JPH08131521A - 高圧蒸気滅菌装置および該装置における排気方法 - Google Patents
高圧蒸気滅菌装置および該装置における排気方法Info
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- JPH08131521A JPH08131521A JP6297971A JP29797194A JPH08131521A JP H08131521 A JPH08131521 A JP H08131521A JP 6297971 A JP6297971 A JP 6297971A JP 29797194 A JP29797194 A JP 29797194A JP H08131521 A JPH08131521 A JP H08131521A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】滅菌処理後の排気を安全かつ容易にすることに
よりチャンバ内および滅菌処理物の乾燥の迅速化をはか
る。 【構成】内部にスチームを充満させて滅菌するようにし
たところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該チャ
ンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に取り
付けられた排気弁と、該排気弁に隣接して設置されたソ
レノイドと、一端をソレノイドのプランジャー先端部
に、また他端を前記排気弁の可動片に、それぞれピンを
介して軸着させるとともに、しかもその中間のいずれか
の部分を回動自在に支承させた可動プレートとからな
る。 これにより滅菌作業の終了とともに、チャンバ内
の温度低下をまたずに直ちにソレノイドを作動させて排
気弁を解放し、チャンバ内部の圧力を低下させて内部の
滅菌処理物を取り出すことができ、合理的かつ安全で、
しかも緊急性に対応することができ、また装置をコンパ
クトにして低コストに提供することができる。
よりチャンバ内および滅菌処理物の乾燥の迅速化をはか
る。 【構成】内部にスチームを充満させて滅菌するようにし
たところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該チャ
ンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に取り
付けられた排気弁と、該排気弁に隣接して設置されたソ
レノイドと、一端をソレノイドのプランジャー先端部
に、また他端を前記排気弁の可動片に、それぞれピンを
介して軸着させるとともに、しかもその中間のいずれか
の部分を回動自在に支承させた可動プレートとからな
る。 これにより滅菌作業の終了とともに、チャンバ内
の温度低下をまたずに直ちにソレノイドを作動させて排
気弁を解放し、チャンバ内部の圧力を低下させて内部の
滅菌処理物を取り出すことができ、合理的かつ安全で、
しかも緊急性に対応することができ、また装置をコンパ
クトにして低コストに提供することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、病院や診療所等におけ
る注射用器具類や、メス、鉗子、ガーゼ、ピンセット等
の外科的な治療用具のような、各種医療器具類の高温滅
菌消毒に用いられるスチーム滅菌装置の改良、ならびに
該装置における排気方法に関し、滅菌作業後のチャンバ
ー内の乾燥の迅速化をはかることにより、再使用効率の
向上をはかるようにすることを目的とする。
る注射用器具類や、メス、鉗子、ガーゼ、ピンセット等
の外科的な治療用具のような、各種医療器具類の高温滅
菌消毒に用いられるスチーム滅菌装置の改良、ならびに
該装置における排気方法に関し、滅菌作業後のチャンバ
ー内の乾燥の迅速化をはかることにより、再使用効率の
向上をはかるようにすることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】医療器具類の高温滅菌処理をおこなう装
置としては、これまでに実公平２−２５３９８号に記載
のものが最も進歩的な滅菌装置として知られている。
これは基本的な構造としては、一側に開閉蓋を有し、し
かも内部に水槽部を設けたタンクと、該タンク内の水を
高温加熱する電気ヒーターと、タンク内圧を感知し、所
定の設定値圧力に達したとき上記電気ヒーターの電路を
開放する圧力調整手段と、タンク内圧の上昇に伴い内部
空気を排出する排気弁機構とからなるものである。
置としては、これまでに実公平２−２５３９８号に記載
のものが最も進歩的な滅菌装置として知られている。
これは基本的な構造としては、一側に開閉蓋を有し、し
かも内部に水槽部を設けたタンクと、該タンク内の水を
高温加熱する電気ヒーターと、タンク内圧を感知し、所
定の設定値圧力に達したとき上記電気ヒーターの電路を
開放する圧力調整手段と、タンク内圧の上昇に伴い内部
空気を排出する排気弁機構とからなるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した滅菌装置は、
十分な滅菌効果を得られるものとしてすでに実用化さ
れ、多くの医療施設などにおいて一応満足されるに至っ
ている。 しかしながら滅菌作業の終了後、タンク内の
圧力を低下させた後でなければ、開閉蓋を開いてタンク
内の滅菌処理物を取り出すことができないために、滅菌
