JP2711117B2 - 被滅菌物の乾燥方法 - Google Patents
被滅菌物の乾燥方法Info
- Publication number
- JP2711117B2 JP2711117B2 JP63296010A JP29601088A JP2711117B2 JP 2711117 B2 JP2711117 B2 JP 2711117B2 JP 63296010 A JP63296010 A JP 63296010A JP 29601088 A JP29601088 A JP 29601088A JP 2711117 B2 JP2711117 B2 JP 2711117B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sterilized
- drying
- sterilization
- steam
- vacuum pump
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明に係る被滅菌物の乾燥方法は、病院や各種研
究所に設置された蒸気滅菌器を使用して各種被滅菌物を
滅菌処理した後、この被滅菌物を乾燥させる方法の改良
に関し、乾燥時間の短縮を図るものである。
究所に設置された蒸気滅菌器を使用して各種被滅菌物を
滅菌処理した後、この被滅菌物を乾燥させる方法の改良
に関し、乾燥時間の短縮を図るものである。
（従来の技術） 病院や各種研究所に於いて使用した物品は、この物品
に付着した最近による感染を防止する為、使用後、直ち
に滅菌処理しなければならない。
に付着した最近による感染を防止する為、使用後、直ち
に滅菌処理しなければならない。
この為従来から、第２図に略示する様な蒸気滅菌器を
使用して、各種被滅菌物の滅菌処理を行なう様にしてい
た。
使用して、各種被滅菌物の滅菌処理を行なう様にしてい
た。
この蒸気滅菌器は、被滅菌物を収納自在な内缶１と、
蒸気ジャケット２を介してこの内缶１を囲んだ外缶３と
を有し、図示しない給蒸装置により、内缶１内と蒸気ジ
ャケット２内とに、高温高圧の滅菌用水蒸気を送り込め
る様にしている。
蒸気ジャケット２を介してこの内缶１を囲んだ外缶３と
を有し、図示しない給蒸装置により、内缶１内と蒸気ジ
ャケット２内とに、高温高圧の滅菌用水蒸気を送り込め
る様にしている。
ところで、この様な蒸気滅菌器に於いて、内缶１内に
被滅菌物を収納し、更にこの内缶１内に滅菌用水蒸気を
送り込んで、上記被滅菌物を滅菌処理した場合、被滅菌
物が水蒸気により濡れる事が避けられず、この被滅菌物
を再利用する場合の妨げとなる。
被滅菌物を収納し、更にこの内缶１内に滅菌用水蒸気を
送り込んで、上記被滅菌物を滅菌処理した場合、被滅菌
物が水蒸気により濡れる事が避けられず、この被滅菌物
を再利用する場合の妨げとなる。
この為従来から、蒸気滅菌器を使用した滅菌行程の後
に乾燥行程を設け、滅菌行程で濡れた被滅菌物を乾燥す
る事が行なわれている。
に乾燥行程を設け、滅菌行程で濡れた被滅菌物を乾燥す
る事が行なわれている。
即ち、蒸気滅菌器には、第２図に示す様に、内缶１内
の気体を排出する為の真空ポンプ４と、フィルタ５を通
した清浄空気を内缶１内に吸引する為の吸気管６とを設
けており、滅菌作業終了後は、内缶１内の気体排出と、
この内缶１内への清浄空気吸引とを交互に繰り返し行な
う事により、被滅菌物の乾燥を行なっている。
の気体を排出する為の真空ポンプ４と、フィルタ５を通
した清浄空気を内缶１内に吸引する為の吸気管６とを設
けており、滅菌作業終了後は、内缶１内の気体排出と、
この内缶１内への清浄空気吸引とを交互に繰り返し行な
う事により、被滅菌物の乾燥を行なっている。
滅菌行程終了後、乾燥を行なう場合には、先ず真空ポ
ンプ４に通じる途中に設けた弁７を開いて真空ポンプ４
を運転し、内缶１内の気体を排出する。この際、吸気管
６の途中に設けた電磁弁８は閉じておく。内缶１内の気
体が排出されると、この内缶１内に収納された被滅菌物
に付着した水分の蒸発温度が低下し、この水分の蒸発が
促進されて、上記被滅菌物の乾燥が効率良く行なわれる
様になる。
ンプ４に通じる途中に設けた弁７を開いて真空ポンプ４
を運転し、内缶１内の気体を排出する。この際、吸気管
６の途中に設けた電磁弁８は閉じておく。内缶１内の気
体が排出されると、この内缶１内に収納された被滅菌物
に付着した水分の蒸発温度が低下し、この水分の蒸発が
促進されて、上記被滅菌物の乾燥が効率良く行なわれる
様になる。
内缶１内の圧力が十分に低下したならば、真空ポンプ
４を停止させると共に電磁弁８を開き、フィルタ５を通
じて吸引され、蒸気ジャケット２部分に配設された熱交
換チューブを通過する間に温度上昇した清浄空気を内缶
１内に導入し、真空ポンプ４の運転による圧力低下と水
分の蒸発とに伴って低下した内缶１内の温度を上昇させ
る。以下、この動作を所定回数繰り返し行なう事で、内
缶１内に収納した被滅菌物を乾燥させる。
４を停止させると共に電磁弁８を開き、フィルタ５を通
じて吸引され、蒸気ジャケット２部分に配設された熱交
換チューブを通過する間に温度上昇した清浄空気を内缶
１内に導入し、真空ポンプ４の運転による圧力低下と水
分の蒸発とに伴って低下した内缶１内の温度を上昇させ
る。以下、この動作を所定回数繰り返し行なう事で、内
缶１内に収納した被滅菌物を乾燥させる。
上述の様な乾燥行程を行なう間、内缶１内の圧力は第
３図に破線ａで示す様に変化し、内缶１内の温度は同図
に実線ｂで示す様に変化する。
３図に破線ａで示す様に変化し、内缶１内の温度は同図
に実線ｂで示す様に変化する。
（発明が解決しようとする課題） ところが、上述の様な従来の乾燥方法の場合、必ずし
も内缶１内の温度を十分に上昇させる事が出来ず、被滅
菌物を乾燥させる為に要する時間が長くなってしまう。
も内缶１内の温度を十分に上昇させる事が出来ず、被滅
菌物を乾燥させる為に要する時間が長くなってしまう。
本発明の被滅菌物の乾燥方法は、上述の様な不都合を
解消するものである。
解消するものである。
