JPH0410840Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410840Y2
JPH0410840Y2 JP10346489U JP10346489U JPH0410840Y2 JP H0410840 Y2 JPH0410840 Y2 JP H0410840Y2 JP 10346489 U JP10346489 U JP 10346489U JP 10346489 U JP10346489 U JP 10346489U JP H0410840 Y2 JPH0410840 Y2 JP H0410840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
sterilization tank
exhaust
sterilization
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10346489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0343849U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10346489U priority Critical patent/JPH0410840Y2/ja
Publication of JPH0343849U publication Critical patent/JPH0343849U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410840Y2 publication Critical patent/JPH0410840Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば医科用の機材、衣類等を滅
菌する蒸気滅菌装置において、各種細菌の滅菌処
理系外への漏出を防止するための排気フイルタ装
置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、蒸気滅菌装置は、被滅菌物を蒸
気雰囲気中で滅菌処理する装置であり、滅菌槽
と、この滅菌槽のまわりを取り囲む蒸気チヤンバ
ーとによつて2重構造の缶体より成つている。こ
のような蒸気滅菌装置には、この蒸気チヤンバー
に対して、給蒸ラインを介して蒸気発生器が、又
滅菌槽に対して、給気ラインを介して給気源が、
さらに真空吸引ラインを介して真空ポンプがそれ
ぞれ接続してあり、前記蒸気チヤンバーと滅菌槽
との間に蒸気経路を備えている。そして、使用に
当たつては、まず、前記蒸気発生器からの蒸気を
前記蒸気チヤンバー内に導入して、前記滅菌槽内
を加温する。この状態で、真空ポンプを駆動する
ことによつて前記滅菌槽を真空吸引し、しかる
後、前記蒸気チヤンバー内の蒸気を前記滅菌槽室
内に導入して滅菌槽内の被滅菌物を滅菌する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記蒸気滅菌装置において、真空吸
引時に系外に排出される空気や蒸気、或いは凝縮
したドレン中には、大抵の場合、被滅菌物を汚染
していた各種の菌が存在しているため、これら雑
菌が外部に漏出したり、真空ポンプや各種配管中
に残留して増殖する等の不都合が生じる。そのた
め、近年の蒸気滅菌装置には排出物をタンクに集
めて後処理を行うようにしたものや、各配管の途
中にフイルタを入れたりしたものが多く見受けら
れる。
特に、排気系配管に用いるフイルタは、蒸気や
空気を通し、雑菌類を捕捉するという点から疎水
性の濾過精度の高いものを用いる必要があるが、
この種フイルタは、周囲温度の影響等で蒸気が凝
縮し、水滴となると目詰まりを生じる。このよう
に、フイルタが目詰まり状態となると、滅菌槽内
からの空気及び蒸気の排出ができず、後行程での
滅菌不良が生じたり、真空ポンプに過負荷が加わ
るという問題が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を解決するためになされ
たもので、滅菌槽内の排気を行う排気経路の途中
に、除菌用のフイルタ装置を設置した蒸気滅菌装
置であつて、上記フイルタ装置が、フイルタハウ
ジングをとり囲むように蒸気ジヤケツトを備えて
いることを特徴とする蒸気滅菌装置である。
〔作用〕 この考案に係る蒸気滅菌装置によれば、フイル
ターハウジングの外側に蒸気ジヤケツトを設け、
この蒸気ジヤケツトに、蒸気発生装置から給蒸す
ることにより、フイルタエレメントを蒸気の結露
温度以上に加温し、上記フイルタエレメントの目
詰まりを防止することができる。
〔実施例〕
以下、この考案になる蒸気滅菌装置について、
図面に示す具体的実施例に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案に係る蒸気滅菌装置の概
略を示すものである。図中、1は2重缶構造の缶
体で、内部が滅菌槽1aに、また外部がそれを取
り囲む蒸気チヤンバ1bにそれぞれ構成されてい
る。2は外部蒸気源に接続された蒸気入口で、弁
Bを開くと、蒸気は、給蒸路3を通つて蒸気チヤ
ンバ1bに流入する。
4は空気フイルタ、5は空気フイルタを電磁弁
Cを介して接続した空気流路であり、その他端
は、前述の滅菌槽1aに接続されている。同様に
滅菌槽に接続された排気経路6は、途中電磁弁
D、排気フイルタ装置8、逆止弁K及び真空ポン
プ9を経て排出口13に達している。
一方、蒸気チヤンバ1bに対してその一端が接
続された蒸気流路14は、途中電磁弁Aを介し滅
菌槽1aに接続されていて、蒸気流路15と、途