処理物を取り出すまでには時間がかかり、緊急の使用に
は間に合わない。 そこで最近ではタンクの一部に排気
孔を設け、これに真空ポンプを取り付けて、滅菌作業の
終了後にこの排気孔から内部のスチームを放出するよう
にしたものも試作的に試みられているものの、その装置
全体が大掛かりとなるばかりでなく、著しくコスト高と
なり、実用的とはいえなかった。
十分な滅菌効果を得られるものとしてすでに実用化さ
れ、多くの医療施設などにおいて一応満足されるに至っ
ている。 しかしながら滅菌作業の終了後、タンク内の
圧力を低下させた後でなければ、開閉蓋を開いてタンク
内の滅菌処理物を取り出すことができないために、滅菌
処理物を取り出すまでには時間がかかり、緊急の使用に
は間に合わない。 そこで最近ではタンクの一部に排気
孔を設け、これに真空ポンプを取り付けて、滅菌作業の
終了後にこの排気孔から内部のスチームを放出するよう
にしたものも試作的に試みられているものの、その装置
全体が大掛かりとなるばかりでなく、著しくコスト高と
なり、実用的とはいえなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た従来技術における種々の課題を解決し、滅菌作業後に
おけるチャンバー内の乾燥の迅速化をはかるようにした
ものであって、具体的には内部にスチームを充満させて
滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容するチ
ャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなる高圧蒸気滅菌装置に関する。
た従来技術における種々の課題を解決し、滅菌作業後に
おけるチャンバー内の乾燥の迅速化をはかるようにした
ものであって、具体的には内部にスチームを充満させて
滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容するチ
ャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなる高圧蒸気滅菌装置に関する。
【０００５】また本発明は、内部にスチームを充満させ
て滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容する
チャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなり、プランジャーがソレノイド内に引
き寄せられた際に排気弁の可動片が外方に引き出されて
閉じられるようにした高圧蒸気滅菌装置にも関する。
て滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容する
チャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなり、プランジャーがソレノイド内に引
き寄せられた際に排気弁の可動片が外方に引き出されて
閉じられるようにした高圧蒸気滅菌装置にも関する。
【０００６】また本発明は、内部にスチームを充満させ
て滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容する
チャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなり、プランジャーがソレノイド内から
外方に押し出された際に排気弁の可動片が排気弁内に押
し込められて閉じられるようにした高圧蒸気滅菌装置に
も関する。
て滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容する
チャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気孔
と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣
接して設置されたソレノイドと、一端をソレノイドのプ
ランジャー先端部に、また他端を前記排気弁の可動片
に、それぞれピンを介して軸着させるとともに、しかも
その中間のいずれかの部分を回動自在に支承させた可動
プレートとからなり、プランジャーがソレノイド内から
外方に押し出された際に排気弁の可動片が排気弁内に押
し込められて閉じられるようにした高圧蒸気滅菌装置に
も関する。
【０００７】さらに本発明は、内部にスチームを充満さ
せて滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容す
るチャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気
孔と、該排気孔に取り付けられた排気弁機構とからな
り、滅菌後の排気は、チャンバ内の温度低下前におこな
われるようにしたことを特徴とする高圧蒸気滅菌装置に
おける排気方法にも関する。
せて滅菌するようにしたところの、滅菌器具類を収容す
るチャンバと、該チャンバの一部に取り付けられた排気
孔と、該排気孔に取り付けられた排気弁機構とからな
り、滅菌後の排気は、チャンバ内の温度低下前におこな
われるようにしたことを特徴とする高圧蒸気滅菌装置に
おける排気方法にも関する。
【０００８】
【作用】チャンバ内に滅菌すべき器具類を収容して開閉
扉を気密に閉じ、チャンバ内の高圧蒸気により一定時間