（課題を解決するための手段） 本発明の被滅菌物の乾燥方法は、前述した従来の乾燥
方法の場合と同様に、被滅菌物を収納した滅菌容器に滅
菌用の水蒸気を送り込む事で、上記被滅菌物を滅菌処理
した後、水蒸気によって濡れた被滅菌物を乾燥させるも
のである。
方法の場合と同様に、被滅菌物を収納した滅菌容器に滅
菌用の水蒸気を送り込む事で、上記被滅菌物を滅菌処理
した後、水蒸気によって濡れた被滅菌物を乾燥させるも
のである。
但し、本発明の被滅菌物の乾燥方法に於いては、真空
ポンプ４の運転を継続して行なう事で、上記滅菌容器で
ある内缶１内の気体の配設を続けた状態のまま、この滅
菌容器内への清浄空気送り込みと、この送り込みの停止
とを交互に行なう事を特徴としている。
ポンプ４の運転を継続して行なう事で、上記滅菌容器で
ある内缶１内の気体の配設を続けた状態のまま、この滅
菌容器内への清浄空気送り込みと、この送り込みの停止
とを交互に行なう事を特徴としている。
即ち、滅菌行程終了後、乾燥を行なう場合には、真空
ポンプ４に通じる管の途中に設けた弁７を開いて真空ポ
ンプ４の運転を継続して行ない、内缶１内の気体を排出
し続けたまま、電磁弁８の開閉を交互に行なう。
ポンプ４に通じる管の途中に設けた弁７を開いて真空ポ
ンプ４の運転を継続して行ない、内缶１内の気体を排出
し続けたまま、電磁弁８の開閉を交互に行なう。
この結果、内缶１内の圧力は第１図に被線Ａで示す様
に変化し、内缶１内の温度は同図に実線Ｂで示す様に変
化する。
に変化し、内缶１内の温度は同図に実線Ｂで示す様に変
化する。
この第１図の実線Ｂと前記第３図の実線ｂとを比較す
ると明らかな通り、本発明の乾燥方法の場合、滅菌容器
（内缶１）内の温度が十分に上昇し、この滅菌容器に収
納した被滅菌物の乾燥を短時間で行なえる様になる。
ると明らかな通り、本発明の乾燥方法の場合、滅菌容器
（内缶１）内の温度が十分に上昇し、この滅菌容器に収
納した被滅菌物の乾燥を短時間で行なえる様になる。
（発明の効果） 以上に述べた通り、本発明の被滅菌物の乾燥方法の場
合、滅菌処理後の被滅菌物の乾燥を短時間で行なう事が
出来、滅菌処理作業の能率化を図る事が出来る。
合、滅菌処理後の被滅菌物の乾燥を短時間で行なう事が
出来、滅菌処理作業の能率化を図る事が出来る。
第１図は本発明の被滅菌物の乾燥方法を実施する場合に
於ける、滅菌容器内の温度と圧力との変化状態を示す線
図、第２図は滅菌器の構造の１例を示す略断面図、第３
図は従来の乾燥方法を実施する場合に於ける、滅菌容器
内の温度と圧力との変化状態を示す線図である。 1:内缶、2:蒸気ジャケット、3:外缶、4:真空ポンプ、5:
フィルタ、6:吸気管、7:弁、8:電磁弁。
於ける、滅菌容器内の温度と圧力との変化状態を示す線
図、第２図は滅菌器の構造の１例を示す略断面図、第３
図は従来の乾燥方法を実施する場合に於ける、滅菌容器
内の温度と圧力との変化状態を示す線図である。 1:内缶、2:蒸気ジャケット、3:外缶、4:真空ポンプ、5:
フィルタ、6:吸気管、7:弁、8:電磁弁。
Claims (1)
- 【請求項１】被滅菌物を収納した滅菌容器に滅菌用の水
蒸気を送り込む事で、上記被滅菌物を滅菌処理した後、
水蒸気によって濡れた被滅菌物を乾燥させる、被滅菌物
の乾燥方法に於いて、真空ポンプの運転を継続して行な
う事で、上記滅菌容器内の気体の排出を続けた状態のま
ま、この滅菌容器内への清浄空気送り込みと、この送り
込みの停止とを交互に行なう事を特徴とする、被滅菌物
の乾燥方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63296010A JP2711117B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 被滅菌物の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63296010A JP2711117B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 被滅菌物の乾燥方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02142567A JPH02142567A (ja) | 1990-05-31 |
| JP2711117B2 true JP2711117B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17827958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63296010A Expired - Lifetime JP2711117B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 被滅菌物の乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2711117B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102538412A (zh) * | 2012-02-28 | 2012-07-04 | 宏芳香料（昆山）有限公司 | 一种用于膏状物的干燥设备及其干燥方法 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63296010A patent/JP2711117B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102538412A (zh) * | 2012-02-28 | 2012-07-04 | 宏芳香料（昆山）有限公司 | 一种用于膏状物的干燥设备及其干燥方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02142567A (ja) | 1990-05-31 |
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