器付き給湯装置の改良に係わるものである。

【０００２】

【従来の技術】

近来、大都市での水道水の水質の悪化により一般家庭においては浄水器及び／又は活水器が水道蛇口に接続され多く賞用されている。浄水器としては、活性炭濾過方式、中空繊維濾過方式などが製品化されており、また活水器としてはミネラルウォ−タ製造機や電気分解式のアルカリイオン水製造機などが製品化されている。ところで、従来より水質の悪い水道水を給湯機で沸かしてお湯として利用する場合には、そのまま利用しているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、給湯機の給水口に前記浄水器、活水器等を取付けて利用する方法も考えられるが、一般に市販されている浄水器や活水器は内部に中空繊維やその他の有機材料を使用しているため、熱湯の通水が制限又は禁止されている。また、これらの浄水器や活水器は熱湯を通すと故障の原因になる等の課題がある。

【０００４】本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、給湯機に水処理器が容易に取付けできるとともに衛生的で且つ良質の湯が得られる構造の水処理器付き給湯装置を提供することを目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の課題を解決するための本考案の構成を実施例に対応する図１にに従って説明すると、本考案は、入水管（４）及び端部に末端機器（３）を設けた出湯管（１３）に接続される給湯機（２）を備えた給湯装置（１）において、給湯機（２）の上流側の入水管（４）に水処理器（５）を設けるとともに、水処理器（５）の上流側及び下流側の入水管（４）に二方切替弁（１２）、三方切替弁（１４）を介してバイパス水路（１１）を形成したことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

そして、本考案は前記の手段により、飲料水として使用する場合、入水管より流入した水道水は、直接水処理器に入り良質の水となって給湯機に入り給湯機によって加熱されて使用される。他方、飲料水として使用しない場合の浴槽等への給湯に際しては、入水管より流入した水道水は、水処理器の上流側の入水管に設けた二方切替弁と下流側の入水管に設けた三方切替弁とを切り替え、二方切替弁と三方切替弁の間に形成したバイパス水路を経由して給湯機に入り給湯機によって加熱されて使用される。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施例を図１に基づき以下説明する。１は、水処理器付き給湯装置であり、内部には石油、ガス、電気等の熱源により加熱される熱交換器を設けた給湯機２が配置され、給湯機２の給湯側には末端機器である蛇口、シャワー３等を取り付けた出湯管１３が接続されている。４は屋外の給水源より給湯装置のケーシング側面を介して給湯機２に至る入水管であり、給湯装置の内部において入水管４の給湯機２上流側には浄水器、活水器等の水処理器５が接続されている。１１は、水処理機５の上流側の入水管４に二方切替弁１２と水処理機５の下流側の入水管４に三方切替弁１４とを設けるとともに両切替弁１２、１４間に形成させたバイパス水路である。１０は制御回路７に接続された電源コードであり、８はリモコン６と制御回路７とを接続するケーブルである。そして、制御回路７は信号ケーブル９によって給湯機に接続され、また、制御回路７は二方切替弁１２と三方切替弁１４とを各々通信ケーブル１５、１６によって接続されている。

【０００８】上記水処理器５は常時使用すると、活性炭や中空繊維等濾過物質の目ずまりなどによる通水量の減少や、活水器のむだな電力消費等の問題がある。そのため、水のバイパス水路１１を設け、二方切弁替１２、三方切弁替１４により水通路を切り替える構成とした。この構成を用いることにより、風呂への給湯や食器洗いなど浄水や活水の必要がない場合には、二方切弁替１２、三方切弁替１４により水通路をバイパス１１に切り替えるため、短寿命化や不要電力消費が回避される。また、常時はバイパス１１を通って水が流れ、浄水や活水が必要な場合のみ二方切弁替１２、三方切弁替１４を水処理器５側に切り替える。このように、二方切弁替１２、三方切弁替１４を常時バイパス１１側に通水セットされるようにすれば、浄水器の残渣により水道が汚染されることがない。