の滅菌処理をおこなった後、ソレノイドを作動させて可
動プレートを介し、排気弁の可動片を移動させて排気孔
を開口させ、チャンバ内の高圧蒸気を噴出させる。 チ
ャンバ内の圧力が低下した後にチャンバの開閉蓋を開い
て滅菌処理物を取り出すとともに、チャンバ内を引き続
き乾燥させる。
扉を気密に閉じ、チャンバ内の高圧蒸気により一定時間
の滅菌処理をおこなった後、ソレノイドを作動させて可
動プレートを介し、排気弁の可動片を移動させて排気孔
を開口させ、チャンバ内の高圧蒸気を噴出させる。 チ
ャンバ内の圧力が低下した後にチャンバの開閉蓋を開い
て滅菌処理物を取り出すとともに、チャンバ内を引き続
き乾燥させる。
【０００９】チャンバ内の乾燥作業終了後に、前記ソレ
ノイドを作動させて可動プレートを介し、排気弁の可動
片を反対方向に移動させて排気孔を密閉し、再度の使用
に備える。
ノイドを作動させて可動プレートを介し、排気弁の可動
片を反対方向に移動させて排気孔を密閉し、再度の使用
に備える。
【００１０】
【実施例】以下において本発明の具体的な内容を図１の
実施例をもとに説明すると、１は内部にスチームを充満
させて滅菌するようにしたところの、正面側に開閉扉
（図示省略）を有し、しかも内部に滅菌器具類を収容す
るチャンバ、２は該チャンバの一部に取り付けられた排
気孔、４は該排気孔２に取り付けられた排気弁、１４は
該排気弁に隣接して設置されたソレノイド、９は可動プ
レートをあらわす。
実施例をもとに説明すると、１は内部にスチームを充満
させて滅菌するようにしたところの、正面側に開閉扉
（図示省略）を有し、しかも内部に滅菌器具類を収容す
るチャンバ、２は該チャンバの一部に取り付けられた排
気孔、４は該排気孔２に取り付けられた排気弁、１４は
該排気弁に隣接して設置されたソレノイド、９は可動プ
レートをあらわす。
【００１１】チャンバ１の排気孔２には外方に向けられ
たニップル３が取り付けられているとともに、該ニップ
ル３には排気弁４が螺入により取り付けられている。
排気弁４は、図２に断面にて示したように、開口部４ａ
の内径よりも断面径の小さな可動片５が、外方に向けて
進退自在に挿通されているとともに、該可動片５の基部
は排気弁４の内径よりも径大となるテーパー状の弁体６
が形成され、しかも該弁体６と排気弁４の開口部４ａと
の間には可動片５の外周面に沿ってコイル状のスプリン
グ７が装入されており、可動片５と開口部４ａとの間に
形成された排気部を常時解放すべく弁体６を常時チャン
バ１の排気孔２の方向に向けて付勢させた状態にて嵌裝
されており、この弁体６が環状のシール材８を介して段
部４ｂに接したとき、排気孔２と排気弁の開口部４ａと
を遮断できるように構成されている。
たニップル３が取り付けられているとともに、該ニップ
ル３には排気弁４が螺入により取り付けられている。
排気弁４は、図２に断面にて示したように、開口部４ａ
の内径よりも断面径の小さな可動片５が、外方に向けて
進退自在に挿通されているとともに、該可動片５の基部
は排気弁４の内径よりも径大となるテーパー状の弁体６
が形成され、しかも該弁体６と排気弁４の開口部４ａと
の間には可動片５の外周面に沿ってコイル状のスプリン
グ７が装入されており、可動片５と開口部４ａとの間に
形成された排気部を常時解放すべく弁体６を常時チャン
バ１の排気孔２の方向に向けて付勢させた状態にて嵌裝
されており、この弁体６が環状のシール材８を介して段
部４ｂに接したとき、排気孔２と排気弁の開口部４ａと
を遮断できるように構成されている。
【００１２】ソレノイド１４は、チャンバ１に取り付け
られている取り付け板１１に取り付けられ、しかも進退
自在のプランジャー１５を有し、かつ該プランジャー１
６の先端部にはピン１６が横架されている。 一方可動
プレート９は前記取り付け板１１の支承部１２に、ピン
１３を介して中央部を回転自在に支承され、しかもその
一端に係止穴１８を形成してプランジャー１５のピン１
６との間に引っ張りバネ１７を介在させて連結させると
ともに、他端を前記排気弁４の可動片５にピン１０を介
して軸着させている。
られている取り付け板１１に取り付けられ、しかも進退
自在のプランジャー１５を有し、かつ該プランジャー１
６の先端部にはピン１６が横架されている。 一方可動
プレート９は前記取り付け板１１の支承部１２に、ピン
１３を介して中央部を回転自在に支承され、しかもその
一端に係止穴１８を形成してプランジャー１５のピン１
６との間に引っ張りバネ１７を介在させて連結させると
ともに、他端を前記排気弁４の可動片５にピン１０を介
して軸着させている。
【００１３】したがってこれにより、プランジャー１５
がソレノイド１４内に引き寄せられた際に可動プレート
９は、中央のピン１３を支点としてプランジャー１５側
に傾き、これによって排気弁４の可動片５の弁体６が上
方（外方）に引き上げられる結果、可動片５の弁体６が
シール材８を介して段部４ｂに当接して排気弁４を閉じ
ることができるとともに、反対にプランジャー１５の外
方への押し出しにより排気弁４が開放されてチャンバ１
の内部が外方と連通する。
がソレノイド１４内に引き寄せられた際に可動プレート
９は、中央のピン１３を支点としてプランジャー１５側
に傾き、これによって排気弁４の可動片５の弁体６が上
方（外方）に引き上げられる結果、可動片５の弁体６が
シール材８を介して段部４ｂに当接して排気弁４を閉じ