中電磁弁Eを介してドレンポツト12内に導かれ
る蒸気流路16に分岐している。
かかる蒸気流路16中、ドレンポツト12と電
磁弁Eの間には、電磁弁Fを介して排蒸路17
が、また電磁弁Gを介して排出路18がそれぞれ
接続されている。さらに、排蒸路17は、途中真
空ポンプ9を介して、また排出路18は、途中逆
止弁Jを介していずれも排出口13に接続されて
いる。
ドレンポツト12は、滅菌槽1aより流下する
ドレンを一時的に溜めるためのものであつて、該
ドレンポツトの下部に接続した蒸気流路16か
ら、滅菌時には、蒸気がドレン排出路11を通つ
て滅菌槽内に流入し、またドレン排出時には、ド
レンポツト内のドレンが電磁弁Gを通つて排出路
18より排出される構造である。
蒸気チヤンバ1bの底部に一端を接続した経路
10は、途中スチームドラツプH、逆止弁Iを介
して排出口13に接続されている。
上記排気フイルタ装置8は、第2図に詳細に示
すように、略円筒状のフイルタハウジング20内
に、疎水性の高精度濾過用のフイルタエレメント
21を収容し、更に、上記フイルタハウジング2
0をとり囲むように蒸気ジヤケツト22を設けた
ものである。そして、蒸気ジヤケツト22の給蒸
口23には、給蒸路3における電磁弁Bの下流か
ら分岐する経路24を接続してあり、排出口25
から延びる排蒸路26は、ドレン排出路10にお
けるスチームトラツプHの上流側に接続してあ
る。
以上のような構成下において、その動作を順に
追つて説明する(以下、各弁は開と明示されない
限り閉じていると考える)。
先ず、被滅菌物を滅菌槽1aに搬入後、出入口
の扉を閉鎖する。
1 準備行程 電磁弁Bを開くと、蒸気入口2より給蒸路3通
つて蒸気チヤンバ1bに蒸気が送り込まれ、滅菌
槽1aが予熱される。
同時に、蒸気入口2からの蒸気は、給蒸路3よ
り分岐する経路24から排気フイルタ装置8の蒸
気ジヤケツト22に送り込まれ、フイルタハウジ
ング20内を所定の温度(即ち、蒸気の凝縮温度
以上)に加熱・保温する。尚、この蒸気チヤンバ
並びに蒸気ジヤケツトへの蒸気供給は、全行程を
通じて行われ、蒸気チヤンバ中並びに蒸気ジヤケ
ツト中で凝縮したドレンは経路10を通つて排出
口13へ排出される。
2 真空行程 電磁弁Dを開き、真空ポンプ9の駆動で、排気
経路6を通して滅菌槽1a内の空気を排出する。
このとき、槽内空気は排気フイルタ装置8を通し
て濾過されるので、被滅菌物に付着した雑菌によ
る汚染は、該排気フイルタ装置8までで、排出口
13より排出される空気は浄化されている。
次いで電磁弁Dを閉じ、蒸気流路15途中の電
磁弁A及びEを短時間開いて、蒸気チヤンバ1b
より蒸気を蒸気流路14,15,16を通して1
a内に導入する(尚、この場合においては、電磁
弁Fは閉で蒸気流路14,15より蒸気を導入さ
せてもよい)。この排気並びに蒸気導入を交互に
数回繰り返し行うことで、被滅菌物中に含まれる
空気を充分に排出し、後の滅菌行程における蒸気
の加熱むら等を軽減する。
上記の排気並びに蒸気導入を繰り返す際に、排
気フイルタ装置に蒸気が流入するが、この蒸気
は、フイルタハウジング20及びその内部のフイ
ルタエレメント21が上述の如く加熱・保温され
ているため、凝縮することがなく、従つて、この
排気フイルタ装置は目詰まりを生じることなく、
滅菌槽1aから排出される空気及び蒸気を浄化す
る。
このときに滅菌槽1a内に生じるドレンはドレ
ン排出路11を通つてドレンポツト12に溜めら
れる。
3 滅菌行程 十分に滅菌槽内の空気を排除した後、再び電磁
弁A,Fを開き、蒸気流路14,15,16を通
して滅菌槽1a内を高温高圧の蒸気で充満させ
る。
このとき、蒸気流路16を通して滅菌槽1aに
流入する蒸気は、途中、ドレンポツト12内に滞
留するドレン内に噴出し、前述の真空行程等で生
じた初期のドレン中に生存しているとおもわれる
雑菌を十分に滅菌する。
4 排気行程 滅菌行程終了後、電磁弁A及びEを閉じ、滅菌
槽1a内への給蒸を中断する。次いで、電磁弁G
を解放し、滅菌槽1a内の蒸気並びにドレンポツ
ト12の内のドレンを排出口13より排出する。
尚、このドレンや蒸気は、滅菌行程終了後のもの
であり万が一にも生存する雑菌を含む心配はな
い。
5 乾燥行程 排気行程により滅菌槽1a内の圧力を大気圧近
くまで下げた後、電磁弁Gを閉じて、乾燥行程に
入る。まず、電磁源Fを開き、真空ポンプの駆動
によりドレン排出路11及び排蒸路17を通して
滅菌槽1a内を減圧し、被滅菌物の湿気を排除す
る(真空乾燥)。
次いで電磁弁Cを少しの間開き空気フイルタ4
を通して清浄な空気を一時的に滅菌槽1a内に導
く。
この動作を繰り返し行い、十分に被滅菌物を乾
燥させる。
6 取り出し 乾燥行程終了後、電磁弁Cを開いて、滅菌槽1
aを空気フイルタ4を介して外部と通じさせ、大
気圧と同圧にする。また電磁弁Bは閉じられ、蒸
気チヤンバ1bへの給蒸は停止する。
この後、滅菌槽1aの扉を開き、被滅菌物を取
り出し全行程が終了する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係る蒸気滅菌
装置によれば、滅菌槽からの排気と共に放出され
る雑菌類を捕捉するフイルタ装置は、常に蒸気の
凝縮温度以上に保たれるため、従来のように凝縮
水によつて目詰まりを起こすことがない。そのた
め、真空行程等において滅菌槽内の空気並びに蒸
気の排出が確実に行え、従つて、後行程の滅菌処
理も確実に行うことができる。更に、上記真空行
程において、滅菌槽内の空気及び蒸気の排出に用
いられる真空ポンプ等の排出装置に過負荷が加わ
ることも防止できる。
更に、本考案において、フイルタ装置の加熱・