【０００９】まず、飲料水として使用する場合には、リモコン６を操作して制御回路７の信号により二方切替弁１２と三方切替弁１４とを水処理器５を介して直列に接続できるように切り替え、また、飲料水として使用しない場合の浴槽等への給湯に際しては、リモコン６を操作して制御回路７の信号により二方切替弁１２と三方切替弁１４とを水処理器５を通さないでバイパス水路１１側に切り替えることにより使用することができる。

【００１０】図２は本考案の他の実施例であり、図１に示した実施例に水処理器５の目ずまり等を防止する洗浄用の通水路を付加したものである。１７は水処理器５と水処理器５下流側の三方切替弁１４との間の入水管４に接続された開閉バルブ１５を有する排水管である。上記構成において、水処理器５を通して長時間通水がないとき、制御回路７の指示により入水管４の二方切替弁１２を水処理器５側へ連通させ、そして三方切替弁１４をバイパス水路１１側及び給湯機２側を閉塞させるとともに開閉バルブ１５を開口させて通水させることにより目ずまり等を防止することができる。

【００１１】図３は本考案の他の実施例であり、図１に示した実施例に逆流による逆洗機能を付加したものである。１８は水処理器５と水処理器５上流側の二方切替弁１２との間の入水管４に接続された開閉バルブ１５を有する排水管である。上記構成において、制御回路７の指示により入水管４の二方切替弁１２をバイパス水路１１側へ連通させ、そして三方切替弁１４を給湯機２側を閉塞させて水処理器５へ連通させるとともに開閉バルブ１５を開口させて通水させ、水処理器５を逆流させることにより、水処理器５の入水側に付着した残渣を取り除くことができ、水処理器５の寿命を長くすることができる。１９は、圧伝方式などを利用した振動子であり、振動子１９は制御回路により駆動され、上記逆流による洗浄の際、高周波振動を水流に印加することにより上記残渣を容易に取り除くことができる。

【００１２】

【考案の効果】

したがって、本考案は入水管及び端部に末端機器を設けた出湯管に接続される給湯機を備えた給湯装置において、給湯機の上流側の入水管に水処理器を設けるとともに、水処理器の上流側及び下流側の入水管に切替弁を介してバイパス水路を形成させた構成としたので、給湯機に水処理器が容易に取付けできるとともに衛生的で且つ良質の湯が得られる水処理器付き給湯装置を提供することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す配管図。

【図２】本考案の他の実施例を示す配管図。

【図３】本考案の他の実施例を示す配管図。

【符号の説明】

１．給湯装置２．給湯機３．末端機器４．入水管５．水処理器６．リモコン７．制御回路８．ケーブル９．通信ケーブル１０．電源コー
ド１１．バイパス水路１２．二方切替弁１３．出湯管１４．三方切替弁１５．通信ケーブル１６．通信ケーブ
ル１７．排水管１８．排水管１９．振動子２０．開閉バルブ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】入水管及び端部に末端機器を設けた出湯
管に接続される給湯機を備えた給湯装置において、給湯
機の上流側の入水管に水処理器を設けるとともに、水処
理器の上流側及び下流側の入水管に切替弁を介してバイ
パス水路を形成したことを特徴とする水処理器付き給湯
装置。
【請求項２】末端機器が、給水栓、シャワー等である
ことを特徴とする請求項１記載の水処理器付き給湯装
置。
【請求項３】水処理器下流側のバイパス水路切替弁と
水処理器との間の入水管にバルブを設けた排水管を接続
したことを特徴とする請求項１記載の水処理器付き給湯
装置。
【請求項４】水処理器上流側のバイパス水路切替弁と
水処理器との間の入水管にバルブを設けた排水管を接続
したことを特徴とする請求項１記載の水処理器付き給湯
装置。
【請求項５】水処理器上流側のバイパス水路切替弁
が、二方弁であることを特徴とする請求項１又は４記載
の水処理器付き給湯装置。
【請求項６】水処理器下流側のバイパス水路切替弁
が、三方弁であることを特徴とする請求項１又は３記載
の水処理器付き給湯装置。