ることができるとともに、反対にプランジャー１５の外
方への押し出しにより排気弁４が開放されてチャンバ１
の内部が外方と連通する。
【００１４】尚上記した実施例の構成においてはプラン
ジャー１５がソレノイド１４内に引き込まれた際に排気
弁４を閉じる構成としたが、弁体の構造を適宜設計変更
することにより、これとは反対にプランジャー１５がソ
レノイド１４内から外方に押し出された際に排気弁４の
可動片５が排気弁４内に押し込められて排気弁４を閉じ
るようにしてもよい。
ジャー１５がソレノイド１４内に引き込まれた際に排気
弁４を閉じる構成としたが、弁体の構造を適宜設計変更
することにより、これとは反対にプランジャー１５がソ
レノイド１４内から外方に押し出された際に排気弁４の
可動片５が排気弁４内に押し込められて排気弁４を閉じ
るようにしてもよい。
【００１５】上記した構成において、滅菌処理作業終了
後にチャンバ１内の温度が低下する前にチャンバ１内の
高圧蒸気を排気弁４から排気するようにすると配管内の
抵抗が減少するばかりでなく、図３にも示したように滅
菌処理作業終了後におけるチャンバ内面、および滅菌処
理物の乾燥が一層促進される。
後にチャンバ１内の温度が低下する前にチャンバ１内の
高圧蒸気を排気弁４から排気するようにすると配管内の
抵抗が減少するばかりでなく、図３にも示したように滅
菌処理作業終了後におけるチャンバ内面、および滅菌処
理物の乾燥が一層促進される。
【００１６】なおこの場合滅菌作業の終了と同時にソレ
ノイド１４への電流の印加は解除されるが、チャンバ１
内の圧力があまり高いうちは、その内圧力により前記し
た弁体６が依然として段部４ｂに押し付けられて密閉状
態を維持し、チャンバ１内の内圧が次第に一定の圧力に
まで下がった際にはじめて解放される。
ノイド１４への電流の印加は解除されるが、チャンバ１
内の圧力があまり高いうちは、その内圧力により前記し
た弁体６が依然として段部４ｂに押し付けられて密閉状
態を維持し、チャンバ１内の内圧が次第に一定の圧力に
まで下がった際にはじめて解放される。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記した通り、内部にスチーム
を充満させて滅菌するようにしたところの、滅菌器具類
を収容するチャンバと、該チャンバの一部に取り付けら
れた排気孔と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該
排気弁に隣接して設置されたソレノイドと、一端をソレ
ノイドのプランジャー先端部に、また他端を前記排気弁
の可動片に、それぞれピンを介して軸着させるととも
に、しかもその中間のいずれかの部分を回動自在に支承
させた可動プレートとからなるものであるために、滅菌
作業の終了とともに、チャンバ内の温度低下をまたずに
直ちにソレノイドを作動させて排気弁を解放し、チャン
バ内部の圧力を低下させて内部の滅菌処理物を取り出す
ことができるので、合理的かつ安全で、しかも緊急性に
対応ができ、しかも装置全体がコンパクトに仕上がり、
低コストの滅菌装置を提供することができる。
を充満させて滅菌するようにしたところの、滅菌器具類
を収容するチャンバと、該チャンバの一部に取り付けら
れた排気孔と、該排気孔に取り付けられた排気弁と、該
排気弁に隣接して設置されたソレノイドと、一端をソレ
ノイドのプランジャー先端部に、また他端を前記排気弁
の可動片に、それぞれピンを介して軸着させるととも
に、しかもその中間のいずれかの部分を回動自在に支承
させた可動プレートとからなるものであるために、滅菌
作業の終了とともに、チャンバ内の温度低下をまたずに
直ちにソレノイドを作動させて排気弁を解放し、チャン
バ内部の圧力を低下させて内部の滅菌処理物を取り出す
ことができるので、合理的かつ安全で、しかも緊急性に
対応ができ、しかも装置全体がコンパクトに仕上がり、
低コストの滅菌装置を提供することができる。
【００１８】また滅菌後の排気は、チャンバ内の温度低
下前におこなうようにすると、配管内の抵抗が少なくな
り、しかも滅菌処理作業終了後におけるチャンバ内の乾
燥が一層促進される。 さらに滅菌作業の終了と同時に
ソレノイドへの電流の印加は解除されてもチャンバ内の
圧力があまり高いうちは、その内圧力により前記した弁
体が依然として段部に押し付けられて密閉状態を維持
し、チャンバ内の内圧が次第に一定の圧力にまで下がっ
た際にはじめて解放されるために、高圧蒸気の噴出によ
る火傷の危険を完全に防ぐことができる。
下前におこなうようにすると、配管内の抵抗が少なくな
り、しかも滅菌処理作業終了後におけるチャンバ内の乾
燥が一層促進される。 さらに滅菌作業の終了と同時に
ソレノイドへの電流の印加は解除されてもチャンバ内の
圧力があまり高いうちは、その内圧力により前記した弁
体が依然として段部に押し付けられて密閉状態を維持
し、チャンバ内の内圧が次第に一定の圧力にまで下がっ
た際にはじめて解放されるために、高圧蒸気の噴出によ
る火傷の危険を完全に防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施例である高圧蒸気滅菌装置の要
部のみをあらわした斜視図。
部のみをあらわした斜視図。
【図２】本発明に係わる滅菌装置の排気弁の取り付け部
分を断面にてあらわした部分拡大図。