保温に用いられる蒸気は、滅菌装置への給蒸経路
から分岐させて供給することができるため、新た
な系流の蒸気配管を設ける必要がなくローコスト
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る蒸気滅菌装置の一実
施例を示す概略構成図、第2図は、その要部の拡
大図である。 1a……滅菌槽、8……フイルタ装置、20…
…フイルタハウジング、22……蒸気ジヤケツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 滅菌槽1a内の排気を行う排気経路6の途中
    に、除菌用のフイルタ装置8を設置した蒸気滅菌
    装置であつて、 上記フイルタ装置8が、フイルタハウジング2
    0をとり囲むように蒸気ジヤケツト22を備えて
    いることを特徴とする蒸気滅菌装置。
JP10346489U 1989-09-02 1989-09-02 Expired JPH0410840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346489U JPH0410840Y2 (ja) 1989-09-02 1989-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346489U JPH0410840Y2 (ja) 1989-09-02 1989-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0343849U JPH0343849U (ja) 1991-04-24
JPH0410840Y2 true JPH0410840Y2 (ja) 1992-03-17

Family

ID=31652299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10346489U Expired JPH0410840Y2 (ja) 1989-09-02 1989-09-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0410840Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149447A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Cosmo Project Kk 感染性廃棄物の滅菌方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3225843B2 (ja) * 1996-06-25 2001-11-05 ▲高▼崎科学器械株式会社 オートクレーブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149447A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Cosmo Project Kk 感染性廃棄物の滅菌方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0343849U (ja) 1991-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5362443A (en) Method and apparatus for disposal of medical waste
KR20080052565A (ko) 막 살균
CA1313021C (en) Process for sterilizing a tight enclosure and installation for performing this process
JPH05337169A (ja) 廃棄物を殺菌する方法及び装置
JP4791579B2 (ja) 滅菌装置、滅菌方法、蒸発システム及びそのような蒸発させるシステムの使用方法
JPH0410840Y2 (ja)
JP2005143513A (ja) 真空超音波洗浄除菌装置
JP2724595B2 (ja) 蒸気滅菌器
DK2614840T3 (en) Container for medical or dental instruments for placement in an autoclave
JPH0246357Y2 (ja)
FI68361C (fi) Foerintelseautoklav
US5976474A (en) Sterilizer with sterile discharge
EP0848958A2 (en) Autoclaves and methods of manufacture
JP2690518B2 (ja) ガス滅菌器に於ける残留ガス除去方法
JP3001928B2 (ja) 蒸気滅菌装置とその運転方法
JP3047738U (ja) パイプ又は密閉空間用自動燻煙消毒装置
JP2781008B2 (ja) ガス滅菌器の運転方法
JP3001935B2 (ja) ガス滅菌器の運転方法
JP3225843B2 (ja) オートクレーブ
DE19535127C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Desinfizieren von Abfällen
JP2895534B2 (ja) 蒸気滅菌器とその運転方法
JP2711117B2 (ja) 被滅菌物の乾燥方法
JP3512234B2 (ja) 小型蒸気滅菌器
IT202100030749A1 (it) Autoclave
JP2949274B2 (ja) 無菌圧縮空気の製造方法および製造装置