分を断面にてあらわした部分拡大図。
【図３】滅菌後の排気を、チャンバ内の温度低下前にお
こなうようにした場合の排気圧力と温度の関係をあらわ
したグラフ。
こなうようにした場合の排気圧力と温度の関係をあらわ
したグラフ。
１ 高圧蒸気滅菌装置のチャンバ ２ 排気孔 ３ ニップル ４ 排気弁 ４ａ 開口部 ４ｂ 段部 ５ 可動片 ６ 弁体 ７ スプリング ８ シール材 ９ 可動プレート １０ ピン １１ 取り付け板 １２ 支承部 １３ ピン １４ ソレノイド １５ プランジャー １６ ピン １７ 引っ張りバネ １８ 係止穴
Claims (4)
- 【請求項１】内部にスチームを充満させて滅菌するよう
にしたところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該
チャンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に
取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣接して設置され
たソレノイドと、一端をソレノイドのプランジャー先端
部に、また他端を前記排気弁の可動片に、それぞれピン
を介して軸着させるとともに、しかもその中間のいずれ
かの部分を回動自在に支承させた可動プレートとからな
る高圧蒸気滅菌装置。 - 【請求項２】内部にスチームを充満させて滅菌するよう
にしたところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該
チャンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に
取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣接して設置され
たソレノイドと、一端をソレノイドのプランジャー先端
部に、また他端を前記排気弁の可動片に、それぞれピン
を介して軸着させるとともに、しかもその中間のいずれ
かの部分を回動自在に支承させた可動プレートとからな
り、プランジャーがソレノイド内に引き寄せられた際に
排気弁の可動片が外方に引き出されて閉じられるように
した高圧蒸気滅菌装置。 - 【請求項３】内部にスチームを充満させて滅菌するよう
にしたところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該
チャンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に
取り付けられた排気弁と、該排気弁に隣接して設置され
たソレノイドと、一端をソレノイドのプランジャー先端
部に、また他端を前記排気弁の可動片に、それぞれピン
を介して軸着させるとともに、しかもその中間のいずれ
かの部分を回動自在に支承させた可動プレートとからな
り、プランジャーがソレノイド内から外方に押し出され
た際に排気弁の可動片が排気弁内に押し込められて閉じ
られるようにした高圧蒸気滅菌装置。 - 【請求項４】内部にスチームを充満させて滅菌するよう
にしたところの、滅菌器具類を収容するチャンバと、該
チャンバの一部に取り付けられた排気孔と、該排気孔に
取り付けられた排気弁機構とからなり、滅菌後の排気
は、チャンバ内の温度低下前におこなわれるようにした
ことを特徴とする高圧蒸気滅菌装置における排気方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297971A JPH08131521A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 高圧蒸気滅菌装置および該装置における排気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297971A JPH08131521A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 高圧蒸気滅菌装置および該装置における排気方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131521A true JPH08131521A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17853468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6297971A Pending JPH08131521A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 高圧蒸気滅菌装置および該装置における排気方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08131521A (ja) |
Citations (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5441591A (en) * | 1977-08-01 | 1979-04-02 | Sanderson Roger S | Device for storing sterilized article |
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